三股町
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO MC-14 FlashQ G20U
マムシグサの仏炎苞にやって来る昆虫を眺めるのがこのところの日課の一つとなっている。
肩ほぐしにも林の坂道を下って登るという運動はちょうどいい。
外壁に何らかの香りがあるのだろうが、かといって舐めとればそれなりの栄養価もあるのだろうか?
ガガンボの一種がしきりと仏炎苞の表面に口吻をつきたてていた。その体にはダニの一種が便乗している。
ガガンボのお腹は吸引物で満たされているようにも見える。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO MC-14 FlashQ G20U
クロウリハムシもよく見かけるが、仏炎苞の中は雨宿りもできると見える。皆やけに落ち着きその場に馴染んでいるように見える。
椎茸のコマ打ちを午後から行った。大きなクヌギを一本切り倒してあったので、残っていたコマを打っておいた。
昨日はその下準備で、枝を切断したり、作業場となる林中央の広場(狭いけど)に伐採枝を運び上げたりした。
クヌギ材は見かけよりずっと重く、これを抱えて運ぶだけで結構、疲れる。筋肉痛は一晩で治ったけど、朝の起床時間が遅くなった。
林のなかではアカハネムシが、歩くたびにまとわりつくように舞っている。
飛ぼうか?飛ぶまいか? 首を左右にユラユラさせているのは、迷ってでもいるのか、それとも別の理由?
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO MC-14 FlashQ G20U
2023年03月21日
2023年03月18日
花と虫と
三股町
霧島山 E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
午前8時20分、霧島山を覆っていた雲が流れて朝陽にくっきり浮かび上がっていたが、このあとしばらくして、また雲の傘に見え隠れしていた。午後から久しぶりに来客があったが、県外から遠路はるばるのお客さんの前では、山容がボヤけてしまうことがなぜか、多い。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO
自宅林の観察路急斜面に咲いていた、ミチタネツケバナ。
小さい花だけに却って目を惹く。こんなとこにこれまで咲いていたっけ?
そしてこんな小さな花にはどんな虫が来るだろうか?
※当初、タネツケバナとしていたが、ご指摘いただき、ミチタネツケバナと改めた。
果実のつきかたや、そして改めて確認したところ、根出葉もあったことでタネツケバナではないことが判明。
ご指摘いただいた方に感謝致します。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO
いかにも重たそうな体でよっこらせと花上に這いつくばりながら蜜を漁っていたのは、ハラナガツチバチの一種。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO
なんとか口吻が蜜に届いた、ルリシジミ。
体が軽いから別に何ともないのだろうけど、人の目にはやっとこ縋りついているようにも見える。
でっぷり超えた姿からして、メスだろうか。
霧島山 E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
午前8時20分、霧島山を覆っていた雲が流れて朝陽にくっきり浮かび上がっていたが、このあとしばらくして、また雲の傘に見え隠れしていた。午後から久しぶりに来客があったが、県外から遠路はるばるのお客さんの前では、山容がボヤけてしまうことがなぜか、多い。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO
自宅林の観察路急斜面に咲いていた、ミチタネツケバナ。
小さい花だけに却って目を惹く。こんなとこにこれまで咲いていたっけ?
そしてこんな小さな花にはどんな虫が来るだろうか?
※当初、タネツケバナとしていたが、ご指摘いただき、ミチタネツケバナと改めた。
果実のつきかたや、そして改めて確認したところ、根出葉もあったことでタネツケバナではないことが判明。
ご指摘いただいた方に感謝致します。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO
いかにも重たそうな体でよっこらせと花上に這いつくばりながら蜜を漁っていたのは、ハラナガツチバチの一種。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO
なんとか口吻が蜜に届いた、ルリシジミ。
体が軽いから別に何ともないのだろうけど、人の目にはやっとこ縋りついているようにも見える。
でっぷり超えた姿からして、メスだろうか。
posted by やまかます at 21:58| 草花
2023年03月08日
すっかり、春
三股町
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO
しばらく留守にしている間に、うちの林の春はズンズン先へと歩んでいた。
マムシグサの槍のような、角のような、鱗片葉があちこちで落ち葉を突き抜け伸び上がり、
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
マムシグサの槍の横には、70センチはあろうかというジムグリが微動だにせず佇んでいた。しばらく眺めているとチョロチョロ舌を出しながらゆっくり進み始め、落ち葉に潜り込んで行った。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO
ヤブキリの若齢幼虫の姿もあり、
キチョウは次々と花を訪れ、
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO
アブラナの花を訪れる、ベニシジミの姿もチラホラ。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO
しばらく留守にしている間に、うちの林の春はズンズン先へと歩んでいた。
マムシグサの槍のような、角のような、鱗片葉があちこちで落ち葉を突き抜け伸び上がり、
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
マムシグサの槍の横には、70センチはあろうかというジムグリが微動だにせず佇んでいた。しばらく眺めているとチョロチョロ舌を出しながらゆっくり進み始め、落ち葉に潜り込んで行った。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO
ヤブキリの若齢幼虫の姿もあり、
キチョウは次々と花を訪れ、
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO
アブラナの花を訪れる、ベニシジミの姿もチラホラ。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
posted by やまかます at 20:03| 草花
2022年11月01日
グミの香り漂う諏訪崎
愛媛県 八幡浜市
フェリー出航まで時間があったので、港を見下ろせる「諏訪崎」に寄ってみた。ここは海に突き出した3キロほどの半島。半島は常緑樹林に覆われている。
駐車場から半島の突端まで2キロほどの遊歩道が続く。
気温が低く曇天で、活動する虫の姿は予想通りまったく皆無。遊歩道の入り口には今どき珍しい、公衆電話ボックスがあって、その蛍光灯の灯りに飛来した、ウスバツバメエダシャクが2頭、ほかにもシャクガ類が2頭、アオマムシ1頭、それだけが居残っていた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
遊歩道を歩き始めるとすぐ、ナワシログミの甘ったるい香りがしてきた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
足下の路面にはウバメガシのドングリがばら撒いたように転がっていた。
パリンッと潰れる音、これを踏まずして進むのは難しい。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
薄暗いツバキ街道を進むとやがて、急峻な降り坂に差し掛かった。帰り道は難儀しそうだ、と躊躇したくもなりかけたが半島先端は見ておきたい。時間的には寄り道をしなければ往復ギリギリ間に合いそうだった。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
ゴツゴツした岩場の狭い道を降ると、半島突端に出た。
海原の上空を大きなミサゴが舞っていた。長い翼が特徴的で、海面近くに上がってくる魚を狙っている。しばらく旋回していたが、そのうち港の方へと去って行った。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
