2019年11月22日

センチコガネとジョロウグモ

秋には活発に動いているようで、センチコガネがモズのハヤニエに立てられたり、
ジョロウグモの網に掛かったりしている。

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ジョロウグモにしても困った獲物のようで、もがく甲冑武者をただただ静観している様子。

このところ、小さな土鍋でご飯を炊くことが、うちでは流行っている。
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写真の土鍋は2合まで炊けるが、1合でじゅうぶん二人前。
銀杏を加えれば彩りとしても良かった。次は銀杏を入れてみよう。

土鍋で炊くと時間も手間も少しは掛かるが、電気炊飯器とは比べ物にならないほど、旨い!
こんなにまで味が違うの!と、愕然とする。

土鍋でご飯炊きをすれば、おかずはそこそこでも、
旨いめしに幸福を感じること間違いない、と思う。
質素な食卓こそ、食料の国内自給率を高める道に繋がるはず。
国内自給率95%のドイツを見習いたい。
posted by やまかます at 20:37| コウチュウ

2019年10月24日

きのこむし

倒木がキノコに覆われていた。
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高さ3メートルほど。広葉樹だが樹種はわからない。

キノコの間に潜り込んだ、ナガニジゴミムシダマシの仲間がいくつか見え隠れしていた。
どうやら明るい場所は好まないようだ。
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クスサンの大きな繭殻。
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ツマグロキチョウがキタキチョウに混じって飛んでいたが、低い場所をゆっくり舞ってはすぐ地面近くに止まることが多い。
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(以上、上米公園)


自宅近くの畦道はタテハモドキとキタテハのねぐらになっているが、そこに怪しげなポーズのクビキリギス
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まだ体は柔らかいが、姿勢は固まったままでピクリともしない。
死因は何だったのだろう?
外見上では傷も見当たらないので、病死だろうか。

正午前、Hさんが蜂の子のお裾分けを持って来てくれた。
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巣を掘り出したのは昨日だが、時期的には遅かったため、幼虫の数より蛹の方が多かったそうだ。
サッと茹でているので、このあとバター醤油などで味付け調理をする。

自家用車の走行距離が15万キロになった。
12ヶ月点検の割引期限が今月一杯なので、点検整備の予約を入れた。
あとどれくらい走れるだろう。車検は来年10月まで。


(使用機材:OLYMPUS OM-D E-M5マーク2  LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm ASPH
M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm ストロボFL-300R )
posted by やまかます at 20:59| コウチュウ

2019年10月01日

上米公園

午後から三股町内の上米公園に出掛けた。
8月に引き続き、今回は秋の虫の取材で新聞記者の方と一緒に歩いた。

アラカシの幹を歩いていた、ヒラタクワガタ♂。
おチビちゃんだ。
ヒラタクワガタ小-2082.jpg

樹液を求めて、あるいはメスを求めて徘徊しているのだろう。
幹表面にはシロスジカミキリ幼虫の掘りクズがはみ出ている。

イロハカエデに巻きついたアケビの蔓に、アケビコノハ幼虫がすぐ目に入った。シルエットだけど。
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「ほら、見えますか?黒っぽい芋虫がいるでしょ」

けれど女性記者の目には入っていないようだった。無理もない、2メートルも先なのだ。
しかも初めて見る人にとっては、理解不能な姿。
目の前に近づいてからも、
「え?どこが頭ですか?」

今日は朝からずっと曇りだが、気温、湿度とも高めで歩くと汗だくとなった。


posted by やまかます at 19:47| コウチュウ

2019年09月20日

互角のガチンコ勝負!

Yさんがゴイシシジミ幼虫を探すというので、上米公園にも寄ってみた。

これまで杉植林が多い場所へは立ち入らなかったのだけど、その場所でシバハギを見つけた。
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午後5時半、犬の散歩で谷津田に降りてみれば、アカメガシワの樹液でノコギリクワガタが激しく闘っていた。
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ガチ!グキ!ギリギリ、グリグリ!

大アゴの締め付ける音が響いてくる。

両者、ほぼ同じ大きさ体型であるから、投げ飛ばす事もならず、大アゴ同士がガッチリ組んだままで力が漲っている。

一旦離れてもまた大アゴを付き合わせることを繰り返し、ついに勝負あったか!と思えば、、、

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いや、このあともなおガチンコ勝負に決着がつかず、興奮した両者は上へ下へと歩き回り、
果てしない闘いに突入しそうであった。

もっとも、争いの最中、件のメスは早々と地面に落下逃走してたけどね。


さて、JR三股駅のギャラリーで開催中の写真展、
22日(日曜日)は台風17号の接近を考慮して駅事務所が閉鎖されるため、
この日だけギャラリーも休業することになりました。

23日から27日までは平常通り開場しています。


posted by やまかます at 21:26| コウチュウ

2019年09月19日

夏のおわり

5年前に苗木を植えたクヌギが、道路沿いに並んでいる。
何本かは早々と立ち枯れてしまったが、残ったクヌギは今や屋根を越し、ドングリを実らせている。

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樹液も細々ながら出ていて、今日はオオスズメバチも来ていた。

