2023年01月26日

カマキリの受難

三股町

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     EPL-1 LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8  (2010年4月16日、撮影 自宅庭にて)

カマキリオナガコバチ-160365.jpg
EPL-1 LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8 (2010年4月16日、撮影 自宅庭にて)

一昨日、カマキリタマゴカツオブシムシに寄生されたハラビロカマキリの卵しょうのことを書いたばかりだが、もし仮にカツオブシムシの寄生産卵から逃れたとしても、まだその先にいくつもの天敵が待ち構えている。

その一つが、今日の写真のオナガヤドリコバチの一種(数種類がいるようだ)で、写真は4月上旬、越冬明けの時期に寄生産卵している場面。
もう少しで孵化を目前に控えながらも、こうして別の命に置き換わってしまう運命だ。

ハラビロカマキリは毎シーズン、カマキリの仲間としては一番多く見かけるけれど、卵から成虫まで無事に成長できるのはほんのごく一部のようだ。もちろん、オオカマキリや他のカマキリたちの事情もほぼ似たようなものだろう。
posted by やまかます at 21:57| カマキリ

2022年12月10日

小さなチェリーとオオカマキリの産卵

三股町

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
先日見つけておいたクロヒカゲ幼虫のチェックをしていると、すぐ目の前に、ヤブコウジの赤い実が並んでいた。
地面スレスレに他の草に隠れてあるのはいかにも控えめで、この実を鳥たちが啄むことがあるのだろうか?と気になった。

ヤブコウジ-1060771.jpg
     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

ムラサキツバメ-1060784.jpg
     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

昨日のムラサキシジミに続いて、今朝はムラサキツバメが吸蜜にやって来た。
撮影しているうちにホウジャク類が割り込んできたけど、ムラサキツバメは動じることなく蜜を吸っていた。

ムラサキツバメ-1060779.jpg
     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

飛んだ瞬間、ムラサキツバメの性別はオスとわかった。

ムラサキツバメ-1060844.jpg
      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

今年の10月はじめころ、台風一過で葉っぱが傷んでしまったツワブキを根本から全部刈ってみた。
すると新たに芽生えて見る見るうちに大きく育ち、葉っぱは小ぶりながら数を増やして密になり、花茎も次々と立ち上がって今は花盛り。刈り込みをしていないツワブキより艶もあってしっかりとした株立となった。咲き始めも遅れているのでこの先まだしばらくは花を楽しめそうだ。
そのツワブキを俯瞰気味に撮影してみた。
ツワブキ-1060902.jpg
     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

昨日オオカマキリのメスがいたツワブキが上の写真で、今朝もツワブキの根本からノソノソと這い上がってきて日光浴をしていたが、しばらく目を離しているうちに、ツワブキの花茎に産卵を始めていた。
オオカマキリ-1060951.jpg
      OM-1 LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH FlashQ G20U
posted by やまかます at 18:06| カマキリ

2022年11月21日

辛いか甘いか?


自宅林
マムシグサ-3212878.jpg
     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

霧の濃い朝だった。

マムシグサ-3212910.jpg
     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

マムシグサの実が啄まれている。シロハラのしわざだろうか。
まだ完熟とまでは言えない実だけど、大丈夫なんだろうか。

マムシグサ-3212911.jpg
       OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

オオカマキリ-3213232.jpg
       OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

昨年、卵のうがたくさん見つかった場所で探してみれば、狙い通りにオオカマキリのメスが見つかった。
最初は通り過ぎてしまったのだけど、なにやら視線を感じて振り向けばそこにいたわけで、ちょっと危うかった。
お腹の膨らみ具合からして、このさき産卵も行えそうだ、


一昨日(19日)、宮崎空港に到着後、JRの切符を買ったのだけど、改札口での検札はなく、自宅の最寄駅「餅原駅」は無人駅で、ここでも下車後の検札はなく、結局、買った切符はポケットに入れたままだった。

それとわかっていたらキセル乗車する乗客もいるだろう。もっとも、空港駅での乗客は3名だった。
いやしかし、切符売り場にはAI顔認識システムがあって、買った切符と下車駅の付合が監視されているかもしれないということも今の時代に無いでもない。(無いと思うけど)
空港から二駅目の南宮崎駅で乗り換えがあり、餅原駅までの所要時間は1時間以上かかる(単線のため、待ち合わせ停車も何度かあるため)。
空港から高速バスを使えば半分の30分。しかし、土日は午後6時台のバス便がなく、JR電車を使うしか移動手段がない。
飛行機の着時刻は午後5時45分で、5時35分発のバスには乗れなかった。今後、土日の帰着便の選択には気をつけたい。

posted by やまかます at 20:39| カマキリ

2022年08月28日

真夏の羽化

午前10時14分
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        OM-1  M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U

庭でオオカマキリのオスが羽化を終えて休んでいた。
体色はまだ薄く体も柔らかい。

午後2時30分
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        OM-1  M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U

ツマグロオオヨコバイの羽化は午前中の早い時間帯のことが多い。
写真の成虫はまだ完全には色付いておらず、羽化したのはおそらく正午前くらいではないだろうか。

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         OM-1  M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U

大きめの「ホワイトリップ」は、ちょうど腰の高さくらいの幹表面に付いていた。
このしわざのヌシは、拙著『虫のしわざ図鑑』(少年写真新聞社;2020)に載っている。
ヒントとしては、虫ではない、生きもの。
意識して近所の公園や神社などで探してみれば、場所によっては次々と見つかることもある。



posted by やまかます at 20:03| カマキリ

2022年08月20日

カマキリの季節

謎の行動
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         OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U

オオフタオビドロバチが獲物(メイガ類幼虫)をしきりと噛んでいた。
麻酔を打ち直す行動はたまに見るけれど、この行動は何だろう?
このあと育児巣に持ち帰ることなく、ポイッと捨ててしまった。

オオカマキリ♀
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        OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U

オオカマキリハラビロカマキリ成虫の姿を目にする機会が増えてきた。

ハラビロカマキリ♂
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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U


一昨日の午後8時半に撮影した、カヤキリのオス↓
前翅を震わせて鳴いていて、擦り合わせる左右の発音器の様子もわかる。

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       OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO FlashQ G20U+SB-30

昨日の午後6時半に撮影した、カヤキリのオス↓
自然光を活かした日中シンクロ撮影なので、激しく動かす前翅の動きを表現できた。
上写真の夜間の暗闇では、LEDライトなど定常光をメインライトにするか、それとストロボを合わせて使うと動体表現ができる。
カヤキリ-1041895.jpg
            OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO  GODOX TT350
posted by やまかます at 18:16| カマキリ

2022年08月12日

緑色型

先月から飼育していたオオカマキリ終齢幼虫は今月に入ってすぐ羽化して成虫となった。
そして今日の午後、庭を歩いている新成虫がいた。飼育では餌を絶え間なく与え続けたけれど、そのことで羽化を早めるほどでもなかったようだ。

今日いたオオカマキリ、メスとしては少し小ぶりの緑色型。
羽化してまだ日が浅いのだろう、胸部を摘むとクニャリとひしゃげるほど柔らかい。

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U
posted by やまかます at 21:25| カマキリ

2022年07月31日

真夏のカマキリたまご


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OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

今日も降ったり止んだりとはっきりしない空模様。陽射しは出ても10分と保たない。
蒸し暑いなか、ポンポンダリアにアゲハのメスが来ていた。

0731コガタ-7310674.jpg
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO FlashQ G20U

