2026年03月06日

『うまれたよ!アブラムシ』岩崎書店〜その2〜


『うまれたよ!アブラムシ』(岩崎書店)に登場するアブラムシは、
前回(〜その1〜)で書いたように、ソラマメヒゲナガアブラムシ。

    ・カラスノエンドウに群れるこのアブラムシに、アリは随伴しない。

そのことに初めて気づいたのは本格的に撮影を始めた6年前(2020年春)のことだった。

アブラムシと言えばアリとの「共生」。「アリマキ」という別称があるくらいだから、アブラムシの絵本を作るなら「共生」について触れる必要がある、と当然のごとく考えていた。

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花外蜜線で吸蜜するハヤシクロヤマリのワーカー    (撮影:2024年3月22日)

ところが、ソラマメヒゲナガアブラムシの撮影を始めてみると、アリがまったく来ないのである。
コロニーの中を徘徊することはあっても、アリは脚を止めず行き過ぎるだけ。アリのお目当ては、コロニーのすぐ傍にもある「花外蜜腺」。アリにとって、この蜜線から授かる糧はよほど魅力的なようだ。
アブラムシのお尻から甘露を受け取るアリ、という絵柄を撮影どころか、観察すらできないことにショックを受けた。

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カラスノエンドウとソラマメヒゲナガアブラムシ            (撮影:2024年3月16日)

ソラマメヒゲナガアブラムシのお尻から排出される甘露、その甘露そのものはアリの餌になる。
葉っぱなどに付着した甘露を、アリが吸っていることがあるからで、アリがアブラムシのお尻から甘露を受け取らない、その理由には、甘露の成分は関与していないことがわかる。
ソラマメヒゲナガアブラムシにアリが随伴しない理由は、そもそも、アブラムシ側にとって、アリという守衛役を必要としていないのであって、アリとの親密な関係が成立していないからであろう。

さらに文献を調べてわかったことだが、ソラマメヒゲナガアブラムシ以外でも、アリが随伴しない、つまり共生しない、というアブラムシの種類は多いことがわかった。むしろアブラムシ全体から見れば、アリとの共生が成立している種は、わずかに2〜3割とも言われている。
しかし、「共生」という人間から見るといかにも興味をそそられる生態が注目されるのは当然のことで、「アブラムシ」で検索すると「アリとの共生」についての記事が次々と出てくる。逆に、「共生」しない、という項目での記事はごく稀に過ぎない。アリとの共生をしないアブラムシには、共生で受けるメリットよりか、寄主植物との複雑な関係のなか、もっと別の様々な事情を抱えているということが、少しづつ解明されているようだ。例えばソラマメヒゲナガアブラムシとカラスノエンドウの関係についても、詳しい研究がなされている。

とても身近なアブラムシと言えるソラマメヒゲナガアブラムシに「アリが随伴しない」という事実を知って、このことを写真絵本には是非盛り込みたい、と思った。もちろん当初は、「アリと共生をするアブラムシ」に種を替えるべきか、と迷ったりした。ページ構成を組む上でも「共生」のお話を盛り込むことは見せどころにもなるからだが、それではアブラムシという多様な生きものの実態から目が逸れて偏った見方になってしまうのでは?まったく逆の視点も必要だ、と思い直したのであった。


posted by やまかます at 15:16|

2026年03月02日

『うまれたよ!アブラムシ』岩崎書店 〜その1〜


先月末に刊行された『うまれたよ!アブラムシ』(岩崎書店)

 本書に登場するアブラムシは、カラスノエンドウ、ソラマメ、ナンテンハギなどにつく、ソラマメヒゲナガアブラムシ。身近な草地環境で普遍的に見られるアブラムシだから、多くの人の目に触れる機会は多いはずだ。
しかし、あえてこの小さなアブラムシをマジマジと見つめ、その姿をしっかり目に焼き付けるという経験をお持ちの方はいかほど居るだろう。

 それはともかく、数年前のこと版元編集者の方から「アブラムシを是非、形にしたい」と声をかけていただいた時に私は躊躇した。
 躊躇した理由の一つは、アブラムシでは有性世代と無正世代があること、季節により寄主転換を行うことなど生活史が複雑で、700種以上いるとされるアブラムシのどれを選択しても、30頁前後の絵本にまとめるのは難しいという思いがあったからだ。
成虫の姿一つとっても無翅型と有翅型があったりで、暮らしの端々で説明を要することが多いのがネックだった。
「うまれたよ!」シリーズは、読み聞かせを主体にした絵本であり、生態の詳しい説明には自ずと限界がある。かと言って、簡潔な表現のみでは登場する昆虫の生態について誤解を招きかねない。
もっとも、そのような難しさはことアブラムシに限ったことではなく、この類の絵本では常に細心の注意を払いながら手掛けてきた。

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 一旦は躊躇したけれど、それでも「引き受けます」と思い直した理由の一つは、私が20代の頃に学研映画の『アブラムシの生態』という仕事に関わったことを思い出したことだ。
40年近くも昔のことだけに、記憶はかなり遠のいて久しかった。
この映画は中学1年理科の教材映画で、16ミリ映画(ビデオ版もあり、19分)。タイトル通り、アブラムシの生態を描いている。今では地方都市のどこかのライブラリーでは閲覧できるのかもしれないが、映画フィルムやビデオそのものは入手不可能のようだ。私自身、この映画が完成した時の試写を観て以降、一度も目にしていない。

 演出助手としての私の仕事は、撮影に必要なアブラムシを集め飼育管理し、撮影の舞台を準備したり、ほかには細々とした雑用など。スタジオ撮影も多く、長時間待機のときには、カメラマンの方と交代でファインダーに縋り付いたりもした。25歳当時、私はアブラムシについてはまったく無知であり、手探りで始めた採集・飼育では苦労も多かった。
演出の方が書いたシナリオに沿って、撮影の内容や手順をその都度、相談しながら進めていくのだが、ただでさえ情報の少ないアブラムシ。当時はネットもない時代だから、目の前に起きる現象の多くは私にとって未知に溢れた世界だった。
毎日、新鮮で驚きの連続でもあったから、苦労は多いけれど、やりがいがある仕事だったと今になっても思える。
それは例えば、私が観察で発見した行動を提案して、それが実際に撮影に起用されたシーンもある。シナリオには無かったシーンを追加できたことは、昆虫カメラマンを目指していた私としては、大きな自信にも繋がった。

 そうした、映画のなかの様々なシーンを撮影するために行った観察や準備や撮影法の工夫など、数々の想い出を辿っていくうちに、『うまれたよ!アブラムシ』は、自分がやらねば、と決心を固めたのであった。
posted by やまかます at 19:54|

2025年12月18日

ゴマより小さいゾウムシ

三股町

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アカメヤナギ     OM-1 MarkU  ED 50-200mm F2.8 IS PRO

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カラスウリ     OM-1 MarkU  ED 50-200mm F2.8 IS PRO

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     OM-1 MarkU ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8  GODOX iT30pro

自宅林のナンテン葉裏にいた、ウスイロチビゾウムシ(ミツギリゾウムシ科)。
体長はわずか、1.5mm。とにかく、小さい。
厚みがある丸っこい体型なので、頭部が見えるように角度を調整して撮影した。
じっと動かずおとなしいが、日光を当てるとたちまち歩き出した。

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     EOS-R8 RF100-400mm F5.6-8 IS USM (深度合成)

目の前に着地してすぐ、日光浴を始めたムラサキシジミ♀。

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     EOS-R8 RF100-400mm F5.6-8 IS USM (深度合成)

ウラギンシジミ2頭が越冬中のシロダモに、新たにムラサキツバメが加わっていた(全部で5頭)。
昨日の朝まではいなかったので、昨夕ここに潜り込んだのだろう。
posted by やまかます at 19:23|

2025年11月11日

糸で綴った小部屋

三股町

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    OM-5 Mark2 ED 60mm F2.8 Macro GODOX iT30×2 & X-3

昨日の朝、コロギスの幼虫がライトトラップに来ていた。
さっそくヤマノイモの葉っぱと一緒に透明ケースに回収しておいたところ、糸を吐いて巣篭もりしていた、

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    OM-5 Mark2 ED 60mm F2.8 Macro GODOX iT30×2 & X-3

