OM SYSTEMの新しいマクロレンズをさっそく使ってみた。
M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO(下写真左)だが、これまで使っていた60ミリマクロに比べて焦点距離が1.5倍になったぶん筐体もずいぶんと太く長くなった。
ところが、、、この新マクロレンズを手に取ってみれば、見た目と裏腹に拍子抜けするほど、軽い。
重量は453gで、60ミリマクロ(上写真右)の185gよりか当然重いけれど、その重さの差を感じさせない。
むしろ左手でのホールド感は安定してちょうど具合が良い、しっくりくる。
昨夜からの雨が今日も夕方まで降り続いた。そこで、室内でホトケノザやウスタビガの卵などを初撮りしてみた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO FlashQ G20U
ホトケノザの花を、深度合成で撮影。撮影枚数は15枚、ピッチは6。この程度の倍率なら撮影距離の違いはあっても60ミリマクロと特段変わるところはない。
90ミリマクロに2倍テレコンMC-20を装着して、最大倍率(実質倍率4倍)で撮影してみたのが、次の写真。
ウスタビガの繭に産みつけられた卵だ。
こちらも15枚撮影の深度合成で、ピッチは最大の10とした。この被写体では奥行きが比較的浅いので15枚程度でもなんとかピントが全体にくるけど、例えばホトケノザの花の場合などではフォーカスブラケット撮影で60枚ほど撮影する必要があった。
さすがに35ミリ判換算で8倍という高倍率になると、カメラ内深度合成だけでは済まないケースが多いだろう。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO MC-20 FlashQ G20U
下写真↓が、先日20ミリマクロで撮影した同じ卵だが、ノーマル撮影なので深度が浅い上、倍率も90ミリマクロよりわずかに低い。もっとも印刷レイアウト上ではこのくらい画面にゆとりがあったほうがいいので、普段は最大倍率より少し手前で撮影するように心がけている。
20ミリマクロとの違いで大きいのはレンズ先端から被写体までの距離(ワーキングディスタンス:WD)で、20ミリマクロではWDが極端に短く使いづらさがあったけど、90ミリマクロではWDが3倍くらい長くとれてライティングも容易になるので助かる。
OM-1 ZUIKO AUTO-MACRO 20mm f2 マクロフラッシュ STF-8 (2月9日:撮影)
ストロボを使ったライティングでは、これまで使ってきた、自在アームに小型ストロボ=FlashQ G20Uを1灯か2灯というスタイル↓ でじゅうぶん光が回ることも確認できた。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO GODOX TT350
ちなみにカメラを固定している三脚は、Koolehaoda 社のミニ三脚(TMP-223)。いつも持ち歩けるサイズ、重量で、昨年の秋から使い始めたばかりだが、けっこう使い勝手がいい。
2023年02月24日
OMシステムの「90ミリマクロレンズ」
posted by やまかます at 21:17| 機材
2021年07月22日
ミニDVテープ
はっきりしない天気はまだしばらく、続くようだ。毎日のように雨があり湿度が高く梅雨に戻ったかのようだ。
20年ほど前、家庭のビデオカメラの録画媒体はミニDVテープが全盛の頃であり、私は仕事でも随分と使った。
けれど2008年頃にはHDDやメモリーカードへと移行し、DVテープカメラはほぼ消えてしまった。
DVテープで録画した映像は、大半がハイビジョン以前のフォーマットだし、特に貴重なシーンが残っているでもなく、仕事で撮り溜めたテープは場所だけとっているので、いづれ処分をするつもりだった。
ようやく重い腰を上げて、DVテープから残しておきたい画像だけをパソコン経由で、HDDに吸い上げておくことにした。手元にDVビデオカメラは残っていないが、SONYのDVCAMビデオカセットレコーダーがあるので、これをパソコンにつないで作業を始めた。DVCAMコーダー側の接続端子はiLINKなので、FireWireケーブル (IEEE1394b 9pin to 4pin)とアップルのThunderbolt to FireWire Adaputeを使ってパソコンに接続できた。
