三股町
眠に入っているヤママユ幼虫3兄弟をチェックした後、仕事部屋のすぐ外にあるビワにオオミズアオを見つけた。
翅の傷などから、先日深夜、玄関の門灯に飛来したオスと同じ個体だろう。
昨夜は仕事部屋の外灯に飛来して、そのまま居残ったようだ。
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
このように日中じっとしているオオミズアオなど、大型蛾類の多くは触ったりして刺激を与えると、まずは地面に落下し、そのあとは狂ったように翅をバタつかせて最悪、翅がボロボロになるまで暴れることがある。そんな時は慎重に手で掬ったのち速やかに上空へと投げ上げてやると、力強く舞い上がってより安全な場所へと自発的に移動させることができる。
庭を歩いていると足元からカサカサと翅の擦れる音がして、そのすぐ後にシオヤトンボの交尾カップルが花壇の石に着地するのが見えた。
ゆっくり近づいてからそっとしゃがみ込んでカメラを構えた途端、飛び去ってしまった。
しゃがむという動作が刺激を与えることは承知していたが、撮影アングルを選びたかった。けれど逃げられてはどうしようもない。
カップルは隣の耕作放棄された荒地に舞い降りたので、急斜面を慎重に降りて近づき、今度は撮影できた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
2022年05月07日
帰ってきた、オオミズアオ
posted by やまかます at 21:44| ガ
2022年04月28日
赤と黒
三股町
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
緑葉が見る見る濃くなる中、ノアザミの開花が盛んになり彩を添えてくれる。
そう言えば、ノアザミの冬のロゼットを、飼い犬のチョロは嫌がって避けていたことを思い出す。
犬の頑強な肉球であってもあの棘は痛いようだ。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14 (トリミング)
セグロベニトゲアシガは、ベニボタル類に擬態していると言われている。
本種の幼虫は、ゴイシシジミ幼虫と共に、ササコナフキツノアブラムシやカンシャワタムシなどの、白いワックスで覆われたアブラムシコロニー傍で見つかる。
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
小さな光らないホタル、オバボタルが、交尾していた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO GODOX TT350
このところ毎晩のように灯りに飛来している、スジベニコケガ。
朝早く、クヌギの高い梢で交尾カップルを見つけた。本種の交尾は例年今の時期にはよく見かける。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
緑葉が見る見る濃くなる中、ノアザミの開花が盛んになり彩を添えてくれる。
そう言えば、ノアザミの冬のロゼットを、飼い犬のチョロは嫌がって避けていたことを思い出す。
犬の頑強な肉球であってもあの棘は痛いようだ。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14 (トリミング)
セグロベニトゲアシガは、ベニボタル類に擬態していると言われている。
本種の幼虫は、ゴイシシジミ幼虫と共に、ササコナフキツノアブラムシやカンシャワタムシなどの、白いワックスで覆われたアブラムシコロニー傍で見つかる。
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
小さな光らないホタル、オバボタルが、交尾していた。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO GODOX TT350
このところ毎晩のように灯りに飛来している、スジベニコケガ。
朝早く、クヌギの高い梢で交尾カップルを見つけた。本種の交尾は例年今の時期にはよく見かける。
posted by やまかます at 20:13| ガ
2022年04月20日
普通種ではあるけれど、13年ぶり
三股町
クヌギで育っているヤママユ幼虫(2齢)は3頭。ところが今日は2頭しか見つからない。
天敵に食べられたか、移動したか?
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
餌の葉っぱが豊富であればむやみに移動はしないはず。これはマズイかな、と少し離れた上の枝を舐めるように見ていくと、いました!3頭目が。そうか、理由はわかならないが居場所を替えたようだ。
他に見落としがないか梢を見上げていると、目に懐かしい縞模様のメイガがいた。
チビスカシノメイガだ。
本種を撮影したのは実に13年前の2009年6月30日。
それ以来、出会った記憶がない。記憶がないだけかもしれないが、、、、、。
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
クヌギで育っているヤママユ幼虫(2齢)は3頭。ところが今日は2頭しか見つからない。
天敵に食べられたか、移動したか?