庭で継続観察しているコガタスズメバチの巣は日に日に拡張されている。
巣のすぐ手前にシダが伸び上がって来たが、出入り口から少し離れているせいかワーカーは知らんぷりだ。
出入り口のすぐ前に伸びていた茎はすぐさま噛み切られていた。

今回からストロボは小型のFlashQ G20Uにしている。
光量は小さくても照射角度を選べるのが良いところで、巣の近くに設置してカメラに取り付けたトランスミッターで発光させる。カメラにストロボを取り付けたのでは正面からの単調なライティングになってしまい巣の立体感も弱くなる。

ヤマトアシナガバチ
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OM-1 LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH FlashQ G20U

カメラだけを巣の直下まで差し入れて撮影してみたが、さすがに刺されたくないので少し腰が引けている。
もっと寄れるレンズなので、明日は再挑戦してみようと思う。刺されない対策を講じて。

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OM-1 LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH FlashQ G20U

家庭菜園のキュウリの葉に、サツマヒメカマキリのものと思われる卵のうがあった。いつの間に産んだのだか、現場に立ち会えなくて残念。

日本産カマキリたちの多くは秋に産卵して卵で冬を越すというのがほとんどだから、夏に産卵するサツマヒメカマキリはかなり変わり者と言える。しかも幼虫(終齢)越冬。
posted by やまかます at 19:43| カマキリ

2022年07月28日

若いカマキリ

数日前にウバユリが開花していた。

二株並んでいたが、画面右にあった株は台風の影響で大きな枝が折れて落下し、その下敷きになってだいぶ前に蕾が枯れてしまった。

家屋などには全く被害がなくても、林の樹々では弱ったりして脆くなった枝が結構な数、落ちる。
中には直撃を受けたら只事では済まないようなでっかい枝が転がっていることもあり、強風の日には林内に立ち入らないようにしている。
風が止んでも油断はできない。台風一過、晴れたので林の様子を見に降りたところ、目の前にドッスン!と丸太のような枝が落ちてきたこともあった。

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OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U

オオカマキリの幼虫たちは終齢かその一歩手前くらいのステージになった。ここまで生き延びて、あともう少しで成虫になる日が近い。すでに新成虫がいるかもしれないが、多くは来月に入ってからだろう。
緑色型と褐色型の終齢幼虫を1頭ずつ飼育中で、毎日せっせと餌を差し入れているけど、急かしてもそう思い通りにはならない。腹部はパンパンに肥えている。

0728オオカマキリ-7280551.jpg
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

今朝、日陰の草むらで獲物を捕まえたばかりの幼虫がいた。
鎌脚で押さえ込んでいたのはマメコガネだった。

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OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO (トリミング)

お尻から齧ろうとしていたが、甲冑のような体に歯が立たないようだった。じゃあ、脚の先から齧るかなと見ていたら、そこもやはりうまく咀嚼できないでいた。何度もお尻にかぶりついてはいたけど、そのうちにプッツン!と、
マメコガネは弾き飛んでカマキリの手から離れて行った。
カマキリが投げ捨てたのか?それともマメコガネが後ろ脚でキックしたのか、一瞬のことでわからなかった。
形(なり)はオオカマキリだけど、やはりまだそこは幼虫(こども)。大顎の力も成虫ほどは無いようだ。
posted by やまかます at 21:13| カマキリ

2022年07月18日

姫カマキリ?の幼虫

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

アオスジアゲハも吸蜜に来ていたが、ヤブガラシの花にモンキアゲハが来ているのは初めて見たような気がした(記憶違いかも)。写真はメス。

しばらくして、日陰のクマイチゴで休止していた。

0718モンキアゲハ♀-7180085.jpg
 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO


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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

オオカマキリの幼虫は終齢になったものが増えてきた。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO


タラノキに逆光で小さなシルエットがチラッと目に入った。自分でもよく気付いたなあ、と思う。

この時期にステージが終齢ということは、ヒメカマキリの幼虫ということだろうか。それともサツマヒメカマキリなのか?
こんな遅い時期までサツマヒメカマキリの越冬幼虫が残っているというのも考えにくいのだが、、、。

2週間前の今月4日、サツマヒメカマキリ♀が飼育下で産卵していた。
飼育と言っても数日間ケースに取り込んでいただけなので、産卵の時期はほぼ自然下と見ていいだろう。
4日に産み落とされたその卵はまだ孵化していない。

5年前の同月同日、2017年7月4日に産卵されたサツマヒメカマキリの卵のうが、3週間以上を経て、7月31日に一斉孵化したという手元の記録がある。

0718ヒメカマ幼虫-1039885.jpg
 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

posted by やまかます at 20:15| カマキリ

2022年07月04日

台風4号

三股町

台風の影響で雨が断続的に降り続いている。
買い物ついでに参議院選挙の期日前投票に出向いたら、ちょうど雨脚が激しい時間帯に重なってしまった。

気温は25℃前後で過ごし易い。湿度もさほど上がらず。
雨脚が弱まるとナガサキアゲハ、キアゲハ、モンキチョウなどが庭を飛び交っていた。
オオカマキリの幼虫が雨の中、獲物を狙っていた。体長4pほどまで成長している。この褐色型の幼虫が成虫になるとそのまま褐色型になるのかやはり気になる。

0704オオカマ-7046255.jpg
 OM-D E-M1X  M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20

それで数日前から、緑色型と褐色型の出来るだけ大きな幼虫を選んで飼育を始めている。餌やりが大変なので各型1匹ずつ。網かごに入れて屋外に吊るしてあるが、台風のこともあって室内に避難させている。できるだけ屋外の自然に近い条件下で成虫になってほしい。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

キタキチョウの交尾カップルがいた。
メスは翅がかなり傷んでいて、飛ぶときは色鮮やかなオスがメスを吊り下げた格好で羽ばたいていた。
posted by やまかます at 21:36| カマキリ

2022年06月29日

死にまね上手のカマキリとは

三股町

午前8時
仕事部屋を出てすぐ、目の前にクロヒカゲが着地した。まだ羽化して間が無いのだろうか翅がしっとりとして、それに警戒心が薄い。傍であれこれ撮影アングルを選び姿勢を変える動作をしてもまったく動じない。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14

カマキリに必ず会えるヤマアジサイ。今朝もオオカマキリの幼虫がジリジリ照りつける陽射しの下、じっと獲物を待っているようだ。
0629 オオカマ幼虫-3297582.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

飛翔して家壁にぶつかりそうになって、そこをすかさず手のひらで掬い受けたら、そのまま死にまねでデンぐり返った、サツマヒメカマキリのメス。脚を縮めたまましばらくは動かない。お腹の膨らみ加減からして、すでに一回くらいは産卵しているように思えた。
0629 ヒメカマ-3297545.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

お休みタイムのシュレーゲルアオガエル
満腹のご様子。
0629 シュレーゲル-6297783.jpg
 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14

午前中は室内撮影と画像処理の作業。午後から下の池でカワセミ撮影の段取りだったが、思いの外室内作業に手こずってしまった。カワセミの撮影は急遽、中止としたけれど、午後から屋内は熱がこもってとても暑い。外の木陰の方がずっと涼しいので逃げ出したい気持ちにもなる。

0629 夏空-3297587.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

午後4時過ぎ、今日の予定作業を終えて外に出てみれば、エノキの高い樹冠をキラキラ輝きながら、タマムシが飛んでいた。高さ10mはあるので飛翔する姿の撮影はうまくいかなかった。まあできれば目線の高さで撮影できる条件の場所でチャレンジしたいが、今夏は自宅から離れたフィールドに出掛けているゆとりがない。自宅フィールドで仕事をしていることがほとんどだ。