最近のパソコン接続端子は規格が複雑になって、とてもややこしい。まあともかく、2本のケーブルを経由して、MacのiMoveで取り込み作業ができた。
DVテープはA4のプラフォルダーに16本収まる。このプラフォルダーが12ケースあるので、カセットテープは全部で192本。仕事以外に、家族、とりわけ子供たちの幼少の頃の映像が9本あった。わずか9本というのは、一般の家庭ビデオとしてはかなり少ない方だろう。
少ないとは言え、20年前の東京での暮らしの映像を久しぶりに眺めてみて驚いた。もうすっかり忘れているシーンや、かすかに記憶が蘇るシーン。本当にこんな時間も通り過ぎてきたのだな、と仕事を忘れて夢中になって作業を進めた。
吸い上げた映像はまた折を見て編集し、子供たちに手渡しておくつもりだ。
20年ほど前、家庭のビデオカメラの録画媒体はミニDVテープが全盛の頃であり、私は仕事でも随分と使った。
けれど2008年頃にはHDDやメモリーカードへと移行し、DVテープカメラはほぼ消えてしまった。
DVテープで録画した映像は、大半がハイビジョン以前のフォーマットだし、特に貴重なシーンが残っているでもなく、仕事で撮り溜めたテープは場所だけとっているので、いづれ処分をするつもりだった。
ようやく重い腰を上げて、DVテープから残しておきたい画像だけをパソコン経由で、HDDに吸い上げておくことにした。手元にDVビデオカメラは残っていないが、SONYのDVCAMビデオカセットレコーダーがあるので、これをパソコンにつないで作業を始めた。DVCAMコーダー側の接続端子はiLINKなので、FireWireケーブル (IEEE1394b 9pin to 4pin)とアップルのThunderbolt to FireWire Adaputeを使ってパソコンに接続できた。
最近のパソコン接続端子は規格が複雑になって、とてもややこしい。まあともかく、2本のケーブルを経由して、MacのiMoveで取り込み作業ができた。
DVテープはA4のプラフォルダーに16本収まる。このプラフォルダーが12ケースあるので、カセットテープは全部で192本。仕事以外に、家族、とりわけ子供たちの幼少の頃の映像が9本あった。わずか9本というのは、一般の家庭ビデオとしてはかなり少ない方だろう。
少ないとは言え、20年前の東京での暮らしの映像を久しぶりに眺めてみて驚いた。もうすっかり忘れているシーンや、かすかに記憶が蘇るシーン。本当にこんな時間も通り過ぎてきたのだな、と仕事を忘れて夢中になって作業を進めた。
吸い上げた映像はまた折を見て編集し、子供たちに手渡しておくつもりだ。
posted by やまかます at 22:57| 機材
2021年02月19日
OLYMPUSの望遠ズームレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm f5.0-6.3 IS
都城市
雲ひとつない晴天。まさに、ピーカンの1日だった。
今朝、届いたばかりのレンズ、M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm f5.0-6.3 IS を早速持ち出して初撮り。光はたっぷり溢れるほど注いでいる。
ヒサカキの生垣で見つけた、オオミノガの蓑。
周辺を探ってみたけど、これ一個のみ。
九州ではなかなか見つからない蛾になってしまい、こうやってポツンと一個だけのことが多い。
手の届くような場所だが、敢えて望遠ズームレンズで撮ってみた。とにかく寄れるレンズだから、昆虫や植物と幅広く使える。レンズ内手ブレ補正機能も効いている。
昨日と同じモズのオス。今日は空中で獲物をキャッチすることが多くなった。
ヤナギ(種名不詳)の花芽も膨らんできている。
サクラの枝で、しきりと餌を漁っていた、コゲラ。
ムネアカアワフキ幼虫巣の殻を割って食べていた。以前、ヤマガラも幼虫巣から幼虫を引っ張り出していた。
虫を見つけては盛んにフライキャッチしていた、サンショウクイ。番でいた。
敏捷な動きをするが、人に対しては警戒心が薄い方だ。スラっとした姿は燕にも似ている。
