
ヒメアカタテハの英名は「The Painted Lady」、つまり「厚化粧の女性」と名付けられていることを、とある随筆を読んでいて思い出した。本を閉じて庭に出てみれば、まさにその「厚化粧の女性」が花壇のキンセンカに来ていた。
今朝にも羽化したのではと思わせるほど初々しい姿。私が高校生の頃なら「完ピン!」と喜んで捕虫網に入れたに違いない。
ヒメアカタテハの姿は艶やかではあるけれど「厚化粧」という表現にはちょっと違和感がある。一回り大きいアカタテハの英名はと言うと、こちらは「The Indian Red Admiral」=「赤い提督(海軍大将)」となっている。女性ではなく軍服を纏った威厳のある姿を讃えているようだ。ヒメアカタテハとは随分と違う見方だが、人の感受性がいかに千差万別であるかを改めて感じるし、時代や人種、社会などの背景も深く関わることだろう。

そろそろかなとクワの梢を見上げてみれば、やはり蛹があった。
ハラグロオオテントウの熟齢幼虫が先週ここのクワにいたのだけど、しばらく前から姿を見失っていた。ただいくら探しても幼虫は一頭きりしか見つかっていない。幼虫が一頭だけであったのに蛹の姿を拝めたのは幸いだった。

この時期、コガネグモとコガネムシの前では必ず立ち止まってしまう。

ヒルサキツキミソウの花に頭を突っ込んだまま動けなくなった、コスズメが2頭、ホウジャクの一種が1頭、いづれも救出しておいたのだが、しばらくして花壇に訪れてみるとコスズメの片方とホウジャクが懲りずにまた花に捕らわれていた。花蜜の魅力には我を忘れてしまうのか。仕方がないけど、再度、救出しておいた。その作業中、足元にたくさん並んでいたアメリカフウロの種子。まだ弾けた種子は見当たらない。

撮影し終えて20分ほど後には、傘が萎んでいて、さらに1時間後には菌体が随分と小さく縮んで干物みたくなって地面に倒れていた。
キツネノハナガサにも似ているが、表面にレモン色の粉が乗っかっていないので、調べてみたらヒメヒガサヒトヨタケ属の仲間のようだった。
























