2021年03月21日

アオサギの巣作り

三股町

近所のハルニレの芽吹きが盛ん。
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このハルニレは例年、樹液レストランが盛況であったけれど、ここ数年、集まる昆虫の数は激減している。
樹液はそこそこ出ているのに、昆虫の顔ぶれも数も減ったことは寂しいものがある。しかし、なぜだろう?

ムラサキケマンよりかは控えめに咲いているのが、同じケシ科キケマン属のジロボウエンゴサク
思わず「ジロボウエンゴグサ」と言い間違えそうだが、塊茎を乾燥させた漢方薬が「延胡索」で、この生薬は鎮痛剤などの効能があるそうだ。
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クロセセリの幼虫や蛹を観察していた、ハナミョウガの葉が白く枯れ始め、新しい若葉が伸びてきた。
ハナミョウガも葉を更新している。
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居間の窓際で嫁さんが、
「あ!大きな鳥が飛んで来た! あれ、鶴なの?」

と叫ぶので、私も走り寄ってみれば、アオサギが今にもコナラのてっぺんに着地しようとしていた。

「鶴は長い首をまっすぐ伸ばしたままで飛ぶけれど、これはサギだよ。首を伸ばすこともあるけど、飛んでいる時は首を曲げているんだよ。この辺ではよく見かける、アオサギだね」

「カッワイイ!!」

「へえ〜、そうかねえ?」

二人で眺めているうちに、もう一羽がやって来た。カップルのようだ。

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この後、グルグル上空を旋回しながら池の縁に生えているアカメガシワに移動し、そこに落ち着いたペアは、しばらくすると巣材を運び込み始めた。
どうやら営巣場所が決まったようだ。うちの窓からだとちょうど目線の高さになる。

「あそこに、落ち着くかなあ? だって、あそこのすぐ背後にあるスギではカラスが営巣しているんだよね」

「だから?」

「カラスに卵を狙われるんだよ。あまりにも近すぎるよ」」




posted by やまかます at 21:32| とり

2021年02月18日

南九州でも雪

三股町

午前7時46分、霧島山が白く輝いていた。
今日も北西の冷たい風が一日中、吹き荒れた。風さえなければ、日光の温かみを感じるのだが、それはほんの一瞬。
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都城市

昨日の失敗に懲りて、撮影の狙いを絞った。
いつものネコは早々と昼寝。
そこなら、あったかいのだろうなあ。
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1時間、2時間、、、、4時間半、、、今日は肝心の主役の鳥が姿を見せずじまい。
まあこんな日もあるのが当たり前のこと。
狭いブラインドで待つより楽だけど、どんだけ歩いたか知れない。寒いからとにかく歩いてばかりいた。
じっとなんかしていられない。

歩きながら出会った、モズのオス。
ここのモズのペアは意外と人に対して鷹揚だ。
鳥の性格には個体差が大きいが、昆虫でも同じことが言えるだろう。
その個体差をしっかり見極めることができれば、撮影も楽になるはずだ。
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ハクセキレイは、私の歩みと並行して、ピョンピョン先に進む。
こりゃあ、キリがないね。
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posted by やまかます at 17:37| とり

2021年02月13日

ジョウビタキ、はばたく

都城市

ジョウビタキメスの狩りの様子をしばらく眺めていた(2月10日)。
どんな獲物を捕らえているのか見届けたいのだが、一瞬にして飲み込んでしまうのでほぼ無理。

獲物を見つけるや、一気に飛び立つ。
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一瞬見せる視線の動きにタイミングを合わせてシャッターを切る。
急降下の飛び立ちが多いが、たまに水平方向、あるいは急上昇することも。
1/1500秒のシャッター速度ではブレてしまった。しっかり写止めるには、1/5000秒以上が必要だ。

「お!今度はこっち!?」
こちらは1/500秒。

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posted by やまかます at 20:25| とり

2021年02月04日

レモンイエローの羽毛

三股町

ほぼ毎朝、ミヤマホオジロの群れがやって来るのは、午前7時〜9時頃。
この時間帯だと下の谷津田は眩しいほど明るいのに、我が家の庭にはまだまだ朝日が届かない。
だからあんまし早く洗濯物を干すと、気温が低い日にはパリパリに凍ってしまう。

以前、夕方の採餌を載せたけれど、光が足りない時間帯ばかりで撮影には苦労する。昼間にはまずやって来ない。
こういう場合、高感度撮影でも画質が落ちないカメラが欲しくなる。

♫チチッ、チチッ、チチッ♪

囀りに誘われて窓の外を見れば、いつもの止まり木(イヌビワ)にカップルがいた。
小さな群れで、いつも7羽前後。

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しばらく辺りの様子を窺ってから、パラ、パラッと庭の地面に降りる。
こんな時、メスの方が大胆だ。
メスが先に採餌を始めると、すぐ後からオスも安心したように追いついて来る。
そしてメスを蹴散らかすことが多い。

メスは全体に淡い配色。
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メスに比べて、オスはコントラストの強い配色。
体色の派手さに性格が現れているような気がする。
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posted by やまかます at 17:56| とり

2021年02月01日

カワラヒワと柿の木

三股町

午前8時半
K子お婆ちゃんの畑の柿の木に、カワラヒワの群れが羽を休めていた。
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「ほらほら、人がどんどん近寄るよ!みんな一斉に飛び立たなくてはね、そうでしょ?」とひとりごち、
カメラを構えて斜面を登り、ぐんぐんと柿の木に歩み寄るも、いっかなカワラヒワはのんびりと羽繕いなどしている。
もう目の前、という位置に立っても相変わらず。ここで大きなくしゃみでも出んかいなと叶わない望みに縋ってみる。

まだまばらなアブラナには、アブラムシもチラホラと少ないながら見つかる。
寒さには滅法強いナナホシテントウ、そろそろ活動が盛んになってきたようだ。
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今日は夜になって雨が降り出した。
明日の午前中には止むようだ。

