2019年12月31日

セグロアシナガバチ

昨年の暮れから正月に掛けては、コナラ伐採木の後片付け作業に忙しかった。
いやほとんど明るい時間帯は、この山仕事に没頭していた。
今年は山仕事ではなく、通常の大掃除に時間を割いて過ごした。

倉庫の整理をしていると、床にセグロアシナガバチの女王がいた。
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床にはカーペットを敷き詰めてある。
しかしいつの間に、どこからここへ入ったのだろう。
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この女王蜂は、来春、単独で巣造りし、産卵し、子育てをする。
無事に春を迎えることを祈って、静かに倉庫の扉を閉じた。
posted by やまかます at 23:07| ハチ・アリ

2019年11月13日

ハバチ幼虫

昨夜の午後11時頃と、今朝午前2時に、桜島が噴火した。

噴火に伴う空振があって、特に午前2時のは激しく、家全体がグラグラと揺れた。
爆睡していたはずだが目が覚めてしまったのは言うまでも無い。
降灰もかなりあって、車はグレーに染まっていた。水洗いしたけれどすぐに灰まみれになってしまう。

首からぶら下げているカメラレンズの鏡筒もいつの間にかザラザラしていて、気になる。

イヌビワの葉に降り積もった、灰。
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ノカイドウの果実にも、よく見ると小粒の灰がついている。
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ノカイドウの枝にいた、ホソミイトトンボ
彼女の体にも灰が。
1113ホソミイトトンボ-130068.jpg


ハンノキには、ハバチの一種の幼虫が多数群れていた。
初齢から亜終齢まで、ステージは様々。
写真は初齢で、体が小さい時は窓を開けるように葉の真ん中から食べる。
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                                          (以上、上米公園)

アラカシの葉陰で休んでいた、ウラギンシジミ
1113ウラギンシジミ-130011.jpg


昆虫や植物など、小さな被写体の撮影では、降り積もった灰が写り込んで、写真によっては使い物にならない、ということにもなる。
明日の午前中は少し雨が降るようだが、その程度では綺麗にならないだろう。

posted by やまかます at 20:22| ハチ・アリ

2019年10月23日

ヤマトアシナガバチ

林縁でチョンチョンと梢を突くようにして何かを探す、カトリヤンマ。
その何かというのは、どうやらメスらしい。
ともかくも、オスの気迫が伝わってくるので、こちらも一緒に林縁をカニ歩きする。

カトリヤンマの姿を追っているうちに、アシナガバチの巣がチラリと見えた。
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スダジイの茂みに紛れた巣が見つかったのは、カトリヤンマのおかげで、
そうでなかったら、まず見過ごしていただろう。
繭蓋の色や成虫の特徴から、ヤマトアシナガバチかと思う。
これまでヒメスズメバチの強奪に合わずに済んだのも、こんな茂みに紛れていたからだろうか。
それとも単に運が良かっただけなのか。
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いや、待てよ。この時期にしては巣が小さ過ぎる。
何らかのトラブルがあって、この場所に逃避して来たものかもしれない。さて、どうだろう?

例年、ツチトリモチが出るポイントを見て回ったが、一つも見つからず。
今季は遅れているのだろうか?

薄暗い林内で輝くように見えたのは、おそらくオオワライタケの幼菌。
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数年前まではこのすぐそばのスダジイの根元で盛んに傘を開いていた。

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ホウキタケの一種が地面に点々と並んでいた。
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フジの太い蔓が地面に転がっていて、そこに白いキノコ。
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傘全体が滑っていて、傘の裏側のヒダまで。(ヌメリツバタケ?)
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イヌビワ
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ゴンズイ
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ノササゲ
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昼過ぎから小雨が降り出した。
予定していた次のポイントは後日に。


(使用機材:OLYMPUS OM-D E-M5 Mrak2 LEICA DG MACRO 45mm ASPH、
 M.ZUIKO DEGITAL 9-18mm、M.ZUIKO DEGITAL 40-150mm 、 ストロボFL-300R )
posted by やまかます at 19:55| ハチ・アリ

2019年09月30日

角田保育園

延岡での観察会、二日目の会場は角田保育園の園庭。

昨年の4月に引き続き、2回目。4歳、5歳児のクラスの子供たちと園庭で虫探し。
住まいの環境から、日常、昆虫と接する機会も多いようで、
虫を恐がったり、触れない、という子は一人もいない。