透明ケース越しの撮影では光源の写り込みを避けるため、照明の工夫が必要になる。

ストロボを使う場合はカメラから離して写り込みが生じない角度を決める。こうした撮影では無線通信発光もできる小型ストロボが便利。
GODOXのiT30は小型でありながら、TTLオート、高速シンクロ、無線通信、など多機能で便利だ。
ただ内蔵電池のため電池の寿命とともに使えなくなる。単四電池が使えて予備電池で安心できる仕様であって欲しいところだが、最近のストロボやLED照明も内蔵式のものが増えつつある。予備電池で電池切れの心配を解消できないので、使い途の制約を受けるというのを承知の上で使うしかない。

ただし、小型ストロボの故障で多いのが電池室蓋の不具合であり、私は何社かのストロボでこれまで何度も経験している。電池室蓋の修理はほとんどが難しく、ストロボの機能に問題がなくても使用できなくなる。まあゴムバンドなどできつく締めるとか手立てがないでもないが、不便極まりなくいづれはジャンク箱入りとなる。そういうトラブルを回避するためというのも理由になり得るかもしれないが、電池内蔵式には製造工程でのコストとかメーカー側には他にも色々メリットがあるのだろう。
いづれ電池の寿命が尽きて使えなくなった場合、製品の回収について明記されてないのも気掛かりで、便利と言いながら矛盾しているが、こういう機材はできるだけ増やしたくは無い。
posted by やまかます at 19:40|

2025年08月18日

まだまだ元気、コガネグモ

三股町

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      OM-1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

隣の耕作放棄地の草むらで網を張っている、コガネグモ。
先週から毎日見ているけれど、「かくれ帯」は作ったり作らなかったり、と日替わりで目まぐるしく変わる。
作る場合、ほとんど上2本は省略している。その逆に下側2本だけを省略することはあまり見ていない気がする。下側が優先的に作られるのは、頭の向きと関係しているだろうか。
気まぐれなのかどうかはともかくも、「かくれ帯」の必要性がどこにあるのか、やはりよくわからない。コガネグモが8本の脚を2本づつ合わせて構える「 X字型」と、4本の「かくれ帯」が重なるところは興味深い。

コガタコガネグモなどは、幅広で密な「X字型」かくれ帯をほぼ必ず拵え、その中央に留まるとクモの姿はかくれ帯に見事に溶け込み(人の目には)、獲物に対しても天敵に対しても隠蔽効果は高いように思える。

「かくれ帯」は「飾り糸」とも呼ばれるようだが、紫外線をよく反射してクモの体の色や模様があいまって、昆虫の目には花と写るらしい(下線部引用文献:『クモのイト』中田兼介:ミシマ社(2019))その効果をどこまで採用するか、周囲の状況や餌のかかり具合などによって、クモは匙加減しているのだろうか。
posted by やまかます at 20:45|

2024年12月22日

越冬サナギ

三股町

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コマユミ紅葉        EOS-R6 MarkU RF100mm F2.8 L MACRO IS USM

コマユミは実生でどんどん増えている。庭のあちこちに突如として生えてくる、たくましい木だ。
以前はコマユミの果実でキバラヘリカメムシが繁殖していたが、数年前からパッタリ姿を見せなくなった。玄関出てすぐのコマユミで、孵化や羽化など成長の様子を撮影できて楽しめたのだが、その楽しみもすっかりご無沙汰。どこに引越ししたのだろうと探していたら、キバラヘリカメムシは林のツルウメモドキで繁殖していることがわかった。うちのツルウメモドキは林の高い梢に実をつけるので、繁殖している様子を見ることは叶わない。

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サクラ落葉        EOS-R6 MarkU RF100mm F2.8 L MACRO IS USM

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        EOS-R6 MarkU RF100mm F2.8 L MACRO IS USM 270EXU

昨日、庭のユズを少し捥いで、柚子湯とした。
数年前に40センチほどの幼木を植えたものだが、今では屋根の高さを超すまでに成長している。
ユズの周辺にはきっと見つかるはず、と探してみたら、やはり。


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       EOS-R6 MarkU SIGMA 15mm F2.8 EX DG FISHEYE Flash Q20U 

地上高2m30cmほどのコナラの梢に、ナガサキアゲハの越冬蛹が見つかった。

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       EOS-R6 MarkU SIGMA 15mm F2.8 EX DG FISHEYE Flash Q20U 

同じコナラでは、ツチイナゴが日光浴をしていて、すぐそばまで近づいてもじっとしたままだった。
posted by やまかます at 17:52|

2024年05月17日

海辺に行く

三股町

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キアゲハ♂     OM-1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

庭のノアザミでしきりと吸蜜を繰り返したあと、長いこと草上で休んでいた、キアゲハのオス。
翅を広げたり閉じたり、日光浴を楽しんでいるように見えた。

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絵本作家・伊藤知紗さんが描かれた新刊誌です。

『ちいさな かがくのとも6月号・カニのダンス』文:越智典子 / 絵:伊藤知紗(福音館書店)

表紙に描かれているカニは、左から、コメツキガニ、ハクセンシオマネキ、チゴガニ。

そういえば昨年の秋に、佐賀市・東よか干潟で鳥の撮影をした折に、カニやトビハゼにも時間を忘れて見惚れていたことを思い出した。海辺に出掛ける機会はごく稀なので、毎回、新鮮な発見を楽しめる、もともと小学生の頃は海辺の生きものが一番好きで、野遊びと言えば海に行くことがほとんどだった。

伊藤さんの柔らかいタッチの絵を見ていると、そろそろまた海辺に行きたくなって、いつにしようかなどとカレンダーをめくってみる。近場では日南市か串間市、志布志市、の海岸だ。
posted by やまかます at 21:15|

2024年02月22日

岩崎書店『虫のからだ』全5巻

〜新刊本のお知らせ〜

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昨年11月、1巻「はね」の刊行から始まり、今月に入ってようやく全5巻が揃った、

   『虫のからだ』全5巻(岩崎書店)

編集者の方から企画の話が私に舞い込んで来たのは、2005年、福音館書店から出した自著『虫たちのふしぎ』がきっかけにもなったそうだ。
しかし実は、この仕事ではスタジオでの撮り下ろしが多くなるという理由で、最初は腰がひけた。
宮崎に移転してのち年月を重ねるにつれ、できるだけ室内撮影は避けたいという気持ちが強くなっていたからだ。昆虫の微細な体の仕組みを撮影するには、多くはスタジオでガッツリ取り組む必要がある。
それでも、今回のような本作りは、一度は歩むべき避けて通れない道とも思えた。そう思い直したのは、何より、いざ昆虫の体の細部をあらためて見直して、これまで知らなかった形、仕組み、機能美などに気付き、自分がいかに見過ごしてきたか、という反省と新鮮な驚きがあったからである。驚きと素直な感動、この原動力無くしては撮影も本作りも始まらない。

本の構成は、体の仕組みの解説写真と、体の各パーツが暮らしの中でどのように使われているのか、といった生態写真の、大きく分けるとそれぞれ二つのページで構成されている。

今回、イラストは絵本作家の伊藤知紗さんにお願いした。
背表紙にも描かれているアイコンなど、昆虫愛に溢れたタッチの可愛いイラストで本を引き立てていただいた。
ここにあらためて感謝いたします。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U

家の外壁には、キオビエダシャクとジョロウグモの姿があった。
真の寒さが無かったかのような、冬が冬らしくない、それを象徴するような光景を見た気がする。

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     LUMIX G9 M2 LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mmF4-6.3 U

朝の日課で林の観察路を下って行くと、ツボスミレが咲いていた。 
その隣ではヒメウズも花茎が立ち上がり小さな花を俯き加減に開いており、マムシグサの角も3本伸び始めていた。

で、観察路を抜け下の谷津田に出てみると、すぐ足元から小さな白っぽい蛾が飛び去っていった。
その続きのお話しは、また明日、ということで、、、、、。
posted by やまかます at 21:07|

2024年02月10日

もうすぐ花

三股町

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO

庭のカラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)は冬の間も青々としていて、このところグングンと背丈が伸びてきた。
今月中には花蕾が膨らんで、花が開き始めるのではないか、という勢いをさえ感じる。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

先月撮影したシロバナタンポポを再び訪れてみた。前回より花数が増えて、周囲の畑も緑が濃くなってきた。

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      E-P7 M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ    

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      E-P7 LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH

今日も花に来ていたのは、ニホンミツバチだけだった。
posted by やまかます at 20:56|

2023年12月22日

ハヤニエ、まゆ

三股町

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OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

谷津田奥にあるクスノキ。朝日に輝いていた。
冬至の今朝はかなり冷え込んだ。日中も冷たい風がずっと吹き荒れ、気温は上がらなかった。
さすがに活動する昆虫の姿は見えない。

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OM-1  M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

谷津田を歩いているとモズが波を描くように低く舞う姿があって、その直後にハヤニエも見つかった。
アカメガシワの枝先にコバネイナゴ。

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LUMIX G9  M2 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO GODOX TT350

カラムシの枯れ茎には、トノサマバッタ。

都城市 早水公園

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    E-P7 M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ

先日、9日に見たカシワ葉上のムラサキツバメ越冬集団は二つとも消えていた。
葉が色付いてきたことだし、流石にこれではマズイ、ということになったのだろうか。
引っ越し先の越冬場所を探してみたが、今日のところは見つからなかった。

先日、持ち帰っていたアカホシカメムシ幼虫2頭のうち1頭が一昨日羽化したので、幼虫、成虫とも元のアオギリに戻しておいた。この寒さの下ではどこかに潜り込まないと凍え死んでしまいそうだ。以前、多数いた幼虫や成虫の姿はなく、どこかに潜り込んでいるものと思う。果たして越冬できるのだろうか?