突端から引き返す登り坂はまさに心臓破り。200メートルほどだがこれがキツい。登り切った空き地にあるコンクリ製の長椅にしばらく座って休憩。しかし、あまり時間の余裕もないのでせいぜい2分程度で出発。
薄暗い遊歩道沿いの崖に、小さな白い花を見つけた。センブリだ。
花数は少ない。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
ツバキに巻いてある樹木名のプレートをめくると、ミノムシの一種が身を寄せて潜んでいた。蓑に隠れているのに、さらに蓑ごと身を隠すとは、ずいぶんと用心深いためだろうか。
一つ宿題が増えたような気がする。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
遊歩道を歩き終えて駐車場に戻った頃、ポツポツと雨が降り始めた。
駐車場からクネクネ道を下っていけば、10数分で八幡浜港に着いた。乗船手続きをする前に、港の魚市場に立ち寄り、今日は、活きのいいイサキとモンゴウイカを買った。
来た時(29日)、下船時にはうっかり気づかなかったのだが、フェリー乗り場が少し移転して建物がリニューアルしてひとまわりデカくなっていた。以前の建物は解体作業中だったが、昭和の名残がまた一つ消えてしまった。
フェリー出航まで時間があったので、港を見下ろせる「諏訪崎」に寄ってみた。ここは海に突き出した3キロほどの半島。半島は常緑樹林に覆われている。
駐車場から半島の突端まで2キロほどの遊歩道が続く。
気温が低く曇天で、活動する虫の姿は予想通りまったく皆無。遊歩道の入り口には今どき珍しい、公衆電話ボックスがあって、その蛍光灯の灯りに飛来した、ウスバツバメエダシャクが2頭、ほかにもシャクガ類が2頭、アオマムシ1頭、それだけが居残っていた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
遊歩道を歩き始めるとすぐ、ナワシログミの甘ったるい香りがしてきた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
足下の路面にはウバメガシのドングリがばら撒いたように転がっていた。
パリンッと潰れる音、これを踏まずして進むのは難しい。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
薄暗いツバキ街道を進むとやがて、急峻な降り坂に差し掛かった。帰り道は難儀しそうだ、と躊躇したくもなりかけたが半島先端は見ておきたい。時間的には寄り道をしなければ往復ギリギリ間に合いそうだった。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
ゴツゴツした岩場の狭い道を降ると、半島突端に出た。
海原の上空を大きなミサゴが舞っていた。長い翼が特徴的で、海面近くに上がってくる魚を狙っている。しばらく旋回していたが、そのうち港の方へと去って行った。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
突端から引き返す登り坂はまさに心臓破り。200メートルほどだがこれがキツい。登り切った空き地にあるコンクリ製の長椅にしばらく座って休憩。しかし、あまり時間の余裕もないのでせいぜい2分程度で出発。
薄暗い遊歩道沿いの崖に、小さな白い花を見つけた。センブリだ。
花数は少ない。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
ツバキに巻いてある樹木名のプレートをめくると、ミノムシの一種が身を寄せて潜んでいた。蓑に隠れているのに、さらに蓑ごと身を隠すとは、ずいぶんと用心深いためだろうか。
一つ宿題が増えたような気がする。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
遊歩道を歩き終えて駐車場に戻った頃、ポツポツと雨が降り始めた。
駐車場からクネクネ道を下っていけば、10数分で八幡浜港に着いた。乗船手続きをする前に、港の魚市場に立ち寄り、今日は、活きのいいイサキとモンゴウイカを買った。
来た時(29日)、下船時にはうっかり気づかなかったのだが、フェリー乗り場が少し移転して建物がリニューアルしてひとまわりデカくなっていた。以前の建物は解体作業中だったが、昭和の名残がまた一つ消えてしまった。
posted by やまかます at 21:36| 草花
2022年06月26日
ホシホウジャクの受難?
三股町
花壇にいつの間にか増えたヒルザキツキミソウ。
花盛りもそろそろ終盤のようだ。
数年前、園芸店で色々な花のミックス種子というのを買って撒いたら、その中にヒルザキツキミソウの種子も混じっていたらしく毎年、花を咲かせるようになった。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
花には小さなハナバチ類がよく来ているけれど、たまに大柄なトラマルハナバチも潜り込んで蜜を吸っている。
先日(6月16日)、ヒルザキツキミソウの花から口吻が抜けなくなって、もがいているホシホウジャクがいた。
花はすでに萎れていることから、口吻が抜けなくなったのは前日だろうと思う。そっと体の下に指を添えてから引っ張り出すと口吻はすぐに抜けて、ホシホウジャクは一気に飛び去って行った。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
で、次の日(6月17日)の朝、今度は体前半分を花弁の中に埋めるようにして果てたホシホウジャクがいた。まるで食虫植物に飲み込まれたかのような凄まじささえ感じるが、花にとっていいことがあるとも思えない。むしろお互いに災難ではないだろうか?
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO Flash Q20U
ヒルザキツキミソウの花の付け根を調べてみると、長い花筒の奥までめしべが続いていて、めしべと花弁の隙間は狭くなっていた。そこにはたっぷりの蜜が溜まっていたが、狭い隙間に何らかの力加減で口吻が挟まってしまったのではないだろうか?
この光景を見て、ふと18年前、清瀬に住んでいた頃に同じような場面を観察していたことを思い出した。
東京都清瀬市野塩の空堀川沿いに続く金網フェンスに絡みついたガガイモの花で、オオスカシバが口吻をとられてもがいていたのであった。
EOS-1D MarkU EF100mmMacro (2004年8月17日)
最初は一体何が起きたのか不思議に感じたが、他にもヤガ類の一種が完全に力果てて口吻の先にぶら下がっているのを見て、ガガイモの花には罠の一種があるに違いないと思えた。
ガガイモの花の奥は狭いスリット状になっており、差し込んだ口吻を抜こうとすると挟まってしまう仕組みがあるということをつい最近になって知った(参照:多田多惠子『ようこそ花のレストラン』(2017)少年写真新聞社)。
EOS-1D MarkU EF100mmMacro (2004年8月17日)
昨日、繭作りを始めたヤママユ。繭壁の厚みが増してきた。
シュウ酸カルシウムが固形化して白い粉状になっている。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO FL-900R
花壇にいつの間にか増えたヒルザキツキミソウ。
花盛りもそろそろ終盤のようだ。
数年前、園芸店で色々な花のミックス種子というのを買って撒いたら、その中にヒルザキツキミソウの種子も混じっていたらしく毎年、花を咲かせるようになった。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
花には小さなハナバチ類がよく来ているけれど、たまに大柄なトラマルハナバチも潜り込んで蜜を吸っている。
先日(6月16日)、ヒルザキツキミソウの花から口吻が抜けなくなって、もがいているホシホウジャクがいた。
花はすでに萎れていることから、口吻が抜けなくなったのは前日だろうと思う。そっと体の下に指を添えてから引っ張り出すと口吻はすぐに抜けて、ホシホウジャクは一気に飛び去って行った。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
で、次の日(6月17日)の朝、今度は体前半分を花弁の中に埋めるようにして果てたホシホウジャクがいた。まるで食虫植物に飲み込まれたかのような凄まじささえ感じるが、花にとっていいことがあるとも思えない。むしろお互いに災難ではないだろうか?
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO Flash Q20U
ヒルザキツキミソウの花の付け根を調べてみると、長い花筒の奥までめしべが続いていて、めしべと花弁の隙間は狭くなっていた。そこにはたっぷりの蜜が溜まっていたが、狭い隙間に何らかの力加減で口吻が挟まってしまったのではないだろうか?