キハラゴマダラヒトリの幼虫を見つけた女の子がいて、すぐに人だかりができた。
「どれどれ。あ、これは触っても大丈夫だけど、手のひらに乗せてから見てね」
さっそく女の子が手のひらに乗せると歩くのが速くて、手のひらの道を次々と作るのに忙しい。
それが楽しいようで、みんなが順番待ち、ということに。

トマトパック片手に、子供達が見つけた虫は、、、

タイワンクツワムシ♀、マツムシ(♀が多数)、ウマオイ♀、ハラオカメコオロギ雌雄、エンマコオロギ♀、ヒシバッタ、セスジスズメ若齢幼虫。
クロコノマチョウ終齢幼虫、アオスジアゲハ蛹、キマダラカメムシ、アカタテハ、アゲハ、ツマグロヒョウモン、キタキチョウ、モンキアゲハ、ヤマトシジミ、ムネアカアワフキ幼虫巣、ハラナガツチバチ、センチコガネ、シロヒトリ、ショウリョウバッタ、イボバッタ、コバネイナゴ、、、、。

この子達が小学校、中学校、と進学していく中で、虫や自然とどう向き合うようになっていくのだろう。

午前11時40分、観察会を終了して帰宅。午後2時前には自宅に到着。
荷物を降ろしてから、上米公園へ。明日予定している新聞取材の下見。
それにしても暑い。青空は有り難いが陽射しが真夏並み。

先日のコバチ蛹が羽化していた。

コバチ成虫-7731.jpg

一昨日のミドリスズメ蛹は口吻の鞘が変形していたので、新たに撮影した写真と差し替えた。
蛹部屋が窮屈だったせいかもしれない。




            

posted by やまかます at 19:43| ハチ・アリ

2019年09月22日

寄生バチの繭作り

台風17号の影響で、一日中、強風が続いた。

雨が止んでいる寸暇、家の前の路上に出ては、栗拾い。

朝、昼、夕、と三回、計12分ほどで、この収穫。
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二日前に見つけた、ヤガ科の幼虫。
お荷物を背負っている。

 Yさんは「キャア〜!きれい!」と言って、さっそく撮影していた。
ヤガ科sp-7661.jpg


幼虫の頭部は「八」の字形模様ではあるが、本種の正体は今の所わからない。ヤガ科だろう。
それが気にはなるのだけど、昨日のこと、、、、

お荷物が引越しを始め、各々が糸を吐き始めた。
ヤガ科sp-7664.jpg


そして、今日。
生きていた幼虫から、一気に魂が抜け出たのだろう、
茶色くミイラに変貌していた。このタイミングに驚く。
ヤガ科sp-7694.jpg


ミイラの防波堤に隠れるようにして、糸吐き作業は進行。
寄生バチたちの繭が次第に形をなしてきた。
posted by やまかます at 22:13| ハチ・アリ

2019年08月05日

樹液レストラン

地元新聞社の取材で記者の方を伴い、カブトムシ、クワガタムシを探してみた。
場所は三股町内の公園。

カブトムシはすでに残骸が転がっているだけで、一足先にカラスに食べられてしまったようだ。
しかし、大きなヒラタクワガタ
クヌギの樹液に来ていた。彼らは隙間に身を潜める巧みな術を心得ている。
ヒラタクワガタIMG_6763.jpg


アラカシでは、シロスジカミキリのメスがいた。
樹液レストラン開業の裏方だ。
シロスジカミキリIMG_6755.jpg


アルコール発酵が進んでプンプン臭う、クヌギ樹液の根本にオオスズメバチがいた。
元気が無かったが、一目で、スズメバチネジレバネ♀の頭部が覗いているのがわかった。
あんまりおとなしいので、これをケースに入れて持ち帰ったところ、スズメバチは衰弱して死にかけていた。
と!目の前でスズメバチネジレバネの頭部からワラワラと小さな幼虫が出てきた。
とにかく小さい。動いているから幼虫だとかろうじてわかる。
スズメバチネジレバネIMG_0092.jpg

