2019年07月17日

コガネグモとノコギリクワガタ

でっぷり肥えたコガネグモ
すのこ巻きにされた獲物のシルエットが気になった。

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大アゴ先端がわずかにはみ出ている。ノコギリクワガタと判るけど、仕事柄、写真で表現しておきたい。
思った以上に硬くて厚い糸の束を取り払ってみた。
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体液のほとんどを吸い取られており、バラバラになった。
夕方にはまた糸で巻いて吸血していた。

午後6時過ぎ。
今日の散歩も「ねぐら通り」。モンキアゲハが一頭、ウロウロ飛んでいたが、他のアゲハ類の姿は無い。
すでにねぐら入りしたのだろう。

ササの上で翅を半開にして休んでいたクロセセリのすぐ近く。
私の目線の高さに、クロヒカゲがピタッと張り付くように着地。
クロヒカゲIMG_8944.jpg


「ねぐら通り」にはハグロトンボも多く、路面と林縁を行ったり来たりしている。
夕日を浴びて翅を何度も開閉していた、オス。
ハグロトンボIMG_8991.jpg


日中から夕方にかけてときおり陽射しもあり、西空には巨大な積乱雲が並んでいた。

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posted by やまかます at 20:36| Comment(0) | クモ

2019年07月16日

ゲホウグモの卵のう、その後

朝一番、ゲホウグモの居場所に行ってみた。

卵のうが二つ付いていたセイタカアワダチソウには、大きなヨモギエダシャク幼虫がいた。

ヨモギエダシャクIMG_3687.jpg

この幼虫はクワやヨモギでもよく見かける。

さて、ゲホウグモの出のうは結局、観察できなかった。
それもそのはず、二つの卵のうはいづれも寄生バエ(クモタマゴバエ?)の寄生を受けていたのだ。
正常にふ化していれば綿菓子のような卵のう内に子グモのシルエットが見えるはずだが、
一向にその気配はなく、小さな黒い塊のままだった。
もっと早くに、その異常事態に気付くべきだった。

思い切って綿菓子をほぐしていくと、寄生バエの幼虫や蛹が出てきた。
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すでに羽化した成虫は次々と飛び立って行った。

クモヤドリバエ_Z5A7169.jpg

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寄生バエ成虫の姿を見るのは今回が初めて。
特徴ある姿をしているが、本種が卵のうに産卵する様子など気になってくる。
綿菓子のような卵のう内に潜り込むのだろうか?それとも表面に産み落とすのだろうか?



午後5時45分、犬の散歩中、アスファルト路面で吸水している
ミヤマカラスアゲハ♂がいた。
大きいし翅は全く擦れてない。何度も撮影しているミヤマカラスアゲハだけど、
美麗な姿に惹かれてついつい追いかけてしまう。

吸水は早々と切り上げ、林縁を探るように舞ったあとササ上に翅を広げて静止した。
どうやら、ねぐら入りの様子。
ここの道筋は過去にもアゲハ類がよくねぐらに利用していて、
まさに「ねぐら街道」「ねぐら通り」とでも呼べるだろう。
そっと近づくこと数回。寄れても2メートルが限界。それ以上は寄せてくれない。
2メートル離れていても、すぐに舞い上がって別のねぐらへと移動してしまう。
あいにく持ち歩いていたレンズは標準50ミリマクロレンズ。シャッターは一回しか切れなかった。

犬の散歩で持ち歩くレンズは最低2本以上、と決めてはいるが日によっては手を抜くこともある。
今日などは雨が降り出しかねない気配もあったし。
写真はかなりトリミングしてある。

ミヤマカラスアゲハIMG_3704.jpg


午前中、はっきりしない天気だったが、午後から晴れ間も出たりしてかなり蒸し暑かった。
明日からしばらくは、曇りか雨が続くようだ。




posted by やまかます at 14:10| Comment(0) | クモ

2019年06月30日

オナガグモの出のう

6月6日から毎日観察していたオナガグモの卵のうが、出のうしていた。
線香花火の如し。

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昨夕、まだメス親が寄り添っていて卵のうに変わりはなかったから、
出のうが始まったのは昨日の深夜から今日の午前中の間だったのだろう。
雨が断続的に降っていたけれど。

子グモの姿は、すでに親の姿とそっくりだ。
卵のうを取り巻くようにして、まどいのひと時を過ごしている。

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周辺をくまなく探してみたが、メス親の姿は見つからなかった。

