2022年05月29日

小さい、小さい肉食バエ

三股町

仕事部屋の外壁に体長5~7ミリ程度のハエが止まっていた。アシナガバエ科の一種だろう。
このくらいのサイズになると裸眼では厳しくて、最初は蚊がいるの?と勘違いしていた。

フラッシュを焚くやすぐさま飛び去ってしまう過敏なハエ。それでもプリ発光のないマニュアル発光だから1カットは手堅く撮影できる。
飛び去っても近くに着地、で2カット目を撮影、またや飛び去る、、、、と、イタチごっこのようなことを繰り返しているうちに見失ってしまった。
写真1
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350+FlashQ20U

小さい体とは言え口にはトビムシを捕らえていて肉食だとわかる。
落ち葉などの隙間で飛び跳ねるトビムシをどうやって狩るのだろうか、その現場を見てみたくなる。

〜ワイアレスフラッシュ Flash Q20U 

一昨日から使い始めた、Flash Q20U。
ポケットに入るほど小さい(59×80×29mm:トランスミッター外して)上に、カメラに取り付けたトランスミッターから電波送信でワイアレス発光ができ、あるいは通常のスレーブ発光でも使える。

ガイドナンバー20で光量は充分あり、フラッシュ本体の電源は、単三2本、トランスミッターはリチウム電池内蔵でUSB接続による充電方式(フル充電で80時間操作可能、120日スタンバイ可能、30分で自動OFF)。
マニュアル発光のみで、7段階可変。

アシナガバエの(写真1)は、カメラに取り付けたGODOX TT350と左手で支えたFlash Q20Uの2灯で撮影したもので、
Flash Q20U側はS1のスレーブ発光モードにしてある。S1は一回発光にシンクロするスレーブモードでかなり鋭敏、曇天時で天空にセンサー部を向けただけで発光する。ので、撮影しない時はセンサー部を地面に向けておくか電源オフにしておくと無駄な電池消耗をしなくて済む。S2モードはTTL調光のプリ発光に対応する。

写真2:コガタコガネグモ(撮影地:木城えほんの郷)
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建物の外壁に網を張っていたコガタコガネグモを、カメラに取り付けたトランスミッターで左手で構えたFlash Q20Uをワイアレス発光させている。
クモの網糸のテカり方や影の落ちる位置を案配しながらフラッシュの位置を決めた。クモの体のコントラストを出し、あえて影も活かす表現。

写真3:タイワンオオテントウダマシ(撮影地:木城えほんの郷)
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(写真2)のコガタコガネグモの網糸に絡まってはいたが、脚の関節から乳液状のものが滲出していることからもまだ生きていることがわかる。タイワンオオテントウダマシは身の危険が迫ると脚を縮めてから独特な臭いのする乳液を出す習性がある。網糸から救出するとすぐに動き始めた。コガタコガネグモもこの獲物には手こずっていたようだ。撮影法は(写真2)と同様。

写真4:クサカゲロウの一種
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灯りに飛来したクサカゲロウの一種。翅や体の透明感を強調するため、これもトランスミッターの電波送信で左後方から逆光気味にフラッシュ1灯をワイアレス発光させている。

写真5:Flash Q20 U  
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Flash Q20 U をカメラから離れた位置で支える時に、左手で持ちやすい取手付きボールを使った(写真5)。フラッシュの底部にある三脚ネジ穴を自作金具でネジ止めしており簡単に脱着ができる。

実はビューティディッシュ(オパライト)というディフューザーを自作するつもりだったが、まだ完成していない途中の段階。今はとりあえずストロボ本体の支持体でしかない。取手付きボール(百均)は水生昆虫の観察用として一度使っただけで転がしていたのがたまたまあった。

オパライトの効果は柔らかい光でありながら程よいコントラストで立体感を出すことができる。
夜間の1灯だけの照明では光を集光させたスポット光をよく使うので、これまで私は小さいグリッドを発光部前に取り付けているが、Flash Q20 U は筐体がごく小さいので被写体の条件によってはオパライトを使ってみたくなったという次第。

Flash Q20 U のワイアレス機能はなかなかのもので、トランスミッターとのペアリングも簡単で早い。トランスミッターのボタン操作で発光量の加減ができ、電源オン時のランプ表示もちょっと賑やかにオシャレ。スレーブ、ワイアレス、動画ライトなどのモード変更もモードボタンのプッシュだけで素早くでき、ランプ色表示で確認できるなど、操作が明快で簡単なのが良い。
もちろん、トランスミッターをフラッシュ底部に装着すれば、通常のクリップオンストロボとしても使える。またFlash Q20 U を複数台使った多灯撮影も可能なようだ。わずか二日間しか使っていないので、耐久性や安定性などがどうなのかはまだこれから。


posted by やまかます at 21:49| アブ・ハエ

2022年05月27日

だれのしわざ?

三股町 長田峡

朝一番、渓流沿いの自販機と水銀灯を見ておいた。
自販機にはカゲロウ類がポツポツ、残っていた程度。

水銀灯の一箇所、虫の集まりが最も多いポイントでは、地面にオオミズアオの翅が散乱していた。拾い集めて並べてみた。
よく見るとシンジュサンも1頭、混じっている。
オオミズアオだけだと思うが(しっかり調べていない)、左前翅の数のみで推算すると、8頭になる。

朝早くに鳥に食べられた可能性が高いが、タヌキやアナグマも怪しい。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

水銀灯の近くにあるイヌビワの枝に、コミミズクの成虫が止まっていた。
ミミズクはよく灯りに飛来するので、灯りと関係あるのかもしれない
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
posted by やまかます at 22:33| しわざ

2022年05月26日

異な場所にて

三股町

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
長田峡の水銀灯近くにいたヘビトンボ

朝一番、水銀灯や自販機に居残った虫を見に行ってみたがお目当ての虫はいなくて、オオミズアオの細切れになった翅が雨で濡れて黒い路面に張り付いていた。鳥に襲われたのだろうか。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
ミョウガの葉を食べていたコガネムシ。広食性でいろんな植物の葉や果実、花などを食べるけれど、特に好みの植物があるようにも思えない。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro 

脚の収まりがクヌギの葉にピタリと決まっている。なんでこんな長い脚なんだか。ホソガガンボ属には似たようなのが何種もいて、同定は難しいようだ。

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移動中だったのか枯れて倒れかかったアブラナの茎にじっとしていた、タイワンオオテントウダマシ

胸部についているピンク色の粒々はダニの一種。
いた場所は浴室の出窓下の草地。
成虫も幼虫も菌食で、梅雨の時期に産卵して幼虫が育つ場所はクヌギなどの朽木。
庭に野積みにしてあるクヌギ朽木材では毎年のように発生しているが、まだ卵だけは見ていない。

