2019年09月16日

アブラムシ、壊滅

先週、9日に見たススキのカンシャワタムシ、コロニーだが。

カンシャワタムシ壊滅-1660.jpg


全部では無いにしろ、3箇所ほどのコロニーが壊滅していた。
おそらく、ハキオビヒラタアブ幼虫に暴食されたのだろう。
こういうシーンは過去にも何度も見てきた。
ベットリとついた黒い固まりは、ヒラタアブ幼虫の排泄物だ。

アブラムシが姿を消したススキ葉裏を見ていくと。ゴイシシジミの卵や孵化殻も数個残っていた。
もちろん、アブラムシがいなくなったその場所で、ゴイシシジミは餓死するしかない。
他の生存しているアブラムシコロニーへ何とか辿り着ければ別だが。

しつこく探していると、ゴイシシジミの幼虫が1頭だけ見つかった。
手を切らないよう、ススキの葉をそっとめくるのも厄介ではある。こういう時は手袋があればいい。

ゴイシシジミ幼虫-1670.jpg

アリが何度もやって来るが、ゴイシ幼虫には全く無関心のようだ。

庭のチガヤには、ツマグロスケバがいた。お腹がパンパン。
ツマグロスケバ-7473.jpg


道路を挟んで向かいにあるクリの木から、栗の実がこぼれ落ちている。
路面に落ちたものは車に轢かれて無残にも潰れてしまう。ので、
そうなる前に救出している。とか言って、栗ご飯を楽しみにしているわけ。

草地に落ちたイガに、キノコが生えていた。
栗のキノコ-1690.jpg

栗のキノコ-1697.jpg



夕方、1時間半ほど、庭の草刈り作業をした。
丸刃のチップが飛んで切れ味悪いけど、節約のためギリギリまで使い切る。
その分、体力もガソリンも余分に消耗するので、果たして節約になるの?とあとで疑問に思った。
posted by やまかます at 20:35| カメムシ

2019年09月09日

カンシャワタムシとゴイシシジミ

ススキの葉裏に白い粉を吹いたようなアブラムシが数え切れないほど群れている。

カンシャワタムシの、コロニーだ。

さて、そこでさっそく探しものは見つかった。

ゴイシシジミの卵である。写真画面中央上部にある、円柱形の物体だ。薬の錠剤にも似ている。

ゴイシシジミ卵-7422.jpg


葉っぱや花を食べて育つイモムシのイメージとはかけ離れた、
完全肉食のチョウである、ゴイシシジミ。

卵を取り巻く無数のアブラムシたちが食料源だ。

普通種でありながら、居場所や出現時期にはたいへんムラがあり、
いざ探すとなるとなかなか出会えない、そういう側面もある。ちょい不思議なシジミチョウなのだ。

いる時期に、いる場所に立てば、なんだこんな所にもいるじゃないか、と気抜けするようなチョウでもある。

2個目に見つけた卵には、カンシャワタムシの1齢幼虫がくらいついていた。
ゴイシシジミ卵-7420.jpg

これは、自分たちコロニーの天敵であるゴイシシジミの卵を、猛威をふるう前に排除、あるいは潰しておこう、という防衛行動なのである。

ただこの行為は虚しく、成果は上がらないけれど。

だいぶ昔のことだが、拙著『珍虫の愛虫記』(1999、北宋社)に「ゴイシシジミと兵隊アブラムシ」というエッセイを書いたことがある。

posted by やまかます at 21:38| カメムシ

2019年09月08日

集団生活

サトキマダラヒカゲの1齢幼虫たち。
食事は必ずササの葉先からと決まっている。

サトキ食事-1261.jpg

食べた葉の緑色が体全体に透けて見える。
兄弟はこうして集団で過ごしているが、3齢後半頃から次第に分散し、単独生活に移行する。

幼虫生育期間は1ヶ月以上かかるので、蛹化するのは10月に入ってから、ということになり、
蛹は休眠してそのまま越冬するようだが、一部は幼虫越冬の可能性もあるそうだ。

キササゲで育っている、クサギカメムシ
クサギ若齢-1181.jpg

脱皮直後の4齢幼虫。
この派手な姿は脱皮直後のわずかな時間でしかない。

いつもの「ねぐら通り」ではミヤマカラスアゲハの♀。
ミヤマカラス♀-0558.jpg


うちの林のカラスザンショウで一番大木の幹で、モンキアゲハ終齢幼虫が目線ほどの高さにいた。
モンキ幼虫-0518.jpg

蛹化場所を求めて、高所の梢から降りて来たのだろう。

過去にもこのカラスザンショウの根元付近で、モンキアゲハやミヤマカラスアゲハ、カラスアゲハの蛹が見つかっている。
この幼虫がこれから蛹化すれば、年内に羽化するか、あるいは越冬蛹になるだろうか。
モンキアゲハ蛹が休眠、非休眠のどちらになるかは不整であるようだが、
こうして長旅に出ている姿から、越冬蛹になるような気もする。


posted by やまかます at 20:58| カメムシ

2019年08月31日

カメムシの集まる木、キササゲ

道路を挟んだ向かい側で大きく成長した、キササゲ
今の時期は、ひょろ長い果実がホウキのごとくぶら下がっている。

そろそろ賑わっている頃かな。午後になって雨も止んだので覗いてみた。
クサギカメムシ3齢-7320.jpg

写真はクサギカメムシの3齢幼虫。
クサギカメムシとチャバネアオカメムシの幼虫が多数、散らばっていた。
新成虫もそこそこいる。
キササゲの梢は、まるで、カメムシの楽園になったようだ。
キササゲの果実は、カメムシ幼虫たちにとって大事な栄養源。
こんな美味しいご馳走を見落とすわけがない。

