2021年06月11日

クヌギの樹液亭

三股町

午後3時半頃から小雨となった。
クヌギの梢にまとわりつくように飛翔する甲虫が、窓から見えた。
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おや?クワガタムシだな。大きさやシルエットから、ノコギリとわかった。早速、クヌギのところまで出向いてみれば、すぐに見つかったのは、中型サイズのヒラタクワガタ♂だった。
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大きな幹をゆっくり一周しながら樹液の出ているところを丹念に見ていくと、ノコギリクワガタの交尾カップルがいた。
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あとで写真を拡大してみると、コクワガタらしき2個体のお尻も写っていた。

ササについていたアブラムシコロニーに、アミメアリが集まっており、よく見れば、モンクチビルテントウの幼虫もいた。
アブラムシを捕らえて吸血していた。モンクチビルテントウの幼虫は様々なアブラムシを捕食して成長できるようだ。
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いったん歩き出すと、かなり早い動きを見せる。アリは触角で触れたりして関心を示すが、それ以上に干渉することはない。「なんだ?コイツ」と言い放ってすぐに興味を無くしてしまうようだ。
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posted by やまかます at 21:38| コウチュウ

2021年06月08日

プラムとホタル

三股町

庭のプラムは、例年より豊作のようだ。
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果実の重さで枝が地面にしなだれていたので、マンフロットの古い三脚(錆びてボロボロの)で支え上げておいた。
作業中、ゲンジボタルのメスが葉裏で休んでいて、びっくり。ゲンジボタルの発生期はとっくに終わっているはずだが、、、!?
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先月末の31日に紹介したシロアナアキゾウムシだが、1週間を過ぎた今日も同じサクラの木に留まっている。
シロアナアキゾウムシは葉裏から丸くくり抜くように葉っぱを食べていて、今日になって隣の葉っぱへと引っ越し。
穴ぼこだらけのしわざを残し、赤い矢印の場所へ落ち着き、また食事を再開していた。
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このように一箇所で長く摂食をしていることから、このシロアナアキゾウムシはメスではないだろうか?、という推測をしている。本種の主要な餌の一つがサクラの葉であることがわかっただけでも、なんだが嬉しいし、もっと言えばここにオスが現れてもいいのでは、と期待したくなる。
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ササの葉を切り詰め、丸め、糸で綴り合わせた、
コチャバネセセリ幼虫の巣。
幼虫の体重で重たげに垂れているのがわかる。
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巣上部の開口部から幼虫の姿を覗いてみた。
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こういう薄暗い中にいる幼虫にフォーカスを合わせるのは、かなり苦労する。懐中電灯は明るい昼間でも必須の道具だ。
ミラーレスカメラのEVFファインダーはまだまだ改善の余地がある。

使用機材:
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
GODOX TT350


posted by やまかます at 20:23| コウチュウ

2021年06月06日

稀なお客さん

三股町

午前6時〜、地元地区の公民館で草刈り作業をした。1〜6支部のうち、1支部と3支部の住民が参加。
私は3支部に所属している。地区のあらゆる行事が中止になっている中、この一斉清掃作業だけは年間を通して行われている。
作業終了後、私と同じように県外からこの地区に移住してきた方と、久しぶりに立ち話を20分ほどした。
こんなことでもなければ、家族以外の人と対面して会話をする機会はほぼなく、そもそも感染リスクの極めて低い暮らしかとは思う。

遅めの朝食をとった後、庭に出てみれば、ヒメジョオンの花にクロハナムグリが来ていた。新鮮な個体だ。
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クロハナムグリはこれまでにもブログに登場しているけれど、シーズン中に庭で遭遇できるのはほぼ一回のみ。
自宅フィールドではまさに稀少種である。

さらにこれも滅多に見ない、ウラナミシジミのメスがいた。
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翅を開けてもここまで。
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ギンシャチホコ1齢幼虫が成熟し、そろそろ脱皮が近くなった様子。
三日前に孵化した幼虫だ。終齢の姿に劣らず、存在感のある姿だと思う。
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コナラの葉裏で、薄皮を残して抉るように葉肉を食べている。まだアゴがとても小さいので葉の縁から食べることができない。
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posted by やまかます at 18:13| コウチュウ

2021年06月02日

花と虫

三股町

午前6時20分
庭に出ると、アカショウビンの囀りが聴こえてきた。
南東方向、距離は数百メートル先だろうか。しばらくして、囀りはすぐ隣の杉林に移ってきた。こんなに近くで囀りを聴くのは初めてだ。外の道路に出て杉林を仰いでいると、アカショウビンが頭上を飛んで反対側の林に移動した。このあと、ずっと近くの杉林で囀り続けていた。
どこか近くの林で営巣してくれないかなと、淡い期待を抱く。

庭のヤマアジサイの花に、ヨツスジハナカミキリが来ていた。
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ヨツスジハナカミキリは花粉を主に食べているのだろう。時折、箸を休めて脚についた花粉を舐めとっている。

郵便配達が来たので玄関に出てみれば(バイクの音でわかる)、サツキの花にミヤマカラスアゲハのメスが来ていた。
今にも雨が降り出しそうな雲行き(このあと小雨がパラつき始めた)の中、余程空腹だったのか、吸蜜に余念が無い。
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posted by やまかます at 18:12| コウチュウ

2021年06月01日

クリの花盛り

三股町

隣の敷地からクズの蔓が越境を始めた。ちょうど目線の高さで、つと近寄って観るには好都合だ。
ほどほどのところで刈り込むけれど。

先月、28日に脱皮休眠中だったコミスジ若齢幼虫。
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29日には脱皮を終えて歩いていた。
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今日の午前中、また脱皮休眠に入っていた。
脱皮の場所は「すだれ巣」の先端が落ち着くらしい。
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午後6時、すでに脱皮を終えて歩いていた。3齢になったかな?それにしても、成長のテンポがやけに速い。
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クリの花は多数の虫たちで賑わっている。
そっと葉をめくってみれば、ベニボタルが佇んでいた。
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キイロクチキムシもすぐ近くにいたけれど、サッサと逃げられてしまった。

以前に紹介した庭の巣箱では、シジュウカラの子育てが順調に進んでいる。つがいが交互に餌を運んできては、ヒナの糞を外に捨てに出る。
時折、営巣場所にあぶれたスズメが巣箱にやってくる。いかにも物欲しそう。我が家の庇の下スズメ団地はすでに満室状態です。
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posted by やまかます at 18:25| コウチュウ

