2019年04月14日

福津市(福岡県)、竹尾緑地で自然観察会

エノキに登ったゴマダラチョウ幼虫がなかなか見つからず、「ここもいないか!?」
と手に取った小枝に、オジロアシナガゾウムシが抱きついていた。

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「アレ?まだ越冬スタイルなの」


花盛りのイロハカエデにはたくさんのアブ、ハエ類が集まっていたが「どこにしようか?」
と迷い飛びするカップルがいた。
ここでもない、あそこでもない、と決めあぐねること数分。ようやく落ち着いたのは、
オドリバエの一種。オスがプレゼントした獲物にメスがむしゃぶりついた隙に交尾する。
メスが吸血している獲物の正体は判然としないほど崩れていた。

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フキの葉に次々と集まって来た、シロスジヒゲナガハナバチ
ねぐらに集合、というわけだろう。
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気があった仲間かな? 「おやすみなさい」
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ギシギシの葉裏で見つかった小さな繭。
これはアルファルファタコゾウムシの、繭のようだ。

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最初、ハバチ類の繭と勘違いしたが、営繭場所からしても、透けて見える中の蛹の様子からしても、
アルファルファタコゾウムシの繭で間違いない、と思う。

今日の写真は、昨日、福津市の竹尾緑地で下見をした時と、本日の観察会時に撮影したもの。
アルファルファタコゾウムシの幼虫は、参加者の皆さんが次々と見つけてくれて、
ゾウムシの幼虫という私の説明に皆さんえらく驚いていた。
けれど、本種の繭を見るのは私も初めて。
そう言えば、三股町のうちの敷地内で、アルファルファタコゾウムシをまだ見ていない。


竹尾緑地の片隅に、ミヤコグサの群落があった。

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posted by やまかます at 19:52| Comment(0) |

2019年04月10日

葉っぱの裏

サクラの葉裏に、ナシグンバイの姿がポツポツと見られるようになった。ナシグンバイはカメムシの仲間。
成虫越冬なので流石に翅は掠れたりしている。

「やあ!お帰りなさい」

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大学の昆虫学実習では昆虫標本の線画を描くこともあったが、ナシグンバイもその一つで、
B6のケント紙いっぱいに背面図を描いたのも懐かしい。

体長3.5ミリだから、実体顕微鏡を覗きながらの描画だった。
大きい方ではドウガネブイブイなど。
実習で描いた線画は全部処分して手元には一枚も残っていない。

昆虫学の講座には、昆虫学専攻でない学科同級生も多数いて、彼らにとって線画実習はかなり苦痛であったようだ。もちろん私にとっては実に楽しいひと時でした。


ヤブムラサキの葉裏には、ムナコブクモゾウムシがいた。
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いつも独特なポーズをしているが、これも体長3ミリ程度。肉眼ではゴミにしか見えない。
アカメガシワで何度か見つけているが、どうやらアカメガシワの葉脈をかじって汁を吸っているようだ。
けれど今回は、ヤブムラサキにいた。単に移動途中だったのだろうか?


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本種も、成虫越冬のようだ。

サクラと言えば、ムネアカアワフキ。数日前から交尾カップルも見るようになった。
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左がメス。体の大きさ、そして背面の赤い紋様の違いで雌雄の区別がこれほどハッキリと分かる虫は、なんだか嬉しい。
posted by やまかます at 20:28| Comment(0) |

2019年04月08日

羽化ラッシュ

運転している間、車の窓は全開。袖も捲り上げるほどの暑さ。
これはなんかあるな、という直観もまんざらハズレでは無かった。

お隣、都城市の公園を駆け足で巡ってみた。

ピーヒョロリ♩ピーヒョロリ♫。
しきりと囀っている、ヒヨドリ。こんな時は次の行動が気になる瞬間。

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「あ〜、やはりねえ。すぐそばのヤツデで食事をしたかったんだな」
黒く熟したヤツデの実をパクリ、4個、平らげました。


