2022年05月14日

ビワとシュレーゲルアオガエル

三股町

ビワの果実が色付き始めた。仕事部屋の勝手口を出たところにあり、壁にはライトが設置してある。
毎晩、灯りをつけているのでビワに影響がないだろうか?と気にはなるが、果実は毎年ちゃんと熟していろんな生きものたちの胃袋に消えていく。袋がけをしないので、カラスにはよく持って行かれる。

シュレーゲルアオガエルは、ライトに飛来した虫が目当てでやって来たのだろう、でっぷりと肥えている。大きさからしても、メスかな。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

青空が出ている時間は小刻みで短かったが、気温は28℃近くまで上がった。

モンキチョウとモンシロチョウが乱れ飛んでいた。この時期は最盛期のようだ。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14

コガネムシ
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
posted by やまかます at 21:04| 両生類

2022年05月06日

仔蛙、どこへ行く

三股町

お隣、鹿児島県のフィールドに出掛ける予定だったが、朝から雨となり取り止めた。
玄関に出てみると、タイル張りの上を小さなカエルたちが列をなすように歩いていた。

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14 FL-900R

なるほど、今日のこの雨を待っていたのだろう。ここぞとばかり一斉に下の池から林斜面を登り、うちの庭から家屋周辺までやって来たようだ。外を歩こうものなら仔蛙を踏んづけてしまいそうになるほど、数はやたらと多い。
体長1センチにも満たない仔蛙たちのあどけない表情やヒョコヒョコ歩く姿を見ていると、無事に大人のニホンヒキガエルまで成長を遂げることができるのだろうか?と心許無い。

居間の窓から庭を眺めていたら、ヤマガラが地面に降り立ち何度か仔蛙を啄もうとしていた。しかし、毒液でも感知したのか諦めて去って行った。

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14 FL-900R

仕事部屋のすぐ外のクヌギで育っているヤママユ幼虫3兄弟は、揃って3回目の眠に入っていた。
もうじき脱皮して4齢になる。

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14 GODOX TT350

2年前(4月12日、2020年)に庭で撮影したハチ未同定種の写真が出て来た。
SF映画『スターウォーズ』に登場した、ダブルブレードのライトセーバーを使う、邪悪の戦士「ダース・モール」を思わせる風貌、にしては目がクリッとして頭も大きく可愛いのだけど、、、。
さて、カギバラバチ科なのかどうか? 真横からも撮影しておけば良かったと悔やまれる。

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 OM-D E-M5 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro


posted by やまかます at 21:26| 両生類

2021年08月18日

謎の死とは

三股町

午前6時10分
新聞を取るため玄関を出たそこに、ニホンアカガエルがでんぐり返っていた。
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見たところ外傷は一切無い。後ろ脚が伸びきっているこの格好が死因に関係するのだろうか?
夜の門灯の灯りに集まる虫をお目当てでここに来ていて、何かしらのアクシデントがあったのだろうか?
もしかして誰かが置いていったのだろうか?
体の大きさや体色からして、まだ若い個体だろうか?
この状況について、だろうか?を連発するしかないのも情けない。
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雨が止んだのは午後3時を過ぎた頃。それにしてもよく降り続ける。
気温は23〜25度前後。畳にカビが生えそうで、扇風機を回していたが、これがかなり肌寒い。

囀るホオジロもずぶ濡れ。
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少しでも雨脚が弱まると、アゲハやモンキアゲハ、ナガサキアゲハ、キアゲハが庭の花壇にやって来る。
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ススキ葉上の雨雫を吸っていた、オオチャバネセセリ
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〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
GODOX TT350
posted by やまかます at 19:27| 両生類

2019年09月27日

シュレーゲルアオガエル

どうやらオオスズメバチ巣探しは延期になったようだ。

砂糖水トラップはまだしばらく設置したままで、ワーカーが帰巣する場所の絞り込みを、後一日はやるとのこと。

ただ問題なのは、砂糖水トラップの設置場所はうちの浄化槽の傍であり、月一回の浄化槽点検が入るとマズイことになる。まあ今日は何度も観察に来ていたから、巣場所の絞り込みも出来た事だろう。

