2026年04月10日

雨上がりのツマキチョウ

三股町

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ツマキチョウ♀ OM-1 Mark�U ED 50-200mm F2.8 IS PRO MC-14

昼過ぎまで強風と雨が続いた。
ようやく雨が止んだところで庭に出てみると、ツマキチョウのメスが低く舞っていた。
雨で足止めをくらって腹ペコなんだろう、カラスノエンドウやレンゲ、そしてまだ咲き残っていたムラサキケマンの花では念入りに吸蜜していた。
一見弱々しい飛び方だが、ときおり思い出したように吹きつける強風にもめげず、しっかりと空中で姿勢を保ち、花から花へと活発に移動していた。だがさすがに瞬発的な強風の圧には耐え切れず、身を任せて風下へと流れていくこともあった。

「ああ〜、飛ばされちゃったナ」と目で送ってから家に戻りかけると、なんと気丈なことか、しばらくして再び白い姿がわが庭へと舞い戻って来た。

      〜〜〜〜〜〜  機材のお話し 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

前にOMシステムの90ミリマクロレンズに三脚座を取り付けたことを書いた。メーカー純正の三脚座がないので、Canonの200ミリレンズ用のを流用した。
さて、CanonのRF100ミリマクロレンズにはメーカー純正三脚座がある。調べてみるとこの三脚座ではレンズがスムーズに回転できないようだし、脚部がアルカタイプクイックリリース仕様ではない。しかも結構な値段がする。そこで他社メーカーのものを購入して使っている。価格は純正の半値以下と格安。
Haoge LMR-RF100 というもので、アルカタイプクイックリリースであり、サイズもちょうどいい按配。レンズの回転はクリックも無いしスムーズとはいかないが、特にそこは気にしない。造りはしっかりしていて小さめで軽いため使い易い。

 
posted by やまかます at 21:41| チョウ

2026年04月09日

大きな毛虫、佇む

三股町

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       EOS-R5 MarkII RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM

谷津田の奥で青葉に色づいた、アカメヤナギ(画面手前)とクスノキ(画面奥)。
気温はそこそこ寒くもなく暑くもないが、今にも雨が降りそうなどんより曇り空。ハシブトガラスの営巣は今日も休みなく続いている。

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チュウガタコガネグモ幼体   EOS-R5 MarkII RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM

畦道の草むらで網糸を張っていたのは、チュウガタコガネグモの幼体。
成体の大きさではコガネグモの方が大きいけれど、今の時期ではコガネグモ幼体も同じくらいか小さい。

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シロヒトリ幼虫    EOS-R5 MarkII RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM

耕作放棄地の枯れ草に大きな毛虫が頭を下にして静止していた。
体長は5〜6センチはある。シロヒトリの終齢だろうか。 成虫の写真はこちら。

こんな目立つ場所にじっとしていると鳥に喰われてしまいそうだが、枯れ草に登ったのは何故だろう?
蛹化場所を求めて徘徊する姿はよく見かけるが、あるいはまだ食べ足りないので食草を探し歩いていたのだろうか。
posted by やまかます at 20:41| クモ・ガ

2026年04月08日

早朝の羽化

三股町

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クロヒカゲ   OM-1 ED 60mm F2.8 Macro Flash Q20�U

毎朝起きてまず行うのが、ライトトラップの点検。一晩に来る個体数はそれほどでもなく寂しいものがあるが、期待していないときに限って、ハッとするような虫が来ていることもある。まあ年に数件だろうか。

ライトトラップは仕事部屋の外壁に設置してあり、勝手口を開けてすぐの場所。今朝はリンゴドクガ数頭、ナカキシャチホコなどが来ていたが、黒っぽいチョウも家壁に止まっていた。よく見るとクロヒカゲだった。
「クロヒカゲが灯りに来ることもあるのか?」と一瞬思ったが、そうではなかった。
家壁についた蛹から羽化していたのだ。勝手口からでは、蛹殻がチョウの陰に隠れて見えなかった。

ライトトラップ台の下にはササが少しだけ生えていて、ここでは以前にもクロヒカゲの幼虫が育っていたことを思い出した。


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ツマキチョウ♂  OM-1 Mark�U  ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

隣のクリ園に降りてみると、薄暗い林のなかを漂うにツマキチョウのオスが飛んでいた。しかも、しばしば草地に降りては休憩が長い。花には一度も立ち寄らず少し移動してはすぐに着地。なんだかとてもお疲れのように見えたが、羽化したばかりの若いオスだったのかもしれない。

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シジュウカラ   OM-1 Mark�U  ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

野鳥たちは繁殖期に入っていて、巣場所を探したり営巣作業にと慌ただしい。
ハシブトガラスの夫婦は朝からずっと、巣材の枝を折りとっては巣場所へと持ち帰っていた。シジュウカラやヤマガラのつがいは、立ち枯れたアカメガシワに来ては巣場所を物色していた。
posted by やまかます at 20:31| とり・チョウ

2026年04月07日

無事に脱皮できたが、、、

三股町

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ツマグロバッタ   OM-1 ED 60mm F2.8 Macro

庭を歩いていたら、足元に小さい何かを発見。
しゃがんでよく見ると脱皮を始めたばかりのツマグロバッタ幼虫だった。1齢から2齢への脱皮だろう。
右後脚(画面奥側)を根本から失っていたが、脱皮してもさすがに再生していない。ナナフシのようにはいかないのだろう。

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シジュウカラ    OM-1 Mark�U  ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

アカメガシワの芽吹きとシジュウカラ。
この木はモズがよく使う止まり木で毎日、観ている。モズは、このアカメガシワのすぐ近くで営巣した。
posted by やまかます at 21:24| バッタ・とり

2026年04月06日

花香る、ハクサンボク

三股町

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 クマバチ♂   EOS-R5 MarkII RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM

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ハクサンボク    OM-3 ED 12-45mm F4.0 PRO

30センチほどの幼木を植えたのが6年前だが、今は人の背丈を超える。花数も年々増えて今年は庭中に独特な甘ったるい香りを漂わせている。
ハクサンボクの場所には元々、キンカンが植えてあった。しかし、枯死しては植え替えること2回、12年目にして再びキンカンを植え続けることには躊躇した。そんな時に、たまたまハクサンボク幼木との出会いがあった。

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サツマシジミ    EOS-R5 MarkII RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM

ハクサンボクの花蕾はサツマシジミの食草となるが、今日は成虫が吸蜜に訪れていた。

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ベニモンアオリンガ  OM-1 Mark�U ED 50-200mm F2.8 IS PRO MC-14  