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
餌の葉っぱが豊富であればむやみに移動はしないはず。これはマズイかな、と少し離れた上の枝を舐めるように見ていくと、いました!3頭目が。そうか、理由はわかならないが居場所を替えたようだ。
他に見落としがないか梢を見上げていると、目に懐かしい縞模様のメイガがいた。
チビスカシノメイガだ。
本種を撮影したのは実に13年前の2009年6月30日。
それ以来、出会った記憶がない。記憶がないだけかもしれないが、、、、、。
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
posted by やまかます at 21:10| ガ
2022年04月11日
帰ってきた、ヨツボシホソバ
三股町
朝から久々の雨。気温も15℃前後まで下がった。
庭のコナラの幹に、ヨツボシホソバの幼虫がいつの間にかいて地衣類を食べていた(昨日、10日に撮影)。
2月にクヌギにいた幼虫はその後、パッタリ姿を見ていなかった。どこでどうやって寒さに耐えていたのかわからないが、春めいてきて活動を再開したようだ。
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
カラスザンショウの朽木で見つかった、アカハネムシ類の蛹。
羽化はもうすぐだろう。
それにしても、真横に突き出した脚の畳み方は何だろう。脚を体に密着させた方が何かとリスク回避になるようにも思えるが、もしかして樹皮下という狭い空間に暮らし、そこで扁平な体型になっていることが脚の格好にも影響しているのだろうか。
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro 深度合成
朝から久々の雨。気温も15℃前後まで下がった。
庭のコナラの幹に、ヨツボシホソバの幼虫がいつの間にかいて地衣類を食べていた(昨日、10日に撮影)。
2月にクヌギにいた幼虫はその後、パッタリ姿を見ていなかった。どこでどうやって寒さに耐えていたのかわからないが、春めいてきて活動を再開したようだ。
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
カラスザンショウの朽木で見つかった、アカハネムシ類の蛹。
羽化はもうすぐだろう。
それにしても、真横に突き出した脚の畳み方は何だろう。脚を体に密着させた方が何かとリスク回避になるようにも思えるが、もしかして樹皮下という狭い空間に暮らし、そこで扁平な体型になっていることが脚の格好にも影響しているのだろうか。
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro 深度合成
posted by やまかます at 20:38| ガ
2022年04月07日
天蚕の旅立ち
三股町
午前6時半
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
コナラの若枝に、キマエアオシャク幼虫を見つけたのは数日前のこと。ステージは亜終齢だろうか。
アリが乗っかったり、触ったりしているが、幼虫は全く動じない。芽吹きのタイミングに同調して成長しているようだ。
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
こちらは、クヌギの小枝にいたキマエアオシャクの中齢幼虫。
同じ木に2頭いて、もう一頭は脱皮直前の眠に入っている。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
本日の午前中に、ヤママユの卵が孵化した。全部で25個の卵殻が残っているが、クヌギの若葉で見つかった幼虫は、2頭のみだった。この卵は昨年、9月に夜間灯火に飛来した母蛾から採卵したもの。
多数の幼虫たちはクヌギの高い場所へと無事に移動できたものもいるかも知れないし、途中で天敵の餌食となったものもいることだろう。
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
昨日まで観察していたゴマダラチョウ幼虫は、今日の夕方になっていなくなっていた。蛹化場所を探し歩いてエノキ(私の身長ほどの若木)から離れてしまったのか、周辺をかなりしつこく探してみたけれど見つからなかった。
夕方、花壇に水やりをしている嫁さんに話しかけていたら、足下のレンゲにベニシジミが来ていた。
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
午後5時50分
すっかり日が長くなった。
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
午前6時半
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
コナラの若枝に、キマエアオシャク幼虫を見つけたのは数日前のこと。ステージは亜終齢だろうか。
アリが乗っかったり、触ったりしているが、幼虫は全く動じない。芽吹きのタイミングに同調して成長しているようだ。
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
こちらは、クヌギの小枝にいたキマエアオシャクの中齢幼虫。
同じ木に2頭いて、もう一頭は脱皮直前の眠に入っている。
OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
本日の午前中に、ヤママユの卵が孵化した。全部で25個の卵殻が残っているが、クヌギの若葉で見つかった幼虫は、2頭のみだった。この卵は昨年、9月に夜間灯火に飛来した母蛾から採卵したもの。
多数の幼虫たちはクヌギの高い場所へと無事に移動できたものもいるかも知れないし、途中で天敵の餌食となったものもいることだろう。
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
昨日まで観察していたゴマダラチョウ幼虫は、今日の夕方になっていなくなっていた。蛹化場所を探し歩いてエノキ(私の身長ほどの若木)から離れてしまったのか、周辺をかなりしつこく探してみたけれど見つからなかった。