1993年というから、もう28年も昔のことで、当時私は34歳だった。
その年の10月、西表島と石垣島を訪れた。松山市の大先輩の虫屋さんお二人と同行したのだが、
そのうちのお一人がある昆虫同好会の冊子に採集記を投稿されていた。
久しぶりに記事を読み返してみると、書いた方の個性が滲み出ていた。当時撮影した写真はほぼぜんぶ未発表のまま。
ポジ写真は整理中で、かなりの枚数廃棄しているけど、南の島で撮影した写真を一寸眺め直してみよう。
posted by やまかます at 21:20| とり

2021年01月26日

水浴

三股町

午後5時20分
いつものシロハラが、玄関にやって来た。
朝から降っていた雨は正午前には止んで、天候の回復の兆しが感じられる。明日からは青空が戻るようだ。

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シロハラが毎日のように水浴びしている睡蓮鉢には、メダカの稚魚が入っている。
まだ体長5ミリ前後の稚魚たちは、さぞかし驚いていることだろう。奥にある睡蓮鉢では成魚が泳いでいる。
他にももう一つ、離れた位置に睡蓮鉢があって、いづれもメダカ専用飼育槽だ。
家に居ついているスズメたちも水を飲みに来ているが、水を飲むだけなので鉢を特に選り好みしている様子はない。
シロハラは、足場となる置き石のある写真の睡蓮鉢でしか、水浴びをしない。

水浴び中は水しぶきが盛大に飛び散る。
カメラレンズに水滴がついてしまうので、望遠レンズを使用して睡蓮鉢から1メートル程距離をとって撮影している。
posted by やまかます at 20:01| とり

2021年01月20日

水の中

三股町

午前10時

水鏡の中の、「アナタはダレ?」
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池の水飲み場は、ヒヨドリたちの人気スポット。順番待ちして、次々と喉を潤していた。

午後5時12分

ねぐら入り前の、今日最後の腹ごしらえ。
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ミヤマホオジロのオス。
posted by やまかます at 19:49| とり

2021年01月19日

メジロの虫探し

都城市 早水公園

メジロが、水路沿いのヨシでしきりと虫を探していた。
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四羽の群れで移動していて、次にはイロハカエデ、でも。

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私も連日、虫探しで歩いているけれど、お目当ての虫が見つからない日もある。
いや、ここのところそういう日の方が多い。
鳥たちは何が何でも、食うための虫を見つけないといけない。
まあお目当てに縛られることはないだろうけど、腹を満たすだけの量を賄うのだから、当たり前に真剣だ。
もちろん、私とて真剣だが、すぐに飢えて死ぬわけでもない。
「明日があるさ〜!」と、まだまだ余裕がある。
posted by やまかます at 20:55| とり

2021年01月13日

鳥の目

三股町 自宅林

先日、ルリビタキのオスがやって来た林床には、連日、
ジョウビタキのオスが出入りしている。
元々、このエリアはジョウビタキ♂のなわばりかと思う。
ルリビタキは稀に姿を見せるだけで滞在時間は短い。どうも落ち着かないようにも見受ける。
主に庭の方で活動しているジョウビタキのメスも、ここまでは降りて来ない。

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ジョウビタキの狩りの様子をここ数日間、観察している。
落ち葉や朽ち木の隙間から、ムカデ類やクモを捕らえる様子は何度も見ているが、
今日、彼が捕らえた獲物は、なんと、サツマヒメカマキリ幼虫、だった。

サツマヒメカマキリは終齢幼虫で越冬する。カマキリの仲間としては異色の生態であり、外気に晒された場所に佇んでいる姿を見かける。
よほど冷え込んだり、雨が降ったりすれば、雨風を凌げる葉っぱの隙間や裏側などに身を隠す程度。
冬の林や林縁で、ひょっこり見つけることができるが、かと言って探して見つけるのは容易では無い。
いや、少なくとも私はこれまで偶然に見つけることができただけで、そのほとんどがほぼ目線の高さだ。
一冬に一頭、見つかればいい方で、探しても全く出会えない年もある。

さて、サツマヒメカマキリ幼虫がいた場所は、撮影用ブラインドのすぐ足元に転がっていたクヌギの枯れ枝であった。
ブラインドに入っている私からは死角の位置だ。
「え!?そんなとこにいたの!」
ブラインドに入る前に自分では気付かなかったのが、何とも不甲斐ない。すぐ目の前にいたのに。

ジョウビタキもしかし、じっとしているサツマヒメカマキリ幼虫を見つけることはできないだろうとは思う。
今日は気温も上がったので、おそらくサツマヒメカマキリ幼虫が歩いたか何らかの動作をした可能性が高い。
いくら枯れ葉擬態であっても、動く獲物ならジョウビタキの目を欺くことはできないだろう。
サツマヒメカマキリ幼虫がいた枯れ枝からジョウビタキまでの距離は2メートルほど。
鳥の目の能力の高さには敵わない。

この冬この先、サツマヒメカマキリ幼虫を、私の目で見つけることができるだろうか?