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庭のクヌギ根元で死んでいた、カブトムシ。
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大きく育ったクヌギは、葉を落としたら屋根より上部は切り詰める予定。
それと道路へはみ出た枝も落とさねば。
posted by やまかます at 21:13| コウチュウ

2019年08月22日

愛媛の昆虫観察

昨日、21日は久万高原町で、クロツバメシジミを探してみた。
急斜面にはりつくような集落の石垣にはツメレンゲの群落があちこちにある。
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花が咲くのは秋になってから。ツメレンゲを眺めていると、やがてクロツバメシジミの姿もチラホラ。
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今回の四国昆虫巡りでは、Kさん(画面奥)とI子さん、も参加。

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夜は予定通り、面河山岳博物館主催の講演。愛大昆虫学研究室の先生方や後輩OB、そしてちょっと驚いたのは高校時代の同級生の方にも来ていただいた。

22日、本日は石鎚山の「よさこい峠」に上がり、ブナ帯でツノクロツヤムシを探し歩いた。
目を付けた朽ち木からさっそくツノクロツヤが出た。
ツノクロIMG_7133.jpg


カメムシはほとんどいなかったが、アオクチブトカメムシをKさんが見つけた。
アオクチブトIMG_7165.jpg


面河山岳博物館で特別展を見学したあと、夕食をはさんで、夜の観察に出た。
お目当てのコケオニグモは見つからず。
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クサキリが羽化していた。
posted by やまかます at 23:19| コウチュウ

2019年08月16日

アリも平気

昨日、アミメアリ大群が占拠していたクヌギ樹液。
今朝はヒメスズメバチとカナブン、シロテンハナムグリ、サトキマダラヒカゲ、などが来ていた。

ヒメスズメバチはアミメアリが体に這い上ってくるたびに翅を震わせて、とても神経質な様子。
それでも樹液の魅力には勝てず、イヤイヤをしながらもしぶとく樹液ジュースを吸い続けていた。

ところが、シロテンハナムグリカナブンは違っていた。
アリがいようがいまいが何らの気遣いもなく、平然と樹液シロップに顔を突っ込んでいた。
甲冑をまとっているからだろうけど、神経もなお太いかも。
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ノブドウの実を食べていた、アオドウガネ
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結構、なんでも食べるね。

クヌギ樹液の横の紫陽花では、シュレーゲルアオガエルがお休み中。
シュレーゲルIMG_7027.jpg


林の入り口に立てている看板、そろそろ手入れしないとなあ〜。
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夜、家の周りはクツワムシの大合唱に包まれるようになった。
そこにハヤシノウマオイのスイーッチョン♪も。

シュレーゲルIMG_7067.jpg


posted by やまかます at 20:57| コウチュウ

2019年08月15日

台風のあとの樹液レストラン

午後5時半。
仕事部屋の東に並ぶクヌギの樹液にはノコギリクワガタのペアや、
ヒメスズメバチ、カナブン、そして、ハラビロカマキリ褐色型♀が来ていた。

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こちらは、アミメアリの大群が占拠。
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シラカシの樹液には、サトキマダラヒカゲ
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超大型、あるいはその後、大型で強い勢力と言われていた台風10号は宮崎県の東側沖合を北上して行った。

昨夜からかなりの雨がふりはしたものの、風はそれほどでもなく、台風一過の被害も何もなかった。
多少湿度が高めながら、気温は日中で26度前後と過ごし易い。
最初から予感はしていたが、8号に引き続き肩透かしとなった。

え!?台風、本当に来たの?というのが正直な感想。
明日からまた猛暑に戻るのだろうか?それも不思議に感じるほど涼しい日々を過ごしている。
posted by やまかます at 20:29| コウチュウ

2019年06月09日

川虫探し

昨日のこと、

ちょっと変わった姿のトビケラを探してみた。
先日、延岡市の池の近くで見つけたのだが、撮影がうまくいかなかったのが気になっていた。
普通種ということで青井岳の水辺に近い環境を探してみたが、見つからなかった。

ふと見上げたイヌビワの葉裏に、大きなヘビトンボが潜んでいた。
これくらい大きさがあると、一生懸命探さなくても目に飛び込んでくる。

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こちらは小さなカミキリムシ。体長7ミリくらい。

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キクスイモドキカミキリ。小さいけれど目立つところにいてくれた。

こちらも小さなムシヒキアブ(の一種かと思う)。
小さいので最初は何しているのか判然としなかったが、一旦飛び立って見やすい舞台に着地してくれた。

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吸血されている甲虫はまだ生きているようだった。名前は調査中。

夜は宮崎市と日南市、三股町にまたがる、鰐塚山(標高1,118m)でライトトラップ調査があり、私も参加した。調査は宮崎昆虫調査研究会が主催。

いつも使っていた日南市側から登る林道が通行止になっているので、かなり大回りをして田野町側から登った。
青井岳は田野町のちょうど手前に位置しているので昼間はそこで虫探しをしたわけだ。

