2018年12月24日

クヌギカメムシの受難、ふたたび

今日も気温が上がったので、昼過ぎにクヌギカメムシの様子を覗いておいた。
クヌギ大木には布ガムテープが巻かれてあった。
嫌な予感がした。

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予感は的中。
粘着ノリに捕らわれて、数頭のクヌギカメムシが死んでいた。

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公園内に4本あるうちの一番大きなクヌギだけに、この布ガムテープが巻かれていた。
クヌギを伐採するのか枝打ちするのか、何らかの管理作業が予想されるが、
それにしても、もしマーキングするのならビニール紐でも良いのではないか、と思う。
一体何のために巻いたのか説明書きが無い。ただの悪戯には見えないが。


ともかく、不愉快な出来事だ。かと言ってテープを勝手に剥がすわけにもいくまい。

少ないけれどそこそこの数のクヌギカメムシが集まってはいる。
その割には卵塊が目の届く範囲で一個だけ、というのが解せない。




公園内で伸び伸びと育ち、大きくなり過ぎたクヌギではある。
先行きがどうなることやら。


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posted by やまかます at 18:31| Comment(0) | カメムシ

2018年11月27日

寿命

シラネセンキュウでのんびり育っているキアゲハ幼虫5頭のうち、一頭が姿を消した。
おそらく蛹化場所への彷徨に旅立ったのだろう。
ジャングルジムのごとく枯れ枝でシラネセンキュウを取り囲んでみたが、
それをくぐり抜けて出て行ったようだ。蛹化トラップはちょっと無理かな。

ギシギシやスイバの葉裏に多いギシギシアブラムシ

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皆を見守る格好の抜け殻は、一番でっかいのが脱ぎ捨てたものだろうか?

アカメガシワの葉裏には、ツマグロオオヨコバイ

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ツマグロオオヨコバイは5月〜6月にふ化して、それから成長して成虫になるのは8月後半から。
9月に羽化した場合、そのまま冬越しをして翌年、4〜5月の繁殖期まで生き延びるから、
成虫の寿命は約9ヶ月。卵からふ化した幼虫時代を含めた寿命は13ヶ月になる。
posted by やまかます at 18:26| Comment(0) | カメムシ

2018年11月22日

クヌギカメムシの季節


日豊本線 餅原駅から戻る途中。
午前6時43分、車の前にキツネが飛び出して来た。
一瞬、こちらを振り向いたあと、あっという間に右手の草原に姿を消した。
そこはうちから歩いて18分、車だと3分。

都城市、神柱公園のクヌギ大木。
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クヌギカメムシの交尾カップルはまだ一組だけ。クモの糸にぶら下がったオスの死骸が一つ。
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庭のクヌギでリンゴドクガ幼虫の行方を探していたら、ナカキシャチホコ幼虫が新たに見つかった。
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posted by やまかます at 20:30| Comment(0) | カメムシ

2018年11月06日

まだ来ない

物置小屋にいた、オオトビサシガメ
すぐに歩き出すが、すでに越冬態勢に入っている。
オオトビサシガメの放つ臭いは、バナナの香り。ほんとに。

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数年前の初冬にはおびただしい卵塊が産卵されていたクヌギ。
しかし、それ以後、ここではクヌギカメムシの姿も卵塊もまったく見ていない。
今年はどうだろうか?


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田んぼの脇にある小さなため池を覗いてみれば、水面にカトリヤンマのシルエットが映っていた。
同じ場所をグルグル旋回している。
水面下では、コガタノゲンゴロウの黒い影がそこにも、ここにも、と何匹も泳いでいた。

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落ち葉にくるまって営繭した、アカイラガ

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長径1pほどの楕円球型。
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2018年10月30日

エサキモンキツノカメムシ、2化目の羽化盛ん

都城市の庄内川沿い(関尾の滝ちょい上流)、クロガネモチを見上げてみれば、
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エサキモンキツノカメムシの新成虫と5齢幼虫が多数群れていた。

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写真は数が少ないが、高い場所では一か所にたくさん群れていた。

三股町、上米公園でしつこくヒナカマキリを探すも見当たらず。
スダジイの根際にオオワライタケの幼菌があって、そこにセンチコガネ(糞虫)が来ていた。ナメクジ類が齧ったと思われる食痕がある。
センチコガネは、崩れかけたキノコや腐果実もよく食べる。


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ノジギク?があちこちで花盛り。

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夕方の犬の散歩道で、ヒメカマキリのメスとバッタリ。
お腹はパンパン。もうじき産卵しそうだ。


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2018年10月08日

シロヘリカメムシ

先月末の台風24号の被害で倒れたのは、クヌギとアカメガシワの2本。

今朝はこの2本をチェンソーで解体しておいた。とくにクヌギは観察路を塞いでいたし、下敷きになったクワを救出する必要もあった。幸いクワの根っこは生きておりロープで支えておけば、いづれしっかり持ち直しそうだ。

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アカメガシワは柔らかいので簡単だが、クヌギは太い上に硬いから切断には時間が掛かった。
途中、チェンソーの給油時には刃研ぎも行う。けっこうくたびれるので、休憩を挟むことになってちょうどいい。
せっかくだから切断したクヌギは2ヶ月間寝かしてからシイタケのコマ打もする予定。
チェンソーは使用後、分解清掃して刃研ぎも済ませておく。

