2023年11月10日

もどき

三股町

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO

畦道を歩いていると足下から飛び出してきた、ショウリョウバッタモドキ。
よほど自信があるのか、草に静止するとそのままフリージング。
薄ら赤みを帯びた褐色タイプはこれまであまり見た記憶がない。真っ赤なストライプが入った緑色タイプはあるけど。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO

今日もジョウビタキが寝室の窓に来ていた。
曇っていて天候条件は良くないが廊下にカメラをセットしておき、仕事部屋と台所を往復するその寸暇にファインダーを覗いてみた。
寝室の入り口には床まである暖簾を垂らしているので、ジョウビタキからはレンズの前球しか見えていない。簡易ブラインドというわけだ。
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               (昨日撮影)

今朝は窓ガラスに映る自分の姿に食ってかかる時間が長かった。
「え!?まだやっているの」コーヒー片手に思わず足を止めてしまう。
ピカピカに磨いておいた窓ガラスが鏡面になって、ジョウビタキを興奮させていた。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

針金のようなか細い脚の爪で蹴りを入れる瞬間は、真剣そのもの。
何度も何度も繰り返す姿は気の毒なようだが、もうしばらく空中ダンスを見学させてもらいたい。

posted by やまかます at 21:28| バッタ

2023年11月07日

はらぺこ、バッタ

三股町

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     LUMIX G9 M2 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

庭に出てみると足下にショウリョウバッタがいて、ふと気づけばそこにもあそこにも、と大きなメスが3頭いっぺんに見つかった。そっとしゃがんで、ジーッと見つめていると、一旦は緊張していた彼女たちは、何事もなかったように前あしで葉っぱを引き寄せてはムシャムシャ食事を始めた。どのメスもまだ産卵するのだろうけど、腹部は痩せている。まだしっかり栄養を摂る必要があるのだろう。

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     LUMIX G9 M2 LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mmF4-6.3 U

たまに、キチキキチと羽音を立ててオスが低く飛んでいて、メスの近くに着地することもあった。
オスの目にはメスの姿が見えているはず、と思いきや、オスも食事に夢中。
それでも、オスとメスの距離が近いこともあって、きっと配偶行動が観察できるものと期待して地面にどっかり腰を落ち着けてみた。しばらく辛抱強く見つめていると、ようやくオスがメスに気づいた素ぶりを見せ、メスに近寄ってマウントした。拍子抜けするほどあっさりとしたもので、求愛の仕草も無く、いきなり飛び乗った。
オスはしきりと交尾しようとするものの、メスは食事を続けてまるで無視。オスは20秒ほどマウントしてのち、あきらめて飛び去ってしまった。

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   LUMIX G9 M2 LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mmF4-6.3 U GODOX TT350

夕日を浴びてオナガササキリのオスが、シリシリシリと鳴いていた。鳴き声はか細く元気がない。

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    LUMIX G9 M2 LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mmF4-6.3 U 

畦道を歩いていると顔面にポツポツぶつかってくるほど、無数のアブラムシ有翅虫が空中に漂っている。
風が強く吹くとなおさらで、うっかりすると目にも飛び込んでくる。
ジョロウグモの網はどれも、このアブラムシでびっしり覆われて白く見える。
秋になってケヤキの幹に集まり産卵する、ケヤキフシアブラムシだろうか。

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    LUMIX G9 M2 LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mmF4-6.3 U 
posted by やまかます at 20:48| バッタ

2023年11月03日

叶わぬ想い

三股町


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     OM-1 LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mmF4-6.3 U

ジョロウグモの網糸に掛かっていた、ヒメジャノメ。

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      OM-1 LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mmF4-6.3 U

マダラバッタのジャンプ。
トノサマバッタのジャンプを狙ってみたけれど、いつ跳ねるか辛抱強く待つことになり、ひたすら我慢比べ。
他の個体が寄ってくるとそれに反応して跳ねることもあるが、手っ取り早く跳ねるきっかけを作るには何らかの手段で驚かすしかない。やり方はいろいろあるが、今日は準備してなく散歩ついでの撮影だった。
トノサマバッタにカメラを向けていたら、そこへマダラバッタがフレームインして、そのままジャンプしてくれた。

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      OM-1 LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mmF4-6.3 U

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      OM-1 LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mmF4-6.3 U

トノサマバッタのミニジャンプ。ダイナミックに跳ねるかと思いきや肩透かしだ。
じっと石になって地面に這いつくばっているうち、カメラ内部のオーバーヒートで撮影が一時中断。
モニターを開くとカメラ背面が熱したフライパンのようになっている。
手のひらを押し当てたりしながら、カメラが冷めるのを待って撮影再開。真夏にはよくあることだが、今日の陽射しはそれに匹敵するほど強かった。プロキャプチャーモードで待機中、画像の書き込み作業は続くので電源の消耗も早い。

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      OM-1 LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mmF4-6.3 U

大柄なメスはこの状況でも、オスを乗せたまま軽くジャンプして逃げていく。
オスの想いは届かず、このままでどうしようというのだろう。以前にも逆さまマウントのカップルを見たことがあるが、この状態がかなり長く続くので、雌雄共に危険な状態を晒していることになる。

posted by やまかます at 20:46| バッタ

2023年10月23日

ポールダンス

三股町

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO MC-20

デスクワークの肩ほぐしに庭に出てみれば、この時期にしては陽射しがジリジリと強い。ベストを脱ぎ捨て腕まくりしていると、目の前のチカラシバにオンブバッタのメスがいた。
おや〜、オンブバッタの意外な動きにしばらく見惚れてしまった。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO MC-20

午後5時過ぎ、ねぐらについたミヤマアカネがいた。

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     OM-1 LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH

超広角レンズと超望遠レンズで撮影してみた。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
posted by やまかます at 19:50| バッタ

2023年09月10日

昆虫観察会〜in 森の学舎

東臼杵郡郡 門川町 

昨日、観察会の下見で泊まった『森の学舎』では五右衛門風呂にて入浴した。
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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO

天気情報では、曇りのち雨となっていたが、朝から雲ひとつない晴天で、雲が出てきたのは正午を過ぎてからだった。
昨年に引き続き、今年も昆虫撮影観察会に講師として参加。
親子連れの方々と2時間ほどフィールドを歩いた。
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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO

クズの葉裏で、アズチグモのメスがハネナシコロギスを捕食中。
ハネナシコロギスの長い触角を全部画面に入れて撮影していると、隣のクズの花穂にウラギンシジミ幼虫がいた。蕾や花をかなり食い荒らしている。
指先で刺激して、お尻の角からピュロピュロと伸縮突起を出すところを見てもらった。