昨年伐採したクヌギから、椎茸ほだ木用の材がたくさん揃った。直径は10〜15センチ程度。
これだけあれば、売るほど椎茸ができる。

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太い幹は二本に切り分け、観察路の脇にそのまま転がしてある。
細切れにするつもりもあったが、このまま置いておくことにした。
ベンチにもなるし、今後、ここには様々なキノコが繁殖し、昆虫をはじめ多くの生きものの住処、ゆりかごとなるだろう。

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posted by やまかます at 18:13| とり

2021年01月09日

ルリビタキ

三股町 自宅林

ルリビタキのオスがやって来た。

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昨年の冬(1月18日)、近所の藪でオスを見かけたが、それっきりだった。今年に入って、つい先日、オスを一度だけ見かけ、それも自宅林の藪だった。それなら、きっとまた会えるはず。

彼らの習性を知っていれば、どういうタイミングで出会えるか予想もつく。

オスと入れ替わるようにして、数分後にはメス(若鳥かも)もやって来た。

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ルリビタキは所沢市の雑木林で撮影する機会があったが(1995年1月)、あれからもう26年!!
当時、毎朝、雑木林に出掛けてやるべきことは、まずは朽ち木をナタで叩くことだった。

「コーン、コーン、コーン」
太鼓の如くできるだけ派手な音を立て続けていると、数分もしないうちに、林の奥からルリビタキ♂が
「待ってました!」とばかり、私のすぐ近くまで飛んでくるのであった。
落ち葉の上にあぐらをかいて、私はまるで岩になり切っていた。
そんな日々を繰り返し、ルリビタキの様々な姿を撮影した。
瑠璃色の姿に心ときめいた時間が懐かしい。

という話は、以前にも一度書いたような、、、、、。
posted by やまかます at 20:56| とり

2021年01月07日

シロハラ

三股町 自宅林

冷たい北風が強く吹き荒れる1日で、時折、上空からゴー、ゴー、と重い音が降ってきた。
高千穂岳には、うっすらと積雪が見られた。
天気情報によると、明日の都城盆地では平地でも雪が降るようだ。

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玄関前の睡蓮鉢にはいつもの時刻になっても、シロハラは来なかった。
毎夕、ずっと欠かさず水浴びをしていたのに、こんな日もあるようだ。

林では、落ち葉をめくったり朽ち木をどかしたりして餌探しする、シロハラの姿をいつでも見ることができる。

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大きく開けた口から、さて何が飛び出すかな?

posted by やまかます at 20:37| とり

2020年12月26日

猛禽類のしわざ

三股町 田上

午前9時24分、林を降りきる手前の急斜面に、ドバトの羽毛が散らばっていた。
通り道なので慌てて思わず足を止めた。

オオタカかノスリのいづれかの食べ痕だろうか。
昨日の夕方、ノスリがうちの林の上空を舞っていた。

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EOS-5D MarkV EF24mm F2.8 IS USM
ドバトがここで食べられたと考えられる時間帯は、昨日の昼前頃か、今日の早朝に絞られる。

午前11時、霧島山の山容。
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OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

昨日に引き続き、クヌギ倒木の片付け作業に取り掛かる。
ふと思い直して、チェンソーを引っ張り出してみた。すると一発でエンジンが掛かった。
なんで!?
まさに百人力のパワーを得て、クヌギ太枝の解体を効率よく進めることができた。
椎茸ほだ木の材もたくさん積み上がった。
長々と横たわる幹本体も真ん中で切断。しかし今日はここまで。
そこそこ疲労もあるので、あまり欲張ると怪我のもと。





posted by やまかます at 21:03| とり

2020年12月25日

モズのしわざ

三股町 田上

午前8時6分、地区公民館のアカメガシワ枝先に、気になるシルエット。

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ハヤニエの正体は、お腹のあたりからズブリと刺された、ヌマガエルだった。
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自宅林に戻ると、足元にヒメウズの葉。
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OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20

先月末に切り倒したクヌギは2本。そのうち1本は観察路に沿って倒れており、とりわけ樹冠部の混み合った枝が通行を妨げていた。いちいち迂回するのもシャクだし、いづれ片付けるにしても少しづつ作業を進めておくことにした。
ところが、頼みのチェンソーのエンジンが掛からない。
そこで、『手曲ノコ』(刃渡り36cm)を使って人力で作業をすることにした。
さすがに太い幹の切断は諦め、枝落としのみとした。
山仕事は12年もやっているので、要領良くなったと自分でも思う。伊達に歳をとったわけではない。
けれど、それと反比例して体力は明らかに衰えた。
休憩を小刻みに挟みながら、地道にノコをひく作業を2時間ほどやった。
明日は切り落とした枝の片付け作業だ。

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OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
細い枝にクリオオアブラムシの母虫の死骸と卵塊があった。かなり高い枝だったので、倒さなければ気付きもしなかっただろう。それと横たわった幹の途中にはクヌギカメムシのメスがいた。お腹が大きいが、いつの間にやって来たのだろう。
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 OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
posted by やまかます at 17:34| とり

2020年12月21日

ジョウビタキのオス

三股町 田上

タッカ、タッ、タッ、タッ、タッ、、♪

小石を打ち合わせるような音色が、小刻みに近づいてくる。
小さな小さな、カスタネット。
もうすっかり聴き慣れた、ジョウビタキの声だ。
毎冬、そしてここ1週間ほどは毎日、耳にしている。

先月から庭でよく見かける個体はメスだったが、ここのところオスも時々、姿を見せるようになった。
ツルウメモドキの実を頻繁に啄みにくるため、雌雄が鉢合わせすることもある。
互いに距離を空けてじっと見つめ合っているようにも見えるが、争いもなく、プイっとどちらともなく去って行く。


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OM-D E-M1 MarkV EF400mm F5.6L USM commlite CM-AEF-MFTマウント変換アダプター
posted by やまかます at 19:52| とり

2020年12月17日

赤い実

三股町 田上

午前7時20分、朝焼けに染まる霧島山
韓国岳(画面右奥)がわずかに白化粧。冠雪だろうか?