数百、いやそれ以上のかなりの数。
黒っぽい方が、頭部。
スズメバチネジレバネ幼虫IMG_0102.jpg


微小なふ化幼虫をもっと鮮明に表現するのは難しいが、少なくとも6脚あって素早く歩行すること、
お尻に長い二本の細いヒゲがあること、などの特徴が見てとれる。

ネジレバネの頭部をピンセットで引っ張り出してみたら、
体本体が破れ、そこからもふ化幼虫が溢れるように出てきた。
スズメバチネジレバネは、『体腔内卵胎生』という特殊な産卵形態である。

寄生されていたオオスズメバチは弱って結局死んでしまった。
本来なら樹液レストランの場で親の体から分散したふ化幼虫たちは、そこでオオスズメバチの飛来を待ち、
自ら選んだ運搬者に便乗する。
で、便乗したオオスズメバチが帰巣するや、巣内で多数養われているオオスズメバチ幼虫に寄生するようだ。
スズメバチネジレバネふ化幼虫(1齢)の寿命は、わずかに5日間。



参照文献:
前田泰生・木船悌嗣『ネジレバネの生態(1)〜(5)』
インセクタリュウム 1990.Vol.27:4月~8月号)

posted by やまかます at 21:17| ハチ・アリ

2019年08月02日

残骸

昨日、縁側のヤマトアシナガバチの巣が空っぽになっていた。
おそらくヒメスズメバチの略奪があったのだろう。
予想はしていたが、ちょうど私が留守にしている間の出来事だったようだ。

ヤマトアシナガバチ巣-6617.jpg


先月半ば頃からうちの庭ではカブトムシの姿が多い。
カブトムシ-9829.jpg

メスの方が圧倒的に数は多い。

目の前でフワフワと低空飛翔して、休憩に入ったナガサキアゲハのメス。
ナガサキアゲハ♀-9955.jpg

(撮影地:上米公園)

午後6時半頃、庭の人工池で産卵していた、ヤブヤンマのメス。
ヤブヤンマ♀-9790.jpg

先に見つけたのは、嫁さんだった。
「あ!ヤンマ」の声に、樹液に来ていた大型ノコギリクワガタの撮影を中断して、
カメラを構え直した。人工池は樹液レストランのすぐ横にある。
2、3回人工池の縁で産卵した後、イヌビワの枝で休憩。

ササキリの幼虫、でっぷりと肥えた?
ササキリ幼虫-9774.jpg


posted by やまかます at 20:48| ハチ・アリ

2019年07月31日

ヒメホソアシナガバチの巣

美郷町の竹やぶで見つけた、ヒメホソアシナガバチの巣。
細い柄でぶら下がった巣の全長は18センチほど。
ヒメホソアシナガバチ-9733.jpg


ガードレールの下から体半分を乗り出してようやく撮影できる、そんな場所だった。
つまり崖下の竹やぶの高所であり、巣の周りは遮るものが全くないオープンな状態。
冬になったら、この巣を採集しようかと思う。

美郷町『おせりの滝』での昆虫観察会は晴天の下、無事に開催できた。
なにせ過去数年ほぼ毎回雨に祟られ、晴れたのはわずか一回のみ。初回は2014年の夏。
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毎回、参加してくれる子供達は50名以上と多い。


うちの林のウバユリが開花した。
ウバユリ-1750.jpg


ウバユリ-1753.jpg


posted by やまかます at 21:25| ハチ・アリ

2019年07月11日

キイロスズメバチ、リセット

午前5時15分、ワーカーの数が増えていたが、一気に巣をそぎ落とした。窓の隙間からにわか造りの槍で。しばらくはワーカーが右往左往していたが、やがて来なくなった。
がしかし、昼前にトイレに行くと、窓の外、屋根の庇で新たな巣作りが急ピッチで進んでいた。
他の候補場所はどうなっているのだろう?

