2023年01月20日

大クヌギのある林

三股町

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      E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

自宅林では一番大きいクヌギ。高所で複雑に枝を展開しているが、高齢ゆえあちこち虫食いや病気だろうか疲弊して脆くなったところも多く、つい先日もすぐ足元にポトンと枝が落ちてきた。当たったところでかすり傷程度で済んだろうけど、台風など強風のときには命に関わるような大きな枝がドスンと落ちることもあるので、樹下を歩くときはつい上空を見上げてしまう癖がついた。ほぼ毎日歩いている林だからこそ細かいところまで目が届くし、心配の種も拾ってしまう。

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そのクヌギの根本近くに転がしてあるこれもクヌギの朽木(数年前、台風の強風で根本から倒れた)をゴロンと転がしてみれば(直径60センチある)、その直下にカブトムシ幼虫が丸く収まっていた。朽木食いでは小柄な成虫になる傾向がある。この幼虫はどうだろう。撮影後に朽木を元に戻しておいた。

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       E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

ハラビロカマキリ-3204674.jpg
     E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

朝陽を背面から受け、透けて赤く輝いて見えていた、ハラビロカマキリの卵しょう。柔らかい卵を厚く包み込んだ外壁部分がスポンジ状であることがよくわかる。

これが幹などにベタ付きだと、上写真のような輝きは期待できない。

が、しかしまてよ、と思い直した。
上写真の透けて見える理由がスポンジ構造からなのか、それとも別の要因、カマキリカツオブシムシによる食害の可能性もあるのではないか?と。これは明日、確認してみようと思う。

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       E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO 

〜かけや〜

昨日、伐採を終えたクヌギの後始末を今朝一番で行った

まずは落ちた幹から出ている小枝を手挽きノコギリで切り落とし、転がり防止策として組んでいた単管バリケードを解体し、パーツ全てを納屋に片付けた。この作業で1時間掛かった。
なお転がってしまう危険性が無いとも言えないので、2箇所に杭を打ち込んでおいた。杭は太めのホテイチクを使った。

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       E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO GODOX TT350

杭を地面に打ち込む道具が、「かけや」である。
かけや-3204652.jpg
      E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO GODOX TT350

打ち出の小槌のような「かけや」は、写真のプラスティック製や木製などあり、サイズもさらに大きなものまである。
うちでは山仕事に欠かせない道具の一つだ。

2007年の春、東京のマンション暮らしからいきなり、当地、宮崎の片田舎に引っ越した当初は、目の前に迫る荒れ放題の雑木林にいったいどうやってこれを整備すればいいのかと戸惑い、色々と策を練ったりしたものだ。
しかも、人手は私独りきり。
森林組合に相談して手入れを委託するという手段もあったけれど、私が目指す林の姿は、おそらくそうした林業関連の慣習や考え方とはかなり方向性が違うだろうと思えた。
考えているだけでは何も進まない。とにかくもノコギリ一本を手にして、林内に蔓延っていたササ・タケ類を地道に一本ずつ刈り取っていくことから、私の山仕事は始動したのであった。そのノコギリ一本を買うにも、引越しの片付けもまだまだ落ち着かない中(片付くまで2ヶ月掛かった)、右も左もわからぬ街に出てようやくホームセンターに駆け込んだのも懐かしい思い出となった。

以前にも書いたと思うけど、一人でコツコツ山仕事をしているときは、必ずといって良いほど、『ロビンソン・クルーソー』を頭に思い描いている。自分が主人公になったつもりに浸りきる。そして、先日、久々に読み直そうと書棚を探してみたが見当たらない。
どうしても読みたくてたまらず、『完訳ロビンソン・クルーソー』(中公文庫)を購入してつい先日から読み始めたばかりだ。いろいろ訳本が出ているが、この訳者本は解説も充実している点で選んでみた。



posted by やまかます at 20:21| 田舎暮らし

2023年01月16日

冬のキノコ〜ヒラタケ

三股町


一昨日からしっかり降った雨のおかげで、シイタケが食べ切れないほどたくさん傘を開いた。シイタケほだ木では、耳たぶのようなキクラゲも成長し始めていた。まだ幼菌が多いのでこれからが楽しみだ。