※写真の個体は亜種のリュウキュウサンショウクイのようだ。指摘いただいた方にお礼申し上げます。宮崎にはこの亜種が多くみられるようだ。
これまで野鳥の撮影には、Canonレンズを、アダプターを介してOLYMPUSカメラで使ってきた。
かれこれ一年以上も使っているうち、マウント間の接続不良によるトラブルが続発し、肝心なシャッターチャンスを逃すことも一回きりだがあった。なんとか凌いできたものの、さすがにこれではマズい。
あまし機材は増やしたくないけれど、やはりOLYMPUSカメラにはOLYMPUSの純正レンズを使うに越したことは無い。
そこでようやくのこと、M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm f5.0-6.3 IS を導入してみた。
このクラスのレンズとしては、思っていたよりも大きくもなく重くも無い、というのが第一印象。
いつも持ち歩けるか?と聞かれれば、このサイズ、重量はギリギリセーフ。
野鳥撮影が主目的でないときにも常時携行して差し支えない、、、ちと、迷う、その程度。
今日は4時間ほど持ち歩いて撮影しただけだが、構えた時のバランスもちょうど良い。
ストラップはレンズ側に付けている。この方が安定しているし、安心だ。
使用カメラは、OM-D E-M1マーク3。
あまし出番はないだろうけど、2倍テレコンも使える。
撮影カット数はまだ少ないけれど、肝心の描写力はほぼほぼ問題ない。
雲ひとつない晴天。まさに、ピーカンの1日だった。
今朝、届いたばかりのレンズ、M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm f5.0-6.3 IS を早速持ち出して初撮り。光はたっぷり溢れるほど注いでいる。
ヒサカキの生垣で見つけた、オオミノガの蓑。
周辺を探ってみたけど、これ一個のみ。
九州ではなかなか見つからない蛾になってしまい、こうやってポツンと一個だけのことが多い。
手の届くような場所だが、敢えて望遠ズームレンズで撮ってみた。とにかく寄れるレンズだから、昆虫や植物と幅広く使える。レンズ内手ブレ補正機能も効いている。
昨日と同じモズのオス。今日は空中で獲物をキャッチすることが多くなった。
ヤナギ(種名不詳)の花芽も膨らんできている。
サクラの枝で、しきりと餌を漁っていた、コゲラ。
ムネアカアワフキ幼虫巣の殻を割って食べていた。以前、ヤマガラも幼虫巣から幼虫を引っ張り出していた。
虫を見つけては盛んにフライキャッチしていた、サンショウクイ。番でいた。
敏捷な動きをするが、人に対しては警戒心が薄い方だ。スラっとした姿は燕にも似ている。
※写真の個体は亜種のリュウキュウサンショウクイのようだ。指摘いただいた方にお礼申し上げます。宮崎にはこの亜種が多くみられるようだ。
これまで野鳥の撮影には、Canonレンズを、アダプターを介してOLYMPUSカメラで使ってきた。
かれこれ一年以上も使っているうち、マウント間の接続不良によるトラブルが続発し、肝心なシャッターチャンスを逃すことも一回きりだがあった。なんとか凌いできたものの、さすがにこれではマズい。
あまし機材は増やしたくないけれど、やはりOLYMPUSカメラにはOLYMPUSの純正レンズを使うに越したことは無い。
そこでようやくのこと、M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm f5.0-6.3 IS を導入してみた。
このクラスのレンズとしては、思っていたよりも大きくもなく重くも無い、というのが第一印象。
いつも持ち歩けるか?と聞かれれば、このサイズ、重量はギリギリセーフ。
野鳥撮影が主目的でないときにも常時携行して差し支えない、、、ちと、迷う、その程度。
今日は4時間ほど持ち歩いて撮影しただけだが、構えた時のバランスもちょうど良い。
ストラップはレンズ側に付けている。この方が安定しているし、安心だ。
使用カメラは、OM-D E-M1マーク3。
あまし出番はないだろうけど、2倍テレコンも使える。
撮影カット数はまだ少ないけれど、肝心の描写力はほぼほぼ問題ない。
posted by やまかます at 20:49| 機材