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EOS-5D MarkV EF70-300mm F4-5.6L IS USM

庭のススキに、朝陽が降りてくる。
ぼお〜っと眺めている私。鳥を待つ時間は長い。

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EOS-5D MarkV EF400mm F5.6L USM

赤い実は、鳥たちに人気が高い。
けれど、同じ赤色でもマムシグサの果実にやって来てついばむ鳥の種類は限られる。
日に数回、小さなクチバシにも関わらず、大きな果実をパックンと丸呑みにする、ジョウビタキ
液果で食べ応えがありそうに見える。

ジョウビタキはいくら食べても平気だが、これを人が食すとえらいことになるそうだ。
猛烈な苦さで口の中が痺れ、たいへんなことになる、とは最近聞いた話。
私は試したことはないが、、、、。


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EOS-5D MarkV EF70-300mm F4-5.6L IS USM 430EX III-RT

午後5時20分。
今日は終日、雲一つない青空だった。

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OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

カメラ、OM-D E-M1 MarkVに外部給電するモバイル電源を探しに、
都城市の電気店に行ってみたが、適合するバッテリーはなかった。
ネット通販はできるだけ減らしたい、という気持ちがあったが、こればかりはやはり無い物ねだりだったようだ。

例えば、しかし、これまでネット通販で買っていた書籍などは、本屋に出向いて注文しようとも思う。時間が掛かっても良いので。
posted by やまかます at 18:26| とり

2020年11月19日

秋色

三股町 田上

クモの糸に絡んだ、エノキの落ち枝が、風に揺れていた。

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クヌギの根本に生えている小木の、ハゼノキ
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じっとしていること! イヌビワの上に、サトクダマキモドキ♀
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EOS-5D MarkV SIGMA50mmMacro 270EXU

石蕗の花が似合う、キチョウ
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賑やかな囀りに誘われて、仕事部屋から飛び出してみると、
エナガの群れが忙しげに、餌探し。
シジュウカラとメジロ、コゲラも混じってさらに賑やかなり。

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OM-D E-M1 MarkU  EF70-300mm F4-5.6L IS USM (サトクダマキモドキ以外)
posted by やまかます at 19:27| とり

2020年11月10日

水辺の鳥、ふたたび

都城市 山之口町 富吉

午前8時半。
今日も、クサシギの撮影のため、ブラインドに入る。

待つこと30分。ようやく狙いの捕食シーンを撮影できた。これまで数日間も、待ちぼうけした甲斐があった。
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いつもならすぐに去ってしまうキセキレイも、今朝は2羽が来て滞在時間も長かった。

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シラネセンキュウの花には、タテハモドキキタテハが、入れ替わりで次々と訪れていた。
セイタカアワダチソウの花がそろそろ終盤、花数がめっきり減ったこともあるだろう。


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E-M1 MarkV
EF400mm F5.6L USM
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
posted by やまかます at 19:33| とり

2020年10月30日

いらっしゃいまし!

都城市 山之口町 富吉

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「アタイのこと、呼んだ?」

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「いえ、すみません、、、トリ違いました、、、、、」

水辺の止まり木に、まさかの、キジバト。
なにしに来たんだろ?
想定外の体格ゆえ、フレームからはみ出てしまった。


E-M1 MarkV  EF400mm F5.6L USM
posted by やまかます at 19:35| とり

2020年09月18日

アオサギの落とし物

アオサギの羽根かと思う。

落ちた瞬間を想像してみたい。
落ちてさほど時間を経てないのはたしかで、拾い上げてみると、体温さえ感じそうなくらい、新鮮な羽根だった。

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EOS-5D MarkV EF100mm F2.8Lマクロ IS USM GODOX DE300

長さは、35センチ。

うちの近所で出会うアオサギは警戒心が強く、車で寄せるのも難しい。
街中の公園でのんびりしているアオサギとは、やはりどこか違う。



posted by やまかます at 20:51| とり

2020年07月07日

モズの若鳥

♫ チュッチュ、リン、チュッチュ、リン、、、、、、、、♪

午前6時半。

ホオジロのさえずりに誘われて、仕事部屋からそっと外に出てみた。


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つい先日、カップルがうちの花壇に来ていたけど、営巣中だろうか?

今日も断続的に雨、雨、雨、、、。

モズの若鳥はしきりと羽繕いをしていた。

そこは数年前から耕作放棄された荒地で、セイタカアワダチソウの枯れ茎が、彼のお気に入りの休憩場所になっている。

以前は唐芋や里芋の栽培がなされていたけれど、地主でもある農家の方が亡くなられてからは、誰も使わなくなった畑。こんなような寂れた畑が、うちの周辺にはあちこちにある。

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雨が止んだ寸暇、体を傾けて日干しする、ニシキリギリス♂。


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E-M1 MarkV  M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20

草上で無防備なキリギリスと、若鳥とはいえ、すでに自立したモズ。
どちらに運がめぐってくるだろうか、と見ていたら、やはり。
posted by やまかます at 20:24| とり

2020年07月06日

雨あがり

雨は、今朝になっても断続的に降り続いた。

昨夜は烈しい雨音がずっと鳴り止まず、隣の資材置き場の崖崩れが、うちの方まで浸食してくるのでは、とか、荒れ放題の杉林の倒木とか、思わぬ場所での地滑りとか、、、、流石に不安になった。
けれど遅くまで読書に耽って、そのあとは熟睡できた。

午前9時36分、近所の谷津田を回ってみた。

小雨の中、畦道に佇んでいた、ゴイサギ
まさに岩の如し。

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E-M1 MarkU  EF400mm F5.6L USM

午後2時過ぎになって、ようやく雨が上がった。少し蒸し暑い。
こういう時にはキリギリス類が草上に出てきているはずだ。
予想通り、、、

ヒメギス♂長翅型

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ニシキリギリス♂
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庭の花壇には、モンキチョウをはじめ、オオスカシバ、ハキリバチsp.などが次々と来ていた。
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ヤブガラシの花から花へと新鮮な姿の、カラスアゲハ
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E-M1 MarkV  M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
posted by やまかます at 20:55| とり