オナガグモの子グモを撮影していたら、
「駐車場に綺麗なアゲハが死んでいるよ」と嫁さんの声。


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ミヤマカラスアゲハのオスだったが、路面で吸水していて車に轢かれたのか?そう言えば郵便局の車が配達に来ていたけど、時間帯から推測するとあの時かな?
posted by やまかます at 20:44| Comment(0) | クモ

2019年06月27日

写真ストック



ナツフジでは、ウラギンシジミ幼虫が3齢にまで成長していた。

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ふ化直後は、花蕾ではなく赤い若葉をかじって、そこに身を潜めていた。花つぼみをいくら探しても見つからなかったのは、そういうことだった。

3年前の写真の中に、アシダカグモのメスがオオヒメグモの網に掛かっている写真が出てきた。わずか3年前のことなのに、すっかり忘れていた。
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メス親が抱えている卵のうからは、子グモが出のうしていた、

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先日にも書いたけれど、卵のうを抱えたメス親は餌をとらないので痩せこけている。
したがって体力もそれ相応に落ちているのではないだろうか?
いやそうでないにしても、何らかのアクシデントに見舞われたのかもしれない。


例えばコガネグモは、産卵した後、卵のうに寄り添うことはない。産んだらそのまま放置するだけ。
子グモが旅立つまで見守る種類とそうでないものと、クモの種類によって様々だ。

フィルム時代と違って、写真の撮影枚数が桁違いに増えた。
フィルム一本36枚撮りという制限の中で、何を撮影して何をスルーしてしまうのか、その時その時に緊張して考えていた。
その呪縛から解き放たれて、目についたもの興味あるものはとりあえず撮っておく、
そんなことを10年以上いや、20年近く続けているうちに、自分の記憶力ではまかないきれない
膨大な写真ストックを抱えてしまい、しかも整理が追いつかない状況。

いっそ撮影を中断して、これまで溜まった写真ストックをしっかり整理する時間が欲しいとも思う。
半年、いや一年くらいは必要かもしれない。


posted by やまかます at 21:31| Comment(0) | クモ

2019年06月24日

アシダカグモの出のう

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午前11時31分。コナラの日陰にいた、ギンツバメ

庭のスモモ。まだ酸っぱいけれど皮ごと食べれる。
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春にはこのスモモの枝についたカイガラムシを食べて、アカホシテントウがたくさん育った。

午後5時半、ゲホウグモの卵のうが目線の高さにあった。
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昨日には無かったので、おそらく昨夜から今朝の間に産卵したのだろう。
卵のうから2メートルほど上部に毎夜網を張っていたので、そのメスが産卵したのは間違いない。


昨夜のこと、玄関でアシダカグモの子グモが次々と出のうしていた。

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子グモは、まだら模様。
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この卵のうを抱いたメス親とは、数日前から仕事部屋や廊下や、屋内のあちこちの壁で目が合っていた。
ずっと餌をとっていないのでお腹は哀れなくらいに萎んでいる。
子グモが全て出のうすれば、空になった卵のうを捨てて、ようやく食事にありつける。
しかし、子グモ全ての旅立ち完了を、メス親はどうやって知るのだろう?
posted by やまかます at 20:23| Comment(0) | クモ

2019年06月14日

ずっと一緒

クリの枯れ枝には、セミスジコブヒゲカミキリのペアが今朝もいた。
先月の31日の夜に見つけて以来、ずっとこの枝で過ごしている。

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クリの枯れ枝にはキノコが生えておりセミスジコブヒゲカミキリはこれを食べているが、
ここには当然ながらキノコムシ類の成虫や幼虫の姿もある。

それにしても、これほど雌雄が永く寄り添う昆虫って、他にいたかな?
この先も観察を続けてみよう。


玄関前のススキでは、オナガグモのメス親がずっと卵のうに寄り添っている。
最初に見つけたのは8日前

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仔グモたちが、旅立つのはいつ頃になるだろう?


昨日、一昨日に出会った甲虫たち。

タキグチモモブトホソカミキリ
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ビロードカミキリ
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ヨツスジハナカミキリ
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カタスジアミメボタル
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今日は朝からずっと雨。
昨日のうちに山仕事を片付けておいて良かった。
posted by やまかます at 21:24| Comment(0) | クモ

2019年06月02日

ワカバグモかあさん

一晩かけて食事をした、ワカバグモのメス親。
お腹はしっかり満タン!