チャバネアオカメムシの4齢と5齢(画面左)。
チャバネアオカメムシ4齢5齢-7309.jpg


こちらはチャバネアオカメムシの卵塊。
チャバネアオカメムシ卵-7302.jpg


卵上部を取り巻く、まるでミルククラウンのようなそれは、受精孔突起(micropylar projection)。

昨日、見つけたオオトリノフンダマシの卵のう。今日になって、もう一個増えていた。
オオトリノフンダマシ2個目-0877.jpg

産卵から卵のうが完成するまでを一度は見てみたいものだ。夜だね。

イシガケチョウの終齢幼虫。
イシガケチョウ終齢-0880.jpg

イシガケチョウ終齢-0882.jpg


アカメガシワの葉裏には、ツマグロオオヨコバイクサヒバリ♂が仲良く並んでいた。
クサヒバリ-0907.jpg

posted by やまかます at 20:24| カメムシ

2019年08月27日

右、左、右、左、右、、、、、

クワの葉にいたツマグロオオヨコバイの幼虫が、脚を踏ん張ったまま、
体を右に左に、と揺すぶる。
ヨコバイIMG_7615.jpg

ヨコバイIMG_7616.jpg


ツマグロオオヨコバイはちょうど今頃が羽化の時期だ。年1化。
ヨコバイIMG_7608.jpg


羽化の撮影をしたのは15年も昔のこと。
羽化時刻は早朝4時〜6時が多かったが、そう思って油断していると夕方頃に羽化した個体もあった。
打ち合わせの仕事で都内に出掛け、まさか羽化してはないだろうと。
ところが帰宅して見ればすでに羽化済み。
連日早朝待機の疲れが溜まっている体が、さらにいきなりズンと重く感じたのも懐かしい。

夕方の犬の散歩から戻る途中、ススキで卵のうを抱えた♀クモがいた。
はて?初めて見るクモだ。
普段よく見かけるササグモに似ているが、
このクモはシマササグモ
シマササグモIMG_7648.jpg

南方系のクモで、九州でも南部に多いそうだ。

道の反対側には、ナガコガネグモの小柄なオスがいた。
ナガコガネグモ♂IMG_7602.jpg

網は粗末で足場程度。そう言えば、オスが獲物を捕らえている場面を見たことがない。

posted by やまかます at 21:14| カメムシ

2019年08月26日

四国カメムシ

一週間ぶりに帰宅してみれば、ヤママユのメスが羽化していた。
昨夜辺り羽化したようだ。山吹色。

さて、四国昆虫巡りで出会ったカメムシ目はと言えば。

石鎚山、瓶ヶ森林道のアカフハネナガウンカ。22日。
アカフハネナガウンカ-7127.jpg


本種は山地性で、シラキの葉裏で見つかるそうだが、写真はササの葉の裏にいた。
よく見れば、赤い口吻が葉脈に突き立てられており、おそらく吸汁していたのだろう。
ヒメキマダラヒカゲの卵塊でもないかとササの葉をめくっていたのが幸いした。
この後、I子さんが産卵行動を目撃、撮影したらしい。
けれど改めてその場所を案内してもらったが、本人にすらわからなくなった。
一旦移動してしまうと、さっきまで見ていたはずのポイントを見失う、ということはよくある。

高知県南国市のニシキキンカメムシ幼虫。24日。
IMG_7335.jpg

この時期は4、5齢がホストのツゲから分散し始めたところで、集団形成は弱い。
10月以降だと樹上での集団密度が高くなり、やがて厳冬期に入ると地面の落葉下に潜り込む。

愛媛県、皿ヶ嶺、風穴のトホシカメムシ幼虫。25日。

トホシカメムシ-7423.jpg

ナナカマドに幼虫が多く、みな5齢だった。
成虫も一頭だけいた。
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2年前、埼玉県飯能市では9月下旬に5齢と羽化直後の新成虫が多かった。

ナナカマドでは、ツノアカツノカメムシ、もいた。
ツノアカツノカメムシ-0265.jpg



コブシの実にはアカスジキンカメムシが数頭来ており、全てメスだった。
アカスジキン-7542.jpg


サクラでは、ナシカメムシの交尾カップルが2組。
クヌギカメムシ科のナシカメムシが産卵するのは9月以降だ。
そして越冬は2齢幼虫というステージ。
ナシカメムシ-7579.jpg


25日、同日。午後5時20分。
松山市南高井町、実家のドアノブで、チャバネアオカメムシが産卵していた。

チャバネアオカメムシ-7598.jpg

こんな不安定な、しかもホストから遠く離れた場所で、何故ゆえに?

思うに、ドアノブ周辺にはクロガケジグモのボロ網が張り巡らされていることから、
チャバネアオカメムシの♀の脚はこのボロ網に絡まれていたのではないだろうか。
もがいて、もがき暴れているうちに観念して産卵するに至ったのではないだろうか。
クモの網糸に掛かって、そこで産卵してしまうということはこれまでにも数回観察している。

ふ化幼虫達にとっては迷惑な話だが、苦し紛れに最後の力を振り絞った母虫の執念とも言えるだろうか。

撮影後、家に入るためドアノブをそっと握って回したら、
チャバネアオカメムシはサッと飛び立って行った。
うん? 

今朝は早めに明浜町の嫁さんの実家を発ち、
八幡浜港の市場に寄ってみた。
水揚げの多かったタコと(ちょい高め)、タチウオ、朝獲れエビを買った。
エビもタコもサッと塩茹で、実に美味い!

小雨の中、臼杵港から宮崎まで一気に戻った。




posted by やまかます at 22:19| カメムシ

2019年08月25日

皿ヶ嶺 上林「風穴」

四国昆虫巡り、最終日のフィールドは愛媛県、皿ヶ嶺の風穴。

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池にはミズカマキリの姿があり、水面近くを低くパトロール飛翔するタカネトンボの姿もあった。

フシグロセンノウ
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そして、エゾゼミ
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メスで、ヤマモミジの幹で吸汁していたが、いくら近づいても平気で落ち着いていた。

期待通り、カメムシ類の姿も多かった。こちらはのちほど、紹介します。

午後7時半、松山市内で夕食を済ませてから、西予市明浜町に移動。
卯之町のコンビニ外壁にカヤキリ♀が来ていた。
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このあと放つときに、大きなアゴで噛み付かれてしまった。
仕方が無い。強く摘んだからね。
posted by やまかます at 23:59| カメムシ

2019年08月09日

みんな幼虫

午後4時過ぎ、仕事部屋のすぐ外で、カヤキリの大きな声が。
気になって外に出てみた。デスクワークの中休み。

いたいた、ススキの茂みに。けれど手前の葉っぱが被って撮影できない。
そっと位置変えしたらサッと逃げられてしまった。
また鳴き出すまでじっと待っていたら、目の前にエビイロカメムシの終齢幼虫がいた。
エビイロカメムシ幼虫-1836.jpg


午後6時半、犬の散歩。駐車場を出るところで足元からショウリョウバッタ終齢幼虫が飛び出した。褐色型。
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褐色型の幼虫が羽化したら、やはり褐色型の成虫になるんだろうね。
え!?ほんと?