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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U

それならばと、アカメガシワのところへ行ってみれば、ヒラタケが出ていた。
この木では例年、ヒラタケが育っている。
さっそく夕餉ではシイタケと一緒にバター炒めとした。食感はシイタケより柔らかい。味噌汁にも合うようだ。

ヒラタケ-1166023.jpg
     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

ヒラタケ-1166019.jpg
     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U

ヒメウズの葉裏は淡い紫色。色の濃さには個体差があるようで、手近なところで一番濃いものを選んでみた。
ヒメウズ-1165967.jpg
      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U

シイタケほだ木を動かしていたら、ヒゲジロハサミムシが次々と出てきた。
今の時期は腹部体節が10節の幼虫。4〜5月になって脱皮(羽化)した直後は真っ白な体になる。その瞬間をまた見たくなった。
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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
posted by やまかます at 19:52| 田舎暮らし

2023年01月02日

伐採作業続く

三股町

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

クマイチゴの群落が近所のクヌギ林を取り囲むようにあって、紅葉が鮮やか。
うちの林の中にも以前はクマイチゴがかなり繁茂していたけど、観察路を作ったときにかなり伐採して今では残り少ない。遠目で眺めるぶんには問題ないけど、棘には行手を阻まれるから厄介だ。

モズ-1000512.jpg
     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

モズのオスが枯れ枝の先に飛来するや、枝にさしていた羽毛のかたまりを苦労して飲み込んでいた。写真は飲み込んだあと飛び立ったところ。

どうやら、そのハヤニエは小鳥だったようだ。灰色の羽毛だったが鳥の種類は検討がつかない。肉塊はわずかだったので、最後の食べ残しだったのだろう。
昨日はメジロを追い回すモズを見たが、小鳥を襲ってハヤニエに立てることはそう珍しいことではないものの実際に観察できる機会は少ない。
30年ほど前の雪が積もった日、所沢市郊外の雑木林でアカネズミを捕らえて枝に突き立てるモズを見たことがある。
小鳥やノネズミなどの獲物を押さえつける脚力がモズにはあまりないので、枝などの突起物に突き立てておいて鋭い嘴を使って調理をする。

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

昨日から始めたクヌギの萌芽更新伐採作業。
目線の高さで切り詰めるという方針に沿って今日も残っていたクヌギの伐採に取り掛かった。

上写真の脚立を立てかけた木は一番大きくもっとも注意深く作業する必要があった。
当初の見立てでは枝や幹の状態からして道路側ではなく敷地内へと倒れるから心配ないと思っていたのだが、切断作業の途中で倒れる方向が道路側になることがわかった。チェンソー刃が食い込む具合からわかるのだが、8割ほど切り進めたところでこれはヤバイ!と悟った瞬間、実際チェンソー刃が挟み込まれ抜けなくなった。正月とあって車の通行は少ないものの、道路へと倒すわけにはいかない。
そこで虎ロープを幹に巻き付けて引っ張り、なんとか敷地内へと倒すことができた。その重量感たるや写真では伝わらないが、自分に倒れかかったらひと溜まりも無い。ロープを引っぱたときの揺らぎ方をしっかり見て、どの方角に倒れるかを冷静に判断する。
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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
倒れた直後。ドッスン!!狙い通りの位置に倒せて一安心。

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        OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