タマムシがビュンビュン、飛び回っているエノキ
目視できたのは2頭だったが、ゴマダラチョウやカナブンも梢を掠めるように飛んでいた。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

posted by やまかます at 21:14| カマキリ

2022年06月21日

紫陽花で、気に掛かることとは

三股町

ヤマアジサイを覗いていると毎日のように、オオカマキリの幼虫に会える。

写真の幼虫は大きさからして、4齢だろうか。だとすると成虫になるの(羽化)はまだまだ先になる。
褐色型の幼虫が成虫になっても褐色型になるのかどうか、確認したことがないのも気に掛かる。

0621オオカマキリ-6206458.jpg
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

ドウガネブイブイも必ずいて、葉っぱを暴食している。かじったところからドス黒いあくのようなものが滲出して固化しているのも気になる。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO Flash Q20U

キマダラカメムシは様々な植物に卵を産んでいるが、さてアジサイ類はどうだろうか?
あんなにいろんな植物に産んでいて、それでもちゃんと幼虫は全部育っているのだろうか? それも気に掛かる。
写真のメスはこの後飛び去ってしまったが、葉っぱめくりはまだ行っていない。

0618キマダラ-3187114.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
posted by やまかます at 22:11| カマキリ

2022年06月19日

曇りのち雨

三股町

ポチ、ポチ、ポチ、、、小さな雨粒が落ち始めたころ、頭を左右にゆっくり振ってから飛び立ったゴマダラカミキリ♂。
好物はユズの枝で、今日もカップルが来ていた。

0619ゴマダラ-6196153.jpg
 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO プロキャプチャーモード

玄関前にいたサツマヒメカマキリ♀。
産卵はもう少し先だろうと思う。 敏捷に飛び移る瞬間を撮り逃したのは残念。

0619サツマ-6196332.jpg
 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

今日も近場まで出向いては食事をし、食事を終えたら台座に戻る、ということを繰り返していた、リンゴドクガ幼虫。大きさからして終齢かと思うけどどうだろう。

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO Flash Q20U
posted by やまかます at 20:18| カマキリ

2022年04月15日

待ち伏せ、ふたたび

三股町

昨夜、台所の勝手口のすぐ外で、ジィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪、ジィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪
と、派手な鳴き声を放っていたのは、シブイロカヤキリのオス。
草藪に紛れて音はすれど姿はなかなか見つけにくいが、写真のオスは植木鉢のヘリで鳴いていたのですぐにわかった。
このところ毎晩、家を取り囲むように庭のあちこちから、オス達の演奏が賑やかだ。

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8 Nikon SB-30

サツマヒメカマキリ幼虫の居場所について、落葉の危険性を危惧していたところだが、
今日の夕方になってイチイガシを見てみれば、若葉の方へ移動していた。
なるほど、ここなら隠蔽効果は抜群のようだ。

0415サツマヒメ-3150088.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8

腹部が肥えた上に、よく見ると翅芽が色づいてきた。
羽化に向けて順調に成長しているようだ。

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8

都城市 早水公園

午前中、気温は上がって車外温度計は27℃となっていた。
アオスジアゲハ、ナガサキアゲハ、そして、池ではギンヤンマが悠然とパトロール飛翔していた。

カワセミのオスは朝の水浴を何度も行った後、羽繕いの仕上げを念入りに。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

posted by やまかます at 20:16| カマキリ

2022年04月14日

待ち伏せ

三股町

イチイガシの梢でずっと落ち着いている、サツマヒメカマキリ幼虫
明らかに腹部がポッテリと肥えている。
この場所で、そこそこ獲物にありつけていることは先日にも目撃しているし、虫やクモ類などの出入りは多いように思える。
いたずらに動き回るより、じっと獲物を待ち伏せすることで余計な体力の消耗を抑えているのだろうか。

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8

で、少し離れた梢では、ワカバグモの死骸に食らいついている、ヤマトシリアゲのオスがいた。

ところで気になるのは、イチイガシの若葉が展開する一方、古い硬い葉は次々と落葉している。
サツマヒメカマキリ幼虫が常駐する場所はいづれ落葉するであろうその古い葉にこだわっているようだ。したがって、足場としてはいかにも危ういようにも感じる。ハラ〜リと葉っぱごと地上に落ちてしまいかねない。もっとも、身を潜める場としては、古い汚れた葉の方が隠蔽効果は高いと思えるが。
そこで、じゃあ明るい若葉に潜んでいる幼虫はいないものかと、あえて探してみたけれど今のところ一頭も見つかっていない。

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カラスノエンドウの花外蜜腺で吸蜜していたのは、キボシアシナガバチの女王のようだ。花には一切関心を示さず、蜜腺を求めて次々と飛び移っていた。

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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO MC-14

クヌギにいるヤママユ1齢幼虫、3頭のうち2頭は脱皮休眠に入っていた。

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8

posted by やまかます at 21:24| カマキリ

2022年04月09日

サツマヒメカマキリ幼虫の狩

三股町

自宅林
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

ケヤキ
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

ナルコユリの花蕾が目立ち始めた。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

池横のイチイガシで再び、サツマヒメカマキリ幼虫を見つけることができた。越冬場所から1メートルほど離れている。
昨年からずっと継続観察していた個体ではないだろうか。
グイッとお尻を前に反り曲げた独特なポーズでこちらをじっと睨んでいたが、そのうち小さな甲虫が通りかかると、素早く捕らえ食べ始めた。幼虫が狩をするところは初めて見たような気がする。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

下の谷津田では、チガヤの枯れ原を跳ねるように低く舞う、ギンイチモンジセセリがいた。4頭を確認できた。メスを探し飛ぶオス達で、時々、枯れ草の上で翅を休めていた。

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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO MC-14

まだ飛び方が弱々しい、アサヒナカワトンボのメス。高く舞い上がっても翅をV字型にしてスーッと下降しては草に縋るように止まっていた。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO GODOX TT350

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posted by やまかます at 19:46| カマキリ

2022年03月28日

サツマヒメカマキリ幼虫の今日

都城市 志和地

思いがけず朝は雨が降っていて、予定していた観察会は一旦は延期となったのだが、
児童館図書室で子供たちの撮った写真展示の鑑賞会を行っているうちに、空が明るくなってきた。
そこで、時間を繰り下げて午後から観察会を行った。

スジグロシロチョウがポツポツ、飛んでおり、オスを捕らえた女の子が、

「レモンのような良い匂いがする!!」と他の子にも匂いのお裾分けをしていた。

匂いの体験は他にも、ユミアシゴミムシダマシ(ニンニク醤油 or 朝鮮人参)、
クサギカメムシ(パクチー)、アトモンアオゴミムシ(看護婦さん or 病院の香り)、など。
いづれも特有の香りに、子供たちの反応もそれぞれだった。

土中に半分埋もれた根の腐朽部から掘り出された、カブトムシの幼虫。
過密なためか痩せて小柄な幼虫が多い。
これも子供たちが積極的に見つけた穴場だった。カブトムシに混じって、ノコギリクワガタの幼虫もいた(写真画面中央右端)。

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  E-M1 MarkV  ED 8-25mm F4.0 PRO