脚立の上に登ってハクサンボクを撮影していると、光沢のある葉っぱ上に何かくっ付いているように見えた。

「はて?アレは何?」望遠レンズで覗いてようやく正体が判明した。ツツジで幼虫が育つ、ベニモンアオリンガだった。
繭越冬らしいので、この春に羽化したばかりの新成虫だろう。
posted by やまかます at 20:28| 樹木

2026年04月05日

エノキの芽吹き

都城市 山ノ口町

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ベニスズメ   EOS-R8 RF100mm F2.8 L MACRO IS USM

ライトトラップに来ていた、ベニスズメ。
羽化したばかりの新鮮な姿。

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ゴマダラチョウ終齢幼虫  EOS-R5 MarkII RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM

越冬幼虫はすでに脱皮して終齢となっていた。

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ホシアシブトハバチ♀  OM-3 ED 12-45mm F4.0 PRO Flash Q20�U  

エノキの小木で4頭のホシアシブトハバチのメスが産卵に勤しんでいた。 
写真では茎に刺し込まれた産卵管が透けて見えている。    
posted by やまかます at 19:35| ガ

2026年04月04日

二本の柿の木

今日の写真はうちの近所にある2本の柿の木で、いづれも12年ほど前に撮影したもの。

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Kさんの柿の木       EOS Kiss X6i EF-S60mm F2.8 マクロ USM (撮影:2014年1月29日)

冬の夕刻、そろそろ切り上げようかとふと見上げた稜線に、お二人の姿があった。
いつも散歩で出会う顔馴染みのご婦人方だ。咄嗟に柿の木のシルエットを入れてカメラを構えた。シャッターチャンスはわずかだったがギリギリ間に合った。

この柿の木は、Kさんの所有地にポツンとある甘柿。Kさんはこまめに草刈りを行い、道路沿いに続く細長い畑はいつも整然と手入れが行き届いている。作業に出る時は必ず飼い犬の「ベス」同伴だった。ベスはリード無しでのんびりあちこち徘徊していたが、Kさんが呼べばすぐに戻ってくるおっとりしたラブラドール・レトリーバー。時々はうちのチョロのところにも遊びに来たりしていた。

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Kさんの柿の木       EOS M3 EF-M11-22mm F4-5.6IS STM  (撮影:2015年5月2日)     

抜けの良い場所に立っているKさんの柿の木は、四季を通して色々な方角からカメラを向けてきた。
農地と湿原が広がる風景の中でアクセントとなる柿の木。振り返ってみると過去に撮った写真の数は多い。

kさんは大阪でサラリーマン生活を過ごしたあと、生まれ育った土地へUターンした。農地も多くあって田舎暮らしを楽しんでいる風だった。私たち家族が東京から引っ越してきた当初は、「都会からわざわざこんな田舎に引っ越してきて、あの家族はいつまで保つやろ?」と遠目に観ていた、ともあとで聞いた話である。柿の木のある畑はうちのすぐ傍なので、顔を合わせる機会も多く、引っ越して最初に一番の知り合いになった。何度かうちの家庭菜園の畑をトラクターで耕してくれたりもした。

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Sさんの柿の木       EOS-6D EF24-70mm f4L IS USM (撮影:2014年1月20日)

こちらは、Sさんの畑の隅にある柿の木。渋柿だったがKさんの柿の木よりか一回り小振りである。

Sさんも畑には繁く通い、長時間しゃがんで草抜きする姿をしばしば目にしていた。薪集めであちこちの林を訪れていた、元気なお婆ちゃんだ。ナタを振るう「コツン、コツン」という音がどこかしら聴こえてきて、「ああ、Sさんだな」と家にいながらも分かるのであった。たまにはうちの林に来ることもあって、そのときは必ず野菜を持って挨拶に来られた。

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Sさんの柿の木   EOS Kiss X6i EF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STM (撮影:2015年5月29日)

さて、、、、わずか12年ほどの年月を経る中で、上写真4カットの風景は一変してしまった。

Kさんの柿の木はまだ健在だが、周辺の畑は荒れて草藪となりアカメガシワやクワなどの灌木まで入り込んで、そこに畑があったこともわからなくなっている。柿の木そのものもキヅタにびっしり覆われてしまい、輪郭すら判然としない。
じつはもう数年前に、Kさんは亡くなっている。そのため、畑の手入れもまったく為されなくなって久しい。

そして、Sさんの柿の木だが、こちらは理由は分からないが数年前に根本から切り倒されて処分された。その後、Sさんも2年前に亡くなられた。ご高齢でありながら元気で畑にもずっと通っていたが、突然、ご病気で他界された。

フィールド巡り、散歩の折にはその都度、写真に納めていた二本の柿の木の風景は今ではすっかり変貌してしまった。
もう二度と同じ光景を眺めることは叶わない。家族同様に暮らしていたベスもチョロも、今はいない。

ちなみに、Kさんの柿の木の秋に撮影した写真が、『里山のことのは』(幻冬舎:2009年)の184-185頁に掲載されている。たわわに果実をつけた年であった。
posted by やまかます at 21:10| 風景

2026年04月03日

春の花と虫

三股町

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      OM-1 ED 60mm F2.8 Macro

レンゲの花で休む、ニシキリギリスの1齢幼虫。

今朝、孵化して地上に現れた幼虫で、まだ何も餌を摂っていない。

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      OM-1 Mark�U ED 50-200mm F2.8 IS PRO MC-14

庭のサクラにはクマバチやいろいろな昆虫が訪れている。
今日は、写真のミヤマカラスアゲハ♀のほか、カラスアゲハも来ていた。

ちなみにクマバチ♂のナワバリ飛翔が盛んになったのは今朝からで、せまい範囲に数頭が群れ飛んでいた。
空中でメスにマウントするオスも、2、3回見た。絡み合ったまま樹上に着地したペアがいたので急いで駆けつけたが、すぐに解けて散ってしまった。

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    OM-1 Mark�U ED 50-200mm F2.8 IS PRO MC-14

モンシロチョウがサクラで吸蜜するのを初めて見た。
これまで白いチョウではスジグロシロチョウしか見ていない。しかも写真のモンシロチョウは時間をかけてたっぷり吸蜜していた。
posted by やまかます at 18:09| バッタ・チョウ

2026年04月02日

雨上がり

三股町

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マイマイカブリ       OM-1 Mark�U ED 50-200mm F2.8 IS PRO MC-14

朝、雨で濡れた芝地を元気よく歩いていたマイマイカブリ。ここは玄関から出てすぐの場所。
早歩きなのでファインダー越しに追うのは難しいが、近づくと警戒してピタリと動かなくなった。

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ヤブキリ幼虫       OM-1 ED 60mm F2.8 Macro GODOX iT30pro

ヤブキリ幼虫は数が多いこともあって、脱皮シーンはよく見かける。午前中のことがほとんどだが、夕方のこともある。
うちの庭では同所的にキリギリス(ニシキリギリス)幼虫もいるけれど、ヤブキリに比べてはるかに少ない。

