8日、朝一番の便で宮崎空港から羽田空港へ。
羽田経由で旭川空港に到着したのは予定より30分遅れの午後1時頃。
空港近くのレンタカーを借りた時点では曇りわずかに小雨あり。気温25°cくらいか、とにかく涼しい。
旭川市郊外の森で、マイマイガ幼虫の大発生の様子を見るも、他の虫影は少ない。
オオアカゲラの若鳥と親鳥の3羽がすぐ目の前にやってきた。

昨日、9日は早朝から大雪山・旭岳に登った。登ったというよりか上がった、と言うべきか。
山上の天候は、晴れ!現地では滅多にない空模様らしい。涼やかな風が心地いい。
高山植物、雄大な山容を眺めていると時間が止まったような気分だ。日差しもあってそこそこ気温も上がったが、昆虫の姿は思ったより少ない。予報によると私たちの滞在中に晴れるのはこの日の午前中とあと一回チャンスがあるか無いかという極めて不安定な天候が続くようだ。
午前11時頃から雲が湧いてきて、予報通りあっという間にどんより曇り空となった。天候の回復は見込めないようだったので、11時45分の下りロープウェイに乗って下山。軽い昼食をとってからロープウェイ乗り場周辺の自然探索路を歩いてみた。

去年と同じく、河野宏和さん(左)、伊藤知紗さん(右)、のご両名と3人で観察巡り。
3人トリオの昆虫観察巡りは、2019年の四国(愛媛・高知)から始まり、2020年九州(宮崎・熊本)、2021年奄美大島、2023年北海道、そして今回で5回目となった。昨年の北海道はほとんど雨か曇り空の下だったので、今回はとにかく晴れて日差しが欲しいところだ。
〜機材のお話し〜
今回携行したカメラはOM-1とOM-1M2、そしてEOS-R6 MarkUの、3台。
そのうちEOS-R6 MarkUはどのレンズを付けても、起動後にAFが動かない現象が多発。MFで一旦合焦させると、眠っていたロボットが目覚めたようにAFが作動する。
この不具合は以前から稀に見られたが、北海道に来てからさらに頻度が上がって、ほぼ毎回生じるようになった。帰宅したら点検・修理出しせねば。他にもRAWバースト撮影した画像データの一部が壊れて開けなかったり、カメラ内でRAWから書き出し作業する時にエラーでフリーズが多発する。ファームアップで改善されたはずのエラー不具合が多発するのだから困る。もっとも、EOS-R6 MarkUのRAWバーストモードは、OMカメラのプロキャプチャーモードより秒コマ数が少な過ぎて、高速連写の仕事では使用範囲が限られる。仕事内容によって使い分けすることを面倒と思うか、カメラの特性を楽しめるかは人によるだろう。