2019年06月26日

ハチマガイスカシバ

姿はハチに似てハチにあらず。

和名は、ハチマガイスカシバ

06262019-3.jpg


昨夜から今朝にかけて雨がかなり降ったが、その中、仕事部屋の外灯に飛来したようだ。少しくたびれている。

ハチマガイスカシバは毎年、うちの敷地内で繁殖しており、コウモリガ幼虫巣の蓋部分に産卵することも観察している。で、どうやらコウモリガ幼虫巣の何がしかを糧にして成長するものと推測している。
卵と幼虫も確認したが、幼虫の飼育には失敗した。
(新開孝(2018)『インセクタ みやざき』No.6;36-37p.宮崎昆虫調査研究会調査報告書)


エノキにいた、ナナフシ

06262019-2.jpg


さて、ナナフシの写真はトリミング無しで、EF-S35ミリマクロ+EOS80D で撮影した。
倍率はこのレンズでのほぼ最高倍率。内蔵ストロボをストレートに当てている。

EF-S35ミリマクロは、レンズが小さく等倍でもレンズ長が変わらないこと。
レンズ先端にLED照明が内蔵されていて、特に夜間撮影では補助ライトが要らないので、この上なく便利。
しかし、このレンズはAPS-Cカメラ専用なのでフルサイズカメラには使えない。
それで、フルサイズカメラではシグマの50ミリマクロレンズを使っていた。このレンズは倍率が高くなるにつれ
鏡筒が伸びてしまうのが短所といえば短所だが、立体感のある描写は大変気に入っていた。

ところが今月に入ってから突然、絞りの動作不良が頻発して(開放のままで露出オーバーになる)、仕事には使えなくなっていた。
シグマに相談したところ、製造終了して年月も経ているため修理サポートはできないとのこと。
私は標準マクロレンズの使用頻度が高いので困ってしまったのだが、等倍撮影が可能な標準マクロレンズを
他のメーカーで探してみたものの意外と無い。
キャノンの新シリーズレンズ、RF35ミリマクロはフルサイズ仕様だが、ハーフマクロで等倍撮影はできない(このレンズは新発売のフルサイズミラーレス機でしか使えない、はず)。
シグマは現行では70ミリマクロレンズを出してはいるが、20ミリの違いは大きい。
仕方なくEF-S35ミリマクロをメインに使うようになったのだが、フルサイズカメラへのこだわりがあって、
なんとかならないものかと思い続けていた。

ふと思いついて(なんでもっと早く気付かなかったか!)、
「接点復活剤」をレンズ側の信号接点に塗ってみた。

すると期待通り、絞り作動が安定して、何度テスト撮影しても、今のところ不具合は出ていない。
作動不良の原因が接点にあるのかどうかはまだ判然とはしないが、
このまましばらく使ってみよう。

※ 翌日、本番撮影に使ったところ、絞りの作動不良が再発してしまった。
露光オーバーになり、しかもシャターを切った後、絞り羽根が開放に戻らない。
接点の通電不良といった単純なトラブルではない、、、とは薄々、わかってはいたのだが、まさに藁をも掴む心理。


posted by やまかます at 21:12| Comment(0) |

2019年06月22日

マダラニジュウシトリバ

クヌギの剪定をしていたら、マダラニジュウシトリバが目の前にいた。
06222019-2.jpg


翅広げて13ミリ程度だから小さくもなく、大きくもない。
本種はスイカズラの蕾で幼虫が育つ。


畑で夕食用のジャガイモも掘り出していた嫁さんの足元からケラが出てきた。「なに!?この虫」
すぐさま私が拾い上げて「これが、ケラだよ。ほらモグラにそっくりでしょ」

06222019-3.jpg

シャベルのような前脚の搔きわける力は強く、グイグイ指の間に潜り込む。
06222019-4.jpg

手のひらから、あっという間に手の甲に出てきた。
06222019-5.jpg


アヤオビハナノミ、かな?
06222019-7.jpg

なぜか大人しい。いつもはチョコマカ動いてなかなか寄らせてもらえない。
06222019-6.jpg

posted by やまかます at 21:27| Comment(0) |

2019年06月21日

さなぎ

ハゼノキにいたクロモンカギバ幼虫は、
そろそろかなと覗いてみれば、やはり蛹になっていた。

06212019.jpg

2頭のうち一頭は行方不明だが、葉表、葉先にキッチリ収まる姿にしばし見惚れる。

06212019-2.jpg


フキトリバの幼虫が今朝方、蛹化していた。


フキトリバ蛹1.jpg


写真画面下が頭部になる。体長は約9ミリ。

オリンパスの新しい画像処理アプリケーション、OLYMPUS Workspaceが先日公開された。
さっそく使ってみると、処理速度も速く使い勝手も良い。
フォーカスブラケットで撮影した写真を深度合成する機能もあって、フォトショップよりも操作が簡単で随分と楽になった。
posted by やまかます at 21:57| Comment(0) |