タイワンオオテントウダマシのキノコを食べる幼虫や蛹、羽化シーン、成虫などの写真を掲載したのは、
2018年に発行した「ふしぎいっぱい写真絵本シリーズ」の『きのこレストラン』(ポプラ社)。
テントウダマシ科の中でも特大で美麗の本種が、2007年に移転してきた当時、庭にいきなり現れてびっくりしたのも懐かしい。
当時の国内分布情報は長崎県対馬のみだったから、最初は目の前の事実をどう理解していいのか混乱してしまったのが正直なところ。もちろん生きた姿を見るのは初めてだった。
その後、県内では何箇所かの産地が知られるようになったけれど、昔からいたわけではなさそうで、県外からの外来種である可能性が高いようだ。なおさら、この虫との出会いには感慨深いものがある。




posted by やまかます at 21:26| コウチュウ

2022年05月25日

ホリカワクシヒゲガガンボ、ふたたび

三股町

昨夜灯りに飛来したキマダラコウモリ

見つけた時は玄関の外壁に止まっていたが体に触れるとすぐ飛び立って、サクラの梢に落ち着いた。はねが半開きになっているのは着地した直後のためで、落ち着いて静止しているときは葉巻の如く胴体を包むようにはねを閉じている。例年、この時期に飛来するけれど少ないのか一回限りだが、個体数が多いコウモリガも灯りにはあまり来ない。

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350 2灯

ネコノチチに飛来したコガタスズメバチをしばらく見てからクヌギに移動する途中、ヌサオニグモの網糸に絡められたヒゲコメツキのオスを発見。しばらくは食糧に不自由しないだろう。

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  OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX

台場クヌギの前でしばらく佇んでいると、枝葉の間を敏捷にすり抜けるようにして舞うガガンボがいた。いかにも探しものをしている様子に見える。昨日見つけたホリカワクシヒゲガガンボで、オスのようだ。
さらに2頭、3頭と目まぐるしく飛び交うようになった。

「おや!?みんなオスかな?」

飛んでばかりいるので網で捕らえてみると、最初の1頭はメスだった。
そこでさらにもう1頭網に入れてみると、今度はアンテナが大きいオスだった。網に一緒に入れてしばらくそのままにしておいたら交尾していたので室内に持ち帰り撮影してみた。
本種の雌雄を揃って見るのは初めて。写真画面右がメス。
胸部の色は個体差があるようで、メスは黒いけれどオスのように赤色のものもいるようだ。

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 OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX DE300 2灯 

オレンジと黒のコントラストが目を惹くホリカワクシヒゲガガンボ。ハチに擬態しているような本種のことを知ったのはつい最近のことで(実際、今朝は泥バチ類も一緒に飛んでいていかにも紛らわしかった)、それまではよく似ているベッコウガガンボと混同していたかも知れない(昨日はベッコウガガンボのことをついクチキガガンボと誤って書いてしまったけど)。

本種を知るきっかけは、昆虫写真家の森上信夫さんのブログ記事だったのだけど、偶然にも、本日発売になったばかりの森上さんの新著『虫のオスとメス、見分けられますか?』(ベレ出版)にも、雌雄の区別として写真が掲載されている。

本書は普通種を主に取り上げているけれど、普通種であっても雌雄の区別についてはあまり知られてなかった情報がいくつも詳しく紹介されている。昆虫の体のどこに注目して観察すれば雌雄の区別ができるか丁寧な解説と、いかにも虫好きの心に突き刺さるウィットに満ちたコラム記事など、森上さんらしい本に仕上がっている。

さてさて、、、、、

庭のビワの実を4個収穫して一個だけ(写真画面左下)試食してみた。皮はツルりんときれいに剥けた。まだ酸味が強めだけど甘くて美味しい!
残る3個はしばらく熟成させることにした。
今年はカラスに全部持って行かれないよう気をつけたいが、あちらも毎日のように偵察に来ている。
30センチほどだった実生幼木を移植して13年目のビワである。今は屋根を越す高さの立派な成木となった。
宮崎に移転してきた私たち家族の暮らしと共に成長したビワだけに思い入れもひとしお。

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posted by やまかます at 20:54| アブ・ハエ

2022年05月24日

ウラギンシジミの訪花

三股町



ネコノチチの小さな花が開き始め、小さいけれど蜜は多いのかハチ類を中心に昆虫たちには人気が高い。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14

今朝はコガタスズメバチ、ヤマトアシナガバチ、キボシアシナガバチ、アリ類、イチモンジチョウなどが来ていたが、
ウラギンシジミが飛来し、しかも吸蜜を始めたのには驚いた。
一箇所でずっと留まっているのでこれは日光浴かな?と迷ったけれど望遠レンズで確認すると、たしかに口吻を花に差し込んでいた。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14


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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

ウラギンシジミを撮影した後すぐ、カラムシの葉裏にベッコウガガンボとは明らかに違う、ホリカワクシヒゲガガンボのメスを見つけた。本種を庭で見たのはこれで2回目。
かなり神経質でそっと近づいてもすぐに逃げられてしまった。背面からも撮影しておきたかったのだが。

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

ツマグロバッタの幼虫は仕事部屋のすぐ外のススキにいた。
翅芽の大きさなどから、4齢(亜終齢)だろう。

昨日はカワセミ若鳥を載せたけれど、今の時期、巣立ビナの姿や囀りをあちこちで見聞きする。
今日は林の梢で親鳥について行く、シジュウカラやコゲラの若鳥の声が賑やかに聴こえていた。
posted by やまかます at 20:23| チョウ

2022年05月23日

川辺を歩いてみた

都城市 神柱公園

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        OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

神柱公園の中を流れる川沿いにはシダ植物のトクサが多く生えている。本種は水辺や水中に生える多年草だが、栽培されたものが増えたのだろうか。

トクサを眺めていたら、クビキリギス類のオスがいた。翅端が尖っているのでオガサワラクビキリギスでいいのだろうか?微妙だけど。

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        OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

カラムシの葉裏には初々しい、ウメスカシクロバが潜んでいた。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

カワセミの若鳥がいた。今年生まれでお腹はまだくすんだ色をしていて、仕草にも幼さが窺える。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

三股町

庭のビワの果実が色づいてきた。今年は一個くらいは試食できるだろうか。
理由はわからないが、熟れる前に亀裂が入るものもある。

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO GODOX TT350
posted by やまかます at 21:27| バッタ

2022年05月22日

インクブルー

三股町

庭にはドングリから成長したミズナラの若木が3本あって、クロナガタマムシが葉っぱのヘリを食べていた。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

食事の合間に時々翅を広げては丹念にクリーニングをする。これはチャンスとばかりしばらく様子を見てみた。腹拵えと身繕い、そして日陰での休憩を交互に行うようだった。
それでようやく腹部背面が輝くインクブルーを写し止めることができた。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

都城市 神柱公園

目下進行中の企画本の仕事で、ヒトスジシマカを探しに出掛けた。

我が家でヤブ蚊といえばヤマトヤブカがほとんどでヒトスジシマカは滅多に見ないからだけど、わざわざヒトスジシマカを求めて出かけるのを面白がって嫁さんも同行した。神柱公園は街中なのでついでに買い物も済ませようというわけだ。
社殿裏の森の日陰に入るとお目当ての藪蚊は体にまとわりつくように集まってきた。

花で吸蜜している藪蚊はおらず、ヒメナガカメムシ属の一種が来ていた。
普通種とはいえヒメナガカメムシ属の同定は難しい。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
posted by やまかます at 19:38| コウチュウ

2022年05月21日

女王に会えたか?