昨日は5本、今日は4本を伐採し合計9本のクヌギの伐採作業を完了できた。
目線の高さまで切り詰めたので、萌芽して伸びる枝葉は手の届くところに展開する。自然観察にはうってつけとなるし、来年からの伐採も楽にできるようになる。
倒したクヌギの小枝の整理もあるが、このまま2ヶ月ほど放置しておけば、椎茸のほだ木としてコマ打ちができる。
ほだ木にならない細い枝は積んでおけば、朽木の宝庫となり、キノコや様々な昆虫類の観察を楽しめる。そこには鳥もやって来るだろう。
posted by やまかます at 22:24| 田舎暮らし

2023年01月01日

初仕事は山仕事

三股町


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 霧島山   OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

あけまして おめでとう ございます。
本年も よろしく おねがいします。


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エナガ     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

2023年の初仕事はクヌギの伐採作業を朝から行なった。
クヌギ-1014816.jpg
    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

目線の高さで幹を切り詰めることにして、今日は5本を切った。
特に道路沿いに並んだ一列は、道路側へ倒れないよう工夫する必要があり、手間と時間が掛かる。

一本切るごとに足場を確保するためにも枝葉を裁断して片付ける作業があり、これで結構くたびれる。
それでも手鋸でやるより、昨年暮れから使い始めた充電式小型チェンソーのおかげで効率良く半分くらいいやそれ以下の時間で済んだ。大助かりだ。作業は明日以降もまだ続く。

エンジンチェンソーと比べてみれば、まるで大人と子供くらいの違いがあるけれど、これがどうして電気モーターのパワーは侮れないほど強力だ。仕事量にもよるけどバッテリー稼働時間はおよそ20~30分程度で、2個のバッテリーを充電しながら交互に使える。充電時間もおよそ30分。
直径20センチ近くある幹もゆっくり時間を掛けてやれば切れる。特に高い場所の枝や幹の切断は片手で操作できるのが良い。
一旦地面に倒した幹を切断するには、エンジンチェンソー(下写真画面上)を使ったほうが速いので、久々にエンジンを掛けようとしたが、調子が悪くついに掛からなかった。エンジンは小まめなメンテナンスが欠かせず、整備作業の時間もかなり要するのでついに使用することを諦めた。そもそもエンジンの爆音もやたらうるさい。静かな電気モーターのほうが気分の上でも楽である。

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO    
  
posted by やまかます at 20:53| 田舎暮らし

2022年10月11日

満月

午前6時12分 東の空
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      OM-1  M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
 
午前6時20分 西の空
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     OM-1  M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

昨日が満月だったようだ。仕事部屋の外灯には何も来ていなかった。

午前6時半 朝焼けに染まる霧島山
朝焼け-1048710.jpg
      OM-1  M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

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    OM-1  M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

下の谷津田ではナガコガネグモの卵のうが増えて、あちこちで目に付くようになった。

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     OM-1  M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

ハゼノキの実を啄みに、ヤマガラとコゲラが来ていた。
3年前の冬、モズが啄みに来るのを撮影した場所でそのときは大きなブラインドを設置した。

モズ-1049751.jpg
    OM-1  M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

モズのメスがうちの周りで賑やかに高鳴きしている。モズの囀りが秋の深まりをいっそう感じさせてくれる。

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      E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

谷津田の農道を歩いているうち、ふと足元を見下ろすと、私の長靴の足跡に並んでイノシシの足跡が続いていた。

先月の中頃から、うちの周辺では昼間でも元気に走り回っているイノシシ4頭組(兄弟か?)をよく見かけるようになった。
仕事部屋まで笹藪の草擦れする音がパキ、パキ、パキと聞こえてきて、外に出てみればすぐ隣の畑(耕作放棄されて雑草と笹に覆われている)の中を4頭が移動していたり(午後4時ころ)、やはりパキ、パチ、パキ、パチ、という音でふと窓を開けてみれば、すぐ道路向こうの栗の木のしたで落ち栗を食べている4頭がいたり(午前8時前)、と。
畑や水田での被害は以前から(10年以上前)多かったけれど、それでも昼間にイノシシの姿を見る機会はかなり稀だった。