夜、仕事部屋のドアを開けて外にあるサンダルを履こうとしたら、すぐ横にマムシがいた。中くらいの大きさ。敷地内でマムシに遭遇したのは今夜が初めて。

今日の午後からネット接続ができなくなりました。原因は光回線の信号が入らなくなったせいで、固定電話も通じません。
修理は来週、水曜日になるので復旧するまでの間、ブログ更新は休止します。(今夜は携帯で入力。)
posted by やまかます at 22:38| ハチ・アリ

2019年07月10日

雨でも巣作り怠らず

一昨日から始まったキイロスズメバチの巣作り。
今朝、午前6時15分にはワーカーが飛来した。

多い時では7頭のワーカーが集まり、巣作りの勢いはいよいよ加速してきた。

キイロスズメバチIMG_1692.jpg


すでに育房室を覆う外被の土台も形が整い始めた。
巣材の違いによる独特な縞模様も出てきた。

キイロスズメバチIMG_1699.jpg


午後7時半、日没後も3頭のワーカーが残っている。このまま夜通しで巣場所を守るのだろう。

どうやらこの場所での営巣が本格化してきたように思える。
当初はどうせ他の候補地に移るだろう、と見くびっていた。
けれど場所が場所だけに、残念ながら営巣を阻止しなければならない。
夜通しでワーカーが居残るようになると、排除作業もちょっと厄介だ。

昨年の4月、玄関先に置いてある植木台の天井板裏に、コガタスズメバチ女王が単独営巣を始め、
気付いた時点では3つの育房室に卵が産まれていた。
これも場所が場所だけに、しかしコガタスズメバチだから、少し場所替えをして撮影をすることにした。
いきなり場所替えをしたのでは女王バチが迷って、放棄するかもしれないので、
50センチほどの小刻みで、ゆっくりと植木台を人の導線から外れる3メートル離れた家壁の庇下へと移動した。
この牛歩作戦は成功して、なおかつ観察と撮影がし易いよう、植木台に下駄を履かせて巣の位置が目線の高さに来るように出来た。
移転先で女王バチは何事もなかったのように、巣作りを粛々と続けてくれた。

がしかし、さあ巣作りの様子を克明に撮影できるぞ、という気負いが過ぎたか、
カメラをセットしている時に、ガタンッ!と植木台に三脚をぶつけてしまった。
しまった!と慌てた時には、巣の一部が崩れて硬いコンクリート地面に落ちていた。
戻ってきた女王バチは異変に気付いてか、あっさり巣を放棄してしまった。という苦い経験を思い出した。

コガタスズメバチの場合は、植木台を犠牲にすれば巣場所を移動できたけれど、
今回のキイロスズメバチ営巣場所は縁側の庇の梁であり、夜通しワーカーが居残るようになった今となっては
もはや強制的に移動させることは難しい。
またコガタスズメバチほど穏やかな性格ではなく、巣コロニーの規模も大きいので、
営巣場所が住居部近辺では危険が伴う。
結局、キイロスズメバチの巣作りを早めに阻止した方が、彼女らにとってもダメージが少ないかと思う。

巣場所の同じ並びに40センチほど隔てて、ヤマトアシナガバチの巣もあるので、
さらに注意が必要だ。できれば刺されたくない。
そう言えば、三股町役場ではハチ駆除用の防護服を貸し出してくれると、先日、聞いたばかり。

posted by やまかます at 22:59| ハチ・アリ

2019年07月09日

キイロスズメバチの営巣とヤリグモ出のう

午前6時過ぎ、まだキイロスズメバチの姿は無かったが、
2時間後にはワーカーが巣作りに励んでいた。

キイロスズメバチIMG_1668.jpg

午前中に育房室が三つ完成している。
午後7時頃、ワーカーはいなくなった。本家の巣に戻ったのだろう。

引越しは新しい巣が完成してからで、まだまだ日数が掛かりそうだ。この場所が本命になるなら。


玄関先のツバキでヤリグモが出のうしていた。
子グモの姿を見るまで、卵のうに気付かなかったのは迂闊だった。


ヤリグモIMG_8883.jpg

昨年は8月14日に出のうを見ている。

今年も三股町のJR三股駅「みまたんMギャラリー」で写真展を開催する。
その打ち合わせで役場に赴いたついでに参議院選挙の期日前投票を済ませておいた。

※写真展の開催時期は9月14日〜28日を予定していますが、観察会+講演の日程など、仔細は後日お知らせします。
posted by やまかます at 20:49| ハチ・アリ

