2024年08月12日

超望遠ズームレンズ

三股町

本日の写真はすべて、カメラはEOS-R6 MarkU、レンズはRF200-800mm F6.3-9 IS USM で撮影。
写真ごとに撮影焦点距離を書いてみた。このレンズの最短距離は、200mmで0.8m、800mmで3.3mとなっているが、200mmから400mmまでの間でも意外と寄れることがわかった。

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800mm    ホオジロ

RF200-800mm F6.3-9 IS USMは主に野鳥撮影のために購入したもので、望遠端での最短距離が3.3mであることは特に問題ない。細かいスペック(例えば、三脚座回転の90°ごとのクリックが無い、三脚座がアルカスイス対応でない、ピントリングは細いコントロールリングのため手探りで捉えにくい、、)にはツッコミどころがいくつかあるけれど、何より描写力が良いので、かなりリーズナブルなレンズと言えるだろう。

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800mm    セッカ

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539mm      ツクツクボウシ

朝日を背景にツクツクボウシの抜け殻のシルエットを撮影。この場所は手前に藪があって短いレンズでは寄りきれない。

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800mm      カノコガ

カノコガが止まっている場所も近づくことができず、最望遠端の800mmで撮影。立ち位置からカノコガまでの距離は3mほどだったのでそのままではピントが合わず、一歩後ろに下がって撮影。もう一二歩近寄れるといいのだが、と感じる場面。

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354mm    ウスバキトンボ

これ以上近付くと飛んで逃げる、というギリギリの距離を選ぶと、焦点距離354mmで収まりがいい。

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200mm    ササキリ幼虫

花穂を食べようとしていたので、チャンスとばかり思い切り寄ってみた。寄りすぎて警戒された。体長1センチほどの幼虫だけどここまで写せる。このカットを撮影した直後にコクロアナバチが飛来して幼虫に体当たり。幼虫は地面に落ちてしまった。狩りに失敗したのか?

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400mm    五本スギ

朝から雲が多く、靄がかかって日差しは時折出る程度とはっきりしない天候だった。スギ林の大伐採の後、尾根筋に残された幼い五本スギ。

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左:RF200-800mm F6.3-9 IS USM  右:M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

こうして2社のレンズを並べてみると、CanonのRF200-800mm F6.3-9 IS USMの方が寸胴な分大きく見えるが、長さはほぼ同じで、重量は175gだけ重い。フィルター径は両レンズとも95mm。OMシステムのM.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PROは開放F値4.5通しと明るいにも関わらずかなり軽量化されている。
posted by やまかます at 20:57| 機材

2024年07月28日

広角レンズ

三股町

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カブトムシとカナブン     EOS-R6 MarkU RF16mm F2.8 STM FlashQ G20U

クヌギの樹液に、カブトムシ♂が3頭、そしてカナブンが1頭。
一番でっかいオスが独占しているようだが、頭の小さいカナブンはちゃっかりおこぼれを頂戴しているようだ。

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カブトムシ      EOS-R6 MarkU RF16mm F2.8 STM FlashQ G20U

お節介をして、でっかいオスを別のクヌギへと移転させた。ここにも樹液は出ている。で、元の場所のオス2頭は、独占者がいなくなってようやく食事にありつけていた。

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オオカマキリ幼虫       EOS-R6 MarkU RF16mm F2.8 STM FlashQ G20U (トリミング)

灼熱の日差しを浴びて外にいた方が、エアコンの無い部屋にいるよりかはまだまし。もちろん、時々、木陰に入って休憩をとって、水分補給をこまめに行う。
日中は熱がこもって暑い室内だが、日が暮れると涼しくなり、就寝する頃には窓を開けたままだと肌寒いくらいになる。つい先日までは夜中も扇風機を回しっぱなしでないと寝苦しかったが、この所は扇風機もいらない快適な夜だ。

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コエゾゼミ    EOS-R6 MarkU RF16mm F2.8 STM (撮影:7月14日、北海道)

フキの葉裏で羽化を終えて翅が伸び切った、コエゾゼミのオス。フキの葉裏の日陰なので、しっかり色味を出したければ照明を入れるところだが、このときは自然光に拘った。

〜機材のお話し〜

今日の写真は、すべて超広角レンズのRF16mm F2.8 STM で撮影した。
このレンズは、重さ165gと軽くそして長さ約4cmと小さく、お値段もRFレンズの中では最も安価。
最短撮影距離は0.13m、最大撮影倍率は0.26倍、なので、小さな被写体にうんと近寄って尚且つ背景も取り込める。昆虫写真を撮る上では重宝するレンズだ。