1時間後もまだ食事は続いていた。獲物として大物だろう。
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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro

ミツバアケビにいた、アケビコノハ若齢幼虫の兄妹。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO

女の子が見つけたキンモンガ。手から汗を吸っている。女の子はこのまましばらく手乗りのまま満足そうに歩いていた。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro

いつのまに!?参加者のお母さんのしわざ、かな。
「これ何というバッタですか?」の声に誰もがすっかり騙されていた。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro

サネカズラの落花(上)と若い果実(下)。
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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro

サネカズラの花はポロリと落ちていることがよくある。
これから今にも咲きそうな蕾や、まだ若い蕾などもあった。
posted by やまかます at 20:36| バッタ

2023年08月20日

闇のなかの演奏家

三股町

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO FlashQ G20U

昨夜の午後9時過ぎ。部屋の中までクツワムシの鳴き声が賑やかに聞こえてくる。ちょうど今頃がピークだろうかと思わせるほどの大音量だ。
庭のすぐそこでも鳴いているので誘われるように外に出てみた。
しかし近い鳴き声は茂みに阻まれてクツワムシの姿がどうやっても見えないし、見えたところで撮影は無理。
そこで、敷地から出て道路向こうの雑木林まで足を運んでみた。
やたらと数は多いけれど姿は見えず。ウロウロしているうちにやっと、至近距離まで寄れるオスが見つかった。
しかも、鮮やかな緑色型。
クマイチゴの葉舞台にズンと落ち着いて、カメラやストロボがすぐ間近に迫ってもまったく動じない。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO FlashQ G20U

クツワムシやタイワンクツワムシの夜間撮影はずいぶんと行なってきたけれど、懸命に鳴いているオスのところにメスが寄ってくるとか、ましてや交尾とか、配偶行動に関わる生態を一切観察できていない。オスが鳴いている写真はもういいので、メスとの出会いに一度は立ち会ってみたいものだ。

夜の生きものを撮影するとき、表現意図によってストロボの使い方(照明)にはいろいろある。
宵闇の雰囲気を損なわずにを第一条件とするとき、カメラから離した位置からストロボ1灯を使うことが多い。
このとき、光が画面全体に回るのを抑え、虫の姿のみが浮き上がるよう、スポット光としている。
ストロボの発光部に小型ハニカムをつけてスポット光にできるので手軽だが、スポット光だからちょっとした向き加減で光の当たり方がかなり違ってくる。事前にモデリング発光で確認することも可能だが、今使っているFlashQ G20Uにはその機能がないので、実写しながら照射角度を詰めていくしかない。
フォーカスを合わせるための照明は、カメラリグにあるシューにLEDライトを装着できるように工作してある。
posted by やまかます at 20:29| バッタ

2023年07月25日

カマバッタリギス

三股町

0719-1000437.jpg    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

ニシキリギリスのオスは用心深い。鳴き声はすぐそこだけど、草むらの陰に身を寄せていてなかなか姿が見えない。
音源の位置探査は、首を左右に振りながら草むらをじっと舐めるように見つめる。
やっとのことで草むらの演奏家と目が合う。演奏家はもちろんこちらの視線には気づいていない。
この首振り音源探査も、空振りになることがほとんどではある。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

大柄のオオカマキリ幼虫はすでに翅芽が膨らんできている。羽化はもうすぐかもしれない。
緑色型のメスだろう。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

ハラビロカマキリはまだ中齢〜亜終齢くらいの幼虫がほとんどだ。
昨夜、庭や林の木々を見て回ったら、次々とハラビロカマキリ幼虫が照明の灯りに浮かび上がって、その数の多さに驚いた。昼間より、夜のほうがスポット照明で見つけやすいわけだ。

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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO FlashQ G20U

午後9時21分。 クサキリだろうか? 脱皮を終えたばかり。
posted by やまかます at 18:27| バッタ

2023年07月16日

夏来たり

三股町

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     E-M1X  M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO  夏雲を被った霧島山

連日、涼しかった旭川市から比べると雲泥の差がある酷暑の今日。
陽射しは強烈で暑いには暑いが幾分か湿度が低めなので、庭に出て作業したり、観察などして体を動かしているほうが過ごし易くはあった。

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     E-M1X  M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO FL-900R

花壇にいたキリギリスのメス。
ポンポンダリアは頂き物の種から育ったものだが、大きな花を咲かせている。
キリギリスもゆったりできるほどのテーブル。

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     E-M1X  M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO  

北海道に行く前には涸れていたクヌギ樹液だが、再びレストランの賑わいが戻っていた。

〜北海道・旭川市周辺の昆虫観察〜

10日〜15日の間、青空を見れたのは、着いた初日の1時間ほどと11日の午前中のわずか40~50分間だけで、
あとは曇りか雨、という天候に見舞われた。しかしそれでも午前中〜昼過ぎくらいまでは曇り空の下で観察や撮影ができて一日中足止めをくらうようなことはなかった。

14日は旭岳ロープウェイで姿見池平まで上がったものの、濃霧に加え雨が降り続き、気温は15度以下とかなり寒くて昆虫の活動は期待できず、軽い昼食をとってから下山した。
お花畑で高山蝶などの姿を期待していただけに残念だったが、これはなんとしても来年の夏、再びトライしよう!と我々3名は意気投合したのであった。

さすがに北海道、7月中ばのこの時期にトラフシジミの春型がまだいたり、
ホタル科のスジグロボタルが活動していた。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO FlashQ G20U
posted by やまかます at 20:44| バッタ

2023年06月30日

大きくなりました

三股町

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO

キマダラツバメエダシャク
シャクガとしては大きい、開翅巾は4センチ近くある。人の気配にはすこぶる敏感で、撮影しようと近づくもすぐに飛び立っては葉蔭に潜り込んでしまう。何度か失敗して最後に数カットだけ撮影できたそのすぐ直後に力強く舞い上がり、暗い林の中へと消えて行った。ずいぶん新鮮な体に見えた。
本種の食草は、ノブドウのようだ。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO

ハラビロトンボ
遠目にはキバネツノトンボに似ているなと、解ってはいても、懐かしい気持ちに浸りたくなって、駐車場に停めた車を降りて、駆け足で玄関に向かった。
カメラを抱えて戻ってみると、ネジバナがたくさん並んでいる庭の最初の場所にそのままいた。
けれどネジバナには来ない。
ふとその先に、大きめのショウリョウバッタ幼虫がいた。まだ咲き残っていたノアザミに。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO

ここまで大きくなるとメスとわかる。まだ終齢ではなく、あと少なくとも1回は脱皮するだろう。

カメラだけを地面ギリギリに下げてモニターを見下ろしながら撮影していると、雨粒が落ちてき始めた。
今朝は断続的に降ったり、急に晴れ間が出たりと目まぐるしく空模様が変わったが、午後からは激しい雨も降るようになった。
posted by やまかます at 20:16| バッタ

2023年06月28日

釈迦、釈迦、釈迦 メロディ

三股町

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     OM-1 LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH FlashQ G20U

ススキ葉上にナキイナゴの交尾カップルがいて、私が近づくと慌てて雌雄とも散ってしまった。
メスは奥の方に消えてしまったけど、オスはすぐ近くの葉上に留まり、そのまま演奏を始めた。

後ろ脚を翅に擦り付けているようだ。シャカ、シャカ、シャカ〜メロディと元気に奏で続けて、メスに呼びかけていた。

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     OM-1 LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH FlashQ G20U

クサギで先日見つけたシンジュサン幼虫はその後、全部で4頭いることがわかったが、
今朝には3頭になっていた。繭作りのためクサギを離れて放浪の旅に出たのだろうか。

夕方、林に降りていくと、目の前をノウサギが大きく跳ねて観察路をまっしぐらに駆け降りて行った。
私が手入れしている観察路は、けもの道にもなっている。
posted by やまかます at 19:34| バッタ

2023年06月19日

キリギリスにクワガタムシ

三股町

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO FlashQ G20U (6月15日、撮影)

上写真は4日前に撮影したメスの幼虫(終齢だろう)だが、
今朝、庭でキリギリス(ニシキリギリス)の初鳴きを聞いた。
ヤブキリは先週からずっと盛んに鳴いているいるけど、キリギリスもすでに羽化が始まっているようだ。

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro FlashQ G20U 

自宅林で見つけた、アカイロトリノフンダマシの黒色型。
黒色型は初めて見た。

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro FlashQ G20U 

今朝、台場クヌギの樹液にいたヒラタクワガタ。
写真の個体より1.5倍くらい大きいオスも少し離れた樹幹上にいたが、ウロの奥に逃げ込まれた。
posted by やまかます at 21:09| バッタ

2023年06月14日

おんぶにバッタ

都城市 神柱公園

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         OLYMPUS TG-6

新鮮なヤマトシジミのオスがカタバミの花に来ていた。
吸蜜しているときは翅を閉じていたが、陽射しがほんのわずか強まったタイミングで半開きになった。

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     OLYMPUS TG-6

カタバミの葉上に、オンブバッタの若齢幼虫がいた。
このステージの特徴なのか、個体差なのか?脚にまだら模様があり複眼が黄色と、なかなかオシャレな姿。
オンブバッタの幼虫はこれまでしっかり観察したことがないので、新鮮に感じる。

三股町

一昨日、蛹となったカラスアゲハ。
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OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro FlashQ G20U +FL-36R

飼育していた2頭のうち、先に蛹化したほうは寄生されていた。
上写真、2頭目の体色はよく見られる褐色型。体色を見る限りは健康そうだが、腹側から見える腹部付け根あたりにある二箇所の黒点が怪しい。先に寄生を受けていた蛹にも同じ場所に同じような黒点があり、それが次第に広がっていった。
それともう一つ気掛かりなのは、腹部節間が伸びきっていること。通常はギュッと詰まっている。

※後日、17日、やはりこの蛹からは寄生バエの幼虫が出て来た。
posted by やまかます at 19:29| バッタ

2023年06月12日

短い翅、長い翅

三股町

今朝は雨も止み、午前中には陽射しがあったものの概ね曇り空だった。少し湿度が高めに感じる程度。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

ヒメギスの長翅型♂。薄曇りの下、日光浴のポーズをとっている。
ヒメギスは人影にはとても敏感で迂闊に近寄るとたちまち、草藪の中に逃げ込んでしまう。
日光浴しているときは幾分か落ち着いているようだが、油断は禁物。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

ヒメギス短翅型♂。こちらも体を葉上にベッタリ横たえて、日光浴中。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

ヒメギス短翅型♂で、背面が緑色。この緑色タイプは少ない。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

ツマグロバッタ♀。まだ終齢幼虫もいて、成虫はみな新鮮な姿。

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     OLYMPUS TG-6

ヤブキリ♂。
ほかにメス成虫もいてセマダラコガネを捕食していた。終齢幼虫は1頭見たのみで出会うヤブキリはほとんど成虫。

飼育下で蛹になったカラスアゲハだが、その後、体色がさらに淡い褐色へと変わり、どうも様子が変だと思っていたら、
夕方になって寄生バエの蛆虫が次々と出てきた。しばらくケース内を徘徊したあと、囲蛹となっていた。全部で4頭。
残るもう一頭のカラスアゲハ幼虫は昨夜に下痢便をして、今日の昼頃には前蛹となった。
こちらも寄生されている可能性は高いと思える。

posted by やまかます at 21:55| バッタ

2023年01月07日

おじゃま虫

三股町

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U

トイレにいたクビキリギス♂。
いつから、どうやってトイレに来たのかわからないが、洗濯物などに紛れて虫の訪問を受けることは珍しくない。
これまでに、ルリタテハ、チビクワガタ、コクワガタ、ヤブヤンマ、タイワンクツワムシ、キマダラカメムシ、クロウリハムシ、ナナホシテントウ、リュウキュウコオロギバチ、、、、、。虫ではないけど、スズメとツバメが紛れ込んだこともあった。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U

顔を撮影したあと、庭のチガヤの茂みに放しておいた。ここの根本なら冬越しに打ってつけの場所であるはずだ。
陽射しはたっぷりあって、室内は20℃以上まで上がったけれど、冷たい西風が終日強く吹き荒れ、活動する虫の姿は見られなかった。
posted by やまかます at 18:21| バッタ

2022年10月10日

草食と肉食

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U

アキノノゲシの花を食べていた、ツユムシのメス。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U

ランタナで獲物を待っていたか、オオカマキリのオス。それともメスを求めて彷徨っていたか。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U

近所の畦道や土手でよく見かける、ヤマハッカ

台風14号の爪痕、つづき
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      E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

昨日見た崩落を、今日は下の谷津田に降りて詳しい状況を見てみた。
すると谷津田になだれ落ちた土砂が、小川を20メートルほどに渡って覆いかぶさっていた。
小川と並んでいた農道も埋まってしまい、雨水が田んぼも水没させたようで広い範囲の稲が薙ぎ倒されていた。
道路や河川以外にも農作物の被害もかなりを目の当たりにした。
土砂で堰き止められた上流側は水位がグンと上がって溜池となり、そこから溢れ出た川水が田んぼのほうへ流れ落ちていた。