2021年05月27日

ルイスコメツキモドキ

三股町

午前3時過ぎ激しい雨音で目が醒め、仕事部屋で撮影待機中の虫の様子を見ておいた。予定では午前8時頃に脱皮するはずだからまだ早いのはわかっていたが、眠れないほど雨音がずっと続いた。

さて、午前10時過ぎにようやく雨が上がって庭に出てみれば、小さなルイスコメツキモドキがいた。どれほど小さいかと言えば、体長はわずか8ミリ。
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グッと拡大して撮影してみた。
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本種は例年、この時期に見かけるけれど数は少ない。特に探してもいないので見つからないだけかもしれないが、、、。
2009年5月の過去記事(ひむか昆虫記)が初めての登場かと思う↓
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午後7時23分。
夕焼けに浮かぶ霧島山のシルエット。
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posted by やまかます at 19:56| コウチュウ

2021年05月23日

クヌギの樹液亭

三股町

濃い霧の朝だった。
そして、梅雨の中休み。陽射しがキツいけれど、日陰は風もあって心地良い。
ツバメの番いが二組、我が家にやって来た。営巣場所を探しており、うっかり玄関を開け放っていると部屋まで入ってしまって、外に出すのに一苦労した。スズメも巣場所を求めてあちこちを覗き込んでおり、こちらも一度だけ部屋に入ってしまった。スズメは巣箱をかけてやれば、騒ぎも収まるのだけど、かと言って巣箱はもうこれ以上増やせない。
ツバメは巣材を咥えて何度も飼育室に出入りしていた。飼育室は半屋外なので、営巣場所としてはちょうど良いはずだ。昨年はスズメが営巣した。ツバメには是非とも営巣してほしいが、さてどうなるだろうか。過去14年間、一度も営巣していないのだから、そこが気になる。

さて、庭の西にあるクヌギの剪定をした。冬の頃からずっと樹液が出ているのだけど、そこに覆い被さっている枝葉を整理した。
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すると、ヒラタクワガタのオスがいた。大きさは中型。九州ではノコギリクワガタと並んで、昼間でも活動している。
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冬から観察している庭のコガネグモは、そろそろ亜成体かその一つ手前のステージだろうか。かくれ帯が一箇所足りない。
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午後6時。霧島山。明日からまた雨になりそうだ。
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やり残していた観察路の草刈り作業を1時間半ばかりやっておいた。暑さが堪えるようになってきた。

posted by やまかます at 18:23| コウチュウ

2021年05月19日

メタルカラー

三股町

クヌギ朽木は、昨年の秋に伐採したもので、今では様々なキノコで覆われている。
スエヒロタケの隙間で交尾していた、ナガニジゴミムシダマシ
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朽木置き場のすぐ隣のノアザミ花上では、今にもコガネムシが飛び立ちそう。雨に濡れた花弁から水飛沫が。
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ツヤツヤ、テカテカの虫体は自然光で撮影するのが無難。特に曇り空の下では。もしストロボを使う場合は、面積の大きい柔らかい光源が必須だが、画面が眠くならないような一工夫も要る。

ノアザミからふと目線を上げた先のイチイガシの葉裏に、ゲンジボタルのメスが休んでいた。下の谷津田で発生しているゲンジボタルだろう。ゲンジボタルはたまにうちの庭を舞うこともある。ヘイケボタルも仕事部屋の外まで来たことがあるが、ヒメボタルは杉林が皆伐されてから、全く姿を見ていない。ヒメボタルが発生していた杉林は、ちょうど我が家の林の向かい側だった。今はササ藪となり、そこにアカメガシワやクサギ、カラスザンショウがポツポツと生えている。

posted by やまかます at 19:51| コウチュウ

2021年05月17日

かぐや姫、ふたたび

三股町

雨が止んでから片付けるつもりの竹柵。今年もエンドウ豆は豊作だった。
その竹にしがみつく姿が見えたので、ニホンホホビロコメツキモドキかな?と近づいてみれば、
ハイイロヤハズカミキリ、だった。
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前脚と中脚を揃えてしがみつく姿勢は、ニホンホホビロコメツキモドキと同じ。

昼過ぎまで雨風が強かったが、午後3時過ぎには空が明るくなった。その寸暇を惜しむように、ノアザミメスグロヒョウモンのオスが来ていた。
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posted by やまかます at 19:40| コウチュウ

2021年05月11日

ナメクジもどき

三股町

網カゴにサクラの枝葉と一緒に一晩入れておいたオオミズアオ♀が、産卵していた。網から出したオオミズアオは、鳥に見つからないようアジサイの茂みの中にそっと放った。
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卵は水で濡らせば、じんわり筆で掬い取れる。網から外したらダンボールなど厚紙に乗せて、孵化を待つ。おそらく受精卵だろう、と思う。
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ネズミモチの若葉に食痕と小さな黒い糞が目立つようになった。
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ハイイロタマゾウムシ幼虫のしわざだ。
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幼虫は体全体に粘液を纏っており、その粘着力で葉っぱに取り付いているようだ。
同じような姿ではナメクジハバチ類の幼虫が、エノキやクヌギ、コナラなどの葉裏でよく見つかる。
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ハイイロタマゾウムシのしわざと生態については、
拙著『虫のしわざ図鑑』(少年写真新聞社・2020年)に載せているので興味ある方はご覧下さい。
posted by やまかます at 19:32| コウチュウ

2021年05月08日

かぐや姫

三股町

家庭菜園の竹柵を毎日、朝夕と眺めていたが、今朝のことやっとお目当ての虫に出会えた。
ニホンホホビロコメツキモドキのメスが、産卵孔を穿っている最中だった。
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以前の観察ではこの穴掘りには、ほぼ1時間掛かっていた。硬い竹棹を貫通する穴を掘るにはかなりの労力と工夫が必要だろう。それも単純な穴では無い。入口はそこそこの広さがあるけど奥に行くほど狭くなっているのだ。
産卵孔が完成するとお尻を差し込んで産卵を済ませる。この時の作業にも細かい段取りがあるのだが、そこは肉眼では確認のしようがない。
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竹柵にはすでに数カ所に産卵痕があった。節と節の間に一個しか産卵しないので、次々と枯れ竹を巡っていかないと産卵数を稼ぐことができない。稀に一箇所に2卵産み込まれることもあるが、その場合、育つことができるのは必ず1頭のみである。
真新しい産卵痕には、詰め込んだ木屑が溢れているが、これは月日が経つうちに削がれていき、いづれは産卵孔の四角い輪郭がくっきり浮き上がる。
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posted by やまかます at 17:58| コウチュウ

