
耕作放棄地でのびやかに成長しているクワは、熟した果実で溢れんばかり。これを収穫してジャム作ったり、おやつにつまむ人などは誰一人と見当たらない。もっとも日頃、うちの周辺に散策する人の姿はほとんど無く、自分としては仕事をやり易い環境だとは思うけど、農作業する人までほぼ見かけない、というのはやはり異様に感じる。

人は手を出さないけれど、虫や鳥やけものなど、多くの生き物にとっては恵の糧になる。写真のキアシナガバチのほかに、ホソヘリカメムシ、チャバネアオカメムシも、吸汁していた。
うちでは朝のヨーグルトのトッピングとして散歩がてら摘んでいる。


クマイチゴの群落が蔓延っている場所も、数年前までは農地だった。仕事というより趣味でやっているようだったが、週に数回、軽トラで来られては畑仕事に励んでいる方がいた。寡黙な方で私がそばを通っても目を合わせることも避けている様子だった。狭い農地の真ん中にヒメユズリハとツゲが植っていたが、今はもうクマイチゴの藪に覆われて、どこにあったかも全くわからない。棘だらけの藪のため一歩も踏み込むことが出来ない。ここをまた農地に戻すとなると、大変な労力が要るだろう。人が通わなくなって畑作りが止まると、そこからクマイチゴの藪になるのはあっという間だった。
クマイチゴの果実は地味な味わいだが、「多めの種子の食感が胡麻粒みたいでいい」とは嫁さんの感想。ジャム作りはまだ試みていないが、以前、ヤマブドウで失敗したことがある。たくさん送っていただいたヤマブドウを無駄にしたのでとても申し訳なかったのだけど、クマイチゴなら家の周りにふんだんにある。






























































































































