2019年06月20日

捕食圧

網掛け飼育していたヤママユの繭を回収した。
3個の繭のうち、一個は大きな穴が空いていた。

06202019.jpg


網を片付けていたら、そこにコロギスの♂がいた。
「ははあ〜ん、アンタ、食べたね!」


06202019-2.jpg


3年前頃から、庭のクヌギとコナラでヤママユやウスタビガの放飼が出来なくなった。
以前は3齢まで室内で飼育したものを外に出して、そのまま成長する姿を観察できたし、
特に繭を紡いでしまえば何の心配も無かったけれど、そうもいかなくなった。
今回のように繭もかじられてしまうし、あるいはそっくり消失することがほとんど。
幼虫も網越しに食べられてしまう。

どうやら、庭に植えたクヌギやコナラが成長し、今では屋根の高さまで大きくなり、
そうなると様々な昆虫も集まるようになり、当然ながら捕食圧も高まったと考えるのが妥当であろう。

数年前なら、ウスタビガの繭がいくつも並び、メスが羽化するとそこへ雄が飛来して交尾する、という
そんな配偶行動まで観察できたのだが、もうそのような観察は期待できなくなった。

ある意味、こうなってみて、本来の自然の姿になった、とも言えるかもしれない。

午後5時半頃、近所の杉林からヒグラシの鳴き声を聞きながら、屋根の防錆塗装を行なった。
ニイニイゼミは16日の昼過ぎに初鳴きを聞いている。

posted by やまかます at 21:03| Comment(0) |

2019年06月17日

鳥の糞ダマシ

ハゼノキの食痕そばに、鳥の糞ダマシ。
小さい体で随分と食べたね。
06月17日2019.jpg


葉っぱを触ると、クルンと丸くなって、ますます糞に成り切る。
このクロモンカギバ幼虫、同じハゼノキに2頭いた。

06月17日2019-2.jpg


クヌギ林の縁の下草には、ベニスジヒメシャク

06月17日2019-3.jpg
posted by やまかます at 20:31| Comment(0) |

2019年06月11日

夜のお客さん

朝一番、仕事部屋の外灯に飛来した昆虫のチェックを日課にしているが、やって来る虫は少ない。今朝の顔ぶれは、、、。

ノコギリクワガタ

6月11日2019-2.jpg

アカハラゴマダラヒトリ
アカハラゴマダラヒトリ6月11日2019-10.jpg

ゴマケンモン
6月11日2019-9.jpg

セダカシャチホコ
6月11日2019-8.jpg

ドウガネブイブイ
6月11日2019-7.jpg

サツマコフキコガネ
本種が出始めると例年梅雨入りとなる。
6月11日2019-6.jpg

オオウスベニトガリノメイガ
オオウスベニトガリメイガ6月11日2019-5.jpg

ギンスズメモドキヘビトンボ
ギンスズメモドキ6月11日2019-4.jpg

ツマジロシャチホコ
6月11日2019-3.jpg

アカマエアオリンガ
アカマエアオリンガ6月11日2019.jpg


夜の灯りに飛来する昆虫が種類、数とも少ない理由は色々あるだろうが、
うちの周辺はほとんどが耕作地と杉植林に覆われていること、それが原因として考えられる。
自然林がまとまってある場所からはかなり距離がある。
posted by やまかます at 20:07| Comment(0) |

2019年06月04日

目玉模様

先月の23日、柿の木にたくさんいたオオゴマダラエダシャク若齢幼虫たちがその後どうなったか、見に行ってみた。隣の果樹園だが。

あんなにたくさんいたのに、食痕はあんまし残っていない。
二本のカキでわずか3頭しか見つからなかった(終齢と亜終齢)。まあ見落としがあるとしてもとにかく少ない。


6月04日2019-3.jpg


雨は朝から降ったり止んだり。庭のヒメジョオンにツバメシジミのメスが来ていた。
6月04日2019.jpg


さて、私が使っているカメラバッグは、主に3タイプ。
6月04日2019-6.jpg


機材を目一杯詰め込んだ重量は、画面左から順に、@5.5キロ、A9キロ、B3.4キロ。
機材の内容は、@:APS-Cカメラ2台(Canon)、A:フルサイズカメラ2台(Canon)、B:マイクロフォーサーズ1台(OLYMPUS)。
@〜Bとも、マクロ、望遠ズーム、広角ズーム、ストロボ類を備え、ほぼ同等の画角域をカバーできる。カメラは撮影条件次第で、@とAにはもう一台追加することもある。三脚も加わると結構な重量だが、三脚は目的次第で省略することが多い。