この光景を見て、ふと18年前、清瀬に住んでいた頃に同じような場面を観察していたことを思い出した。
東京都清瀬市野塩の空堀川沿いに続く金網フェンスに絡みついたガガイモの花で、オオスカシバが口吻をとられてもがいていたのであった。
EOS-1D MarkU EF100mmMacro (2004年8月17日)
最初は一体何が起きたのか不思議に感じたが、他にもヤガ類の一種が完全に力果てて口吻の先にぶら下がっているのを見て、ガガイモの花には罠の一種があるに違いないと思えた。
ガガイモの花の奥は狭いスリット状になっており、差し込んだ口吻を抜こうとすると挟まってしまう仕組みがあるということをつい最近になって知った(参照:多田多惠子『ようこそ花のレストラン』(2017)少年写真新聞社)。
EOS-1D MarkU EF100mmMacro (2004年8月17日)
昨日、繭作りを始めたヤママユ。繭壁の厚みが増してきた。
シュウ酸カルシウムが固形化して白い粉状になっている。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO FL-900R
posted by やまかます at 20:36| 草花
2022年06月04日
小さな花びら
三股町
カラスウリの蔓にノコギリカメムシが2頭、来ていた。そろそろ産卵期だろうか。
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
ツルウメモドキでは、キバラヘリカメムシが交尾中。
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
夜行性のコアシダカグモが竹林のへりで姿を晒していた。
流石に警戒心は強く近寄ろうとした瞬間、物陰に逃げ込んでしまった。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
ナワシロイチゴ の白い萼に思わず足を止めた。
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
雄蕊を包み込むピンク色の小さな花びらは控えめだ。
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
カラスウリの蔓にノコギリカメムシが2頭、来ていた。そろそろ産卵期だろうか。
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
ツルウメモドキでは、キバラヘリカメムシが交尾中。
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
夜行性のコアシダカグモが竹林のへりで姿を晒していた。
流石に警戒心は強く近寄ろうとした瞬間、物陰に逃げ込んでしまった。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
ナワシロイチゴ の白い萼に思わず足を止めた。
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
雄蕊を包み込むピンク色の小さな花びらは控えめだ。
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
posted by やまかます at 20:54| 草花
2022年03月07日
三寒四温
三股町
今日の気温は低めで終日日射しもなかったけれど、春の兆しは着実に増えている。
杉植林の伐採跡の藪中には、アオモジの薄クリーム色の花が浮き上がってきた。
曇り空の下、イチイガシにいるサツマヒメカマキリ幼虫を見に行く。
そろそろ動き始める頃合いかと思い、定点観察を朝と夕方の最低2回以上に増やしている。
もっとも、一旦動きだし移動したら、このイチイガシでは去年8頭もの幼虫を確認しているので、どの個体だったか区別がつかなくなる可能性もある。
昨日も載せたけれど、イチイガシの手前ではほぼ毎日のように、ルリビタキ♂に出会える。
明るい場所より、日陰を好むのはその派手な色姿のせいかしら。
田んぼや畑は、ナズナやホトケノザの花で賑わっている。
今日の写真はすべて、望遠ズームレンズの M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO で撮影したもの。
撮影最短距離が1.3m(ズーム全域)と短いため、小さな昆虫から遠く離れた樹木や鳥まで撮影範囲がとても広い。
しかも、描写力もすこぶる優れており、重量もこのクラスのズームレンズとしては、とにかく驚くほどに、軽い!
1000ミリ相当の望遠レンズを手持ち撮影で使えるというのは今更だが、やはり凄い。
このレンズの評判は色々と見聞きしていたけれど、ここ数日間ではあるが実際に触れて使ってみてじゅうぶんに納得できた。
私がかつて使っていた望遠レンズのうち400ミリ(Canon)と300ミリ、400ミリ、600ミリ(Nikon)はいづれも、フィルムカメラ時代のもので、最短撮影距離が3m以上と長いものばかりだった。それで、小さな鳥の撮影では時に接写リングを使うなどして出来るだけ距離を縮める工夫が必要なこともあった。接写リングを使うと最短距離が縮まるものの、今度は無限遠、つまり少し離れた位置から遠くほどフォーカスが来なくなるという制約があって、通常使いのレンズにはなり得なかった。昔にはそんなこともあったなあ、とつくづく思い出した。
ただ、この150-400mm F4.5レンズを抱えていると筐体の表面塗装の白さはかなり目立ち、ちと面映い。
ちと面映いくらいは、慣れの問題ではあろうと思うけど、さらにこのレンズ、大変人気も高いようで、受注生産ということもあって、発注しても直ぐには手元に届かないそうだ。今、手にしているこの白レンズは試用中です。
今日の気温は低めで終日日射しもなかったけれど、春の兆しは着実に増えている。
杉植林の伐採跡の藪中には、アオモジの薄クリーム色の花が浮き上がってきた。
曇り空の下、イチイガシにいるサツマヒメカマキリ幼虫を見に行く。
そろそろ動き始める頃合いかと思い、定点観察を朝と夕方の最低2回以上に増やしている。
もっとも、一旦動きだし移動したら、このイチイガシでは去年8頭もの幼虫を確認しているので、どの個体だったか区別がつかなくなる可能性もある。
昨日も載せたけれど、イチイガシの手前ではほぼ毎日のように、ルリビタキ♂に出会える。
明るい場所より、日陰を好むのはその派手な色姿のせいかしら。
田んぼや畑は、ナズナやホトケノザの花で賑わっている。
今日の写真はすべて、望遠ズームレンズの M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO で撮影したもの。
撮影最短距離が1.3m(ズーム全域)と短いため、小さな昆虫から遠く離れた樹木や鳥まで撮影範囲がとても広い。
しかも、描写力もすこぶる優れており、重量もこのクラスのズームレンズとしては、とにかく驚くほどに、軽い!
1000ミリ相当の望遠レンズを手持ち撮影で使えるというのは今更だが、やはり凄い。
このレンズの評判は色々と見聞きしていたけれど、ここ数日間ではあるが実際に触れて使ってみてじゅうぶんに納得できた。
私がかつて使っていた望遠レンズのうち400ミリ(Canon)と300ミリ、400ミリ、600ミリ(Nikon)はいづれも、フィルムカメラ時代のもので、最短撮影距離が3m以上と長いものばかりだった。それで、小さな鳥の撮影では時に接写リングを使うなどして出来るだけ距離を縮める工夫が必要なこともあった。接写リングを使うと最短距離が縮まるものの、今度は無限遠、つまり少し離れた位置から遠くほどフォーカスが来なくなるという制約があって、通常使いのレンズにはなり得なかった。昔にはそんなこともあったなあ、とつくづく思い出した。
ただ、この150-400mm F4.5レンズを抱えていると筐体の表面塗装の白さはかなり目立ち、ちと面映い。
ちと面映いくらいは、慣れの問題ではあろうと思うけど、さらにこのレンズ、大変人気も高いようで、受注生産ということもあって、発注しても直ぐには手元に届かないそうだ。今、手にしているこの白レンズは試用中です。
posted by やまかます at 20:32| 草花
2021年03月30日
2021年03月19日
庭の木と花と虫
三股町
買い物ついでに都城市の公園に立ち寄ったのは30分ほどで、朝からずっとデスクワーク。
筆休め、肩馴らしに、庭で花と虫の観察をした。
うちの場合、庭というより山と表現すべきか。
イチイガシの根元を中心とした広い範囲の地面には、白い葉が敷き詰めたように落ちていた。
これはイチイガシの落葉だ。葉裏が白いのが特徴。
梢を見てみれば、新しい芽吹きが始まっている。更新のため古い葉を落としているのだろう。硬い葉っぱは、どれもヨレヨレになっている。
オドリコソウの開花も始まった。
キランソウは明るい林床の南斜面に多いが、花つきの賑やかな株を探してみると意外に少ない。
おしべの先に、黄色い花粉が目立つ。いづれじっくり撮影したい花の一つだ。今日はヒゲナガハナバチの一種が訪れていた。
カラスノエンドウの花外蜜腺には、クロオオアリが来ているが、日差しがなく気温も低めのためか、どのワーカーも動きが緩慢。
アルファルファタコゾウムシの幼虫が、シロツメクサの葉を食べていた。
こちらでは、カラスノエンドウの花を暴食していた。
花を食べたせいなのか?体色が桃色になっている。ウンチもいっぱい!
