鹿児島県 伊佐市〜出水市
アブラギリが花盛りとあって、鹿児島県の『アブラギリの谷』に赴いてみた。
EOS-R6 MarkU RF35mm F1.8 MACRO IS STM
OM-1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
アブラギリ OM-1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
アブラギリの白い花が谷間を埋め尽くしていた。そして、オオキンカメムシは予想通り、その姿はわずかに2頭のみ。去年、多数の幼虫や新成虫が見られたポイントを重点的に見て回ったけれど、2頭以外には見つからず。越冬地からホスト:アブラギリへの回帰はまだこれからなのだろう。
アゲハモドキ OM-1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
アブラギリの梢で、アゲハモドキを見つけた。花に来ていたのはルリタテハとアシナガバチの一種を見たのみで、意外と昆虫の姿は少なかった。
シナアブラギリ果実 EOS-R6 MarkU RF70-200mm F4 L IS USM
さて、シナアブラギリ(オオアブラギリ)はと言うと、こちらはすでに花が終わり果実が目立ち始めていた。
まだ半分くらいの大きさだが、アブラギリに比べると開花時期はかなり早かったようだ。
シナアブラギリの花はまだ見たことがないので、残念。
OM-1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
シナアブラギリではオオキンカメムシが集まっている場所があり、オスが活発に動いていた。8月〜9月の繁殖期に、シナアブラギリで見つかるオオキンカメムシの数はわずかだったので、今の時期は逆転現象とも言えるだろう。
OM-1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
オスを目で追いかけてみると、メスに近寄り求愛を始めた(上写真右がオス)。メスは威嚇するような動きでオスを追い払ったが、すでに配偶行動が始まっていることに驚いた。
シナアブラギリの結実が早いことから、オオキンカメムシを誘引したのだろうと思う。ただし、このあと、シナアブラギリに産卵するかどうかは、今後の観察が必要だ。去年の観察では、シナアブラギリでの繁殖は確認できていない。
posted by やまかます at 21:13|
カメムシ