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     E-P7 M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ

公園にはよく植えられているナンキンハゼの梢に、シンジュサンの繭がぶら下がっていた。
ナンキンハゼも食草リストに上がっているが、これまでナンキンハゼで幼虫を見たことはない。

明日は、年末恒例の餅つき。
posted by やまかます at 20:26|

2023年09月16日

紹介〜今夏、刊行された昆虫の本

昆虫写真家の森上信夫さん尾園暁さん、お二人の本を紹介します。


7月に刊行された、森上さんの『ようこそ 虫のぬけがら博覧会』(少年写真新聞社)。
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昆虫が成長していく過程で必ずくぐり抜けていく脱皮という儀式。その儀式を無事に終えましたというメッセージを、森上さん独特のセンスで受け止めて、写真劇場を披露している本です。頁数もこの類の写真絵本としては異例の64頁と内容盛りだくさん。森上さんご自身で「自信作」とおっしゃるのを、私は直接、お聞きしたことがありますし、ご自身のブログにも書かれてあります。自信作という言葉はなかなか聞けるものではないですが、構想を長年かけて練り上げ、気合のこもった渾身の力作であることは疑いないかと思います。ぬけがらの写真は、「虫のしわざ」という視点で私もずいぶんと撮影していますが、それはあくまでも博物記録の域を出ることはなく、森上さんのように一冊の劇場本に仕立てようなどとは考えたこともありませんでした。
森上ワールドがいよいよ磨きをかけて、今後もさらに続編・新編が誕生するのではと思います。


8月に刊行された、尾園さんの『くらべてわかる トンボ』(山と溪谷社)。
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トンボの本格的な図鑑をすでに著している尾園さんが、今回の本では生態写真を使って、それこそ手取り足取りで、トンボの見分け方、名前調べを誘ってくれます。
なんのキャプションが無くとも眺めているだけでも綺麗な生態写真に、惜しげもなく、体の細部の特徴が引き出し線で書き込まれています。それはまるで、フィールドの現場で尾園さんが立ち会ってくれて、直接、教えてもらっているような臨場感に溢れています。尾園さんが長年培ったフィールドノートが、B5判と大きめで見易いサイズの美麗本となったとも言えます。これから昆虫写真を始めたい人にとっては、トンボの識別だけでなく、どういうアングルでどんなタイミングで撮影すればいいのか、トンボ撮影入門のための手引きにもなるでしょう。
トンボの名前調べという実用面だけでなく、眺めて読んで、トンボの世界の魅力をじっくり味わえる内容の本です。


posted by やまかます at 20:15|

2023年07月11日

ゼブラ蛾

旭岳ビジターセンター

旭川市街地の朝は天気情報とは違って、晴れ間が出ていた。
嬉しい誤算だが、山の天候は変わりやすい。

市街地から1時間ほどの旭岳ビジターセンターに着いた頃には雲が増えてきた。
予定を変更して姿見池山上までロープウェイで上がることはせず、ビジターセンター周辺の散策路を歩くことにした。
高山植物お花畑には後日、天候が安定してから改めて出直すことにした。

曇っていて気温も低いので活動する昆虫の姿は少ないながら、木道を進むと目の前にキベリタテハが止まっていた。
残念ながら翅を広げることなく、すぐに飛び去ってしまった。
チョウは他に、ヤマキマダラヒカゲが樹液に群れていたり、エゾシロチョウやヒメキマダラヒカゲが敏捷に飛び回っていた。
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    TG-6

散策路脇に咲いていた、オオウバユリ

散策路を歩き終わる頃、小雨が降り出したが、ビジターセンターで時間を費やした後雨は止み、その後また晴れ間が40~50分ほど出て旭岳ハイキングコース歩きができた。

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     TG-6

群れ咲いていたキンポウゲ科の黄色花には、ハムシの一種(キヌツヤミズクサハムシ?)が多数集まっていた。
緑色、桃色、銅色と体色にはいくつかのバリエーションがある。

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         TG-6

元気よく飛んでいたゼブラ模様の蛾は、まさに宇宙怪獣のエレキング。
和名はヒメキシタヒトリ。

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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

アカネ科のオククルマムグラ

午後から旭川市方面に移動してからは、激しい雨が断続的に降り続いた。


posted by やまかます at 22:14|

2022年12月18日

コンクリ壁に集う虫

三股町

九州北部地方やお隣、鹿児島市では平地でも雪が降ったようだが、地元、三股町は快晴。
しかし、冷たい北風が強く気温は10度以下。午前中はかなり冷えた。さすがに霧島山では冠雪があった。
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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO    

気温は低いけれども陽射しがあるので南向きのコンクリ壁にはいろんな虫の姿が見られた。

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    OM-1 LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH

成虫(羽化した新成虫)と各ステージ(成長段階)の幼虫が一箇所で多数見られたのは、コマダラナガカメムシ
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   OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U

ナナホシテントウは蛹や、羽化殻、元気に歩き回る新成虫、前蛹など、一番個体数が多かった。ナナホシ以外の甲虫ではキウリハムシが数頭、ウロウロしていた。
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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U

畦道ではトノサマバッタが足元から飛び出しては10メートル以上も飛翔していた。
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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
ベニシジミも、日光浴。
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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO


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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

数日前に見つけたクビキリギスのハヤニエはまだ健在で↑、そのすぐ隣の木の枝では、ハラビロカマキリ♀の新たなハヤニエが立っていた。2m30cmほどの高さにあっていかにも目立つ場所。
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       E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

連日、観察しているハヤニエは一定のエリア内にあり、これらを立てたモズはうちの庭にも出入りしている、オスである。
ハラビロカマキリやクビキリギスなどは大きめのハヤニエで、「どうだい!」と言わんばかりのモズの得意満面な姿が思い浮かぶ。
ナナホシテントウを撮影中、頭上をツバメが一直線に飛び去った。越冬ツバメだろう。
posted by やまかます at 18:08|

2022年10月09日

ミゾソバに集う虫

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U
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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro 

花盛りのミゾソバにはいろんな虫たちが訪れている。
今日は新鮮な姿のオオチャバネセセリが、花から花へと忙しく飛び跳ねていた。

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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U

にぎやかな羽音を立てるハチ類に混じって、オオハナアブも一頭だけいた。
このハナアブもつい最近、羽化したような綺麗な姿をしていた。

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       OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U

陽射しがあった昨日はほとんど姿を消していたミナミカマバエが、どんより曇り空の今日、たくさん戻ってきていた。

台風の爪痕がここにも、、、。

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     OM-1 LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH

久しぶりに町内の上米公園を訪れてみたが、奥に続く林道が手前のほうで大きく崩落していた。
崩落の大きさは半端ではなく、林道も遊歩道も寸断されてどこを通っていたのかも判然としないほど。
大きな崩落は2箇所を確認できたけど、もっと奥の方でも発生しているかもしれない。
公園のサクラも幹や大枝が折れたものが多く、崩落などの復旧工事にはかなりの時間が掛かりそうだ。
これまで観察会を何度か行なったルートは壊滅的な被害で、気軽に歩くこともできなくなった。
posted by やまかます at 20:02|

2022年08月26日

湿原のトンボ

延岡市 家田湿原

5月以来、3ヶ月ぶりに訪れてみた。

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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