 ただし、防塵防滴ではない。また多重露出撮影にはカメラによって制限があり、EOS-R6 MarkUだと、記録画質がJPG/Lのみとなる。今月発売された、EOS-R1やEOS-R5M2では流石に多重露出撮影時の制限はどのレンズでも一切なくなっている。

RF16mm F2.8 STMは安価で気軽にお試しレンズとして使ってみたが、小さく軽いので予備レンズとしていつも携行が可能だ。
予備レンズは使用頻度の高い、マクロや望遠レンズでは準備しているけれど、超広角ではこれまでそういう発想はなかった。それと、もう一点。ズームレンズを使い慣れてくると、単焦点レンズがどうも不便になって現場ではもたつくことが多くなった。フィールドで持ち歩くレンズの本数は少なければそれに越したことはなく、またレンズ交換に手間取ることでシャッターチャンスを逃すリスクを避けたい。そのためできればズームレンズで広い焦点域をカバーしたい。
それで超広角ズームレンズとしては、RF14-35mm F4 L IS USM を使うことにしている。ズームであることを割り増しても、お値段はRF16mm F2.8 STMの数倍もしてかなり高価なレンズだけど。


posted by やまかます at 20:32| 機材

2024年05月27日

雨の合間にテスト撮影

三股町

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アカメガシワ    OM-1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

アカメガシワ雄花の開花が始まっていた。断続的に降る雨のため飛来する虫が少なく羽音はまったく聴こえない。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO FlashQ G20U

気づかないうちにたくさんの果実が実っていた、ツルコウゾ。

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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO FlashQ G20U

蒸し蒸しする庭に出てみれば、サクラの梢でモンキアゲハが休んでいた。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO FlashQ G20U

こちらは日干しをしているのだろうか、カナヘビはじっと佇んだままカメラごと近寄っても微動だにしない。

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ハシリグモの一種      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO DMW-FL200L
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マメコガネ     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO DMW-FL200L

近接撮影(接写)のライティング用に、折りたたみディフューザーを自作することにした。
レンズED 90mm F3.5 Macro IS PRO専用で、面光源の広さを保ちつつ、平たく折り畳めて携行できるタイプだ。まずは厚紙でデモを拵えてテスト撮影(上写真2点)。
posted by やまかます at 20:57| 機材

2024年03月25日

カメラザックに入れる小道具

自然観察には欠かせない小道具の、ルーペとマルチツール。

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    E-P7 M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ

私が愛用しているルーペは、ESCHENBACHのLEDワイドルーペ(写真画面の上)。

このルーペを選んだ理由は、レンズ径が35mmと大きいこと、非球面レンズで端まで歪みが少ないクリアな視界を得られること、LED照明付きであることの3点。今使っているルーペは2代目。ただし、LED照明スイッチの接触不良が生じて、点灯を維持するためにスイッチを力一杯押し付けて使っているが、これはなんとか修理したいと思っている。

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     E-P7 M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ

写真のLEATHERAN TOOL は、20数年前に購入したもので古いタイプになる。
このタイプはペンチが重宝することと、小さなハサミも使用頻度が高いので選んだ。ナイフは別途、ビクトリノックスの折り畳みナイフ(フォーリスターNL BK)を使うことが多い。シンプルなナイフの方が握り手が使いやすい。なので、LEATHERAN はナイフレスのタイプを次には選んでみようかと思っている。
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フォーリスターNL BK

今日は小雨の中、埼玉県、飯能市に移動。気温も低い天候のため、予定していたフィールド歩きは取り止めて、駅前の喫茶店で打ち合わせを行った。次回作を仕事の軌道に載せるには時間が掛かる。この作業では編集者や共著者との会話が大事で、互いに言葉を投げ合っていく中で、新しい発想、修正点などが明確になっていく。普段は孤独に仕事を進めているので、自らの考えを声に出すことはとても刺激になる。
posted by やまかます at 21:09| 機材