2021年05月05日

梅雨の気配

三股町

近所の草はらに、コガネムシがいた。
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コガネムシの姿から、もう梅雨の気配を感じる。
こちらは、アオオニグモ♀の成体。
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ササには、ホオアカオサゾウムシの姿も増えた。
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ようやく出会えた、ニホンホホビロコメツキモドキ♀。
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随分と活発で、すぐに飛び立って行った。
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先月中頃、落ちていたシダレヤナギの枝についていたミミズク4齢幼虫が今朝のこと脱皮していた。
これで終齢になった。
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posted by やまかます at 17:59| コウチュウ

2021年04月28日

ホタルみたい、ナガハナノミ科のヒゴヒゲナガハナノミ

三股町

林の日陰では、ハナミョウガの蕾が目立ってきた。
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一つだけ開花していた。
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うちの林のエゴノキは花盛りを過ぎ、地面は落ちた花弁で白くなっている。昨年よりか花数はかなり少ない。
ちょうど今頃は出ているだろうと、林縁の木々を仰いでみると、いました。ゲンジボタルのオス。
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すぐ近くにはホタルによく似た姿の、ヒゴヒゲナガハナノミのメスもいた。本種は九州特産のようだ。
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オスはこちら。触角がくし状になっている。交尾カップルもいたけど撮り逃してしまった。
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メダケの葉先では、タケトゲハムシが産卵中。写真は、葉内に卵を産み込んでからお尻を引き上げているところ。
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通常、3〜5個を並べて産むけれど、このメスは1個産むと去ってしまった。葉に埋め込まれたクリーム色の卵が見える。
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卵がうっかり外に飛び出さないための安全策なのか?卵にはたっぷり粘液を塗っている。メスがお尻を上げるとき、その粘液が飴細工のように伸びて残る。
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OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350×2
posted by やまかます at 17:15| コウチュウ

2021年04月26日

ハムシ2種

三股町

カナムグラ
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キボシルリハムシ、只今、卵に糞の塗りつけ作業中。
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アカガネサルハムシ、今春、3頭目。

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外は晴れて絶好の撮影日和ではあったけど、朝一番に少し撮影しただけで、あとはずっと室内のスタジオにこもって撮影待機。室内撮影はできるだけやりたくないが、昆虫の生態の一部始終を捉えるには、屋内撮影も致し方が無い。

OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 18:20| コウチュウ

2021年04月16日

クマイチゴにしわざ、と イチイガシ

三股町

クマイチゴの若葉には、かじられた食べ痕が多い。
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今が最盛期だろうか、たくさんのシロオビナカボソタマムシが葉っぱにとりつき、食事をしている。
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体色は様々で、赤味がかった個体もいる。
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朝一番、雨が降り出す前にと、近くの公民館にあるゴミ集積場に歩いて行った。ゴミ出しは量が多い時や雨が激しい時、時間がない時以外では、散歩がてら歩いて行く。片道、普通に歩けば7分。観察しながらの牛歩になると、たっぷり2、30分、ということもある。
帰りは谷津田の周回農道を反時計回りで。我が家の林で一番大きなイチイガシの、そのすぐ右下に、2ヶ月前から設置してある野鳥撮影用のブラインドが見える。

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ブラインドは高さ1mちょいだから、イチイガシの大きさがわかるかと思う。

OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 19:22| コウチュウ

2021年04月06日

爆進の春

三股町

木々の芽吹きが盛んになり、日に日に風景が一変していく。
活動を始めた昆虫たちの種類も数も、爆発的に増えてきた。
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庭のコナラにいた、ルイスアシナガオトシブミ
普通種ということだが、うちの敷地内では13年間でわずか二度目の出会い。
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谷津田の畦道にはギンイチモンジセセリが跳ねるように低く飛んでいた。
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ハラビロトンボもあちこちで見かけるようになった。
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こちらは、控えめな飛び方の、コジャノメ
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OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
GODOX TT350
posted by やまかます at 19:32| コウチュウ

2021年03月31日

紅色の虫

都城市

普通種ではあるけれど、私は今日で二回目の出会い。
羽化直後だろうか新鮮な、ベニモンアオリンガ
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幼虫はツツジの新芽や花芽を食べるようだ。どの程度の食害なのかわからないが、是非とも幼虫を見つけてみたいと思う。

三股町

花盛りのイロハカエデ
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何かしら虫が来ているだろうと、覗き込んでみれば、ベニカミキリが食事中だった。

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毎朝、居間の窓からアオサギの様子を眺めるのが習慣となった。目線の先に巣がある。
今朝はいつもと様子が違うことに気づいた。抱卵が始まったのだ。
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産座にうずくまっていたメス?親が立ち上がると、ほんのわずか、水色の卵の一部が見えた。
立ち上がってからは、巣の回りから蔓を引き寄せたり、産座の具合を調整したりと、きめ細やかな世話をしていた。

アオサギの巣の隣のセンダンの樹上で、ハシボソガラスが営巣を始めていた。
巣の高さはアオサギの巣とほぼ同じで、距離は5メートルほどしかない。
先日、アオサギがギャーギャーとカラスに喚いていたのは、そのせいだったことが今朝になってわかった。
1ヶ月ほど前に、同じカップルと思われるハシボソガラスの営巣を観察していたので、何かトラブルでもあって、出直しをしているのだろうか?
posted by やまかます at 20:19| コウチュウ

2021年03月16日

山桜

三股町

小松菜の花に来ていた、コアオハナムグリ
これまで、アブ、ハチ類で賑わっていた花園に、趣の違う虫の姿がいかにも新鮮に写った。
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家庭菜園の小松菜は花期が長く、訪花虫の観察にはお誂え向きだ。

動きの激しい虫の時は、望遠マクロが有利だが、コアオハナムグリのように一箇所でゴソゴソやっているような、あんまし動き回らない被写体では、標準マクロを使うようにしている。
コアオハナムグリの写真は、M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macroを使用。

ちょうどこの時ツマキチョウ♀も飛来したので、そのままのレンズで撮影。
本来なら望遠マクロを使う場面だが、レンズ交換している暇も無かった。
なぜか小松菜には寄らず、ナズナとホトケノザで吸蜜していった。
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都城市