頂上にはテレビ局、NTTそして自衛隊などのアンテナ施設があるので、標高千メートルまで一気に上がることができる。ただし道幅は狭い。

探していたトビケラはライトにも来るらしいので少し期待してみたが、川虫類は全く飛来しなかった。
昨夜は蛾類が圧倒的に多く、甲虫類は少なかったが、それでもミヤマクワガタの大きなオスが2頭飛来した。

午後11時に終了。下山して帰宅したのはちょうど午前零時を過ぎる頃だった。



posted by やまかます at 21:39| コウチュウ

2019年06月06日

ハンモック

「オハヨウゴザイマス!」

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アシナガオニゾウムシ♂

産卵は昨夜だったのかもしれない。
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オナガグモ♀

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アオハナムグリ
posted by やまかます at 18:00| コウチュウ

2019年06月03日

ヤママユ、営繭始まる

クヌギの葉に、クヌギハマルタマフシ
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梅雨も間近。季節の進行が速く感じる。


同じクヌギに、キボシツツハムシ
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庭ではたまに見かける程度で多くはない。
そう言えば、ずっと昔(1992年)八丈島で仕事をした時、島内のどこに行っても本種がやたらと多かったことを、想い出した。


同じくクヌギで放飼中のヤママユ幼虫の一頭が、繭作りを始めていた。
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網掛け飼育、気づかぬうちにトラブルが多発。
網越しに中の幼虫が食べられてしまったり、網が経年劣化していて縫い目がほつれてしまい、多分そこから脱走してしまい行方不明、と、二つの袋掛けで幼虫が消滅してしまった。
袋掛け飼育では袋が直接食樹に触れないようにする工夫が必要だろう。


エノキの樹上にいたのは、キクビアオアトキリゴミムシ(体長7ミリ程度)。
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posted by やまかます at 21:38| コウチュウ

2019年05月31日

後食

午後9時37分、クリの枯れ枝にカミキリムシのペアがいた。
ちょうど目線の高さ。懐中電灯を向けるとすぐに浮かび上がった(5月28日)。

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セミスジコブヒゲカミキリ、だ。

画面上の小柄な方がオスで、触角第3節が膨らんでいる(で、コブヒゲ)。
成虫はこうして枯れ枝の樹皮などを食べる。

昼間、玄関先に置いてあった傘に止まっていたメスがこちら。

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玄関の灯りに飛来したのだろう。
posted by やまかます at 20:51| コウチュウ

2019年05月23日

枯れてしまったイロハモミジ

玄関前のイロハモミジがついに枯死した。
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あそこが、ここが、と枯れ枝が増えていたイロハモミジだったが、何とかまだ生きている枝葉があって花も咲かせていた。けれどその最後の砦もついに枯れてしまった。ここ数日内のことだろう。

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枯れた枝を切った断面は穴ぼこだらけ。カミキリムシ幼虫が穿ったトンネルだ。
堀クズが今日も出ていたから、トンネルの中にはカミキリムシ幼虫がいることがわかる。

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夜間の撮影に備えて下見に行った河川で、アオサナエがすぐ足下にいた(都城市、庄内川)。

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肌がヒリヒリするほどの陽射し。アオサナエはお尻をツンと上げていた。

仕事部屋の外灯にキオビゴマダラエダシャクが多数、飛来していた。
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オオゴマダラエダシャクの若齢幼虫は、カキノキに多数いて、成虫になるのはまだ少し先のようだ。

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肉眼では真っ黒にしか見えないが、強めの光を当てて撮影してみた。
posted by やまかます at 21:58| コウチュウ

2019年05月21日

増水

水生昆虫の下見で都城市、庄内川の河原を訪れてみたが連日の雨で増水しており、
予定していた撮影はしばらく難しいことが判明。

川縁には色鮮やかに成熟した、アオハダトンボがいた。

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庭のスモモではカイガラムシを捕食するアカホシテントウの羽化が、数日前からピークを迎えていた。
今日になって、ズラッと並んでいた蛹のほとんどが羽化を終えていた。


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羽化後の成虫達は、近場の葉裏に身を寄せ合って、ただただじっとしている。
お椀を被せたような姿は、カイガラムシに擬態しているようにも見える。
posted by やまかます at 22:01| コウチュウ

2019年05月18日

竹筒のゆりかご

ニホンホホビロコメツキモドキの幼虫が蛹化したのは、連休明け頃。
しかし2頭の大きな幼虫のうち蛹化したのは1頭だけで(写真上)、
もう一頭は脱皮して齢を重ねていた(写真下、左にあるのは抜け殻)。
幼虫は何回脱皮するのだろう?