ギンヤンマが水面近くを舐めるように飛び交う姿が多く、産卵するカップルも見られた。
ギンヤンマを今日ほどたくさん見たのは久しぶりのこと。それで昔、ギンヤンマの動画を撮影するために、群馬や愛媛の松山市などを訪れたことを思い出した。テレビがアナログで、まだハイビジョンにもなっていない時代、、、、、もちろん写真はフィルムカメラ。


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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

ハグロトンボ
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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

産卵を始めた、ハグロトンボ
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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

後退するうちに頭部まで体が水中に没してしまった。
そう言えば、ハグロトンボの産卵は3年前の8月に高知の中村市トンボ王国で撮影して以来のこと。
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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

キイトトンボのカップル。
メスは背景に見事に溶け込んで、遠目にはほとんど見えなくなる。
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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
posted by やまかます at 18:08|

2022年06月02日

ヒグラシ、鳴く

三股町

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
玄関の庇に張り付いていた、アシブトチズモンアオシャク
過去14年間で灯りに飛来したのは一回だけで、今回、久々の登場だ。
本種の食草はちょうど今が花盛りのテイカカズラ。幼虫を探してみたくなる。

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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

クヌギ樹液にはオオスズメバチ女王が多い時で3頭、鉢合わせすることもある。仕事部屋のすぐ横なので毎日見ているけれど、オオスズメバチ同士で激しい争いはなく、軽く威嚇された方がサッサと身を引いている。鬼の居ぬ間に、とやらで今日は今年初のノコギリクワガタが来ていた。それにしてもなんと小さな大顎だろう、メスと見間違えそうだ。

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ミズナラの若木で食事中のクチブトカメムシ若齢幼虫がいた。
獲物は何かと思えば、葉裏にたくさんのしわざを残している、コナラナメクジハバチの幼虫だった。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

このところ庭でもよく見かけるようになった、オオチャバネセセリ
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro 

昨日の夕方は聴こえてすぐに止んだので、「アレ?空耳かな」と半信半疑だったが、
今日は午後6時半から7時過ぎまで、夕食中にヒグラシがずっと鳴いていた。
posted by やまかます at 20:52|

2022年05月02日

今日はコウチュウ三昧

三股町

アカハネムシの一種
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 OM-D E-M1X  M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

ベッチン(別珍)のような前翅、この風合い、色彩は素晴らしいのだけど、鑑賞するにはルーペが要ります。

本気で飛ぼうとしているのか、何か迷っているのか、一旦は翅を広げて羽ばたいてみるものの、すってんコロリとでんぐり返る。
もともと飛ぶのは上手でないのか、まだ未熟なのか?
そもそも、アカハネムシ類を時間かけてじっくり観察したことがない、ことが気になった。


コガネムシが現れ始めた。
まずは腹拵え、スイバの果実をムシャリ、ムシャリ。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

こちらは、カラムシの葉をちょいと齧っただけで、場所替えしていた。カラムシは口に合わなかった?

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO


カラムシといえば、ラミーカミキリ。先月末頃からポツポツ、登場している。
今日出会った5頭はみなオスだった。
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 OM-D E-M1X  M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

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  OM-D E-M1X  M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

キウィで後食していた、ムネモンヤツボシカミキリ
毎日、キウィの蔓棚を覗いてみてはいるけど、今日、久しぶりに姿を見ることができた。ただし、この一頭のみで、まだ時期が早いのか、それとも数が少ないのだろうか。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

ナナホシテントウ
昨年の秋は極端に数が少なかったけれど、今年の3月以降に誕生した幼虫たちが順調に成長し、今ではあちこちで盛んに活動している。それにまだ蛹もいっぱい見つかる。
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 OM-D E-M1X  M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

「今日はコウチュウ三昧」、だけれど、、、、、、

居間の窓から、花壇のヒゲナデシコ(アメリカナデシコ)に来ているモンキアゲハ♀の姿を目にして、
慌てて玄関に置いてあったカメラを取りに走った。お腹減らしていたのか、ヒゲナデシコの花蜜が美味しかったか、花数多いせいか、カメラを引っ提げて戻ってきてもまだ吸蜜を続けていた。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
posted by やまかます at 21:57|

2022年03月22日

肥前国、カササギ舞う町

佐賀県 佐賀市

今日の写真は昨日から。

どんより曇り空ながらもなんとか持ち堪え、雨は夜になって降り始めた。
21日、午後4時頃、佐賀市内の長男宅に寄ってから神埼市へと移動。

途中、「ひょうたん島公園」に立ち寄ってみた。佐賀ではクリークが網の目のように広がり、水環境に恵まれている。
オオバンの群れがゆったり泳いでいたり、岸辺に佇むアオサギの姿も多い。
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 携帯で撮影

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO MC-14

佐賀市から神埼市に移動する途中、電柱に舞い降りた、カササギを見つけた。
カササギはこれまでにも遭遇する機会があったが距離が離れており、じっくり間近で見るチャンスは一度も無かった。
つがいがそれぞれ巣材の枝を咥えており、営巣場所を吟味中、というところだったろうか。
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日差しがなく色味がしっかり出なかったけど、翼の羽毛はわずかに藍色を帯びている。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO MC-14 プロキャプチャ連写SH2モード(50コマ/秒 AE/AF追従)
posted by やまかます at 20:41|

2022年03月20日

よもぎ餅 (草餅)

三股町

木々の芽吹きも盛んになってきた。写真は、エゴノキ

町内、上米公園ではサクラが咲き揃い大勢の花見客が来ていて駐車場は満車だった。
すっかりそのことを忘れていて、ある虫を探す予定だったのだけど急ぎUターンして帰宅した。人混みはできるだけ避けたい。
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アオキの開花はもうじき。
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       OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO MC-14

畦道ではウマノアシガタの花が増えてきた。
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        OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO MC-14

ヒメスミレはわが家の林にも多い。
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  OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO MC-14
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO GODOX TT350

ミヤマセセリのオスがうちの林でも飛んでいたが、目の前を慌ただしく飛び去る姿を見ただけ。まだ出始めのようだ。
南向きの林縁ではオオカマキリの卵嚢で孵化が始まっていた。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

庭の観察路で毎日顔が合う、シロハラ

今日も一旦は私の姿を見て逃げて行ったのに、なぜかクルリと反転して、しゃがんでカメラを構える私の方へとピョンピョン跳ねて戻ってきた。
跳ねて、と言えば、日中、ノウサギを2回目撃した。うちの林のど真ん中で休んでいた大きな体の背中が濃い焦茶色で(おそらくメス?)重量感ある飛び跳ねには迫力があって、隣の藪から飛び出した(おそらく若い個体?)のは明るい体色で、その2羽だった。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO MC-14

先日、餅米をいただいたので、庭のヨモギを大量に摘んで、よもぎ餅を作った。
作ったのは嫁さんだけど、今日のランチは早速、つきたてのよもぎ餅。
白餅も多めについたので、冷凍しておいて当分は餅を楽しめそうだ。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
posted by やまかます at 19:52|

2022年02月24日

ひぎり焼き

三股町

午前7時半

昨日はどんより曇り空の一日だったが、今日は快晴。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

愛媛県 松山市

JR松山駅近くのホテルから萱町を抜け、堀之内を大きく横切り、花園町を歩いて松山市駅前に出た。

夕暮れ時で薄暗くなっていたが、県立美術館が新しくなっていたことや、松山城二の丸「元・城東中学校」がよく見えるようになっていた。

元・県立博物館が入っていたビルが右手に見える。博物館はずっと前に市外へ移転し今は図書館だけになった。
高校生の時は受験勉強で(勉強のフリで)図書館の自習室に、大学生の頃は博物館によく通っていたし、バイトもやっていた。
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幼稚園から小学3年生まで暮らした三番町などを巡り、市駅前の「お日切さん」(日切善勝寺)に行ってみた。
周囲の様子はすっかり変わっていたが、お寺の建物はそのままのようだった。
ここには昔、茶店があってお婆ちゃんが店番をしていた。おみくじ売り場の中にカラーテレビがいつもつけてあって、うちのテレビは白黒だったしUHFが映らなかったので、他の番組をこっそり覗き見したりしていた。
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「お日切さん」の隣には、大判焼きの「ひぎりやき」の老舗がある。