公園に植わっている、大きなヤマザクラ
高い場所で咲いているせいか、近くを歩く人々はほとんど気が付かないようだ。一人として振り仰ぐことなく、足早に樹下を通り過ぎて行く。
ちょうどメジロが6羽来ていて盛んに花蜜を吸っていた。それなりに騒がしいのだが、その囀りも届いていないようだ。
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ぼんやりメジロの動きを眺めていたら、通り掛かった一人の女性が、
「山桜が咲きましたね。山桜も良いですよね、ほんと」と私に話しかけてくれた。


posted by やまかます at 17:56| コウチュウ

2021年03月09日

高感度撮影

三股町

朝から曇り空。今日は一日中、デスクワークと決めていた。
小松菜の花に来ていた、クロウリハムシ。写真は昨日の夕方に撮影。
ISO800。
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OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
クロウリハムシは花粉大好きで、よくいろんな花に潜り込む。

ずっと部屋に篭っているのも癪なので、庭でオリンパスカメラの高感度撮影を試してみた。
まずは、スジグロシロチョウの飛翔を。
ISO1600で、シャッタースピードは、1/6400秒。プロキャプチャーモード使用。
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E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14

次々と咲き落ちる、庭のツバキ。
薄暗い条件のもと、ISO3200で撮影。
ツバキP3090008.jpg
E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14

posted by やまかます at 20:47| コウチュウ

2021年03月02日

虹色

三股町

クヌギの朽木樹皮の隙間に集まっていた、ナガニジゴミムシダマシの一種。
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一箇所に20頭以上が集まっていたが、気温が高いのですぐに散らばって、物陰へと逃げ込んでしまった。

うちの林ではマムシグサのツノが目立ち始めた。
一番大きいので30センチ。
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オドリコソウの背丈もいっそう、伸び上がってきた。
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隣の敷地に溜まった排土にいつの間にか群落が繁殖したもので、うちの林にも次第に入り始めている。
少し庭に移植してみたが、小ぶりになって元気がない。


posted by やまかます at 19:28| コウチュウ

2021年02月27日

オオテントウ

宮崎市

海岸ベリをドライブして、ホウライチクを見てまわった。
今頃、オオテントウの餌となるツノアブラムシ類はどこでどう越冬しているのだろう?
さんざん探したけど、手掛かりすら見つけることはできなかった。
ホウライチクのすぐそば遊歩道の杭に、ちょこんと、オオテントウが止まっていた。
今日は風が強く海は大しけ。気温もこの時点で9℃前後と低い。
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よく見ると、背面の一部が窪んでいた。大丈夫だろうか?
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枯れ草でそっとひっくり返してみれば、元気にもがいて立ち戻った。
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オオテントウの越冬場所はよくわからないが、こうして剥き出しの場所で出会うことが過去にも二回あった。
越冬休眠はよほど浅いのかもしれない。

オカメザサの葉表を舐めとるように食事していた、タケトゲハムシ
葉脈に沿った、白くてよく目立つしわざ(食痕)がこれからどんどん増えていくことだろう。
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薄暗い林には、フウトウカズラのつるがたくさん絡んでいて、赤い果実が目立っていた。
フウトウカズラは雌雄別株。

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海岸線をどんどん南下して、日南市に入って山を見上げると、ヤマザクラの開花が始まっていた。
日南市の街中で昼食をとるつもりだったが適当な店も見つからず、車を停めることなく宮崎市田野町に抜けた。
田野町、国道269号線沿いの『百菜』で遅めの昼食をとったあと、「天神のヤマザクラ」(樹齢100年)を見に行った。
しかし、ここのヤマザクラの開花はまだだった。やはり日南市はだいぶ早いようだ。
天神ヤマザクラのすぐ下の車道沿いに植わっている、イロハカエデにウスタビガの空繭が2個あった。

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「よく目立つね、ほらウスタビガの繭だよ」

「中に入っているの?」と嫁さん。

「去年の秋に出たあとだよ。最初のがオスの繭、次に見つかったのがメスの繭。ほら繭の大きさが違うでしょ。大きさだけでなく、プロポーションも違うんだよ。しかし、卵がついてないなあ、、、、残念!」

OM-D E-M1 MarkU  M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO+MC-14
posted by やまかます at 19:53| コウチュウ

2021年02月15日

イタドリハムシ、動く

三股町

朝一番、谷津田を歩いていると、ギシギシの葉っぱをかじる、イタドリハムシがいた。
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3月下旬並みの気温となれば、イタドリハムシもじっとはしておれないだろう。
ギシギシの葉もだいぶ立ち上がってきた。
しかし、西風が強くそのぶん体感気温は低め。

都城市

公園のヤドリギを渡り歩く、ヒレンジャクの群れ。
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先週9日に、いつも通っているエノキで見つけた群れだ。
ヤドリギの実を啄んでは盛大に長〜いフンをし、しばらくすると水場に急行する。
ヤドリギと水場のセットが、彼らには欠かせないようだ。

posted by やまかます at 19:53| コウチュウ

2021年02月11日

ネブトクワガタの幼虫

日南市 南郷町

どんより曇り空だったが、明日は雨になるようなので、日南市南郷町の『県亜熱帯作物支場』に出掛けた。
4連休で退屈だという嫁さんも同行。
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園内のトロピカルドームを見学したあと、散策路を歩いてみた。
林床ではサツマイナモリの花や(写真上)、ムサシアブミもすでに芽吹いて、花を開き始めていた。
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9年前にはたくさん植えてあったアロエ類が、全く無くなっていた。アロエの花に来る虫や鳥にも期待していたのだが、、、。

道の駅「なんごう」で昼食をとってから、海岸に降りてみた。
嫁さんは石ころ拾い、私は貝殻拾いにしばし興じた。潮の香りが心地良い。
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海岸手前の遊歩道にはタヌキの溜めフンがあった。
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薄暗い遊歩道沿いの朽木をめくってみれば、腐植土にたくさんのクワガタ幼虫がいた。
材はかなり朽ちていたが、広葉樹だろう。
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ネブトクワガタの幼虫だ。
体長2センチほどと小さいが、これで終齢だろう。
成虫の姿はこちら
(2011年9月、ハルニレの樹液に来ていたオス、宮崎県北川町)
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posted by やまかます at 18:00| コウチュウ