仕事部屋の外灯に来ていた、シュレーゲルアオガエルの子供。
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黒インクをかぶったような姿だが、これは場所によって緑色に戻るようだ。
その実験をしようと思っていたが、撮影中に見失ってしまった。

先日、ヤガ科の幼虫に外部寄生していたコバチ幼虫
繭から蛹を回収してみた。全部で15頭。
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蛾類幼虫に外部寄生するコバチは2012年9月にも撮影している。過去記事↓
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今日は、三股駅ギャラリーで17日から開催していた写真展の最終日。
午後5時から始めた撤収作業は1時間ほどで完了できた。
明日は午前10時から、講演、そしてそれに引き続き、観察会を開催する。

来月、宮崎市の大淀川学習館で、山口進さんの講演が開催されるそうです。
ご興味のある方は是非!
posted by やまかます at 21:19| 両生類

2019年05月25日

カゲロウとカジカガエル

連日、河川での夜間撮影を行ってきたが、今夜はいったん中断した。
土日ということもあり、自分の体力も考慮して今日一日をオフにした。

こういう機会に、以前から気になっていた標本撮影台の改造工作を1時間ほど掛けて行った。
標本を乗せる台も上下微動できるようにする工作。
ニコンの古いベローズを改造して、これで撮影台をエレベーター式に組んだ。
ベローズの解体にはちょっと工夫も必要だったが、ともかく手元にある工具と材料だけで済ませることができた。

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河川での夜間撮影とはカゲロウの羽化だが、日没後の非常に限られた時間帯に集中する。
羽化が終了するや、それと入れ替わるようにしてカジカガエルの活動が活発になる。

うっかりすると、踏み潰してしまいそうなくらいにワラワラと石の上に出て来るカジカガエル。

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カゲロウの羽化が短時間で慌ただしく終了する理由が、もしかしたらこれだったのかもしれない、
私の姿にも動じることがないカジカガエルたちの大胆な姿を見て、納得できるような気がした。
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賑やかになるカジカガエルの鳴き声が、カゲロウ羽化の撮影を諦めて撤収する合図でもあるのだ。


posted by やまかます at 21:51| 両生類

2018年10月25日

コケアマガエル

22日から24日の昼過ぎまで愛媛県に滞在。
23日は愛媛大昆虫研の後輩お二人とフィールド巡り。仔細についてはいづれ。
一回り以上若いお二人とは大学ではすれ違いであったが、懐かしい話題で盛り上がった。

24日、実家に立ち寄って荷物の整理などしてから、久万高原町の面河山岳博物館に赴いた。
秋の企画展「モズのはやにえ」を見学。はやにえの標本コレクションは圧巻。

久万高原町で30分ほど、探しもの。
こんなとこに、いるかも?いて欲しい!

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これは? 
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お目当てとは違うけど、近づいた気分。

企画展「モズのはやにえ」を観覧したあと、八幡浜港まで2時間少々のドライブ。
久万高原町から落合を抜けて内子町まで、クネクネの山道続き。

午後9時過ぎに帰宅。宮崎県内の高速九州道は対面通行がほとんどなので、危険な上に疲れる。
快適なドライブとはいかない。

今日はずっと先送りしていた観察路の草刈り作業を行った。
チヂミザサが結実する前にやっておきたかったのだが、もう手遅れだった。仕方が無い。
草刈りをする前の下見歩き中、タテハモドキが3頭、足下から飛び出した。

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posted by やまかます at 20:32| 両生類

2018年06月19日

なりきり

川岸の板壁に、カジカガエル

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幼いカジカガエルは、昨日、美郷町の石峠レイクサイドにて。

イヌビワの葉裏に、イシガケチョウ蛹。
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この蛹は仕事部屋のすぐ傍。

青梅そっくりのお顔は、シャチホコガ科の幼虫(2齢)。
先日、12日にふ化した4兄弟で、皆元気にクヌギを食べている。

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posted by やまかます at 18:34| 両生類