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ツマグロキチョウ       OM-1 ED 60mm F2.8 Macro

地面に這いつくばっていたら、すぐ目の前のレンゲで吸蜜を始めた、ツマグロキチョウ。
短いレンズだとここまで近寄るまでに逃げられてしまう。 待つともなく待っていると懐に飛び込んでくる虫は多い。

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シロスジヒゲナガハナバチ♂       OM-1 ED 60mm F2.8 Macro

連続写真の中に、前翅翅脈の特徴がしっかり写っているカットがあったので、ニッポンヒゲナガではなくシロスジヒゲナガと識別できた。
posted by やまかます at 20:49| チョウ・コウチュウ

2026年03月31日

付き添い、始まる

三股町

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      OM-3 ED 12-45mm F4.0 PRO GODOX iT30pro

雨上がりの自宅フィールドをいつものように歩く。
昨夜は雷雨が激しく、そして今朝になってもまだ風が強く吹いていた。定点カメラに近寄ったところで、ベニシジミの交尾カップルが目に入った。すぐ傍には花茎が立ち上がったスイバがある。
画面左がメスで、右のオスは翅がだいぶ擦れている。羽化してまもないメスを、オスはめざとく見つけたのだろう。メスの蛹殻を探してみたが、見つかったのはアルファルファタコゾウムシの繭だった。

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      EOS-R8 RF100mm F2.8 L MACRO IS USM GODOX iT32

クヌギの芽生えは木によって個体差がかなりあって、すでに花や若葉で梢が黄色く染まって見えるものから、ようやくほころびかけたばかりのものまで様々だ。
庭の中央にあるクヌギの芽吹きはまだだが、ここに産み付けられてあったクリオオアブラムシの越冬卵は知らぬ間に孵化し終えていた。孵化幼虫の数はあの夥しい卵の数よりはるかに少ない。冬の間に潰れたり、カビが生えたり、鳥に捕食されたりしたためだ。
活動を始めているクロオオアリが、アブラムシ達に寄り添っていた。アリのアブラムシに接する仕草には、労りや優しさすら感じ取れる。

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      EOS-R8 RF100mm F2.8 L MACRO IS USM

こちらのクヌギも冬芽はまだ閉じていてわずかに膨らんだ程度。
枝を舐めるように目で辿ると、すぐにシャクトリムシが見つかった。ハミスジエダシャクだろうか。越冬時に比べて明らかに大きくなっている。幼虫は芽吹く前の硬い冬芽でも齧って飢えを凌ぐ。そして若葉繁るまで着実に成長していく。
posted by やまかます at 19:35| チョウ

2026年03月30日

ミヤマカラスアゲハ♂の受難

三股町

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     EOS-R5 MarkII RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM

庭のレンゲをハキリバチの一種が訪れていた。腹部体毛にはオレンジ色の花粉をいっぱい集めている。
ハキリバチは、ミツバチに比べて黒っぽく頭でっかちな体型が特徴的で、遠くからでも見分けがつく。

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     OM-3 ED 12-45mm F4.0 PRO 

2年前の10月に倒れたカラスザンショウ枯れ木は、今もそのままの格好で横たわっている。

観察路に被さっているが、脇を抜けることができて通行には支障無い。支障はないし、先日切断したクヌギ倒木のような危険性もほとんど無い。けれど、ここを通るたび、正直鬱陶しくもなってきた。
カラスザンショウ倒木の全長は7〜8mはあるが、せめて観察路に被さっている部分だけでも撤去したくなった。
切断して断面積が増えれば、朽木を生活圏とする生き物の多様性も増すように思う。さて、切断作業をするとして、電源ドラムが追加でもう一台必要になるな、とか思案しながら現場を離れた。

観察路を池のほうへ下って行くと、倒木の頂部の場所に出る。頂部の四方に伸びていた枝は倒れた時点で切断してあった。ここでは枝が通行を妨げていたからだ。
そこを横目にさらに歩んだ先で、ふと足を止めた。

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      OM-3 ED 12-45mm F4.0 PRO GODOX iT30pro

なんと、目の前の足下にミヤマカラスアゲハのオスが佇んでいた。

その近さだとカメラを構える動作だけでも飛んで逃げてしまう、そう思って一瞬体が強張ったが、落ち葉に縋り付いている姿勢が不自然だ。
そっと近寄ってみたが、翅を少し動かしただけで飛び立つ様子はない。それもそのはず、両前翅後端が捩れている。羽化不全のようだ。手のひらに乗せてみたが、小刻みに震わせるだけで羽ばたくことができない。飛べない、ということはチョウにとっては死に直結する。そのうち鳥などに啄まれてしまうか、アリの餌食になるか。どうしようも無いが、せめてと思い庭に咲くミヤマキリシマの花上に置いてみた。



posted by やまかます at 17:34| チョウ・ハチ

2026年03月29日

ツバメシジミの卵

三股町

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       EOS-R5 MarkII RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM

うちの庭のサクラもかなり開花が進んだ。
近所の公民館のサクラでは咲いた先から花が地面に多数落ちていたが、ニュウナイスズメのしわざである。前にも書いたけれど、この地区にいるスズメは花蜜を吸わない。吸っているのはもっぱらニュウナイスズメの群れだ。

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ツバメシジミ♀       EOS-R5 MarkII RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM

ツバメシジミのメスが地面低くを舞っていた。レンゲの花から花へと移動を繰り返していた。

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ツバメシジミ産卵       OM-1 ED 60mm F2.8 Macro 

花から吸蜜するも、産卵行動が頻繁に見られた。

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レンゲ花蕾にツバメシジミの卵       OM-1 ED 60mm F2.8 Macro 

卵は蕾の根本近くに産み付けられる。多くは蕾と蕾の隙間に隠れて外からは見えづらい。

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       OM-5 Mark2 ED 90mm F3.5 Macro IS PRO MC-14 (深度合成20枚)

産み落とされたばかりの卵を、できるだけ速やかに室内スタジオで拡大撮影してみた。

〜〜〜 機材のお話し 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

倍率が高い撮影(あるいは長時間待機撮影)では、カメラと大型モニターをHDMIケーブルで繋いで大画面を見ながら作業を行なっている。

先日、はじめて気付いたのが、、、、、
カメラにHDMIケーブルを介して外部機器を接続すると、メニュー「コンピュテーショナル」にある「深度合成」や「フォーカスブラケット」など、いくつかの機能が使えない。この制限が掛かることは取説には載っていないが、グレーになって無効表示になったメニュー内には「HDMI接続のため」という注意書きが表示される。OM-5 Mark2とOM-1で制限が掛かるので、おそらくどのOMカメラでも同じ仕様のようだ。なぜ使えないのか理由はわからないが、できれば使えるように改善できないものだろうか。
posted by やまかます at 17:41| チョウ