2箇所の大きな崩落が下の谷津田にも及ぼした被害は甚大で、これをどこからどうやって復旧工事を進めていけるのだろうと唖然となった。また仮に復旧工事ができたとしても、もともとあった林の植生などはほとんどが人工物に置き換えられてしまうことも考えられる。

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     E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
posted by やまかます at 19:53| バッタ

2022年10月08日

かお

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U

仕事部屋の外窓にいた、オオチョウバエ
あらためてクローズアップしてみると、美麗種と称されるほかの昆虫とは別次元の美しさ。

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    OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U

林を降りていたら目の前に飛び出してきた、サトクダマキモドキのメス。
お腹はパンパンに肥えていて、産卵はこれからのようだ。

posted by やまかます at 20:15| バッタ

2022年09月15日

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          E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

晴れ間があっても思い出したように霧雨があって、今朝は虹が出ていた。
陽射しは強くて蒸し暑いけれど、東から吹いてくる風はひんやりしていた。どうやら接近している台風の影響のようだ。
濡れて困るほどは降らないけれど一日中、霧雨が続いてはっきりしない天気にどうも落ち着かない。

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        E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

家庭菜園の赤紫蘇では、ツチイナゴの幼虫が必ずしがみつている。
いろんな植物の葉っぱや花を食べているけど、紫蘇も好物のようだ。
そういえば、オンブバッタも赤紫蘇には必ずやって来る。

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         E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

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          E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
posted by やまかます at 20:42| バッタ

2022年09月11日

フン飛ばし


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ダリアの花はどれも、虫たちの暴食にあいひとつとして華やかな姿をとどめていない。
なかでもツチイナゴのたべっぷりは旺盛で、花テーブルに滞在する時間も長い。

食事を休んでじっとしている姿を見て、これは来るなと待ち構えていると、やはり!
お尻を下に曲げて褐色のフンをムニュウ〜と捻り出した。
水分をたっぷりと含んでいるためか、フンはお尻から素直に離れそうにない。

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さて、どうするか?


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おもむろにうしろ脚をのばして、先端の爪でフンをとらえると、、、、、、、、、

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脚を折りたたむように縮め、、、、、、、、、、、、、、

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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

ご自慢の瞬発力でもって、一気に跳ね飛ばした。
posted by やまかます at 17:32| バッタ

2022年09月01日

午後8時15分 散歩観察

蒸し暑さから解放されて、少し外を歩いてみた。
サンダル履いてだから草藪には踏み込まず、路上を30メートルほど往復する。
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        OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U + SB-30

道端の草むらで鳴いていた、クツワムシ緑色型♂。
照明を充てても、少し反応はするけれど鳴き止みははしない。
数メートル先ではライバルのオス2頭が鳴いている。ここは負けじと頑張るようだ。

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             OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U + SB-30

カレハガ幼虫の食事タイムは日が暮れてから。日中は忍耐強くじっと隠蔽生活を続ける。
写真上のデッカい幼虫はちょうどサクラの葉っぱ一枚を食べ終えたところだった。頭は上向。
しかし、食糧になりそうな葉っぱはもう数えるほどしか残っていないし、ソバカスだらけか、すでに紅葉している。
先日見つけた2頭以外に3頭目の幼虫がセカセカ歩いていた。
まだ体半分の大きさだから、この先きっと餌不足に陥るだろう。

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            OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U + SB-30

道端の草むらでねぐらについていた、アゲハのオス。

擦り傷ひとつ無い綺麗な体。今の成虫の次の世代が今年最後になるだろうか。
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              OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U + SB-30

posted by やまかます at 20:45| バッタ

2022年08月24日

ガチャ、ガチャ、ガチャ ♬


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           OM-1  M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro  FlashQ G20U

先日、一斉に孵化したシンジュサン幼虫はクロガネモチ、ニガキ、クサギ、の3食樹のグループとも順調に成長している。
写真上はクロガネモチの硬い葉を食べて丸々と太った1齢幼虫たち。
厚みがあって硬いクロガネモチの葉の保ちはたいへん良く、一方、密閉容器に入れても早く萎びてしまうのがニガキ。ニガキのグループは2齢になる前に林の自然木に戻そうかと思い始めている。。

午後7時45分
仕事部屋のすぐ外でクツワムシのオスが賑やかに鳴き始めた。
そっと扉を開けてみれば、目の前のツワブキにいた。近過ぎ!!

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         OM-1  M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro  FlashQ G20U + SB-30

炎天下、仕事部屋の屋根に登り、業者の方に雨漏りの原因を調べてもらった。

瓦を何枚か剥いで状況の説明を聞くと、なるほどと理解できた。それで修繕にはどういう施工法がベストか検討してもらい、あとは見積もりを待つことになった。
仕事部屋は2007年、転居する前年に増築したのだが、母家屋根との接合部の工法に問題があってそこが10年ほどで水漏れに至ったようだ。
母家の他所にも工法の潜在的な問題があって、次第にそれが悪化もしているため、そこも調べて修繕工事施工法を検討してもらった。
とにかくはまず雨漏りの修繕工事が先決。台風が来る前に(あまり来なくなったけど)工事を終えておきたい。
posted by やまかます at 20:43| バッタ

2022年08月17日

ジイイイ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♫

昨夜と今夜、午後8時〜9時の間、カヤキリのオスが庭で鳴いていた。
庭と言っても細長い萱場にしてあるのでカヤキリもやって来る。

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  OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO FlashQ G20U + FL-36R (8月16日撮影)

昨夜は一頭だけだったが、今夜は2頭のオスが少し距離を置いて鳴いていた。
写真のように草むらの高い位置で鳴くので姿を見つけるのは容易。しかも、懐中電灯で照らしてもすぐ傍に寄っても鳴き止むことはなく平然としている。

3年前には午後4時頃に鳴いている姿を観察していた。その時は警戒されて鳴く姿は撮影できなかった。

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  OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO FlashQ G20U + FL-36R (8月16日撮影)

    

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   OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO FlashQ G20U 

近くにメスが現れた途端、鳴くのを止めて翅を広げて小刻みに震わせ始めた、オス(上写真)↑。

この行動は以前、シブイロカヤキリのオスでも見ている
性フェロモンでも放出しているのだろうか?
結局、メスを呼び招くことはなく、このオスも別の場所へと移動して再び鳴き始めた。


