2024年12月02日

焼きたて

三股町

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     EOS-R6 MarkU SIGMA 15mm F2.8 EX DG FISHEYE 430EX III-RT

アカメガシワのウロから生えたキノコ。ほぼほぼ傘を広げた。
艶のある傘表面は焼きたてのパンにも見える。これが美味しいなら、人気のキノコになるだろう。

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    EOS-R6 MarkU SIGMA 15mm F2.8 EX DG FISHEYE 430EX III-RT

ここまで成長した姿をじっくり眺め、図鑑と首っきりで調べても、まだ種名が判然としない。

 
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     EOS-R6 MarkU SIGMA 15mm F2.8 EX DG FISHEYE 430EX III-RT

posted by やまかます at 20:58| キノコ

2024年10月19日

出雲の国

島根県 安来市

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和鋼博物館     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

安来市子ども読書推進ボランティアネット』さん主催の講演会で、
「虫のしわざ探検〜小さな命を見つめて」と題して1時間半、お話をした。
会場は安来市立図書館のお隣、和鋼博物館の映像ホール。

島根県を訪れるのは今回が初めてだが、前泊して講演会を終えるとトンボ帰りの慌ただしいスケジュールだった。
出雲空港に降下する機内の窓から見えた風景には、人里の自然環境が豊かなことを感じた。できれば、数日間滞在してあちこちを巡ってみたいと思ったが、それは次の機会としておこう。

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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FL-LM3

安来市立図書館の裏庭に、キノコが数種、傘を並べていた。一晩で傘が開いていたが、種名はまだ調べていない。
傘の表面にはねっとり滑りがあって、傘裏のひだは薄紫色を帯びている。
ちょとした裏庭だが、クヌギ、コナラ、ハンノキ(立ち枯れ)、サクラなどが植っていて、じっくり腰を落ち着けて観察を楽しめる空間。キノコの撮影を終えて歩き出したところで雨が降り始めた。
昨夜から雷を伴った雨が激しく降っていたが、午前中は降ったり止んだり。講演を終えて空港に向かう途中ではかなりの土砂降りに見舞われた。
読書推進ボランティアネットのスタッフの方々には大変お世話になった。前夜の懇親会も楽しく過ごすことができた。

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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FL-LM3


出雲空港

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       OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

出雲縁結び空港は、宮崎空港よりもこぢんまりとしていたが、お土産店では松江特産のお菓子が目白押し。新蕎麦なども買ってみた。しめ縄の絵柄手ぬぐいは品切れで、残念。
思わずすぐ手に取ったのが、ハーン(小泉八雲)の羊羹(一力堂)。小倉と紅がある。「紅白ひとくち生姜糖」(来問屋)、「大風呂敷」は餅菓子。山陰特産のお菓子コーナーを見て歩くだけでも楽しめた。5年前に断酒してからはすっかり甘党になってしまった。
posted by やまかます at 21:41| キノコ

2024年10月08日

実りの秋

日南市

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro Flash Q20U

5年ぶりに出会えた、キイロニカワタケ。今日の菌体はちょうど成熟期と思われ鮮やかな黄色が際立っている。
5年前自宅林で見つけた菌体は成熟期を過ぎた老体であった。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro Flash Q20U
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     EOS-R6 MarkU RF100-400mm F5.6-8 IS USM 270EXU

キイロニカワタケのすぐ近くには、ミルンヤンマに感染したヤンマタケがあった。
シンネマが色付いている。去年の夏〜秋にかけて感染し、冬を越してからこの秋に成熟したということらしい。
一昨年に飯能市で観察して以来、2年ぶりの再会だ。
posted by やまかます at 20:41| キノコ

2024年09月11日

彩の国の虫歩き

埼玉県 飯能市〜日高市

8日から埼玉県に滞在してフィールド歩きの日々。
こちら関東も南九州と変わらない暑さ。軽くしたはずのカメラザックがいつもより重い。暑さのせいで疲労が溜まっているのだろうか?