延岡市 愛宕山 (5月19日)

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350  

嫁さんが言うには、どこからともなくいきなりズボンの膝に黄色いハチが止まったらしい。

「なんでここに来たの!?刺さない?」

一目でコマルハナバチのオスとわかったが、久しぶりの出会いで嬉しかった。
そっと私の指に誘導すると乗り移って、やたら口器を伸ばしてチュウーチューするのでくすぐったい。

「腹ペコなんじゃない?」

道端の花に持って行くとすぐに吸蜜を始めた。やはり腹ペコだったようだが、飛ぼうとはせず歩いては隣の花に移動する。
花は秋に咲くセンダングサ属のようだが、なんだろう?

三股町 (本日)

午後から雨は止んだが今日も気温は低め。クリ林で以前に見つけたリンゴコブガ幼虫の様子を見ていると、少し高い梢にベニオビヒゲナガのオスがいた。他にももう一頭見つかったが複数一度に見るのは初めてだ。

リンゴドクガ若齢幼虫も四日前に見つけたが、今日は近くに別の2頭を発見。どうやら3頭は兄妹のようだ。

明るい草原で佇む、ヒメジャノメのオス。まだ羽化して日が浅いのだろう、新鮮な翅に傷ひとつ無い。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14

posted by やまかます at 21:24| ハチ・アリ

2022年05月20日

モビング

三股町

高鍋町の銘菓、『和栗もなか』を頬張っていると、窓の外からスズメたちの騒ぎが聞こえてきた。

「オヤ!?これは何かいるんだよ、きっと」

そのうち、ガサゴソという草をかき分ける音もして、

「ほらね、やっぱりいるよ!」と嫁さんに声がけしてからそっと窓辺に近づいてみた。

スズメたちが警戒していた相手は、アナグマ、だった。
この時期になると例年、庭によく出没する。
地面をクンクンやりながら、ここぞとばかり前足でザックザックと掘っては鼻面を突っ込んでいる。
歩いているときにお腹の乳首が見えてメスだとわかった。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO (昨日、19日に撮影)

ときおりこちらに顔を向けるもなんら気にかける様子もない。庭や林の中の至る所に掘った穴が残っているけれど、草刈りをしたところは獲物探しにはちょうど良いようだ。少しは感謝して欲しいものだ。

今日は午後から雨になったが、午前中、フィールドを歩いておいた。
モンシロチョウは最盛期のようで気温が低いながら飛んでいる姿が多い。

枯れ草に止まっていた、枯れ葉擬態の名手、ホシヒメホウジャク

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

また出会えた、ベニオビヒゲナガのオス。今朝はカラムシの葉裏という目線よりか低い位置にいた。

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350



posted by やまかます at 21:46| けもの

2022年05月19日

クロギン、舞う

延岡市 延岡植物園

延岡植物園の駐車場に車を停めてフィールド歩きの準備をしていたら、作業員の方から別の場所へ移動して欲しいと言われた。
停めた場所の背後にトチノキ大木があり、枯れた太枝の伐採作業をするので危険ということだった。
作業員の方々の到着がもう少し遅れていたらいづれ園内アナウンスで呼び戻されることになったのだろうから、ちょうど良いタイミングだった。
伐採作業に興味があったので最初の数本を切り落とすところまで見学。
うちの林でもエノキの樹高を切り詰めたいのだが、長ハシゴと小型チェンソーなど必要になるし、作業の段取りも見習う機会になると思った。今朝の数人での作業を見ていて、道具類が揃ったとしてもやはり独りで行うのは危険を伴うと感じた。

園内を歩き始めてすぐ、タブノキの真っ赤なひこばえで、シャクガ類の若い幼虫を見つけた。種名はまだ調査中。

今日はアサザの咲く池に観察ポイントを絞って、まっすぐ池に向かった。

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

池にさっそく現れたのはクロスジギンヤンマのオス。

目の前で見るのは初めての嫁さんは「キレイ!」と声を上げている。

グルグル、池の上を飛翔するオスは諦め、まずは水面に降りて産卵を始めたメスを撮影。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

やがてオスが来てガサガサと激しい羽音を残しメスをさらって林奥へと消えてしまった。もう一頭あとから来て産卵をしていたメスもこれまたオスに持って行かれた。

オスは次々とやって来て新顔が池の上をグルグルと偵察飛翔を繰り返し、時々、オス同士の激しい追飛と取っ組み合いが起きる。

目まぐるしい飛び方が続く中でほんのたまにホバリングも行う。静止している瞬間は2秒そこそこだろうか。
ホバリングの場所もおおよそ決まっているけれど、カメラのファインダーに捉えるのはそうそう簡単ではない。

横で見ている嫁さんが、

「ほら来たよ!今の撮ったんでしょ!?え!撮ってないの!」

「今度はまるで撮って下さい、と言わんばかりに目の前にピタッと止まっていたでしょ。ええ〜!撮ってないの嘘でしょ!」

「そう言うけど、フレームに納めるだけでも難しいし入ってもほんの一瞬だよ、フォーカスがピタリとは決まらんのよ」と弁解する私。

「タダなんだからさ〜、バンバン撮ればいいのよ!」

そう言い放って「こんなの適当に撮ってれば撮れるでしょ。私の携帯で撮れるわよ」と携帯でバシャバシャ撮ってから、

「ホラ、今撮ったこの画面の中のどこかに写っているはず」と言って画面を覗き込んでいる。

「そんな簡単なら苦労しないよ。繊細な作業なんだよ、、、、、アレ〜?
なんだよAFゾーンを広く設定していなかったなあ」と私。

「1時間近くもやってて今頃そんなことに気付くわけ〜」と、呆れる嫁さん。

まあそれもそうだなと、AFゾーン設定を「広め」に切り替えて、撮影制限時間を15分間延長して仕切り直し。
撮影ポジションを移動して心機一転したのも功を奏したか、ようやくなんとか2回だけフレームに捉えることができた。

0519クロスジギン-5199056.jpg
 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

「まあうちの林の下の池にもクロスジギンヤンマはいるけどね、こんなに数はいないし、池が大きくて撮影は難しいのよ。けどここ(延岡植物園)の池はこんなに小さくて目の前にクロギンが来てくれてなおかつ数も多い。だからこそ撮影もできるわけでね。お疲れ様でした」


posted by やまかます at 21:09| トンボ

2022年05月18日

湿原のグンバイトンボとクロコムラサキ

延岡市 北川町

先月19日に訪れた時とは川の水量も増し、季節も進行して様子がかなり変わっていた。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

コウホネの中には水中花となっているところもあった。雨の日が続いて水量が増えたせいだろう。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

宮崎では初めて見る、グンバイトンボ
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

まだテネナルな個体が多い中、連結産卵しているカップルもいた。写真は産卵を中断して移動したところ。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14

ヨツボシトンボは元気に占有飛翔をしていた。お気に入りの場所にススーッと戻ってくる。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

湿原についてすぐ、路上真ん中の獣糞に来ているクロコムラサキ(コムラサキ黒化型)がいた。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