ひとしきり鳴いたあと、ピタリと葉っぱに体を伏せて休止状態に入った、オス。もう動かない。

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   OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO FlashQ G20U + FL-36R (8月16日撮影)
posted by やまかます at 21:23| バッタ

2022年08月14日

小さな視線〜カヤキリ

飼育ネットに入れて一晩経った今朝、中を覗いてみると卵が産み付けられていた。

20個以上はある。少し翅が傷んでもいたので夕方になって解放した。シンジュサンのメスはゆったりと舞い、すぐ近くのヌルデの枝に落ち着いた。クロガネモチに産卵して欲しい気もするがそこは相手任せのことだ。

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OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro FlashQ G20U

夕方、庭に立っていたら何やら視線を感じた。

「うん?何かいる?」ジュズダマを覗き込むと、大きなカヤキリのメスが逆さになって潜んでいた。

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OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO GODOX TT350

頭頂から翅端まで7センチを超える大きな体、、、、、の割には小さなお目目。
オスのあの盛大な鳴き声はまだ聴いていない。

0814カヤキリ-8141351.jpg
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO GODOX TT350

午前中、1時間半ばかり、下の池横の藪を刈った。
セイタカアワダチソウに混じって、ホテイチクやメダケが伸び放題になっており、足の踏み場どころか一歩も進めない状況になっていた。春先のうちに小まめに刈っておけば良いものを放置していたためだが、ここは厳密にはうちの土地ではなく三股町の町有地だ。けれどうちの敷地に隣接しており、鬱陶しいことこの上ない。
イチイガシ大木の観察をするにも藪が迫ってきて蔓草もかなり絡んでいた。町有地だが町は一切管理作業を行っていない。放置されているといって良い土地だ。そういう場所は多い。

今日は背負式草刈り機を使い、汗だくになって作業を進めた。ホテイチクは太さが5センチ以上のものもあり、背も高い。これを刈るには腰くらいの高さでカットし(勢いをつけて一気に)、ユッサリと倒れ込んでくるところを居合切りで半分にする。さらに地面に倒れたところを上からざく切りにする。要するに細切れにするわけだが、もちろん草刈り機でこのような使い方をしてはいけない、と思う。刀剣のごとく振り回すのだから危ない。そして無茶苦茶、疲れる。何度も息切れして休憩をとったけれど、気持ちは若いつもりでも体力は確実に衰えている。

最初の30分ほどは無駄な力を使い過ぎてバテてしまった。地面にしゃがみ込んで自分の体力を冷静に見直し、刈り刃の動かす速度を抑えたゆったりモードに切り替えてみた。なるほど、コレだ。
posted by やまかます at 21:11| バッタ

2022年08月07日

クルマバッタがいた!


昨日の朝、庭でオオカマキリ幼虫の餌を網で掬っていたら足元から跳ねて出てきたのは、なんと
クルマバッタ、だった。

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   E-M1 MarkV  LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH

羽化して間もない新鮮な体をしている。
以前、本種の確実な生息地をあまり知らないなどと書いたけれど、まさに灯台元暗し。
庭の草地、あるいは周辺で発生していることは疑いのないところとなった。

ジャンプして飛翔する姿の撮影も試みたが、画面奥へとコースが大きく外れて失敗。
数メートル先の草藪に紛れてしまい一回きりで見失ってしまった。

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   E-M1 MarkV  LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH

こちらは昨日の鰐塚山で見た、シャクガ類2種。

葉裏に落ち着きたがる、ピッカピッカの ウコンエダシャク

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     OM-1  M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro  FlashQ G20U

森から飛び出てきて地面に着地した、ツマトビシロエダシャク

0807ツマトビシロエダシャク-8061116.jpg
     OM-1  M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro  FlashQ G20U

左前ばねには、小さなヌカカ類が張り付いている。
翅脈から吸血しているのだろうか。

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以前、アゲハ幼虫やナカキシャチホコ幼虫から吸血しているヌカカ類を撮影している。
ヌカカの腹部は膨満して緑色の風船みたくなっていた。
翅脈から吸血といえば、チャエダシャクの翅脈に口吻を突き立てたヨコヅナサシガメ幼虫を清瀬で見たこともあるが、
翅からでは食事法としては効率悪そうな気もするけどどうなんだろう?
posted by やまかます at 19:43| バッタ

2022年06月28日

黒いヤブキリ

三股町

0628ヤブキリ♂-3287465.jpg
 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO Flash Q20U

ユズの梢でしきりと鳴いていたヤブキリだが、昨夕は全く姿を見つけることができなかった。
鳴き声に惑わされてなかなか辿り着けないもどかしさを感じたけれど、今朝になってみればあっけなくすぐ見つかった。

とは言え、葉っぱの茂みに阻まれ陽射しはわずかに後脚と中脚に当たっているだけ。顔が陰になって暗くて冴えない。
そこで画面左手の方角からスポット光を少しだけ入れた。

一昨年、去年と育雛中のスズメが巣に持ち帰ってくる獲物を観察してみたのだけど、稀に草本の種子などもあるけどほとんどは小さな昆虫類で、その中でもヤブキリの若齢幼虫がかなり多かったのが印象的だった。
春先あんなにたくさん捕食されていても、梅雨の頃にはジジジジジ〜と鳴くヤブキリ成虫の大柄な(昆虫の中でも)姿はあちこちでよく見かける。一体どれだけ卵、産んでいるの!?ヤブキリ。

ユズの隣にはヤマアジサイがあって、そう言えば以前ここで、脚が黒いタイプのヤブキリを撮影したことを思い出した

0628ヤブキリ-0012426.jpg
 Caplio GX100  ( 6月18日2008年:撮影)

それと言うのも、2週間前に岡山の友人から「真っ黒の、これはキリギリス?」という問い合わせがあったからで、
その友人が撮ったヤブキリは体全体が真っ黒であった。褐色型なら図鑑で見たことがあるけれど、黒化型は初めてで驚いた。そもそも褐色型でさえ生きた姿はまだ見たことがない。と、思う。

友人が送ってくれた、その黒化型ヤブキリの写真はこちら

0628ヤブキリ黒-.jpg
       (掲載許可を得ています)

これだけ真っ黒だと、やはり一度は自分の目で見たくなる。羽化ピークを迎えたようでヤブキリ成虫がこのところ一気に増えた。黒化型を意識したところで簡単に見つかるものではないけど、いつもよりヤブキリの姿に反応してしまう。

