三股町
シロスジトモエ OM-1 ED 60mm F2.8 Macro
ウスイロオオエダシャク OM-1 ED 60mm F2.8 Macro
ライトトラップに飛来した蛾類の居残りの中でも際立っていたのが、シロスジトモエとウスイロオオエダシャク、だった。
他ではリンゴドクガの数が多く、彼らはほぼ毎晩飛来している。
クロヒカゲ OM-1 ED 60mm F2.8 Macro
庭の真ん中を飛んでいたクロヒカゲは、やがてミズナラの葉上に着地した。
近寄ってみると葉の表面についた雨滴を盛んに吸っていた。クロヒカゲは地面で吸水することもあるが、今日の様子を見ていると、昔、サトキマダラヒカゲの吸水集団に遭遇したことをふと思い出した。
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高校2年生の時、初めて行った皿ヶ嶺(標高1,270m:愛媛県)。5月のいつだったかよく晴れた日で、上林のバス停から「風穴」を目指して登った。
「風穴」は今ではすっかり観光地化して、広い駐車場までありすぐ傍まで車で行けるようになったが、当時は細い登山道を登るしかなく(高校生だし)、私はうっかり道を間違えて深い笹藪の谷間に迷い込んでしまった。
冷静になって引き返せばいいものを、適当に方角を定めて谷間から尾根筋へとがむしゃらに登り進んでしまった。藪漕ぎをすること30〜40分。なんとか稜線に出たものの、そこは杉植林の伐採跡で何も期待できないような殺伐とした斜面。陽射しだけはたっぷりあって夏日の暑さの中、散乱した伐採枝の山を難儀して踏破するしかなかった。歩き始めてすぐ、足元をとてつもなくでっかいアオダイショウが通り過ぎ、進むほどに次々とアオダイショウが現れてびっくりした。踏んづけて噛まれたりしたくない思いで、転ぶのも覚悟の上、駆け足で斜面を転がるように下って行くと、突然、広い林道が目の前に現れた。思わず、「助かった!」と声に出た。
そこでようやく気持ちが落ち着いて遅い昼食をとった。深く薄暗い谷間の底で、ここから脱出できるのだろうかと一時はかなり不安になっていたから、やっと救われた気がした。アルマイト弁当箱の蓋を開けるとエンドウ豆の香りがした。母親が作ってくれた豆ご飯だった。家で食べるのとは違って、生まれて初めて食べたかのように美味しかったのを今でもよく覚えている。チョウの採集どころではなく歩き疲れただけだったが、空腹が満たされると捕虫網を握る手に力が入る。杉植林に囲まれた林道沿いでも何か出てくれるだろうか。
汗を拭いながら大きく蛇行する林道をしばらく降りていくと、山土が剥き出しの地面からたくさんのチョウが紙吹雪のように舞い上がった。やっと報われた気がして夢中になって捕虫網を振ってみると、紙吹雪の正体はサトキマダラヒカゲ、だった。
結局、チョウの採集成果は芳しくなかった。事前に地形図を調べたつもりだったが、帰宅後、改めて国土地理院の5万分の1地形図を広げてみた。自分が迷い込んだ谷底は一体、何処だったんだろう。目を皿のようにして等高線を辿っていくと、あの薄暗い熊笹にびっしりと覆われた谷底と思しき場所には、「地獄谷」という地名が載っていた。
私が高校生当時(51年前)の地形図には確かにその地名があったのだけど、今になって「地理院地図Globe」で開いてみると、そのような地名は載っていない。
posted by やまかます at 21:31|
レピ