2020年05月06日

カワセミの季節

クヌギ伐採枝の片付け作業を午前中、行った

屋根を越さないように切ったクヌギは2本きりだが幹や枝の量はかなりになる。
これを全部運びやすいサイズに切断し、所定の場所まで運ぶ。
2時間ほど掛けて、ようやく作業が終わった頃には汗びっしょり。
昼食前にシャワーを浴びた。

庭でよく見かけるのは、ホソオビヒゲナガ、だろうか。
ヒゲナガガ科は似たようなのが多くいるので要注意。
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ヒゲナガガ-5060045.jpg


アカメガシワの樹液レストランは、サトキマダラヒカゲが教えてくれる。

レストランは、コウモリガ幼虫巣で、今朝は大きなムカデが来ていた。
鮮やかな脚色のおかげで遠目にもよく目立つ。
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ムカデは甘党なのか、以前、子供たちが食べこぼしたアイスクリームを舐めていたこともある。

数日前から自宅林下の池に、カワセミがしばしば来ている。
庭の上空を低く通り過ぎることもある。

山仕事の最中、二個体の鳴き交わしを聞いて、
「うん?これは営巣しているな」と感じた。
で、鳴き声の場所を手繰っていくと、池から30メートルほどの距離にある崖に巣穴を見つけた。

20数年前、モズの撮影で松山のフィールド(実家周辺)に通っていた頃、
重信川の河岸ではカワセミが営巣していて、その様子を撮影したことがある。実家のすぐ目と鼻の先。
カワセミの巣穴掘りは、番いが協力して行う。
大きな嘴で崖に突進して、まさに体当たりで穴を穿っていく。
体をツルハシにしての献身ぶりには、見ているこちらも思わず力が入る。

1994年3月30日、その当時の撮影風景。
カワセミP5060003.jpg

ブラインドの対岸に巣穴があり、カワセミは川中の石上で休んだり、ときおり水浴びをしていた。

数年後、川の流れが大きく変わって、巣穴があった川岸は跡形もなく消え去ってしまった。








posted by やまかます at 20:21| とり

2020年04月24日

消えた卵

昨日のこと、ウグイスの巣内から卵が消えてしまった。
ウグイスの巣-4230039.jpg


卵が消えたのは、天敵によるものかどうか?
おそらくその可能性が高いと思う。巣周辺の笹藪を払ってしまい、それを補うように隠蔽工作を施したものの、
ここ数日間、強風が続いたこともあって、取り巻きの藪がまばらになりがちだった。
親鳥がいないうちに補修工事をしたけれど追いつかなかった。
外部から巣が丸見えになったのは致命的だったろう。

下写真は、4月9日の巣内の様子。
ウグイス卵P4090007.jpg


スズメはちょうど育雛期に入った巣が増えて、近所を歩くとあちこちの屋根から、餌をねだる雛の鳴き声が聞こえるようになった。
親鳥は朝から晩まで、餌の虫探しに忙しく飛び回っている。
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この時期は、ヤブキリやキリギリスなどの幼虫が多く、あるいは小型コガネムシ類など、目に付く虫をかたっぱしから集めては、巣に引き寄せられるように一直線に戻ってはまた飛び出すことを繰り返している。

今朝は、シロツメクサで吸蜜していたアオスジアゲハに飛びかかった親鳥を、庭で見た。
流石にアオスジアゲハの方が一枚上手で、素早く飛び去り、何事もなかったかのように、また別のシロツメクサで吸蜜を続けていた。


映画『しあわせの絵具〜愛を描く人 モード・ルイス』を、観た。
カナダの画家の実話らしい。
レンタルビデオ屋で適当に選んだのだけど、いい映画だった。


posted by やまかます at 22:15| とり

2020年02月19日

鳥の気分

午前6時半、窓の外は霜で一面真っ白。
けれど久々に、雲一つない晴天。
日が昇ると気温はグングン上がった。

公園のカワヅザクラでは、ヒヨドリが花蜜に夢中。
メジロは全く来ないが、ヒヨドリのせいかもしれない。
ヒヨドリ-2830.jpg


一方、メジロはマテバシイ、スダジイ、タブノキなどの枝葉や幹で、しきりと虫探し。
身のこなしが実に軽やか。
見つけた虫やクモは一瞬にして飲み込んでしまうので、
餌の正体は撮影したあとで写真を拡大して確認するしかない。首尾良く写ればだけど。
メジロ-2974.jpg

カイガラムシ類がマテバシイの幹の表面に多数付いていることがわかったが、
メジロの動きを追っている間は全く気付かなかった。

鳥は虫の居場所を色々と教えてくれる。カイガラムシの撮影は、改めてまた出直しだ。

もっぱら地面で餌探しをしているシロハラも、ときおりヒヨドリに追い立てられては、樹上に避難。
とんだ迷惑行為だな。
シロハラ-2860.jpg

たしかに、「白腹」だね。

浅い流れに入って水浴びに興じるのは、キジバト
キジバト-2902.jpg


水から上がって、羽毛を乾かしながら入念に手入れする。
キジバト-2949.jpg

翼に覆われた羽毛にも日射しをたっぷり浴びて、ほんと気持ちよさそう。


(撮影機材:EOS-80D EF70-300mm SPEEDLITE430EXV-RT )
posted by やまかます at 21:30| とり

2020年02月10日

スズメのお宿は、クヌギ?