2021年02月10日

巣箱の中

三股町

午前7時半、庭から見上げた上空は、うろこ雲でびっしり。
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林の縁に掛けてある巣箱。
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一昨年、スズメが巣材をせっせと運び込んでいたが、結局、産卵までは至らなかった。
その巣箱を掃除してみると、中でユミアシナガゴミムシダマシが越冬中だった。
他にはクモの一種の卵のうや、タケノホソクロバの繭もあった。
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スズメの巣箱は屋根の庇に3箇所設置してあり、巣材の運び込みも始まっている。
巣場所を巡っての激しい争いもときおり生じているが、かといって巣箱をこれ以上増やすわけにもいかない。
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posted by やまかます at 21:35| コウチュウ

2021年01月28日

クロウリハムシ

三股町

飼育室兼、物置の庇に巻いてあったスダレを解いてみた。
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解いた瞬間、パラパラとコンクリート床に落ちたのは20頭以上の数だったから、
スダレの中には越冬集団が籠もっていたわけだ。
クロウリハムシにはなんだか悪いことしたような、、、、、今夜から次第に冷え込んで、明日は寒さが戻って来るようだ。

昨日、フチグロトゲエダシャク♂が低く舞っていたススキ草原では、ノイバラの若葉が少しづつ開き始めている。

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posted by やまかます at 19:27| コウチュウ

2021年01月25日

小春日和

三股町

このところ朝晩の暖房も要らず、日中の気温は3月下旬並み?
大気は澱んでいることが多く、霧島山の山容も霞んで見える。
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ノアザミのロゼットで日光浴していた、ナナホシテントウ
このあと、クモが来てぶつかったため慌てて歩き出した。その元気なこと。
そのままチガヤの枯れ草を登り詰め、上空へと舞い上がって行った。
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アブラナの花もポツポツ、賑わい始めており、ハナアブ類が訪れていた。
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posted by やまかます at 19:33| コウチュウ

2020年11月11日

 都井馬と糞虫

串間市 都井岬

天候は晴れだが、岬では風が強く雲が次々と流れてきた。
11年ぶりに、都井岬。
もちろん、糞虫の観察が目的だが、都井岬は初めてという嫁さんも同行。

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料金所のゲートを潜って走り出すと、車窓からすぐ、馬糞が目に入る。
さっそくひっくり返してみると、オオフタホシマグソコガネオオセンチコガネが次々と見つかった。

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一番高い「扇山」に登る道では、都井馬のとうせんぼ、に遭った。
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呼べど叫べど、いっこうに動かない。わざとやっているんだろうか?ナワバリ宣言のつもり?群れが移動するまで見張っているのかね、とか、、、、、、
馬の気持ちをあれこれ詮議しているうちに、30分も立ち往生。

そのうち、後ろから車がやって来た。若いアベックだった。私らは、爺婆カップル。
アベックはさっそく私の車の前の馬に近寄り、二人で馬の写真を撮り始めた。

「こうして、写真撮っていると、そのうち動きますよ」
「ハイ!チーズ。笑って〜」馬と面白おかしく睨めっこしたりしている。

「あれで動くかね?」と私。

アベックが、なんだかんだと、なだめ透かしているうちに、ようやくのこと、馬がのっそりと歩み始めた。

私ども爺婆カップルは、馬時間に合わせて待っていたけど、確かにそんなことしてたら日が暮れる、かも。
ここは若いアベックのやり方が、正解だった。ありがとう!

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扇山の草地を歩いていると、飛んでいるのや、地面をチョコチョコと歩く、オオセンチコガネが多数、いた。
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広い岬の草原環境。まだまだ歩き足りない。

遅めの昼食は、串間市の街中にある「まるちょんラーメン」。
もやしラーメン、700円、野菜ラーメンが800円だった。
お店の真向かいでは大規模な建設工事中で、新しい道の駅ができるようだ。


E-M1 MarkU
E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
posted by やまかます at 19:29| コウチュウ

2020年11月06日

オオテントウとモンキツノカメムシ

延岡市 愛宕山

気温は高めだが、今朝は雲が広がり今にも雨が降りそうな気配。
朝一番で愛宕山に登り、ベニツチカメムシ集団の様子を見ていると、
すぐ近くに、モンキツノカメムシ♂がいた。
近似種のエサキモンキツノカメムシに比べると、遭遇頻度はかなり低いカメムシだから、すぐにピンときた。

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このあと、12年前、初めてこの愛宕山に来てベニツチカメムシを見つけた場所に移動。

「オヤ?こんなとこにホウライチクが、あったんだ!」

12年前はベニツチ探しのことで頭が一杯だったため、うっかり見落としていたのだろう。
ツノアブラムシのコロニーがびっしりとタケノコを覆い、そこに、オオテントウがいた。
大量の黒い糞、そしてコロニーの空隙は、オオテントウの大食いを物語る。
成虫は全部で3頭いた。3頭とも色は浅く肌色に近い。

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アブラムシの排出する甘露が雨の如く振り落とされており、
オオテントウの体表にもベッタリ、溜まっている。
とにかく大人しいテントウムシだ。近寄っても全く動じることが無い。

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甘露を吸い上げ、お腹がパンパンに膨れたアリ達。トビイロケアリだろうか?
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今回もまた、延岡市内のスーパーに立ち寄り、北浦獲れの鮮魚を買った。
イギスのアラは、鍋物に合う。控えめ出汁味で、ゼラチン質たっぷり。

E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350×2
posted by やまかます at 20:13| コウチュウ

2020年10月24日

ダイコクコガネ

宮崎県北

昨日はダイコクコガネの観察で、県北まで遠出をした。
このルートでも行けるはずと進んだ道が、目的地のすぐ手前で工事のため通行止めになっていた。
そのおかげで、一旦逆戻りをして迂回する羽目になり、1時間以上のロスタイムとなった。

今回は生息環境の下見だけのつもりだったけど、歩いて10数分後には、ダイコクコガネ♂を見つけることができた。
角が小さい矮小個体だった。

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ダイコクコガネの生態を知るためには、これまで阿蘇山で行ってきた観察とは全く違う観点で見直す必要を感じている。
そのためにも、放牧地ではない宮崎県内の生息地をできるだけこまめに歩かなければならない。

