本日の写真はすべて、カメラはEOS-R6 MarkU、レンズはRF200-800mm F6.3-9 IS USM で撮影。
写真ごとに撮影焦点距離を書いてみた。このレンズの最短距離は、200mmで0.8m、800mmで3.3mとなっているが、200mmから400mmまでの間でも意外と寄れることがわかった。

RF200-800mm F6.3-9 IS USMは主に野鳥撮影のために購入したもので、望遠端での最短距離が3.3mであることは特に問題ない。細かいスペック(例えば、三脚座回転の90°ごとのクリックが無い、三脚座がアルカスイス対応でない、ピントリングは細いコントロールリングのため手探りで捉えにくい、、)にはツッコミどころがいくつかあるけれど、何より描写力が良いので、かなりリーズナブルなレンズと言えるだろう。


朝日を背景にツクツクボウシの抜け殻のシルエットを撮影。この場所は手前に藪があって短いレンズでは寄りきれない。

カノコガが止まっている場所も近づくことができず、最望遠端の800mmで撮影。立ち位置からカノコガまでの距離は3mほどだったのでそのままではピントが合わず、一歩後ろに下がって撮影。もう一二歩近寄れるといいのだが、と感じる場面。

これ以上近付くと飛んで逃げる、というギリギリの距離を選ぶと、焦点距離354mmで収まりがいい。

花穂を食べようとしていたので、チャンスとばかり思い切り寄ってみた。寄りすぎて警戒された。体長1センチほどの幼虫だけどここまで写せる。このカットを撮影した直後にコクロアナバチが飛来して幼虫に体当たり。幼虫は地面に落ちてしまった。狩りに失敗したのか?

朝から雲が多く、靄がかかって日差しは時折出る程度とはっきりしない天候だった。スギ林の大伐採の後、尾根筋に残された幼い五本スギ。

こうして2社のレンズを並べてみると、CanonのRF200-800mm F6.3-9 IS USMの方が寸胴な分大きく見えるが、長さはほぼ同じで、重量は175gだけ重い。フィルター径は両レンズとも95mm。OMシステムのM.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PROは開放F値4.5通しと明るいにも関わらずかなり軽量化されている。