2019年07月08日

キイロスズメバチの引越し

縁側の庇にキイロスズメバチが来るようになったのは数日前から。
3、4頭のワーカーが天井や家壁にしきりとタッチを繰り返していた。

「新しい巣場所を探しているんだな!」


でもそのすぐ傍にはヤマトアシナガバチがすでに営巣している。
しかしキイロスズメバチはヤマトアシナガバチには全く無関心の様子。

で、今日になってにわかに巣作りが始まった。

キイロスズメバチIMG_3356.jpg


時折、ヤマトアシナガバチのワーカーがキイロスズメバチにアタックするけれど、
それでもキイロスズメバチは相手にすることなく、粛々と巣作りに励んでいた。
まるでヤマトアシナガバチの姿が見えてないかのような振る舞いは、不思議に思える。
人がちょっかいを出したら、そうもいかないだろうに。

一気に巣作りが進展しそうな勢いが最初はあったが、やがてワーカーの数が減り、
一頭だけが寄り添っている時間が多くなった。

キイロスズメバチはワーカーが百頭くらいになり巣が手狭になると引っ越しをする。
その引越しに際しては、数カ所の候補地の中からベストの1カ所に絞られるようだ。(中村雅雄『スズメバチ』2007;八坂書房)
ということは、縁側のこの場所が本命ではない可能性もある。
過去にも偵察ワーカーがよく我が家に飛来することはあったけど、一度も営巣には至っていない。

ヤマトアシナガバチの巣はすぐ横。

キイロスズメバチIMG_3361.jpg


日没時になるとキイロスズメバチのワーカーは姿を消してしまった。
さて明日はどうなるだろう。

近所の草はらにいた、カヤキリ♀の幼虫。
頭胸部の大きさはすでにクビキリギスやクサキリの成虫と同じくらいの大きさがある。

カヤキリ幼虫IMG_8907.jpg

羽化までまだあと一回は脱皮するかな。
カヤキリ幼虫IMG_8929.jpg

羽化の様子を観たくて、この幼虫はお持ち帰りとした。
posted by やまかます at 21:36| ハチ・アリ

2019年03月12日

虫こぶ

クヌギハケタマバチの両性世代が育つ虫こぶが、
クヌギハナカイメンフシ

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ピンク色に染まった綿状の虫コブから、6月頃にクヌギハケタマバチの雌雄が羽化脱出する。
しかしながら、昨日、紹介した寄生バチが数日間にわたって産卵しているので、
クヌギハケタマバチが羽化できる確率はきわめて低いだろう。


6月に羽化したクヌギハケタマバチの♀は、今度はクヌギの葉裏に産卵。
産卵したところには頂上に凹みがある壺型をした虫こぶ、クヌギハケタマフシが形成される。
そのクヌギハケタマフシの中で育つのは、単性世代で♀のみ。


アケビの花が咲き始めた。
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菜の花の光景も今月一杯くらいだろうか。今のうちにこの光景を目に焼き付けておこうか。
春の進行は速い。

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仕事部屋の灯火に飛来した、アカハラゴマダラヒトリ
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なるほど擬死して、でんぐり返りすると和名の由来がわかる。
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posted by やまかます at 21:03| ハチ・アリ

2019年02月23日

キンケハラナガツチバチ

自宅菜園のアブラナは多くのニホンミツバチやアブ類で賑わっていた。
とにかく暖かい。

一際大きなハチのカップルが目をひく。


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キンケハラナガツチバチだ。画面左がメス。
体の小さいオスが懸命に言い寄っていた。
メスは後ろ脚を高く上げては素っ気無いが、脚上げが肘鉄のようなものかな。


ブ〜ンと翅音を立てて着地したのは、クチブトカメムシ
イモムシの天敵だ。モンシロチョウの幼虫もよく吸血されているのを見る。
まだ越冬明け直後でウォーミングアップ、といったところだろうか。

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ケヤキに絡んだスイカズラの葉上を、イチモンジチョウ幼虫が歩いていた。

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つい先ほどまで葉の縁を齧っていたようで、食事を終えた後、近くの越冬巣に戻ってそこへ潜り込んだ。
けれど、頭隠して尻隠さず。ちょっと肥えちゃいました。

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山仕事で朽木を整理していたら、次々とイモリが出てきた。
うちの林にはイモリが多いね。池があるから。

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posted by やまかます at 21:24| ハチ・アリ

2019年02月21日

リュウキュウコオロギバチ

午後3時、紅茶を飲んでいると、カサコソ、カサコソ、と音がする。
ウンどこからだ? 隣の部屋か?玄関か?廊下か?と探り歩くも音源の位置がわからない。
そのうち音は止んでしまった。