2026年03月28日

水球、飛ばします

三股町

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      EOS-R5 MarkII RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM

朝は霧が濃くて、撮影しているうちにどんどん真っ白になった。外を歩くにしても一寸先がやっと見える程度。

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ツマグロオオヨコバイ     OM-1  ED 60mm F2.8 Macro  (比較明合成)

ヒメユズリハの葉裏にはツマグロオオヨコバイが多く佇んでいる。いづれも吸汁する合間に排泄を繰り返す。
お尻の先端に水滴が風船の如く膨らむや、一瞬にしてプチッと弾き飛ばす。

ミラーレスカメラが登場するまでは、連写を何度も何度も繰り返して、水滴がタイミング良く写り込むまでひたすら頑張ったものだが(ストロボも使い)、今ではそんな苦労も昔話になって久しい。

一度の排泄で一滴しか飛ばさないので、連続写真を一枚の画像に比較明合成してみた。1/1000秒ほどのシャッター速度だと水滴はピタリと止まって写る。できるだけすべてのカットで水滴にピントが合うように、カメラ位置を調整した。
posted by やまかます at 18:02| カメムシ

2026年03月27日

スズメのお仕事

三股町

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ツバメシジミ卵      OM-5 Mark2 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO MC-14

昨日、ツバメシジミが産卵していたのは、庭に生えているスズメノエンドウだった。
今日になって卵を撮影してみると、卵は2個付いていた。
スズメノエンドウの果実も花も小さくて貧弱だけど、こんなで幼虫が育つのだろうか?と気になる。

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スズメ      OM-1 Mark�U  ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

屋根の庇に設置してある巣箱で営巣しているスズメだが。
巣材を運び込む様子を窓から見ていると、カラムシの枯れ茎と巣箱を往復していることがわかった。

巣材にはカラムシ枯れ茎の繊維を引き剥がしていた。これは結構、力が要る作業のようで全身の力を込めて、「エンヤコラ!」とばかり奮闘している。細くて繊細な巣材を運び込んでいるのは、産座に使うためと思われ、それはすなわち巣の完成が近いのかも知れない。

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スズメ      OM-1 Mark�U  ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

人の気配にはとても敏感で警戒心は強いスズメだが、かと言って、家に人が住んでいないと彼らは営巣しない。
人と適度な距離を保ちつつ暮らしているスズメ。決して手乗りなどはしない、スズメ。じっと見つめると、そわそわして逃げてしまう、スズメ。 超身近だけど不思議な野鳥の、スズメ。
戻ってきてくれて、心安らかなになれる人=私。
posted by やまかます at 19:57| とり・チョウ

2026年03月26日

イチモンジチョウ蛹と春のチョウ

三股町

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イチモンジチョウ蛹      EOS-R8 RF100mm F2.8 L MACRO IS USM

昨夕、蛹化したイチモンジチョウの蛹は、しっかりと色付いていた。

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アゲハ♀      EOS-R5 MarkII RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM RF1.4×

うちのサクラはまだ数えるほどしか開花していないが、アゲハ♀が吸蜜していた。
尾状突起が2本とも欠けていることからも、羽化してからだいぶ日にちを経ているようだ。

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ツマキチョウ♀      EOS-R5 MarkII RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM RF1.4×

最初はモンシロチョウと見間違えたほど、大柄のツマキチョウ♀が目の前に現れた。
ツマキチョウは例年ならとっくに出ているところだが、今春はこのメスが初お目見え。アブラナで少しだけ吸蜜したあとは、庭をあちこちフラフラして、カラスノエンドウで吸蜜していた。ここに至ってようやく撮影できた。

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コチャバネセセリ       EOS-R8 RF100mm F2.8 L MACRO IS USM

アセビの花に着地して忙しく飛び立って行ったのは、コチャバネセセリ。

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トラフシジミ       EOS-R8 RF100mm F2.8 L MACRO IS USM

同じくアセビには、トラフシジミが2頭来ていた。いづれも、オスだった。

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トラフシジミ       EOS-R8 RF100mm F2.8 L MACRO IS USM

トラフシジミの後翅にある目玉模様を撮ってみた。お目目、パッチリ。
posted by やまかます at 18:03| チョウ

2026年03月25日

雨の中の蛹化

三股町

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昨夜来の雨に打たれて、水滴をまとったイチモンジチョウの前蛹。
冷たい北風もあってかなり肌寒い。こんな条件下でも蛹化するだろうか、と朝から様子を見ていた。

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午後4時57分、胸部背面の皮が裂けて蛹化(脱皮)が始まった。
始まる30分ほど前から兆候はあったので、雨の中こまめに庭に出て監視を続けていた。

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皮を脱ぎ終えると忙しくお尻をくねらせて、糸玉に尾端を繋ぎ止めることに努める。
午後5時の時報が鳴り響く中、ちょうど脱皮殻が落っこちた。

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        OM-1 ED 60mm F2.8 Macro
尾端がしっかり固定されるまでしばらくクネクネが続くが、やがて納得したのかじっと大人しくなった。
気温が低く雨も小粒とはいえ降り続けるなかでの蛹化。明日に持ち越すかな、と案じていたけれど明るいうちに蛹化を無事に終えた。
posted by やまかます at 19:33| チョウ

2026年03月24日

帰って来た、スズメ

三股町

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トラフシジミ      EOS-R8 RF100mm F2.8 L MACRO IS USM

アセビの花にコツバメの姿は見られなかったが、今日はトラフシジミが来ていた。

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デオキノコムシ属      EOS-R8 RF100mm F2.8 L MACRO IS USM

アブラナの花はピークを過ぎて、梯子のような果実が目立って来た。そこへアゲハが飛来したので目で追っているうち、草むらで佇んでいるデオキノコムシ属(Scaphidium)の一種に気付いた。

触角をピクピク、体を左右に揺らしているのは、風を読んでいるに違いない。これは飛ぶな!
すぐさま、撮影モードの設定を変えてカメラを構えてみた。

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      EOS-R8 RF100mm F2.8 L MACRO IS USM

予想は的中。飛び立った瞬間にシャッターを押し込んで間に合った。
朽木でよく見かける虫だが、飛んでいる姿を撮影したのは初めてかと思う。

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スズメの夫婦      EOS-R5 MarkII RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM