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イヌビワの枯れ枝に、アトジロサビカミキリ
じっとしていれば、安心。


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posted by やまかます at 21:09| コウチュウ

2019年05月15日

初めての虫達

林の観察路へ降りようと一歩踏み出したそこに、
イヌビワの葉裏に、

ゲンジボタルのメスがいた。


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メスは、オスに比べて大きいね。
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ゲンジボタルのすぐ傍に、キイロナガツツハムシ

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こんな可愛いハムシ、初めて見たね!


コナラの伐採木に、タイワンオオテントウダマシ、がいた。

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ダニの一種の卵や幼虫、成虫がいっぱい取り付いていて、ちょっと可愛そう。

観察路を小一時間歩いて、さあ山仕事の続きをと物置小屋に向かえば、
足元にえらく派手な赤色が目に入った。

「え!? 初めて見るサシガメ、じゃない!」

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ササグモに捕らわれていたサシガメは、クロバアカサシガメ

天気情報では晴れるはずだったが、陽射しはあまりなく、気まぐれに小雨が降ったり、
突風が吹き荒れたりと、穏やかでない一日だった。
予定していた河川での撮影は取止め、明日に出直し。

台所の排水管が詰まってしまい、自分でなんとか改善しようとは試みたが工具も足りないので
信頼できる業者の方に来てもらった。
多くの現場を見て来ている業者の方の説明を聞きながら、修理作業に立ち会い、
排水管がなぜ詰まってしまったかを理解できた。
とりわけ、牛乳がヘドロになりやすい、というのは初めて知った。
牛乳のヘドロは真っ黒。最近、牛乳の消費量が増えてもいたのだけど、牛乳パックを洗った後は、
バケツ一杯くらいの水を流した方がいいようだ。
うちの場合は。








posted by やまかます at 20:36| コウチュウ

2019年05月06日

黄金虫


近くの公民館脇にあるゴミ集積場までは、歩いて9分程度。
朝の犬の散歩は、まずはゴミ出しから。

畑の間を下って谷津田を歩き始めてすぐ、今年初めてのコガネムシに出会った。
夜露をびっしり纏っている。


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「おはよう!」

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で、帰り道にコガネグモの幼体がいた。
あと2回脱皮したら、成体になるかな?


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posted by やまかます at 20:52| コウチュウ

2019年05月03日

コメツキムシ

この時期よく見かける甲虫と言えば、ジョウカイボンが筆頭に上るだろう。
草むらから樹上に至るまで、茶色のほっそりした、頭でっかちの姿は嫌でも目に入る。
まさに地面からワラワラと湧いて出て来たようにさえ感じるほど。
それに次いでそこそこ多いのが、コメツキムシ類だ。

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肉眼でサラッと見れば黒光りする革靴のようだけど、
ルーペで持ってしっかり拡大してみれば、、、、、


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ところで、数日前からうちの林のエゴノキは、もう花が散り始めていた。
早い!!

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それと今年は花数がとても少ない。どうやら周期的に裏年があるようだ。

エゴノキの花が終わる頃はゲンジボタルのお出ましとなる。
さてどうなるだろう?



posted by やまかます at 21:00| コウチュウ

2019年04月30日

小さなハナムグリ

一週間前、コデマリの花に来ていた、ホソコハナムグリ

体長は1pほどで、ほっそりした体型をしている。

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本種は近畿以西の西日本に分布しているので、東日本の方々には馴染みが薄いかと思う。
私も東京から宮崎に移転した2007年の4月末、宮崎市内の宮崎神宮で初めて目にした。
その時はこの小柄で可愛いハナムグリの姿にかなり興奮したのを想い出す。

けれど、ホソコハナムグリに会える機会はそう多くはない。これまでを振り返っても年に一回程度しか見ていない。
やたらと多いコアオハナムグリと比べるのも適当では無いかもしれないが、その違いは何故?と問いたくなる。
posted by やまかます at 19:50| コウチュウ

2019年04月29日

タケトゲハムシ、産卵盛んになる

越冬明けのタケトゲハムシ

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ササの葉先近くに産み込まれた卵が見つかるようになった。
写真では一個だけだが、3〜5個を並べて産むことが多い。


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アジサイで休んでいた、キスジトラカミキリ
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羽化直後、翅が伸びきったばかりの、オビヒトリ

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昨夜は地区の「俵踊り芸能保存会」の総会があった。
総会は午後6時半からだったが、ギリギリまで撮影をしていた。
撮影を始める前に、ポジ写真を収納していたスチールキャビネットを片付けたり、本棚の整理などもやっていた。
スチールキャビネットはかなり大きく場所を取っていたので、
もっと手軽な収納箱へポジ写真を移動させることにした。ポジ写真の使用頻度が減ったことや、いづれは取捨選択してストック量を大幅に減らそうと思っている。

posted by やまかます at 15:00| コウチュウ

2019年04月23日

サクラ巡り

毎日、あちこちのサクラを見て回っている。もちろんうちの庭のサクラも飽きることなく。
葉っぱが枝がドンドン成長していくのもよくわかるから、余計に焦る。

お目当の虫に遭遇できない時間がもう当たり前になってきたが、サクラで出会う他の虫たちに、少しは慰められる。
「やあ!アンタにもそう言えば、しばらく会ってなかったよね」