おかしいなあ、空耳か?とカップを手にしたらまた、今度は近くから聞こえてきた。
隣の客間に入ってみれば、障子に何かがぶつかる音だと、わかった。

あ!ハチだ。


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あ!このハチはコオロギ類を抱えて運んでいる姿を以前に撮影したことがある。
ギングチバチ科のリュウキュウコオロギバチ、だ。


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金色の体毛が輝く特徴的な姿で、クチキコオロギを主に狩るようだ。
そして、成虫越冬。

どういう経緯で部屋に紛れ込んだのかわからないが、ともかく外に出たいようなので窓を開けた。
手に乗っけて外に突き出してみたが、しばらく手のひらをウロウロするばかり。
身繕いなどして落ち着いているので仕方なく外壁に強制移動。するとしばらくしてプイッと飛び去って行った。
posted by やまかます at 23:10| ハチ・アリ

2019年02月16日

ニホンミツバチ

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巣箱は1キロほど先のお宅にあって、うちの菜園に通ってくる働きバチは大方そこから飛来しているのだろう。
冷たい北風が止まない中、みんな元気に良く働いている。

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明るい蜂蜜色のセイヨウミツバチと比較して、ニホンミツバチは全体にチョコレート色。
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               (撮影機材:EOS-5D Mark3 +Tamron 90mm macro )

posted by やまかます at 20:23| ハチ・アリ

2018年12月17日

机の上

朝一番、仕事部屋の椅子に腰を落としたら、目の前の書類の上に小さな蜂がいた。
いや最初は印字の掠れかと思った。印字に重なっていたから、ということもあるが視力の衰えもある。

おとなしいので、すぐに撮影してみた。体長、約2.8mm。
コガネコバチ科の一種であろう。

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もしや!?と飼育ケースに転がしてあったアカタテハ蛹を見てみれば、次々と蜂が出ていった穴が空いていた。
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午前中、神柱公園のクヌギを見ておいた。
休みなく元気に歩くオス4頭。
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ゆっくりと歩く、メス1頭。
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交尾カップル2組。
交尾カップルの1組は雌雄とも変色して死んでいたが、おそらくヨコヅナサシガメ幼虫に吸血されたのだろう。

そして、クモに捕食されているメスもいた。

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まだこれから産卵を控えた、お腹の大きなメスだ。
ようやく一つだけだが、卵塊も確認できたが、産卵はまだこれからもダラダラと続くだろうか?
posted by やまかます at 22:26| ハチ・アリ

2018年08月30日

視線

居間の網戸にオオカマキリが2匹。
緑色型と褐色型だったので、両者を並べて撮影することにした。

ところが、緑色型の方の色味が薄く、褐色型の血も少し混じっているようで中途半端。
典型的な緑色型とは言い難い。撮影はしたけれどNG。

褐色型は体が大きい割りには気が小さいのかすぐ逃げてしまったが、
緑色型はちょっかいを出すと、威嚇行動を繰り返した。

う〜ん、やはり緑が弱いなあ。

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クヌギ小木でじっと構えていたのは、ハラビロカマキリのオス。
このくらいしっかりと緑色が欲しいね。


カマキリ類のオスは出現期間が短く、うっかりすると見落としがち。


竹筒アパートにオナガササキリ♀を抱えて戻ってきた、コクロアナバチ
しかし、すぐには竹筒に入ろうとせず、獲物を抱えたままあちこち移動するばかり。
なんとも落ち着きが無い。

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コクロアナバチが巣に獲物を搬入するのをためらっていた理由はしばらくして、わかった。

ヤドリバエの一種が、ストーカーのごとく付きまとっていたからだ。
ヤドリバエはコクロアナバチの獲物に産卵寄生するべく、虎視眈々とその隙を狙っていた。
彼女はつねにコクロアナバチに照準を合わせ、まるでピアノ線で繋がっているかのように正確に後を追いかける。しかもほぼ20センチ程度の間合いを置いて。
コクロアナバチは寄生バエの追跡をなんとか振り切りたいようだった。

そこで私は、空中でピタリと静止していたヤドリバエをすばやく鷲掴みにして遠くに追いやった。
するとたちまちにして、コクロアナバチは竹筒アパートへと戻り、なんのためらいもなく獲物を所定の筒へと搬入したのであった。