ここでは機械が大判焼きを自動で焼くところをガラス越しに見学できる。小さい頃は飽きずにずっと眺めていたものだ。
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あずき餡入り、一個百円也。
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 携帯で撮影
posted by やまかます at 21:08|

2022年02月01日

台所の虫

三股町

朝一番に谷津田から公民館まで歩いてみると、イチョウの大木に小鳥の群れがいた。
遠目にはスズメに見えたのだけど、近づいて望遠レンズで覗いてみれば、ニュウナイスズメだった。
20羽前後いて、田んぼへと舞い降りてはまた戻って来ていた。
ここには、ツグミとイカルの群れもやって来ており賑やかだった。

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  OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

毎春、ここの公民館のサクラに集まるのもニュウナイスズメで、ご近所にいるスズメたちはサクラに来ても警戒心が強くてすぐに逃げてしまう。ところがニュウナイスズメはスズメよりかおっとりしていることが多い。
2年前の暮れには、うちの林で死骸を見つけている

こちらは、今朝のこと玄関前にいた、スズメ
もっとも身近な野鳥だけど、サラサラとスズメの絵を簡単でも描ける人がどれだけいるだろう?
私とて、アレ?どんな模様だっけと考え込んでしまう。
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  OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

コーヒーを淹れる準備をしていたら、目の前の壁にアカイエカが止まっていた。

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

室内で越冬中なのか。寿命はどの程度だろう?
お湯が沸いたのでそちらに気を取られているうちに、いなくなってしまった。台所や食堂を隈無く探してみたけどそれでも見つからなかった。次はいつ出会えるかな?などと言ってられるのも冬だからこそ。
posted by やまかます at 20:12|

2022年01月17日

シュロ星人

三股町

アラカシの根元で藪陰に埋もれていた、シュロ
これまでシュロがあることに気付かなかったのだが、ササ藪をかき分けてみると顔が並んでいた。
しわざのヌシは誰だろう?
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14

イロハカエデの梢に、ウスタビガの空繭(ヤマカマス)があった。
繭裏側や周辺の枝もしっかり見ておいたけど、卵はついてなかった。
渓流沿いの林で、ここでは例年ヤマカマスが見つかるけれど、今季はまだ写真の一個のみ。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14

オオミノガの蓑も多かった。20個以上はあって数えきれていない。
町内では例年探してもせいぜい5個前後も見つかればいい方なので、今季は多いのかもしれない。

手が届いた数個は押さえてみるとペシャンコになりすでに寄生されていたようだ。
幼虫が入っている蓑は、幅広の留め糸でガッチリ固定されている。
写真の蓑はやや怪しいが、高い枝なので確認できなかった。ほとんどの蓑は手が届かない位置にあった。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14

posted by やまかます at 19:08|

2022年01月15日

越冬ツバメ

三股町

渓流の鳥を観察するために少し歩いてみた。
藪漕ぎして急斜面を登ったり降りたり、、、、川も渡るので長靴を履いていたが、左の足が濡れてしまった。
ちいさな穴が目でわかるほど開いていた。かれこれ5〜6年間履いているので当然だろうか。
車載専用の長靴で使用頻度は低かったが、藪漕ぎなどもするので傷みは早い。
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 OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

午後2時
ヤマセミ、カワセミ、カワガラス、ダイサギなどの動きを見て、車に戻りかけたとき、上空を20数羽のツバメが舞っていた。写真では点粒にしか見えないが、一箇所をグルグルと旋回していた。おそらく川の上空には川虫などが浮遊していたのだろう。ツバメ達の食事タイムだったのかもしれない。どんな虫がいるのか見てみたいものだがなにせ高過ぎる。
ツバメ達のねぐらはどこなんだろう。
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 OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO


※ブログへの質問などありましたら、連絡はこちらまで。
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posted by やまかます at 21:12|

2022年01月05日

コカマキリのハヤニエ今季2号

三股町

一昨日、コカマキリのはやにえを見つけたばかりだが、今日も新たに見つけた。

場所は50メートルほど離れているが、刺されていた木は今回もクリ。立てたモズは同個体かもしれない。
翅の付け根あたりの胸部からズブリ。生きたまま刺されるのだから、コカマキリもたまったものではない。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

洗濯物にでも紛れて入ったのか、仕事部屋のパソコンモニターに止まったり、私の手のひらで休んだりと、昨晩、デスク周りをずっとウロウロしていたのは、カボチャミバエ

追っ払っても追っ払っても、すぐ手のひらに戻ってくる。ペタペタ、舐めて歩くのでくすぐったい。
けれど動きが可愛いく見えて、追い払うのを諦めてしばらく眺めていた。
どれだけ歳とっても、こういう小さな生きものにも心通わせる時間は大切にしたいものだ。

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

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posted by やまかます at 20:25|

2021年10月17日

タテハモドキの集団ねぐら

三股町

しばらく前から、庭のススキ藪にタテハモドキのねぐらがあることに気付いていた。
朝夕だけでなく気温が上がった昼頃にもまだ留まっていることがあった。

午後1時過ぎ、ふと思い出して今日はどうなったかな?と見てみれば、
2頭、、いや、3頭が一箇所に頭の向きを突き合わせるようにして静止していた。
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写真では明るく写っているが、ここは日陰なので実際にはもう少し暗くてチョウの姿は見づらい。
さらに目を細めて見つめていると、4頭目がこの小集団の少し上に単独でいた。

手前の草をそっと避けたら、3頭が驚いて飛び立ってしまった。
その3頭ともすぐ近くで翅を広げていた。
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2時間ほどして再び見に行ってみれば、一旦は飛び出した3頭のうち2頭が、最初の場所から近い草やぶに各々潜り込んでいた。おそらく4頭目もどこかに潜り込んだのだろう。
どうやらここの4頭は活動するより、余程ねぐらで休んでいたいようだ。

今朝、台所で食器を洗っていると、蛇口から出てくる水が温く感じた。
「ああ〜、いよいよ冬もすぐそこだな」と思わず独りごちた。
我が家の生活用水は井戸水なので、季節の変わり目を水温が気付かせてくれる。

タテハモドキは日中、盛んに活動して花にきているものも多いが、一方では一夜を過ごしたねぐらから出ることなく、
そのまま数日間、ねぐらに留まっている個体もいる。
タテハモドキもそろそろ、冬モードに入り始めているようだ。

〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
posted by やまかます at 19:26|

2021年10月11日

若葉のご馳走

三股町

何度も撮影を試みたナガコガネグモは、網ごといなくなっていた。
場所替えしたか、それとも産卵しただろうか。このところ、ナガコガネグモの卵のうが目立って増えてきた。

刈り草を燃やしたあとの黒炭で、クロアゲハのオスがしきりと吸水していた。
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黒炭で吸水するチョウとしては、キチョウ(キタキチョウ)で見る機会が多い。

タテハモドキ秋型が今朝も次々と現れ、その数の多いこと。
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庭のボケの赤い若葉を食べていた、ヒメクダマキモドキのメス。
いかにも旨そうな、食べっぷりだった。
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(10月9日、撮影)
赤いウンチするかな?


〜使用機材〜
EOS-5D MarkV
EF70-300mm F4-5.6L IS USM
(上写真2枚)

OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
GODOX TT350
posted by やまかます at 19:58|

2021年10月10日

アケビコノハ幼虫2号

三股町

先月、17日に幼虫を見つけたアケビで、ほぼ同じ場所にまたもや幼虫がいた。
アケビコノハのおそらく終齢幼虫だろうか?いや、それとも亜終齢かな?
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(上写真2枚:10月9日撮影)

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先月の幼虫はとっくに成虫になっているはずだが、その子孫なのかどうか?
少なくともこの幼虫が育って成虫になったとしても、繁殖することなく休眠に入るのではないだろうか?