一昨年、昨年と2年続けて、うちの敷地内ではスズメの繁殖が見られなかった。
その原因があるとしても、まったく想像すらつかない。

以前は巣場所を巡って5番もが競い合って賑やかな時期もあり、あまりの騒ぎに辟易して、わざわざ巣箱を三ヶ所に設置したこともある。外壁の塗装工事を行った際に巣箱二つは撤去して、今ある巣箱は一ヶ所だけになった。
その巣箱を、今年は2月後半頃からひと番が頻繁に訪れるようになり、そして、今朝は仲睦まじい様子も見られた。巣材も運び込み始めたようだ。
posted by やまかます at 18:07| コウチュウ・チョウ

2026年03月23日

コツバメ、そしてサクラとイチモンジチョウ

三股町

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コツバメ♀     OM-1 ED 60mm F2.8 Macro Flash Q20�U

久しぶりのコツバメは、意外と大きく感じた。
今日は20℃を超え、陽射しがジリジリと肌を焼くほど強烈だった。庭のアセビの花に群れる虫の数も一気に増えて賑わっていた。コツバメは吸蜜を繰り返したあとに、花蕾の隙間に産卵もしていた。

直近でコツバメを見たのは、5年も前の2021年2月22日にことだった。それも一瞬飛び去る姿を見ただけで、写真に撮ったのは遡ること10年以上も前。庭のアセビは毎春観察しているとは言え見落としもあったかとは思うが、飛来しても個体数はせいぜい1頭程度と少ない。まさに一期一会のチョウだ。

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ハナムグリ     OM-1 ED 60mm F2.8 Macro Flash Q20�U

ハナムグリが頭を突っ込むには花が小さい気もする。それでもしきりと花粉や蜜を求めて花の間をゴソゴソ動き回っていた。ちょっとわかりづらいが、同じ画面内で花に潜り込んだヒラタハナムグリのお尻も見えている。

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イチモンジチョウ幼虫     OM-1 ED 60mm F2.8 Macro Flash Q20�U

サクラの幹に絡んでいたスイカズラで、イチモンジチョウの幼虫が糸玉を綴っていた。
陽射しに透けた透明感のある体色が目立って、そうでなければうっかり見落としていたかもしれない。
丹念に吐糸を続けて、しばらくすると糸玉にお尻を固定して逆さ吊りの姿勢になっていた。
ちなみに、サクラの花は昼過ぎになって4輪ほどが開花していた。今にも咲きそうな蕾は数えきれないほどに増えた。

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アシブトチズモンアオシャク    OM-1 ED 60mm F2.8 Macro Flash Q20�U

ライトトラップに飛来したアシブトチズモンアオシャク。家壁に張り付くように止まっていたが、近づくと飛び立ってクロガネモチの梢に潜り込んでしまった。
posted by やまかます at 19:58| チョウ・コウチュウ

2026年03月22日

早春の蛾とイモリ___OM 90mmマクロ用三脚座

三股町

仕事部屋の外壁に設置してあるライトトラップに、リンゴドクガとアカハラゴマダラヒトリ、ナチアオシャチホコ、の3種が飛来していた。
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リンゴドクガ   OM-1 ED 60mm F2.8 Macro Flash Q20�U

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アカハラゴマダラヒトリ    OM-1 ED 60mm F2.8 Macro Flash Q20�U

夜間、灯りに集まる昆虫を待ち構えている、ヤモリ。こちらも活発に動き始めたようだ。

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ヤモリ   OM-1 ED 60mm F2.8 Macro Flash Q20�U


〜〜 機材のお話し 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

OMシステムの常用マクロレンズは M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro で、
M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO を高倍率撮影専用として使い分けている。

90ミリマクロレンズはレンズ長が長いため(テレコンも付けるし)、三脚に据えるときには三脚座が欲しくなる。
三脚座で雲台に固定すれば、光軸はそのままで即座に縦位置にもできて便利だ。
このレンズには三脚座を取り付けるスペースがあるけれど、残念ながら専用三脚座は販売されていない。レンズ購入当初はいづれ発売されるのかと思っていたが、どうも事情あって実現しないようだ。
海外にはサードパーティ製の三脚座があるようだが、ふと思い付いて手持ち機材でなんとかなるような気がした。

故障してAFが効かなくなった、キャノンのEF200mm F2.8 L が、カメラ庫で眠っていた。このレンズには着脱可能な三脚座が付いている。さっそくこれを90ミリマクロレンズに巻きつけてみると、ピッタシ合う。
合うのだけど、ロックネジを締め込むことができない。
よく見るとネジの挿入穴(四角形)の片側をほんの1〜2ミリくらい広げるとロックできることがわかった。

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ロックネジの挿入穴

インパクトドライバーにリーマーヤスリ(金属製)を取り付け、下写真の黄色い部分を削ってみた。
三脚座の固定には卓上バイスを使った。ボール盤で削った方が正確だけど、広げた三脚座を卓上バイスに固定するとボール盤の台に納まらない。削る量は少しだし、ネジが通ればいいので多少いびつに削っても問題はない(改造作業は自己責任でお願いします)。

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わずか数分間の作業で、EF200mmレンズ用の三脚座が、90ミリマクロレンズにきっちりと固定できた。
もちろん、ロックネジを緩めると光軸はそのままレンズを縦位置に回転できる。

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ちなみに、M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO用の三脚座が流用できるという情報もあるようだ。
posted by やまかます at 17:39| ガ

2026年03月21日

トラフシジミ春型

三股町

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トラフシジミ      EOS-R5 MarkII RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM

庭のアブラナにトラフシジミが来ていた。
プックリ膨らんだ腹部からして、メスかと思う。
本種の幼虫を初めて見たのはケンポナシの花上だったが(愛媛県久万高原町)、それっきり出会えていない。メスなら採卵して飼育できる、と思ったが撮影を終えたところで姿を見失ってしまった。
春型はほぼ毎春、飛来するけれど、夏型はまだ一度もうちの敷地内では見たことがない。

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テングチョウ      EOS-R5 MarkII RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM

テングチョウがうちのアブラナに来たのは今季2回目だが、翅はかなり傷んでいた。
テングチョウは一年を通して、我が家での目撃頻度は極めて低い。けれど、庭のエノキで幼虫や蛹が見つかったことが2回ほどある。

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ムラサキツバメ      OM-1 ED 60mm F2.8 Macro Flash Q20�U

このあとムラサキツバメはツバキの花に潜り込んだものの足場が確保できず(滑ってしまい)、吸蜜には至らず。花の開きもまだ浅く、蜜線が奥に閉ざされてもいたようだ。
それにしても花を物色して飛び回る時間が長かった。虫喰いの害を受けていない花もけっこうあるのだけど、意外と神経質のようだ。

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ツマグロヒョウモン      EOS-R5 MarkII RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM 

林の中でフワリと飛び出して、そのまま日光浴していた、ツマグロヒョウモンのオス。
どうやら今春、羽化したばかりの新成虫のようで、傷一つない。
posted by やまかます at 20:59| チョウ