三股町

イチイガシで去年から継続観察している、サツマヒメカマキリ幼虫は、距離にして20センチほど移動したものの、
その場に留まっている。近づけばこちらに頭を向け、反応はするので、いざ危険を察知すれば跳ね飛んだりするかもしれない。越冬明け後、この幼虫が羽化する5月後半までには、まだ一ヶ月以上もある。
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 E-M1 MarkV ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8



posted by やまかます at 19:32| カマキリ

2022年03月17日

サツマヒメカマキリ幼虫、動く

三股町

日中の最高気温が20℃を超える日が続き、イチイガシで越冬していたサツマヒメカマキリ幼虫に動きが見られたのは昨日のこと。とは言え、お隣の葉っぱに引っ越しをしただけだった。
そして、今朝にはさらにそのお隣の葉っぱに移動。本格的な始動とまではいかないまでも、いつでも動けますよという雰囲気が伝わってくる。いつもより近寄ってカメラを構える私を、幼虫はじっと見つめている。

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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

写真画面左がクヌギカメムシの3齢幼虫。脱皮直後でまだ色が浅い。
画面右に縦に3頭並んでいるのが、2齢幼虫。頭幅や触角の大きさの違いで2齢と3齢の違いがわかるが、肉眼ではわかりづらい。

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 OM-D E-M1X ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8 AUTO25 マクロフラッシュ STF-8

今春、庭でよく見かけるイタドリハムシ。例年よりはるかに多く、ナナホシテントウ並みかそれ以上の数を毎日、目にしており、逆にナナホシテントウがやけに少ない。
2007年から数年前までは、うちの庭や周辺でも全く見つからなかったのが不思議に思える。

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        OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

よほど空腹だったようで、レンゲ、アブラナ、ホトケノザ、カラスノエンドウ、と次々に巡って吸蜜していた、ルリシジミ

庭のレンゲは年々、全体的には増えているように思うが場所によって繁茂するしないの波があるようだ。
畳1畳分でもいいから密なレンゲ畑になって欲しいけれど、意外とまばらになりがちだ。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

台場クヌギの樹皮を崩しながら食事をしていた、コゲラ
後から調べてみると、腐食して朽木化した部分は柔らかいフレーク状になっており、中ではDiptera(ハエ目)の幼虫が育っていた。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

上の写真をトリミングしてみた↓
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posted by やまかます at 20:33| カマキリ

2022年03月04日

まだ動きません、サツマヒメカマキリ幼虫

三股町

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

どんどん開花し始めたツバキの花に、ヒヨドリとメジロが飛来するようになった。
メジロは身軽で、忙しく花蜜を吸っては次々と場所替えしている。
身軽ゆえ花弁にぶら下がるので、花びらが傷だらけになっている。つまりこれは、鳥のしわざ。

あえて望遠レンズで撮影している、サツマヒメカマキリ幼虫

近寄り過ぎると、頭をこちらに向けたり身じろぎしたりと刺激を与えてしまうので、できるだけ距離を置いて観察なり撮影するようにしている。またこの場所を通るときも、少し距離を置いて迂回するような気遣いもしている。
3月に入っても気温が低い日が続くけれど、春の兆しは確実に近づいている。
そろそろ、動きが出る頃かもしれない。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
posted by やまかます at 20:25| カマキリ

2022年01月14日

今日のサツマヒメカマキリ幼虫

三股町

午前8時20分
イチイガシで継続観察しているサツマヒメカマキリ越冬幼虫。
このところ、すぐに見つかるのは写真の1頭のみとなった。どうやら他の幼虫は移動したか、何らかの理由で姿を消したようだ。
サツマヒメ-1140181.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14

午前11時30分
メジロのつがいが仲良く毛繕いしていた。
窓ガラス越しだったのでガラスの写り込みが入ってしまった。
メジロ-2148814.jpg
 OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

都城市

午後1時40分
ダイサギエノキの梢に着地しようとしていた。
ダイサギ-1140204.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14

午後3時
霧島山
日中は寒さも緩んで過ごしやすかった。
15時霧島山-2148816.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
posted by やまかます at 19:38| カマキリ

2022年01月07日

チョウセンカマキリの卵のう

三股町

午前8時40分 公民館のイチョウ

イチョウ-2078644.jpg
        OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

公民館の角地にあったコブシの大木数本は切り倒されたが、イチョウだけは残った。

そのイチョウで囀っていた、ホオジロ♂。
ホオジロ-1070044.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS


谷津田を歩いていると、休耕田の枯れ草にチョウセンカマキリの卵のうがあった。
ちょうど目線の高さだったので遠目でも気付けたかと思う。
本作りで本種の卵のうが必要となり、懸命に探してもまったく見つからなかったこともあるが、探していない時に限ってひょっこり見つかる。まあそもそもオオカマキリほど多くはないけれど。

チョウセンカマキリ卵のう-2078649.jpg
  OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FL-LM3 影とり

昨年よりか冬鳥の姿が少ないなあと感じていたが、ようやく、シロハラやジョウビタキなど常連の顔ぶれが揃い始めたようだ。

シロハラ
シロハラ-1070149.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

羽繕いするジョウビタキ
ジョウビタキ-1070181.jpg

ジョウビタキ-1070193.jpg

ジョウビタキ-1070201.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
posted by やまかます at 19:36| カマキリ

2022年01月06日

危うい越冬場所

都城市 早水公園

アオサギの若鳥。
まだ若いせいか警戒心が薄く、人がすぐ傍を歩いても平気でいる。
写真は3メートルほどの距離から撮影。
アオサギ若鶏-1060450.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

狩りは失敗続きで場所替えを頻繁にしている。
アオサギ若鶏-1060595.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

地面のコンクリートとタイルの模様に紛れて安心できるのかな?
こちらも3メートルより近い位置で佇んでいた、ハクセキレイ
ハクセキレイ-1060484.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

三股町

イチイガシで越冬中のサツマヒメカマキリはほぼ毎日見ている。
一時は8頭を確認できたが、このところすぐに見つかるのは3〜4頭。
こんな場所ではいかにも不安定に見えるのだが、いや実際、風で飛ばされることもあるようだが、葉っぱの隙間などに潜り込むこともせず体を晒していることが多い。
サツマヒメカマキリ-3051576.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

午後5時14分
仕事部屋でパソコンモニターからふと窓に視線を移すと、ちょうど日没のタイミングだった。
午後5時14分-1060656.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
posted by やまかます at 19:40| カマキリ

2021年12月28日

動くサツマヒメカマキリ越冬幼虫

三股町

イチイガシとその樹下で、これまでに見つけたサツマヒメカマキリ越冬幼虫は8頭。
今日、ふたたび探してみると見つかったのは、5頭だった。他の幼虫はどこかへ移動したか、あるいは鳥にでも食べられたか。
今年の1月に、ジョウビタキ♂が幼虫を捕食するのを観察できたが、不用意に動いたりしたらまさにアウトだ。

幼虫が身を寄せる場所は枯れ葉や枯れくず、葉の萎れた部分とかで隠蔽効果はきわめて高い。
サツマ-280775.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

上写真を別アングルから見てみた。上写真では見事に背景に溶け込んでおり見る角度によっては発見が困難なことも多い。
じっと伏せているようでも、人が近づくと顔を向けてきたり、縮めていた前脚を伸ばしたりして反応することもある。
サツマ-280778.jpg


こちらは枝にピッタリ張り付いている。
サツマ-280772.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

よほど気温が低い場合を除いて、幼虫はけっこう動いている。
動くと腹も減るだろうから何かしらつまんでいるはずだ。その現場を是非見てみたいと思う。

自宅林を歩いていたら小鳥たちの張り詰めた鳴き声がした。
すぐに頭上を見上げてみると、オオタカの姿があった。

オオタカ-220224.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

昨日、タヌキため糞のすぐ近くにドバトの羽毛がたくさん散らばっていたが、おそらくオオタカのしわざだろう。
以前同じ場所でキジバトの羽毛が散らばっていたこともある。

午後5時47分、日没後の霧島山

霧島山-280787.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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posted by やまかます at 20:09| カマキリ

2021年12月27日

サツマヒメカマキリ、越冬場所のツボ!?