ギギギギギッ〜、ジジジジジッ〜、キイキイキイッ〜、と賑やかな声が朝から夕方まで家の周りに鳴り響く。

「あれ、ナニ?」と嫁さん。

「モズ、だよ。高鳴きといって、冬が近くなると互いにナワバリ宣言しているわけ」と説明する、私。

「猫が昨日から庭に来ているけど、どこの猫?首輪がついてるけど」と嫁さん。

「どこのかは知らんし、わかるはずもないよ。毎晩、うちの林にはいろんな猫が出入りしているのが、ロボットカメラのおかげでわかったし。ともかくもうちの林や庭は、まるで猫の集会場みたいだね」と、私。
そういえば、今朝の猫は私に懐いて撫でてやったりした。
「おい、チョロちゃん!」と、以前飼っていた犬の名前を呼ぶと振り向くけど、声に反応しているだけ。
チョロとは運命的な出会いだっただけに、同じようなことはもう二度とないのだろう。


〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
EF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STM
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 19:44|

2021年10月02日

三股町

昨日、破れて傷んでいたナガコガネグモの網は修復されていたものの、帯糸が下側だけで中途半端。
若干、糸の乱れも残っている。
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今朝は、フルサイズのEOSカメラとレンズで撮影してみた。長いことカメラ庫(乾燥庫)に入っていたおかげでカメラもレンズもカラッとしている。
けれどOLYMPUSのマイクロフォーサーズカメラに慣れてしまうと、重くてたまらない。こんなのを2台と機材フルセットを担いで歩いていたなんて、今では信じられない。もう戻ることはできない。

少し離れた場所には、網の状態や帯糸など、形としてはほぼ100点満点にも関わらず、背景が雑然としていて網が浮き立たない。
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撮影立ち位置も土手斜面にあり、土手に大きなトンネルでも掘らない限り、網から距離をとることができない。
整った網に限って撮影条件には合わない、ということがほとんどだ。

ナガコガネグモの網の大きさ(直径)は、クモの体の大きさにはあまり関係なく、むしろ網を張る空間の大きさや足場の形状に左右されるようだ。大柄なのに関わらず、狭い草間でコンパクトなサイズの網を張っている光景はよく見る。

帯糸は上下に2本かどちらかに一本、そして、定位置に円状の座布団を拵えている。座布団の大きさはまちまち。
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昨日は4本の帯糸をX字型に掛けていたコガタコガネグモ。
今朝は、上下斜め2本が消えていた。
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糸は食べて再利用するはずだ。帯糸の役割や目的はまだわかっていないようだが、作り方をみているとますます不思議でならない。帯糸は無くても特に問題はないようだ。

農道に垂れていたオヒシバの花穂を食べていた、トノサマバッタ
トノサマバッタ-3019791.jpg

3メートル離れた位置から撮影した後、そっとにじり寄ってみたが、一瞬にして跳ね飛んでしまった。
とても警戒心が強く、よほどのことがない限り近寄らせてくれない。

「アゲハねぐら通り」の杉林では伐採木の搬出が佳境に入っているが、今朝からさらに隣の杉林の伐採も始まった。
伐採範囲は「通り」の4分の1と前に書いたけど、この先伐採が進めば距離にして半分近くになるようだ。
その隣(画面右)の杉林との境界線(曲がり角)にイチョウの大木があるが、これも伐採するのだろうか?
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〜使用機材〜
EOS-5D MarkV
EF70-300mm F4-5.6L IS USM
EF17-40mm F4L USM

下写真2枚(コガタコガネグモとトノサマバッタ)
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
posted by やまかます at 19:36|

2021年09月28日

ネコハギとイモムシ

三股町

庭の地面を這うようにして茎を伸ばしている、ネコハギ
葉っぱも小さいけど、控えめな白い蝶弁花がいい。
ネコハギという和名も覚えやすく、高校生の頃にはマメ科植物が好きになって、近所で植物探索をしては図鑑を眺めていた。
チョウの食草を知りたくて植物図鑑を買ったけれど、植物そのものにも興味を覚えて、庭で栽培したりもした。
NHKの「趣味の園芸」もたまに購読していた。植物のことを色々知りたかった。
庭にいろんなチョウや虫を呼び込みたいという気持ちも強くあったけど、雑木雑草をなんで?と親は嫌がっていた。
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ネコハギの小さな葉を食べていたのは、キチョウ(キタキチョウ)の幼虫。数日前から毎日、この幼虫の様子を見ていた。
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小雨が降る今朝のこと、もう前蛹になっていた。
ネコハギは軟毛に覆われているのが特徴の一つ。
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蛹になるのは明日かなと思っていたら、午後3時20分、すでに蛹化していた。
蛹化したばかりなのだろう、透明感のある艶々の体をしている。抜け殻もまだお尻のところに残っているが、そのうち体をくねらせて落とす、、はず。
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谷津田でずっと継続観察しているナガコガネグモを見ての帰り道、
うちの林縁からクロコノマチョウが次々と飛び出してきた。
翅裏の紋様は個体によって様々で、まるで指紋のように同じものは無いと言っても言い過ぎでは無いだろう。
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その次は、ゴイシシジミ
一箇所に3頭いた。今年はやけにゴイシシジミが多い。
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林に入る手前で、マユタテアカネのオス。
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カナムグラの群落は最盛期で花もたくさん咲いているが、秋を感じさせる色も見つかる。
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ヤブマメの葉には、コミスジの幼虫巣と幼虫が見つかる。
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〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
posted by やまかます at 20:22|

2021年09月22日

紋黄揚羽

三股町

庭のヒガンバナはほぼ咲き終わった。
(シロバナはまだ残っているが株数はわずか)

アゲハ類訪花シーンの最後に撮影したのは、モンキアゲハ
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「紋黄」という和名にそぐわず、後ろ翅にある大きな紋は、白い。
このモンキアゲハはまだ羽化して日が浅い、つまり若い個体なのだろう。
羽化してから日が経つにつれて紋色は黄色味を帯びて来る。

先日、アケビコノハ幼虫がいたアケビでは、ヒロヘリアオイラガ幼虫も数頭、ついていた。
アケビも食べることは初めて知った。
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今年は季節の進行が早いせいか、すでに熟れた果実もある。
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飼育室で使っていた冷蔵庫(昆虫飼育と酒保管用)が不調となり、今年の春から使えなくなっていた。
冷凍庫のパッキングが劣化したようだ。修理するべきか悩んだが、飼育そのものを縮小することにした(飲酒量も減ったし)ので、冷蔵庫は処分することにした。
飼育室のは113Lだから小型クラスで、170L以上が大型という区分になる。
小型だとメーカーにもよるが、シャープの場合、リサイクル料金は3,740円。
家電リサイクル券を郵便局で振り込んで発行してもらい、これに家電の種類やサイズ、メーカー、個人情報などを記入し、あとはリサイクル指定取引場所に持ち込むだけ。
都城市にはリサイクル指定取引場所が2箇所あって、いづれもうちから車で10分足らずと近い。道のりがほぼ一本道になる(途中信号は1箇所のみ)高速道路沿いの指定業者へと持ち込んだ。
小型冷蔵庫とはいえ、かなり重い。一輪車に乗せて飼育室から駐車場まで運び、ウンウン、唸りながら車に積み込んだ。
他にも故障して使っていないエアコンや、プリンター、スキャナー、VHSビデオデッキ、などもある。これらも折を見て、リサイクル処分をしていく予定。指定取引場所が近いこともあって、やり方がわかったので次回は一気に片付くかと思う。運搬は業者に依頼もできるが、もちろん料金が掛かるし都合のいいタイミングを計る煩わしさもあるだろう。


〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 20:41|

2021年09月17日

撮影アングル

三股町

雨はほとんど無く、ザワザワと西風が何かの予兆のように吹き続けている。
朝食のあと、庭で花を摘んでいた嫁さんが、
「綺麗なカメムシがいるよ!きれい!!」
と部屋にいた私に振り向いた。
「へえ〜!?」虫に詳しくなくても、カメムシの仲間とわかるようだ。
「綺麗」と言われれば、それがアカギカメムシだとすぐに知れる。アカメガシワで成長した集団は次々と分散して、庭のあちこちに佇んでいる姿も見かけるようになったのは一昨日あたりから。大きさもあることだし、嫁さんは生まれて初めてアカギカメムシを見たのだろうから、それはちょっとした驚きだっただろう。
一方、私がアカギカメムシを初めて見たのは、亜熱帯の西表島だった。もう二十数年前のことだけど。
初めての出会いは、嫁さんと私ではまるで違うのだ。私は腰が抜けるほど感激して、興奮したことを今でもはっきりと憶えている。

さて、近所のスギ伐採作業は今日も早朝から続いていたが、夕方になって見に行ってみれば、伐採作業は完了したように見えた。
道端に残っていた一列も払われ、切り倒したスギがぽっかりとできた空き地の片隅に山積みされていた。あとは切り詰めて搬出するだけだろう。もっと広い範囲を伐採するのかと思っていたが、ほんの一部だけに終わった。