この3つのカメラバッグの使い分けは、下見や観察が主目的であったり、現場での歩きが長い場合には、@を。
現場での歩きは少なめ、あるいは近場であったり、狙いを絞り込んでじっくり撮影に専念できる場合等は、Aを。
冬場あるいは講演、観察会などの小旅行のお供には、Bを。

と目的に合わせて使い分けている。Aの9キロを担いで何時間も歩くような事は、もはや体力的に無理。

Bの小型カメラバッグはインナーが外れるので、インナーごと画面左の軽いリュックに入れ替えて背負うこともある。
6月04日2019-7.jpg


posted by やまかます at 21:57| Comment(0) |

2019年05月26日

ポチ

5月26日2019.jpg


スジベニコケガが水滴を吸っていた。

5月26日2019-2.jpg


灯火に飛来した居残りだが、スジベノコケガがこうして吸水する姿は初めて見た。

posted by やまかます at 22:07| Comment(2) |

2019年05月22日

ウコンエダシャク

夜、玄関の灯りに来ていた、ウコンエダシャクのメス

5月22日2019-4.jpg


本種には5年前の2014年7月、佐賀県の神埼市で出会っている。

さらに遡れば、2004年の夏、大分県宇佐八幡神社で出会っているが、本種を撮影したのはその時が初めてだったと思う。いづれもメスだった。

メスしか出会っていないの?と気になったが、
よくよく調べてみれば、2012年6月に愛媛県松山市でオスも撮影していた。すっかり忘れていた。

スクリーンショット 2019-05-23 06.18.23.jpg


オスは前翅に透明な窓があって、そこを使って発音する、らしいが、その音をまだ聞いたことが無い。
posted by やまかます at 22:34| Comment(0) |

2019年05月19日

竹筒ゆりかご、ふたたび

メダケの枯れ茎の暗闇のなかで、じっと過ごしている幼虫。

5月19日2019.jpg


以前にも書いたが、ニホンホホビロコメツキモドキの産卵痕が付いた枯れ茎の中に、
おそらく蛾類と思われる幼虫や蛹殻が見つかり、冬からずっと飼育している。
飼育と言っても給餌の必要もなく、ただ転がしているだけで、たまに中の様子を窺うだけ。

今日、久々に点検してみれば、一頭(写真上)を除いて他は全部カビが生えて中の幼虫は消失していた。

さて、幼虫がいる場所には糸で紡いだテントがあって、
その中央の台風の目のようなところは枯れ茎の内壁につながっている。
おそらく蛹の体を支えるために糸トンネルが必要なのだろう。

で、糸トンネルが繋がっている硬くて厚い竹の壁には、すでに出口の準備がしてある。
ここまで準備しているからには、蛹になる日も近いのでは?と思いたくなる。


5月19日2019-2.jpg


竹筒の外側からルーペを使って見ても全くわからないが、内側から強い光を当ててみれば、
壁が透けて薄くなっているのがわかる。ほんのわずかな沁み程度だが貫通している部分すらある。

つまり、事前に竹壁を内側から削って薄皮だけを残した脱出口を準備しているのであり、
そこは蛹の頭部を突き当てるだけで容易に破れる、ということだろう。
こうした作業を、暗闇の中でコツコツと行う幼虫の姿を一度は見てみたいものだ。
このやり方は、ニホンホホビロコメツキモドキと同じであるところが興味深い。
もっともニホンホホビロコメツキモドキが作る脱出口はなぜか、几帳面な正方形であるが。

たった一頭となってしまったが、何としても成虫の姿を見届けたい!本当に蛾類なの?
成虫が羽化する日を待つとして、大事な竹筒ゆりかごを観察容器に収納した。
羽化した成虫が迷子にならないように。


5月19日2019-3.jpg


竹筒ゆりかごの長さは、27センチ。
これを収める容器は焼酎ワンカップを5個連結して作った。
中の換気を良くするために、両端の蓋はガーゼに替えておこう。




posted by やまかます at 21:09| Comment(0) |