昨日見つけたキンモウアナバチの掘りかけ巣穴は、無残にもトラクターが踏み潰した後だった。
畑への出入口だったから。むき出しの地面ってなかなか無いから、キンモウアナバチも巣作りには苦労しているのだろう。
その場所には小さな崖もあって、スジボソコシブトハナバチがねぐら場所を探していたけど、
結局他へと去ってしまった。近場の崖も見たけど、ねぐらとしては条件が悪く、やっぱりハナバチの姿は見かけなかった。

帰り掛け、小さなヒサカキにホタルガの終齢幼虫が一頭、ポツンと。
ほんとに一頭だけ。
ホタルガ幼虫-1849.jpg

東京の清瀬市では空堀川の遊歩道に沿ってヒサカキの生垣が続き、それはもう大繁殖して所々、丸坊主になるくらいだった。
それに比べて今住んでいるこの三股町近辺ではとても数が少ないように感じる。ヒサカキ、そのものはあちこちに多いけれど、何か違うんだろう。成虫もあんまし見ない。

先週あたりからツクツクボウシが鳴き始め、クロコノマチョウも秋型が増えてきて、一昨日はクサヒバリが鳴いていた。ジワジワと夏の終わりが近づいている。暑いけど。

posted by やまかます at 20:30| カメムシ

2019年08月06日

台風一過

台風8号は宮崎県を直撃したが、三股町ではさほどの強風もなく、雨もそれほどでは無かった。
台風に備えてあれこれ準備したけれど、肩透かしに終わったのは幸いだった。
昼前から陽射しも出た。

午後6時過ぎ。
アブラゼミ-9906.jpg

谷津田の耕作放棄地にはセイタカアワダチソウ群落に混じって、アカメガシワまで大きく育っている。
その一本では細い幹に樹液が出ていて、先月から様々な昆虫が訪れている。
今日はノコギリクワガタのペアと、シロテンハナムグリ

アブラゼミ-9901.jpg


うちの林ではアブラゼミが例年よりか多い。
アブラゼミ-9884.jpg

今がとりわけピークだろう。

昨日のクヌギ樹液では、ヒラタクワガタと一緒に、小さなネブトクワガタも見つかっていた。
ネブトクワガタIMG_0068.jpg


あまり多くはないが、可愛いクワガタムシだ。



posted by やまかます at 21:21| カメムシ

2019年07月29日

イヌビワ天井

イヌビワは水平に枝を伸ばし大ぶりの葉を繁らせるので、樹下から見上げると一枚の天井のよう。

梅雨の頃から今の時期、盛んに羽化しているのはアオバハゴロモ
アオバハゴロモ-6684.jpg


さらにイヌビワ天井を見ていけば、
アミダテントウ-6580.jpg

アミダテントウ

そして、
ヒゲナガサシガメ-6672.jpg

ヒゲナガサシガメ

庭の草原では、ショウリョウバッタの♀終齢幼虫。
ショウリョウバッタ幼虫-6593.jpg


オスの羽化は撮影できたが、メスは失敗続き。
posted by やまかます at 20:54| カメムシ

2019年07月15日

アカギカメムシ

先月、6月5日にアカギカメムシ交尾カップルを見た場所を再び訪れた。
アカメガシワIMG_3674.jpg


梅雨の中休みの晴れ間の下、先月カップルがいた隣のアカメガシワに幼虫群がすぐに見つかった。
3齢だろう。
親の姿は探してみたが見つからなかった。


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トイレの窓の外の庇で営巣を始めていたキイロスズメバチは、昨日から姿を消した。
この場所での巣作りはいかにも急拵えで作りが雑だったこともあり、途中で放棄するだろうと予想は付いていた。

さて、先週の木曜日に光回線の信号が遮断してしまったが、今日、業者が来て修理工事が完了した。
修理工事が予定より二日前倒しになったのは幸いだった。
で、故障の原因は電柱にある光クロージャーという端子の箱に柿の木の枝が伸長してぶつかったためとの説明を受けた。
光信号は電柱の光クロージャーの手前までは来ていたのだが、ここで遮断されていた。
光ファイバーは曲げには弱い。箱が圧迫されてケーブル内の信号伝送に支障が発生したようだ。
不具合が屋外だったため、この場合の修理費用は要らなかった。
屋内に原因があると修理出張費用やら工事負担金などで1万円を超えるような額をあらかじめ聞いていたので、ホッと胸をなでおろした。

光回線が遮断したあと、パソコンのWi-Fi接続をオンにしたままで仕事をしていたら、アプリケーションの動作がやたらと遅く、起動にもかなりの時間が掛かっていた。接続できないときは設定をオフにしておかないと、こういう不具合が生じる。
posted by やまかます at 19:55| カメムシ

2019年07月06日

ベニツチカメムシ育つ

ネムノキの花もそろそろ終盤に。

この時期になるとベニツチカメムシの幼虫たちが地面で採餌する姿が目立ってくる。

ベニツチIMG_8775.jpg


メス親は子育てを終え、自らの命も終焉となる。

ベニツチIMG_8792.jpg


鹿児島県曽於市にて。
posted by やまかます at 23:50| カメムシ

2019年07月03日

雨宿り

家の外壁にクロモンサシガメが佇んでいた。主に地面で暮らすカメムシで、一時避難だろうか。
クロモンサシガメIMG_8614.jpg


玄関前の鉢植えのスミレには、脱皮直後のツマグロヒョウモン幼虫がいた。
ツマグロヒョウモンIMG_8621.jpg


鉢植えは庇の一番奥深い家壁際にあるので、ここなら雨に当たることも無いだろう。
最初植えていた植物が何だったか忘れたが、いつの間にかスミレが大きく育っていた。

ツマグロヒョウモンIMG_8620.jpg




お隣の都城市に続いて、三股町でも「避難指示」が発令された。
長時間の雨で川という川はどこも溢れんばかりに濁流となっている。

「避難しろ」と言われても近くの公民館はうちよりか標高が低い位置にあり、自宅にいた方がまだ安心かと思う。
むしろ気掛かりなのは周囲のスギ林で、強風はないものの地盤が緩んでの倒木が心配。