その帰り道、ウメに絡んだアケビに美味しそうな若葉が伸びていた。

こんなご馳走があるなら、きっといるはず!と、若葉の蔓を辿っていけば、やはりいました!
アケビコノハの幼虫。

道路を挟んで向こうに見えているのは私の仕事部屋。ほぼ目線の高さ、水平アングルで撮影。
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アケビコノハの幼虫がいた場所の説明の写真はともかく、それだけでは面白くないので、
今度は腰をかがめて、下から上空を仰ぐアングルで撮影してみた。ちょうど風の具合で雲が流れ、青空まで設えてくれた。
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午後4時45分。もうギリギリの時間帯かと思う、チョウ達の活動時間には。
オジロサナエが庭の棒杭に止まっていたので近寄ってみたら、足下のヒガンバナでモンキアゲハが吸蜜していた。
立ったままでは背景が抜け無いので、しゃがんでチョウの目線の高さでカメラを構えてみた。
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〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
EF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STM
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
GODOX TT350
posted by やまかます at 21:52|

2021年09月06日

コミスジ蛹化

三股町

昨日の朝、Aの位置(下スケッチ)で糸玉を拵えていたが、途中、激しい雨となり吐糸作業を中断した、コミスジ幼虫。
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葉軸の下側に仰向けの姿勢になったことや頭部の動きからして、蛹化場所の準備に入ったとわかったが、
雨が影響したのかどうかはわからない、雨が降り続く中、Bの葉っぱに移動しそこに落ち着いた。
ここなら少しは雨を凌げそうではある。
夕方、雨が止んでから吐糸作業を改めて再開した。日没近くなって、お尻を糸玉に固定していた。
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そして、今日の午前7時35分、踏ん張っていた脚を全部放し垂下していた。
正午過ぎ、蛹化を終えたばかりの姿が次の写真。
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今日も午後から雨が降り始めた。

さて、アカメガシワで成長しているアカギカメムシだが、、、。
一昨日、樹下の地面に転がっている熟齢幼虫を見つけた。そばにあるのは脱皮殻。
幼虫の腹部の一部は外皮が剥がれていたりと、損傷が目立ち、わずかに反応するものの虫の息だった。
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幼虫が大怪我をして地面に落下した原因は何だろう?と考えていたのだが、
今朝になってもしかして、という場面を目撃した。

カラス4羽がアカメガシワの梢にいて、よく見るとしきりに黒い種子を啄んでいたのである。
果実には多数の幼虫たちが群れている。カラスのお目当てが種子だけだとしても、嘴に幼虫が挟まれたり、時に邪魔になる幼虫を啄んで放り投げたりもあり得るだろう。あるいは、幼虫を食べるかもしれない。

幼虫の死骸からさほど離れていない地面に、ヒラタクワガタ♂の死骸もあった。
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アカメガシワには樹液も出ている箇所があるので、そこに来ていたところを、これもまたカラスに襲われたのではないだろうか? いやそれとも、地面を歩いていたところをアナグマかタヌキに齧られたか?

コミスジ蛹のすぐ上にぶら下がっていたのは、ヒメカマキリ幼虫を網糸に絡めて捕食していた、オオシロカネグモ(多分)。
クモが齧り付いているのは、カマキリの右前脚。
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ヒメカマキリ幼虫の翅芽は膨らんで発達しており、羽化が近いことを物語る。そして、この時期に成虫となるのは、サツマヒメカマキリではなくヒメカマキリと言えるだろう。



〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 16:40|

2021年08月07日

ススキ、オオチガヤの貼り付き虫

三股町

午前5時半。
ヒグラシの清々しい鳴き声で目覚める。
すぐそれに続いて、ニイニイゼミが掛かりの悪いエンジンのように、ジ、ジ、ジ、、、とゆっくり鳴き始めた。
さらに、アブラゼミが勢いを得たかのように急ピッチで合唱に加わった。
三種混合、朝の合唱がひとしきり賑わった後、まるで潮が引くようにピタリと静かになった。
「案外早く終わったな」とコーヒー豆を挽く準備をしていると、コジュケイの甲高い囀りが林の奥から響いてきた。
時折、小雨がある程度だったけど、晴れ間が出たのはほんのわずかな時間だった。
とにかく蒸し暑い。

チリチリ肌を焼くような陽射しの下、ほんのいっとき仕事部屋のすぐ外のススキで虫探し。
室内のラジオからピーター・バラカンのDJで音楽が流れてくる。今日は特番で放送時間が長い。

ヒラタグンバイウンカ
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拡大してみると派手な色合いをしているが、小さいし葉っぱに溶け込んでいて肉眼ではなかなか気付きにくい。
まずはシルエットで見つける。

エビイロカメムシ5齢幼虫
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名前通りの「海老色」。成虫は肌色をしており、海老を連想するものは何も身に付けていない。
ヤブキリのメス
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〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8
マクロフラッシュ STF-8

OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
GODOX TT350
posted by やまかます at 21:13|

2021年07月28日

真夏日

三股町(7月26日)

庭の西側に繁茂しているヤブガラシには多数の虫が来ている。
ハチ類が種類、数ともに多い中、アオスジアゲハは一際目立つ。3〜4頭が入り乱れるように飛び交うこともある。
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メスを見つけたオスが、しきりと求愛をしていた。
これと同じ光景を見たのは5年前セミの撮影で訪れた福岡市の公園だった。その5年前の夏もかなり暑かった。
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(7月26日、撮影)

宮崎市(7月27日)

シヨウリョウバッタ♂成虫の姿が増えて来た。
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(7月27日、撮影)
飛立った瞬間、ウンチをしたようだ。細長い特徴的な形をしている。
宮崎市内にはクマゼミが多い。午前中の合唱はかなり賑やかだ。クマゼミの撮影を少し行ってから、美郷町に移動。観察会の開催場所「おせりの滝」で下見を行った。夜は「石峠レイクランド」のロッジに宿泊。
山の中のロッジだが、Free-WiFiが使えるエリアになっていた。さっそく接続を試みたのだが、パスワードの表示がどこにもなく結局、使えなかった。






posted by やまかます at 18:34|

2021年07月14日

落雷、目玉模様

三股町

朝から快晴、霧島山には大きな夏雲がわいていた。今日も気温は30℃越え。いかにも梅雨明けらしい天候だが、大気の状態は不安定のようだ。
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コナラのギンシャチホコ幼虫の姿が見つからず、しつこく探していたらミヤマカミキリ♂がいた。小さなコナラだけど、コウモリガ幼虫巣から樹液が滲み出ているようだ。
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幹に移動して営繭の準備に入ったのだろうか?と幹まわりも隈なく探してみたがおらず。ガサゴソ枝をかき分けていたら、お腹のデッカいコロギスがボトッと落っこちた。
「うん!?アンタ、まさか食べた!?」
ギンシャチホコ幼虫は、また明日にも探してみることにした。強運と思えるあの幼虫が、そう安易と死んだりしないはず、と願っている。

オドリハマキモドキの四国型をした繭が葉裏にあった。時期としては少し早い気もする。
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同じコナラの日陰に、ヒメジャノメ♂。かなり新鮮な姿。
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ジャノメチョウ類の目玉模様には、催眠術のような何か妖力のようなものが潜んでいるような気もする。じっと見つめていて飽きない。

午後3時過ぎ頃から曇り始め、雨と落雷が頻発するようになった。風も出てきてまさに嵐だ。
写真家の友人とzoomで会話して終了間近に、落雷がひどくなってきたのでと告げた瞬間、ブレーカーが落ちてしまった。
幸い停電にはならなかったので、漏電遮断器の操作で電気は回復した。この暑さの下で停電は厳しい。
うちは井戸水だから停電になると水も止まるので飲料水以外に、シャワーもトイレも使えなくなる。
落雷が長く続くのでカメラを西の空に向けていたが、狙っている時に限って画面の隅に落ちた。
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posted by やまかます at 18:34|

2021年07月03日

出水市のオオアブラギリとオオキンカメムシ

鹿児島県 出水市

「出水市ツル博物館クレインパークいずみ」で本日から7月25日まで開催されている、田中博さんのトンボ写真展『水辺の詩』に出掛けた。うちからの所要時間は約2時間。
出水市は初めてだし、今日は田中さんの講演もあったので是非にと予約をいれていた。
午後1時から1時間の講演後、観察会だったが、このときまで降っていた雨がピタリと止んでいた。
どうやら、田中さんはとびっきりの「晴れ男」らしい。