2026年03月20日

消えた?蛹

日南市 北郷町

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       EOS-R8 RF24-105mm F4-7.1 IS STM

ハナミョウガの葉っぱが、山折りになっている。
これは、クロセセリ幼虫のしわざで、この裏側は蛹部屋となっている。そっと葉っぱをめくれば、クロセセリの白粉を纏ったゼリーのような薄緑色の蛹が鎮座しているはずだ。

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        EOS-R8 RF24-105mm F4-7.1 IS STM

期待を込めてめくってみた。 が、そこに蛹の姿は無く、白く敷き詰められた糸台座と張り糸が数本、残っているだけだった。糸台座には蛹のシルエットの名残りがくっきり。

考えられることは、何らかの天敵により蛹が食べられたか。去年の秋に蛹から成虫が羽化したあと、羽化殻(蛹殻)は脱落したか。あるいは、蛹室を拵えたけれど、幼虫は病気などで死んでしまい蛹化できず、死骸はとっくに脱落したか。
これまでにも、蛹があったのに冬の間に消失した、という事例をいくつも見ているので、やはり捕食者がいることはほぼ間違いないと思う。その捕食者とはいったい、何だろう?
トレイルカメラを蛹室の近くに設置して、現場の証拠動画をとらえることも一法だろう。

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ヤマザクラの花びら       EOS-R5 MarkII RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM

ヤマザクラの花吹雪が渓流に降り注いでいた。ヤマザクラは見上げてようやくチラッと、樹林天井の隙間に枝を伸ばしているのが見えた。
ずっと止むことのない花吹雪の下に立っていると、もういつ死んでもいいような、そんな気持ちもふと思いついたりする。

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ヤマザクラ        EOS-R5 MarkII RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM RF2× 

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ミソサザイ         EOS-R5 MarkII RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM RF2×    

ミソサザイが賑やかに囀っていた。
posted by やまかます at 21:07| しわざ

2026年03月19日

誰のしわざ?

三股町

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        OM-1 ED 60mm F2.8 Macro Flash Q20�U

先週、孵化したナナホシテントウの幼虫群は元の場所に戻しておいた。
幼虫群は孵化した後も長時間、卵殻の場所で団子状態のまま留まっているので移動は簡単である。

今日は午後3時頃から晴れて来たので、幼虫たちの様子を見ておいた。庭のカラスノエンドウが生えている草地でしゃがみ込んでアブラムシを探し近づいてみると、2頭の幼虫(1齢)がアブラムシに食らいついていた。
写真の上にいる幼虫はでっぷりと肥えている。その様子からして噛みついたままで吸血しているのかもしれない。大顎がまだ小さいので、バリバリ噛み砕くことができないのかも。

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        OM-1 ED 60mm F2.8 Macro Flash Q20�U

カラスノエンドウの葉っぱは虫喰いだらけで傷みが夥しい。その「しわざ」のヌシは、アルファルファタコゾウムシの幼虫で、その数はやたら多い。この幼虫には脚がないので、クネクネと体を捻るようにして尺取り歩きをする。その動きはヤマビルの歩きに似ている。

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食べあと        OM-1 ED 60mm F2.8 Macro Flash Q20�U

ツバキの花に虫が来ていないか見ていると、花の中心に虫喰い跡があり糞も残っていた。この被害に遭った花の数が結構多いので、気になって「しわざ」のヌシを探してみた。

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スギタニモンキリガ幼虫        OM-1 ED 60mm F2.8 Macro Flash Q20�U

花弁の隙間に隠れていた幼虫を1頭だけだが、見つけることができた。
調べてみると、スギタニモンキリガの幼虫のようだ。本種はツバキ類の花だけを食べて成長するらしい。
それも、花びらにはほとんど口をつけず、もっぱら雌しべと雄しべのみを食べている。一つの花で食べ残しも多いので、花から花へと移動を繰り返しているのだろう。昼間は花陰で休み、夜になってから食事に出掛けているようだ。

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クサギカメムシ       OM-1 ED 60mm F2.8 Macro Flash Q20�U

仕事部屋のすぐ外に溜まっていた落ち葉をめくると、クサギカメムシが休んでいた。
昨夜から雨が降り続け、今朝もまだ気温は低かった。
posted by やまかます at 18:30| しわざ

2026年03月17日

キリギリスの卵

三股町

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     OM-3 ED 12-45mm F4.0 PRO

庭のツバキは開花のピークを迎えた。

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ヤブキリ幼虫     OM-5 Mark2 ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

草地ではヤブキリ若齢幼虫の跳ねる姿が増えた。
彼らの姿を見ているうちに、昨年の秋に採卵したキリギリスのことを思い出した。そう言えば、そろそろキリギリスも孵化時期間近のはず。土に埋めておいた卵を掘り出してみた。
卵はどれも少し膨らんでい、薄っすらと複眼が黒く透けて見えている。孵化は数日内にも始まりそうな気配だ。
さっそく、撮影用のセットを準備しておいた。

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屋内スタジオ     E-P7 LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6

先日、ナナホシテントウ卵の孵化シーンを撮影した。孵化が始まったのは、早朝6時頃だった。
卵塊の全てが孵化し終わるまでに10時間も掛かった。

このあと、前蛹の蛹化も撮影した。こちらの脱皮が始まったのは昨夜の8時頃だった。入浴直前に脱皮兆候が見られたので、急遽、入浴を後回しにしてスタジオでカメラに張り付いたが、際どいところだった。

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     OM-1 Mark�U  ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

本日の日没は午後6時20分過ぎ。
posted by やまかます at 21:01| バッタ

2026年03月13日

鳥と春の芽吹き

三股町

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クマイチゴ      EOS-R5 MarkII RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM      

陽射しはあっても冷たい風が吹き続け、手袋をはめるべきだったとしばしば両手をポケットに突っ込むことに。

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ホオジロ      EOS-R8 RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM

もうじき芽吹きそうなクマイチゴにて、ホオジロ。

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カワラヒワ      OM-1 Mark�U ED 50-200mm F2.8 IS PRO MC-20 

花蕾がたくさん目立ってきてアケビには、カワラヒワがやって来て、しばし辺りの様子を探っていた。

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カワラヒワ      EOS-R5 MarkII RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM            

夕方になってナナホシテントウの卵に変化が出ていることに気付いた。夕食を後回しにしてさっそく屋内スタジオで撮影のセッティングを行った。2卵塊のうち片方のは一昨日に一斉孵化していた。
posted by やまかます at 19:50| 草木・とり

2026年03月12日

シジミチョウと百舌鳥

三股町

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ベニシジミ        OM-1 Mark�U ED 50-200mm F2.8 IS PRO

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ルリシジミ        OM-1 Mark�U ED 50-200mm F2.8 IS PRO