0628サラサリンガ-3287541.jpg
 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

ヤブキリを撮影して、庭の真ん中にあるクヌギのそばに来ると、プ〜ンと発酵臭がした。
茂みに隠れて見えない樹液レストランのありかを探そうと、足を止めて振り返った目の前に鮮やかな色をした、
サラサリンガの「しわざ」があった。母蛾が自分のお尻の毛束を卵塊上に塗りつけたしわざだ。
posted by やまかます at 21:41| バッタ

2022年05月23日

川辺を歩いてみた

都城市 神柱公園

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        OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

神柱公園の中を流れる川沿いにはシダ植物のトクサが多く生えている。本種は水辺や水中に生える多年草だが、栽培されたものが増えたのだろうか。

トクサを眺めていたら、クビキリギス類のオスがいた。翅端が尖っているのでオガサワラクビキリギスでいいのだろうか?微妙だけど。

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        OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

カラムシの葉裏には初々しい、ウメスカシクロバが潜んでいた。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

カワセミの若鳥がいた。今年生まれでお腹はまだくすんだ色をしていて、仕草にも幼さが窺える。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

三股町

庭のビワの果実が色づいてきた。今年は一個くらいは試食できるだろうか。
理由はわからないが、熟れる前に亀裂が入るものもある。

0523ビワ-3234835.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO GODOX TT350
posted by やまかます at 21:27| バッタ

2022年04月30日

キリギリスとコアオハナムグリ

三股町

キリギリスの幼虫。3齢くらいだろうか。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

0430キリギリス-4301100.jpg
       OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

キリギリスとヤブキリの幼虫は同じ時期に現れ似た姿をしているが、慣れれば一眼で違いがわかるようになる。
どちらかと言えばキリギリス幼虫の方が人の気配に敏感なような気もするが、遭遇頻度が高いか低いかの違いであり、敏感さ加減にさして違いはないのかもしれない。
2年前、スズメが雛に運ぶ餌を定点カメラで記録したところ、ヤブキリ幼虫がきわめて多く、キリギリス幼虫は確認できなかった。やはり、ヤブキリ幼虫の方が多く、スズメにとっても見つけやすいのだろう。
なかなか近寄らせてくれない相手に、こういう時はやはり望遠レンズの出番だ。

コアハナムグリ 
あちらでもこちらでも、ノアザミの花に頭を突っ込み食事に夢中。
0430コアオハナムグリ-4301824.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350 

0430コアオハナムグリ-4301827.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350 

午前中はよく晴れていたが午後から俄に曇ってきた。夕方から予定していた草刈り作業を前倒しで早めに始めた。
今回は林の中の観察路と所々にある広場の草刈りを、下の谷津田の方から開始した。うちの林は南に向かっての斜面林なので、斜面の草刈りは下から上へとやる。上から降るように作業をするのは危険を伴うので、必ず下から上へと重力に逆らうように行う。
理想的には、観察路の三分の一程度でもいいから通年、土の地面が剥き出しであって欲しい。ハンミョウや狩りバチ類、あるいは花バチ類の営巣場所など、多様な生き物達の生活空間には欠かせないからだが、毎日多数の登山者が行き交う登山道とは違って、歩くのはほぼ私一人なので、踏み固めるまでには至らずあっという間に草や笹で観察路は埋まってしまう。なので、頻繁に草刈り作業をやって路面を保持する努力が欠かせない。いつまでこんなことが続けられるか、だが、、、。
posted by やまかます at 20:19| バッタ

2021年11月06日

ジイ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪

三股町

好天続きだったけれど、今日は朝から久々の雨。
気温も13度程度といきなりだから、余計に肌寒く感じる。

ススキの葉にしがみつくアナタは、ダレ!?
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仕事部屋を出てすぐの草むらにいたのは、シブイロカヤキリ
メス、かな?

シブイロカヤキリ-2065134.jpg


髭のようにも見える顔の黒い模様が本種の特徴。
シブイロカヤキリ-2065142.jpg


〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
FL-LM3
posted by やまかます at 18:15| バッタ

2021年10月29日

ろうそく虫

三股町

午前8時36分

いつものソングポストに、ホオジロのオス。
朝一番、仕事部屋で囀りを聴けて、気持ちの切り替えにもなる。
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ススキの花穂
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そこに、クビキリギス
独特なポーズゆえ、翅が朝日に透ける。
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室内で机に向かっていると体がガタガタ震えるほど寒かった。外は秋晴れ。
こんなではやり切れないなあ、と、パソコンを閉じカメラを手にして谷津田に降りてみた。
歩き出してすぐにも上衣を脱ぎたくなるほど、日射しが強い。

午前10時半

マダラバッタの色彩変異を見ておこうと、昨日の畑に出向いてみたが、個体数は少なく、地味なタイプしか見つからなかった。
ショウリョウバッタモドキは、いつもじっと警戒している姿の写真ばかり撮っていたので、今日はしばらく岩と化して様子を見てみた。
すると、しばらくしてアンテナをチョンチョンと掃除した後、チガヤの葉を食べ始めた。食事シーンを撮影するのは初めてかと思う。
ショウリョウバッタモドキ-3291957.jpg


モンシロチョウの姿が増えた。このところは、メス(写真)の方が多いようにも感じる。
コセンダングサで吸蜜。
モンシロチョウ-292023.jpg



〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
(ホオジロの写真のみ、テレコンMC-20を使用)
posted by やまかます at 19:57| バッタ

2021年10月28日

地面はフライパン

三股町

日中の気温はかなり高く、特に地面はまるで焼けた鉄板の如し。

庭に立っていると、次々にいろんなチョウが飛び交って賑やかだけど、視線を下げれば、バッタ類の姿も目につく。

畑の耕やされた土の上にはジリジリジリ〜と鳴く、マダラバッタが多い。

とは言え、、、、、、土に紛れるような姿でしかも地面にへばりついている。
そのような小さな(3センチ前後)バッタに気付くには、それなりに気持ちを向けていないと、大抵は通り過ぎてしまうだけだろう。
マダラバッタ-3281824.jpg

後脚のまだら模様が際立つ。
マダラバッタ-3281818.jpg

マダラバッタにはいくつか色彩変異があるので、他の色タイプも見ておきたいと思った。

畑の草むらから路上に次々と飛び出して来るのは、トノサマバッタの幼虫。
写真の個体は、4齢だろうか。白っぽい、褐色型も多い。
トノサマバッタ幼虫-3281806.jpg

