2018年10月07日

溶け込む虫、溶け込まない虫

うちの林にも欲しい、ネムノキ。

実生の一本や二本は生えているだろうと期待していたが、過去11年間まったく見つからない。

一番ご近所のお宅の庭にはネムノキの大木がある。道路沿いなのでよく見えるし、手で触れることもできる。
羨ましいなあ、と今朝も見上げていたら、目線よりもずっと上にいたのが、カキバトモエの幼虫
地衣類などにそっくりな姿。


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視線を落していくともっと下にもう一頭いた。
昼間休んでいるときは、こうして必ず頭部を上にして幹表面にいる。

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分断色であるため、隠蔽効果は抜群だ。最初からいるだろうと頭にあるけれど、やはり目にすると嬉しい。

うちの林のクサギでは、シュレーゲルアオガエルがじっとしていた。
じっとしていれば安心、なのだろうか?
カエルはまあ、皆おとなしい。


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葉っぱの色にうまく溶け込んでいる。

クヌギの幹で目立つ、コクワガタ

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コクワガタは主に夜間活動するし、平べったい体を活かして昼間は樹皮の隙間などにうまく身を潜めている。
じつはこの場所には台風で折れた枝葉が被さっていたのだが、私がどかしたのだ。


〜閑話休題〜

今年に入ってから、戦争小説を読み続けている。

作家は戦争体験がなく、2000年以降に発表されたものばかり。
熊谷達也『群青に沈め』から始まり、福井晴敏『終戦のローレライ』、島尾敏雄『魚雷艇学生』、、、、他にも数冊。
そして今日、読み終えたのが建倉圭介『デッドライン』(角川書店)。
読書は主に就寝前、もしくは病院の待合室か、航空機内、フェリー船内、など定番の隙間時間帯だが
『デッドライン』は三分の一読み進んだあたりから、ついつい昼間の撮影待機中にも読みふけってしまった。
ジャップ、バナナ、黄色い猿、と侮蔑、差別される日系二世の主人公が、アメリカ、ニューメキシコ州のサンタフェから日本の広島をめざす冒険小説。前半はとくに人種問題に関わる描写が濃い。

posted by やまかます at 20:23| Comment(0) |

2018年10月03日

表と裏

午後5時半ころ。
アカメガシワの葉表、ちょうど目線の高さに、ハンミョウがいた。
やけにおとなしい。

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こちらはカラムシの葉裏、ちょうど腰の高さに、エサキモンキツノカメムシ

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三たび早水公園(都城市)に出向いて、ウチスズメ幼虫を探してみた。
棒杭にはコムラサキ幼虫が中齢2、終齢2の合計4頭がいて、
ウチスズメ幼虫は、初齢1、中齢1が植え込みの草上を歩いていた。
ヤナギから振り落とされた幼虫たちは、かなりの数であったようだ。
今回また出向いたのも、台風被害の後片付けのことが気になったからだ。
案の定、今朝から業者が入っていて、落ち枝などの除去作業が始まった。私が探索を終えたころになって、
ヤナギの周辺にもブロアー清掃が来て、次々と地面に落ちた枝や葉っぱが綺麗に収集されていた。
こうなると落ちた幼虫たちは完全にアウトだろう。




EOS-6D
TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD+スピードライト270EX II
posted by やまかます at 20:03| Comment(0) | カメムシ

2018年10月02日

ヤナギの落とし物


今日は新聞社の取材が入ったので、フィールドに出る時間が中途半端になった。

そこでウチスズメ幼虫を探しに、再び早水公園へ。
ここでも台風被害でシダレヤナギが一本、根こそぎ倒れていた。
路面にはセンダンの実がたくさん落ちていて、まるで炒り銀杏。日本酒を一杯やりたくなった。

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こちらは、キハダの実。
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食痕の多いシダレヤナギの梢をしつこく探すも、ウチスズメ幼虫は見つからず。
どうも調子良くない。駐車場に引き上げようと歩き出してすぐ、目の前の棒杭の上を、
コムラサキの幼虫が歩いていた。

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おお!なるほど、台風のせいでヤナギから振り落とされたわけだ。
地面から上へ上へと辿り歩いた結果、棒杭の頂上で行き止まりとなり右往左往していたのだろう。

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ならば、他にも同様の犠牲者がいるはず、と隣の棒杭を見れば、

いました!それもお目当てのウチスズメ幼虫が。

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EOS-6D
TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD+マクロツインライトMT-26EX-RT
posted by やまかます at 20:52| Comment(0) |

2018年10月01日

日暮れの羽化

鹿児島県、財部町のベニツチカメムシ生息地に出向いたのだが、、、

観察ポイントの20m手前に倒木があり、通行止め。
かなりの大木で電線も絡んでいて徒歩でも通れそうな隙間が無い。
そこで数キロ迂回して林道の反対側からアプローチを試みたが、なんとそちらも200mほど手前にコナラ大木の倒木。完全に道が塞がれていた(写真下)。

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脇に隙間があったので徒歩で観察ポイントへ向かった。
コナラは根っこの土砂ごと崩れていた。

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観察ポイントのすぐ手前では電柱がなぎ倒されていた。電線が道に垂れているので不気味だ。
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ベニツチカメムシの集団は無事だったが、ボロボロノキに倒木が倒れ掛かり、幹の一部が損傷していた。
際どいところだった。
帰り道、別ルートの林道に入ってみたら、しばらくしてこちらも倒木で閉鎖されていた。
林道はどこもかしこも、倒木だらけ。台風24号の強風被害は甚大だ。


日没直後、コウモリガ♂が羽化していた。

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幼虫が潜入していた木はクサギの小木。
クサギは木質が柔らかいためか、コモリガの寄生率が高く、小さな木に多数の幼虫巣がついている。


EOS-5D Mark3
EF100mm F2.8Lマクロ IS USM+スピードライト430EX III-RT
EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM
posted by やまかます at 21:39| Comment(0) |

2018年09月30日

台風24号と朽ち木レストラン

台風24号は宮崎県の南海上を北東方向に移動し、上陸こそしなかったが今朝から昼過ぎまで暴風域に入った。

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強風はこれまでに経験が無いほど猛烈で、木々が今にも倒れそうになっていた。
実際、うちの林のクヌギの一本が根こそぎ倒れてしまった。

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ドミノ倒しでクワも道連れになった。写真上の画面右に横倒しになった白いのがクワ。これでも一番大きなクワだったので残念。
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樹高8mほどのクヌギなので、観察路を塞いでしまった。
胸高径40pあるから、これの下敷きになったら怪我どころでは済まないだろう。

家の前の路面はアスファルトが見えないほど、スギの落枝で覆われている。

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倒れたクヌギはチェンソーで解体して片付けるしかないが、やがて朽ち木レストランになる。

犬小屋は強風で吹き飛ばされていた。
犬のチョロは玄関に退避。
いつもなら玄関に入るのをためらうのだが、こういうときは躊躇無く駆け込む。

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停電は覚悟していたがうちでは幸いにも難を逃れた。
しかし、三股町の中心部では停電しており信号機が止まっていた。
都城市でも停電が各地に発生していて、店舗のほとんどが休業していた。
posted by やまかます at 20:58| Comment(0) | 風景