チュンチュンチュン♪、今朝も騒がしい、スズメのカップル達。

中でも2組が、クヌギマンションにご執心のようだ。
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クヌギは庭の西側にある幹周りが抱え切れないほどの大木で、6年前に切り詰め、台場クヌギにしたもの。
朽ちた枝の根本が空洞になったところが二箇所あって、そこが営巣場所候補になっている。

空洞に潜り込んでは嘴で掘削作業を続けている。この作業を番いが交替で行う。
他のカップルがやってくると、自分たちの縄張りを守ろうとして争いに転じる。

拡張工事はゆっくりとしか進まないが、春までに巣場所が完成できるだろうか。

昔、日比谷公園でイチョウの大木のうろに営巣しているスズメを見たことがある。
スズメは様々な隙間空間を巧みに利用することでよく知られている。

メジロはナナミノキの梢に潜り込み、虫やクモなどを丹念に探している。
キンカンもお目あての一つだ。
メジロ-2100028.jpg

忙しく動き回る束の間、羽毛の手入れも入念に行っていた。
メジロ-2100156.jpg

posted by やまかます at 20:26| とり

2020年02月09日

スズメのお宿

唐沢孝一 著『スズメのお宿は街のなか』(中公新書)を読んだのは、30年前。

毎朝、スズメのカップル6組が賑やかだ。
何とか家屋の隙間に営巣場所を確保しようと、躍起になっている。
スズメ-2490.jpg


人に寄り添うように暮らしているスズメ。
しかしどうやら、都会と田舎では微妙に性格が違うように感じる。

例えば、庭の餌台だが、我が家のスズメたちは一切、餌台に寄り付かない。
かつて住んでいた東村山市のアパートのテラス餌台では、スズメが盛んに来ていた。
『スズメのお宿は街のなか』でも、都会の餌台には真っ先にスズメが来る、と書かれてあった。
スズメ-2495.jpg

午後になると、ピタリと静かになる。
スズメたちはどこか田畑や厩舎など、採餌場に移動するようだ。

さて、午前中、都城市の公園に赴き、鳥の観察。久々に昼は外食をする予定にして嫁さんも同行。
先週気に掛かった鳥の行動を確認するつもりだったが、確認できた上に、
ベストポジションから狙っていたシーンの撮影もできた。これは嬉しかった。

夕方、仕事部屋の北側、道路沿いに植えてあるクヌギの伐採を行った。
昨日に引き続き、今日は2本目。一本処理するだけで疲れるので、一日、一本と決めていた。
5年前に苗木を植えたクヌギだが、屋根の高さを超えたので、屋根より低く切り詰めることにした。
枝が道路にはみ出るのも困る。書けば簡単なようだが、脚立に登っての作業は結構、しんどい。
体を幹に固定するハーネスなどを使えばいいのだろうが、そこまでの準備ができていない。
幹に左腕でしがみつき右手でノコギリを使うので、20センチほどの幹を切断するにもかなり時間を喰う。
切る角度も水平方向だし。

切った幹上部が道路側に倒れないことを、事前に目測で検討をつけた。
幹の伸び具合、枝の張り具合から、倒れる方角を予測するのはそう難しくはないが、
実際にノコギリで三分の一ほども切り進めば、どの方角に倒れるか正確に予測がつく。目測が正しかったことを確信してからさらに頑張る。
足場が悪い脚立の上では、チェンソーは使わない。

切り倒した幹や枝の地上での切断には、チェンソーを使う。切る量も半端でないので、
ノコギリを使っていてはシンドイどころでは無い。
まるで喘息に掛かったように、チェンソーの調子が悪い。
つくづく、もう内燃機関の時代は終わったのだ、と感じる。高所で扱うにも電動チェンソーのほうが優っている。



posted by やまかます at 21:51| とり

2020年02月08日

花に夢中、メジロ

朝、犬の散歩も終点に近づいた頃、賑やかなメジロの囀りに足を止めた。

今ちょうど満開のウメの梢に一羽のメジロがいた。
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少し離れたところからもメジロの囀りの応答がある。つがいだろうか。
相方はどこで何をしているのだろう?

無数ある花の一つ一つに嘴ストローを差し込んでいるのだから、忙しいことこの上無い。
腹一杯になるほど蜜が吸えるとは思えないが、一体どんだけの蜜を吸えているのだろう?
メジロと梅-2412.jpg


家に戻ると、私の顔をかすめるようにして飛来したメジロが、咲き始めたばかりのアセビの花の蜜を吸い始めた。
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このあと、メジロはキンカンに移動したけど、ヒヨドリがキーキー騒ぎながら追い立てにやって来た。
私がキンカンのそばに立っているのに関わらず。
メジロは逃げ去ってしまったが、人よりヒヨドリの方が怖いようだ。

モズは営巣場所に頻繁に出入りしていた。


(使用機材:EOS-80D EF-s55-250mm ストロボ)
posted by やまかます at 14:08| とり

2020年02月03日

ヒヨドリとクワエダシャク

庭に餌台を設置しているが、今はヒヨドリしか来ない。
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設置当初はメジロが来ていたのだが、やがてヒヨドリが飛来するようになって
メジロは完全に追い出されてしまった。ヒヨドリはメジロを見ると猛追して容赦ない。
そこまでしなくても、と思うが、彼らも必死ではあるのだろう。
まあそんなことで、ヒヨドリは嫌われ者になることもある。

毎冬、見ているけれど、クワエダシャク幼虫の姿は見飽きることはない。
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とくにこの場所の桑では毎年、クワエダシャクが育っている。
クワゴは年によって発生しないこともあるが、今冬は繭殻がいくつかぶら下がっている。
ささやかな楽しみを与えてくれる、大事な観察スポットには違いない。
posted by やまかます at 20:53| とり

2020年01月19日

メジロ

ビワの花はとっくに終わりかけだが、
メジロにとっては貴重な、花蜜の御馳走。
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クチバシを忙しく花に刺す最中、なにか虫らしきものを啄んだゾ!?

すぐそばで休んでいるムラサキツバメにしてみれば、ヒヤヒヤものだ。

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(撮影機材:OM-D E-M5 Mark2 + EF-s 55-250mm )
posted by やまかます at 18:28| とり

2020年01月04日

鳥と虫

先回りしてクヌギ林の手前で待っていると、狙い通り、エナガの群れがやってきた。
このコースはいつも通り。

横枝の下側に入れ替わり立ち替わりでぶら下げる。はて?そこにどんな獲物が?