トノサマバッタは、生前チョロの好物だった。草むらに鼻を突っ込んでは探すのに夢中になっていた。
せっかく見つけても、一気にジャンプされるとニオイに惑わされて見失ってしまうことが多かった。最初に押さえ込んだ臭いポイントに惑わされ、目で追いかけることができなかった。
トノサマバッタ-2284855.jpg


〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

(写真下、トノサマバッタ交尾のみ)
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
posted by やまかます at 19:38| バッタ

2021年10月14日

ツチイナゴの意外な、食事メニュー

三股町

午前8時
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賑やかな鳴き声が、クツワムシからタイワンクツワムシへと入れ替わってから、もう一ヶ月以上経った。

朝一番に仕事部屋を出ると、タイワンクツワムシのメスがいた。
気温が低いせいか、近づいても逃げようとはしない。実に落ち着いている。
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大きなツチイナゴがアキノノゲシの高い位置に登っていた。
これは何かあるな!?と思ってしばらく眺めていると、やおら、蕾を食べ始めた。
へえ〜。花蕾もご馳走なんだ。
朝日-2143928.jpg



〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350 2灯
posted by やまかます at 19:29| バッタ

2021年09月26日

ヒメ?オンブバッタ

三股町

「アゲハねぐら通り」のスギ林伐採作業はずっと続いて、当初、私が推察した面積の3倍ほどの空き地ができた。
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画面左端の道路沿いにまだ5本だけ残っている。切り詰めたスギ材の搬出は今朝から始まった。

画面右端のイチョウ大木が長い影を落としている。
「アゲハねぐら通り」のほぼ4分の1程度がごっそりと無くなって明るい空き地になったわけだ。
道路の反対側は谷津田で一部は農耕地だが、ここ数年耕作放棄で草やぶになっている。

この空き地のすぐそばの草はらで、気になるオンブバッタに出会った。
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なんか雰囲気が違うなあ、と近づいてしっかり撮影してみた。あとで画像を拡大してみると、
複眼から触角までの長さが短い。複眼の長さの半分程度だ。
これは、ヒメオンブバッタ、ではないだろうか?
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朝一番、午前6時半

下の谷津田ではモンシロチョウがねぐらに留まっていた。
夏場はほとんど姿を見なかったモンシロチョウが、そろそろ増えてくる頃合いだ。
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実に繊細な縋り方をしている。一夜をここで過ごして、よく落っこちないものだ。
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昨日、ネザサの葉裏にあったクロコノマチョウ卵塊は今日になって、ひしゃげてきた。
真っ黒になってどうも具合が悪いようだ。正常なら幼虫頭部の形が透けて見えるはず。
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卵の表殻には細かい模様がある。

「ねぐら通り」をウロウロしてみたのは昨日、セスジスカシバ♀が産卵場所を探して彷徨い飛翔していたからだが、今日は姿を見ることもなかった。そもそも食餌植物のクマイチゴがここには少ないので、無駄足だったようだ。

アカトンボが二種、ヒメアカネとマユタテアカネ、がいた。うちの周辺で見られるアカネ類はこの二種が一番多く、まれにミヤマアカネ、マイコアカネ、アキアカネ、、、などが見られる。

ヒメアカネ
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マユタテアカネ
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〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
EF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STM
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
ZUIKO AUTO-MACRO 20mm f2
マクロフラッシュ STF-8
posted by やまかます at 16:55| バッタ

2021年07月26日

火焔舞台

三股町

今日もはっきりしない空模様。青空に気を緩めていると小雨が落ち始める。
肌をチリチリ焼くような陽射しは、あまり期待できない。

菜園の前を通り掛かったその足元で、ツチイナゴの幼虫が脱皮していた。いやもう、皮は脱ぎ終えており、脚がしっかりするのを待っているところだった。その時間はしばらく掛かるので、目撃する頻度は高い。
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体を支えるだけしっかりしたら体を内側に曲げて足場にしがみつき、お尻を抜く。
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ツチイナゴの幼虫は様々な植物を食べて育っているが、菜園ではアオジソとエダマメ、トウモロコシの葉上で多く見かける。アカジソも食べているようだが、まだ確認できていない。以前、オンブバッタがアカジソを好んで食べていたことを思い出した。

同じく庭では、ショウリョウバッタのオス成虫を見かけるようになった。
飛翔時の「キチキチ」という翅音はまだ控えめ。
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〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
posted by やまかます at 18:00| バッタ

2021年06月18日

草むら合唱団

三股町

明るい草はらから、シリシリ、シリシリ、シリシリ〜♪、という音色が聴こえる。
音色はすれど姿は見えず、のことが多いけれど、岩になりきってジッと佇んでいると、向こうから姿を現してくれた。
ヤブキリのオスだ。
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もう今の時期にヤブキリの幼虫を見つけることは難しくなっている。一方、キリギリスの方はまだオス成虫を一度目撃しただけで、幼虫の姿の方が圧倒的に多い。
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ヤブキリの鳴き声に似ているのが、ヒメギス
写真では、右のオスがしきりと鳴き続け、左のオスはジッと聞き役に徹していた。
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ヤブキリ、キリギリス、ヒメギス、とも警戒心は強く、人影には敏感だからなかなか近寄らせてくれない。なんとか接近できたと油断してカメラを構えると、そのわずかな動作だけでも、ピョンッと跳ねて藪の中に逃げ込んでしまう。

チガヤの葉で休んでいたササグモのメスのところへ、オス(写真画面下)が近寄っているところを見つけた。
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オスはメスとの距離をじわじわと詰めていく。
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いよいよ、脚の先端が触れた途端、オスは一気にメスの体に飛び乗った。
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と、次の瞬間、メスが猛然とオスを跳ね飛ばし、オスは地上に落下してしまった。
一体何が気に入らなかったのだろう?





posted by やまかます at 20:57| バッタ

2021年06月10日

キリギリスの脱皮

三股町

午前5時半、庭の草むらでキリギリス♀の幼虫が脱皮を終えて休んでいた。
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自宅周辺では、キリギリス(ニシキリギリス)は多く、ヤブキリもほぼ同じくらいに見られる。
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人工池の周辺には、ハラビロトンボの姿も多い。
成熟したオス。
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こちらは、メス。
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そして、未成熟のオス。
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飼育中のギンシャチホコ幼虫は、2齢となり、コナラの葉をモリモリ蚕食している。
体色が緑色になるのは、何齢からだろう?
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posted by やまかます at 20:15| バッタ

2021年02月05日

のぞき部屋

三股町

チガヤの枯れ草をのぞき込んでいて、目があったツチイナゴ
やけに黄色。
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ウメの花も次々と開いているが、木によってだいぶ個体差があるようだ。
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さて、庭にやって来るミヤマホオジロの撮影は、初めの頃はリビングの窓から行っていた。
これは楽チンではあるが制約も多いので、今年に入ってから屋外にブラインドを設置してある。