そこで、庭の家庭菜園に仕掛けていたトレイルカメラを林の一番下の観察路に設置してみた。
(ちなみに家庭菜園の横を通るノウサギとタヌキの姿は月に数回写っていたが、その後、作物の被害は出なかった)
新しい設置場所には小さな人工池があり、数年前、ヌルデ倒木に出入りするテンやイタチ、タヌキ、ノウサギ、鳥類、イエネコなどを撮影した場所だが、そのときには、イノシシは一度も写らなかった。

ところが今回、数日前に設置したトレイルカメラにはすぐにも、イノシシ4頭組が何度も通過したり、人工池の水を飲む姿が写っていた。このところの動きからして予想はしていたが、ちょっと驚いた。

posted by やまかます at 19:55| 田舎暮らし

2022年09月18日

台風14号の暴風域

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       E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
写真は午前中に撮影したので強風と言ってもこれまでの台風並みだったが、午後になって暴風域に入ると一段と風の勢いが強まり、窓を開けての撮影も、窓越しの撮影もできなくなった。
雨戸がある窓は全て閉め切っているし雨戸がないガラス窓は飛散してきた枝葉や雨粒でほとんど視界が遮られている。

宮崎に移転して以来、今回の台風の威力は最も激しく、かつ暴風域に入っている時間も長い。このまま明朝までは大荒れが続くようだ。
雨樋はどこも枝葉が詰まってダダ漏れになっている。
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       E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

仕事部屋の天井を見上げていたら、小さなヤモリがいた。
先日、目の前の机の上を歩いていたヤツだろう。

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       E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

こんな嵐の日には、野鳥や諸々の小動物たちはどこでどうやってやり過ごしているのだろう。
風が凪いだ間で柿の木に来ていたカラスもいたけれど、彼らも腹ごしらえを十分にできず避難したようだ。
大雨の降るなか彼岸花に来たモンキアゲハもいたけど、風に揉まれるようにして飛んで行った。

朝から何度も電気が停まるのだけどすぐに回復するのも不気味だ。
これだけの暴風で、、、、と書いたところでまた電気が停まった。今度回復した時にアップロードできるだろうか?

数分後の今、電気が戻ったので今のうちにアップロードしておこう。
明日の午後には外に出て、被害状況を確認できるだろうか?

posted by やまかます at 17:19| 田舎暮らし

2022年08月03日

危機一髪!!

今日も酷暑だったけど、薄い雲がかかって陽射しが若干和らいだ。湿度は50%前後。

午後7時 霧島山
明日もまた猛暑になるようだ。
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   E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
 
アシナガバチの巣の撮影で使っている延長棒カメラを、今日はコガタスズメバチの巣に向けてみたのである。

最初からこれは絶対ヤッテしまうなと想定していた通り、ゆっくりと巣の下に差し入れたカメラが、手元が狂ってコツンと巣の外壁に当たってしまった。
わかってはいても、やはり、、、。
下から上向に仰いだ絵柄で撮影したい衝動に駆られ、軽い気持ちで臨んだのがイケなかった。

案の定、巣口からワーカーがワラワラと出て来て次の瞬間、後ろに引いたカメラに一頭が体当たりをした。
「あ!これはヤバい!」
カメラにぶつかった反動で今度は私目がけて向かって来た!

もう逃げるしかない。なぜか大声を張り上げながら猛烈にダッシュ。

大声を聞きつけた嫁さんが、台所から何事よ!とびっくりして問いかけたのは言うまでもない。

何とか逃げ切れたが迂闊なことをしてしまったと反省し、作戦をしっかり練ることにした。

そういうわけで、今日はそのコガタズズメバチの写真はありません。






posted by やまかます at 21:00| 田舎暮らし

2021年04月02日

湧水

三股町

朝から小雨混じりの一日。
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東京にある出版社の方と、リモートでの打ち合わせをした。
もう東京に出向くこともなくなり、経費の面では助かるが、人と会って対面でのやりとりが大事だという思いに変わりはない。それに、25年間住んだ土地への郷愁というか、いろんな想い出もあって、仕事抜きでも時に足を運びたくなる。

