2019年03月24日

アオキの花と虫

しばらく前から気になっていた、アオキの花。

うちの林で一本しかないアオキだが、ちょうど目線の高さで花が賑わっている。
曇り空の下では何も来ていなかったが、今日はコアオハナムグリが3頭来ていた。


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小柄なヒメスギカミキリも花粉に夢中。
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3年前の2016年、3月には、クリの樹液に本種が来ていた。

この時期、ヒメスギカミキリは様々な花や樹液などに来るようだ。ミツバアケビの花に来ている写真もあるブログに載っていた。

アオキの花に来る虫を見ていたら、足下にウラギンシジミのメスが舞い降りた。

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ゆるく翅を開いて束の間の日光浴。

アケビの雄花が溢れるほどに咲いている。
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ここにも来ていないか気になったが、その姿はなかった。ヒメスギカミキリだけど。
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2019年03月21日

若葉、虫を呼ぶ

ヤブムラサキの若葉が賑やかだ。

そこにイチモンジカメノコハムシの姿がチラホラ。

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交尾カップルもいたが、すでに卵もあったのには驚いた。

最初はタケトゲハムシかと思ったが、食痕もあるので、おかしいなあ?とよくよく眺めてみれば、、
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うちの林では初見の、ヒゴトゲハムシ、だった。
タケトゲハムシより少し小さい。
他にもう一頭だけ見つかった。


同じヤブムラサキの葉裏に、アカクチホソクチゾウムシ(ホソクチゾウムシ科)。
一瞬、チョッキリ類かと勘違いした。
ゴマ粒ほどだから、うっかり見落としそうだ。

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posted by やまかます at 21:04| Comment(0) | コウチュウ

2019年03月19日

アブラナ食堂の賑わい

アブラナの花食堂は、キスイモドキで大賑わい。
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今頃がちょうど成虫の発生ピークではないだろうか?
交尾カップルも探せばそこそこ見つかる。

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キスイモドキ。不思議な名前だが、「木の汁を吸う」キスイ。その紛い物。という意味だろうか。〇〇モドキ、〇〇ダマシ、ニセ〇〇、昆虫の和名にはこんなのが多い。
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菜園のすぐ傍に転がっていた朽木には、ナナホシテントウの卵塊がいくつもあった。
ナナホシテントウは、硬い場所に産卵する傾向がある。

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2019年03月13日

イタドリハムシ

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イタドリが極端に少ないせいか、イタドリハムシは滅多に見ない。
見つかってもせいぜい一頭で、1箇所に複数がいたためしがない。寂しい限りだ。

と言うことは、どこか他に主たる繁殖地があって、そこから別の繁殖地へと移動する個体を見ているだけなのかもしれない。つまりうちの近辺で見かけるイタドリハムシは、旅行中なのかもしれない。
そのせいか、どこか落ち着かない、ソワソワした態度に感じる。

一人旅のイタドリハムシに出会える、というのは、考えようによってはとってもラッキーなことかもしれない。
この春もこの一頭との出会いが最初で最後になるのかな。
posted by やまかます at 20:43| Comment(0) | コウチュウ

2019年03月07日

尻ツノ虫

クヌギ朽木の樹皮下隙間に潜んでいた、アカハネムシの幼虫。終齢だろう。
お尻の突起はまるでハサミムシだが、ただツノで動かない。

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もうじき蛹になるはずだ。
先週、開催した観察会では若齢〜蛹、成虫、と各ステージが見つかった。


イヌガシの花を深度合成で撮影してみた。
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けれど花の形や仕組みはあまりよくわからない。
posted by やまかます at 07:03| Comment(0) | コウチュウ

2019年03月03日

クヌギ朽ち木

伐採してから4年目のクヌギ朽ち木。

鉈で割り開くと、カブトムシ幼虫が次々と出てくる。

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これって、互いに逆方向からトンネルを掘り進み(食べ進み)、ゴッツンこした。ということだろうか?

こちらは蛹部屋で羽化したコクワガタ♀の新成虫。
暗闇の密室で、春を待ってます。

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こちらは、チビクワガタ
狭いところが好きです。広い場所は嫌いです。

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posted by やまかます at 21:21| Comment(0) | コウチュウ

2019年02月28日

ちいちゃい虫の食事

アブラナの花に集う、ケシキスイ科のちいちゃな甲虫たちだが。

やはりと言うか、今日は花粉を食べているところをしっかりと確認できた。

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彼らの仕草をつぶさに観察してみると、体に付いた花粉を掃除したり、時に後ろ翅を伸ばしてクリーニングしたりと、ちいちゃいなりに表情豊かな生き物だとわかる。

アブラナ菜園に、ナガメもようやく登場。

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スイカズラのイチモンジチョウ幼虫も、こちらは脱皮して4齢になった。
お尻の先に脱皮殻あります。

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ああ〜、これは脱皮してから最初の排便かな?
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こっちはまだ3齢、越冬時のまま。

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アブラナ菜園では、モンシロチョウが盛んに産卵したり、ビロードツリアブ、スジグロシロチョウ、ルリシジミ、コマルハナバチ女王、などなど、訪問客も増えて、一層にぎやかになってきた。
posted by やまかます at 21:04| Comment(0) | コウチュウ