ヤブキリの幼虫も多数、草間を跳ねていた。
小さな花3種。その一つが、ハナイバナ。
同じムラサキ科でよく似た、キュウリグサ。
スズメノカタビラ
枯れ草で休む、ツマグロキチョウ。
ノイバラには、ナナフシの幼虫と、
ヒメクロオトシブミ
写真全て、 OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
買い物ついでに都城市の公園に立ち寄ったのは30分ほどで、朝からずっとデスクワーク。
筆休め、肩馴らしに、庭で花と虫の観察をした。
うちの場合、庭というより山と表現すべきか。
イチイガシの根元を中心とした広い範囲の地面には、白い葉が敷き詰めたように落ちていた。
これはイチイガシの落葉だ。葉裏が白いのが特徴。
梢を見てみれば、新しい芽吹きが始まっている。更新のため古い葉を落としているのだろう。硬い葉っぱは、どれもヨレヨレになっている。
オドリコソウの開花も始まった。
キランソウは明るい林床の南斜面に多いが、花つきの賑やかな株を探してみると意外に少ない。
おしべの先に、黄色い花粉が目立つ。いづれじっくり撮影したい花の一つだ。今日はヒゲナガハナバチの一種が訪れていた。
カラスノエンドウの花外蜜腺には、クロオオアリが来ているが、日差しがなく気温も低めのためか、どのワーカーも動きが緩慢。
アルファルファタコゾウムシの幼虫が、シロツメクサの葉を食べていた。
こちらでは、カラスノエンドウの花を暴食していた。
花を食べたせいなのか?体色が桃色になっている。ウンチもいっぱい!
ヤブキリの幼虫も多数、草間を跳ねていた。
小さな花3種。その一つが、ハナイバナ。
同じムラサキ科でよく似た、キュウリグサ。
スズメノカタビラ
枯れ草で休む、ツマグロキチョウ。
ノイバラには、ナナフシの幼虫と、
ヒメクロオトシブミ
写真全て、 OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
posted by やまかます at 18:14| 草花
2021年03月13日
春の花と虫
三股町
庭でカラスノエンドウの花が咲き始めた。
クロオオアリが花外蜜腺に来ていた。草はらに腹這いになってこの光景を眺めていると、背中がジリジリと熱くなった。
日中は20度越えの暖かさだったが、朝は冷たい風が強く吹いていた。
コクサギの地味な花も開き始めた。よく見ていると、ハナアブや写真のキノコバエの一種だろうか、色々な虫が訪れていた。
小松菜の花は、多数のハチ類で賑わっていたが、そこへやって来た ベニシジミ。
ちゃんと、ハチの動きを見ているようだ。
都城市
午前中、1時間だけ歩いてみた公園では、またヒレンジャクに会えた。
写真はトリミングしてます。
庭でカラスノエンドウの花が咲き始めた。
クロオオアリが花外蜜腺に来ていた。草はらに腹這いになってこの光景を眺めていると、背中がジリジリと熱くなった。
日中は20度越えの暖かさだったが、朝は冷たい風が強く吹いていた。
コクサギの地味な花も開き始めた。よく見ていると、ハナアブや写真のキノコバエの一種だろうか、色々な虫が訪れていた。
小松菜の花は、多数のハチ類で賑わっていたが、そこへやって来た ベニシジミ。
ちゃんと、ハチの動きを見ているようだ。
都城市
午前中、1時間だけ歩いてみた公園では、またヒレンジャクに会えた。
写真はトリミングしてます。
posted by やまかます at 20:27| 草花
2021年03月08日
ムラサキケマンの白い花
三股町
午前8時半
公民館までゴミ出しに行った帰り道、小さな春を拾いながらゆっくり谷津田を歩いた。
大きなイチョウの梢に、イカルの群れが羽を休めていた。清々しい囀り。
畦道に咲いていた、ムラサキケマン。
紫色の花に混じって、先端以外が白い花もある。
前々から気になっていたのだが、これは別名「シロヤマケマン」と呼ばれるそうだ。
(参照:『色で見分け五感で楽しむ 野草図鑑』高橋修(ナツメ社)2014)
ムラサキケマンは、ウスバシロチョウの食草でもあるので、高校生の頃にすぐ覚えた花の一つだ。
四国ではウスバシロチョウの幼虫を見つけて飼育したこともあった。クリ林の草むらで日光浴している黒い姿の幼虫は、よく目立った。
残念ながら、ここ九州にウスバシロチョウは分布していない。
うちの林では、ヒメウズの花茎が立ち上がって、ポツポツ開花していた。
小さく可憐な、この花が昔から好きだ。
数年前に植えた、コクサギも若葉に次いで花芽が膨らみ始めていた。
都城市
今日も公園通い。
カルガモが盛大に水浴びしていた。
しばらく眺めていると、宙返りをするようにでんぐり返しになっていた。
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
午前8時半
公民館までゴミ出しに行った帰り道、小さな春を拾いながらゆっくり谷津田を歩いた。
大きなイチョウの梢に、イカルの群れが羽を休めていた。清々しい囀り。
畦道に咲いていた、ムラサキケマン。
紫色の花に混じって、先端以外が白い花もある。
前々から気になっていたのだが、これは別名「シロヤマケマン」と呼ばれるそうだ。
(参照:『色で見分け五感で楽しむ 野草図鑑』高橋修(ナツメ社)2014)
ムラサキケマンは、ウスバシロチョウの食草でもあるので、高校生の頃にすぐ覚えた花の一つだ。
四国ではウスバシロチョウの幼虫を見つけて飼育したこともあった。クリ林の草むらで日光浴している黒い姿の幼虫は、よく目立った。
残念ながら、ここ九州にウスバシロチョウは分布していない。
うちの林では、ヒメウズの花茎が立ち上がって、ポツポツ開花していた。
小さく可憐な、この花が昔から好きだ。
数年前に植えた、コクサギも若葉に次いで花芽が膨らみ始めていた。
都城市
今日も公園通い。
カルガモが盛大に水浴びしていた。
しばらく眺めていると、宙返りをするようにでんぐり返しになっていた。
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
posted by やまかます at 19:21| 草花
2021年03月03日
2020年10月27日
ウメバチソウ
先日、23日にダイコクコガネ探しで訪れた県北部。
そこで目についた花が、ウメバチソウ、だった。
葉は茎を抱くようについている。
ウメバチソウは図鑑では知っていたが、見るのは初めて。
ずっと昔に憧れていた花だったが、何十年も経てようやく会うことができた。
そんな花や植物はまだまだいっぱい、数え切れないほどある。
都城市 山之口町 富吉
キセキレイが、水辺で餌探し。
午後4時。
昼間は夏日の如く暑く、ツクツクボウシが賑やかに鳴いていたが、雲が広がり日差しが途絶えると、チョウの姿は急に減ってしまい、わずかにモンシロチョウばかりとなった。
その中、羽化して日が浅いと思われる、イチモンジチョウが吸蜜に来ていた。
今年、最後の世代だろう。
E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROEF70-300mm F4-5.6L IS USM
posted by やまかます at 19:59| 草花
2020年07月21日
ツチアケビ詣
ほぼ2か月ぶりに、鹿児島県曽於市のフィールドへ行った。
例年より少し早いだろうか、ツチアケビの果実はすっかり熟していた。
E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 GODOX TT350+XPro O
ベニツチカメムシは終齢幼虫ばかりとなって、あとは羽化を待つだけだ。
ここでは5カ所でボロボロノキを見つけているが、毎年、繁殖しているのは2カ所のみ。おそらく私が見落としているボロボロノキが他にもきっとあるはずだ。
E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350+XPro O
午前6時20分。
いつもの散歩観察。
「アゲハねぐら通り」で、カラスアゲハのメス。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
ススキでは先々週あたりから、アカハネナガウンカが目につくようになった。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
オオカマキリやチョウセンカマキリの終齢幼虫が目立つこの頃だけど、その脇でひっそりと身繕いしていた、ササキリの幼虫。
E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
例年より少し早いだろうか、ツチアケビの果実はすっかり熟していた。
E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 GODOX TT350+XPro O
ベニツチカメムシは終齢幼虫ばかりとなって、あとは羽化を待つだけだ。
ここでは5カ所でボロボロノキを見つけているが、毎年、繁殖しているのは2カ所のみ。おそらく私が見落としているボロボロノキが他にもきっとあるはずだ。
E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350+XPro O
午前6時20分。
いつもの散歩観察。
「アゲハねぐら通り」で、カラスアゲハのメス。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
ススキでは先々週あたりから、アカハネナガウンカが目につくようになった。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
オオカマキリやチョウセンカマキリの終齢幼虫が目立つこの頃だけど、その脇でひっそりと身繕いしていた、ササキリの幼虫。
E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
posted by やまかます at 19:40| 草花
2020年07月20日
梅雨明けはまだ?