三股町

昨日、サツマヒメカマキリ越冬幼虫の4頭目を見つけたのは自宅林のイチイガシの樹下だった。

今日は飼育観察していた3頭を戻すことにした。
越冬中でも捕食するかどうかを見たかったのだが、アブラムシなど餌になりそうな小さな虫をケースに入れてみたけれど、3頭とも全く食べなかった。水はたまに飲んでいた。
越冬中、実際に捕食しないのかどうかはやはり野外で経過観察するしかないと思う。

3頭を戻す前に、他にもいるのではないかともう一度調べて見た。

まず昨日、棒杭にいた幼虫は今朝も同じ場所に留まっていた。というか、強烈な寒さで動けないのだろう。

これが改めて、4頭目。
サツマヒメカマキリ4-3271106.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350 

で、イチイガシの梢を見上げてまもなく、すぐに、5頭目が見つかった。

サツマヒメカマキリ5-3271111.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350 

これはいけるかも、と自信がついたところで、6頭目。

サツマヒメカマキリ6-3271118.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350 

ならばもっといるでしょう、、、、で、7頭目。

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350 

いやいや、それならまだいていいでしょう、、、、で、8頭目!

サツマヒメカマキリ8-3271135.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350 

8頭で打ち止め。 目が届く範囲はしっかり見たはずだ。
それにしても、同じイチイガシで8頭とは!!

例年、一冬に1頭でも会えればラッキーなどと思っていたが、もしかしたら探し方が足りなかっただけだろうか?
いや、サツマヒメカマキリ越冬幼虫探しの難しさは、彼らが頻繁に移動することにもある。
それと前にも書いたが、振動やこちらの動きに敏感で地面に飛び降りて姿をくらますこともある。

今日、見つけた梢は以前にもかなりしつこく見てはいる。
おそらく、昨日からの冷たい強風が吹き荒れたことなどで、梢の別の場所から移動してきたのではないだろうか。
いづれ幼虫たちは散ってしまい、姿を見失う可能性は大きいと思う。

サツマヒメカマキリ-3271156.jpg


自宅林のイチイガシは下写真画面の右端にある。奥には池が見えている。
自宅林の南側林縁にあり、農道は谷津田をぐるっと周回しておりかつては犬の散歩コースの一つだった。

サツマヒメカマキリ-3271163.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

都城市 早水公園

先日から毎回出会うようになった、モズのオス。
今日も虫やミミズを地面で捕らえて食べていた。どんなに寒くても、獲物探しをサボるわけにはいかない。

モズ-270157.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

今月初めに見つけたオオキンカメムシのメスは、ツバキの葉裏で単独越冬中。
生まれ故郷は一体どこなんだろう?

オオキンカメムシ-270132.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

posted by やまかます at 20:46| カマキリ

2021年12月26日

サツマヒメカマキリ幼虫、四度

三股町

冷たい北風が吹き荒れ、九州各地でも雪が降ったようだが、宮崎は青空が広がった。
高千穂岳(写真)の奥、韓国岳はずっと雲に隠れていて気温はマイナス1度まで下がったようだ。

高千穂岳-260057.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

自宅林下の池の縁に生えているアオモジを眺めていたら、フラッとルリビタキのオスが現れた。
ルリビタキ♂-260044.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

しばらく私の姿に警戒している様子だったが、すかさずハゼノキの実を啄むと一瞬にして薄暗い杉林の中へ飛び去った。
谷津田を一巡してからまた現れるかなと待っていたら、、、、、、、、

別の生きものが目の前の棒杭にいた!

サツマヒメカマキリ越冬幼虫のシルエットはすぐにわかる。迷うことなくカメラを構えて近づいた。

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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO GODOX TT350



サツマヒメカマキリ-3261081.jpg
  OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO GODOX TT350

棒杭は池の周りに巡らした安全ロープの支えで、そして越冬幼虫がいた棒杭は、今月初めにも幼虫を見つけたイチイガシからすぐの樹下に立っている。

同じイチイガシで見つけたサツマメヒメカマキリ幼虫は、今日で4頭目になる。
じつは以前、見つけた3頭は回収して飼育観察中。そろそろ元の場所に戻そうかと考えていたところだった。

posted by やまかます at 17:52| カマキリ

2021年12月12日

ハラビロカマキリ、緑色型と褐色型

三股町

午前7時39分

庭の台場クヌギはだいぶ葉が落ちた。

クヌギ-3120133.jpg
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

今日は北風が時折強くて、落ち葉が盛大に舞っていた。

午後4時17分
同じ台場クヌギ。
クヌギ日暮れ-3120190.jpg
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

天気情報によれば、今日までは温かく、明日からグンと冷え込むようだ。
今のうちとばかりか、オオスズメバチのワーカー達が今日もコナラ樹液と巣を往復していた。
先日、ハヤシクロヤマアリが来ていた樹液の方も賑やかだった。

わかってはいてもつい味見をしてみる。アリの姿を見ていると、昔食べた金平糖の味と食感が蘇る。もちろん、ほぼ無味である。
樹液とアリ-111491.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8

昨日にも台場クヌギで褐色型のハラビロカマキリ♀を見たのだけど、今日もまた別のクヌギにいた。距離からして昨日とは別個体だろう。
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OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO マクロフラッシュ STF-8

褐色型を撮影しているうち、樹の反対側に緑色型もいたことに気付いた。
両雌ともお腹はさして大きくない。これから腹を肥やして産卵に漕ぎ着けることは難しいのではないだろうか。
ハラビロ緑色型-3120183.jpg
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO マクロフラッシュ STF-8
posted by やまかます at 21:00| カマキリ

2021年12月04日

サツマヒメカマキリ幼虫、みたび

三股町

うちの林で一番大きなカラスザンショウの幹表面に樹液が出ている。

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OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO GODOX TT350

垂れて凝固した姿は松脂とそっくりだが、香りはほとんど無い。カチカチに固まった表面に粘り気は一切ない。
まるでプラスチックのようだ。
樹液が出ている箇所は、樹高8メートルほどずっと上まで間隔をあけて続いている。
カラスザンショウの材中にはおそらく昆虫など?が潜入しているのだろうけど、一体その正体は何だろう?

うちで一番大きなイチイガシで、先日、サツマヒメカマキリ幼虫を見つけたけれど、
まだ他にもいるような気がして、今日も梢を見上げてみた。
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OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO GODOX TT350

梢に引っ掛かっている枯れ葉があって、
「こんなのに潜んでいたりして、、」と、手に取ったその枯れ葉に、本当にチョコンと幼虫が止まっていた。

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OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

例年、一冬に一頭を、それも偶然見つけている程度だ。もちろんいつもその近くをしつこく探してはみるが追加個体が見つかった試しはない。
それで、サツマヒメカマキリ越冬幼虫探しは難しい、と決めつけていた、、、半分は正しいと思う。

今日は2頭目を見つけることができたので、さらに梢を舐めるように見ていくと、またもや幼虫の姿が目に入った。
けれど幼虫なのかはハッキリせず自信がなく、梢を手前に引き寄せようとしたら、その振動に敏感に反応して幼虫は呆気なく、地面へと落下してしまった。

「しまった!!」

落ち葉が敷き詰められた地面ではいくら探しても無理。
こういうときは一旦諦めて、その場から離れて時間稼ぎをすべし。

しばらくしてから落ちた辺りを見下ろしてみれば、いました!!