飛来する時間帯はほぼ決まってはいるものの、日によって微妙に前後するし姿を見せない日もある。
そこで、囀りを聴いてから窓越しに様子を窺い、
「お!来たな」というタイミングでブラインドに入るようにしている。
ミヤマホオジロが採餌する箇所は日によっても違うが、ブラインドを二箇所に設置することで対応している。
それ以外の場所だと諦めるかしかない。

あらかじめカメラはブラインド内に設置しておき、客間の窓からそっとブラインドに滑り込むのである。
そのため、窓から移動する私の姿が鳥たちから死角になるよう、黒いシートで壁を作ってある。
事件事故の鑑識捜査の現場をブルーシートで覆っている光景が報道TVニュースに出るけれど、まさにアレ。

匍匐前進してブラインドの背面から潜り込む。少しでも音を立てたらアウト。鳥までの距離は3メートルそこそこだ。
見張りが一羽でも止まり木に残っているとこれもダメ。群れがみんな地面に降りたことをしっかり確認しておく。
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私が学生時代の頃から鳥の撮影も始めたことなどは、明日にでも書いてみようかと思う。
posted by やまかます at 21:50| バッタ

2021年01月14日

トノサマバッタ幼虫

三股町

畦道の草はらを少し歩けば、次々と飛び出してくる、トノサマバッタ幼虫。

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今日は若齢しか見つからなかったが、終齢や成虫もどこかに潜んでいるはずだ。

飼育中のスミナガシ幼虫は、パリパリとヤマビワの葉を食べて順調に肥えている。
来週中には蛹化するだろう。

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posted by やまかます at 19:13| バッタ

2020年12月05日

ヒメクダマキモドキ

三股町 田上

仕事部屋の中より外の陽射しの下の方が、断然暖かい。
室内作業は後回しにして、できるだけ庭や林で探索歩きに費やした。

ヒメクダマキモドキのオス。
流石に動きは鈍い。ゆったり、日光浴というところか。

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こちらは、メス。産卵管がつんと上向きに覗いている。
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菜園のセロリに、キバラヘリカメムシがいた。
以前は庭のコマユミで繁殖していたが、ここ数年、パッタリ姿が途絶えていたカメムシだ。
我が家では、実に久しぶりの登場。どこに潜り込んで越冬するのだろう。

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林では、ヒメアカネの交尾カップルがいた。
この先、無事に産卵できるのだろうか。

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OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
posted by やまかます at 19:25| バッタ

2020年10月08日

タイワンクツワムシ、跳ねる

林に降りて観察路を歩くうち、足元から跳ねた、タイワンクツワムシ♂。

跳ねなかったら、気づかなかっただろう。

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E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 MacroGODOX TT350

目線を地面まで下げて撮影。

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E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 MacroGODOX TT350
と、次の瞬間、ジャンプした。

で、着地した格好がこちら。
カッコ悪くても、落ち葉に〜なりきり!!

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午後2時50分。
花壇のコスモスにて、お休み中のオオハキリバチ
台風14号の影響か、西風が強く、気温もかなり低めのせいだろうか。

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コアオハナムグリも微度だにしない。


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E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 MacroGODOX TT350

雨が降り始める前にと、林内の観察路の草刈り作業を済ませておいた。
観察路だけは土の地面を剥き出しにしておきたい。ので、頻繁に草刈りを施すことになる。




先々月から読み始めた、『樅ノ木は残った』山本周五郎(新潮文庫上・中・下3巻)を昨夜のこと読み終えた。

登場人物が多く、名前や身分、血縁など複雑なので、最初は読み進めるのに苦労した。
注釈がたくさんあるけど、面倒なので読み飛ばしていた。
刃傷沙汰は冒頭と最後のシーンに限られているが、時代物としては、武家社会を描いた本書などより、町民の生活にテーマをおいた、例えば山本一力や宇江佐真理の著書などが私としては好きだ。
けれど、武家社会を描いた中に、どこかで庶民との接点が浮き彫りにされていく物語にも興味はある。50年前に放映されたNHKの大河ドラマ『樅ノ木は残った』はたいへん好評だったらしいが、当時、小学生だった私は観ていない。オンデマンドでお金を払えば今でも観れるようだが、原作だけでいいかなとは思う。

山本周五郎の著書は中学生の頃に少し読んだけど、その後ブランクが永く、今年から手に取り始め、昨夜で23冊目を読み終えた。

さて、今夜から久々に、熊谷達也の本、『迎え火の山』(講談社文庫)を読む。
熊谷達也の著作を読むのは、これで19冊目になる。
posted by やまかます at 20:46| バッタ

2020年09月28日

壁にクチキコオロギ

昨夜は寝室に出没して嫁さんが大騒ぎしていたが、
今日の昼間には、家の外壁を歩いていた、クチキコオロギのメス。
左触角が折れていた。

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E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro GODOX TT350 

昨日、ツバキで見つけたヒラタミミズクの顔。

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E-M1 MarkU ZUIKO AUTO Macro38mm FL-300R

午後7時過ぎ、延岡市に移動。
昨年の夏、四国で昆虫観察巡りをしたメンバー3名で愛宕山の展望台へ。
展望台の照明はほとんどがLEDになっており、二つだけ蛍光灯があったが、虫の集まりは少なかった。
かろうじて数種の蛾が来ていて、なかでも、、、、、、

アケビコノハはいつ見ても飽きないなあ〜。

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スマホで撮影
posted by やまかます at 23:17| バッタ

2020年09月22日

ヒメクダマキモドキ

三股町 田上

朝一番、自宅林の観察路を歩いてみた。まだ、台風で落ちた枝や倒木が至るところに散乱したままだ。

クサギの葉上に、ヒメクダマキモドキ♂がいた。

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その隣では、ジョロウグモの網に掛かって、餌食になっていた。

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E-M1 markU  M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ FL-LM3

7年間お世話になった日産ノートも、今日が最後の乗車。
燃費良し、小回りも効き、1,500ccでそこそこパワーもあり、長距離運転でも疲れなかった。
けれど細かいところでは、流石にくたびれてきた。なんと言ってっもコンパクトカーだ。
ヘッドランプは見違えるようにクリアになった。本当は研磨したあと被膜塗装しないといけないが、
まあそれはもう勘弁してほしい。ノートよ、さようなら。

posted by やまかます at 20:00| バッタ