鹿児島県、奄美大島が今日、梅雨明けした。
こちら南九州、都城盆地は朝から青空が広がり、蒸し暑い一日。
昨日は雷もずいぶん鳴ったし、これなら都城盆地も梅雨明けしたんじゃ無いの?と思いたくなる。
学生時代、恩師で昆虫学の故・石原保先生が、白衣の姿でおっしゃったことを思い出す。
「雷が鳴ったらね、君〜!、もう梅雨明けだよ〜!明けたんだよ〜!」
石原先生が学生室から颯爽と立ち去った後、
OBのY先輩が笑いながら、「そんなことないで!これで梅雨明けやったら、日本の稲作農業は成り立たへんで!」
と私ら2回生を前に演説して、そのあとも何かいろいろ語っていたけど、とにかく、研究室の先輩を尊敬し目の前が明るく広がったように感じたのだけはよく覚えている。日本の農業とか、そういうことを意識したのはその時が初めてだった。
E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 GODOX TT350+XPro O
庭の花壇のヒマワリは、10個の花を咲かせた。最初に開いた頂芽の花はもう萎れている。
ヒマワリは一株に一輪しか咲かないものとずっと思い込んでいたから、かなり意外に感じた。
しかもこのヒマワリは鳥の餌台からこぼれ落ちた種子から発芽したもの。つまり、ハムスターの餌のおこぼれ。
発芽率は低いし、発芽しても成長するものはごくごくわずかだ。
先月は猛烈な強風に煽られたりしたけれど、よく踏ん張って花を咲かせてくれた。
宮崎に移転した当初はヒマワリをたくさん植えたけれど、半分以上が強風で倒れてしまったという苦い経験もある。それだけに、長雨と強風にもまれるヒマワリを気遣いながら、毎日のように眺めてきた。
「これはさあ、チョロの魂が宿ったんだよ。きっとそうなんだよ!」
立ち上がることもお座りもできず、ずっと横たわったままのチョロが、突然、最後の最後の力を振り絞って2メートルほどを、バタバタと駆けて、コテんとでんぐり返った、あの時の姿が目に焼き付いて離れない。
逝く数日前のことだった。もうダメかと思っていた矢先の出来事で、チョロの生命力を強烈に見せつけられた気がした。
あの姿は、チョロの声、遺言だったのかもしれない。
先週の夜、チョロの夢を見た。四ヶ月前に逝ってから初めてのこと。
台所の勝手口にチョロが来て、思わず抱きかかえて顔を摺り寄せ匂いまで嗅いだ。
夢の中で匂いを感じたのは初めてだったけど、チョロの体臭だった。体重も感じた。
「なんだ、全然、元気じゃないか!」
あまりにもリアルな夢で、思わず「ほら!チョロが戻ってきたよ!」と声がけしたら、
隣で嫁さんが大きな鼾をかいていて、目が覚めた。
早朝、6時20分、飼育室の天井に、オオトモエがべったり張り付いていた。
「オヤ!こんなとこにね」と、思わず笑みがこぼれる。
オオトモエは樹液レストラン夜の常連客だけど、朝方までしこたま飲んだくれていることもある。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
数は少なく、例年シーズン中一回見る程度の、ベニイカリモンガ(7月17日撮影)。
写真は、近所の「アゲハねぐら通り」で撮影したものだけど、うちの林にもいる。
薄暗い環境を好み、いつも足下近くの低いところを移動している。残念ながら花に来ているところをまだ見たことがない。
E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
お腹が大きいから、メスではないだろうか?
近似種のイカリモンガは山間部に上がらないと会えない。
こちら南九州、都城盆地は朝から青空が広がり、蒸し暑い一日。
昨日は雷もずいぶん鳴ったし、これなら都城盆地も梅雨明けしたんじゃ無いの?と思いたくなる。
学生時代、恩師で昆虫学の故・石原保先生が、白衣の姿でおっしゃったことを思い出す。
「雷が鳴ったらね、君〜!、もう梅雨明けだよ〜!明けたんだよ〜!」
石原先生が学生室から颯爽と立ち去った後、
OBのY先輩が笑いながら、「そんなことないで!これで梅雨明けやったら、日本の稲作農業は成り立たへんで!」
と私ら2回生を前に演説して、そのあとも何かいろいろ語っていたけど、とにかく、研究室の先輩を尊敬し目の前が明るく広がったように感じたのだけはよく覚えている。日本の農業とか、そういうことを意識したのはその時が初めてだった。
E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 GODOX TT350+XPro O
庭の花壇のヒマワリは、10個の花を咲かせた。最初に開いた頂芽の花はもう萎れている。
ヒマワリは一株に一輪しか咲かないものとずっと思い込んでいたから、かなり意外に感じた。
しかもこのヒマワリは鳥の餌台からこぼれ落ちた種子から発芽したもの。つまり、ハムスターの餌のおこぼれ。
発芽率は低いし、発芽しても成長するものはごくごくわずかだ。
先月は猛烈な強風に煽られたりしたけれど、よく踏ん張って花を咲かせてくれた。
宮崎に移転した当初はヒマワリをたくさん植えたけれど、半分以上が強風で倒れてしまったという苦い経験もある。それだけに、長雨と強風にもまれるヒマワリを気遣いながら、毎日のように眺めてきた。
「これはさあ、チョロの魂が宿ったんだよ。きっとそうなんだよ!」
立ち上がることもお座りもできず、ずっと横たわったままのチョロが、突然、最後の最後の力を振り絞って2メートルほどを、バタバタと駆けて、コテんとでんぐり返った、あの時の姿が目に焼き付いて離れない。
逝く数日前のことだった。もうダメかと思っていた矢先の出来事で、チョロの生命力を強烈に見せつけられた気がした。
あの姿は、チョロの声、遺言だったのかもしれない。
先週の夜、チョロの夢を見た。四ヶ月前に逝ってから初めてのこと。
台所の勝手口にチョロが来て、思わず抱きかかえて顔を摺り寄せ匂いまで嗅いだ。
夢の中で匂いを感じたのは初めてだったけど、チョロの体臭だった。体重も感じた。
「なんだ、全然、元気じゃないか!」
あまりにもリアルな夢で、思わず「ほら!チョロが戻ってきたよ!」と声がけしたら、
隣で嫁さんが大きな鼾をかいていて、目が覚めた。
早朝、6時20分、飼育室の天井に、オオトモエがべったり張り付いていた。
「オヤ!こんなとこにね」と、思わず笑みがこぼれる。
オオトモエは樹液レストラン夜の常連客だけど、朝方までしこたま飲んだくれていることもある。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
数は少なく、例年シーズン中一回見る程度の、ベニイカリモンガ(7月17日撮影)。
写真は、近所の「アゲハねぐら通り」で撮影したものだけど、うちの林にもいる。
薄暗い環境を好み、いつも足下近くの低いところを移動している。残念ながら花に来ているところをまだ見たことがない。
E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
お腹が大きいから、メスではないだろうか?
近似種のイカリモンガは山間部に上がらないと会えない。
posted by やまかます at 20:11| 草花
2020年05月24日
ハナウドとアナグマ
午後、草刈り作業の続きを2時間ばかり。
主に家屋周辺の観察路を丁寧に。今日はワイアカッターを使用。
昨夕も庭を徘徊していた、アナグマ。
こちらの姿に気付き、いつもの避難場所、倉庫の床下へ潜り込んだ。
EOS-6D EF70-300mm F4-5.6L IS USM
じっと見つめていると、トロ〜ンと目をつぶって眠たそう。
なんで?