今春はベニシジミもルリシジミも数が多いようだ。とくにルリシジミの多さは、過去に経験が無いように感じる。
オオイヌノフグリで吸蜜する時間が比較的長いので、花に着地した姿に気付いてからそっと近寄って、さらに地面に寝転んでカメラを構えるまでの余裕がある。オオイヌノフグリの花蜜が特に多いからというわけでは無いようで、チョウの重みで垂れてしまう結果、口器を差し込むのに手こずるようだ。

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モズ♂        EOS-R8 RF200-800mm F6.3-9 IS USM

昨年の秋から冬にかけては、モズのメスがよく来ていたアカメガシワ。
今年の2月以降、繁殖期に入ってからは、ここを止まり木に使うのは、なぜかオスだけになった。メスも近くまで来ているのだが、頻繁に止まっていたアカメガシワは素通りしてしまう。不思議と言えば不思議。
オスは朝一から夕暮れまでの間に、2〜3回は必ずここの止まり木にやって来る。
posted by やまかます at 20:22| とり・チョウ

2026年03月11日

ツバキと虫

三股町

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ミヤマカラスアゲハ♂      OM-1 Mark�U ED 50-200mm F2.8 IS PRO

庭のツバキがようやく開花し始めた。
さっそくやって来たのは、ミヤマカラスアゲハのオス。今朝にでも羽化したような新鮮な姿。シャッター速度を1/500に設定したことをうっかり忘れて、そのまま撮影したので翅がブレている。

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ルリシジミ♂      OM-1 Mark�U ED 50-200mm F2.8 IS PRO

ルリシジミもツバキの木にまとわりつくように舞い続けていた。
時折、日光浴。翅を広げて静止することは稀なので、ここぞとばかり連写。その後、花に潜り込んで吸蜜を始めた。

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ニホンミツバチ      OM-1 Mark�U ED 50-200mm F2.8 IS PRO

ツバキの花粉は多いので、一つの花で長いこと花粉を集めていた、ニホンミツバチ。空中で後ろ脚の花粉カゴに花粉を擦り付けていた。
posted by やまかます at 19:02| チョウ・ハチ

2026年03月10日

ブンブン〜ビロウド、ズンズン〜イタチ


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イヌビワ           EOS-R5 MarkII RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM

朝陽を浴びて白く映えるイヌビワの木。

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ビロウドツリアブ       OM-1 Mark�U  ED 50-200mm F2.8 IS PRO

ビロウドツリアブの数が明らかに増えた。アセビの花に群れるように舞っている。
他の個体を激しく追尾する光景もしばしば。

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ビロウドツリアブ       OM-1 Mark�U  ED 50-200mm F2.8 IS PRO

花に近づく前にクモの糸に絡んでしまった。もがいてもなかなか外れないで、まるで諦めたかのように宙吊りになっている時間が長い。いや、下手に羽ばたいて暴れると余計に糸が絡んでしまいそうだ。クモも駆けつけて来ないので、そっと糸から救い出しておいた。糸から解放されると、何事もなかったようにアセビの花で吸蜜を始めた。

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イタチ           EOS-R5 MarkII RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM

昨日とほぼ同じ場所で、イタチが目の前に現れた。
一旦はこちらを見つめて警戒しているような素振りを見せた。そのまま踵を返して逃げるかと思いきや、私の方に向かってズンズンと駆け寄って来る。3mほど先で立ち止まり、やはりこれはマズイと感付いたか、ピョイと草藪に横飛びして姿を消した。いや、果たしてこちらに気付いていたのだろうか?
posted by やまかます at 19:17| けもの

2026年03月09日

クヌギ大木に挑む

三股町

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チョウセンイタチ(シベリアイタチ)        EOS-R5 MarkII RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM

モズの求愛給餌が盛んだ。メスのねだり鳴きが遠くまでもよく聴こえるので、すぐに分かる。

モズのカップルを観察していると、湿地の中をガサガサとイタチが移動する姿がチラッと見えた。やがて道路に出てくる位置を予想して、あらかじめその付近にカメラを向けてじっと待ってみた。すると予想通り、草を掻き分けて鮮やかな色をしたチョウセンイタチ(シベリアイタチ)が路面に姿を現した。
このあと、クヌギ林の草藪でゴソゴソしていたが、そのうち、ヒクイナが藪から飛び出して私の頭上を越えて去った。チョウセンイタチに驚いて飛び出したのだろう。朝からクヌギ林のそばを何度も往復していたのだけど、まさかそこにヒクイナが潜んでいたとは!それに、ヒクイナが飛ぶ姿を間近で見たのも。一瞬とは言え初めてのことでちょっと嬉しかった。

○当初、「イタチ」としていたが、尾長が頭胴長の半分以上あること、体毛色が褐色がかった山吹色、という特徴からチョウセンイタチ(シベリアイタチ)と訂正した。(参照:環境省報)イタチは在来種のニホンイタチのことで、チョウセンイタチは外来種。

観察路を塞いでいたクヌギ倒木の片付け作業に取り掛かった。長らく放置していたが、夏を迎える前に何とかしたいと思っていた。もう冬も終わったようなものだけど、今ならまだ間に合う。
3年前の12月に根元から切り倒した大木で、うちの林では一番大きいクヌギだった。

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屈めば倒木の下を潜り抜けることができるけれど、一々面倒だし、そのうちドスンと落下して大木の下敷きになって圧死、という惨事にもなりかねない。
切り倒してから2年と3ヶ月。表面にはびっしりキノコが生え、外見からもだいぶ朽ちているのがわかる。
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そこでまず、分岐枝を矢印Aのところで試し切りして、硬さの具合を確かめてみた。電動チェンソーで切り落としてみると、生木を切るよりか半分以下の労力で済むことがわかった。とは言え、豆腐を切るようなわけにはいかない。4キロのチェンソーをしっかり抱えての作業は傍目よりか重労働だ。

いよいよ本番、矢印Bのところを切断。ここを切断すれば浮いた倒木を横倒しにできる。

直径50センチ以上はあるので、30センチ長のチェンソー刃では一気にとはいかない。まず上からV字型に切り込みを入れて、次に下側から突き上げるように切り込みを入れる。下向きに荷重が掛かるので、上からまっすぐ下向きに切っていくとチェンソー刃が挟み込まれてしまうのを防ぐためである。
V字型の溝が完成したら下からその谷底へと貫通させるわけだ。しかし、いろんな角度から切り込みを入れていくうちに、ちょとした角度の具合で、チェンソー刃がガッツリ噛んで挟まってしまった。こうなると押しても引いてもビクともしない。こういう時は、楔を掛矢(でっかいハンマー)で打ち込んで救出する。少し苦労してチェンソーを引き抜くことができた。
この段階で9割以上は切断できた。一旦離れて見つめていると、ミシッ!と音がしたが分離まで至らず。
切断面を中心軸にして左右の重量が拮抗しているためだろうと思い、どちらかに下支えを入れてみることにした。