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サクラの隣のエノキにいた、ヤツメカミキリ
色落ちしたような体色だけど、やはりヤツメカミキリだ。


久しぶり、と言うか、この辺りではなかなか出会えていない、ヒメヤママユの中齢幼虫。
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こちらは、ときおり見つかる、オバボタル
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ヤマザクラは探索対象から外しているけど、サクランボが気になった。
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上写真はエノキの葉上に落ちていた。

あれ?マッチ棒みたい。
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あれ?アレ? 葉っぱの槍に突き刺さった?
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コンなこともあるんだね!

突き刺さった瞬間を想像してみたよ。

posted by やまかます at 20:34| コウチュウ

2019年04月22日

うんち虫と、メイフライ

道端にニョキニョキ、槍のような姿のイタドリ。
その群落を眺めていると、鳥の糞そっくりの、小さなカミキリムシがいた。


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体長9ミリほどの、ナカジロサビカミキリ

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先日、講師を務めた観察会では、思わずホンモノの鳥の糞を虫に間違える、という逆のことをやらかした。
糞そっくり虫をアレコレ知っていることが、アダになったわけだ。


平地ではどうやらタイミングを逃したある虫の行動を追って、今日は少しばかり標高の高いフィールドを巡ってみた。しかし、お目当の虫は見つからなかった。
結構あちこち見て回って、少しくたびれた頃、モンカゲロウの姿が目に入った。


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posted by やまかます at 20:07| コウチュウ

2019年04月21日

花上のドローン

ヴィ〜〜〜〜〜〜ン。ヴォ〜〜〜〜〜〜〜ン。

ツツジの花には多数のキイロアシナガコガネ、

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コアオハナムグリが、訪れている。
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コアオハナムグリは前翅を閉じたまま、後ろ翅だけを使って飛翔する。
まさに、サンダーバード2号!

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ずっと観察を続けているサクラの葉裏で、アミダテントウが休んでいた。

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アミダテントウは、アオバハゴロモの幼虫を捕食するらしいが、まだその現場を見たことがない。
posted by やまかます at 20:24| コウチュウ

2019年04月17日

ヒゴトゲハムシの産卵痕

ヤブムラサキの葉裏に居座っているのは、ヒゴトゲハムシ

とは言え、うちの林のヤブムラサキ全部を探し歩いても、せいぜい2頭ほど。
葉裏に残った食痕の数からしても、個体数が極端に少ないことが分かる。

けれどともかく、そろそろ産卵しているのでは? と
今日のこと覗いてみれば、予想は的中した。

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矢印先にポツンとあるのが、産卵痕。

葉表から葉肉に埋め込まれた卵の表面が白く見えている。
埋め込む前に葉表面に切れ込みを入れたのだろうが、切り口の縁が茶色く変色している。
どのように切れ込みを入れるのか? 口のアゴを使うのか、産卵管の先端か、そのどちらだろう?

産卵痕に寄り添っているヒゴトゲハムシ。実はこの少し前では葉裏にいた。
最初、産卵痕を確認してから、カメラを取りに戻っている間に、葉表に移動していたのだ。
何故だか理由は思い当たらない。
いや、もしかしたら私が葉っぱに触れたりしたからだろうか? そうかもしれない。
そうでないかもしれない。
けれど産卵痕の証拠写真としては申し分のない絵柄にはなった。

この卵が孵化すれば、やがてマインが観察できるはずだ。
産卵痕がさらに増えることを期待してみよう。


仕事部屋の入り口壁に、アシダカグモ
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デカい図体だけれど、控え目な性格。

足下をチョロチョロしたり、そっと壁際から私の手元を覗いていたり。
そんな同居者の挙動が視界の端々にあるだけで、なんだか頼もしい。


うちの林の南端にあって、一番デッカい、イチイガシ。(画面右側)
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四季を通して、一番明るい姿が今。
posted by やまかます at 21:24| コウチュウ

2019年04月12日

春酣

クロボシツツハムシ コナラにて
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カシワクチブトゾウムシ コナラにて
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ダイコンサルゾウムシ イヌガラシにて
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ツマグロヒョウモン 左がメス、右がオス
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クヌギ林、右端はハルニレ。そして霧島山。
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明日から佐賀県、福岡県に出掛けます。


posted by やまかます at 20:02| コウチュウ

2019年03月28日

ヒゴトゲハムシ、ふたたび

一週間前、ヤブムラサキで見つけたヒゴトゲハムシのうち、1頭は、
そのままずっと今日まで、同じ若葉の裏に留まっている。

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昨夜から今朝にかけて結構、雨が降り続けたけれど、それでも動かなかった。食痕は増えたようだが、それもわずか。

イワガネの若葉上で、脱糞していた、クロボシツツハムシ。ブニュ、ブニュニュ〜
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庭のサクラの若枝では、ムネアカアワフキがもう羽化していた。