2019年02月27日

ちっちゃな虫、ケシキスイ

アブラナの花に潜り込んでいた、小さな甲虫。
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体長3ミリ程度と小さく、撮影のために左手で花を固定しようとすると過敏に反応して姿を隠そうとするか、飛び降りてしまう。
ちょいと撮影には厄介な虫。

何頭かいたので、見失っては別の花へと舞台を移していった。
しかし2頭以上が一緒にいることはなく、みな単独行動だ。

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ケシキスイ科のの一種ではないだろうか?
花粉を食べているのかな。

一回り大きなルリミノハムシもチラホラ、花弁の陰に見え隠れしていた。


こちらは茎で汁を吸っていた、ツマグロオオヨコバイ
ちいちゃい虫ばかり見ていると、これはデカいね。
このアングルからだと、口を大きく開けたサメみたい。
「JAWS」!

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今日は曇りで小雨もあり、寒くはないけど気温はさほど上がらず。
晴れてずっと暖かった昨日は、庭でフチグロトゲエダシャク♂やルリシジミが飛んでいた。

posted by やまかます at 21:55| Comment(0) | コウチュウ

2019年02月18日

ポジ写真

庭のツバキにハナアブの一種が来ていた。
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味見をするかのように雄しべにタッチしては、空中に戻ることを繰り返していた。
やっと納得したのか、花に着地。

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「ああ〜、そんなに花粉こぼしてお行儀悪いねえ」

さて、オオキベリアオゴミムシのポジ写真を取り出してみた。
なんと!28年前の1991年に撮影。
こうしてライトテーブルの上で眺めるのも何年ぶりだろうか。


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当時、仕事の主力カメラとして使っていたPENTAX645で撮影。
フィルムは富士フィルムのプロビア。
撮影日は10月22日。オオキベリアオゴミムシはミズナラの落ち葉布団でお休み中。
滅多にないチャンスに興奮した場面が過ぎる。
越冬前の活動期、日中だからこうして休んでいたのか。

ラベルには「黒川村」とある。1991年当時は北蒲原郡黒川村。が、2005年にお隣の中条町と合併して郡より抜け、胎内市として現在に至る。
『胎内昆虫の家』の仕事をきっかけに黒川村には随分と通った。

ゲンゴロウやタガメが普通にいて、オオヒカゲ、ウラクロシジミ、ウラキンシジミ、チョウセンアカシジミやクロウスタビガもウスタビガもいて、ちょいと足を伸ばせばブナ林。
ハイイロセダカモクメの幼虫にもここで初めて出会った。
サジクヌギカメムシもいっぱい!ゲンジボタルの乱舞も健在だった。
なので、28年前のこの頃は新潟への移住すら真剣に考えていた。

しかし「冬の積雪はダメよ」という嫁さんの強い意見もあって早々と諦めた。
まあ、あの当時に移住などしていたら生活が成り行かなかったことも確かだ。

posted by やまかます at 22:41| Comment(0) | コウチュウ

2019年02月07日

ニホンホホビロコメツキモドキ

ニホンホホビロコメツキモドキの体格には個体差が大きい。
そんなに小さくて大丈夫なの!?と心配になるほど極小個体も少なくない。

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写真は右からオス、メス、オスの順。

個体差に雌雄の違いは関係ない。
メスにもオスにも、おチビちゃんがいる。

幼虫が育った竹筒内の容積と成虫の大きさには、私が調べた限りでは相関関係を見出せなかった。ゆりかごの大きさも無関係ではないのだろうが、筒内で繁殖させた菌類の量、質などが成長に影響しているのではないか?と推測している。

今の時期、メダケやホテイチクの枯れ茎内からは、新成虫、初齢〜熟齢の全ステージの幼虫が見つかる。
初齢については、この時期にこれまで見つけたことがなかったのでちょっと驚いた。
本種の産卵行動は4月末〜5月によく見られるが、それ以外の時期にもダラダラと産卵しているのかもしれない。
けれど周年経過についてはどうもはっきりしない。

枯れ竹から羽脱した成虫が何かの餌をとる様子を見たことがなく、成虫の寿命がどれくらいなのかもよくわからない。水は飲んでいることがあった。
幼虫が育つ枯れ竹は年中あるのだから、いつでも産卵できることになるが、問題は成虫の活動可能時期だろう。
これまでの観察では、春に成虫が活動を開始して産卵、幼虫はゆっくり成長して秋から冬に羽化、という年1化を想定していたけれど、そう単純な暮らしぶりではなさそうだ。

ササやタケの節で区切られた密閉空間というのが、ニホンホホビロコメツキモドキにとっての唯一のゆりかごである。一つのゆりかごでは一匹だけが育つという厳格な決まりもある。

ゆりかごの中が子育てにとっていかに安全で、しかもどの程度安定した環境であるのだろう?
真夏の猛暑でも中は涼しいのだろうか?厳冬期でも中は比較的温暖なのだろうか?
唯一わかることは、ゆりかごの中は光が届かない暗闇であることだろう。

ゆりかご環境の物理学的、生物学的など多方面からの詳しい研究の成果に期待したい。
posted by やまかます at 23:25| Comment(0) | コウチュウ