2022年02月03日

枯れ葉布団の越冬ねぐら

三股町

ヒサカキの梢に引っ掛かっている枯れ葉の中に、越冬虫が見つかる。

今日、見つかったのは、アミメカゲロウ目ヒメカゲロウ科の、ミドリヒメカゲロウ
体長は5ミリ程度と小さい。
とてもおとなしくて、ライトで照らしても微動だにしない。

ミドリヒメカゲロウ-3032342.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8 フラッシュFL-36R (深度合成)


こちらは、コウチュウ目テントウムシダマシ科の、キイロテントウダマシ
1箇所に数頭集まっていることもある。キイロとは言うけど、赤い。色彩には変異が多いようだ。
照明や振動には敏感ですぐにモゾモゾと動き出し、深度合成撮影は無理。
キイロテントウダマシ-3032417.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8 フラッシュFL-36R 

※ブログへの質問などありましたら、連絡はこちらまで。
yamakamasu8810アットマークkhaki.plala.or.jp  (アットマークは@に)
posted by やまかます at 20:34| アミメカゲロウ

2021年08月11日

庭の虫

三股町

朝から雨。しかも気温は低い。洗濯物を外に干せないのは困るが、暑さとの我慢比べはしなくて済む。
午前11時、玄関出たところに、ヘビトンボが止まっていた。
昨夜は10時過ぎまで門灯を点けていたので、その灯りに飛来したのだろう。
ヘボトンボの飛来は年に2回程度と少ない。
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午後4時20分、仕事部屋までミンミンゼミの鳴き声が聞こえて来た。
それもかなり近い。ドアを開けて鳴き声を手繰ると、サクラの幹に姿があった。
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関東では平地のしかも街中の公園でもアブラゼミと一緒に普通に見られるミンミンゼミだが、
西日本では山のセミになる。うちの一番近い産地は、3キロほど東にある枡安森林公園の林。
このくらいの距離ならたまに飛来することもあるだろうが、庭まで来たのは、過去13年間のうち今日が初めての出来事だった。
ドアを開けて外に出た瞬間、パタリと鳴き止んでしまった。警戒したようだ。
「逃げないでよ」と祈りながらゆっくり近づいて3枚シャッターを切ったところで飛び去ってしまった。


〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
GODOX TT350+ XPro O

OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
フラッシュFL-900R
posted by やまかます at 17:34| アミメカゲロウ

2020年10月31日

長寿記録更新!オオカマキリモドキ

都城市 早水公園

カワセミのシルエットを見つけたので、そっと死角から近づいてみたが、
私の姿が目に入った瞬間、飛び去ってしまった。一直線に飛ぶ速度は速い。
カワセミが佇んでいたヤナギの先にある、別のヤナギの梢を見上げれば、アシナガバチの大きな巣があった。

キアシナガバチだろう。頭隠して尻隠さず。

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さて、早水公園に近い場所のマンションの灯りに飛来した、オオカマキリモドキ
飛来したのは今月の2日。
こんな街中にどこから?と不思議にも思うが、早水公園で繁殖している可能性も見過ごせない。
というのも、毎年、マンションや近隣で見つかっているそうだ。

知り合いの方が捕獲したオオカマキリモドキは、私がいただき飼育していた。
で、このオオカマキリモドキは今日に至っても、まだ元気に過ごしている。


1031オオカマキリモドキ-2310100.jpg

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カマキリモドキ類は、これまでにも数種類の飼育を何度も経験しているけれど、
飼育下での寿命はせいぜい10日〜2週間程度だった。
特にオスはメスに比べて短い。
今回、オオカマキリモドキのメスは、29日間も生きながらえており、餌の小蛾をほぼ毎日、食べている。
水分もこまめに与えているが、よく吸水している。
けれど今までのところ、産卵はしていない。未交尾なのだろうか?

E-M1 MarkU
E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 20:49| アミメカゲロウ

2020年09月27日

オオカマキリモドキとヒラタミミズク

秋晴れで、日中の気温は30度まで上がった。日差しがジリジリと皮膚に突き刺さるようだ。

三股町、上米公園の坂道を登る。

昨年はここでは熟柿が全部、収穫されてしまい、柿に集まる昆虫の観察ができなかった。
今年はどうなっているだろう、と様子を見に行ってみた。

今年は人の手が入っておらず、思わずホッとする。

さっそく梢を見上げれば、ゴマダラチョウが来ていた。これは期待できそうだ。

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そして、オオカマキリモドキも3年前と同じようにいてくれた。
やあ!久しぶり。


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E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20 GODOX TT350

3年前、ここではヒラタミミズクの羽化殻(ぬけがら)を見つけていた(下記事)。
スクリーンショット 2020-09-27 19.33.24.png


きっといるはず!と随分探したけど、これまで見つからなかった。けれど、今日は探し始めてすぐ!
2メートル先、ツバキの葉表にヒラタミミズクの成虫を発見。
このあたりでは簡単には見つからないが、案外、探し方次第かもしれない。
網などを使った採集法を駆使して調べれば、もっと見つかるように思える。ほとんどルッキングだけに頼って探しているのだから、いるいない、多い少ないを、語れる立場には無い。
昆虫を知るためには、採集という手法が極めて重要であることは、広く理解されるべきである。


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日暮れどき、
庭仕事をしていたら、チガヤの葉上にヤホシホソマダラがいた。腹部がでっぷり、メスだろうか?


