2018年06月21日

かお


過去11年間、三股町内でシロスジカミキリを見た事が無い。

これまで撮影できた場所のほとんどは、愛媛県松山市で、実際、松山には多い。

ところが、小雨降りしきる中、はじめて三股町内でシロスジカミキリに出会えた。


シロスジカミキリ7873-2.jpg

手で摘むとキイ〜キイ〜キイ〜♪の発音がいつまでも止まない。
三股町内でも本種の産卵痕はあちこちで見ているが、どれも大木となっており当然、かなり古いものだ。でも、どこかでひっそりと発生しているのだろう。
シロスジカミキリ7879-2.jpg

この時期は、探さなくてもヒョイヒョイとクロヒカゲ幼虫が目に入って来る。
今日の幼虫は、ツノが折れ曲がっていて、ちょっと滑稽だった。


クロヒカゲ_9746-2.jpg

脱皮直後に、ツノは初め折れ曲がっているが、時間とともに伸び上がる。
写真の幼虫はしっかり色付いてもいるので、脱皮直後ではない。
どうしてこんなけったいな事になったのだろう?

クロヒカゲ幼虫のツノの長さには個体差もあって、かなり短い場合もあるが、折れ曲がりは初めて見た。


本日、午後6時50分、うちの林でヒグラシが鳴いていた。
posted by やまかます at 20:38| コウチュウ

2018年06月18日

ボロボロノキは、実で見つかる

日向市のホテルを出て、美郷町役場まで40分。
昨夜はしこたま雨が降ったが、今朝は曇りで蒸し暑い。


水滴_9408-2.jpg
クサグモの巣網に昨夜の雨滴。

8月に予定している観察会の下見で美郷町の公園を歩いた。
そこのクリ園で久々にオトシブミを見た。
11年ぶりだ。

オトシブミ_9423-2-2.jpg
すでに葉縁両端から切れ込みが入っていて、メスは葉に折り目をつけているところだった。
全身の力を込めている様子が、なんとも見る者を惹き付ける。


足下に木の実が落ちていた。ボロボロノキの実である。
ボロボロノキ実_9466-2.jpg
頭上を見上げたが、ボロボロノキがすぐには見つからなかった。

それもそのはず、樹幹は苔にびっしり覆われており、何の樹なのかまったく検討の付けようがない。
しかも低い位置に枝葉はなく、かなり高所に特徴のある梢がようやくのこと拝めるだけ。
スダジイの大木に挟まれた位置に生えているので、これらに遮られていたのだ。
よくよく見れば実は多数ころがっていたが、うっかりすると見落としてしまいそうだった。
美郷町でもベニツチカメムシ成虫はよく見かけるそうだ。

posted by やまかます at 21:08| コウチュウ

2018年06月17日

リョウブの花に緑金色

快晴の下、八幡浜から臼杵へ向かう航路の海上は穏やかだったが、
延岡に入る辺りから曇り空となった。ときおり小雨がパラつく。


延岡の平地のフィールドを歩いてみた。

ベニツチカメムシの様子を見て回り、ふ化幼虫や2齢幼虫を落ち葉の下で確認。
卵殻を囲んだキマダラカメムシの1齢幼虫群もいた。

リョウブが花盛りで、色々な昆虫が来ていた。
アオスジアゲハ、ホソコハナムグリ、クマバチ、アオハナムグリ、ヒメコガネ、、、、、、、
そして、交尾カップルの大型カミキリムシ。


アオカミキリ_9346.JPG

緑金色ではあるが、これはムラサキアオカミキリであろう。曇り空で日射しがなかったのが残念。肉眼だとほぼ真っ黒にしか見えない。


しっかり色を見ておきたかった。にわか白ホリゾントを組み立て、メスを撮影。

アオカミキリ♀飛翔_9399.JPG

普段は上翅の下に隠れて見えない、腹部背面の紫色が鮮やかだ。

落ち葉を搔き起こしていた私に、4歳かな?男の子が「おじちゃん、なにしてるの?」と寄ってきた。
ボロボロノキを指差して、赤いカメムシを探していることを説明すると、男の子も枝を拾ってまねを始めた。
その子のお母さんもすぐ後ろにやってきた。
見つかったのはベニツチカメムシのメスの死骸だった(まだ死んで間も無いようで、仔カメムシが傍に群れていた)。少し赤いカメムシの習性について話をしたら、飽きて離れていくかな、と思いきや、このあとも、男の子はお母さんを手招きしては、移動する私の後ろを金魚のフンのように付いてくる。
結局、私はこの初対面の親子としばらく観察歩きとなった。クワガタムシはいなかったけれど、楽しめたかな?
30分ほどのプチ観察会だった。