宿泊は延岡市内だったので、帰りに愛宕山にも寄ってみた。

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愛宕山の展望台では、強風のなか手摺りにしがみついている、オオカマキリがいた。無茶苦茶、西風が強くて寒かった。
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延岡市街地のスーパーにも寄って、魚を買って帰った。
県南の都城ではまず見られない北浦捕れの魚種が豊富であり、あれもこれもとつい欲張ってしまう。
大きなタチウオや、カワハギ、、、。
血抜きしてあった大きなアナゴ一尾は、帰宅後に自分で捌いた。穴子の蒲焼は小学生の頃から大好物だけど、地元のスーパーではまず手に入らない。



E-M1 MarkV   M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
         M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
         M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
         GODOX TT350 XPro O         
posted by やまかます at 21:35| コウチュウ

2020年10月19日

ヒメクロオトシブミ と ヒメカマキリ

三股町 田上

一株だけ庭に植えてある、ブルーベリー
次男が小学校の卒業記念にいただいたものだから、すでに9年以上を経ている。
ブルーベリーの果実は、毎年のこと収穫する前に、鳥たちの胃袋へと消えてしまう。

そのブルーベリーの葉にいたのは、ヒメクロオトシブミだった。
食べあとのしわざ、も派手に残っている。

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ヒメクロオトシブミは早春に現れてから、年に3回以上は世代を繰り返しているようだ。
ゆりかご作りには若葉が必須だから、植物の芽吹きのタイミングに合わせて繁殖を繰り返す。

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花壇のランラタナに居座って、すでに四日目のヒメカマキリ♀
お腹の様子からして、獲物には恵まれていないようだが、さて、そろそろ、場所替え時だろうか?

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E-M1 MarkU  M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro  GODOX TT350
posted by やまかます at 20:23| コウチュウ

2020年10月10日

オオテントウ、ふ化する

先日から観察していたオオテントウ卵塊のふ化が始まったのは、午前9時02分。
卵殻ごしに茶色の筋が透けて見えるようになってから、2時間ほど経ていた。
茶色の筋は、幼虫の背面に生えている体毛。


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E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro  トリミング


脚がしっかりするまで、この姿勢のままで、ユラユラしている。

ふ化のタイミングはまちまちで、最初から潰れてふ化しない卵もある。


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E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
ふ化が遅れたか、あるいは何らかの理由でふ化しない卵が、先に孵化した幼虫に吸血されてしまう。



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E-M1 MarkV ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8  

うちから車で3分の谷津田にも、オオテントウの繁殖するホウライチクがある。
この場所はすぐ裏手の杉山が伐採されて以降、しばらく訪れていなかったが、数年の間にホウライチクが増殖していた。


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E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ

オオテントウの成虫、幼虫はもちろん、他にも、ツノアブラムシ の一種が落とした甘露にやってくる昆虫もいる。

今日は、クロコノマチョウコガタスズメバチ、が来ていた。
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E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO  FL-900R
posted by やまかます at 22:13| コウチュウ

2020年10月09日

オオフタモンウバタマコメツキの食事?

昨夜はずっと屋根から雨音が絶えなかったが、今朝は降り止んで曇りになった。
天気情報では午後から晴れマークで期待したが、ときおり小雨と生憎の天気だった。

午後1時半の霧島山

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E-M1 MarkV  EF70-300mm F4-5.6L IS USM

玄関先に転がしてあるイロハカエデの朽ち木に生えたキノコに、オオフタモンウバタマコメツキ、がいた。

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E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

キノコをかじるのではなく、
どうやらキノコ表面の水分を吸っているように見えた。本種は樹液に来ることもある。

昨日から今朝にかけて、断続的ではあるけど台風の影響で強風が吹き荒れた。
巣網は大丈夫だったろうか?との心配は無用だったようだ。
スズミグモはドーム網の底にしっかりと踏ん張っていた。


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E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

午後5時半、西空が赤く染まった。


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E-M1 MarkV  EF70-300mm F4-5.6L IS USM
posted by やまかます at 21:23| コウチュウ

2020年10月06日

オオテントウの卵

8月のお盆に、産卵を観察したオオテントウ

今日もまた卵塊を見つけた。


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E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
深度合成

オオテントウの生活史はまだよくわかっていないが、彼らの糧となるツノアブラムシの一種の盛衰が、大きく関わってることは間違いない。幼虫の成長は極めて速いようにも見えるが、年に1化なのかどうか?

それと気になる天敵だが、まだこれも未確認。

※ これまでタケツノアブラムシ、としてきましたが、同属のコウシュンツノアブラムシが宮崎にもいる可能性があり、まだいづれか確認が取れないので、ツノアブラムシ の一種、としておきます。また、タイワンツノアブラムシと一時期書いたこともありますが、これは全くの誤記でした。訂正します。

自宅前の路面で、アオスジアゲハが瀕死の状態で悶えていた。
おそらく、車にぶつかったのだろう。あんなに敏捷なアオスジアゲハでも、目測を誤ることがあるのだろう。


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E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO FL-900R

居間でくつろいでいたら、外で何やらガサガサという踏み音が聞こえてきた。
はて?何んだろう。アナグマか?

しばらくして、腰の曲がったK子婆ちゃんが、林からひょっこり上がって来た。
85歳を過ぎたお婆ちゃんにとって、林の登り坂はキツかったはずだ。

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E-M1 MarkU   M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ
「薪もらうからなあ、これ食べて」

おそらくそう言ったのだと思う。地元の言葉はほとんど聴き取れない。
ビニール袋から取り出した南瓜を、手渡された。
そう、以前からK子婆ちゃんは、たまにうちの林にも、薪拾いをしに来る。
その度に、唐芋や野菜などを律儀にも届けてくれた。

久しぶりに対面した、K子婆ちゃん。一回りも小さくなった姿に驚いた。


posted by やまかます at 20:29| コウチュウ

2020年09月30日

阿蘇のフン虫

お湿り程度の小雨はあったが、南阿蘇村は概ねくもり。

朝一番、『休暇村南阿蘇』の窓から、根子岳を望む。
このあと、宿を発つ頃にはすっかり雲に隠れてしまった。
日差しは無いものの予定通り、フン虫の観察を楽しむことができた。

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E-M1 MarkU  M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ
牛糞から今まさに飛び立とうとしていた、オオフタホシマグソコガネ

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E-M1 MarkU  M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ
阿蘇山上での放牧は噴火の影響でもう3年以上も行われておらず、草原の様相は変わってしまった。
それでも、Kさん、I子さん、お二人は初めての、ダイコクコガネ雌雄に会えた。
糞球を作る準備をしていたメスを私が、地中に潜り込む瞬間のオスをI子さんが見つけた。