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E-M1 MarkU   M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro GODOX TT350
posted by やまかます at 21:02| アミメカゲロウ

2020年09月14日

ツノトンボ、1齢幼虫の分散はじまる

ふ化したあと兄弟が団子になって留まっていた、ツノトンボ幼虫。
写真は、今朝の様子で画面に入っていない上部にも、別集団がいる。


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ところが、
日が暮れてから半数近くの幼虫が、姿を消していた。ふ化してから三日目になる。
エノコログサの茎を降り、地上の世界へと旅立ったようだ。

しかし、ふ化してからすぐには分散せず、兄弟が身を寄せ合っていた理由とは、なんだろうか?

体がしっかりするまでの時間が必要だったとして、その間、身の安全を確保するには、兄弟が固まっていることが、少しでも天敵の目から逃れることに有利に働いたのだろうか。

一昨日、この幼虫集団のところへ、アリがやって来た。
アリはしきりと卵殻を点検したり、かじりとろうと試みてはいたが、それが叶わず、ウロウロと上や下へと歩き回っていた。そのうち幼虫たちの背中の上も歩き回っていたが、それに対して、幼虫は全く反応を示さないのが、印象的だった。
蟻地獄の集団上でも平気で歩けるんだ、と不思議な気持ちがした。
幼虫たちにとって、何があってもじっとしていることが、最大の使命だったのだろうか。

明朝、どうなっているか楽しみだ。

家壁のスズバチ泥巣は、さらに拡張し、五部屋目の基礎部分が出来ていた。
タイミングが合わず、まだ仕事に励むメス親の姿を見ていない。

ただ、家庭菜園のシソ花に来ていたのが、もしや、彼女なのかもしれない。

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今夏、うちの林では異例なほど油蝉が多い、とは前にも書いたが、
そのせいか、カマキリに捕食される場面を見る機会も多い。

カマキリに捕らえられた悲鳴を聞くのは、ほぼ毎日のことだが、今朝のは翅音だけだった。
駆け寄ってみれば、オオカマキリに食べられていたのは、アブラゼミのメスだった。


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EOS-5D MarkV  EF100mm F2.8Lマクロ IS USM 430EX III-RT

posted by やまかます at 21:13| アミメカゲロウ

2020年09月12日

ツノトンボ、一斉ふ化

午後2時50分、ツノトンボのふ化が始まった。

ツノトンボ-9120033.jpg
E-M1 MarkU  M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro FL-LM3


ツノトンボ-4581.jpg
EOS-5D MarkV  EF100mm F2.8Lマクロ IS USM 430EX III-RT

天候は曇り時々雨と、不安定な一日だった。
少しだけ蒸し蒸ししたが、暑いと言うほどでもない。

卵にはミシン線が入っており、そこから丸く開くようにして、ふ化が始まる。
全部の卵がふ化し終えるまでには、4、50分掛かった。

東向きの家壁では、スズバチの営巣が進んでいた。


スズバチ-9120007.jpg
E-M1 MarkU   M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ  FL-LM3

あと2、3個、育児室を追加したあと、全体を泥で厚く覆ってドーム型に仕上げる。
posted by やまかます at 19:55| アミメカゲロウ

2020年09月01日

ツノトンボの卵

ハグロソウに虫が来ていないか見に行っての戻り、(虫は来なかった)

隣の空き地のエノコログサに、ツノトンボの卵がびっしり並んでいた。


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草地環境さえあればそれほど珍しい虫でもないが、昼間は草陰にじっとしているので、案外、成虫に出会す機会は少ない。卵はご覧のようにイネ科植物の茎に並べて産み付けることが多いので、その気になればすぐに見つかる。
産み付ける高さは、地面から30〜40センチの範囲。

2010年9月13日の「ひむか昆虫記」に、「卵のふ化は午前中に行われ、それも正午前頃が多い」と書いてあった。
自分で書いておきながらすっかり忘れていたが、ふ化の様子も撮影していた。ふ化は一斉に始まるが、ある程度ばらつきもあり、一つの卵塊で「全部のふ化が終了するのに30分程度」とまで書いてある。