畑の隅っこで、ニラの花が咲き始めていた。
小さなアリが訪れている。


ニラの花_1806.jpg

EOS-6D、EOS-5D Mark3 EF100mm F2.8Lマクロ IS USM、SIGMA MACRO 50mmF2.8 EX DG、
+スピードライト270EX II、マクロツインライトMT-26EX-RT
posted by やまかます at 21:05| ハチ・アリ

2018年08月29日

泥バチの流儀

毎年、家庭菜園に植えているオクラ
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オクラの葉っぱを巻いたワタノメイガの幼虫巣も毎年、にぎやか。
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今朝のこと、オオフタオビドロバチが狩りに訪れていた。

葉巻の一端をかじったり、つついたりしたあと、反対側に素早く移動して、巣内から飛び出してくる幼虫を
捕らえる、という狩猟作戦である。

しかし、ワタノメイガ幼虫もそう易々と捕まってしまうわけではない。
瞬時に地面へと飛び降りて逃げ切ろうとする。
糸を吐いて途中でぶら下がり、ハチの目から逃れたものもいた。
地面に落ちた場合は、ハチもしつこく探し回るが、今朝の場合、ついに発見できず諦めていた。

では、巣を開いて幼虫を剥き出しにしておくとどうなるか?
2つの幼虫巣を開いて、葉っぱの目立つところに置いてみた。

予想はしていたが、ハチは置かれた幼虫にはまったく見向きもしない。

狩猟の手順として、まずは巻いた巣を探し回ることが、彼女等のしきたりであり、その行程を踏まずしては狩猟が成り立たないのであろう。流儀に徹する、といえばなんだか立派にも見えるし、あるいは融通が効かない石頭の頑固者、とも言える。
ワタノメイガ幼虫巣を見つけ、これに触れて確認し、やおら巣壁を噛んだり穴を穿ち、中の幼虫に刺激を加える。
あるいは、穿った穴のすぐ先に幼虫がいた場合は、これを大アゴでくわえて、引きづり出す。

写真は、引きづり出してすぐに、腹端の毒針で麻酔をかけているところ。

オオドロ_1585.jpg

育児室として竹筒アパートの多くを占有するのが、オオフタオビドロバチ、である。


EOS-6D EF100mm F2.8Lマクロ IS USM + マクロツインライトMT-26EX-RT

CanonのマクロツインライトMT-26EX-RTを使い始めたが、MT-24EXより操作性がはるかに
良くなっている(MT-24EXは修理不能となってすでに廃棄して久しい)。
操作については、スピードライト430EX III-RTとほとんど同じなのですでに慣れてはいた。

発光部は手製のアームに取り付けて、レンズ先端より少し後ろに配置できるように工夫している。
アームは、レンズの三脚座とカメラボディに付ける2タイプ。
付属の取り付けリングはよく出来ているが、レンズ先端では撮影の邪魔になることも多々ある。



posted by やまかます at 21:40| ハチ・アリ

2018年08月06日

ツマアカクモバチとアシダカグモ

午前6時、コガネグモの網糸にウスバキトンボが掛かっていた。
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糸に絡んではいるが、ウスバキトンボの体は無傷で、コガネグモの姿も無い。いくら近辺を探っても見つからなかった。網はほとんど崩れており、コガネグモは引っ越しをしたか産卵場所へと移動したのかもしれない。

午後2時、玄関前でアシダカグモを運ぶツマアカクモバチがいた。
_Z5A7631.jpg

昨日から玄関の網戸でウロウロしていたが、玄関引き戸袋の奥を覗いてみれば、床下へと通じる隙間があることに気付いた。
ただでさえ自分より大きいアシダカグモを引きずって運ぶのは大変そうだ。
タイルでは滑って滑って足が空回りして、なかなか捗らない。
さらに、アルミサッシにも滑ってしまい、乗り越えるのに苦労していた。

_Z5A7661.jpg
それでもなんとかかんとか、床下の闇へとクモを運び込んで行った。

EOS-5D Mark3 EF100mm F2.8Lマクロ IS USM スピードライト430EX III-RT
posted by やまかます at 19:52| ハチ・アリ

2018年07月02日

ジジジ、ジジジ、ジジジ〜♪

数日前、台所の窓辺りから「ジジジ、ジジジ、ジジジ」と翅音がしていた。

アブか何かがクモの巣に掛かったのかな?と最初は思ったのだが、その音が時間をおいて繰り返されるので妙ではあった。
「犠牲者の断末魔の唸り声ではないよね」

台風の影響で断続的に激しい風雨が続く中、窓の外から翅音の正体を突き止めることができた。
音が鳴り止んだ直後、窓の隙間から黒い影が飛び出して行った。速い!何だ?