すっかり安心して歩いている姿は、くっきりと大きく見える、とは驚きの発見。
見事な枯れ葉擬態も、動けばすぐにバレてしまうのだ。

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OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

今日見つけた2頭の幼虫は翅芽がはっきりと見えているので、終齢なのだろう。
すると先日、見つけた幼虫も、大きさからして終齢だったと思われる。
posted by やまかます at 19:55| カマキリ

2021年12月02日

サツマヒメカマキリ幼虫、ふたたび!

三股町

谷津田に降りながら、昨日のサツマヒメカマキリ幼虫のことが気になった。
ポロリと地面に落ちた後、どこへ行っただろう?
幼虫はそう遠くへは移動していないかもしれない。気温も低いし。

ちょうど落下した辺りに、昨日の強風で折れたであろう枯れ枝が転がっていた。

「おや?昨日はなかった枝。うん!?」

枝に目を落とすと、なんとそこにいたのであった。シルエットですぐにわかった。
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OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

さっそく、枝を慎重に拾い上げて体のアップを撮影できた。
やはり、亜終齢だ。翅芽はまだはっきりしていない。
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OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

モンキチョウ数頭が、地面スレスレを飛んでいて、そのうち、スミレで吸蜜するオスがいた。

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OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

イモカタバミの花でも。

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OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

めっきり少なくなった、ベニシジミは、セイタカアワダチソウで。

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OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

今日は都城市内の神柱公園に、毎年恒例の「クヌギカメムシ詣」に出向いた。
その仔細は明日に、、、、、。
posted by やまかます at 19:53| カマキリ

2021年12月01日

強風の中、カマキリ2種

三股町

雨は上がって陽射しが戻ったものの、冷たい北風が吹き荒れた。
そのせいか、庭のナツフジにいたコミスジ越冬幼虫は葉っぱごと落下してしまった。

先日、葉上に残っていたゴマダラチョウ幼虫の体色がわずかに茶褐色へと変わっていた。
4頭のうち茶褐色の幼虫2頭は地上へと降りたようで姿が消えていた。
落ち葉の下から緑色型が見つかることもあるので、茶褐色になってから降ると決まってはないようだが、落ち葉色になってから降るものが多いかとは思う。

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OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

庭のネズミモチの梢に隠れるように潜んでいたのは、コカマキリ♀。
強風を避けるためでもあるだろう。
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OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO GODOX TT350

樹下に寝そべって仰ぐ格好で撮影してみた。
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OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO GODOX TT350


うちの林で一番大きなイチイガシでは一昨年の2019年、サツマヒメカマキリ越冬幼虫を見つけたのだが、
ふとそのことを思い出して、ちょうど通りかかった際にふと梢を見上げれば、まさにその幼虫が今日もいた。
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OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

あまりの偶然に驚いたが、今日の幼虫はまだ亜終齢なのか翅芽が無いように見える。
このあとポロリと落下してしまい見失ってアップを撮れなかったので、トリミングした写真がこちら↓。
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イチイガシの近くで毎年、赤い果実をつける、タンキリマメ
タンキリマメ-2016289.jpg
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro



posted by やまかます at 20:01| カマキリ

2021年11月22日

赤蕪絨毯

三股町

午後5時

じっと動かない、クロセセリ
気温が低いためだろうが、このまま夜を迎えるようだ。
この時期だからか、小柄。最初は何セセリか迷った。
クロセセリ-3224188.jpg

庭ではヌルデの紅葉が目立つが、どれも実生の幼木。
クロセセリ-3224190.jpg

クロセセリ-3224201.jpg

こちらは、コマユミ
ハキリバチのしわざ付き。
クロセセリ-3224193.jpg

あ!オオカマキリのメスもいた。
目立つようで、目立たない。
クロセセリ-3224208.jpg

まだこれから最後の力を振り絞って、産卵できるだろうか。
体に触れても反応は鈍く、お疲れのように見える。
クロセセリ-3224217.jpg


〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
GODOX TT350
posted by やまかます at 20:17| カマキリ

2021年11月21日

赤葡萄、赤蜻蛉、赤エグリバ

宮崎県 児湯郡 木城町 

昨日20日(土)の午後から、「木城えほんの郷」で開催された「むしむし探検隊」に講師として参加。

「えほんの郷」手前の渓流沿いにあった、イイギリにはたくさんの赤い実がまだ残っていた。
先日、毎年見に行っている青井岳のイイギリではほとんど残っていなかった。鳥のしわざか?
アカ葡萄-3204037.jpg


刈田では、ナツアカネのカップルが盛んに産卵していた。
アカトンボ産卵-3204076.jpg


夜は薪を囲んで、豚汁と焼き肉で夕食の後、先月から開催中の私の写真展のギャラリートーク。
その後、恒例のライトトラップを見てみたが、ウスギヌカギバが来ていたくらいで、虫はほとんど飛来しなかった。
例年ならヒメヤママユやウスタビガの姿があるはずだが、満月でもあり条件が良くなかった。
けれど、そのあと夜の花めぐりで花の香りの中、ナツグミの梢にサツマヒメカマキリ幼虫が見つかった。
まだ翅芽が見えないことから、亜終齢かと思う。写真は今朝になって撮影。
サツマヒメカマキリ-3214129.jpg


今朝になって昨夜の成果が乏しかったせいか、子供たちが私の泊まっているロッジまでやって来て、
「虫が見つかりません!どこを探せばいいですか?」と。みんな元気で好奇心旺盛だ。
そこで「どれどれいないはずはないよ、探し方にはコツがあるんだよ」と、常緑樹の梢を探ってみると、枯れ葉にしがみついていたアカエグリバがすぐにも見つかった。
アカエグリバ-3214132.jpg

お友達の手の上でウォーミングアップした後、ビュ〜んと飛び立っていく姿をみんなで見送った。

アカマツの根元が抉られて白く乾いた泥が付着していたので、イノシシの仕業であること、その近くに松脂の塊もあったので、匂いを嗅いでもらって感想を聞かせてもらったりした。
「いい匂い!」松脂の塊を大事そうにケースに入れる子もいた。

エナガの群れや、コゲラもすぐ頭上にやって来たので、囀りや姿の特徴を実況中継。
虫だけでなく、目の前に繰り広げられる自然の営みを、そのつながりをみんなで楽しむことができた。
すると、一人の子が落ち葉の中からタテハモドキを見つけた。何かを見つけてみたい、という気持ちにみんなが夢中になっていたようだ。

ナツフジの実生に、コミスジの幼虫がいた。地面から15センチほどと低い位置だし、
枯れ葉に留まっているので、顔を近づけてもすぐにはわかりづらかっただろう。
私は自宅庭で毎日、観察しているので遠目でもすぐにピンとくる。
コミスジ幼虫-3214161.jpg

コミスジ幼虫-3214157.jpg


〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
FL-LM3
posted by やまかます at 18:35| カマキリ

2021年11月13日

オオカマキリのペア

福岡県 福津市 竹尾緑地

昨夜は雨も降ったりして荒れ模様だったようだが、今日は昼前から晴天となった。
鳥栖市から1時間40分ほどかけて古賀市に移動。明日の観察会の下見をしたあと、
すぐお隣の福津市、竹尾緑地で観察会を行った。
竹尾緑地では以前にも数回、季節を違えて観察会を行っている。