以前、庭でドングリを食べていた幼獣とは違う個体のようだ。
顔にあった疥癬は全くないし、尻尾も毛がふさふさ。成獣のようにも見える。
「チョロが帰って来たみたい。チョロ2号、と名前をつけようか」
さて、
その倉庫の裏は草ぼうぼうになっていたが、私の身長より高い、ハナウドが花傘を開いていた。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6
普段は滅多に覗き込まない倉庫裏なので、ハナウドが育っていることには全く気付かなかった。
嫁さんは、「知っていたよ」とのこと。けれど名前は知らず。
訪花する虫の姿はハエ類くらいだったが、キタテハもやって来た。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6
敷地内でハナウドが咲いたのはこれが初めて。自生地はかなり離れた場所になる。
種子をここまで運んできたのは一体、誰だったのだろう?
主に家屋周辺の観察路を丁寧に。今日はワイアカッターを使用。
昨夕も庭を徘徊していた、アナグマ。
こちらの姿に気付き、いつもの避難場所、倉庫の床下へ潜り込んだ。
EOS-6D EF70-300mm F4-5.6L IS USM
じっと見つめていると、トロ〜ンと目をつぶって眠たそう。
なんで?
以前、庭でドングリを食べていた幼獣とは違う個体のようだ。
顔にあった疥癬は全くないし、尻尾も毛がふさふさ。成獣のようにも見える。
「チョロが帰って来たみたい。チョロ2号、と名前をつけようか」
さて、
その倉庫の裏は草ぼうぼうになっていたが、私の身長より高い、ハナウドが花傘を開いていた。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6
普段は滅多に覗き込まない倉庫裏なので、ハナウドが育っていることには全く気付かなかった。
嫁さんは、「知っていたよ」とのこと。けれど名前は知らず。
訪花する虫の姿はハエ類くらいだったが、キタテハもやって来た。
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6
敷地内でハナウドが咲いたのはこれが初めて。自生地はかなり離れた場所になる。
種子をここまで運んできたのは一体、誰だったのだろう?
posted by やまかます at 20:29| 草花
2020年05月23日
迷彩柄の種子
今年は庭のレンゲが元気で、あちこちで花を咲かせてくれた。
これまでで一番、花畑が賑わったと思う。
花が終わったあと、黒い豆さやが目立つ。ほとんどは弾けている。
残っていたさやを探し出して、そっと割り開いてみると、
中には迷彩カラーの種子が入っていた。
嫁さんに見せたら、「カビが生えているんじゃない」の一言。
さらに気になって、カラスノエンドウのさやも開いてみた。
あ!こちらも迷彩柄。
レンゲとカラスノエンドウの種子は、とてもよく似ている。
ウズラの卵みたいだ。
カラムシの葉裏に、コアシナガバチ女王が営巣し子育てに励んでいた。
ササでは、繁殖期のタケトゲハムシが多く、産卵も盛んになった。
これまでで一番、花畑が賑わったと思う。
花が終わったあと、黒い豆さやが目立つ。ほとんどは弾けている。
残っていたさやを探し出して、そっと割り開いてみると、
中には迷彩カラーの種子が入っていた。
嫁さんに見せたら、「カビが生えているんじゃない」の一言。
さらに気になって、カラスノエンドウのさやも開いてみた。
あ!こちらも迷彩柄。
レンゲとカラスノエンドウの種子は、とてもよく似ている。
ウズラの卵みたいだ。
カラムシの葉裏に、コアシナガバチ女王が営巣し子育てに励んでいた。
ササでは、繁殖期のタケトゲハムシが多く、産卵も盛んになった。
posted by やまかます at 21:55| 草花
2020年05月19日
ツチアケビの花蕾
梅雨間近となって、ベニツチカメムシは繁殖期に入っている。
鹿児島県曽於市のフィールドに出かけてみた。
樹上にあった集団はすでに解散して、メスに求愛するオスや、忙しく徘徊するオスの姿があった。
焦って探してもなかなか目に入らない。森の中に腰を落ち着け、ゆっくりと視線を流していけばいい。
足元にはボロボロノキの青い実がたくさん落ちていたが、死骸を共食いするものもいた。
ベニツチカメムシの共食いは、幼虫期からよく観察される。
先週からの雨で、渓流はかなり増水していた。
2年前に見つけたツチアケビ。今頃はどこまで成長しているだろうか、気になっていたが、、、、
高さ30センチほどまで、しっかり成長していた。
開花は6月初旬頃。
自宅林のセンダン立ち枯れでは、数こそ減ったものの、まだクロビロウドコメツキダマシの産卵や配偶行動が続いている。
今朝、手にとってみれば、パチンとジャンプした。前にジャンプ力はさほどでも無いと書いたが、訂正しなければ。
コメツキムシには劣るかもしれないが、そこそこのジャンプ力だった。
夕方、庭のコンポストの周りで、アナグマの幼獣が餌を漁っていた。
草むらに仕切りと鼻先を突っ込んでは獲物を探している様子を、居間の窓から嫁さんとしばらく眺めていた。
尻尾の毛がだいぶ生え揃っていた。
鹿児島県曽於市のフィールドに出かけてみた。
樹上にあった集団はすでに解散して、メスに求愛するオスや、忙しく徘徊するオスの姿があった。
焦って探してもなかなか目に入らない。森の中に腰を落ち着け、ゆっくりと視線を流していけばいい。
足元にはボロボロノキの青い実がたくさん落ちていたが、死骸を共食いするものもいた。
ベニツチカメムシの共食いは、幼虫期からよく観察される。
先週からの雨で、渓流はかなり増水していた。
2年前に見つけたツチアケビ。今頃はどこまで成長しているだろうか、気になっていたが、、、、
高さ30センチほどまで、しっかり成長していた。
開花は6月初旬頃。
自宅林のセンダン立ち枯れでは、数こそ減ったものの、まだクロビロウドコメツキダマシの産卵や配偶行動が続いている。
今朝、手にとってみれば、パチンとジャンプした。前にジャンプ力はさほどでも無いと書いたが、訂正しなければ。
コメツキムシには劣るかもしれないが、そこそこのジャンプ力だった。
夕方、庭のコンポストの周りで、アナグマの幼獣が餌を漁っていた。
草むらに仕切りと鼻先を突っ込んでは獲物を探している様子を、居間の窓から嫁さんとしばらく眺めていた。
尻尾の毛がだいぶ生え揃っていた。
posted by やまかます at 20:25| 草花
2020年05月01日
ウバユリの大葉
大葉を広げている、ウバユリ。
ツヤツヤの大葉は、色々と人の役に立っていたのだろう。いや、今でもかな?
仕事部屋のすぐ外で、ガソゴソ、ゴソガソ、と何やら気になる音。
「うん?カラスかな。スズメたちも騒いでいるし」
そっと裏扉を開くと、目の前の地面に、アナグマの子供がいた。
去年の4月にもアナグマが庭で騒いでいたけど。
「あれ?逃げない」
しきりとドングリを齧り割っては、中身を器用に食べ続ける。
ドングリはイチイガシで、私がシギゾウムシ類のしわざを調べ終わった後に、庭に捨てていたもの。
そのドングリが、アナグマを夢中にさせていたとは、意外だった。
ドングリの食べあとを拾い集めてみた。
この後、私が草刈りをした地面を辿りながら、ときおり穴を穿っては何やら獲物を平らげていた。
草を払った地面は獲物探しに都合がいいようだ。
なかなか図太いようでも、こちらが近づくと警戒し、倉庫の下の隙間に逃げ込む。
そこが避難所になっているようだ。
いったん隠れても、そっと顔を出して外の様子を窺う。
その仕草が、先々月、死んでしまったチョロの姿に重なるような気がした。
ツヤツヤの大葉は、色々と人の役に立っていたのだろう。いや、今でもかな?