翅の表を撮影したくて、嫁さんに追い立ててもらった。こういう時は誰かいてくれると助かる。
嫁さんが手を地面に打ちつける、すぐそばでジャンプする、勢いよく走り寄る、などあらゆる脅しをやっているうちに、クロコムラサキは順応したのか全く動じなくなってしまった。いやその大胆不敵な態度にこちらが根負けしてしまった。

「もういいよ、お疲れ様でした。食事の邪魔をするのはここまでだね」

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
posted by やまかます at 20:30| トンボ

2022年05月17日

赤い髭長蛾〜ベニオビヒゲナガ

三股町

日中、林縁の梢で休んでいるゲンジボタルの数が日に日に増えてきた。

ホタルのシルエットを仰ぎみているうちに、ベニオビヒゲナガのオスも見つかった。

過去の観察を振り返ると、概ね5月の半ばから末にかけて目撃しており、それ以外の時期では全く見ない。見つかる場所も林内か林縁であり、樹上に佇んでいることがほとんどで、明るい草地にはまずいない。花などで吸蜜する姿や何らかの採餌行動の観察も皆無だ。
学研の日本産蛾類標準図鑑によると本種の食草はわかっていないようだ。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14 GODOX TT350 

ベニオビヒゲナガは敏感で迂闊に近づくと逃げられてしまうことが多い。望遠レンズで撮影したあと、そっと枝ごと引き寄せて短焦点マクロレンズで再度撮影しようとしたが、やはり逃げられてしまった。

諦めきれずに梢をあちこち探していると、クリの葉裏にリンゴドクガの若い幼虫がいた。
他にもいないか卵殻などないか?とさらに探してみたけれど、成果無し。
このまま時々、成長の様子を見てみたいとは思うが、昨日載せたヤママユ3兄弟は今日になって3頭とも忽然と姿を消してしまった。予想通り高い梢に移動して見つけづらくなったのだと思う。天敵の脅威もある屋外で継続観察するのは難しい。

0517リンゴドク-3174122.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350 

ノアザミでカラスアゲハのメスが吸蜜していた。よほど飢えているかのようで花から花へと休む間もない。ノアザミの群落ではモンシロチョウとモンキチョウがこれも入り乱れるように飛び交っていた。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14 

午後5時過ぎ、仕事部屋でパソコン作業を見守っていると、窓の外にアシナガバチのシルエットが見えた。

角材の表面を削って巣材を集めている。この場所の角材はよほど削り易いのか巣材に適しているのか、毎年必ずアシナガバチが通ってくるので、すっかり削り跡が模様になって残っている。
写真は口いっぱい巣材を咥えて、飛び立ったところ。

で、午後8時、、、、、、、、。

暗くなった外から、カリ、カリ、カリ、、、、と音がする。
今夜はなんだ!? と懐中電灯で窓越しに照らしてみれば、ネコが角材で爪研ぎをしていた。
なるほど、角材の下の方は見ていなかった。

0517アシナガ-5177163.jpg
 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO



posted by やまかます at 20:46|

2022年05月16日

ヤママユ3兄弟

三股町

倉庫裏のハナウドが開花したのはつい数日前のこと。2メートル超まで伸び上がるのを毎日のように眺めていた。
この場所にハナウドが生えていることを2年前の今頃、初めて気付いたのだけど、昨年は茎を伸ばすこともなくもちろん花を見ることもなかった。何でだろう?成長の途中で何らかのアクシデントがあって茎が折れたとか?
今日は小雨もパラつき気温も上がらず、日差しも無く、訪れる虫の姿はほとんど無かった。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14

クヌギのヤママユ3兄弟は順調に育っており、今は銀バッチを付けた4齢。毎日、手近な葉っぱを引き寄せては食べ、ほとんど移動していない。食べる量も速度も増してきたので、そのうち葉っぱが足りなくなって引っ越しをするだろうからその時は見失わないよう気をつけねば。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14

庭のサクラでじっと佇んでいたのは、オドリバエ類の一種だろうか。

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0514オドリバエsp-5145646.jpg
 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro


庭の人工池から弱々しく飛び立ち、アジサイに縋るように着地した、ハラビロトンボ
人工池には羽化殻があった。
0515ハラビロ-5156163.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14

昨日の午前中に羽化したヤブヤンマはそのまま今日の午後過ぎまで留まっていた。
最後に見たのは午後2時半頃(写真)で、その次覗きに行った午後4時過ぎには姿を消していた。
昨日よりさらに寒く屋内でもずっとパーカーを着込んでいた程だから、ヤブヤンマも動くに動けなかったのだろう。

0516ヤブヤンマ-5166265.jpg
 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

posted by やまかます at 21:29|

2022年05月15日

リンゴコブガ幼虫

三股町

0515コガネムシ-5156015.jpg
 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

昨日の午前中に撮影したコガネムシが、今日も同じクサギの葉上にそのまま残っていた。気温が低いせいで動けないのだろうか、触角だけはほんの僅かだけど動かしていた。

クリの葉裏に、リンゴコブガの幼虫がいた。すぐそばに脱皮殻が残っているが、幼虫の姿も脱皮殻かあるいは鳥の羽毛のように見えて生きている毛虫には見えない。
予備知識がないとうっかり見過ごしてしまうところだが、脱皮ごとに頭殻を残しそれを弓状に積み上げるので一度憶えるとその特徴的な姿は逆によく目立つとも言える。写真の幼虫では8個の頭殻が見えるので、8回脱皮した9齢とわかる。
0515リンゴコブガ-5155918.jpg
 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

0515リンゴコブガ-5155938.jpg
 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

午前10時18分、林の中に設置してある人工池でヤブヤンマが羽化していた。
今春第一号かと思いきや池から少し離れたササにヤゴの抜け殻が一つだけ見つかった。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

薄手のパーカーを羽織るくらい気温が低く、翅を広げたのは午後5時過ぎてからだった。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
posted by やまかます at 18:15|

2022年05月14日

ビワとシュレーゲルアオガエル

三股町

ビワの果実が色付き始めた。仕事部屋の勝手口を出たところにあり、壁にはライトが設置してある。
毎晩、灯りをつけているのでビワに影響がないだろうか?と気にはなるが、果実は毎年ちゃんと熟していろんな生きものたちの胃袋に消えていく。袋がけをしないので、カラスにはよく持って行かれる。

シュレーゲルアオガエルは、ライトに飛来した虫が目当てでやって来たのだろう、でっぷりと肥えている。大きさからしても、メスかな。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

青空が出ている時間は小刻みで短かったが、気温は28℃近くまで上がった。

モンキチョウとモンシロチョウが乱れ飛んでいた。この時期は最盛期のようだ。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14

コガネムシ
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
posted by やまかます at 21:04| 両生類

2022年05月13日

騙されました、、いや老眼ゆえ

児湯郡 木城町

雨の中『木城えほんの郷』を訪れた。昨年の11月以来だからほぼ半年ぶりになる。
今日は今月末に開催を予定している「春のむしむし探検隊」のスタッフ打ち合わせだった。

えほんの郷の少し手前の河川に掛かっている「一歩橋」からの展望。
一歩橋はまさに一歩踏み誤ると、数十メートル下へと転落する恐怖橋。

0513ベッコウハナアブ-031788.jpg
 E-PL2  M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8