まったく手入れされてない放置林では倒木が発生しやすく、被害としては電線を引き倒しての停電。
停電になると今進めている仕事はほぼまったく手がつけられない。もちろん日常生活へのダメージも大きい。
以前、隣の杉林からうちの林の観察路に倒木があって、これを片付けるのは自分でやるしかなかった。
かなりの時間と労力を要するので勘弁してほしい。

まあそれにしてもよく降る雨だ。昨日までとは違って、今日はほとんど休みなく降り続けている。
夕方から次第に雨脚が強まり始め、風まで吹き荒れ始めた。こりゃあ、まるで台風並みだなあ!

posted by やまかます at 19:40| カメムシ

2019年06月23日

オオトビサシガメのふ化

庭で見つけたオオトビサシガメのメスは、お腹が大きかった。
しばらく飼育していたら、数日後には産卵した。

産卵してからほぼ2週間目の今日。午前6時半に卵塊を覗いてみれば、ワラワラとふ化の真っ最中!
「しまったあ〜!」
ふ化開始推定時刻は、午前6時00分〜15分の頃かと思う。

最初の一陣に続いて、第二陣がふ化し始めたので、なんとか最初から撮影ができた。
「ありがとう〜!」

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剣山のような卵の蓋を頭で押し上げ、それを被ったままふ化が進行する。
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ふ化後、しばらくするとオレンジの単色から次第に色づいてくる。

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触角の長さは体長のほぼ2倍。腹部はえらく小さく、とてもアンバランスな体型だが、これで無事に成長できるのかと、先行きが心配になってくる。

撮影後、犬の散歩に出るとすぐ、ボタンクサギの葉上を
アトボシアオゴミムシが忙しく歩き回っていた。
何かを探しているような、そんな雰囲気。
ずっと動いていたこともあって、眼にピントが合うことは一度も無かった。


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posted by やまかます at 18:27| カメムシ

2019年06月15日

嵐の朝

昨夜から早朝にかけて雷雨が永く続き、ついには漏電遮断スイッチが「バチンッ!!」と作動して停電となった。

まだ布団の中だったから停電になってもすぐには困らないが、うちの場合は井戸水だからトイレの水洗が使えなくなる。雷の閃光がギンギンガンガン眩しく、ストロボ光を浴びせられる昆虫の立場になったような気がした。
午前6時頃にはようやく雷も落ち着いたので、漏電遮断スイッチを戻して電気が復旧した。

午前中いっぱい小雨が断続的に降り、強風が吹き荒れた。まるで台風一過の如し。

セミスジコブヒゲカミキリの様子を見に行ってみれば、メスの姿が無くオスだけになっていた。
近くにメスがいないものか探していると、イヌビワの葉裏に、ミナミマエグロハネナガウンカがいた。


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庭のアジサイにはアオハナムグリが来ていた。
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土中の蛹部屋から出てきて日が浅いのだろう、体に泥がついている。
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同じく庭のササに、ヒメカギバアオシャクの成虫がいた。
冬場、幼虫を見ることは多いけれど、意外と成虫には出会っていない。
ササの葉っぱに溶け込むような姿に、ハッとした。


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まるで白チョークで描いた絵柄の如し。
posted by やまかます at 21:50| カメムシ

2019年06月07日

アカギカメムシ

「シロ子、で〜す!」
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「キナ男、で〜す!」
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posted by やまかます at 21:57| カメムシ

2019年06月05日

日南海岸

虫の「しわざ」を探しに日南市の海岸へ出向いた。

虚空蔵島の階段手すりを掴んだ途端、手に柔らかい感触があった。

「うん!?」

ステンレス製の手すりの反対側に素早く身を隠したのは、サツマヒメカマキリのメスだった。
ピョンと地面に飛び降りた。すぐに姿を追わないと見失ってしまう。


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海岸を北上して、猪崎鼻公園の遊歩道を歩いてみた。
アカメガシワの葉上で交尾中のカップルは、アカギカメムシ

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画面下側の黄土色の方がオスで、メスはまるで脱色したかのように真っ白。
止まっていたアカメガシワは雄株だったが、すぐ隣に雌株が並んでいた。


猪崎鼻公園で「しわざ」探しに1時間ほど費やして成果が上がったので、
山間の北郷町に移動した。

ここのハゼノキでは、エサキモンキツノカメムシのメスが抱卵していた。6頭確認できたが、交尾中のカップルもいた。


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ハゼノキでの繁殖は初めて見た。

地面に多数の糞と抜け殻、そして死骸もあった、その頭上の梢には、
クスサンの幼虫がいっぱいついていた。
食樹のモミジバフウ(アメリカフウ)、イチョウ、ハルニレ、が肩を並べていて、
これではクスサンの天国。
一番暴食されていたのは、モミジバフウだった。すでに完成した繭もあり、これから繭作り、というのもいた。
食樹の下に立っていると、雨のごとく糞がパラパラと音を立てて落ちて来た。


posted by やまかます at 21:14| カメムシ

2019年05月12日

延岡、昆虫観察

午後から県北、延岡市のフィールドに移動。
着いてすぐ見上げたイロハカエデの葉裏に、ヒゲナガサシガメ


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行儀よく静止しているその格好に注目したい。脚の踏ん張り方が面白い。
枝ごと引き寄せてもじっと動かない。
どうやら彼らは、日が暮れてから活発に動くようだ。夜の灯りにもよく来る。

イロハカエデでは別の虫の観察と撮影が目的だったが、そちらも予想以上の成果があった。

路肩のアジサイにサツマヒメカマキリの終齢幼虫がいた。
幼虫越冬で、もうじき羽化して成虫になる、初夏のカマキリだ。


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大きなコナラの梢から風に流されるようにして、アカシジミが目の前にやって来た。
今朝方羽化したばかり、と思われるしっとりとした翅。
止まったサクラの枝を右手でそっと引き寄せ、左手に構えたカメラを向けようとした刹那、
またもや風が来て、アカシジミはそのまま剥ぎ取られるようにして、姿を消してしまった。