夕方、花壇に水やりをしている嫁さんに話しかけていたら、足下のレンゲにベニシジミが来ていた。
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
午後5時50分
すっかり日が長くなった。
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
posted by やまかます at 20:07| ガ
2022年03月29日
ナンカイキイロエダシャク、登場
三股町
昨年の春、ナンカイキイロエダシャクが灯りに飛来したのは、4月10日だった。
今年は昨日の28日に飛来していた。今回もイチイガシに移動させてみたが、芽吹きはもう少し先になる。
薄檸檬色のエダシャクは、隠れ場所を心得ているかのようだ。いつの間にか若芽の裏側に溶け込んでいた。
OM-1 ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
朝一番、雨音で目が覚めた。ずっとデスクワークに集中できて良いのだけど、体がガチガチに固まる。そんな時、窓の外から聴こえるウグイスの囀りに体が反応する。
囀りが近いと「オ!来ているな」と、開放感に浸りたいこともあってカメラを担いでそっと窓辺に立つ。少しは肩ほぐしにもなる。
今日は、居間の窓からすぐ見えるイヌビワの梢に何度も来ていた。
イヌビワの冬芽もほころび始めた。
OM-1 ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
花壇にはカワラヒワの番いが来て、しきりと地面で採餌していた。
ちょいと伸びをして、ご自慢の鮮やか尾羽を披露してくれた。
OM-1 ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
<カメラザックの中身>
E-M1X ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ
撮影の基本スタイルはカメラザックを担いで歩くことが多いのだけど、ここ最近は(冬場)ほとんどこのスタイルで動くことは無く、メインカメラを首からぶら下げ、ショルダーバッグに小道具と2台目カメラ、交換レンズ2本程度、という身軽な格好で仕事をしている。
カメラザックの中身は、中央にでっかい望遠ズーム150-400mm、レンズはこれ以外に、
40-150mm、8-25mm、60mmマクロ、の3本。カメラは、OM-1とE-M1 マーク3、ストロボGODOX TT3502台、マクロフラッシュSTF-81台、他ディフューザー、などと機材はかなり切り詰めて、総重量は、約8キロ。
カメラザックに入り切らない小道具とバッテリーなどはショルダーバッグに納める。場合によっては3台目のカメラも持つ。
今抱えているうちのある仕事(来年刊行予定)では敷地内で撮影できるものも多く、さらに周辺に足を伸ばしてもせいぜい1キロ圏内だと、カメラザックを背負うことはほとんどない。
また年内刊行予定のある一冊の本の撮り下ろしでは、敢えて生活圏内(片道車で20分以内)で行うことに拘っている。これは読者の子供たちが日常生活の中で実際に追体験できるであろうことを想定して本の構成を組んでいるからだ。
もちろん経費節減を心掛けていることも理由の一つにある。
昨年の春、ナンカイキイロエダシャクが灯りに飛来したのは、4月10日だった。
今年は昨日の28日に飛来していた。今回もイチイガシに移動させてみたが、芽吹きはもう少し先になる。
薄檸檬色のエダシャクは、隠れ場所を心得ているかのようだ。いつの間にか若芽の裏側に溶け込んでいた。
OM-1 ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
朝一番、雨音で目が覚めた。ずっとデスクワークに集中できて良いのだけど、体がガチガチに固まる。そんな時、窓の外から聴こえるウグイスの囀りに体が反応する。
囀りが近いと「オ!来ているな」と、開放感に浸りたいこともあってカメラを担いでそっと窓辺に立つ。少しは肩ほぐしにもなる。
今日は、居間の窓からすぐ見えるイヌビワの梢に何度も来ていた。
イヌビワの冬芽もほころび始めた。
OM-1 ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
花壇にはカワラヒワの番いが来て、しきりと地面で採餌していた。
ちょいと伸びをして、ご自慢の鮮やか尾羽を披露してくれた。
OM-1 ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
<カメラザックの中身>
E-M1X ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ
撮影の基本スタイルはカメラザックを担いで歩くことが多いのだけど、ここ最近は(冬場)ほとんどこのスタイルで動くことは無く、メインカメラを首からぶら下げ、ショルダーバッグに小道具と2台目カメラ、交換レンズ2本程度、という身軽な格好で仕事をしている。
カメラザックの中身は、中央にでっかい望遠ズーム150-400mm、レンズはこれ以外に、
40-150mm、8-25mm、60mmマクロ、の3本。カメラは、OM-1とE-M1 マーク3、ストロボGODOX TT3502台、マクロフラッシュSTF-81台、他ディフューザー、などと機材はかなり切り詰めて、総重量は、約8キロ。
カメラザックに入り切らない小道具とバッテリーなどはショルダーバッグに納める。場合によっては3台目のカメラも持つ。
今抱えているうちのある仕事(来年刊行予定)では敷地内で撮影できるものも多く、さらに周辺に足を伸ばしてもせいぜい1キロ圏内だと、カメラザックを背負うことはほとんどない。
また年内刊行予定のある一冊の本の撮り下ろしでは、敢えて生活圏内(片道車で20分以内)で行うことに拘っている。これは読者の子供たちが日常生活の中で実際に追体験できるであろうことを想定して本の構成を組んでいるからだ。
もちろん経費節減を心掛けていることも理由の一つにある。
posted by やまかます at 20:25| ガ
2022年02月28日
春の妖精
三股町
朝一番、仕事部屋の外灯周辺を見て回る。
そろそろかな、と思っていたらやはり!