午前中、出水市に入ってすぐ山中の道路沿いに、オオアブラギリが生えているのが目に入った。ちょうど結実している。アブラギリとは一目で雰囲気が違うことに気付いた。葉の付け根(葉身基部)の腺に柄がないので、やはりこれはオオアブラギリだろう。
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これなら必ずいるはず、とさっそく梢を眺めていると、果実で吸汁するオオキンカメムシのメスがいた。
ほかにも3頭いたが、すべてメスだった。
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宮崎のフィールドでの産卵期は7月後半だけど、今年は少し早いのかもしれない。
メスたちは、産卵のためにここのオオアブラギリにやって来たことは間違いない。おそらく交尾はもう終えているのだろう。
オオアブラギリが並んでいる辺りは照葉樹の森に囲まれており、アカショウビンのさえずりや、アオゲラのドラミングの音色が心地良かった。
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道路沿いに並んで生えていた、オオアブラギリ。

posted by やまかます at 17:50|

2021年06月22日

新刊のご案内

来月(7月7日)刊行予定の
『子育てがんばる、カメムシのおかあさん』(小学館)

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サブタイトルが「ベニツチカメムシとボロボロノキ」とあるように、ボロボロノキに寄り添うようにして生きるベニツチカメムシの暮らしを描いた写真絵本。
東京に暮らしている頃から気に掛けていたけれど、九州に移転して13年目、ようやくにして形にできた。
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ボロボロノキ果実(6月2020年)

ベニツチカメムシもボロボロノキも、九州以南に分布している。ボロボロノキと深く関わるベニツチカメムシの生息地は、ボロボロノキの分布と重なり、ボロボロノキが生えている森や林は、九州全域に局地的に点在している。
2008年から撮影で通ったフィールドは北から佐賀県神埼市、福岡県久留米市、鹿児島県曽於市、宮崎県延岡市、日南市だが、その中でも一番足繁く通ったのが、県北に位置する延岡市。(一度だけ奄美大島の生息地を案内していただいたこともあった、、、)
延岡市の街中にある愛宕山や少し山際にある植物園には四季折々通った。
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愛宕山(5月2020年):標高250m

延岡までは高速を使って片道2時間掛かるが、最も近い撮影ポイントは鹿児島県の曽於市。曽於市財部町の観察ポイントを発見できてから観察の頻度を高めることができ、撮影の進行もだいぶテンポアップできた。特に難しいメス親の育児に関わる撮影は、この財部町の観察ポイントで実現できた。ボロボロノキの特徴を覚え、頭の中にイメージが描けるようになったおかげで、落葉した冬場でも自信を持ってボロボロノキを探すことができるようになったことが大きい。
池袋のジュンク堂書店で開催された「かめむしイベント」に持参したボロボロノキの枝は、東京に立つ前夜に採りに行った。その場所が、往復1時間ちょっとで済む財部町のポイントだった。

6月下旬となった今頃のフィールドでは、例年なら子育てに忙しいメス親がボロボロノキ果実を運んでいるか、あるいは巣内から外に出て果実に集っている若齢幼虫の赤い群れの塊が見られる。

今回の著作でカメムシの児童書が4冊目となった。
@2002年、『カメムシ観察事典
(構成/小田英智、文・写真/新開孝)偕成社
A2014年、『わたしはカメムシ
(ふしぎいっぱい写真絵本25)ポプラ社
B2016年、『うまれたよ!カメムシ
(よみきかせいきものしゃしんえほん28)岩崎書店

世の多くのカメムシ嫌いの方々にも、一度くらいは手に取って欲しいものだ。

延岡市は県北にあって三股町からは遠い場所になるけれど、ベニツチカメムシ以外の虫や自然にも魅力を感じるフィールドに恵まれている。
三股町に仕事の拠点をおいてからは遠出をできるだけ控えるようにし、出掛けるにしても片道せいぜい1時間以内の範囲に絞るよう心掛けてきた。経費を節約することも大きいけれど、できる限りフィールドでの滞在時間を多く取りたいという気持ちが強い。延岡のフィールドはしかし、県南とは自然環境が異なるため遠出する意義は大きく、そして何より土地柄に惹かれるものもあり出向いた時は少なくとも一泊以上滞在している。私は幼少の頃から瀬戸内の魚を食べて育ったので(松山の母親の実家は魚屋だった)、内海の豊かな魚種が並ぶ魚屋が暮らしの中にあるのが好ましい。何度も書いたけれど、延岡の店では必ず魚を買って帰る。撮影の仕事だけでなく食の楽しみもあって、延岡通いはこれからも続けたいと思う。地酒の米焼酎も素晴らしい銘柄がある。
ベニツチカメムシに一つの区切りをつけたところで、延岡のまだ訪れていないフィールドにも足を踏み入れたい。

posted by やまかます at 17:21|

2021年03月25日

落ちた! ゴマダラチョウ幼虫

都城市

橋の欄干の上を、越冬明けのゴマダラチョウ幼虫が歩いていた。
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OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

これだけ目立つ場所だと、いづれ鳥の胃袋へと消えるのは必須。

「なんでこんなとこ、歩いているのよ!?」

橋から上を見上げれば、エノキ大木が枝を広げているので、おそらく風か何かの刺激で、落っこちたのだろう。

「池に落っこちないで、良かったね、、、」

そっと掬い上げて、エノキの幹に戻してやった。
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OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

カワセミお気に入りの止まり木も、ようやく開花が進んで賑わってきた。
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OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

三股町

営巣を始めたアオサギのペア。今朝も巣材の枝を持ち込んでは巣作りに励んでいた。
居間の窓から丸見えの位置にある。
すぐ頭上を掠めるようにして、ハシボソガラスが行き来するのだけど、、、、。
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OM-D E-M1 MarkV  M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

アオサギがいない時を見計らって、巣場所の間近に行ってみた。
下から見上げると、お皿型の巣がわかる。前後に重なっていたので、アカメガシワと勘違いしていたが、巣が掛けられている木は、センダン、だった。
これから芽吹きが進行すると、巣場所も隠蔽されることだろう。
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OM-D E-M1 MarkV  DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

今日は出掛ける時、マクロレンズをカバンに入れ忘れてしまった。
撮影現場に着いてから気づいたのではもう遅い。
それでも、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROがあって、このレンズは結構寄れるのでなんとかマクロレンズの役目を果たせた。
しかし、もっと拡大したい撮影もあったので、また出直しとなった。


posted by やまかます at 20:49|

2021年03月20日

瑠璃シジミ

三股町

朝からしとしと降り始めた雨は、午後になって本格的になった。
仕事部屋のすぐ外に植わっているサクラ(エドヒガン)も開花した。
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前にも書いたが、今年の春はルリシジミの姿をよく見る。発生数が例年より多いのだろうか?
今週、火曜日に撮影した写真から。

午前8時47分、コンクリート地面で休むオス。日差しを受けて翅をV字型くらいには開いてくれるかと期待したが、願いは叶わず。
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小松菜の花で吸蜜するオス。
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飛び立つ瞬間をプロキャプチャーモードで。
光の当たる角度で、妖しい金属光沢を放つが、普段、肉眼ではなかなか見ることができない。
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今日も朝から、デスクワーク。原稿は明日にも書き終える予定で、この写真絵本は今夏に刊行予定。



posted by やまかます at 18:06|

2020年12月16日

新刊本『うまれたよ!ベニシジミ』

三股町 田上

先日、クヌギで見つけたアカイラガ幼虫は、まだ葉上に止まっていた。
そろそろ繭を紡ぐ頃合いだと思うが、目が離せない。

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強風に揉まれるようにして飛んでいたモンシロチョウ
やっとのことで、ツバキの葉上に縋り付き日光浴。

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OM-D E-M1 MarkU  M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350


〜新刊本のお知らせ〜

今年、二冊目の新刊本は、
『うまれたよ!ベニシジミ』(岩崎書店)

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私がベニシジミを知ったのは中学生の頃で、
志賀昆虫社の捕虫網と自作の三角缶を携えて初めての採集に出掛けたときだった。
場所は松山市の天山町に流れる河川の土手だったが、生まれて初めて見るオレンジ色のシジミチョウに大興奮したものだ。
東京にいた頃からベニシジミの撮影をする機会は多かったが、今回の著作に載せた写真は、全て宮崎の今の住居周辺で撮り下ろしたもの。



posted by やまかます at 20:30|