3時間ほどの観察、撮影を終えて、延岡植物園に立ち寄ってみた。
時間はわずかだったが、ここでも予定通りの撮影ができた。
日曜日とあって家族連れの来園者が多かった。
駐車場にかき氷のテキ屋さんがいたのにはびっくりだが、夏日で商売繁盛のようだった。

ボロボロノキでは、ベニツチカメムシのカップル(左がメス)

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ちょうど配偶行動の盛んな時期です。

遊歩道沿いにあったネズミモチの実生が丸坊主になっていた。
でっかい、イボタガの終齢幼虫がいて、ギュンっと威嚇ポーズをとった。


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posted by やまかます at 20:07| カメムシ

2019年04月16日

目覚めたカメムシ

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ここ数日、しつこく観察しているノイバラで、アカサシガメにばったり。
今春はこれが2回目の遭遇。


続いて、シロヘリカメムシが颯爽と登場。
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どちらのカメムシも少々、色あせてはいるが、無事に冬を乗り切ったのである。
これから新しい世代を育むことだろう。


庭のツツジには、キアゲハの♂が訪れていた。よほど腹ペコと見えて、何度も何度も花に頭を突っ込んでいた。
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昨日、ムネアカアワフキの産卵を観察した同じサクラで、初めて見るDiptera.が気になっていた。
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金緑色のメタリックな輝きと言い、止まりかたと言い、、、。

で、今日になって再び同じ葉っぱを見上げてみれば、そこにまだいた!
けれどこれはおかしいと、よ〜く眺めてみれば、すでに死んでいる。
どうやら病菌に冒されたようだ。

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アンタ、誰だい!?
posted by やまかます at 21:33| カメムシ

2019年04月15日

産卵

昨年11月に三股町内で見つけておいた、ミカドアゲハの越冬蛹が羽化していた。

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まだ飛べないのかな? と、触角に触れてみたら、一瞬にして青空へ吸い込まれるように飛び立って行った。

庭のツワブキについた滴をしきりと吸っていた、コミスジ。羽化したてなのだろう、ピカピカの翅。
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コデマリには、トゲヒゲトラカミキリ
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アブラナでは、ヒメナガメのカップル。

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近くのあぜ道には、シオヤトンボが多数。
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昆虫たちの顔ぶれも、次第に賑わって来たが、しかし何と言っても今日の成果では、
ムネアカアワフキの産卵行動を観察できたことに尽きる。


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しきりと歩き回る様子から、これは何かあるな!としばらく食らいついてみた。
すると、サクラの葉裏に留まり、葉脈に産卵管を突き立てたのであった。
産卵管を抜いて立ち去った後、すぐに葉脈をルーペで調べてみたが、産卵痕はわからなかった。

posted by やまかます at 20:02| カメムシ

2019年04月13日

水面

表面張力に捕われて漂う、トビムシの一種。

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トビムシがもがいて生じる波動に反応してやって来る、ケシカタビロアメンボ

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しかしどうやら、トビムシがなにか忌避物質でも出すのか、口吻を伸ばして触れるだけですぐに離れていく。
けれど学習能力がないのか、忘れ易いのか、何度も同じことを繰り返していた。


水面に軟着陸した蛾は美味しいかな?
おそらく、ウスイロカザリバかと思う。暴れているときに翅の模様が見えていた。


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アメンボはスイスイと水面を滑るけれど、こちら、イトアメンボの仲間は、
ヒョイヒョイと歩きます。


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今日の写真の舞台は、庭に埋め込んである人工池。
昨日、撮影。

posted by やまかます at 19:37| カメムシ

2019年04月09日

タケウチトゲアワフキ、羽化ラッシュ

午前9時02分。ヘラノキの細枝に張り付いた幼虫巣から、タケウチトゲアワフキ幼虫がお尻をくねらせながら姿を現した。

硬い貝殻のようなシェルターから身を晒し出すのだから、いかにも危険極まりない。
鳥に見つかったら、あっという間に胃袋に消えてしまうだろう。
クネクネとお尻を振るのも、自殺行為に見えてならない。
まあ、カメラを構えている私が傍にいるから大丈夫ではあるけど。


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泡のシェルターに包まれて登場するのは、ムネアカアワフキと一緒だ。
脚で踏ん張って定位した後、羽化が始まるまでわずか5分。

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撮影していたヘラノキでは、他にも4頭が羽化していた。
新成虫の姿も多く、こんなに早くから、というのはいかにも南九州の平地、という土地柄でもあるだろう。

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うちから車で15分、というこのタケウチトゲ観察ポイントは日南市のメリアンさんに教えていただいた。
私が宮崎に移転した当初は、右も左もわからないまま右往左往していたが、
やはり地元の方からの的確な情報はありがたい。


posted by やまかます at 20:00| カメムシ

2019年03月29日

ムネアカアワフキ、羽化

数株しか無いナルコユリだが、ほんの二日間、目を離しているうちに若茎が立ち上がっていた。

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画面奥にある株は開きかけた若葉が何者かにガッツリ、かじられていた。まあ多分、虫のしわざだろう。

昨日、羽化直後の2個体を見たので、朝から庭のサクラをチラチラ覗いていたら、まるで雨が上がるのを待ちかねていたかのように、、、、
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貝殻のような幼虫巣から外に出るのは、まさにこの瞬間だけだろうけれど、
ムネアカアワフキ幼虫は泡の座布団の上で、ゆっくり羽化を始めた。


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羽化の様子はセミに似ているが、翅が伸びきってからお尻を抜いて起き上がるという点で大きな違いがあることを初めて知った。
お尻を抜くタイミングは、翅が伸びきり、垂直に立てていたところから水平に畳んだ瞬間。

今朝は羽化シーンを頭から2回、続けて撮影できた。際どいタイミングだったので本当にラッキーだった。
posted by やまかます at 21:10| カメムシ

2019年03月22日

小さなタマムシ、赤いアメンボ

そろそろ出ているかな? クマイチゴの若葉の前で立ち止まってみた。
いました。そこにもあそこにも。

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クマイチゴの若葉を食べていた。
そっとお顔を拝見。


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小さなタマムシの名前は、シロオビナカボソタマムシ

林にある小さな溜池には、コセアカアメンボのカップルがいた。
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見ているうちに捕まえた獲物はユスリカの一種。羽化してすぐに捕まっていた。