仕事部屋のすぐ外で、ガソゴソ、ゴソガソ、と何やら気になる音。
「うん?カラスかな。スズメたちも騒いでいるし」
そっと裏扉を開くと、目の前の地面に、アナグマの子供がいた。
去年の4月にもアナグマが庭で騒いでいたけど。
「あれ?逃げない」
しきりとドングリを齧り割っては、中身を器用に食べ続ける。
ドングリはイチイガシで、私がシギゾウムシ類のしわざを調べ終わった後に、庭に捨てていたもの。
そのドングリが、アナグマを夢中にさせていたとは、意外だった。
ドングリの食べあとを拾い集めてみた。
この後、私が草刈りをした地面を辿りながら、ときおり穴を穿っては何やら獲物を平らげていた。
草を払った地面は獲物探しに都合がいいようだ。
なかなか図太いようでも、こちらが近づくと警戒し、倉庫の下の隙間に逃げ込む。
そこが避難所になっているようだ。
いったん隠れても、そっと顔を出して外の様子を窺う。
その仕草が、先々月、死んでしまったチョロの姿に重なるような気がした。
posted by やまかます at 23:00| 草花
2020年03月16日
花色
マムシグサの仏炎苞にはハエ類など、昆虫が誘われてやって来る。
写真のハエはこのあと花の内奥に入っていき、そのまま出て来なかった。
仏炎苞の色は緑色もあり、その中間型も見られる。
今日はこの時期にしては珍しく、やけに大気が澄んでいて、桜島がよく見えていた。
都城市、早水公園のヤナギ類も芽吹きが一層進行してうっすら若葉色。
まだ脱皮はしていないが、若葉を食べて順調に成長しているコムラサキの幼虫たち。
水辺を歩いていると、モズのメスがしきりとねだり鳴きしていた。
それがとんでもなく賑やかなので、ツバキの繁みにある巣もすぐに見つかった。
オスはメスのねだり鳴きに催促されて、せっせと給餌していた。
もう抱卵しているのだろうか?メスは巣から時々外に出ている。
獲物は大きなミミズやクビキリギスを確認できた。メスは受け取ると一飲みにして、すぐまたねだり鳴きを始める。
公園に接して住宅が密集してあるので、結構、うるさく聞こえているはずだが、、、、。
ツバメシジミのオス。
春はもう、すぐそこ! と言うか、とっくに、春。
(撮影機材:OM-D E-M1 MarkV 、E-M5 MarkU 、M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro 、EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 、フラッシュFL-600R )
写真のハエはこのあと花の内奥に入っていき、そのまま出て来なかった。
仏炎苞の色は緑色もあり、その中間型も見られる。
今日はこの時期にしては珍しく、やけに大気が澄んでいて、桜島がよく見えていた。
都城市、早水公園のヤナギ類も芽吹きが一層進行してうっすら若葉色。
まだ脱皮はしていないが、若葉を食べて順調に成長しているコムラサキの幼虫たち。
水辺を歩いていると、モズのメスがしきりとねだり鳴きしていた。
それがとんでもなく賑やかなので、ツバキの繁みにある巣もすぐに見つかった。
オスはメスのねだり鳴きに催促されて、せっせと給餌していた。
もう抱卵しているのだろうか?メスは巣から時々外に出ている。
獲物は大きなミミズやクビキリギスを確認できた。メスは受け取ると一飲みにして、すぐまたねだり鳴きを始める。
公園に接して住宅が密集してあるので、結構、うるさく聞こえているはずだが、、、、。
ツバメシジミのオス。
春はもう、すぐそこ! と言うか、とっくに、春。
(撮影機材:OM-D E-M1 MarkV 、E-M5 MarkU 、M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro 、EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM 、フラッシュFL-600R )
posted by やまかます at 20:30| 草花
2020年01月31日
2019年11月01日
収穫
草はらで時折見かける、フウリンホオズキ。
「ヒロハ」と「ホソバ」の変種があるようだ。別名「センナリホオズキ」。
ナス科で、熱帯アメリカからの移入種だそうだ。
果実は風船のような提灯のような萼の中に囲われている。
写真は一部で、この数の3倍ほどを集めた。なぜに?
食べれるのかと問われれば、ノー。
飾りにするのかと聞かれたら、いえいえ。
煎じて薬にするのかと質問されても、いやいや。
じゃあいったい何にするのか? しっかりした答えを出すには、いますこし時間が必要。
クワの葉がボロボロになっていたが、見つかった幼虫は一頭だけ。
オビヒトリの幼虫かと思う。
クヌギの梢には、シュレーゲルアオガエル。
畦道ねぐら街道には、今日もタテハモドキ。
「ヒロハ」と「ホソバ」の変種があるようだ。別名「センナリホオズキ」。
ナス科で、熱帯アメリカからの移入種だそうだ。
果実は風船のような提灯のような萼の中に囲われている。
写真は一部で、この数の3倍ほどを集めた。なぜに?
食べれるのかと問われれば、ノー。
飾りにするのかと聞かれたら、いえいえ。
煎じて薬にするのかと質問されても、いやいや。
じゃあいったい何にするのか? しっかりした答えを出すには、いますこし時間が必要。
クワの葉がボロボロになっていたが、見つかった幼虫は一頭だけ。
オビヒトリの幼虫かと思う。
クヌギの梢には、シュレーゲルアオガエル。
畦道ねぐら街道には、今日もタテハモドキ。
posted by やまかます at 20:49| 草花
2019年10月28日
久しぶりにマダニ
今日は一日、都城市の高城町のヤッコソウ、山ノ口町の古大内川沿い「薩摩古道」のツチトリモチ、
そして日南市の猪八重渓谷のツチトリモチ、海岸林のキイレツチトリモチ、を見て回った。
山梨から講演で来られた山口進さんと、日南市のYさんと、同行。
ツチトリモチ
キイレツチトリモチはまだ小さくて、あと10日ほど先が見頃だろう。
「昆虫ある記」2007年11月20日の記事にキイレツチトリモチを載せている。この時、日南市の海岸林という情報だけで探し当てたが、随分右往左往して時間が掛かったのも懐かしい。あれからもう12年!
日南市海岸線沿いの内海では、植栽されたギョボクに、ツマベニチョウの交尾カップルがいて、びっくり。
同じ木にオスが3頭も休んでいた。このまま夜を過ごすのだろう。(午後4時38分ころ)
たっぷりフィールド巡りをしたのち、宮崎市内の居酒屋で乾杯。
滅多に乗らない電車で帰宅。通過待ち合わせの急行が遅れて、青井岳駅で7分の停車。
青井岳近辺では電車が鹿にぶつかる事故がしばしば起きるが、そうなると30分いやそれ以上の遅延になることもある。
さて、帰宅後、シャワーを浴びていると左太ももの内側に、違和感を覚えた。
赤く腫れてその中央に薄茶色のコブがあった。最初は血豆かと思ったが、風呂から出てよく見ると、マダニだった。
すぐ近くにもう一匹小さいのがお尻を立てていた。
消毒用アルコールを垂らしながらピンセットで引っ剥がした。本当は良くない取り方だけど。
そして日南市の猪八重渓谷のツチトリモチ、海岸林のキイレツチトリモチ、を見て回った。
山梨から講演で来られた山口進さんと、日南市のYさんと、同行。
ツチトリモチ
キイレツチトリモチはまだ小さくて、あと10日ほど先が見頃だろう。
「昆虫ある記」2007年11月20日の記事にキイレツチトリモチを載せている。この時、日南市の海岸林という情報だけで探し当てたが、随分右往左往して時間が掛かったのも懐かしい。あれからもう12年!