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posted by やまかます at 21:55| コウチュウ

2019年03月24日

アオキの花と虫

しばらく前から気になっていた、アオキの花。

うちの林で一本しかないアオキだが、ちょうど目線の高さで花が賑わっている。
曇り空の下では何も来ていなかったが、今日はコアオハナムグリが3頭来ていた。


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小柄なヒメスギカミキリも花粉に夢中。
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3年前の2016年、3月には、クリの樹液に本種が来ていた。

この時期、ヒメスギカミキリは様々な花や樹液などに来るようだ。ミツバアケビの花に来ている写真もあるブログに載っていた。

アオキの花に来る虫を見ていたら、足下にウラギンシジミのメスが舞い降りた。

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ゆるく翅を開いて束の間の日光浴。

アケビの雄花が溢れるほどに咲いている。
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ここにも来ていないか気になったが、その姿はなかった。ヒメスギカミキリだけど。
posted by やまかます at 20:49| コウチュウ

2019年03月21日

若葉、虫を呼ぶ

ヤブムラサキの若葉が賑やかだ。

そこにイチモンジカメノコハムシの姿がチラホラ。

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交尾カップルもいたが、すでに卵もあったのには驚いた。

最初はタケトゲハムシかと思ったが、食痕もあるので、おかしいなあ?とよくよく眺めてみれば、、
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うちの林では初見の、ヒゴトゲハムシ、だった。
タケトゲハムシより少し小さい。
他にもう一頭だけ見つかった。


同じヤブムラサキの葉裏に、アカクチホソクチゾウムシ(ホソクチゾウムシ科)。
一瞬、チョッキリ類かと勘違いした。
ゴマ粒ほどだから、うっかり見落としそうだ。

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posted by やまかます at 21:04| コウチュウ

2019年03月19日

アブラナ食堂の賑わい

アブラナの花食堂は、キスイモドキで大賑わい。
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今頃がちょうど成虫の発生ピークではないだろうか?
交尾カップルも探せばそこそこ見つかる。

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キスイモドキ。不思議な名前だが、「木の汁を吸う」キスイ。その紛い物。という意味だろうか。〇〇モドキ、〇〇ダマシ、ニセ〇〇、昆虫の和名にはこんなのが多い。
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菜園のすぐ傍に転がっていた朽木には、ナナホシテントウの卵塊がいくつもあった。
ナナホシテントウは、硬い場所に産卵する傾向がある。

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posted by やまかます at 21:48| コウチュウ

2019年03月13日

イタドリハムシ

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イタドリが極端に少ないせいか、イタドリハムシは滅多に見ない。
見つかってもせいぜい一頭で、1箇所に複数がいたためしがない。寂しい限りだ。

と言うことは、どこか他に主たる繁殖地があって、そこから別の繁殖地へと移動する個体を見ているだけなのかもしれない。つまりうちの近辺で見かけるイタドリハムシは、旅行中なのかもしれない。
そのせいか、どこか落ち着かない、ソワソワした態度に感じる。

一人旅のイタドリハムシに出会える、というのは、考えようによってはとってもラッキーなことかもしれない。
この春もこの一頭との出会いが最初で最後になるのかな。
posted by やまかます at 20:43| コウチュウ

2019年03月07日

尻ツノ虫

クヌギ朽木の樹皮下隙間に潜んでいた、アカハネムシの幼虫。終齢だろう。
お尻の突起はまるでハサミムシだが、ただツノで動かない。

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もうじき蛹になるはずだ。
先週、開催した観察会では若齢〜蛹、成虫、と各ステージが見つかった。


イヌガシの花を深度合成で撮影してみた。
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けれど花の形や仕組みはあまりよくわからない。
posted by やまかます at 07:03| コウチュウ

2019年03月03日

クヌギ朽ち木

伐採してから4年目のクヌギ朽ち木。

鉈で割り開くと、カブトムシ幼虫が次々と出てくる。

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これって、互いに逆方向からトンネルを掘り進み(食べ進み)、ゴッツンこした。ということだろうか?

こちらは蛹部屋で羽化したコクワガタ♀の新成虫。
暗闇の密室で、春を待ってます。

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こちらは、チビクワガタ
狭いところが好きです。広い場所は嫌いです。

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posted by やまかます at 21:21| コウチュウ

2019年02月28日

ちいちゃい虫の食事

アブラナの花に集う、ケシキスイ科のちいちゃな甲虫たちだが。

やはりと言うか、今日は花粉を食べているところをしっかりと確認できた。

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彼らの仕草をつぶさに観察してみると、体に付いた花粉を掃除したり、時に後ろ翅を伸ばしてクリーニングしたりと、ちいちゃいなりに表情豊かな生き物だとわかる。

アブラナ菜園に、ナガメもようやく登場。

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スイカズラのイチモンジチョウ幼虫も、こちらは脱皮して4齢になった。
お尻の先に脱皮殻あります。