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コセアカアメンボは林に囲まれた流れの緩い川や水溜まりなどを好む。
昨日は玄関前に置いてある水連鉢でも、一頭だけだが泳いでいた。


アメンボ類は越冬地から飛翔して、水溜まりなどにやって来る。
けれど彼らが空を舞う姿は滅多に見られない。庭の上空を私の頭をかすめるように飛び去ったのを一度だけ、一瞬だけど、見たことがあるだけ。
アメンボが飛び立つところを是非見てみたいものだ。

ヤブムラサキの若葉では、イチモンジカメノコハムシの姿が増えて、小さな丸い食痕が目立つようになった。

ゴマ粒より小さい、アカクチホソクチゾウムシも数が増えていたが、ヤブムラサキとどういう関係なのかよくわからない。

ヒゴトゲハムシも昨日と同じ、2頭がいて食事中だった。
ヤブムラサキやムラサキシキブが食樹ということは、いづれ幼虫のマインが葉っぱで見つかるということだろう。
どんなマインだろうか?
posted by やまかます at 20:21| カメムシ

2019年03月02日

朽木アパート観察会

あいにくの曇り空で気温もかなり低めだったが、予定通り観察会を行なった。
場所は、都城市志和地(しわち)。
参加者は小学1年生〜4年生の約30名。

流石に活動している虫はほとんど目につかなかったが、アカハネムシの一種がチョコンといてくれた(写真ブレてます)。

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クヌギの小木には、冬芽に紛らわしい、トビイロツノゼミ
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クリオオアブラムシの大卵塊はすでに孵化していた。
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朽木の中にいる虫の観察では、アカハネムシ類の幼虫・蛹、ユミアシゴミムシダマシ成虫・幼虫、ヤマトデオキノコムシ、コクワガタ幼虫、キマワリ幼虫、オオフタモンウバタマコメツキ、
ヒラタカメムシの一種。

カワラタケでは、アカハバビロオオキノコの成虫・幼虫、

他にヤブキリ初令幼虫、トリバガの一種、ナナホシテントウ、トホシクビボソハムシ、など。


クワガタムシ、カブトムシの幼虫の飼育の仕方も容器や餌の準備、詰め方など、実地で説明した。

冬に逆戻りしたような寒さだったけど、子供達は元気に虫探しを楽しんでくれた。

昨日の写真だが、都城市、関尾ノ滝のヤツデでは、
アオモンツノカメムシの孵化が始まっていた。

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こちらは孵化間近の卵塊。
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posted by やまかます at 22:11| カメムシ

2019年02月12日

台場クヌギの剪定をしたので、落とした枝を見ておいた。

見つかった虫は、コミミズク幼虫だけだった。

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うっすらと判る眼のおかげで、虫と気付く。まさに眼は口ほどに物を言う。
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コミミズク幼虫のついた枝は水差しにして、クヌギ小木の幹に触れるように立て掛けておいた。
いづれ枝の異変に気付いた幼虫が脱離した場合、無事に移動できることを期待して。
posted by やまかます at 23:05| カメムシ

2019年01月08日

杉林の越冬ねぐら

薄暗い林内は倒木が乱れていて、歩くのも苦労する。
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毎年、台風が通過するたびに根こそぎ倒れる杉が後を絶たない上、ここを管理整備する者もいない。植えたはいいが放ったらかしの杉林がほとんどだ。
こんな光景は近代になってからのことだろう。森を林を粗末にするなんて、昔はあり得なかったはずだ。

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立ち枯れの杉が一本。樹皮がめくれて、ボロボロ落ちている。残った樹皮を控えめに剥がしてみると、
オオトビサシガメのペアが冬越し中。

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放ったらかしの杉林、我が家のすぐ近くに迫っているゆえ、倒木被害は充分あり得る。
自分の身は自分で守る。となれば、打つ手は無いなあ。


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posted by やまかます at 21:45| カメムシ

2018年12月24日

クヌギカメムシの受難、ふたたび

今日も気温が上がったので、昼過ぎにクヌギカメムシの様子を覗いておいた。
クヌギ大木には布ガムテープが巻かれてあった。
嫌な予感がした。

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予感は的中。
粘着ノリに捕らわれて、数頭のクヌギカメムシが死んでいた。

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公園内に4本あるうちの一番大きなクヌギだけに、この布ガムテープが巻かれていた。
クヌギを伐採するのか枝打ちするのか、何らかの管理作業が予想されるが、
それにしても、もしマーキングするのならビニール紐でも良いのではないか、と思う。
一体何のために巻いたのか説明書きが無い。ただの悪戯には見えないが。


ともかく、不愉快な出来事だ。かと言ってテープを勝手に剥がすわけにもいくまい。

少ないけれどそこそこの数のクヌギカメムシが集まってはいる。
その割には卵塊が目の届く範囲で一個だけ、というのが解せない。




公園内で伸び伸びと育ち、大きくなり過ぎたクヌギではある。
先行きがどうなることやら。


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posted by やまかます at 18:31| カメムシ

2018年11月27日

寿命

シラネセンキュウでのんびり育っているキアゲハ幼虫5頭のうち、一頭が姿を消した。
おそらく蛹化場所への彷徨に旅立ったのだろう。
ジャングルジムのごとく枯れ枝でシラネセンキュウを取り囲んでみたが、
それをくぐり抜けて出て行ったようだ。蛹化トラップはちょっと無理かな。

ギシギシやスイバの葉裏に多いギシギシアブラムシ

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皆を見守る格好の抜け殻は、一番でっかいのが脱ぎ捨てたものだろうか?