観察路脇に今年も、ノウタケが出ていた。しかも3個。
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ノウタケはいろいろ調理して食べられるが、キノコはもっぱら観察するだけ。様々な生きものが利用している様子を見ていると、これを横取りするようで食べる気がしなくなる。
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ジョロウグモの網にはコウモリガが掛かっていた。コウモリガはちょうど羽化のシーズン真っ最中。
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ネザサには、シロヘリカメムシ。産卵は5〜6月で、成虫で越冬する。
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posted by やまかます at 21:37| Comment(0) | カメムシ

2018年10月03日

表と裏

午後5時半ころ。
アカメガシワの葉表、ちょうど目線の高さに、ハンミョウがいた。
やけにおとなしい。

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こちらはカラムシの葉裏、ちょうど腰の高さに、エサキモンキツノカメムシ

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三たび早水公園(都城市)に出向いて、ウチスズメ幼虫を探してみた。
棒杭にはコムラサキ幼虫が中齢2、終齢2の合計4頭がいて、
ウチスズメ幼虫は、初齢1、中齢1が植え込みの草上を歩いていた。
ヤナギから振り落とされた幼虫たちは、かなりの数であったようだ。
今回また出向いたのも、台風被害の後片付けのことが気になったからだ。
案の定、今朝から業者が入っていて、落ち枝などの除去作業が始まった。私が探索を終えたころになって、
ヤナギの周辺にもブロアー清掃が来て、次々と地面に落ちた枝や葉っぱが綺麗に収集されていた。
こうなると落ちた幼虫たちは完全にアウトだろう。




EOS-6D
TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD+スピードライト270EX II
posted by やまかます at 20:03| Comment(0) | カメムシ

2018年09月15日

旅立ち

アブラギリの実は熟れて落ちているものも多くなっていた。

オオキンカメムシの成虫はほとんどが分散したようで、雌雄の2頭しか見つからなかった。

こちらがメス。

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オスはこちら。葉裏に隠れていた。
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雌雄とも今夏に羽化した新成虫。
このあと移動しながら、やがては越冬地に落ち着く。

今月、28日まで開催中の三股駅『Mうぃんぐ』での写真展。
順路は足下のアリさんが教えてくれます。

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posted by やまかます at 21:38| Comment(0) | カメムシ

2018年08月07日

アブラギリとオオキンカメムシ

三股町の長田峡を奥に進んでトンネルを抜けると、そこから日南市の山間。

今朝は、アブラギリにつくオオキンカメムシの様子を見てきた。

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アブラギリの実を丁寧に見ていくと、オオキンカメムシの3齢と4齢幼虫がいたが、終齢は見つからなかった。
メス成虫も1頭いた。

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アブラギリのすぐ近くのミズキには、
白いロウ物質を纏ったアゲハモドキ幼虫が多数ついていた。

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鰐塚山山頂へと続く板谷林道では、モンキツノカメムシ
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エサキモンキツノカメムシとは、背中のハートマークだけでなく、全体の印象もかなり違う。

渓流沿いで、テバコモジガサかな?と思ったのだが、葉っぱの切れ込みが浅い。
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まだ蕾ばかりで、開花は一つも見られなかった。
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葉の特徴からすると、モミジコウモリ(Parasenecio kiushiana Makino、キク科コウモリソウ属)かもしれない。
宮崎、熊本、鹿児島の3県にのみ見られるそうだ。
開花を待って出直してみよう。


EOS-6D,EOS-5DMark3 シグマ50mmマクロ、EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM、
EF100mm F2.8Lマクロ IS USM+スピードライト430EX III-RT、270EX II
posted by やまかます at 20:32| Comment(0) | カメムシ

2018年08月05日

エサキモンキツノカメムシ

一昨日、ミズキに多数群れていたツノカメムシ幼虫の正体を確認すべく、
朝、早めにホテルを出て竹尾緑地に行ってみた。
クマゼミ大合唱のなか、ミズキのある高台へと登る。

さて、ミズキの枝をそっと引き寄せてみると、、、、、

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すでに羽化しているものが多く、幼虫と成虫が並んでいた。
一昨日の光景とは一変していたのである。
エサキモンキツノカメムシであることは、もう疑う余地がない。


隣のミズキでは、3齢と4齢の幼虫集団があらたに見つかった。
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オオマツヨイグサにはカミナリハムシ類の食痕が夥しく、一昨日にはルリクチブトカメムシ幼虫を1頭だけだが見つけた。
今朝はしかし、幼虫はまったく見当たらず、ハムシ類幼虫を吸血するルリクチブトカメムシ成虫が2頭いた。
ハムシ類幼虫もほとんどは地下に潜り込んだあとのようで、吸血されている以外では見つからなかった。
訪れるタイミングとしては、1週間ほど遅過ぎたということだろう。
私としては、終齢幼虫を撮影しておきたかったのである。

ルリクチブトカメムシはわが家の庭でも見つかることがあるが、年に一回程度とかなり稀。
広く草地環境に棲むカメムシではあるが、たくさんいるポイントに遭遇する機会は少ない。

かなり昔、頻繁に通っていた所沢市の下新井の荒れ地ではオオマツヨイグサにハムシ類が発生していて、ルリクチブトカメムシも結構な数を観察できた。1998年頃のこと。
けれどその場所はその後、巨大なゴミ焼却場となって、植物も虫もすべて消滅してしまった。

それと、そもそもオオマツヨイグサにも滅多に出会えない。
かつて(2012年)オオマツヨイグサの群落を見つけ、驚喜して撮影したのは愛媛県松山市の星ノ岡だったが、
今も健在だろうか?


福津市立図書館での講演は午前10時15分〜、1時間ほどのお話。お話しのあと子ども達が次々と質問をしてくれた。
posted by やまかます at 21:24| Comment(2) | カメムシ