2023年02月28日

有明海の干潟

佐賀県佐賀市

ズグロカモメ-1000076.jpg
     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

「東よか干潟」で一番多く群れていた、ズグロカモメ
すでに夏羽の姿も増えていた。

潮汐の状態は野鳥観察には向いていないけど、今日は下見で訪れてみた。
しかし、久しぶりに潮風の中、海浜を歩くだけでも心地良い。

人影がほとんどない干潟で、塩生植物のシチメンソウの調査をしている学生さんに出会った。
遠目には男性かと思っていたが、嫁さんが声かけてようやく女性とわかった。
短髪でボーイッシュな出立だったが、性格がとても明るく可愛い笑顔が印象的だった。
三人でしばらく話し込んでいると、上空を大きな翼を広げたミサゴが旋回し始めた。






posted by やまかます at 21:12| 風景

2023年02月25日

90ミリマクロレンズで撮った早春

三股町

今日の写真は、OM SYSTEMの新レンズ、ED 90mm F3.5 Macro IS PRO で撮影したもの。
カメラは、OM-1。
無限遠の風景から、小さな花や虫、といろいろな早春を拾ってみた。カメラボディとレンズの組み合わせのバランスがよく、カメラを構えるだけでも撮る気分が高まる。
レンズの描写力は申し分無く、60ミリマクロより向上しているようだ。まあその分、お値段も上がるわけだが。

なお、AF操作の際、フォーカスリミットスイッチは、Cの位置で0.25m〜∞までピントが合うので、ほとんどの撮影距離ではスイッチを細かく切り替える必要がなかった。
そういえば、Canonのマクロレンズ100ミリを使っていた頃、レンズの「距離切り替えスイッチ」はいつも「FULL」の位置のみで使っていたことを思い出した。その切り替えスイッチがフォーカスリミットスイッチにあたると思うのだが(多分)、ただし、OM SYSTEMのマクロレンズの場合、スイッチ「C」は「FULL」ではなく、一番近接する倍率(1.5~2倍)の0.23~0.224mの位置まではカバーしない。1.5倍以上になるときのみ、リミットスイッチを「S-MACRO」にする必要がある。ただ、先にも書いたようにほとんどの撮影距離では「C」の位置固定で合焦する。60ミリマクロレンズではフォーカスリミットスイッチの切り替えが煩わしかったが(馴れればそうでもないけど)、その点ではだいぶ使い易くなった。

ヤナギ-1063735.jpg
クスノキとヤナギのある谷津田

イワガネ若葉-1063682.jpg
イワガネの芽吹き

ヤマイモ果実-1063712.jpg
ヤマイモの果実

ワカバグモ-1063800.jpg
ワカバグモ

イタドリハムシ-1063999.jpg
イタドリハムシ-1064155.jpg
イタドリハムシ

オオイヌノ-1063990.jpg
イタドリハムシ-1064404.jpg
オオイヌノフグリ(深度合成)
コハコベ-1064125.jpg
コハコベ(深度合成)

ナナホシ-1063846.jpg
ナナホシテントウ(深度合成)

posted by やまかます at 21:24| 風景

2023年02月16日

噴煙、たなびく

三股町

モンシロチョウ幼虫-1062650.jpg
     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

先週から観察しているモンシロチョウ幼虫(終齢)は、毎日、葉っぱを食べては休む、という日々を送っている。
もうそろそろ、蛹になる準備に入りそうな気配もするが、さてどうだろう。

桜島-1062653.jpg
      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

午後4時50分、桜島の噴煙が南の方角に流れていた。
雲なく大気もすっきりしていたおかげで、三股町内からでも桜島のシルエットがくっきりと見えていた。

この場所は渓流での観察を終えての帰り途。
昼過ぎからブラインドに篭って3時間、渓流に暮らす野鳥の動きを観察していた。
明日はこれまでの観察(先月から)で得た情報に基づいて、撮影本番に取り掛かる。
posted by やまかます at 19:49| 風景