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ああ〜、これは脱皮してから最初の排便かな?
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こっちはまだ3齢、越冬時のまま。

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アブラナ菜園では、モンシロチョウが盛んに産卵したり、ビロードツリアブ、スジグロシロチョウ、ルリシジミ、コマルハナバチ女王、などなど、訪問客も増えて、一層にぎやかになってきた。
posted by やまかます at 21:04| コウチュウ

2019年02月27日

ちっちゃな虫、ケシキスイ

アブラナの花に潜り込んでいた、小さな甲虫。
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体長3ミリ程度と小さく、撮影のために左手で花を固定しようとすると過敏に反応して姿を隠そうとするか、飛び降りてしまう。
ちょいと撮影には厄介な虫。

何頭かいたので、見失っては別の花へと舞台を移していった。
しかし2頭以上が一緒にいることはなく、みな単独行動だ。

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ケシキスイ科のの一種ではないだろうか?
花粉を食べているのかな。

一回り大きなルリミノハムシもチラホラ、花弁の陰に見え隠れしていた。


こちらは茎で汁を吸っていた、ツマグロオオヨコバイ
ちいちゃい虫ばかり見ていると、これはデカいね。
このアングルからだと、口を大きく開けたサメみたい。
「JAWS」!

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今日は曇りで小雨もあり、寒くはないけど気温はさほど上がらず。
晴れてずっと暖かった昨日は、庭でフチグロトゲエダシャク♂やルリシジミが飛んでいた。

posted by やまかます at 21:55| コウチュウ

2019年02月18日

ポジ写真

庭のツバキにハナアブの一種が来ていた。
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味見をするかのように雄しべにタッチしては、空中に戻ることを繰り返していた。
やっと納得したのか、花に着地。

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「ああ〜、そんなに花粉こぼしてお行儀悪いねえ」

さて、オオキベリアオゴミムシのポジ写真を取り出してみた。
なんと!28年前の1991年に撮影。
こうしてライトテーブルの上で眺めるのも何年ぶりだろうか。


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当時、仕事の主力カメラとして使っていたPENTAX645で撮影。
フィルムは富士フィルムのプロビア。
撮影日は10月22日。オオキベリアオゴミムシはミズナラの落ち葉布団でお休み中。
滅多にないチャンスに興奮した場面が過ぎる。
越冬前の活動期、日中だからこうして休んでいたのか。

ラベルには「黒川村」とある。1991年当時は北蒲原郡黒川村。が、2005年にお隣の中条町と合併して郡より抜け、胎内市として現在に至る。
『胎内昆虫の家』の仕事をきっかけに黒川村には随分と通った。

ゲンゴロウやタガメが普通にいて、オオヒカゲ、ウラクロシジミ、ウラキンシジミ、チョウセンアカシジミやクロウスタビガもウスタビガもいて、ちょいと足を伸ばせばブナ林。
ハイイロセダカモクメの幼虫にもここで初めて出会った。
サジクヌギカメムシもいっぱい!ゲンジボタルの乱舞も健在だった。
なので、28年前のこの頃は新潟への移住すら真剣に考えていた。

しかし「冬の積雪はダメよ」という嫁さんの強い意見もあって早々と諦めた。
まあ、あの当時に移住などしていたら生活が成り行かなかったことも確かだ。

posted by やまかます at 22:41| コウチュウ

2019年02月07日

ニホンホホビロコメツキモドキ

ニホンホホビロコメツキモドキの体格には個体差が大きい。
そんなに小さくて大丈夫なの!?と心配になるほど極小個体も少なくない。

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写真は右からオス、メス、オスの順。

個体差に雌雄の違いは関係ない。
メスにもオスにも、おチビちゃんがいる。

幼虫が育った竹筒内の容積と成虫の大きさには、私が調べた限りでは相関関係を見出せなかった。ゆりかごの大きさも無関係ではないのだろうが、筒内で繁殖させた菌類の量、質などが成長に影響しているのではないか?と推測している。

今の時期、メダケやホテイチクの枯れ茎内からは、新成虫、初齢〜熟齢の全ステージの幼虫が見つかる。
初齢については、この時期にこれまで見つけたことがなかったのでちょっと驚いた。
本種の産卵行動は4月末〜5月によく見られるが、それ以外の時期にもダラダラと産卵しているのかもしれない。
けれど周年経過についてはどうもはっきりしない。

枯れ竹から羽脱した成虫が何かの餌をとる様子を見たことがなく、成虫の寿命がどれくらいなのかもよくわからない。水は飲んでいることがあった。
幼虫が育つ枯れ竹は年中あるのだから、いつでも産卵できることになるが、問題は成虫の活動可能時期だろう。
これまでの観察では、春に成虫が活動を開始して産卵、幼虫はゆっくり成長して秋から冬に羽化、という年1化を想定していたけれど、そう単純な暮らしぶりではなさそうだ。