トビモンオオエダシャクのオスがイチイガシに止まっていた。
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8 深度合成
翅の縁はかなり痛んでいるが、羽化してからの日は浅いように見える。
過去の飛来データを見る限り、今日という日付は例年並みと言える。
ちなみに我が家での過去データを「ひむか昆虫記」から拾い出してみると、
2011.3.21 ♀(愛媛県松山市)、2013.3.6 ♂、2015.2.24 ♂、2016.3.1 ♀、2017.3.4 ♂
トビモンオオエダシャクの出現期は早くても2月下旬。
朝早くから庭に出入りするシロハラが少なくとも3羽いて、餌場の争奪戦なる様相を窓越しに観察できる。
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO MC-14
使い始めてまだ1週間程度だけど、M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO の描写が素晴らしく良いことに感動の日々。まあお値段だけのこともあって良いのは当たり前かもしれないが、レンズの描写性能でゾクゾクするほどの感動を得たのは久々かと思う。前々から噂は聞いていたけど、実際に使ってみるともうこれは手離せない。事前試用もせずいきなり発注してしまったけど、懐具合を傷めたことを十分過ぎるほど癒して尚且つ、(ちょっと盛り過ぎかもしれないけど)明日への活力さえこのレンズから貰っているような気がする。
朝一番、仕事部屋の外灯周辺を見て回る。
そろそろかな、と思っていたらやはり!
トビモンオオエダシャクのオスがイチイガシに止まっていた。
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8 深度合成
翅の縁はかなり痛んでいるが、羽化してからの日は浅いように見える。
過去の飛来データを見る限り、今日という日付は例年並みと言える。
ちなみに我が家での過去データを「ひむか昆虫記」から拾い出してみると、
2011.3.21 ♀(愛媛県松山市)、2013.3.6 ♂、2015.2.24 ♂、2016.3.1 ♀、2017.3.4 ♂
トビモンオオエダシャクの出現期は早くても2月下旬。
朝早くから庭に出入りするシロハラが少なくとも3羽いて、餌場の争奪戦なる様相を窓越しに観察できる。
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO MC-14
使い始めてまだ1週間程度だけど、M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO の描写が素晴らしく良いことに感動の日々。まあお値段だけのこともあって良いのは当たり前かもしれないが、レンズの描写性能でゾクゾクするほどの感動を得たのは久々かと思う。前々から噂は聞いていたけど、実際に使ってみるともうこれは手離せない。事前試用もせずいきなり発注してしまったけど、懐具合を傷めたことを十分過ぎるほど癒して尚且つ、(ちょっと盛り過ぎかもしれないけど)明日への活力さえこのレンズから貰っているような気がする。
posted by やまかます at 20:04| ガ
2022年01月31日
春の兆し
三股町
近所のあちこちの畑ではナズナの白い絨毯が賑やかだ。
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
スイバやギシギシの葉も心持ち立ち上がっている。
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
昼過ぎにはルリシジミのメスが風に逆らうように舞っている姿にびっくりした。しばらく追いかけたが、高く舞い上がって見失ってしまい撮影はできなかった(都城市 早水公園)。
クワエダシャク幼虫は例年、近所の同じ桑の木で探さなくてもすぐに見つかる。
夕方の散歩コースで。
添い寝型
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
延長棒型
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
首折れ型
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
昨年から継続観察している、イチイガシのサツマヒメカマキリ幼虫の今日。
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
近所のあちこちの畑ではナズナの白い絨毯が賑やかだ。
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
スイバやギシギシの葉も心持ち立ち上がっている。
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
昼過ぎにはルリシジミのメスが風に逆らうように舞っている姿にびっくりした。しばらく追いかけたが、高く舞い上がって見失ってしまい撮影はできなかった(都城市 早水公園)。