影になって最初は判りづらかったが、クリオオアブラムシの卵塊があることに気付いた。
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エナガの採餌行動で教えてもらったようなものだ。そうか!そこにあったか。
でもエナガの啄み方は控えめで、三、四個も摘むとすぐ移動していた。

シジュウカラもエナガに釣られてやって来た。いただきま〜す!
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クリオオアブラムシの卵が鳥の餌になっていることを、直接観察で確認できたのはこれが初めて。
撮影についてはまた出直しだ。

今日は風もなく快晴で、気温も13度を超えた。
近所の路肩にシロバナタンポポが咲いていて、ふと足を止めると、ベニシジミが吸蜜していた。
写真は携帯で撮影。
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庭のアブラナには、ヒメアカタテハが来ていた。
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午後1時から、「おねっこ祭り」の会場設営作業に加わったが、汗をかくほどではないものの、かなり暑かった。
posted by やまかます at 20:57| とり

2020年01月01日

令和二年 元旦

あけまして おめでとう ございます


午前7時、朝焼けに染まる、霧島山
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新年、初撮りは、うちの林にやって来た、エナガたち。
空には雲一つ無い。
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エナガはこちらがじっとしていれば、すぐそばまで寄ってくることが多い。
追いかけると当然嫌がる。ので、群れの動きを読みながらゆっくり先回しながら、待ち受ける。

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梢から梢へと俊敏に移動しながら、クヌギの枝先で何やらしきりと啄んでいる。
その何やらを知りたいんだけど、、、。
2020200101エナガ-8710.jpg

1/5000のシャッター速度でも、飛んで加速するとブレてしまう。
3枚目の写真はギリギリ、フレームの端に収まったので、かなりトリミングしてます。

本年も、よろしく おねがいします


(撮影機材:EOS-5D MarkV EF70-300mm ストロボ430EXV-RT )
posted by やまかます at 13:37| とり

2019年12月30日

ニュウナイスズメ

もちつき機を使って餅をついた。ついた餅米は5キロ弱。
家族4人が正月に食べる量としては充分だろう。

三日前の夕方、犬の散歩で林を下っていたら、足下にニュウナイスズメが転がっていた。
もちろん死骸であったが、先を歩いていたチョロが気づかなかった。
老化のため嗅覚も鈍っているのだろうか。

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ニュウナイスズメは本州中部以北の明るい林で繁殖する留鳥だ。

私が初めてニュウナイスズメを見たのは25歳の頃で、5月の北海道だった。駒ヶ岳の麓で、森に掛けてあった巣箱で営巣中だった。それ以降、ずっと出会う機会はなかった。
ところが数年前、自宅近くの公民館の桜でスズメを撮影していたのだが、後からニュウナイスズメが混じっていたことが判明した。それが30数年ぶりで二回目の再会。

今回三度目の出会いは残念がら死骸ではあったが、うちの林にも来ていたことが明らかになったので、
今後の出会いにも期待が持てそうだ。
今回の死因については、目立った外傷も見当たらず不明である。


posted by やまかます at 22:15| とり

2019年11月20日

シロハラ、受難

雲一つない、朝。
朝日を浴びて赤く染まった、霧島山
このところ、新燃岳の火山性地震が頻発していたが、さて噴火活動に繋がるのだろうか。
桜島は相変わらず噴煙を出し続けているが。
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正午近くには山容が霞んでしまった。


果実をいっぱい付けていた、イヌビワ
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カチカチの硬い果実。

夕方、洗濯物を取り入れている時、足元にシロハラが転がっていた。
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リビングの南向きのガラス窓に衝突して死んだようだ。
すでに死後硬直が始まっていた。
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窓ガラスに鳥が衝突する事故は、これまでにも数多くあった。
シロハラはこれで3羽目だろうか。
ぶつかり方によっては、脳震盪でしばらく動けない程度で済む事もある。
どうやら今回は、私が留守にしている間にぶつかったようだ。事故った時には結構派手な音がするので、
在宅していればまず気付かない事はない。

posted by やまかます at 21:25| とり

2019年10月10日

アケビとメジロ

午前6時、朝焼けに染まる霧島山。
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EOS-5D Mark3 EF24-70mm F4L IS USM


お隣の果樹園のアケビ果実に、メジロが来ていた。
メジロ-7861.jpg

EOS-5D Mark3 EF70-300mm F4-5.6L IS USM

茂みに隠れた果実から啄ばんでいて、かなり警戒心が強い。
どうやらここ二、三日前あたりから、啄ばみに来るようになったようで、高い梢の果実のいくつかの果肉がすっかり食べ尽くされていた。

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EOS-80D EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM


ジュズダマの葉は、ツチイナゴの好物の一つだろう。
緑色、褐色、両型の幼虫が多数、陣取っていたが、一頭だけ、羽化直後の成虫もいた。

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OLYMPUS E-PL2 M ZUIKO DIGITAL 12-50mm EZ

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OLYMPUS E-PL2 M ZUIKO DIGITAL 12-50mm EZ
posted by やまかます at 20:58| とり

2019年08月03日

夏のはやにえ

モズがはやにえを立てるのは、秋から冬にかけてが多く、
春や夏には少ないと言われている。

今日は宮崎市内の叔父宅にお邪魔して、帰り際に裏の菜園を覗いてみた。
アブラゼミとクマゼミの数が半端でなく多く、都城市や三股町の生息状況からすれば、まさに月とスッポン。
宮崎市内での両種の個体密度の高さは、人社会の人口密度と比例しているようにも感じる。