posted by やまかます at 17:45| コウチュウ

2018年06月14日

ノコギリクワガタ

今日もノコギリクワガタが2ペア、樹液に来ていた。

ノコギリクワガタ_8326-2.jpg

樹液を吸っているメスに比べて、オスの体はずいぶん小さい。
もう一組のオスもほぼ同じ体格だった。

庭のクヌギにどれくらいの数のノコギリクワガタが来ているのだろう。
posted by やまかます at 21:51| コウチュウ

2018年06月12日

ヘイケボタル

昨夜、庭に立っていた私の足下に、ヘイケボタルが着地した。
ヘイケボタル_8924-2.jpg

先日からカワセミの鳴き交わしが盛んになって、庭の上空をまっすぐに飛翔する姿をよく目にする。
カワセミの囀りは林の下にある池に集中するが、ヘイケボタルはその池で発生している。

ヘイケボタル_8861-2.jpg

剪定したクヌギの葉に卵が並んでいた。
明らかにシャチホコガ科の卵で、しかも幼虫の口や体毛が透けて見えていた。種名が知りたくて、部屋に回収しておいたところ、12時間後にふ化した。


ふ化幼虫_3729-2.jpg

ふ化幼虫はしばらく休憩したあと、自分が入っていた卵殻を底だけ残して食べる。
何故か左端の一匹は食べ残していたし、右端の卵の場合も、最後にふ化したあと自分のではなく隣のわずかに残った卵殻を少し齧っただけで、プイッと去ってしまった。

蛾や蝶のふ化幼虫は、卵殻を最初に食べる習性が広く見られるが、
食べても食べなくても、それがのちのちの成長に影響しないとされている。
同じ兄弟でも、食べたり食べなかったりと、幼虫でも個性があって面白いと思った。
posted by やまかます at 05:55| コウチュウ

2018年06月11日

ノコギリ相撲

クヌギの樹液レストランに、ノコギリクワガタの姿が毎日見られるようになった。

今朝もペアとオスのお一人様。

ノコギリ♂_8250-2.jpg

お一人様のオスが腹一杯になったか、おもむろにペアの方へと登り始めた。
それとも「オイオイ、飯喰ってる場合ではないだろう」と私がつぶやくのが聴こえたか、、、。


ノコギリけんか前_8268-2.jpg

当然ながらメスを巡っての相撲が始まった。
メスはお一人様が乱入した瞬間、弾けるように避難した。
血気盛んなお一人様は上に回り込んで、挑み掛かった。

ノコギリけんか_8295-2.jpg

メスにマウントしていたオス(画面下側)は見るからに体格が良いが、力の差はそこそこと思われた。
しばらく大アゴのチャンバラが続く。
相撲前半、お一人様の勢いの方が勝っていたが、しかし数分で勝負がついた。


防戦気味だった下のオス(メスをマウントしていた)が、反撃に出たのだ。
というか、受け身で相手の出方を見ている余裕があったのだろう。
強烈な挟み込み一発。「ガチン!!」という破裂音には、その力の凄まじさを感じた。

お一人様は負けを宣言したかのようにすぐさま、樹下へと走り去った。
大怪我を負わなくて幸い。ここはひとまず退散するしかないだろう。

ノコギリ飛び立ち_8305-2.jpg
足場を決めると、一気に上昇していった。

ノコギリ飛ぶ_8307-2.jpg

お一人様が飛び立った瞬間、体をひねりながらノーファインダーでシャッターを切った。
ピントは合ってないが、またどこかで出会えそうな気がした。
posted by やまかます at 09:23| コウチュウ

2018年06月10日

チビクワガタは意外と飛んでいる、らしい

畳んだ衣類を手にとりかけて、ふと見れば、チビクワガタ

チビクワガタ_8765-2.jpg
どうやら洗濯物を取り入れたとき一緒に紛れ込んだらしい。
室内でチビクワガタを見るのは初めてだ。
にしても、チビクワガタが飛ぶ時間帯は主に夜間のはず。飛んでいる姿を想像しにくい虫ではある。