さて、今年に入ってから、湧水での定点撮影を続けている。
この場所はうちの土地のすぐ隣の傾斜地で、山からの湧水が小川を作って池や田んぼに流れていた。
しかし大雨の度に土砂崩れとなり、地形が大きく変わってしまった。元々あった小川も一旦は消えたけど、盛土を突き抜けるようにして湧水が復活し細い流れができている。
この湧水のオアシスを求めてどんな生き物たちが集まってくるのか、それはどうしても知っておきたいことだった。

一昨日の深夜と昨日昼間のお客さん。
タヌキ
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ハシボソガラス
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カラスザンショウの樹上で抱卵中のアオサギ
木々の芽吹きも盛んになってきて、巣場所もいづれ視界から遮られてしまいそうだ。
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posted by やまかます at 19:33| 田舎暮らし

2021年04月01日

自宅フィールド

三股町

今日は外出せず、自宅フィールドで観察。

カラスノエンドウを見て回ると、ポツポツ、フチグロトゲエダシャク幼虫がいた。
体長8ミリ程度だから中齢だろうか。
何かしら危険が迫ったのか、これはヤバイ!とばかり、糸で宙ぶらりん。
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うんと寄ってみれば、体の紋様がよくわかる。小さな尺取り虫だ。
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ユズの新芽に産み付けられたアゲハの卵。
そこに寄生産卵中のアゲハタマゴバチ
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開花が盛んになったノイバラには、コアオハナムグリが来ていた。
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OM-D E-M1 MarkU   OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro 
ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8
GODOX TT350
posted by やまかます at 17:33| 田舎暮らし

2021年03月06日

コマ打ち

三股町

このところ、庭ではルリシジミをよく見る。
今日も3頭がアブラナの花に来ていた。そのうちの一頭は大柄で、メス。
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アセビやアブラナの花に来ていたビロードツリアブ。
ホバリングしながら、脚の掃除。
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午前中、雨が降らないうちにと、椎茸のコマ打ち作業を行なった。
菌コマは1,000個を買った。
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群馬県にある工場に掲げられた『ドクターモリ』の巨大な看板は、関越高速道路を北上するときによく目にしていたが、
ここ宮崎で、その「ドクタモリー」の製品を手にするとは夢にも思わなかった。
ドクターモリの種菌を使い始めたのは2年前からだが、しっかり菌糸が繁殖して収穫の成績も良い。
posted by やまかます at 20:48| 田舎暮らし

2021年02月06日

農業生物研究会

三股町

昨夜の雨もあって、シイタケが一気に傘を開いた。
食べ切れないので、干し椎茸にすることに。
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昨年暮れに切り倒したクヌギの材も、そろそろコマ打ち作業をする時期となった。
コマ打ちしてから、収穫は2年後になる。

さて、学生の頃、所属していたのは「農業生物研究会」だった。
サークルの名称は農学部にあったからの故であろうと思う。
このサークルの顧問教官は昆虫学の教授でもあり、研究会の活動拠点は昆虫学研究室にあった。
一年生の時に即入会したが、当時、昆虫に興味を抱いている会員は院生も含めて5名、鳥に興味を抱いている会員が8名だったと記憶している。鳥か昆虫かという、そんな区別に関係なく週に一回研究室に集まって楽しく語り合っていた。
それぞれ所属している学科も環境保全学や生物化学、園芸学、林業学だったりと農学部の各学科に渡っていた。
私は3年生になったら専攻を昆虫学に決めていたけれど、鳥の撮影にものめり込んでいて、鳥の先輩たちから色々と教わることが多かった。
当時、野鳥の撮影機材はニコンの300ミリ一本きり。そのレンズはあまり寄れないので、接写リングをかまして、松山城に通ったのも懐かしい。もちろん、追い撮りである。
なんとか寄れるのはウグイスくらいだったが、相手は藪の中をチョロチョロ動くので、まともな写真は一枚も撮れなかった。
唯一、人前に出しても恥ずかしくない写真が撮れたのはビンズイだったけれど、1カットのみ。その貴重な写真も後々、生計のために売り払ってしまった。一時期、写真を切り売りして凌いでいたことがあるけれど、そう長くは続かなかった。