アカメガシワの葉裏には、ツマグロオオヨコバイ

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ツマグロオオヨコバイは5月〜6月にふ化して、それから成長して成虫になるのは8月後半から。
9月に羽化した場合、そのまま冬越しをして翌年、4〜5月の繁殖期まで生き延びるから、
成虫の寿命は約9ヶ月。卵からふ化した幼虫時代を含めた寿命は13ヶ月になる。
posted by やまかます at 18:26| カメムシ

2018年11月22日

クヌギカメムシの季節


日豊本線 餅原駅から戻る途中。
午前6時43分、車の前にキツネが飛び出して来た。
一瞬、こちらを振り向いたあと、あっという間に右手の草原に姿を消した。
そこはうちから歩いて18分、車だと3分。

都城市、神柱公園のクヌギ大木。
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クヌギカメムシの交尾カップルはまだ一組だけ。クモの糸にぶら下がったオスの死骸が一つ。
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庭のクヌギでリンゴドクガ幼虫の行方を探していたら、ナカキシャチホコ幼虫が新たに見つかった。
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posted by やまかます at 20:30| カメムシ

2018年11月06日

まだ来ない

物置小屋にいた、オオトビサシガメ
すぐに歩き出すが、すでに越冬態勢に入っている。
オオトビサシガメの放つ臭いは、バナナの香り。ほんとに。

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数年前の初冬にはおびただしい卵塊が産卵されていたクヌギ。
しかし、それ以後、ここではクヌギカメムシの姿も卵塊もまったく見ていない。
今年はどうだろうか?


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田んぼの脇にある小さなため池を覗いてみれば、水面にカトリヤンマのシルエットが映っていた。
同じ場所をグルグル旋回している。
水面下では、コガタノゲンゴロウの黒い影がそこにも、ここにも、と何匹も泳いでいた。

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落ち葉にくるまって営繭した、アカイラガ

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長径1pほどの楕円球型。
posted by やまかます at 21:39| カメムシ

2018年10月30日

エサキモンキツノカメムシ、2化目の羽化盛ん

都城市の庄内川沿い(関尾の滝ちょい上流)、クロガネモチを見上げてみれば、
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エサキモンキツノカメムシの新成虫と5齢幼虫が多数群れていた。

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写真は数が少ないが、高い場所では一か所にたくさん群れていた。

三股町、上米公園でしつこくヒナカマキリを探すも見当たらず。
スダジイの根際にオオワライタケの幼菌があって、そこにセンチコガネ(糞虫)が来ていた。ナメクジ類が齧ったと思われる食痕がある。
センチコガネは、崩れかけたキノコや腐果実もよく食べる。


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ノジギク?があちこちで花盛り。

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夕方の犬の散歩道で、ヒメカマキリのメスとバッタリ。
お腹はパンパン。もうじき産卵しそうだ。


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posted by やまかます at 20:57| カメムシ

2018年10月08日

シロヘリカメムシ

先月末の台風24号の被害で倒れたのは、クヌギとアカメガシワの2本。

今朝はこの2本をチェンソーで解体しておいた。とくにクヌギは観察路を塞いでいたし、下敷きになったクワを救出する必要もあった。幸いクワの根っこは生きておりロープで支えておけば、いづれしっかり持ち直しそうだ。

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アカメガシワは柔らかいので簡単だが、クヌギは太い上に硬いから切断には時間が掛かった。
途中、チェンソーの給油時には刃研ぎも行う。けっこうくたびれるので、休憩を挟むことになってちょうどいい。
せっかくだから切断したクヌギは2ヶ月間寝かしてからシイタケのコマ打もする予定。
チェンソーは使用後、分解清掃して刃研ぎも済ませておく。

観察路脇に今年も、ノウタケが出ていた。しかも3個。
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ノウタケはいろいろ調理して食べられるが、キノコはもっぱら観察するだけ。様々な生きものが利用している様子を見ていると、これを横取りするようで食べる気がしなくなる。
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ジョロウグモの網にはコウモリガが掛かっていた。コウモリガはちょうど羽化のシーズン真っ最中。
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ネザサには、シロヘリカメムシ。産卵は5〜6月で、成虫で越冬する。
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posted by やまかます at 21:37| カメムシ

2018年10月03日

表と裏

午後5時半ころ。
アカメガシワの葉表、ちょうど目線の高さに、ハンミョウがいた。
やけにおとなしい。

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こちらはカラムシの葉裏、ちょうど腰の高さに、エサキモンキツノカメムシ

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三たび早水公園(都城市)に出向いて、ウチスズメ幼虫を探してみた。
棒杭にはコムラサキ幼虫が中齢2、終齢2の合計4頭がいて、
ウチスズメ幼虫は、初齢1、中齢1が植え込みの草上を歩いていた。
ヤナギから振り落とされた幼虫たちは、かなりの数であったようだ。
今回また出向いたのも、台風被害の後片付けのことが気になったからだ。
案の定、今朝から業者が入っていて、落ち枝などの除去作業が始まった。私が探索を終えたころになって、
ヤナギの周辺にもブロアー清掃が来て、次々と地面に落ちた枝や葉っぱが綺麗に収集されていた。
こうなると落ちた幼虫たちは完全にアウトだろう。




EOS-6D
TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD+スピードライト270EX II
posted by やまかます at 20:03| カメムシ

2018年09月15日

旅立ち

アブラギリの実は熟れて落ちているものも多くなっていた。

オオキンカメムシの成虫はほとんどが分散したようで、雌雄の2頭しか見つからなかった。

こちらがメス。

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オスはこちら。葉裏に隠れていた。
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雌雄とも今夏に羽化した新成虫。
このあと移動しながら、やがては越冬地に落ち着く。

今月、28日まで開催中の三股駅『Mうぃんぐ』での写真展。
順路は足下のアリさんが教えてくれます。

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posted by やまかます at 21:38| カメムシ

2018年08月07日

アブラギリとオオキンカメムシ

三股町の長田峡を奥に進んでトンネルを抜けると、そこから日南市の山間。

今朝は、アブラギリにつくオオキンカメムシの様子を見てきた。

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アブラギリの実を丁寧に見ていくと、オオキンカメムシの3齢と4齢幼虫がいたが、終齢は見つからなかった。
メス成虫も1頭いた。

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アブラギリのすぐ近くのミズキには、
白いロウ物質を纏ったアゲハモドキ幼虫が多数ついていた。

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鰐塚山山頂へと続く板谷林道では、モンキツノカメムシ
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エサキモンキツノカメムシとは、背中のハートマークだけでなく、全体の印象もかなり違う。