湿地のヘリの棒杭で見つかった、オオカマキリのペア。
すでに産卵期も後半に入っている頃合いである。まだオスが残っていることに驚いた。
メスは褐色型。このペア、遠目だとあっさりと素通りしてしまいそうだ。
オオカマキリ交尾_Z3133520.jpg

このペアのすぐ近くの杭で、緑色型メスもいた。
オオカマキリのメスには、褐色と緑色の2型がいることを話していると、さらにもう一頭、少し小振りなカマキリがいた。
なんとそれが、チョウセンカマキリのメスだった。これはラッキー。
オオカマキリとの違いを胸の模様や後ろ翅の模様などで見てもらった。
チョウセンカマキリのメスはまだまだ元気で、摘んでいる私の手のひらに噛みつき、皮膚が抉られて小さな穴ができた。
おちょぼ口だからと言って、侮れない。

このあとは女郎蜘蛛の産卵や、虫のしわざ各種、など見て回り、1時間半の観察歩きがあっという間に終了。
古賀市に引き返し、明日の講演会の準備。

竹尾緑地で見つけたナナホシテントウをケースに入れておいたら、マウントしているペアがいた。
ナナホシテントウ_Z3133526.jpg

さて、ナナホシテントウ雌雄の判別は、ルーペくらいの倍率で見てわかるものだろうか???

〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 19:55| カマキリ

2021年10月23日

静かな怒り〜ハラビロカマキリ

三股町

先週になって突如、クヌギの樹液が吹き出し白い泡ぶくが目立ち始めた。
仕事部屋を出てすぐの場所なので、毎朝見ているクヌギだ。
さっそくオオスズメバチが通うようになった。

流石に、樹液レストランに顔を出す昆虫はめっきり減ってしまった。

朝一番、樹液を吸うワーカー。
オオスズメバチ-220132.jpg


午後3時15分
庭で撮影待機していると、頭上からハラビロカマキリ褐色型のメスが舞い降りて来た。
手で摘もうとすると、威嚇ポーズをとって私の手を睨みつける。
ハラビロ-3231231.jpg

後ろ姿も見ておく。
ハラビロ-3231245.jpg

個体差もあるけど、ハラビロカマキリの威嚇姿勢は長く続く。
レンズ交換で部屋に戻ってから引き返しても、まだいてくれた。
ハラビロ-230431.jpg


羽化直後のツチイナゴがいた。
ほとんどが成虫になっており、もう残っている幼虫は少ない。
成虫越冬のツチイナゴは翌年の春になって交尾する。
ツチイナゴ-3231182.jpg


〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
OM-D E-M1X
EF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STM

※今月15日から封切りされた、SF映画『DUNE 砂の惑星』を観に行った。
映画館に足を運んだのは久しぶり。たしか10年前に『タンタンの冒険 ユニコーン号』を観て以来になる。
観客は私たち夫婦を含めて、なんとわずか8名。
原作の文庫版は全11巻(ハヤカワ文庫SF)。長大な物語で、今回の映画は第一話。第二話の封切りはいつになるのだろう。
全3巻の新訳版も出ていて新訳も好評のようだが、全巻までは出ていない。
posted by やまかます at 18:12| カマキリ

2021年10月18日

視線〜オオカマキリとキマダラカメムシ

三股町

昨夜から一気に寒くなって、朝から長袖シャツを羽織った。Tシャツ姿では肌寒い。

オオカマキリ達の動きも幾分か鈍いようだったが、今朝出会ったメスは威嚇ポーズを長く続けていた。
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前脚を大きく上に構えるときは、翅の広がりが弱くなる傾向があるように感じる。
ボクサーがガードを固めるような格好では、翅もしっかり広げていることが多い。

カマキリほど視線をしっかり感じる虫は少ないだろう。何せ首がグリンと回ってこちらに向いてくるので、顔をまじまじと見つめることになる。その睨みつけるという表情から、身近なあの人、遠いあの方をと想像してしまう。
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カマキリにとって相手をしっかり視認することが重要で、獲物を確実に捕らえるための主力となるのだろう。

チガヤの葉で食事中だった、キマダラカメムシ
体型からしてメスのようだ。
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うんと近づいてカメラを向けているが、キマダラカメムシは取り立てて警戒するでもなく大人しく吸汁を続けていた。
こういうときは様々なアングルから撮影できるチャンスだ。
それにしても、なんでこれほどのんびりしているのだろう?と、不思議な気もする。
私の近寄り方が慎重の上に慎重で刺激を与えなかったのか?それともたまたま鈍感なだけだったのか?

キマダラカメムシの眼に、私はどう写っていたのだろう?

〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
※ これまで表記の文字サイズを逐一拡大していましたが、ブログの規定サイズに戻しました。
写真の大きさと文字のバランスを重視してのことです。

posted by やまかます at 19:34| カマキリ

2021年10月16日

ハリガネムシ、絡む

三股町

道路に滲み出た湧き水。そこに、ポツンとハラビロカマキリのメスがいた。

水辺に佇む理由とは、アレだろう!?

さっそく、ハラビロカマキリの腹部を摘んでみた。すると、ほどなくカマキリのお尻から、
ハリガネムシがニュルニュルと出てきた。
ええ!?こんなぶっといのが入っていたの!と驚く。
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けれど、いつもと少し様子が違う。途中から気づいたのだが、ハリガネムシが2匹絡んでいた。
つまり、2匹がほぼ同時に出てきたのだ。
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細くて小さい方が、太くて長い方に絡んでいる。
よく見えるように水溜りから引っ張り出してみた。
1016-160817.jpg

絡み方が尋常ではなく、ガッチリと結んであるという感じだ。
撮影してから側溝の水溜りに戻してみたが、結び目は解けそうに無かった。

これまでにもハリガネムシが出てくるところは何度も見ているけれど、2匹が同時に出てきたのは初めてのこと。

ハリガネムシを宿していたハラビロカマキリのメスは、脱兎のごとく逃げて行った。
意外にも元気な姿に驚いた。

まだ姿が少ない、モンシロチョウ。気温が高い日が続くせいだろうか。
そう言えば、ナナホシテントウの活動も見ていない。
1016-160723.jpg


〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
posted by やまかます at 20:12| カマキリ

2021年10月03日

奄美大島

三股町

午前6時半

オオカマキリの交尾カップルが庭にいた。仕事部屋を出たすぐの場所で、
よく見るとオスがもう一頭、しがみついていた。
交尾しているのは左のオス。
オオカマキリ交尾-2511.jpg
EOS-5D MarkV EF17-40mm L USM スピードライト430EX III-RT

鹿児島県 奄美大島

午前11時20分〜

2012年10月に渡島してから、奄美大島にはじつに9年ぶり。
9年前にラデンキンカメムシを撮影したポイントの一つに行ってみた。
台風でなぎ倒されたアカギは復活していたが、実の数が少なくカメムシの繁殖は期待できない。

ツマベニチョウ、ベニモンアゲハ、などが舞うなか、リュウキュウアブラゼミの合唱が賑やかだ。
鳴き声も姿もアブラゼミに似ているが、独特な鳴き声は印象的だ。
せまい範囲に何頭ものオスが止まっていた。メスも混じっていたのだろうか、確認はできなかった。
リュウキュウアブラ_W2030954.jpg