2024年02月05日

カメラケージ


パナソニック LUMIX G9 PRO II用
フルカメラケージ Full Camera Cage for Panasonic G9 II - Black (TA-T63-FCC-B) が届いた。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO Godox DE300

接写で使うストロボ、FlashQ G20U の使い勝手が良いために、他のストロボに戻れなくなったようなところがあり、結局、 LUMIX G9 PRO II にもカメラケージを取り付けることにした。

カメラケージは本来、ビデオ撮影時のジンバルや外部マイク、外部モニター、ハンドル、など、を取り付けるためのものだが、近接撮影でストロボの位置決めをする時やモデリングライトの固定にも重宝する。
余計なものをカメラ本体に付けたくない、という気持ちも無いではないが、使ってみるとカメラ保持が安定することや、カメラ本体の保護にもなり、付けていることをすっかり忘れるほど、手に馴染んでくるから不思議だ。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO Godox DE300

すでにOM SYSTEM OM-1 でもカメラケージは使っているが、LUMIX用のケージは、両ストラップ部と、カメラ底ネジの3箇所でロックするので、ガッチリ安定している。OM-1用のSmallRig社のカメラケージは三脚ネジ1箇所のみでの固定なので、ほんの僅かだが弛みを生じることもあり、たまに締め直しをする気遣いが必要。
posted by やまかます at 20:04| 機材

2023年11月19日

まだ蕾 / カメラザック2023年のチョイス

三股町

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO FlashQ G20U

庭のツワブキはまだ数えるほどしか開花していない。
年によっては今の時期でもう咲き終わることもあった。

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO FlashQ G20U

クロヒカゲ幼虫は脱皮休眠に入っているようだ。ずっと動かない。

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       OM-1 LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mmF4-6.3 U

今日も陽だまりにはヒメアカネが多かった。

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    OM-1 LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mmF4-6.3 U

午後5時、日没。
しばらく厚い雲に覆われていたが、北西の風が強くじわじわと流れていくのを待って撮影した。


〜機材のお話し〜

昨年買ったばかりのカメラザックは背面フルオープンタイプで、その開閉ジッパーが壊れて使い物にならなくなった。容量は10Lという小型サイズで廉価だったけど壊れるのが早過ぎる。できるだけ機材を絞り込んで動き易くと選んだカメラザックだった。しかし、10Lでは流石に不便なこともあって、この機会に中型サイズのカメラザックを探してみた。

カメラザック選びは難しい。理想的には実物を触って実際に機材を詰めて背負ってみるなどしたいところだ。
各メーカーから次々と新製品が登場して選択肢が増えた分、絞り込むのも一苦労。
ネット上でメーカーが提供している仕様と説明動画などを広く眺めて、自分の必要とするザックを選んでみた。随分と時間がかかったが、ようやくこれ、という中型サイズのカメラザックを絞り込んだ。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO

写真上の左がバンガード(VANAGUARD)のALTA RISE45 で、
                   右がスーリー(THULE)のCovert Camera Backpack 24L

外寸データ上、両者ほぼ同じサイズだが、見た目ではスーリーの方が横幅があって大きく見える。
同じ機材を詰めてみたところ、スーリーの方が容量にゆとりがある。詰め物のパッドは、バンガードの方が厚めでガッチリと機材を保護してくれそうだ。重量ではスーリーの方が400g重いが、ジッパー類が多いことや内部構造が複雑になっているためだろうか。

この二つのザックを選んだ基準は、

1、上下2気室であること。
2、セクションを取り外して、1気室にもできること。
3、機材を側面からも取り出せること。
4、背負った時、安定していること(背中のパッドや背負ベルトがしっかりしていること)。
5、自立すること。

バンガードもスーリーも5つの条件を満たしているが、
スーリーは、背中に当たる面がフルオープン式になっていて、バンガードは背面(外側)オープンという大きな違いがある。屋外でフルオープンにする場合、スーリーの方式だと背当てが地面に触れず汚れないという利点がある。まあ、屋外ではできるだけ縦置きで上部と側面から出し入れして、フルオープンにしなければいいのだろうけど。

