三股町
ネブトクワガタ♂ OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
ゲンジボタル♂ OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
ライトトラップに来ていた、ネブトクワガタとゲンジボタル。ゲンジボタルは稀に飛来するけれど、ネブトクワガタは今回が初めて。しかも、大顎の内歯が2本の大柄なオスだ。
〜 沖縄県 西表島_石垣島 遠征レポート・その3(最終回) 〜那覇空港で新・石垣島空港行きに乗り継いで、石垣島に到着したのが、先々週の7日、午前12時40分。
預けていた荷物を受け取りすぐにタクシーを拾って、「ユーグレナ石垣港離島ターミナル」に向かった。離島ターミナルでは羽田から直行便で先に到着した森上信夫さん夫妻が待っている。予定通り西表島行き船便には余裕で間に合うことがわかってホッとした。じつは那覇空港では搭乗便が動き出した直後に自衛隊機(3機)の発進が割り込み、離陸予定時刻が30分近くも遅れてしまったのだ。ジェット戦闘機の噴射音は凄まじく、搭乗便の機体が揺れるほど空振を浴びた。
空港から離島ターミナルに向かう車中、黒い網を被せてある畑のことを聞いてみると、「あれはパイナップル畑ですよ」から始まって行く先々パイナップルのことなど観光案内をしてくれた。パイナップルに網を被せてあるのは、クジャクのつまり鳥害を防ぐため、ということだった。島内でインドクジャクが野生化していることは、後日実際に路上で遭遇して納得できた。短い滞在日数にも関わらず3回も遭遇しているのだから、野生化した個体数が半端では無いことが知れる。
(撮影:5月10日 石垣島にて)
OM-1 MarkU LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 II ASPH. / POWER O.I.S. (撮影:5月10日 石垣島にて)
動物園でしか見たことがないインドクジャクが野山から人里にかけて闊歩している。それは異様な光景に見える。農作物にも被害が出ているので駆除活動が行われているようだが、そもそもの発端はリゾートホテルが観光目的で飼っていたものが逃げ出したようだ。なぜ八重山の観光にクジャクが必要なのか全く理解できないが。事情は違うが例えば、奄美大島ではハブ退治にマングースを導入したが故に、そのマングース駆除に多大な労力と費用を投入したことはあまりにも有名な話だ。人間の都合で本来生息していない土地に他所から生き物を持ち込むことはなぜか繰り返される。
ちなみにタクシーの運転手さんの話では、クジャクの肉は硬くてとても食用にはならない、とのこと。
OM-1 MarkU LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 II ASPH. / POWER O.I.S. (撮影:5月10日 石垣島にて)
シロハラクイナは西表島でも多く、ほぼ毎日、走行中の車の前を横切る姿を見るし、人家の庭先を駆けていることもあった。遭遇頻度の高さは野鳥のなかでもグンを抜いている。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350(撮影:5月11日 石垣島にて)
ダイトウクダマキモドキ。離島ターミナル近くの公園内にて。小さな幼虫も数頭いた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350(撮影:5月12日 石垣島にて)
ヤエヤマコクワガタのメス。高所の枝にいたので足場が不安定な崖に登って撮影した。もう少し背面から見たかったが無理だった。
ツマグロゼミの羽化殻 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350(撮影:5月12日 石垣島にて)
さて、今回の撮影目標の中でもっとも期待を寄せていた昆虫は、ツマグロゼミ、であった。発生時期としては後半期に入っているだろうか。昔(2003年)、撮影したのは5月末で産卵中のメスだった。今回、願わくば羽化シーンを撮影したいと思っていた。しかし、雨のこともあって羽化が行われる夜の撮影は断念した。
ところが、である、、、その雨続きの天候がかえって幸いした、と思う。
石垣島での滞在最終日(12日)、午前11時過ぎには現場を撤収し空港に向かわねばならない、というギリギリ間際に、私はある樹木の幹に張り付いたツマグロゼミの幼虫を見つけたのである。
すぐさま駆け寄ってみると、背中に割れ目が入ったばかりの幼虫、つまり羽化を開始したばかりの幼虫だった。おそらくは、雨のため夜の羽化を見合わせて、本来の時間帯とはズレた午前中に羽化を断行したのではないだろうか。セミの多くは日暮れてから羽化するが、真昼間や朝方に羽化することはアブラゼミなどでもよくあることで特に珍しい現象でもない。
ツマグロゼミの羽化の進行は、アブラゼミの場合に比べるとかなりのんびりしており、その分、脚固めをするためのそっくり返った姿勢はとらず、体を立てたままお尻を抜いた。その瞬間、メスであることもわかった。初めて見るツマグロゼミの羽化シーンは、旅の最終章を見事に飾ってくれた。もしかしたら「虫の神」なるものがいるのかもしれない、そンなことを感じてしまった。
今回の遠征旅行では、宿泊やレンタカーの手配をはじめ、細かい旅程準備を森上信夫さんにお願いした。また、西表島では立ち入り制限区域があって、場所によっては林野庁 沖縄森林管理署へ入林届・入林者名簿などの提出が必要だが、その煩わしい手続きなどもやっていただいた。
西表島には30年ぶり、石垣島には20年ぶりの私は、土地勘などはすっかり記憶から抜け落ちてしまい運転は私が行ったけれど、道案内はほとんど森上さんの指示を仰ぐことができた。
短い滞在日数ではあったし雨も多かったけれど、私の撮影目標はかろうじて達成できた、と言える。
最後に、色々とお世話になった森上信夫さん、そして奥さまに感謝いたします。
posted by やまかます at 21:14|
コウチュウ