リュウキュウアブラ_W2030955.jpg


目の前で賑やかに鳴いていた、クロイワツクツク
奄美せみ_W2030993.jpg


午後8時

宿泊ホテルから歩いて20分の、「おがみ山公園」は外灯もなく真っ暗。
懐中電灯に照らし出されたのは、大きなサソリモドキだった。
懐かしい匂いを発散してくれた。
サソリオドキ_Z3030030.jpg

台風の影響で船便が欠航したようだ。ここ数日、宅配便が滞っているらしい。
届いているはずの荷物がまだ届かない。困った。


〜使用機材〜

OM-D E-M5 MarkV
M.ZUIKO ED 40-150mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
GODOX TT350
posted by やまかます at 00:00| カマキリ

2021年09月18日

熟柿に集う

三股町

久々に青空が拡がった。本の企画撮影で町内の上米公園に出向いた。
主に風景撮影。

先月末の観察会ではまだ色つき始めたばかりだった柿の実も、すっかり熟して食べ頃となっていた。
そろそろオオカマキリモドキが出ているはず。葉裏で休んでいるであろう姿を探してみたけれど見つからなかった。
交尾中のハラビロカマキリがいた。順番待ち?のオスも一緒。
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オオカマキリモドキにとって、ハラビロカマキリは天敵であり油断がならない。両種とも熟柿に集まる小昆虫をお目当てに柿の木に集うが、狙いは同じでも体格では雲泥の差がある。ハラビロカマキリと対峙すれば、オオカマキリモドキは無力に等しい。

スズメバチ類やハナムグリ類が賑やかに食事している中で、一際目についたのが、スミナガシだ。
翅はボロボロだが、スミナガシが熟柿に来ているのは初めてみた。今年最後の世代だろう。
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昨日見つけたアケビコノハ幼虫、今朝は葉っぱをモリモリ食べていた。
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陽射しがたっぷりあるのでもう一度撮影しておく。蛹部屋に篭るのももうじきだろうから名残り惜しい。
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午後6時5分、久しぶりに霧島山の山容を眺める。
午後4時半から始めた草刈り作業でグッタリ。疲れ過ぎて食欲も失せるが、今夜はお好み焼き。鉄板と取り皿だけというのがシンプルでちょうど良い。
0919-3188501.jpg





〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV

EF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STM
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
GODOX TT350
posted by やまかます at 22:01| カマキリ

2021年09月08日

小さなカマキリ

三股町

ヒナカマキリに次いで、小さなカマキリが、ヒメカマキリとサツマヒメカマキリ。
小さいとは言え体長30ミリ前後で、15ミリ前後のヒナカマキリの倍の大きさがある。
ヒナカマキリは翅が無いので落ち葉の上を徘徊するが、ヒメもサツマヒメも翅があって、しかも他のカマキリ類に比べて飛翔する頻度が高い。明るい草むらで姿を見つけても迂闊に近寄れば、あっという間に飛び去ってしまい姿を見失う。
夏の夜、灯りにもよく飛来する。
もっとも、一昨日の夜、オオカマキリの雌雄が仕事部屋の外灯に来ていた。
珍しくペアで来ていたので、それはそれで仕事に繋がって助かった。

ヒメとサツマヒメの両種はうちの庭や周辺にも普通に生息しており、混棲している。
姿は極めて酷似していて、捕まえない限り外見で識別するのは容易ではない。
ところが、両種の発生時期のズレや越冬ステージの違いから、おおよその判別は可能だ。
8月後半頃から成虫として現れるのはヒメ。サツマヒメの成虫は、5月〜7月頃。
ヒメの越冬ステージは、卵で、サツマヒメは、終齢幼虫。つまり、第一化のスタートラインでズレているわけだ。
もちろん、年1化。

だから、今日、庭で見つけたのは、ヒメカマキリの方であろう。
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形態上の見分け方は、後脚腿節の三角状片の大きさで、サツマヒメでは、脚幅の半分以上と大きく、ヒメではそれに比して小さい、と図鑑にはある。その後脚腿節の三角状片に寄ってみた。たしかに、小さい(赤い矢印先)。
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カマキリ類としては珍しく、危険を察知すると両種とも全脚を縮めて擬死を行うが、
個体差もあり、写真のメスは全く擬死を行わなかった。
ヒメカマキリはこの先、一番遅い時期で12月まで成虫が見られる。
2016年12月27日、近所のミカンの枯れ枝にグサリと突き立てられハヤニエになっていたこともあった。
お腹が大きいメスで、まだ体は柔らかかった。

時々、家壁や窓に遊びに来てくれる、キマダラカメムシ
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アカメガシワでは連日、アカギカメムシの羽化が続いており、成虫の数が増えている。
なおかつ、その新成虫であろうけど、交尾も見られる。
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アカギカメムシの終齢幼虫(5齢)の姿を、
「お相撲さんみたい!!」
と言った、小学生の女の子の言葉が強く印象に残っている。


〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350 

OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
フラッシュFL-900R
posted by やまかます at 19:48| カマキリ

2021年08月20日

怒る

三股町

午後3時42分 (昨日、19日)
玄関を出た足元に、オオカマキリのメスがいた。
羽化して日が浅い、緑色型だ。
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無機質なタイルの上になんで佇んでいたのか?
まさか、私を待ち受けていた? などと気にはなるが、ともかくはカメラを取りに戻る。
いつも下駄箱(靴箱)の上に置いてあるカメラを構えるまでの時間はわずか。

すると不思議にも、オオカマキリはレンズ先端目掛けて歩み寄ってくるではないか。
「いやいや、こっちじゃないよ。それでは写らんよ」と、後退りしながら草地へ導くことになる。

ようやく草地に場所替えしたところで、チョンチョンと後脚を突いてみれば、えらく興奮して!
翅を広げ腹部を反り上げ、ボクサーのような構えで私を(カメラを?)睨みつけてくる。
いやその迫力、半端でない。やはり日齢の浅いバリバリの成虫だからこそのパワーを感じる。
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指を近づけると鎌のパンチが強烈だ。
そのうちに、バンザイとばかり、両前脚を大きく広げた。
「待ってました!」地面に寝転がって撮影する私。
しかし、このポーズは数秒程度で長くは続かない。
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〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
GODOX TT350
posted by やまかます at 18:30| カマキリ

2021年01月30日

オオカマキリの卵のう

三股町

庭で見つかるオオカマキリの卵のうは、ススキやチガヤなどイネ科の茎についている。
今日現在、3個ある。
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オオカマキリ卵のう-5966.jpg

枯れ草に紛れるように隠れているおかげで生き残っているのだろう。
もっと剥き出しの場所では、おそらくカラスのしわざと思うが、大方は消失してしまう。
真っ二つに割れた卵のうが、よく路上で見つかるのだが、カラスが割って食べるところを、一度だけだが目撃したことがある。もちろん中身は綺麗にすっかり食べ尽くされている。
オオカマキリの卵のうの中心部はかなり硬くて、簡単には割り開くことはできないが、カラスはクチバシと脚を器用に使い、上手に食べているようだ。
以前、あちこちから集めた卵のう10個を庭に置いておいたら、10日間ほど留守にしている間にすべて消失していた。
おそらくはカラスのしわざだったのだろうと思う。

メロディピーチュルル、ピーチュルル、♫
優しい音色だな、と思えば、
モズのオスがエノキの頂上で、囀っていた。
いわゆる、ナワバリ宣言とやらだろうか。まさに「百舌鳥」。
すぐ近くの上空を、ツバメが旋回していた。

オオカマキリ卵のう-2309379.jpg
posted by やまかます at 21:35| カマキリ