渓流沿いで、テバコモジガサかな?と思ったのだが、葉っぱの切れ込みが浅い。
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まだ蕾ばかりで、開花は一つも見られなかった。
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葉の特徴からすると、モミジコウモリ(Parasenecio kiushiana Makino、キク科コウモリソウ属)かもしれない。
宮崎、熊本、鹿児島の3県にのみ見られるそうだ。
開花を待って出直してみよう。


EOS-6D,EOS-5DMark3 シグマ50mmマクロ、EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM、
EF100mm F2.8Lマクロ IS USM+スピードライト430EX III-RT、270EX II
posted by やまかます at 20:32| カメムシ

2018年08月05日

エサキモンキツノカメムシ

一昨日、ミズキに多数群れていたツノカメムシ幼虫の正体を確認すべく、
朝、早めにホテルを出て竹尾緑地に行ってみた。
クマゼミ大合唱のなか、ミズキのある高台へと登る。

さて、ミズキの枝をそっと引き寄せてみると、、、、、

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すでに羽化しているものが多く、幼虫と成虫が並んでいた。
一昨日の光景とは一変していたのである。
エサキモンキツノカメムシであることは、もう疑う余地がない。


隣のミズキでは、3齢と4齢の幼虫集団があらたに見つかった。
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オオマツヨイグサにはカミナリハムシ類の食痕が夥しく、一昨日にはルリクチブトカメムシ幼虫を1頭だけだが見つけた。
今朝はしかし、幼虫はまったく見当たらず、ハムシ類幼虫を吸血するルリクチブトカメムシ成虫が2頭いた。
ハムシ類幼虫もほとんどは地下に潜り込んだあとのようで、吸血されている以外では見つからなかった。
訪れるタイミングとしては、1週間ほど遅過ぎたということだろう。
私としては、終齢幼虫を撮影しておきたかったのである。

ルリクチブトカメムシはわが家の庭でも見つかることがあるが、年に一回程度とかなり稀。
広く草地環境に棲むカメムシではあるが、たくさんいるポイントに遭遇する機会は少ない。

かなり昔、頻繁に通っていた所沢市の下新井の荒れ地ではオオマツヨイグサにハムシ類が発生していて、ルリクチブトカメムシも結構な数を観察できた。1998年頃のこと。
けれどその場所はその後、巨大なゴミ焼却場となって、植物も虫もすべて消滅してしまった。

それと、そもそもオオマツヨイグサにも滅多に出会えない。
かつて(2012年)オオマツヨイグサの群落を見つけ、驚喜して撮影したのは愛媛県松山市の星ノ岡だったが、
今も健在だろうか?


福津市立図書館での講演は午前10時15分〜、1時間ほどのお話。お話しのあと子ども達が次々と質問をしてくれた。
posted by やまかます at 21:24| カメムシ

2018年08月04日

竹尾緑地〜福津市

福岡県、福津市にある竹尾緑地で昆虫観察会を開催した。
主催は環境ネットワーク『虹』

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竹尾緑地は、シイ・カシ類が優占する照葉樹林の森を中心に、ガマが生える湿地、小川、草原という自然環境が保全されている。

朝、宿泊しているホテルの玄関前で拾った、ベーツヒラタカミキリ♂。
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参加者の皆さんに見てもらってから森に返した。

ジョロウグモの網糸についていた、チャバネアオカメムシの卵

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糸に引っかかったメスが、苦し紛れにか産卵したものだろう。
以前、清瀬市の中里緑地保全地域の林で同じシーンを見ている。そのときはメス成虫も掛かっていた。
こちらは、クワの葉に産んであった卵塊。

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昨日の下見ではヒグラシがかなり多く、セミヤドリガ幼虫を背負ったものや、幹に紡がれた繭も見つかった。
ミズキの実では多数のツノカメムシ類の幼虫がついていたが、おそらくエサキモンキツノカメムシかと思う。
だとすると、2化としてはかなり早い発生だ。まさか別種?もう一度、明日の帰り際に確認してみよう。
マツヨイグサにはルリクチブトカメムシの幼虫がいて、別の場所の草むらで成虫も見つけた。


明日は、福津市立図書館で講演。

OLYMPUS TG-4 、 EOS-6D シグマ50mmマクロ+ストロボ270EXU


posted by やまかます at 17:50| カメムシ

2018年07月27日

ホオズキカメムシ

家庭菜園のピーマンに、ホオズキカメムシの群れが。
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幼虫は白い粉をふいたような姿だが、よく見ると体一面に白い毛が生えているのがわかる。
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これを退治するのは簡単。
右の手のひらを受け皿にして、左手でピーマンの茎をポンポンと叩くだけ。
ホオズキカメムシは慌てて受け皿に落ちるから、溜まったところでギュッと潰さない程度に握りしめる。
そして、菜園から離れた草むらに投げ捨てる。
幼虫は飛べないから、ピーマンに生還するのは難しい、と思う。

ま、イタチごっこではあるが、やらないよりまし。

ヤマアジサイの葉上を忙しく歩いていたのは、クロマドボタルの幼虫だろうか?
しきりと水滴を舐めていた。

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posted by やまかます at 21:47| カメムシ

2018年07月24日

ススキが好き好き!

鹿児島県曽於市。

先月、花の終わり頃に見つけたツチアケビ
自分の目と足で、初めて出会えただけあって嬉しかった。
誰かに蹴飛ばされていないか心配だったが、赤い実が無事に育っていた。

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この場所は道のすぐ傍なのだが、樹木の陰になってすぐには見つからないのが幸いしたのだろう。

ツチアケビの隣には、綺麗なキノコ。
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今朝の目的は、ベニツチカメムシの観察だったが、羽化ピークも終盤、残っている5齢幼虫はわずかで、集団のほとんどが成虫となっていた。例年よりか少し早い。

仕事部屋を出てすぐのススキ。
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しきりとススキの汁を吸うアカハネナガウンカ。もしかして、あそこか?産卵場所。

お尻を上げているのは、何で?暑いから?
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写真のエビイロカメムシ幼虫は日陰だけど、日向でガンガンに日射しを浴びている幼虫もいた。

EOS-6D EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM 、 
タムロン SP 90mm F2.8 Di MACRO VC USD、スピードライト270EX II
posted by やまかます at 19:38| カメムシ