2022年11月09日

障子に影絵

午前6時06分

満月-3092743.jpg
      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

午前6時28分

満月-3092760.jpg
     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

昨夜の天体ショーを私は見逃したけれど、嫁さんは双眼鏡を手にして何度も外に出ていた。
ほどほど暗い夜空のおかげで、天体観察も楽しめる。

オオカマキリ-3092805.jpg
       E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

この時期にしてはずいぶんと体の綺麗な、オオカマキリのメスがいた。摘んでみたものの、拍子抜けするほどおとなしい。

午後4時10分

影絵-3092808.jpg
    E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO  

クビキリギス、だろうか。

影絵-3092811.jpg
     E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

こちらは、クロウリハムシ
posted by やまかます at 18:01| 風景

2022年10月25日

秋晴れ

午前6時51分
霧島山-3251807.jpg
     E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO 

朝焼けに染まる霧島山。
起床時刻の6時はまだ薄暗いけど、外ではすでにジョウビタキが囀っている。

午前8時26分
コガタコガネグモ-259313.jpg
     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U

チカラシバの花穂にしがみつくウスモンミドリカスミカメを見ていたら、すぐ隣にコガタコガネグモがいた。前脚が一本欠けている。
網糸はボロボロに破れている。獲物が暴れたのか、それともたくさんの獲物に恵まれたのか?
明日にも張り直した円網が見られるか気になる。

午前11時40分
霧島山-3251816.jpg
      E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO 

午後3時16分
霧島山-259355.jpg
     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

午後3時19分
ヒメアカネ交尾-1051569.jpg
     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

ヒメアカネの交尾カップル。
我が家の庭や林にたくさんいる赤トンボはほぼ皆、ヒメアカネだ。

午後4時34分
ゲンノショウコ-259396.jpg
     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U

ゲンノショウコの花が一輪だけ、地面に張り付くようにして咲いていた。

午後5時26分
霧島山-3251819.jpg
      E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO 
posted by やまかます at 20:01| 風景

2021年05月02日

木城えほんの郷

宮崎県 木城町

昨日は『木城えほんの郷』で昆虫観察会。
0502-3011767.jpg

今朝はそして、コケの観察会「コケの一念」にも参加。

その前、、、、、、午前6時、池の周辺を散策。
アカショウビンの囀りが遠くから聞こえて、そのあと、「キャラ、キャラ〜」とヤマセミの番が頭上を通り過ぎて行った。
ヤマセミを見送ったあと、ふと足元を見れば、シュレーゲルアオガエルがいた。
0502-3021826.jpg

池周辺に多いクララは、まだほとんどが蕾だけど、ルリシジミの卵が多数ついており、アリがたかっている幼虫も多かった。
0502-3021804.jpg

大きくなったコガネグモの幼体。あと3回ほど脱皮すれば、成体だろうか。
0502-3021916.jpg

大きなサルトリイバラの葉裏には、ルリタテハの幼虫。
0502-3022029.jpg


すぐ目の前にやって来た、カワセミのオス。ヌルデの止まり木からダイビングするも獲物は取り逃したようだ。一回のダイビングだけで、さっさと山の方へ飛び去った。
0502-3021856.jpg



posted by やまかます at 19:16| 風景

2021年01月29日

満月の朝

三股町

午前7時、満月と霧島山。
朝一番、外がやけに明るかった。
満月-6291.jpg


クワの枝に佇み、獲物を探す、モズの雌。
上空にもしきりと気を配っている。
満月-2298912.jpg

今朝、観察路を降りて行く私の姿を見て飛び立ったのは、ハシボソガラス。
そのカラスを追撃するかのように、猛ダッシュで挑んでいったのがモズだった。メスかオスかはわからない。
もちろんカラスは全く無視していたけど、、。
モズのメスは、頻繁にうちの林に姿を見せているが、先日、オスが飛びかかってメスを追い払っていた。
飛び去った方角からして、その時のメスは、別のナワバリのメスだったかもしれない。
もうそろそろ、モズの繁殖期となる。
メスのねだり鳴きも、つい先日、聞こえて来た。
posted by やまかます at 22:11| 風景