ツクシノイバラの花で、気温が低いせいかじっと固まっていたマルハナバチ。
てっきりそう思い込んだまま撮影して、帰りを急いでいたので画像チェックもそこそこ。

0513ベッコウハナアブ-031800.jpg
 E-PL2  M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8

自宅に戻ってパソコン画面で開いてはじめて、「アレ〜!? ベッコウハナアブ」と気づいた次第。
撮影時に背面モニターを使ったのもいけなかった。

さて、ベッコウハナアブは過去にも何度か見ているけれど、一番印象に残っているのは、愛媛県小田深山でニホンミツバチ養蜂を撮影した時のこと。
おそらく産卵のために飛来したか、それともそこで誕生したか、ニホンミツバチの巣箱に本種が止まっていたのである。

振り返ってみると、過去に撮影したのは全てフィルムカメラで、デジタル写真は1カットも無いと思う。
大きさもそこそこ、老眼を欺く見事なハチ擬態のベッコウハナアブ。これを撮影しておいて、それを忘れるなどということはまずあり得ない、、、、、と思う。

0513ベッコウハナアブ-031804.jpg
 E-PL2  M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8  ( 木城えほんの郷、池に浮かぶ野外ステージ、田んぼ )

昨夜、午後9時過ぎころ、仕事部屋の外から、カリカリカリと外壁を擦るような音が気になっていた。
「はて?何だろう、何者だろう?」

しばらく経っても怪しいカリカリ音は止まないので、長靴履いて外に出てみた(夜はマムシに用心してサンダル履きでうろつくことはしない)。
外壁を懐中電灯で照らしてみればすぐに音の正体がわかった。

0513マイマイカブリ-5123738.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14 GODOX TT350

「え!? マイマイカブリのしわざ、だったの〜」

アナグマの姿を想像していたので、意外な光景に肩透かしを食らった。
マイマイカブリは咥えたカタツムリを垂直方向に釣り上げようとして、ずり落ちるたびにカタツムリの殻が外壁を擦る音だった。なぜに高い場所へ行こうとしていたのか?
理由はよくわからないけど、マイマイカブリにとってカタツムリの体重は持て余すほどあったようだ。
外では音はほとんど聞こえないのだけど、屋内ではなぜかよく響いていたのだ。

訂正:下線部の記述に誤りがあったので訂正します。

後日、ポジ写真を調べてみると小田深山で撮影したのは、シロスジベッコウハナブであった。
写真スリーブ袋のラベルには「ニホンミツバチの巣箱に飛来した。10月2日1996年」と書き記してある。
写真では確かに巣箱の出入り口に構えている。
0516シロスジ-1002.jpg
撮影地:愛媛県 内子町(当時は小田町) 吉野川 (ポジ写真より)

さらに同年9月19日に撮影したシロスジベッコウハナアブの写真も出てきたが、スリーブにもフィールドノートを見直しても撮影場所の記載が無い。おそらく通い慣れた近場のフィールドであったかと思う。

0516シロスジ-0919.jpg
 (ポジ写真より)


posted by やまかます at 20:57| アブ・ハエ

2022年05月12日

ギンシャチホコのその後

三股町

先日、5月4日、ギンシャチホコの繭から成虫が羽化していた。

繭は昨年、12月19日にコナラの幹で見つけてあったもので、同じ幹にもう一個、繭があった。
そのもう一個の繭の中には寄生バチの繭が入っており、ギンシャチホコが羽化する数日前にこちらも羽脱していた。

0509ヒメバチsp-2092966.jpg
0509ヒメバチsp-2092971.jpg


寄生バチは本来なら自分が紡いだ繭に穴を穿って外に出た後、さらにギンシャチホコの硬い繭壁にも脱出口を穿つ必要がある。華奢な体つきだけど、それなりに鋭いアゴと筋力があるのだろう。けれど、私が繭をコナラの幹から剥がしてケース内に転がしてあったので、その二度手間は免れたわけだ。

一方、ギンシャチホコの成虫は羽化する前に蛹の頭頂にある突起でもって繭壁に圧力を掛け、自分の体がギリギリ通り抜けるだけの丸いハッチを開いて繭の外に出る。外に出てから高台へと移動して翅を伸ばす。寄生バチは流石にその秘密のハッチの仕組みまでは熟知していないのだろう。
繭壁の頂部近くにポッカリと開くようあらかじめ細工が施されているところは、イラガの繭とよく似ている。

ギンシャチホコの成虫が、硬い繭から脱出する様は是非見てみたいとは思うが、それがいかに難しいかは言うまでもない。
たいへん難しいけれど、ずいぶんと昔、別種のイラガでその羽化の様子を撮影したことがあり、
『里山の昆虫ガイドブック』(阪急コミニュケーションズ:2002年)や、『いのちのカプセル まゆ』(ポプラ社:2008年)に掲載している。

イラガの硬い繭の頂部に丸いハッチがパッかんと開き、そこからイラガの成虫が(正確には最初に蛹が)窮屈そうに出てくる様子を撮影するために、色々と作戦を考え、繭を集め(5個程度だったけど)準備したのも懐かしい。
考え抜いた撮影の段取りが整ったあとは、もちろんその瞬間を毎日待つ忍耐が必要だが、待つ時間帯を絞り込むことができたのは幸いだった。
当時はフィルムカメラでもあり、ストロボの露出や照明の具合なども細かく調整してその緊張感たるや、今とは比べものにならないが、もう25年も昔の話(1997年の7月)。

posted by やまかます at 21:56| ハチ・アリ

2022年05月11日

飛びたい!!キマワリ

三股町

昨夜、外灯に飛来した蛾は少なかったが、
キエダシャクは初めての登場。

ノイバラにつく本種の幼虫は自宅周辺ではこれまで全く見つかっておらず、2016年5月、ヤママユ飼育の撮影で訪れた長野県安曇野で久しぶりに出会えた。それ以前に撮影した記憶はいつだったかはっきりせず、ずっと昔、場所は埼玉県秋ヶ瀬公園だったような、、、、。
0511キエダシャク-3112437.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350×2


同じくシャクガ科の、エグリヅマエダシャク。燕尾服の裾を跳ね上げたような特徴的な止まり方をする。写真の止まり方ではその特徴が分かりづらいけど、家壁から地面に着地した後、コマユミの枝に飛び移った。
これもずっと昔、清瀬市の里山緑地保全林のキヅタで真冬に幼虫を見つけ、その当時私にとっては謎の幼虫で、それを飼育して正体を突き止めたのも懐かしい。多食性でいろんな植物で育つようだが、これも久しく幼虫を見ていないような気がする。

0511エグリヅマエダシャク-3112463.jpg
 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350×2

花壇のアメリカナデシコ(ヒゲナデシコ)で日光浴中のモンキアゲハ♀は、昼食後、窓越しに発見。

0511モンキアゲハ-5115362.jpg
 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

口吻が伸びているけど吸蜜していないことは、正面に回り込んで確認できた。
0511モンキアゲハ-5115366.jpg
 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