41年前の写真。私が胸にかけている紐は、バードコールだ。
金具をひねって回すと、キリキリ、キコキコと音が出て、鳥が集まるというものだ。もう今は手元に残ってない。
21歳の私は、いったいなにをどう思ってこんな自撮りをしたのだろう?
机の上に広げているのは五万分の一地形図とフィールドノート。
「初心忘るべからず!」という、未来の自分へのタイムカプセルだったか。
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posted by やまかます at 22:18| 田舎暮らし

2020年12月12日

菊芋


今朝の霧島山。午前7時20分
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すぐ近所の畑に、「菊芋」が植わってあり、しばらく前までは黄色い花で賑わっていた。
大きな葉っぱが特徴的。
写真は先月末に撮影。畑の脇でキジのオスが佇んでいた。

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ちょうど嫁さんの実家から菊芋が届いたので、きんぴらの惣菜を拵えた。
初めて食べたのだが、コリコリとした食感。味付けが濃かったので、菊芋そのものの味はほとんど分からなかた。
菊芋は高血圧によく効くらしい。芋は掘り出すと傷みが早いので、食べる分だけ収穫するか、土に埋めて保存するのがいいそうだ。
今日は生で食べることにしたのだが、皮剥きが大変そう。

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昨日、谷津田を歩いていたら、笹藪の中で何やら黒い影が蹲っていた。
近寄ってみれば、罠に掛かったイノシシだった。さらに近寄ると興奮して、こちらに向かって威嚇してくる。
右前脚の先端がワイアで括られていた。動ける範囲で地面を掘るので、そこだけ砂場のようになっている。
逃げようとする力は相当なもので、今にも罠のワイアが外れそうだった。
あとで分かったのだが、ワイアは爪の付け根深くに食い込んでいた。

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狩猟許可書プレートには、知り合いの方の名前があったので、
すぐに連絡して今日のことイノシシの取り込み作業となった。作業は二人掛かり。私はそばで見学。
ロープで動けないよう宙吊りに固定して、首にナイフを入れる。
ドフドフ、と血が泡吹いて流れ落ちる。血抜きはこうして現場ですぐ行う。

50キロ程度の若いオスだった。かなり肥えているが、牙はほんのわずかしか無い。
写真は、後ろ脚。

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posted by やまかます at 20:28| 田舎暮らし

2020年10月29日

シイタケ、豊作!

三股町 田上

2年前の12月にコマ打ちした椎茸。
一昨日、次々と菌体が育ってきた。
コマ打ちしたクヌギは台風で倒れたもので、根っこがほとんど腐っていた。
こんなクヌギでも良いのだろうか?と半信半疑だったが、枯れてはなかったので、椎茸の菌床としては問題なかったようだ。こんなにいっぱいだと我が家だけでは消費できないので、知り合いにお裾分けすることにした。

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午前中は水辺の撮影ブラインドに籠もっていたので気付いたのだが、そばの農道をトラクターと軽トラが計二回、通過していた。正午前にブラインドを出て戻る途中、コカマキリのロードキルが目に入った。
さては、先のトラクターか軽トラに跳ねられたかな?