ササやタケの節で区切られた密閉空間というのが、ニホンホホビロコメツキモドキにとっての唯一のゆりかごである。一つのゆりかごでは一匹だけが育つという厳格な決まりもある。

ゆりかごの中が子育てにとっていかに安全で、しかもどの程度安定した環境であるのだろう?
真夏の猛暑でも中は涼しいのだろうか?厳冬期でも中は比較的温暖なのだろうか?
唯一わかることは、ゆりかごの中は光が届かない暗闇であることだろう。

ゆりかご環境の物理学的、生物学的など多方面からの詳しい研究の成果に期待したい。
posted by やまかます at 23:25| コウチュウ

2019年01月18日

コガタノゲンゴロウが飛んで来た理由

朝、20数羽のイカルがいつものイチョウに羽を休めに来る。
大木なのですぐ下を歩いても大概は、平然としていて飛び去らない。

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サクラの止まり木は低いので近寄ると、すぐ一斉に飛び立ってしまう。
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コガタノゲンゴロウがうじゃうじゃ泳いでいた池が、完全に干上がっていた。
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しばらく見に行ってなかったので、いつ頃干上がったのかはわからない。
先日、うちの玄関先で死んでいたコガタノゲンゴロウ(先週6日の記事)はまだ死んで間もない様子だったが、
もしかしたらこの干上がった池から新天地を求めて旅立ったのではないだろうか、という気がした。


すぐ近所のお宅の庭では、梅が満開になっていた。
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posted by やまかます at 21:02| コウチュウ

2019年01月06日

飛来

玄関前に置いてあったジャムの空き瓶底に、コガタノゲンゴロウが転がっていた。
玄関の灯りに飛来することは以前にもあって、その時はヒメグモの網糸に掛かって絶命していた。

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どうやらここ数日内の夜、玄関の灯りに飛来してここに落ちて死んだのだろう。
コガタノゲンゴロウが多産する池は近所にいくつもあって、冬でも泳いでいる姿はよく目にする。

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昨年、11月1日に福岡県福津市で採集して持ち帰ったヒナカマキリ♀。
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これまでに3回産卵しているが、いづれも飼育ケースの壁面に産み付けてしまい、
産卵シーンの撮影は出来なかった。

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室内で飼育しているためか、こうして冬でも元気に生きているが、実際には野外ではどうだろうか?
飼育下とは言え、2ヶ月も生きていることは驚きだ。

卵しょうは春になったら福津市の森に返す予定。

うちの林に自生するモチノキ。

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posted by やまかます at 21:43| コウチュウ

2019年01月02日

きのこむし

午前6時15分、窓から『明けの明星』が見えていた。
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昨年切り倒したコナラ2本が横たわっている草地は、実はうちの土地では無い。
ご近所のOさんの土地だ。
しかしコナラが立っていた法面はギリギリうちの土地であり、コナラも当然、私の所有物?ということになるだろう。
Oさんと相談して、大きくなり過ぎたコナラは伐採しましょう、と以前から話しは決まっていたのである。
草地をできるだけ現状回復する必要があったのは、一つには他人の土地であることだったが、
Oさんから許可を得てここのフィールドも観察や撮影で出入りさせてもらっている。

切り倒したコナラは折半することになっているが、昨日にも書いたように、私の方では朽ち木レストランと薪用にするだけ。まあ、薪とは言っても薪ストーブも五右衛門風呂も、カマドも無いので、結局は朽ち木レストランになってしまうだろう。せっかく作ったロケットストーブ(エコストーブ)も全く出番が無い。
いつの日か災害などの緊急時には活躍してくれるだろうけど。


2年前の9月に撮影した、オオキバハネカクシの一種(日南市)。
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オオキバハネカクシ類の暮らしぶりについては、『きのこレストラン』(ポプラ社)で取り上げたかったのだが、残念ながら掘り下げが甘くて実現しなかった。
そうした後悔や反省点はこれまでに出したどの本にも、必ず一つや二つ、あるいはそれ以上あって、
宿題を積み上げているような気がする。

今日の夕暮れも、カレーを仕込みながら、窓越しに撮影。

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すっかり葉を落とした枝のシルエットは、コナラ。
右手の常緑樹はナナミノキ。



posted by やまかます at 21:30| コウチュウ

2018年10月13日

オオテントウ

今朝、9時半。
オオテントウの体色はほぼ落ち着いたようだ。


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オオテントウの体色は濃い赤色になるが、さらに日数を掛けてそうなっていくのだろうか?
越冬個体では上の写真のような色合いもいるので、季節によっても変化するのか、それとも個体差だろうか?
体色の違いについてはよくわからない。

昨夜、ライトに飛来したヤママユ♀はさっそくクヌギの梢に袋掛けしてみたが、
まだ産卵していない。今夜辺り産卵してくれるだろう。


今日は午後から県北の門川町に移動。
明日の昆虫撮影教室『昆虫カメラマンに挑戦』の下見と準備の予定。
posted by やまかます at 09:41| コウチュウ