日南市海岸線沿いの内海では、植栽されたギョボクに、ツマベニチョウの交尾カップルがいて、びっくり。
同じ木にオスが3頭も休んでいた。このまま夜を過ごすのだろう。(午後4時38分ころ)
たっぷりフィールド巡りをしたのち、宮崎市内の居酒屋で乾杯。
滅多に乗らない電車で帰宅。通過待ち合わせの急行が遅れて、青井岳駅で7分の停車。
青井岳近辺では電車が鹿にぶつかる事故がしばしば起きるが、そうなると30分いやそれ以上の遅延になることもある。
さて、帰宅後、シャワーを浴びていると左太ももの内側に、違和感を覚えた。
赤く腫れてその中央に薄茶色のコブがあった。最初は血豆かと思ったが、風呂から出てよく見ると、マダニだった。
すぐ近くにもう一匹小さいのがお尻を立てていた。
消毒用アルコールを垂らしながらピンセットで引っ剥がした。本当は良くない取り方だけど。
posted by やまかます at 23:41| 草花
2019年10月25日
2019年10月22日
ヤッコソウの下見
都城市、石上観音寺へ、ヤッコソウの状況を見に行ってみた。
観音寺は石段を登りつめた先にある。
石段の脇には、スズムシバナがポツポツ咲いていた。
スズムシバナは近畿地方以西〜九州に分布しており、キツネノマゴ科。
とは、あとで知ったことで、しゃがみ込んでカメラを構えながら、
「なんだろうね?初めて見る花だよ」
と、嫁さんに話しかけていた。
ヤッコソウの群落は、観音寺から一旦引き返して、左の谷筋から山道を登った先にある。
駐車場からは距離にして300メートルくらいだろうか。
山道に入って10分くらいで尾根筋に出た。
急斜面の地面に肌色のヤッコソウが顔を覗かせていた。
開花まで、あとどのくらいだろうか?今月末あたりか?
ヤッコソウを眺めて下った焼き窯のところで、カラスザンショウの実生にモンキアゲハの卵を見つけた。ふ化間近のようだ。
一昨日載せた、アカタテハの蛹のひとつが羽化した。蛹は庭のカラムシのところに置いてあった。
このあと、近くのカラムシではアカタテハが次々と産卵しているのを見た。
2週間前に5齢だったクロコノマチョウの幼虫は、蛹になっているのが見つかった。
ジュズダマを食べ尽くしていたので、ススキに移しておいた、1頭だ。他の2頭は行方不明。
夕方、Hさんの運転する白い軽ワゴン車がやって来た。
やっとのことでオオスズメバチの巣が見つかった、と嬉しそうに話してくれた。
観音寺は石段を登りつめた先にある。
石段の脇には、スズムシバナがポツポツ咲いていた。
スズムシバナは近畿地方以西〜九州に分布しており、キツネノマゴ科。
とは、あとで知ったことで、しゃがみ込んでカメラを構えながら、
「なんだろうね?初めて見る花だよ」
と、嫁さんに話しかけていた。
ヤッコソウの群落は、観音寺から一旦引き返して、左の谷筋から山道を登った先にある。
駐車場からは距離にして300メートルくらいだろうか。
山道に入って10分くらいで尾根筋に出た。
急斜面の地面に肌色のヤッコソウが顔を覗かせていた。
開花まで、あとどのくらいだろうか?今月末あたりか?
ヤッコソウを眺めて下った焼き窯のところで、カラスザンショウの実生にモンキアゲハの卵を見つけた。ふ化間近のようだ。
一昨日載せた、アカタテハの蛹のひとつが羽化した。蛹は庭のカラムシのところに置いてあった。
このあと、近くのカラムシではアカタテハが次々と産卵しているのを見た。
2週間前に5齢だったクロコノマチョウの幼虫は、蛹になっているのが見つかった。
ジュズダマを食べ尽くしていたので、ススキに移しておいた、1頭だ。他の2頭は行方不明。
夕方、Hさんの運転する白い軽ワゴン車がやって来た。
やっとのことでオオスズメバチの巣が見つかった、と嬉しそうに話してくれた。
posted by やまかます at 20:52| 草花
2019年08月21日
ノウゼンカズラ
人からいただいたノウゼンカズラの切り枝を挿木した。9年くらい前だったろうか。
玄関横でグングン成長して蔓を伸ばしていたが、いっこうに花をつけなかった。
ところが今夏、初めて開花した。
蕾には多数のアリが集まっているがアブラムシはいない。
蕾には何らかのアリ誘因物質が滲出しているのだろうか。
それとも見落としているか。
昨夕から松山市に滞在。
路面電車の運賃は160円。勝山町から松山市駅まで久しぶりに乗車してみた。
花園町の従兄弟の居酒屋で軽く一杯やる。
帰りは三番町5丁目など幼少期を過ごした町をずっと歩いてみた。
昔の面影はほとんど残っていないが、わずかに2軒だけ昭和40年頃当時のそのままの家屋があった。
広く感じていた町もあっという間に歩き過ぎてしまった。
「中華そば」の看板に惹かれて入った店。初めてだったが、不味くはないがスープの味は私好みではなかった。
それでも新しい店にチャレンジしてよかったとも思う。
今日は午後から久万高原町に移動。
天気はまずまずだが、明後日から崩れそうだ。
玄関横でグングン成長して蔓を伸ばしていたが、いっこうに花をつけなかった。
ところが今夏、初めて開花した。
蕾には多数のアリが集まっているがアブラムシはいない。
蕾には何らかのアリ誘因物質が滲出しているのだろうか。
それとも見落としているか。
昨夕から松山市に滞在。
路面電車の運賃は160円。勝山町から松山市駅まで久しぶりに乗車してみた。
花園町の従兄弟の居酒屋で軽く一杯やる。
帰りは三番町5丁目など幼少期を過ごした町をずっと歩いてみた。
昔の面影はほとんど残っていないが、わずかに2軒だけ昭和40年頃当時のそのままの家屋があった。
広く感じていた町もあっという間に歩き過ぎてしまった。
「中華そば」の看板に惹かれて入った店。初めてだったが、不味くはないがスープの味は私好みではなかった。
それでも新しい店にチャレンジしてよかったとも思う。
今日は午後から久万高原町に移動。
天気はまずまずだが、明後日から崩れそうだ。
posted by やまかます at 06:50| 草花
2018年12月20日
2018年05月06日
なるほど!ナルコユリ&ニシキキンカメムシの卵
うちの林には二株だけだが、ナルコユリが花を咲かせ始めた。

植物写真家、高橋修さんの『色で見わけ五感で楽しむ野草図鑑』によると、よく似たアマドコロとの識別は、茎に触るとわかる、とあった。なるほどナルコユリの茎はツルンとしている。アマドコロの茎には稜があって角張るそうだ。

飼育中のニシキキンカメムシが数日前から産卵を始めた。
昨年、高知の産地から持ち帰った終齢幼虫が順調に成長して、交尾も盛んになっていた。
ツゲの葉は小さいので、14個の卵がギリギリ納まるか、一個だけが表側にはみ出すことも多い。

卵は蛍光色を帯びているが、その微妙な色再現を試す中、写真は日陰の自然光で撮影してみた。
植物写真家、高橋修さんの『色で見わけ五感で楽しむ野草図鑑』によると、よく似たアマドコロとの識別は、茎に触るとわかる、とあった。なるほどナルコユリの茎はツルンとしている。アマドコロの茎には稜があって角張るそうだ。
飼育中のニシキキンカメムシが数日前から産卵を始めた。
昨年、高知の産地から持ち帰った終齢幼虫が順調に成長して、交尾も盛んになっていた。
ツゲの葉は小さいので、14個の卵がギリギリ納まるか、一個だけが表側にはみ出すことも多い。
卵は蛍光色を帯びているが、その微妙な色再現を試す中、写真は日陰の自然光で撮影してみた。
posted by やまかます at 17:44| 草花