物置小屋の前の草上でモジモジ、上に行きたくて行きたくて、という、キマワリがいた。

その仕草から、「これは飛ぶな」と分かったので素早くプロキャプチャーモードでカメラを構えてみた。
まあしかし、モジモジがいかにも長く、思わず「飛びたいんでしょ!」と声に出そうになる。

0511キマワリ-5115374.jpg
 

やがて上翅をパッカんと持ち上げ、下翅がスッと差し出され、ようやく飛び立った。
飛翔するキマワリは初めて見るけど、飛翔といっても地面めがけて一直線に下降しただけだった。
さらにもう一度飛んだけれど、これまた滑空降下というもので、上空へと舞い上がる姿は拝めなかった。

0511キマワリ-5115440.jpg
 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
posted by やまかます at 20:37| コウチュウ

2022年05月10日

お団子の置き土産

三股町

朝一番、洗濯物を畳んでいた嫁さんが、
「コレ、どうにかしてよ!」と差し出したタオルに、きっちりと並んだ卵。

12個という数、大きさ、色からして、キマダラカメムシの卵と断定。

「昨日も成虫が窓にいたので外に逃したんだけど、、、、お団子みたいで美味そうじゃん、小さいけど、、、」

0509たまご-3102326.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro 

薄暗い林床ではハナミョウガの開花が始まっている。

ハナミョウガの葉っぱで幼虫が育つクロセセリは、この花でも吸蜜をする。以前その様子を見たのは、14年前の2007年5月で、見てはいるけど撮影は逃していた(ブログ『新開孝の昆虫ある記』より)。ハナミョウガの花に長い口吻を伸ばすクロセセリの姿は、それはやはり撮影しておきたい。

0509ハナミョウガ-3102391.jpg
      OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350 

ハナミョウガのすぐ傍にいた、小さなベニボタル類の一種
いかにも繊細で弱々しい姿に見えるけど、この仲間は写真での同定はとても無理のようだ。

0509ベニボタルsp-3102374.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350


百円ショップで思わず衝動買いした、小さな捕虫網。

カラーは何色かあって、網径が20センチ、縮めた長さ36センチ、最大84センチまで伸びる。これで、百円!
渋いカラーを好みで選んだけど、野原で落とすと見つけるのには苦労しそう。
しかしこの網は、主に外灯に飛来した昆虫の確保用として玄関に置いておくのでその心配は無用かもしれない。持ち出し禁止にすれば。
壁に当てた時に隙間ができないよう、網枠の片方を真っ直ぐに整形しておいた。 
まあ、もっとも強度のほどはどうだか、、、、、、。

0509捕虫網-3102409.jpg
0509捕虫網-3102412.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO




posted by やまかます at 20:45| カメムシ

2022年05月09日

クヌギカメムシ、羽化始まる

三股町

昨日撮影した謎のヤガを探してみたが、見つかった蛾類はギンツバメとタイワンキシタアツバ、くらい。
翅に痛みはほとんどなく新鮮な個体のようだったので、発生場所も近いのではないかと思える。

午前8時15分
シラホシカミキリが、ノブドウの葉裏で後食していた。筋状の食痕が目立つ。
すぐ隣のハゼノキには、ゲンジボタルのオスが2頭、休んでいた。メスはまだ見ていない。

0509シラホシカミキリ-5093143.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20

午前9時14分
アジサイの葉裏で定位していたクヌギカメムシ5齢幼虫。脚の踏ん張り方など、羽化が間近なことがわかる。
0509クヌギカメ-5093186.jpg
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20 GODOX TT350 

午前10時44分
羽化を終えて抜け殻も落としてあった。まだ体色は薄く、羽化してからさほど時間を経てはないようだ。
0509クヌギカメ-5093578.jpg
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO GODOX TT350 

昨年の夏、ムツトゲイセキグモを初めて見つけたイヌビワの場所に立って、ふと足下をみると、スジグロシロチョウの交尾カップルがいた。止まっている蔓は、ツルコウゾ。

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OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
posted by やまかます at 20:11| カメムシ

2022年05月08日

謎のヤガ??→→→ スソミダレアツバ

三股町


0507サラサ-5074373.jpg
 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

昨日の午後、サラサヤンマ♂が占有飛翔をしているところへメスが飛来して、あっという間にオスがメスを捉えて「キ」の字になった所までは見届けた。けれどその直後にカップルの姿を見失い、近くの梢などを探してみたが見当たらず。林のへりをウロウロ探していたら、頭を下向きにして葉表に静止している蛾がいた。

最初はトビイロトラガかと思い久しぶりでもあったので撮影してみた。
撮影しているうちに、「アレ!? 雰囲気は似ているけど、トビイロトラガとはまったく違うじゃない」となった。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

いかにも想像力を掻き立てる、怪しい姿。何かに擬態しているようにも見えるし、目玉模様もあるようだし、いったいこれは、何者だろう!?

*後日、本種の種名についてご教示をいただきました。お知らせいただいた方々にお礼を申し上げます。

本種は、ヤガ科 シタバガ亜科 スソミダレアツバ Pilipectus prunifera (Hampson,1894) と判明しました。

これまでの採集記録は、山口県萩市、宮崎県宮崎市、鹿児島県志布志市などで、生息分布はきわめて局地的らしい。
食樹は、タブノキ。
宮崎県の記録は、宮崎市と日南市で稀とあった
(今坂正一 監修、岩崎郁雄 編『宮崎県昆虫目録 2020』:宮崎昆虫調査研究会 )。



※ブログへの質問などありましたら、連絡はこちらまで。
yamakamasu8810アットマークkhaki.plala.or.jp  (アットマークは@に)
posted by やまかます at 21:31|

2022年05月07日

帰ってきた、オオミズアオ

三股町

眠に入っているヤママユ幼虫3兄弟をチェックした後、仕事部屋のすぐ外にあるビワにオオミズアオを見つけた。

翅の傷などから、先日深夜、玄関の門灯に飛来したオスと同じ個体だろう。
昨夜は仕事部屋の外灯に飛来して、そのまま居残ったようだ。

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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

このように日中じっとしているオオミズアオなど、大型蛾類の多くは触ったりして刺激を与えると、まずは地面に落下し、そのあとは狂ったように翅をバタつかせて最悪、翅がボロボロになるまで暴れることがある。そんな時は慎重に手で掬ったのち速やかに上空へと投げ上げてやると、力強く舞い上がってより安全な場所へと自発的に移動させることができる。