2021年01月12日

高千穂岳

三股町

午前9時6分。

霧島山の高千穂岳も白く冠雪していた。

霧島山冠雪-2126368.jpg

昨日まで冷え込みが厳しかったが、今朝はさほどでも無かった。
昨夜の雨は有り難かったが、標高の高い山間部では雪になったようだ。


自宅林に設置してある撮影用ブラインドに入って、狙いの鳥を待っていると、
パラパラと、ミヤマホオジロ数羽の群れが目の前の地面に舞い降りて来た。

霧島山冠雪-2126435.jpg

淡い体色のメスのみで、オスが見当たらない。

午後2時。
ブラインドに篭るのは長くても2時間まで。
小休止に外に出てみれば、高千穂岳の雪はだいぶ溶けていた。

霧島山冠雪-1122672.jpg
posted by やまかます at 20:38| 風景

2020年12月20日

カラカラ天気、続く

三股町 田上

午前7時11分。朝焼けに染まった霧島山

1220霧島山-5478.jpg
EOS-5D MarkV EF70-300mm F4-5.6L IS USM

ツルウメモドキの赤い実も、鳥たちに人気が高い。
うちの林では、ヒヨドリとジョウビタキが最も頻繁に訪れている。

1220ツルウメモドキ-2203777.jpg
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20

1週間ほど前に食を断ち、蛹室にこもったクロセセリ幼虫は、まだ蛹化していない。
頭の向きを時々反対方向に変えており、お尻の固定もしていない。
もうそろそろ蛹化する頃合いだと思うが、さてどうなることか。

1220クロセセリ-2203843.jpg
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

午後3時46分。
今日も雲一つないカラカラ天気だった。

1220霧島山-5481.jpg
EOS-5D MarkV EF70-300mm F4-5.6L IS USM
posted by やまかます at 18:19| 風景

2020年11月05日

秋のフィールド歩き

高千穂町

昨日にひきつづき、朝から鹿のけもの道を辿ってあるいた。

森Z2040669.jpg

森ZB052700.jpg


朝一番はかなり冷え込み、日陰では霜柱も立った。
歩いているぶんには問題ないが、手袋ははめた。

今日のランチはお手軽、コンビニのおにぎり。

ランチZB052786.jpg


林床にたくさん落ちている山栗はほとんどけものに食べられている。やっと見つけた残り物。
山栗ZB052811.jpg


ススキZ2040696.jpg


けもののフィールドサインを辿って歩き続けたので、昆虫の撮影はほんの少しだけだった。
午後3時ころから、雲が出てきた。明日の後半から、天候が崩れるようだ。

posted by やまかます at 20:02| 風景

2019年08月25日

松山城

昨日は四万十市から南国市に移動、ニシキキンカメムシを探してみた。
ツゲの実はとっくに萎れており、ツゲには残っていない。
しかし、付近の樹木で幼虫が次々と見つかった。
ほとんどは終齢だったが、4齢もチラホラ見かけた。

撮影が終わるころ小雨となったが、しばらくするうちに止んだ。

午後4時過ぎ、松山市に移動。
今回は車中でのおしゃべりが絶えることなく、運転していても眠くなるようなこともなく、
いつもより疲れが少なく済んだ。

昨夜は小雨が降り続いていたが、今朝はまさかの快晴。
ホテルから松山城の森がくっきりと見えていた。
松山DSC_0002.jpg


どうやら、「晴れ男」Kさんのおかげらしい。

本日は皿ヶ峰の上林、風穴で昆虫観察。

四国昆虫巡りの最終日である。

posted by やまかます at 08:35| 風景

2019年05月05日

窓の外

普段、出来なかった大掃除をここぞとばかり励む、嫁さん。

連休とは無縁である私も、仕事をしながらも、仕事部屋の整理整頓もして、
そして手の空いた寸暇に家の片付け、模様替えも手伝ったりした。
結局、どこにも出掛けることなく、我が家で過ごしていた。