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卵のう内に残っている子グモはわずかとなり、
メス親は隣の葉っぱに移動して、落ち着いていた。

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以前、コガネグモのあるメス親は、少なくとも5回以上、産卵を繰り返した。
一番最後の卵のうサイズは小さく、メス親の体もヨレヨレになって萎びていた。
そのメス親が力尽きて地面に落ちる瞬間を目にした私は、思わず合掌した、とは「昆虫ある記」にも書いたかと記憶している。

昆虫に限らず、様々な生き物の最期の瞬間を見届ける機会は少ないけれど、
それだけにその死にざまは強く印象に残る。
コガネグモ母さんの死は、まさに大往生だったのだろう。

ワカバグモ母さんが、今後どのような生き様を送るのか見届けたい気持ちはあるが、
それはほぼ不可能だと知っている。1ヶ月間それとなく見守ってきたワカバグモが
再び抱卵する日を、期待しないでも無い。


昨夜、仕事部屋の外灯に飛来していたのは、
オオミズアオ春型♂と、

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アカウラカギバ
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アカウラカギバの食樹、ヒメユズリハは外灯のすぐ傍にあって、毎年、幼虫がここで育っている。

仕事部屋の外灯、ライトトラップの前面に寒冷紗の衝立を設置してみた。
建物の外壁面よりか、足掛かりが良いことに加え、静止面積が倍になる。
それと寒冷紗の織り目が方眼目盛りの役目を果たし、昆虫の大きさの比較も掴みやすくなったかと思う。
posted by やまかます at 20:05| Comment(0) | クモ

2019年06月01日

まどい、そしてバルーニング

出のうしたワカバグモの子グモたちは、少しづつバルーニングで旅立っていて、
卵のう内に残っている数はかなり減ったようだ。

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ノアザミの花に着地していた、子グモ。
出のうしてまどいの時期も長かったが、その間、食事は一切摂らない。
体内に蓄えた弁当だけでの旅立ちである。
無事に成体まで辿り着ける子グモは、ほんの僅かだろう。


一方、メス親はまだ卵のうの傍に留まったままだが、今日はササグモを捕らえていた。
1ヶ月、いやそれ以上の断食後、やっと手にした餌だ。


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ノブドウでは、アカガネサルハムシのペアがいた。

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しばらくして。メスはノブドウの葉を食べ始めた。
posted by やまかます at 20:34| Comment(0) | クモ

2019年05月28日

うまれたよ! ワカバグモ

今朝は、コロギス♂とサツマヒメカマキリ♀がそれぞれ羽化していた。
羽化の推定時刻は午前5時20〜40分の間であろう。
いづれも翅芽が大きく開き、黄色く色付いていたので要注意だった。

午前6時24分、庭のツツジで抱卵中だったワカバグモは、卵のうの糸テントを破って、出のうが始まっていた。


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初めて見るワカバグモの子グモ、メチャ可愛い。
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出のうとは言っても、まだ親の元から離れる子グモはわずかで、旅立ちをためらっているかのようだ。

朝食の支度でアサリを洗っていたら、流しの底に小さなカニが転がり出てきた。
貝の中に住みつく、オオシロビンノだ。


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アサリの味噌汁を啜っていると茹で上がったオオシロビンノに気付くことはあったが、
今朝は初めて生きたままの姿を見ることができた。
posted by やまかます at 22:01| Comment(0) | クモ

2019年05月27日

子守りワカバグモ

ワカバグモ♀(5月2日)の抱卵を、これまで毎日気にかけて眺めてきた。

今日になってようやく子グモの姿を確認できた。
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今朝、パッと見ただけで卵のうが黒ずんで見えた。
孵化は数日前に終えており、卵のうが平べったくなって、白い卵殻が透けて見えていた。

出のうはもう間近じゃないだろうか。
卵のうを抱えたまま3週間以上、餌を取ることもなく、明らかに腹部が萎んで痩せてしまったメス親。
子グモ達の出のうを見届けるまでここに留まるのであろうか?


今日は曇り空。昨日までの夏日に比べて涼しく、過ごし易かった。
うちの林の観察路を巡っていると、エノキにリンゴドクガの若齢幼虫がいた。


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ちいちゃくても、リンゴドクガと判るよ。

まるでマントを広げたかのような格好で佇んでいたのは、ヒメマダラマドガ(マドガ科)。
なんでこうやって体を立てているのか、不思議ではある。

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posted by やまかます at 20:48| Comment(0) | クモ