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拾い上げてみると交尾したままの体勢で雌雄とも息がない。いや、オスはピクリと脚を動かしたけれど、それきりだった。
目立つ外傷はないが、よく見るとメスにはわずかに出血がある。

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死に至るほどのよほど強力な衝撃を受けたのだろう、と想像するしかない。
交尾したままの雌雄の遺体を、庭のツワブキの葉上にそっと安置しておいた。もしかして息を吹き返すかも、と。
けれど1時間後に見てみると、アリがたかり始めていた。

玄関に戻ると足元に、別のコカマキリ♀がいた。
このところ、コカマキリの目撃頻度が高い。

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先日、見つけたキタテハの蛹は、昨日の午前中に羽化したようだ。
すぐ隣のイシガケチョウ蛹は、お尻をクネクネと色っぽい仕草をしている。
羽化はまだ先のようだ。

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E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
GODOX TT350

午後3時過ぎ、宮崎放送、MRTのスクーピーリポーターの方が来て、4分の中継があった。
同局のスクーピーリポートを受けるのは、これで三度目。
若い女性お二人のコスチュームが前二回と全く違う。コスチュームは毎年、更新しているそうだ。

9年前の二度目の取材生中継は、三股駅で写真展を開催した時だった↓

スクリーンショット 2020-10-28 8.32.45.png


今日はお二人の写真を撮るのを忘れてしまったが、MRT宮崎放送のインスタグラムに記念写真が載るようだ。

posted by やまかます at 19:25| 田舎暮らし

2020年10月23日

家壁の昆虫たち

三股町 田上

昨日の午後から降り始めた雨は、今朝になって止んだ。
どんより曇っているが、今日の日中は晴れ間が戻るようだ。

南向きの家かべにいた、タテハモドキ
ここで一夜を過ごしたようだ。一枚撮影したところで飛んでしまった。

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ちなみに画面奥に見えている白い物件は網室で、クモの造網撮影のために設置してある。
しかし、狙い通りにうまくいかない。

玄関にいたのは、ハラビロカマキリ♀。
他にオオカマキリ♂も少し離れた位置にいた。

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西向き、縁側のロープにいたのは、キマダラカメムシ
キマダラカメムシ、庭でも繁殖し、今年の発生数は多いと感じる。


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E-M1 MarkV  M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 FL-LM3


posted by やまかます at 20:00| 田舎暮らし

2020年06月27日

家の中、外



ダア〜〜〜〜ン!!

黒い影が真っ直ぐに飛来して、窓ガラスに激突。
朝食をとっている時だったので、嫁さんも一緒に目撃した。

「なんか、ぶつかった!?」と、嫁さん。

「あ、鳥だね。だれだろう?」

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窓に急いで駆けつけてみれば、外の縁側に死んだように伏せていたのは、カワセミだった。

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カメラを取りに走って戻って来ると、頭をもたげていた。

「軽い脳震盪だろうね。もう少しすれば立ち直れそうだ」

カワセミ-6270135.jpg


どうやら今年生まれの若鳥ではないだろうか。
数分後には回復して、飛び去って行った。

嫁さんはしきりに「カワイイ!カワイイ!」と言って、窓から見ていた。

2010年4月23日にも同じ窓ガラスで、カワセミの激突事故があり、その時は死んでしまった。
メスの成鳥だった。


先日のこと、掃除をしていた嫁さんが、

「客間の座布団の下に、クワガタ虫が死んでるんだけど、なんで?」と。

「なんで、って、なんでだろうねえ。灯りに飛んで来ていたから、どっかの隙間から入ったんじゃないの」

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死骸を拾い上げてみると、まだ体は柔らかい。コクワガタ♂だった。
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簡易なやり方で、展翅展足してみた。


posted by やまかます at 21:07| 田舎暮らし

2020年05月08日

あくまき

今日は都城市、志和(しわち)町の森で昆虫観察会。
ここも背景には霧島山がくっきり。
森入り口の小屋手前には、カラカネオガタマ
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観察会終了後、今回もチョウの展翅標本作成を披露。風通しのいい広いデッキで行った。
風で展翅テープがばたついたけど、展翅はうまくできた。
長年やってないけど、腕は落ちていない。学生の頃には、博物館や大学研究室のバイトでも大量の展翅をやったことが懐かしい。