5月5日2019-6.jpg


ナルコユリの開花が始まっている。

5月5日2019-2.jpg


オオカマキリの孵化幼虫も、すでに逞しくハンターの暮らしを歩み始めている。

5月5日2019.jpg


隣の果樹園では、キュウィが開花している。

5月5日2019-4.jpg


ツヤケシハナカミキリがノアザミやハルジョオンの花にまとわりつくように舞っている。

5月5日2019-5.jpg


花に着地することはなく、何かを探しているように見える。おそらくは、同種のメスを探しているかと思う。

クリの伐採痕から滲み出る樹液にはサトキマダラヒカゲや、ヨツボシケシキスイ、そしてムナビロオオキスイが来ている。

5月5日2019-3.jpg


明日の方が少し気温も下がりそうだし、体がオーバーヒートしないよう、今日の草刈り作業は休止とした。



posted by やまかます at 22:16| 風景

2019年04月27日

霧島山

日中は日差しが強く暑いくらいだったが、
朝はけっこう肌寒かった。


4月27日-3.jpg


寝室から眺める霧島山がくっきり、まるで秋空の下のようだ。

霧島神社まで上がって、そこから高千穂牧場〜御池小学校〜馬渡〜都城と巡ってみた。
霧島神社の周辺では、ハルゼミの鳴き声が遠くから聴こえていた。

御池小学校から少し下った辺りから眺めた、高千穂岳

4月27日-4.jpg


ミヤマキリシマで山肌が赤やピンクに染まるのは、来月半ば以降だ。

まだ諦めきれず見上げていたサクラの葉裏に、カゲロウの一種がいた。
複眼が白い。

4月27日-2.jpg


高千穂牧場の桜並木沿いの木柵に群れていた、ヨコヅナサシガメ新成虫。

4月27日.jpg
posted by やまかます at 20:55| 風景

2018年09月30日

台風24号と朽ち木レストラン

台風24号は宮崎県の南海上を北東方向に移動し、上陸こそしなかったが今朝から昼過ぎまで暴風域に入った。

IMG_3582.jpg

強風はこれまでに経験が無いほど猛烈で、木々が今にも倒れそうになっていた。
実際、うちの林のクヌギの一本が根こそぎ倒れてしまった。

IMG_3590.jpg

ドミノ倒しでクワも道連れになった。写真上の画面右に横倒しになった白いのがクワ。これでも一番大きなクワだったので残念。
IMG_3601.jpg

樹高8mほどのクヌギなので、観察路を塞いでしまった。
胸高径40pあるから、これの下敷きになったら怪我どころでは済まないだろう。

家の前の路面はアスファルトが見えないほど、スギの落枝で覆われている。

IMG_3607.jpg


倒れたクヌギはチェンソーで解体して片付けるしかないが、やがて朽ち木レストランになる。

犬小屋は強風で吹き飛ばされていた。
犬のチョロは玄関に退避。
いつもなら玄関に入るのをためらうのだが、こういうときは躊躇無く駆け込む。

IMG_3587.jpg


停電は覚悟していたがうちでは幸いにも難を逃れた。
しかし、三股町の中心部では停電しており信号機が止まっていた。
都城市でも停電が各地に発生していて、店舗のほとんどが休業していた。
posted by やまかます at 20:58| 風景

2018年06月16日

松山のチンチン電車

四国、愛媛の高速道に入るとすぐ、大きな入道雲が(6月15日)。

IMG_20180615_173230.jpg


カラッと晴れて気分爽快。
フィールドを歩きたいところだが、今回は法要がある。

ホテルに荷物を置いて、従兄弟の経営する居酒屋へと向かう。
久しぶりに路面電車に乗ってみた。

IMG_20180615_191937.jpg

法要が終われば、松山のフィールドを少し歩いてみよう。

posted by やまかます at 08:14| 風景