で、二つのザックにそれぞれカメラボディを2台ずつ、交換レンズを3本前後、ほかストロボ、小道具類、を詰めている。機材以外に軽食など詰める余裕もある。どちらのザックでも同じ仕事がこなせるように組んでいるので、出掛ける時はいづれかをさっと担ぎ出せばいい。
ザックも使っているうちいつ何時、不具合が生じるかもしれない(先月、メインカメラの一台に不具合が生じて修理出しには3週間ほど掛かった)。かと言って、同じザックにするのも面白くないのと、メーカーや作りの違いを比べてもみたいと思った。ちなみにスーリーのザックはバンガードの2倍ほどの値段と高い。下段の気室部分がそっくり取り出してショルダーバックにもできたり、側面の取り出し口が両サイドにあること、収納箇所の多いことなど、かなり凝った作りであることも価格を押し上げているのだろう。
実際に機材を詰め交互に両者を使ってみているが、いづれも安定していて、肩への重量負担が軽減されているのがわかる。
一か八かのチョイスは間違ってなかったと思える。この先あと10年、、、、カメラザックはもうこれっきりで済むはずだ。
posted by やまかます at 21:16| 機材

2023年02月24日

OMシステムの「90ミリマクロレンズ」

OM SYSTEMの新しいマクロレンズをさっそく使ってみた。

M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO(下写真左)だが、これまで使っていた60ミリマクロに比べて焦点距離が1.5倍になったぶん筐体もずいぶんと太く長くなった。

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ところが、、、この新マクロレンズを手に取ってみれば、見た目と裏腹に拍子抜けするほど、軽い。
重量は453gで、60ミリマクロ(上写真右)の185gよりか当然重いけれど、その重さの差を感じさせない。
むしろ左手でのホールド感は安定してちょうど具合が良い、しっくりくる。

昨夜からの雨が今日も夕方まで降り続いた。そこで、室内でホトケノザやウスタビガの卵などを初撮りしてみた。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO  FlashQ G20U  

ホトケノザの花を、深度合成で撮影。撮影枚数は15枚、ピッチは6。この程度の倍率なら撮影距離の違いはあっても60ミリマクロと特段変わるところはない。

90ミリマクロに2倍テレコンMC-20を装着して、最大倍率(実質倍率4倍)で撮影してみたのが、次の写真。
ウスタビガの繭に産みつけられた卵だ。
こちらも15枚撮影の深度合成で、ピッチは最大の10とした。この被写体では奥行きが比較的浅いので15枚程度でもなんとかピントが全体にくるけど、例えばホトケノザの花の場合などではフォーカスブラケット撮影で60枚ほど撮影する必要があった。
さすがに35ミリ判換算で8倍という高倍率になると、カメラ内深度合成だけでは済まないケースが多いだろう。

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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO MC-20 FlashQ G20U

下写真↓が、先日20ミリマクロで撮影した同じ卵だが、ノーマル撮影なので深度が浅い上、倍率も90ミリマクロよりわずかに低い。もっとも印刷レイアウト上ではこのくらい画面にゆとりがあったほうがいいので、普段は最大倍率より少し手前で撮影するように心がけている。
20ミリマクロとの違いで大きいのはレンズ先端から被写体までの距離(ワーキングディスタンス:WD)で、20ミリマクロではWDが極端に短く使いづらさがあったけど、90ミリマクロではWDが3倍くらい長くとれてライティングも容易になるので助かる。
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       OM-1 ZUIKO AUTO-MACRO 20mm f2 マクロフラッシュ STF-8 (2月9日:撮影)

ストロボを使ったライティングでは、これまで使ってきた、自在アームに小型ストロボ=FlashQ G20Uを1灯か2灯というスタイル↓ でじゅうぶん光が回ることも確認できた。
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       E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO GODOX TT350 

ちなみにカメラを固定している三脚は、Koolehaoda 社のミニ三脚(TMP-223)。いつも持ち歩けるサイズ、重量で、昨年の秋から使い始めたばかりだが、けっこう使い勝手がいい。
posted by やまかます at 21:17| 機材

2021年07月22日

ミニDVテープ

はっきりしない天気はまだしばらく、続くようだ。毎日のように雨があり湿度が高く梅雨に戻ったかのようだ。

20年ほど前、家庭のビデオカメラの録画媒体はミニDVテープが全盛の頃であり、私は仕事でも随分と使った。
けれど2008年頃にはHDDやメモリーカードへと移行し、DVテープカメラはほぼ消えてしまった。

DVテープで録画した映像は、大半がハイビジョン以前のフォーマットだし、特に貴重なシーンが残っているでもなく、仕事で撮り溜めたテープは場所だけとっているので、いづれ処分をするつもりだった。