レンズはOMシステムの60ミリマクロ、9−18ミリズーム、LEICA 100-400mmF4-6.3 Uの3本、カメラはOM-1 M2とE-P7の2台。わずかこれだけの機材だけど(他にストロボ2台など)、これが重い!のだから、自分でも異常だと感じる。先日、知人のカメラマンの方が担いでいたカメラザックは私のより数倍大きく、機材の量も数倍詰まっているのを横目で見たばかりだが、とても自分には担いで歩ける重量ではないと思った。

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キノコを撮影中の自分

今日は『虫のからだ』5巻(岩崎書店)の担当編集者お二人と絵本作家さんの3名とでフィールドを歩いた。酷暑の下、林の日陰だと幾分か楽になって虫やキノコにカメラを向けてみた。
シンジュ(神樹)ではシンジュキノカワガ幼虫が数頭見つかった。異国情緒たっぷりの派手な姿が、青空を背景にとても映えていた。初めて見るイモムシだ。


posted by やまかます at 22:28| キノコ

2022年12月01日

コバルトブルーと献血キノコ

都城市 早水公園

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

傷一つない新鮮な翅をしたヤクシマルリシジミ
花にはオスが次々と訪れていたが、吸蜜し始めたちょうどそのとき嬉しい陽射しが、、、。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

今日もカワセミにご挨拶。

三股町 自宅庭

仕事部屋のすぐ外に並べてあったクヌギ材は去年の暮れに伐採したもので、いい具合の朽木となっている。整理していたら、イモリが朽木の隙間に潜り込んでいたり、ランプシェードのような小さなキノコも発見。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

可愛いキノコの名前は、チシオタケ

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

傘をピンセットでほんの軽くチョンと突いただけで赤い汁が滲み出てきた。

昔、血液の資料映像の仕事で知り合いの方たちに協力をお願いして、指先に針を刺して血をいただいたことがあるけど、そのときの痛み(自分も採血しました)がよみがえってきた。
チシオタケ、初めて見るキノコかと思う。
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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
posted by やまかます at 20:16| キノコ

2022年11月29日

キノコと虫の関わりとは

三股町 自宅林

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      E-M1 MarkV  M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

ジョロウグモは、網糸に掛かったアカタテハをそのまま放置していた。
アカタテハにはまったく動きはなく、すでに息絶えているかのように見えた。

1時間半ほどして様子を見てみれば(玄関前だけど)、ようやくにして食事中だった。
ジョロウグモのお腹はパンパンに肥えていて食べる動作も緩慢に見える。じき産卵する日もそう遠くないかもしれない。
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      E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

数年前に伐採したコナラの幹に、小さなキノコの群れが現れていた。
ニガクリタケ?だろうか。幼菌から崩れた菌体まで成長段階は様々。
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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO FlashQ G20U


その隣には硬い硬いせんべいのような、ホウロクタケがずっと前から並んでいる。

ホウロクタケはこれに火をつけて燃やし、ニホンミツバチ養蜂のときの燻に使うこともあるという。
一度火をつけると長時間フスフスと燃え続けるそうだ。(参照:黒木秀一 著『宮崎のきのこ』(2015))
キノコの使い方としては意外だが、いろいろな自然の恵みをうまく利用していた昔の人々の知恵だ。
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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

見上げるような高木のカラスザンショウには果実が実っていて、今日はカワラヒワの群れで賑わっていた。
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      E-M1 MarkV  M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO    
posted by やまかます at 20:35| キノコ

2019年11月08日

イヌビワ

自宅林のへりにある2本のイヌビワを根元から切った。

こう書くといとも簡単のように聞こえるかもしれない。
しかし実際のところ、イヌビワは根元で数本の幹に別れて入り組んでおり、
材質は柔らかいものの、一本のイヌビワを切り倒すにも結構、手間が掛かった。
チェンソーは使わなかった。

切った理由は大きくなり過ぎたためでもあるが、それよりもイヌビワに潜んでいる虫探しが一番の目的だった。
イヌビワの萌芽力は旺盛なのでまた枝葉を伸ばすだろうけど、日当たりも良くしたいのであまり大きくなって欲しくはない場所ではある。根元が何本にも分かれているのは、こうして毎年伐採してきたせいだ。

切り分けながら細枝まで丹念に見ていくので、地道な作業が延々と続いた。
事情を知らない人が見れば、何やってんの!?と不思議に思えるだろう。

けれどしかし、、、、肉眼で見つかった虫は、アカイラガ幼虫1匹、ミノムシ類1匹、ウンカ類幼虫1匹、ハラビロカマキリの卵のう3個、のみ それだけ、、、。
こんなに少ないとは予想もしていなかっただけに、ドッと力が抜ける思い。
積み上げた剪定枝の大きな山が出来た。

虫ではないが、大きなシュレーゲルアオガエルが、迷惑そうに顔を出した。
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それと、おそらく、冬虫夏草のギベルラタケ
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先日、アラカシの葉裏でも見つけている。
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こちらは、かろうじてクモの脚が残って見える。
このままギコギコ歩き出しそうで、「遊星からの物体X」のワンシーンがよぎる。
posted by やまかます at 21:52| キノコ