ヘラノキでは、タケウチトゲアワフキの羽化が始まっていたのには、びっくり。
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3頭の新成虫は皆、幼虫巣のところに留まっていたので、今朝方羽化したのは間違いない。

煙突のように下向きに伸びた幼虫巣の出口に、羽化殻がへばりついているのがわかるだろうか。


昨日と今日、うちの庭では、ムネアカアワフキが立て続けに羽化した。いづれも午前中。
羽化シーンは先月すでに2回撮影しているが、幼虫巣から出てくる最初のところから撮影できたのは今月に入ってから。
しかも今朝の4回目の撮影は、これまでで一番条件が揃っていた。まさに三拍子揃ったと言える完璧な写真になった。

神柱公園ではコムラサキの幼虫が脱皮休眠に入っていたし、エノキの新梢では、
ホシアシブトハバチが盛んに産卵していた。次々と3頭のメスに出会えたのも初めてのこと。

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都城市、神柱公園。
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とは言え、先月の末から一週間、家を空けたツケはそれ相応にあった。
マムシグサの定点撮影は肝心なところがズッポリと抜けてしまい、また来年に再トライとなった。
今年で3年目になる定点撮影だが毎年、何かしら不具合が生じて完璧な連続写真には至っていない。

posted by やまかます at 20:53| Comment(0) |

2019年04月05日

早春の見落とし

一週間ぶりに我が家に帰宅してみれば、庭のサクラもコナラも、若葉で賑わっていた。

家を発つ前日に羽化を観察したムネアカアワフキ

同じ個体かどうかはわからないけれど、メス成虫がチョコンとお辞儀したような、、、。

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「やあ!ただいま」
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で、コナラのフワフワの若葉を覗いてみると、
「あれ!? いたね!」

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「わかるかな?」
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ヤママユの1齢幼虫が、そこにもここにも、3頭。いやまだどこかにもいるはず。

冬の間、結構しっかり見ていたはずなんだけど、見落としていたようだ。
ヤママユの越冬卵。


先月30日から、愛媛県 西予市、松山市、広島県 東広島市、大分県 別府市、と巡って来た。
東広島市には4日間滞在したがほとんどフィールド歩きは出来ていない。
まあそれどころではなかったが、ちょこっとだけ近場の公園を訪れてはみた。
松山から尾道まで「しまなみ海道」を通ってみた。瀬戸内海を眺めながらのドライブは初めてだったが、
天候にも恵まれ気分爽快。「よくこんな橋を作ったものだなあ、凄いねえ」などと月並みな感想を何度も口にしながら運転しました。


posted by やまかます at 20:30| Comment(0) |

2019年03月26日

アセビと越冬蝶、そして山葵

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イシガケチョウのアセビ訪花は、今春、二度目の目撃。

花に同化して遠目では全く目立たない。私には一目でそれとわかるけれど。

タテハモドキの姿も久しぶり。落ち葉の上で日光浴しているところはよく見かけていたけど、花に来始めたとういことは、いよいよ活動全開、ってとこだろう。
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うちの敷地に隣り合わせの池は、背後の谷筋からの湧き水が流れ込んでいる。
この湧き水は流量は細いが、ほぼ通年、涸れることがない。

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しかし、今日覗いてみたところ綺麗に砂利が敷かれていた。
元々、肌色の小砂利であったところに誰かが大粒の砂利を撒いたのだ。

ははあ〜ん!Hさんの、しわざだな、とすぐに判った。
そう言えば先々週だったか、砂利を洗う音が聴こえていたのだが「またHさんが何か始めたな」
と察しがついてはいた。
砂利を敷き詰めたすぐ下流には低い堰が拵えてあって、そこには多数のわさびが植えられていた。
一昨年はここでモヤシ栽培を試みて、失敗しているHさん。
なるほど、今年は山葵の栽培に挑戦しているわけだ。

posted by やまかます at 20:55| Comment(0) |