庭を歩いていると足元からカサカサと翅の擦れる音がして、そのすぐ後にシオヤトンボの交尾カップルが花壇の石に着地するのが見えた。
ゆっくり近づいてからそっとしゃがみ込んでカメラを構えた途端、飛び去ってしまった。
しゃがむという動作が刺激を与えることは承知していたが、撮影アングルを選びたかった。けれど逃げられてはどうしようもない。
カップルは隣の耕作放棄された荒地に舞い降りたので、急斜面を慎重に降りて近づき、今度は撮影できた。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

posted by やまかます at 21:44|

2022年05月06日

仔蛙、どこへ行く

三股町

お隣、鹿児島県のフィールドに出掛ける予定だったが、朝から雨となり取り止めた。
玄関に出てみると、タイル張りの上を小さなカエルたちが列をなすように歩いていた。

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14 FL-900R

なるほど、今日のこの雨を待っていたのだろう。ここぞとばかり一斉に下の池から林斜面を登り、うちの庭から家屋周辺までやって来たようだ。外を歩こうものなら仔蛙を踏んづけてしまいそうになるほど、数はやたらと多い。
体長1センチにも満たない仔蛙たちのあどけない表情やヒョコヒョコ歩く姿を見ていると、無事に大人のニホンヒキガエルまで成長を遂げることができるのだろうか?と心許無い。

居間の窓から庭を眺めていたら、ヤマガラが地面に降り立ち何度か仔蛙を啄もうとしていた。しかし、毒液でも感知したのか諦めて去って行った。

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14 FL-900R

仕事部屋のすぐ外のクヌギで育っているヤママユ幼虫3兄弟は、揃って3回目の眠に入っていた。
もうじき脱皮して4齢になる。

0506ヤマアミュ-3062176.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14 GODOX TT350

2年前(4月12日、2020年)に庭で撮影したハチ未同定種の写真が出て来た。
SF映画『スターウォーズ』に登場した、ダブルブレードのライトセーバーを使う、邪悪の戦士「ダース・モール」を思わせる風貌、にしては目がクリッとして頭も大きく可愛いのだけど、、、。
さて、カギバラバチ科なのかどうか? 真横からも撮影しておけば良かったと悔やまれる。

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 OM-D E-M5 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro


posted by やまかます at 21:26| 両生類

2022年05月05日

耕作放棄地の桑の木

三股町

谷津田に降りる手前の観察路脇で、ナルコユリの開花が始まっていた。
ナルコユリは4株が一直線上に並んでいて、両端の2株が花を付けている。真ん中に挟まれた2株は半分程度の背丈で花もなく、若い株だろうか。

0505ナルコユリ-5054218.jpg
 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

ギンツバメは今日で2頭目。先日は林内にいて、今日のは林縁で見つかった。
いづれも羽化して日が浅いと思える新鮮な個体。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

サラサヤンマが飛んでいる休耕田にいた、ヤマサナエ
昨日は、洗濯物を干していた嫁さんが「綺麗なヤンマがいるよ」と指さしている先に、春菊に止まったヤマサナエがいた。
このところ外を歩けばシオヤトンボとこのヤマサナエが必ず出迎えてくれる。

「シオカラトンボ、見なかった?」と嫁さんに聞けば、「いっぱいいるよ」との返事。
「それは、シオカラではなく、シオヤトンボという別種なんだよ」と私。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

すぐ近所、歩いて1分かな?の耕作放棄地には樹高3mほどの桑の木がある。
桑の木のすぐ後ろには柿の木があって、以前はこの柿の木が畑の脇にポツンと一本だけ植わっていた。
数年前から畑はササやセイタカアワダチソウに埋もれてしまい、さらに柿の木はキヅタに覆われてしまいどこに柿の木があったのかわからないほどになっている。柿の木は枯死寸前のようだ。
一方、桑の木は実生がグングン成長して今ではたくさん実をつけており、草藪をかき分けて樹下に立ち葉裏を仰ぐように見上げてみれば、抱卵中のヒメツノカメムシがいくつも見つかる。

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350




posted by やまかます at 21:58| カメムシ

2022年05月04日

モンキチョウの黄色いメス

三股町

蝶々の雌雄は、種類にもよるけれど飛び方を見ていると、どちらなのかわかる。

家庭菜園のシュンギクの花を訪れ、熱心に吸蜜しているモンキチョウがいた。
花から花へと俊敏に飛び移り、サッと離れた後の飛び方でまさにメスとすぐわかった。

モンキチョウのメスはほとんどが白色型だけど、稀に黄色型もいて、この場合は翅の紋様で雌雄の判別は難しいとされている。
けれど今朝のモンキチョウは地面近くに吸い寄せられるようにゆったり目に飛び、さらにシロツメクサにこだわり、そして、1回、2回、3回、と立て続けに産卵してから去って行った。
モンキチョウのオスは、白色型と黄色型のいづれのメスでも、どういうメカニズムかはわからないけれど、ちゃんと異性だとわかるのだろうと思うが、どうなんだろう?
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14

ケヤキの根本近くでコブのようにしか見えないナカキシャチホコを見つけられたのは、来客中のKさんだった。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

ナカキシャチホコの幼虫はクヌギやコナラでときたま見かけるけれど、成虫をそれもかなり新鮮な姿で見るのは初めてかも知れない。翅が擦れていると特徴を掴みにくいシャチホコで、ライトに来ていても本種と気づかずにスルーしていたのでは、と改めて感じた。

昨夜、午後11時20分頃、廊下を歩いていると玄関の扉にオオミズアオのシルエットを見つけ、さっそく外に出てみた。気温は低く肌寒い中、オオミズアオは羽ばたいて落ち着きがなく、柱に止まったところを撮影しただけで、すぐに夜空へと舞い上がってしまった。

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 EOS-5D MarkV SIGMA50mmMacro 270EXU

まあ、灯りに惑わされてここで一夜を無駄に過ごすよりかいいかと思いながら、暗闇に吸い込まれていくオオミズアオのオスを見上げていたら、クルクルと旋回したのち庭のサクラの梢に縋りつくように着地した。
今朝早く(午前5時)にはすでに姿は無く、深夜のうちに飛び去ったようだ。
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 EOS-5D MarkV SIGMA50mmMacro 270EXU Nikon SB-30





posted by やまかます at 22:13| レピ

2022年05月03日

ヒゴヒゲナガハナノミ

三股町

ツルウメモドキの花にはジョウカイボンをはじめ、ニホンミツバチやハナアブ類などが訪れていた。
花は小さいけれど多数が塊になって咲いている。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350 

ヒゴヒゲナガハナノミの交尾カップルが数組いて、写真はノビルのひと組(下がオス)。

メスを探しているのか、草のてっぺんに構えて触角をピコピコ動かしているオスが多数いた。
オスは徐に飛び立ってゆったり舞っては近くの草に着地して、を繰り返していた。飛翔する姿はホタル類にそっくりに見える。
本種は去年の同じ頃にも載せていた
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       OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350 

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14

昨日は気温が低かったせいか一度も姿を見なかったサラサヤンマが、今日はまた同じ休耕田の水路上で占有飛翔していた。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO 
posted by やまかます at 20:52| コウチュウ

2022年05月02日

今日はコウチュウ三昧

三股町

アカハネムシの一種
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 OM-D E-M1X  M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

ベッチン(別珍)のような前翅、この風合い、色彩は素晴らしいのだけど、鑑賞するにはルーペが要ります。

本気で飛ぼうとしているのか、何か迷っているのか、一旦は翅を広げて羽ばたいてみるものの、すってんコロリとでんぐり返る。
もともと飛ぶのは上手でないのか、まだ未熟なのか?
そもそも、アカハネムシ類を時間かけてじっくり観察したことがない、ことが気になった。


コガネムシが現れ始めた。
まずは腹拵え、スイバの果実をムシャリ、ムシャリ。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

こちらは、カラムシの葉をちょいと齧っただけで、場所替えしていた。カラムシは口に合わなかった?