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アルミの踏み台がちょうどいい高さなので、これを切断面から見て右側の下に差し込んでみた。すると左側の方に反作用が及ぶはずだ。実際、下支えを入れてすぐに、ミシッと音を立てて揺れた。が、そこまで。
地面が柔らかい腐葉土なので踏み台の足が土にめり込んでいる。反作用が十分には効いていない。踏み台の下に板を敷いておくべきだった。
仕方がないので、踏み台と倒木の隙間に楔を入れて打ち込んでみた。かれこれ苦労して、ようやくのこと切断に成功、ドスン!!と片方が地面に落ちた。
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下支えの踏み台が倒木の重量で抜けなくなったので、最後に矢印Cを切断して踏み台の取り出しができた。
今日の作業はここまで。地面に転がした長さ6mほどの倒木を半分からそれ以上に切り分けるのは明日以降の仕事。

posted by やまかます at 19:33| 田舎暮らし

2026年03月07日

花畑のチョウとホオジロ

三股町

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アオモジ      EOS-R5 MarkII RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM

日差しを浴びる分には温かいのだけど、冷たい北風が吹き続けて体感気温としては寒い。朝一番、外に出る時は手袋をはめた。フチグロトゲエダシャクのオスも枯れ草上で休んでいた。

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フチグロトゲエダシャク♂       EOS-R5 MarkII RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM

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テングチョウ    OM-1 Mark�U ED 50-200mm F2.8 IS PRO   
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イシガケチョウ    EOS-R5 MarkII RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM

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ホオジロ      EOS-R5 MarkII RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM 

ひとしきり囀っていたホオジロのオス。 伸びをしたのち草地に急降下。着地してからどんどんこちらに向かってホッピング移動。ナンダ、どうした!?とカメラを構える私の目の前で、アシナガグモを咥えとった。 脚を伸ばして静止するアシナガグモは枯れ草に溶け込んで見事な隠蔽擬態。たぶんだが、クモが油断して動いたその瞬間を襲われたのでは。      
posted by やまかます at 17:58| とり・チョウ

2026年03月06日

『うまれたよ!アブラムシ』岩崎書店〜その2〜


『うまれたよ!アブラムシ』(岩崎書店)に登場するアブラムシは、
前回(〜その1〜)で書いたように、ソラマメヒゲナガアブラムシ。

    ・カラスノエンドウに群れるこのアブラムシに、アリは随伴しない。

そのことに初めて気づいたのは本格的に撮影を始めた6年前(2020年春)のことだった。

アブラムシと言えばアリとの「共生」。「アリマキ」という別称があるくらいだから、アブラムシの絵本を作るなら「共生」について触れる必要がある、と当然のごとく考えていた。

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花外蜜線で吸蜜するハヤシクロヤマリのワーカー    (撮影:2024年3月22日)

ところが、ソラマメヒゲナガアブラムシの撮影を始めてみると、アリがまったく来ないのである。
コロニーの中を徘徊することはあっても、アリは脚を止めず行き過ぎるだけ。アリのお目当ては、コロニーのすぐ傍にもある「花外蜜腺」。アリにとって、この蜜線から授かる糧はよほど魅力的なようだ。
アブラムシのお尻から甘露を受け取るアリ、という絵柄を撮影どころか、観察すらできないことにショックを受けた。

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カラスノエンドウとソラマメヒゲナガアブラムシ            (撮影:2024年3月16日)

ソラマメヒゲナガアブラムシのお尻から排出される甘露、その甘露そのものはアリの餌になる。
葉っぱなどに付着した甘露を、アリが吸っていることがあるからで、アリがアブラムシのお尻から甘露を受け取らない、その理由には、甘露の成分は関与していないことがわかる。
ソラマメヒゲナガアブラムシにアリが随伴しない理由は、そもそも、アブラムシ側にとって、アリという守衛役を必要としていないのであって、アリとの親密な関係が成立していないからであろう。

さらに文献を調べてわかったことだが、ソラマメヒゲナガアブラムシ以外でも、アリが随伴しない、つまり共生しない、というアブラムシの種類は多いことがわかった。むしろアブラムシ全体から見れば、アリとの共生が成立している種は、わずかに2〜3割とも言われている。
しかし、「共生」という人間から見るといかにも興味をそそられる生態が注目されるのは当然のことで、「アブラムシ」で検索すると「アリとの共生」についての記事が次々と出てくる。逆に、「共生」しない、という項目での記事はごく稀に過ぎない。アリとの共生をしないアブラムシには、共生で受けるメリットよりか、寄主植物との複雑な関係のなか、もっと別の様々な事情を抱えているということが、少しづつ解明されているようだ。例えばソラマメヒゲナガアブラムシとカラスノエンドウの関係についても、詳しい研究がなされている。

とても身近なアブラムシと言えるソラマメヒゲナガアブラムシに「アリが随伴しない」という事実を知って、このことを写真絵本には是非盛り込みたい、と思った。もちろん当初は、「アリと共生をするアブラムシ」に種を替えるべきか、と迷ったりした。ページ構成を組む上でも「共生」のお話を盛り込むことは見せどころにもなるからだが、それではアブラムシという多様な生きものの実態から目が逸れて偏った見方になってしまうのでは?まったく逆の視点も必要だ、と思い直したのであった。


posted by やまかます at 15:16| 本

2026年03月04日

ビロウドツリアブ(ビロードツリアブ)

三股町

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アオモジ       EOS-R5 MarkII RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM

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ビロウドツリアブ       OM-1 Mark�U ED 50-200mm F2.8 IS PRO

もうとっくに出現していたとは思うが、ビロウドツリアブを確認できたのは今春初めて。
2頭のビロウドツリアブが、庭先のアセビに来ていた。まだ数は少ないようだ。

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サツマシジミ(左)とルリシジミ(右)

アセビの花蜜は多いのか、一つの花で吸蜜する時間が意外と長い。花数も密にあるので、さらに滞在時間が長引く。サツマシジミのオスがずっと吸蜜を続けているうちに、ルリシジミ♂が飛来した。ルリシジミは同種のメスと勘違いしたのか、しきりと求愛していた。

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サツマシジミ       OM-1 Mark�U ED 50-200mm F2.8 IS PRO

飛び立つまでの時間が長くて、カメラを構えたままの姿勢が辛くなった。ようやっと飛び立ってくれた時は、思わず「オイショ〜!!」と訳のわからない言葉を張り上げていた。
posted by やまかます at 19:55| アブ・チョウ