午後3時、阿蘇山上から都城市へと移動。

三股町、上米公園にて夜の昆虫観察。お目当てのオオカマキリモドキはいなかった。

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E-M1 MarkU  M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ
posted by やまかます at 22:41| コウチュウ

2020年09月24日

夜の訪問者

今日は一日、降ったり止んだりで、夕方から本降りになった。

明日は地元の私立大学で講演をする予定なので、準備とおさらい。
普段、うろ覚えだったことなど、こういう時にはしっかり調べ直すいい機会にもなる。

朝一番、ライトトラップのチェック。
いつも通りだが、飛来数は少なかった。

スカシエダシャクはしかし、初めてのお目見え。本種は昼間に出会すことがよくあるけど、、、。

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何の刺激に反応したものやら、擬死の格好の、シロヒトリ

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アオドウガネは、なぜかマウント中。

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EOS-5D MarkV EF100mm F2.8Lマクロ IS USM  430EX III-RT+ST-E3-RT
posted by やまかます at 19:42| コウチュウ

2020年09月21日

クズ花を食べるドウガネブイブイ

三股町 田上

隣の空き地のクズに、花が目立ち始めた。

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ウラギンシジミ幼虫を期待したけど、花を食べていたのは、ドウガネブイブイだけだった。


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この、ドウガネブイブイ、という和名がどことなく好ましい。

すぐ近くの路肩の草むらに、アカギカメムシ♀、がいた。
うちの林で今年も繁殖したので、ここにいても不思議ではない。


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一昨日、彼岸花に居座っていたハラビロカマキリ♀褐色型は今日の午前中までいたが、昼頃にはいなくなっていた。
獲物にありつけなくて、さすがに場所替えを決め込んだようだ。

今日は1日よく晴れて、アゲハ類が多数、吸蜜に来ていた。
大きなミヤマカラスアゲハ♀は、三頭来ていた。

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E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
posted by やまかます at 20:11| コウチュウ

2020年09月02日

ユミアシゴミムシダマシ

玄関前のイロハカエデは一昨年に立ち枯れてしまい、根元から伐採した。

切り分けた枝や幹は庭に転がしておいたのだが、キノコも生え今ではすっかり朽ちている。

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EOS-5D MarkV  EF24mm F2.8 IS USM

イロハカエデの朽ち木は、ヤマトシロアリをはじめ多種類の昆虫のすみかとなっている。

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E-M1 MarkU  M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro GODOX TT350

ユミアシゴミムシダマシもたくさん、ここで育っている。


posted by やまかます at 21:48| コウチュウ

2020年08月27日

羽化した、モンクチビルテントウ

飼育していたモンクチビルテントウの蛹が、昨日、羽化した。
飼育下ではあるけど、蛹期間は5日程度。


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E-M1 MarkU  ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8  GODOX TT350

体色はまだ薄いが、体型、紋の形などから、モンクチビルテントウ、と改めて確認できた。

写真の成虫の顔は黒い。これはしかし、個体によって違い、白いものもいる。


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E-M1 MarkU  M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX DE300 深度合成 

ススキで今日、見つけた個体の顔は白い。やはり顔色はヨツボシテントウとの区別点にはならない。
背面から見た体型、黒い紋の形、などで二種の区別はできる。


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E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro GODOX TT350

キツネノマゴに似ていて、花がより大きい、ハグロソウがすぐ近所の道端に咲いていた。
ハグロソウもキツネノマゴ科。

キツネノマゴには昆虫がよく訪れるけれど、ハグロソウの花にきているところはまだ見ていない気がする。これからしばらく、訪花昆虫の観察にも気を配りたい。


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EOS-5D MarkV  EF100mm F2.8Lマクロ IS USM 270EXU

花は二つの苞の間から出ている。


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EOS-5D MarkV  EF100mm F2.8Lマクロ IS USM 270EXU

ハグロソウの蕾。
ハグロソウ-8270015.jpg
EOS-5D MarkV  EF100mm F2.8Lマクロ IS USM 270EXU

ハグロソウという名前だが、葉っぱが特に黒いわけでもない。
名前の由来は不明だそうだ。
( 高橋修 著『色で見わけ五感で楽しむ 野草図鑑』ナツメ社 より )

ハグロソウの名前は覚えにくいが、何かしら昆虫でも来てくれると印象づく気がする。


そう思ってしばらくハグロソウを眺めていたら、クロセセリが近くにやってきた。
お!吸蜜に来るかな、と期待してみたが、あちこち移動するだけで花には一度も寄ってこなかった。
日光浴ばかり。


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EOS-5D MarkV  EF100mm F2.8Lマクロ IS USM 270EXU

庭のクヌギ樹液に、ノコギリクワガタ♂が来ていた。久しぶりの登場だ。
体には三箇所、痛々しい傷がある。

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EOS-5D MarkV  EF100mm F2.8Lマクロ IS USM 430EX III-RT

オスの陰になって見えないが、メスもいる。メスは食事に専念している。
オスがボーッとしているように見える理由はそのためで、樹液に来ていても樹液を舐めてはいない。
ボーッとしているというのは見た目でしかなく、オスはひたすらメスをガードしている。
もちろん、この場に別のオスが現れたら、かのオスは俄然、ファインティングポーズをとる。
けれど、体のより小さいオスはちょっとした隙をついて、ちゃっかりメスに言い寄ることもしばしば。
体が立派なオスは喧嘩相撲では負け無しだが、小回りが効かないのがアダとなる。

それにしても、、、、、、
写真のオスは結構、大型の体格。なのにこれほどの傷を負う、ということは、喧嘩の相手はどんなタフな奴だったのだろうか?

それとも、天敵の鳥にでも襲われたのだろうか?