さて、狭い菜園に踏み込むと一斉に乱れ飛ぶセミ、セミ、セミ。
羽化殻もウジャウジャ、取り放題。お土産にたくさんいただいた。
クマゼミP8030006.jpg


11年前、この菜園でビワの実生を掘り起こした時にクマゼミ幼虫がすぐに出てきて、こんなに簡単なの、
と拍子抜けした記憶もある。

で、なんとなく嗅覚というか、目線が働いて見上げた枝先に、
クマゼミの腹部が突き刺さっていた。
クマゼミハヤニエP8030003.jpg

これはモズのはやにえ、であろう。
場所は目線より少し高い、ナワシログミの枝先だった。

唐沢孝一『モズの話』(北隆館)1980、の
はやにえ動物リストには、アブラゼミ、クマゼミ、ヒグラシ、が上がっている。
夏場のはやにえは葉陰になって見つけにくいこともあるのだろうが、
丹念に探せば意外と見つかるものかもしれない。
今日見つけたナワシログミは、樹勢が衰え葉を落として枯れ枝ばかりだったのが幸いしたのだろう。

モズにとっても、刺したい衝動を駆り立てる枯れ枝だったに違いない。



(撮影機材:OLYMPUS μ Tough-6020
posted by やまかます at 20:21| とり

2019年04月20日

モビング

只事ではない、という騒ぎ方。
いや、いつもの喧騒どころではない。


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育雛で忙しいスズメ夫婦たちがこぞって集結し、見つめる視線の先には何かある。

私が近づいてもすぐには逃げようとしないのも、逼迫した事態を物語っている。

「ははあ〜ん、これはアレだろうな」」という直感は的中。

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アオダイショウがヌルリと姿を現した。
体の模様からよくマムシに間違えられるが、これはアオダイショウの若い個体。
アオダイショウがいたクヌギは、スズメ達が営巣している巣箱から4メートルほどの距離。
ここまで巣場所に近いと、スズメ達も黙ってはいられまい。
撃退する術がないにしても、騒いで必死に抗議する姿は、やはり子の親である。


近所のサクラにナナフシの幼虫が多数ついていた。

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ナナフシの子らを守ってくれる親は、すでにいない。
運次第で生き残れるかどうかが決まる。
posted by やまかます at 20:42| とり

2019年03月25日

ボロボロ

アブラナの果実(長角果)はまだ未熟で青いのだけど、ボロボロになっているのが目立つ。
これは、一体だれのしわざ?

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コロコロ、ビ〜ン♪、と囀りのあと、パラパラと菜園に降りて来たのは、カワラヒワ達。
ハハア〜ン! やはりね。

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カワラヒワ♀

果実が完熟して種子が弾ける直前まで、待ちきれないのかなあ?

そう言えば、弾け始めた完熟のアブラナ種子を啄む様子を撮影したのは、3年前の5月はじめ。
その時は小豆色の種子を次々とほおばっていたのだけど、
今の時期だとサヤを割り開くのも一苦労。強引に引き千切るようにして啄ばんでいる。

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カワラヒワ♂
完熟した種子に比べて、青い種子のお味は如何?
まあ、味はともかく、嘴でくわえたままグイン、グインと頭を振り乱すようにして食べる様は、
ちょいと狂気じみているというか、人間に例えるなら物凄い形相に見えてしまう。


前にも書いたけど、玄関前の睡蓮鉢にはコセアカアメンボが1頭だけ佇んでいる。
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最初に見つけて翌日には「あれもう居なくなったの?」と思いきや、
夜や気温の低い時には、ヒメコウホネの葉っぱの軒下に退避していることが、後になってわかった。

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posted by やまかます at 21:29| とり

2019年02月26日

カップル

昨夜から霧が立ち込めていた。
今朝はさらに濃く、場所によっては視界が5メートル程度。

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犬の散歩はいつもより遅め。今日は平日だけど、私以外の家族みんな休日。
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エノキの梢で交尾していた、カワゲラ目の一種。
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すぐ近くでシジュウカラやウグイスがよく囀っている。
うちの屋根ではスズメのカップルが3〜4組、これまた朝からチュンチュンと騒がしい。

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巣箱は5箇所に掛けてあるが、満室状態。

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来月、山口市に行くことが確定
草バッタ売りのおじちゃんに、また会えるかな?

posted by やまかます at 22:00| とり

2019年02月11日

いただきます!

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花壇のそばでミミズを捕らえて、パクリ!

地面では飲み込まず、一旦止まり木に戻った。

1日にどれくらいの餌を食べているのだろう。朝から晩までずっと張り付いて見ていたいけれどね。
どんな獲物を捕らえているのか知りたいから。

すっかりお馴染みになったモズのオスだが、もうお相手も、営巣場所も決まっている頃だろうか。
しかし、まだメスのねだり鳴きを聞いていないなあ。

朝からどんより曇っていて光量が全然足りない。感度をISO1600に上げてもシャッター速度は1/320。
これではモズの敏捷な動きは完全にブレてしまう。


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先週末頃、産卵したようだ。ヤマアカガエルの卵。
休耕田の水溜りだけど、ここはいづれ干上がってしまいそうで気になる。
posted by やまかます at 23:31| とり

2019年02月09日

なわばり

モズのオスが、庭で狩りをしていた。
樹上から地面を丹念に見下ろしては、狙いを定めて急降下。

クヌギからケヤキに移動して、最後には三脚の雲台に。

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三脚は3年前から定点撮影のためにずっと野晒しになっている。
スリックの小型三脚で、買ったのは38年前。
愛媛県、松山市大街道のキタムラカメラだった。

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三脚を買った当時からモズを意識して観るようになった。

松山の実家周辺にはモズが多く、庭でもよく営巣していた。モズは手で触れることができそうなくらい近くて、馴染みのある鳥だった。
幼少の頃、ハヤニエを教わったのは父からだったが、その記憶はいつまで経っても色褪せないから不思議だ。
posted by やまかます at 23:17| とり