ようやく重い腰を上げて、DVテープから残しておきたい画像だけをパソコン経由で、HDDに吸い上げておくことにした。手元にDVビデオカメラは残っていないが、SONYのDVCAMビデオカセットレコーダーがあるので、これをパソコンにつないで作業を始めた。DVCAMコーダー側の接続端子はiLINKなので、FireWireケーブル (IEEE1394b 9pin to 4pin)とアップルのThunderbolt to FireWire Adaputeを使ってパソコンに接続できた。
最近のパソコン接続端子は規格が複雑になって、とてもややこしい。まあともかく、2本のケーブルを経由して、MacのiMoveで取り込み作業ができた。
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DVテープはA4のプラフォルダーに16本収まる。このプラフォルダーが12ケースあるので、カセットテープは全部で192本。仕事以外に、家族、とりわけ子供たちの幼少の頃の映像が9本あった。わずか9本というのは、一般の家庭ビデオとしてはかなり少ない方だろう。
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少ないとは言え、20年前の東京での暮らしの映像を久しぶりに眺めてみて驚いた。もうすっかり忘れているシーンや、かすかに記憶が蘇るシーン。本当にこんな時間も通り過ぎてきたのだな、と仕事を忘れて夢中になって作業を進めた。
吸い上げた映像はまた折を見て編集し、子供たちに手渡しておくつもりだ。


posted by やまかます at 22:57| 機材

2021年02月19日

OLYMPUSの望遠ズームレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm f5.0-6.3 IS

都城市

雲ひとつない晴天。まさに、ピーカンの1日だった。

今朝、届いたばかりのレンズ、M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm f5.0-6.3 IS を早速持ち出して初撮り。光はたっぷり溢れるほど注いでいる。

ヒサカキの生垣で見つけた、オオミノガの蓑。
周辺を探ってみたけど、これ一個のみ。
九州ではなかなか見つからない蛾になってしまい、こうやってポツンと一個だけのことが多い。
手の届くような場所だが、敢えて望遠ズームレンズで撮ってみた。とにかく寄れるレンズだから、昆虫や植物と幅広く使える。レンズ内手ブレ補正機能も効いている。
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昨日と同じモズのオス。今日は空中で獲物をキャッチすることが多くなった。
ヤナギ(種名不詳)の花芽も膨らんできている。
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サクラの枝で、しきりと餌を漁っていた、コゲラ
ムネアカアワフキ幼虫巣の殻を割って食べていた。以前、ヤマガラも幼虫巣から幼虫を引っ張り出していた。
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虫を見つけては盛んにフライキャッチしていた、サンショウクイ。番でいた。
敏捷な動きをするが、人に対しては警戒心が薄い方だ。スラっとした姿は燕にも似ている。

※写真の個体は亜種のリュウキュウサンショウクイのようだ。指摘いただいた方にお礼申し上げます。宮崎にはこの亜種が多くみられるようだ。
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これまで野鳥の撮影には、Canonレンズを、アダプターを介してOLYMPUSカメラで使ってきた。
かれこれ一年以上も使っているうち、マウント間の接続不良によるトラブルが続発し、肝心なシャッターチャンスを逃すことも一回きりだがあった。なんとか凌いできたものの、さすがにこれではマズい。
あまし機材は増やしたくないけれど、やはりOLYMPUSカメラにはOLYMPUSの純正レンズを使うに越したことは無い。
そこでようやくのこと、M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm f5.0-6.3 IS を導入してみた。
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このクラスのレンズとしては、思っていたよりも大きくもなく重くも無い、というのが第一印象。
いつも持ち歩けるか?と聞かれれば、このサイズ、重量はギリギリセーフ。
野鳥撮影が主目的でないときにも常時携行して差し支えない、、、ちと、迷う、その程度。
今日は4時間ほど持ち歩いて撮影しただけだが、構えた時のバランスもちょうど良い。
ストラップはレンズ側に付けている。この方が安定しているし、安心だ。
使用カメラは、OM-D E-M1マーク3。
あまし出番はないだろうけど、2倍テレコンも使える。
撮影カット数はまだ少ないけれど、肝心の描写力はほぼほぼ問題ない。
posted by やまかます at 20:49| 機材