クワガタムシの喧嘩では、通常、小さい方が早々と負けを宣言して土俵から去ってしまう。
勝ち負けは睨み合いで方が付くと言っていい。不思議な気もするのだが、視覚で相手の大きさがわかるのだろうか?それとも気迫が伝わる?
無用な争いは避ける、それが生き残るための知恵だ。

けれど、もしも体格が互角の場合は、これは激しい取っ組み相撲になる。
お互いに、「お〜!コイツ、やるな!」と判るんだろうか。
まさにガチンコ相撲だ。そういう場面はしかし、そうそう見れるものでもない。

勝ち負けを、ゲーム感覚で楽しむのは、人間だけかもしれない。


posted by やまかます at 18:23| コウチュウ

2020年08月22日

モンクチビルテントウ幼虫、ふたたび

連日、33〜35度cを示していたリビングの温度計。

午後1時、にわか雨が降り始め、嬉しくなって温度計を見れば、31度c。

「猛暑からようやく解放されたよ!何日目だっけ?」

涼しい風が吹き込む玄関の上り框に座って、しばらく外の雨をぼんやり眺めていた。

今日の観察は、午前中、仕事部屋のすぐ外で行った。

クヌギとイチイガシ、ツツジ、アジサイ、そしてススキが生える、小さなフィールドだ。
クヌギだけは、私が6年前に植えたものだ。前にも書いたが今では屋根を越える高さまで成長している。
日陰と少しばかりの木漏れ日。ちょうどいい案配だ。

クヌギの根際に生えているススキを、腰をかがめて下から見上げてみる。

「お!いつの間に?」

カンシャワタムシのコロニーが葉裏に白く際立ち、コロニーをなぞっていくと、ゴイシシジミの羽化殻(蛹殻)があった。少し離れたところにももう一つ。

「あ!いつの間に?」

ちょっと悔しい。

ゴイシシジミ-4374.jpg
EOS-5D MarkV  シグマ50mmマクロ 270EXU

コロニーの数は多く、目線を移していくうち、ゴイシシジミの成虫もいた。
アブラムシの甘露を吸いに来ているのかな?

ゴイシシジミ-4376.jpg
EOS-5D MarkV  シグマ50mmマクロ 270EXU

カンシャワタムシのコロニーには、剥げ落ちたような箇所が目立ち、そこには黒いコールタールような糞が付いている。これはハキオビヒラタアブ幼虫のしわざで、実際、数頭のハキオビヒラタアブ幼虫もいた。

さらに見ていくと、カンシャワタムシにかぶりついている、モンクチビルテントウの幼虫までいた。カンシャワタムシはお尻にある一対の角状管から黒い滴の警報フェロモンを出している。

モンクチビルテントウ-8220048.jpg
モンクチビルテントウ-8220056.jpg
E-M1 MarkU  M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro FL-300R

どうやら、モンクチビルテントウ幼虫の餌となるアブラムシの種類はかなり広いようだ。
アブラムシなら何でもいいのかな?

ススキでは、久しぶりに探していた虫が見つかった。

ヒラタグンバイウンカ、だ。

必ず、葉裏に貼り付いている。

自然光のままだと、葉っぱに溶け込んだシルエットが辛うじてわかる程度。

見えます?


ヒラタグンバイウンカ-4383.jpg
EOS-5D MarkV  シグマ50mmマクロ 

ストロボ光を照射してみるとよくわかる。
ヒラタグンバイウンカ-4382.jpg
EOS-5D MarkV  シグマ50mmマクロ 270EXU

午後4時。雨上がりで少し蒸し暑くなったけど、曇り空。
やり残していた場所の、草刈り作業を1時間ほど行った。

午後6時20分。

ヒグラシの鳴き声が、いかにも涼しげだ。

       
posted by やまかます at 18:23| コウチュウ

2020年08月20日

モンクチビルテントウの食事作法とは?

しばらく前から、ツユクサの総苞内に宿る、ツユクサアブラムシを毎日のように見てきた。

インクブルーを纏ったツユクサアブラムシ、ひっそりとした小さなコロニーなど、わたし好みなのかもしれない。


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毎朝、総苞をそっと開いていると、アブラムシに寄り添っている、円盤型の幼虫がいることに気づいた。
その姿はクヌギでよく見つかる、ヨツボシテントウの幼虫にそっくり。

はて?ヨツボシテントウに近似種のテントウムシって、なんだっけ?どこかで見たような記憶もあるような。

モンクチビルテントウ幼虫-8150173.jpg


愛媛大学、昆虫学研究室の吉富博之准教授に伺ったところ、「モンクチビルテントウの幼虫」であろうとのご教示をいただいた。そして、本種は外来種であり、その故郷は台湾や中国、ベトナムのようだ。
なるほど、成虫の姿はヨツボシテントウとそっくりで、この情報を知らないとうっかり見誤ってしまいそうだ。

ご教示いただいた、吉富博之准教授に感謝いたします。

アブラムシには、アミメアリやヒメアリがよく通ってくるが、
モンクチビルテントウ幼虫に対しても、アブラムシと同じように振る舞い、決して攻撃したり、排除しようとはしない。

モンクチビルテントウ吸血-8150143.jpg


モンクチビルテントウはアブラムシのお尻にくらいつき、体液を吸う。つまり吸血するのだが、、、

なかなかチャンスに恵まれなかったが、ようやくのこと、その瞬間をしっかり観察できた(そもそも、幼虫の数が少ない)。

で、「え!?何それ!」が、わたしの第一声。

体液をすっかり吸われて、ぬけがら同然、萎んで白くなったアブラムシ。

モンクチビルテントウ吸血-8170080.jpg


ところが、しばらくすると、

萎んだ風船が膨らむが如く、アブラムシがまるで生き返ったように、元の姿に戻る!

モンクチビルテントウ吸血-8170081.jpg


「え!?なに、吸い戻し!」

体液をすっかり吸い上げたかと思えば、次には吐き戻し、これを延々と何度も繰り返すのであった。

「なに、これ!?どういうこと!? まさか遊んでいるわけではないよね」

吸血と吐き戻しという、ふしぎな行動を観察してから三日後、3頭の幼虫のうち一頭が蛹化した。

小さな、小さな、テントウムシのさなぎ。


モンクチビルテントウ蛹-8200006.jpg
モンクチビルテントウ蛹-8200010.jpg


モンクチビルテントウの幼虫は、様々な種類のアブラムシコロニーで見つかっているようだ。

今回、幼虫の飼育では、補充の容易い、クヌギトゲアブラムシを餌に与えてみたが、これもよく吸血していた。
ちょうどクヌギの新梢では、クヌギトゲアブラムシが大発生しており、今年生まれのスズメ若鳥たちが、毎朝、このアブラムシを啄んでいる。

E-M1 MarkU  M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO 、 ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8 、 ZUIKO AUTO-MACRO 20mm f2
GODOX TT350  XPro O    Nikon SB-30
posted by やまかます at 20:39| コウチュウ