しばらくして、戻って来たのが、モンキジガバチだった。

モンキジガバチ7931.jpg
口には泥球を抱えている。つまり営巣作業をしていたのだ。
モンキジガバチ7932.jpg

モンキジガバチを見るのは今回が初めて。
この蜂については、手元の文献から引用してみよう。

「モンキジガバチは非常な暗闇好みである。、、、、、、、、この蜂の巣は尋常では人目に全くつかない。付着させる場所はやはり前種(キゴシジガバチ)同様壁の隅角などであるが、全く暗黒のなかでその仕事をする。その巣の所在は仕事中の蜂のたてる鼻歌だけをたよりにしてわかる。」

「モンキはキゴシジガバチ属のなかでもとくに暗い場所の好きな泥瓶づくりである。」

岩田久仁雄 著『自然観察者の手記』(1975年朝日新聞社)


なるほど、窓枠の隙間をちょっと覗き込んだくらいでは見当たらないはずである。ファイバースコープ(Kenko)を持ち出してみたが、ファイバー先端径が10ミリなので隙間に入らない。ショック!
ファイバースコープはダイコクコガネの育児室の観察用に購入したものだが、安価なタイプ。画質もそこそこで、まだほとんど活躍していない。最近は機種もグンと増えているようだが、自分の使い途に一番合ったものを選ぶのは大変そう。

posted by やまかます at 18:57| ハチ・アリ

2018年05月29日

新居

先週、竹筒アパートを更新しておいた。古い竹筒は中を点検してから廃棄。
ハキリバチの一種、オオフタオビドロバチ、エントツドロバチ、オオハキリバチ、コクロアナバチ、と
営巣していたハチ達の顔ぶれは例年通りだ。


昨日、小雨のなか覗き込んでみれば、さっそく新居でコクロアナバチが仕事を終えていた。
竹筒_7095.JPG
竹筒は冬の間に切り出し、3ヶ月ほどしっかり乾燥させてある。片方に節を残して長さは20センチ。
あまり長いとハチが営巣しないようだ。

目線よりちょいと上、枯れ葉に紛れるようにヤハズカミキリが。
こういうときはカメラをライブビューモードにして、万歳の格好で撮影。

ヤハズカミキリ_7140.JPG

少し離れた場所ではイタドリのテーブルにデンと構えたのがいた。
ヤハズ_7218.JPG

ヤハズカミキリが抱きついていた枯れ葉はムラサキツバメ幼虫が潜んでいた巣跡だ。よく見ると空になった幼虫巣がたくさんあった。

撮影場所は延岡市の愛宕山。
雨を覚悟していたが現場では降ることもなく、予定通りの観察と撮影ができた。
先月から継続観察している虫だけでなく、他にも興味深い発見があった。



posted by やまかます at 06:27| ハチ・アリ

2018年05月19日

ジッ、ジッ、ジッ、ジッ♪

足下から貝殻を擦り合わせるような、ジ、ジ、ジ、ジという音がする。
サトジガバチ8070.JPG
地面にトンネル堀りをしていたサトジガバチ。穴掘り作業中は翅を擦って音を出す。

その作業を見つめていたのは、私だけではなかった。
ヤドリバエ8102.JPG

ヤドリバエの一種が地面の巣穴にずっとまとわりついていたのだ。

このところ夜の灯りに飛来してそのまま翌朝まで居残ったアカイラガの姿をよく見かける。
シルエットは海のクリオネそっくり。

アカイラガ_6283.JPG

腹側から見ると、クリオネの翼足に見える長い脚は、中脚であることがわかる。しかし、なんで中脚がこうも長くある必要があるのだろうか?
アカイラガ_6288.JPG

あっ、、ガラス窓の白い粒粒は、新燃岳から降って来た火山灰です。
posted by やまかます at 19:36| ハチ・アリ