帰り途、教わった志和町のパン屋に立ち寄って、そこのパンを初めて買ってみた。
明日の朝食用。三股町にはお気に入りのパン屋が一軒あるけど、たまには違う店のパンも試してみたい。

午後2時過ぎ帰宅後、自宅林の手入れ。
観察路にたまった刈り草を、三ヶ所に分けて山積みにする作業。
雪だるま式に刈り草を転がすと、かなりの量になった。

作業中、ふと目に入ったのが、キスジトラカミキリ
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羽化直後なのだろう、おとなしい。
なので、広角レンズで撮影したあとマクロレンズを取りに戻って、再撮影。
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さらに日がさして来たので、顔のアップも。
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ササの若茎には、ホオアカオサゾウムシの姿が増えてきた。
ホオアカオサゾウムシ-5080097.jpg

必ず下向きの格好で、茎に穴を穿って食事をしている。
本種の幼虫期は全く見えてこない。

集落の知り合いの方から、「あくまき」をいただいた。
自家製だそうだ。
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切り分けて、黄粉にまぶしていただく、茶菓子。
地元では砂糖醤油や醤油につけて食べる、という話を昨日聞いたけど、
それは試したことがない。

posted by やまかます at 22:26| 田舎暮らし

2019年10月16日

カボチャ

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「ごめんください」に続け、
玄関の網戸を開ける音が聞こえて、慌てて廊下を走った。

小柄なお婆ちゃんが手にしていたのは、瓢箪のようなカボチャ。

「へえ〜!いい形してますね〜」と、受け取った私。

お婆ちゃんが語る言葉のほぼ9割は解読できずとも、
お婆ちゃん、K子さんがカボチャを手土産に訪れた理由は、すぐに察しがつく。

K子さんは、下の谷津田からうちの林を直登してきたのだ。
で、いつもの薪拾いをする前に、わざわざ理りを入れに来てくれたわけだ。
すかさず、こちらも早生ミカンを袋に詰めてお返し。

薪拾いはK子さんの日課で、雨の日以外は毎日のように、キャリーを押してあちこちの林に赴いている。
うちの林にも年に二、三回、薪拾いに訪れる。

ニガキの葉っぱが随分と食べられていた。うちの林には一本しかない、ニガキだが。
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シンジュサンの幼虫が5頭いて、このままではいづれ食糧難になりそうな気配だ。
終齢幼虫や、
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3齢もいた。
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昨夕、瀕死の状態だったトノサマバッタは、今日の夕方には完全に事切れていた。
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一昨日の夜、飼育羽化した、ミドリスズメ

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posted by やまかます at 20:38| 田舎暮らし

2018年12月31日

山仕事

山仕事現場のパノラマ。
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画面中央に伐採したコナラの幹が2本、横たわっている。これの解体作業は少し先に予定している。
伐採枝の片付けがまだ終わっていないからだが、太さが50cm前後ある幹をチェンソーを使って細切れにする作業はかなり覚悟がいる。
山の如く積み上げた伐採枝は、太さごとに薪や朽ち木レストラン用にと切断し細枝を払って選別している最中。
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椎茸のコマうちはクヌギに1,000コマ打ったので、特にホダ木としては考えていない。


作業中にヤママユの繭殻を拾った。伐り倒す前に気付かなかったのは、どうやらコナラの高所の梢に付いていたせいだ。
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午前中、嫁さんと買い物に出かけた後は、
今日も山仕事にほとんどの時間を費やした。腰には鋸と鉈を西部劇のガンマン如くぶら下げて。
まさに二丁拳銃だ。

( 写真;OLYMPUS TG-5 )
posted by やまかます at 20:26| 田舎暮らし