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ふ化した幼虫は地面に降りて散り散りになる。
肉食だから各々、孤独な生活を送る。小さな幼虫がどんな獲物にありつくことができるのだろうか?
当然、様々な天敵の餌食にもなるだろう。

写真の卵塊は、45コ。仮に全部45頭がふ化したとして、生き残るのは一体、そのうちの何頭になるだろうか?
全滅、ということだってあるのだろう。どこで、どうやって、どんな糧を得て成長していくのか、
その詳細を知りたいし、できることなら聞いてみたい、というのが私の抱き続けている想いだ。

しかし、相手は小さな小さな虫だ。姿を見つけるだけでも容易ではない。
ましてや、24時間、張り付くわけにもいかない。24時間とまでいかなくとも、なりふり構わず、観察に没頭することは可能だ。やれるだけやってみることは、成果の程はともかくも、意欲と情熱があればできないこともない。
けれど、想像するに、それをやり通すとすれば、例えば、とっくに私の家庭は崩壊していただろう。

ずいぶん昔になるが、ツノトンボ類の生態にのめり込まれた昆虫写真家の方がいた。
年齢もキャリアも、私にとっては大先輩、Tさんだった。
Tさんに請われて、私が知っていたキバネツノトンボの生息地(群馬県)を案内したことがある。
Tさんはそのフィールドをたいそう気に入って、現場近くの宿に泊まり込み、観察を続けた。
長期滞在しているなかで、周辺の生息地も次々と見つけられたようだが、私が案内したポイントが一番密度が濃いということだった。
お役に立てて私も安心したが、一方では、とても自分には真似ができないことだと思った。

Tさんの現役時代は科学者だった。その科学者魂は引退した後も延々と燃え続けたのだ。
科学者として自然を見つめる姿勢は尊敬できたし、学ぶべきことは多い。
しかし、
昆虫写真家として稼ぐ道筋にはいささか遠いものがあった。真似してやりたくてもできないジレンマも感じた。
Tさんが羨ましいとは思いつつも、どこまで、なりふり構わず観察に時間を割くかは、やはり自分なりにここまで、という線引きが必要だった。
それでも、自分のようなおざなりな自然観察であっても、それを長年継続しているとそこそこには勘所も冴えてくる。
この勘、というのは自分にとっては、ささやかなものであれ、もっとも大事な財産には違いない。



E-M1 MarkV  M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
       ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8
       GODOX TT350

posted by やまかます at 19:49| アミメカゲロウ

2020年08月25日

居残り組

仕事部屋の外灯に飛来した、ホシウスバカゲロウ

朝になってもコウゾの葉裏にいた。


ホシウスバカゲロウ-4396.jpg


ホシウスバカゲロウの幼虫は巣穴を掘らない生活タイプのようだ。

ホシウスバカゲロウは3カット撮影したところで、樹上高くへと飛び去ってしまった。
名残惜しくクヌギの梢を何気なく見ていると、見事に葉に紛れた、ヒメクダマキモドキ幼虫がいた。立派な産卵管からメスだとわかる。


ヒメクダマキモドキ終齢-4398.jpg


先日、ヒメクダマキモドキの成虫がキンモウアナバチに狩られていた。
いくら隠蔽擬態の術を心得ていても、決して安心はできない。


EOS-5D MarkV  シグマ50mmマクロ 270EXU
posted by やまかます at 21:31| アミメカゲロウ

2018年09月03日

歩くサナギ

クヌギの葉っぱを見て、こういうこともあるんだ!と少し驚いた。

ヨツボシクサカゲロウ_1827.jpg


まさに双子の繭。
しかしどうしてこんな具合に寄り添う格好で繭作りをしたのだろう?
単なる偶然だろうとは思うけど。

繭の正体を知りたかったが、昨夜のうちに成虫が羽化していた。
しかも、双子が揃って。顔面の特徴から、ヨツボシクサカゲロウの♂、と判明した。

双子の繭とは少し離れた葉っぱには、一回り大きな繭があって、そちらは
今夜、8時13分に羽化した。いや、その時刻に繭を食い破って蛹が外に出て来たのである。


ヨツボシ蛹_Z5A8283.jpg


正確には、蛹は繭から脱出すると少し歩いて、その数十分後に定位してから羽化したのであった。
こちらは、メスであった。


ヨツボシ_Z5A8339.jpg


繭を切り開き外に出て来る瞬間を逃したのは残念。
ハッと気付いたときには体半分が出ており、ファインダーを覗きつつストロボの電源を入れた瞬間、蛹はもう歩き始めていた。
蓋が開くと出て来るのは早い。


EOS-5D Mark3 TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD GODOXストロボ
posted by やまかます at 22:54| アミメカゲロウ