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO


カラムシといえば、ラミーカミキリ。先月末頃からポツポツ、登場している。
今日出会った5頭はみなオスだった。
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 OM-D E-M1X  M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

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  OM-D E-M1X  M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

キウィで後食していた、ムネモンヤツボシカミキリ
毎日、キウィの蔓棚を覗いてみてはいるけど、今日、久しぶりに姿を見ることができた。ただし、この一頭のみで、まだ時期が早いのか、それとも数が少ないのだろうか。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

ナナホシテントウ
昨年の秋は極端に数が少なかったけれど、今年の3月以降に誕生した幼虫たちが順調に成長し、今ではあちこちで盛んに活動している。それにまだ蛹もいっぱい見つかる。
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 OM-D E-M1X  M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

「今日はコウチュウ三昧」、だけれど、、、、、、

居間の窓から、花壇のヒゲナデシコ(アメリカナデシコ)に来ているモンキアゲハ♀の姿を目にして、
慌てて玄関に置いてあったカメラを取りに走った。お腹減らしていたのか、ヒゲナデシコの花蜜が美味しかったか、花数多いせいか、カメラを引っ提げて戻ってきてもまだ吸蜜を続けていた。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
posted by やまかます at 21:57|

2022年05月01日

花蕾膨らみ、サラサヤンマ舞う

三股町

センダン
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

朝食中、窓の外にセンダンの花色がかすかに見えた。林に近づいてよく見ると、開花はわずかでほとんどがまだ蕾だった。樹高は10m近くあり花はその頂部についているし、周りは高さを競うようにカラスザンショウやアカメガシワに取り囲まれていて、樹間の隙間からようやく花を拝むことができる。

ハゼノキ
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

ハゼノキもまだ蕾が多いけど、開花もチラホラ見つかる。
花は小さいけれど、蜜はたっぷり出るのか花数が多いせいか、虫たち特にハチやアブ類がたくさん集まって、羽音がワンワンと梢から降り注いでくるのももう間近のことだろう。

ハゼノキの枝を引き寄せ、花の接写撮影をしていると、足下近くを素早く飛んでいくトンボがいた。
「ウン!? なんだ?」
休耕田の低い位置でホバリングしながらツイ、ツイ、ツイ、と小刻みに移動する。

「あ、サラサヤンマ!!!」

自宅林のすぐ脇にサラサヤンマがいて(初めてのこと)、さらにもう一頭がいて時折両者が激しく空中でもつれ合う。両者ともオスのようだ。
カメラの撮影モードを飛翔シーンに合わせて設定し、畦道に座り込んでしばらくサラサヤンマの撮影に集中してみた。
手が届きそうな近くまで寄ってくることもあり、広角レンズでの撮影も試みたけれど、構えた途端に寄って来ない。
今日は望遠レンズでの撮影のみとなった。

サラサヤンマ
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

自宅林に隣接する田畑は休耕田かあるいは耕作放棄地だが、休耕田の方は適度な湿地になって、サラサヤンマの生息に適した環境になっているのだろう。ここの休耕田は2年前までは隔年で稲作りが行われていた。

玄関前のシランには、ハラビロトンボ
シランの白花が今年は増えてきたし、赤花の方は庭のあちこちに拡散して花を咲かせている。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO 
posted by やまかます at 20:43| トンボ

2022年04月30日

キリギリスとコアオハナムグリ

三股町

キリギリスの幼虫。3齢くらいだろうか。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

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       OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

キリギリスとヤブキリの幼虫は同じ時期に現れ似た姿をしているが、慣れれば一眼で違いがわかるようになる。
どちらかと言えばキリギリス幼虫の方が人の気配に敏感なような気もするが、遭遇頻度が高いか低いかの違いであり、敏感さ加減にさして違いはないのかもしれない。
2年前、スズメが雛に運ぶ餌を定点カメラで記録したところ、ヤブキリ幼虫がきわめて多く、キリギリス幼虫は確認できなかった。やはり、ヤブキリ幼虫の方が多く、スズメにとっても見つけやすいのだろう。
なかなか近寄らせてくれない相手に、こういう時はやはり望遠レンズの出番だ。

コアハナムグリ 
あちらでもこちらでも、ノアザミの花に頭を突っ込み食事に夢中。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350 

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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350 

午前中はよく晴れていたが午後から俄に曇ってきた。夕方から予定していた草刈り作業を前倒しで早めに始めた。
今回は林の中の観察路と所々にある広場の草刈りを、下の谷津田の方から開始した。うちの林は南に向かっての斜面林なので、斜面の草刈りは下から上へとやる。上から降るように作業をするのは危険を伴うので、必ず下から上へと重力に逆らうように行う。
理想的には、観察路の三分の一程度でもいいから通年、土の地面が剥き出しであって欲しい。ハンミョウや狩りバチ類、あるいは花バチ類の営巣場所など、多様な生き物達の生活空間には欠かせないからだが、毎日多数の登山者が行き交う登山道とは違って、歩くのはほぼ私一人なので、踏み固めるまでには至らずあっという間に草や笹で観察路は埋まってしまう。なので、頻繁に草刈り作業をやって路面を保持する努力が欠かせない。いつまでこんなことが続けられるか、だが、、、。
posted by やまかます at 20:19| バッタ

2022年04月29日

ムネモンヤツボシカミキリとキウィ

三股町

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

お隣の果樹園ではキウィの開花が盛んになった。
今日は風が強く吹き荒れ昼頃まで曇っていたせいか、ハチ類の姿はほとんど無いけれど、カミキリモドキの一種が来ていた。

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

先日、コナラで見かけたムネモンヤツボシカミキリのホストがサルナシと知ってその時にはすぐ、キウィを思いつかなかった。実はここのキウィはコナラのすぐ横に植わっているのだ。

今日の昼過ぎ、キウィの新梢で後食しているムネモンヤツボシカミキリを見つけて、なるほど、サルナシとキウィは同じマタタビ科の同属であった、と改めて気づいた。
ちなみにキウィフルーツは、中国原産シナサルナシがニュージーランドで改良されたものらしい。

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       OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

気になって探してみれば、キウィの蔓の立ち枯れ部位に、小さな羽脱穴が2つ見つかった。おそらくキウィで発生したのだろうと思えた。
体長15ミリほどだが、鮮やかな黄色微毛に覆われた姿は目に焼き付くカミキリムシだ。こんなカミキリムシが身近な場所にいたなんて意外だったが、キウィが発生木に成長するまで数年を要し、そこへどこからか飛来したのであろうか?
これまで一度もこの辺りで見たことがなく、先日、コナラで初めて出会ったばかり。
しばらくはキウィの蔓棚から目が離せなくなりそうだ。

コナラに目を向けてみると、オオイシアブがコメツキムシの一種を捕食していた。
おそらく飛翔中のコメツキムシを目ざとくフライキャッチしたのだろう。

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

posted by やまかます at 20:26| コウチュウ