先日、サクラで脱皮中を発見したカメムシ幼虫が一昨日、さらに脱皮して、2頭とも5齢になっていた。餌はチョウや蛾の幼虫。
クチブトカメムシ類の幼虫には間違いない。

クチブト5th_8786-2.jpg

ササ・タケでは、シロヘリカメムシ幼虫が旬。
写真は5齢(終齢)幼虫。


シロヘリカメムシ_8180-2.jpg

羽化する場所はホストから少し移動する傾向があるようだ。
posted by やまかます at 18:50| コウチュウ

2018年06月04日

陸生ホタル

「睡蓮鉢にホタルがいるよ」と嫁さんから聞いて、さっそく覗いてみた。
オオオバボタル_8059-2.jpg

なるほど、容姿、大きさともにゲンジボタルそっくり。
陸生ホタルの中では最も大きい、オオオバボタルだ。
水面に口をあてがう仕草を繰り返していた。


腹側から見ても、発光器らしきものは見当たらない。
オオオバボタルZ5A6935-2.jpg

幼虫は朽ち木内で育つので、朽ち木割りをしないと見つからないだろう。

近所の林縁で、体長5ミリほどのゴミムシを見つけた。

ダイミョウツブゴミムシ8713-2.jpg

前胸背板は五角形の特異な形をしており、おそらくダイミョウツブゴミムシ、かと思う。

ツブゴミムシの傍では、アトキリゴミムシ類の幼虫がタケノホソクロバ幼虫を捕食していた。
アトキリゴミムシ幼虫_3253-2.jpg
posted by やまかます at 06:00| コウチュウ

2018年06月02日

歩くホタル幼虫

庭で、尺取り歩きするホタル幼虫がいた。
ホタル幼虫_7848.JPG

クロマドボタルの幼虫だろう。
本種の幼虫はオオマドボタルと酷似していて区別は難しいようだが、うちの庭ではまだオオマドボタルを確認できていない。


※オオマドボタルは、2012年5月27日に近所の畦道で撮影しているので、庭に棲息している可能性もある。

警戒すると頭部を胸のなかに引っ込める様子は、亀に似ている。
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が、一旦警戒が解けて歩き出すと、撮影も追いつかないほどの速度で徘徊する。

ホタル頭_3151.JPG

クロマドボタル幼虫の餌は、ウスカワマイマイなど陸生貝類。
幼虫だがお尻に一対の発光器があり、夜になると連続的に光る。夜、薮を徘徊する妖しい光を見つけたら、
それはマドボタル類の幼虫である。


メスの成虫は、幼虫に成虫の頭をくっつけたような、オスとはまったく異なる姿をしている。
幼虫をもう少し見つけて飼育すれば、メス成虫を拝めるかもしれない。
posted by やまかます at 06:51| コウチュウ

2018年05月17日

ニホンホホビロコメツキモドキ

歪んだ顔。これは、♀の証。

ニホンホホビロ_6164.JPG
ニホンホホビロコメツキモドキの繁殖期はもうほぼ終わった頃だ。

アメリカイヌホオズキの茎に、ホオズキカメムシがたくさん並んでいた。そっと覗きんでみれば、葉裏にはニジュウヤホシテントウの卵塊があった。

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posted by やまかます at 21:15| コウチュウ

2018年05月15日

紫色

ウスタビガの繭についていた越冬卵は5コあったが、2コはふ化せず、育ったのは3頭。
そのうち1頭は先日、死亡し真っ黒になっていた。コナラの梢で網掛けしての屋外飼育だが、網越しに吸血されたか、あるいは病死だろうか?
現在、2頭の終齢幼虫がでっぷり肥えて繭作りももうすぐだろう。

ウスタビガ幼虫_5721.JPG
ツートーンカラーのウスタビガ幼虫。背面の色は黄色が濃くなるものと、薄いクリーム色など色彩には個体差がある。

去年は繭が完成したところで網を外したら、全部、繭が消失してしまった。おそらく鳥のしわざだったのだろう。

アケビコノハ幼虫でもいないかと、アケビの蔓を見上げていると、バナナの房のような実がぶら下がっていた。
アケビ_5829.JPG

葉裏に貼り付くようにしているのをよく見かけるシギアブの一種
シギアブ_5673.JPG
肉眼では真っ黒に見える複眼が、ストロボ光を当てると、紫色に輝く。
顔を正面から撮影したいが、まだ試していない。朝一番の時間帯がいいかもしれない。

午後2時過ぎ。仕事部屋を出たすぐの庭で撮影の準備をしていたら、目の前を低く舞うカミキリムシがいた。すぐにムラサキアオカミキリとわかったが、庭での目撃はこれで3度目。
過去11年間で3回だから遭遇頻度は極めて低いが、とくに珍しいカミキリムシでもない。タイミングが良ければもっと出会っているのだろう。
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posted by やまかます at 21:24| コウチュウ

2018年05月05日

コガネムシ1号

今年初めてのコガネムシは、庭のクヌギにいた。
コガネムシ_4797.JPG
夕方、これも今年初のラミーカミキリ♂。
ラミー_4932.JPG
ラミーカミキリの姿はこの一頭のみだったが、彼らの「しわざ」はいくつか見つかっている。
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posted by やまかます at 22:01| コウチュウ