クワエダシャク幼虫は例年、近所の同じ桑の木で探さなくてもすぐに見つかる。
夕方の散歩コースで。
添い寝型
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
延長棒型
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
首折れ型
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
昨年から継続観察している、イチイガシのサツマヒメカマキリ幼虫の今日。
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
posted by やまかます at 19:51| ガ
2022年01月25日
天蚕と山叺の卵
三股町
午前8時
今日も朝から曇り。今にも雨が落ちてきそうな一日になった。
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
林床のあちこちに、カラスザンショウの落果が多い。
鳥たちにとっては貴重な食糧の一つだ。
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
傘を並べたような、ヒメウズの葉。
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
さて、ある方から、ヤママユ(天蚕)とウスタビガ(山叺)の卵の識別法についてのお尋ねがあったので、
両種の卵を並べて比較してみた。写真左がウスタビガ、右がヤママユ。
OM-D E-M5 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro 深度合成
ウスタビガの卵は写真のようにメスの繭上で見つかることが多いけれど、もちろん食樹の枝にも産んである。
両種の卵は一見して、大きさ、形の違いが分かる。ウスタビガは楕円形で俵型、ヤママユは丸型。
まあこのように並べてみれば歴然とはするが、野外の枝先で実際に見つけたときは、経験がある程度ないと迷うかもしれない、、、かな?
卵の表面には黒い模様がどちらにもあるが、これは産卵時に卵を包むように分泌される液体が乾いたものだ。
液体は最初、無色透明だが空気に触れているうちに黒く変色し、粘着性が次第に強まり、卵を枝や繭にガッチリと固着させる。
この産卵液とも言える糊状物質は、卵表面を覆う濃さの違いからか、見た目の黒っぽさの違いになって見える。
やけに黒い卵があったり、逆に白っぽい卵もあるわけはそういうことだと思う。
ウスタビガ卵殻表面の黒い固形物を一部、水で濡らしながら柄付き針の先で丁寧にこさげ落としてみた。
まずは、落とす前。
EOS-M5 MP-E65mmF2.8 1-5×マクロフォト 深度合成
こさげ落とした後。
針先で傷がついてしまった。
(※ 「こさげ落とす」「こさげる」という言葉使いは、愛媛の方言の一つで「こすり落とす」という意味です。
体に染み付いていた方言が無意識のうちに出てしまいました。自分で久しぶりに使ったかと思います。)
EOS-M5 MP-E65mmF2.8 1-5×マクロフォト 深度合成
卵の表面には無数の微細な窪みが並んでおり、その窪みに入り込んだ糊状物質まで除去するには、別の手段が必要になる。
天蚕(ヤママユ)飼育では、採卵したあと、卵の表面についた糊状物質を、高度さらし粉(次亜塩素酸カルシウム)を使ってほぼ完全に除去洗浄している。病原菌などから卵を守るためで、洗浄した後の卵はほぼ純白になる。
午後5時前になって、ようやく日の光を拝むことができた。
明日は晴れるようだ。
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
午前8時
今日も朝から曇り。今にも雨が落ちてきそうな一日になった。
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
林床のあちこちに、カラスザンショウの落果が多い。
鳥たちにとっては貴重な食糧の一つだ。
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
傘を並べたような、ヒメウズの葉。
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
さて、ある方から、ヤママユ(天蚕)とウスタビガ(山叺)の卵の識別法についてのお尋ねがあったので、
両種の卵を並べて比較してみた。写真左がウスタビガ、右がヤママユ。
OM-D E-M5 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro 深度合成
ウスタビガの卵は写真のようにメスの繭上で見つかることが多いけれど、もちろん食樹の枝にも産んである。
両種の卵は一見して、大きさ、形の違いが分かる。ウスタビガは楕円形で俵型、ヤママユは丸型。
まあこのように並べてみれば歴然とはするが、野外の枝先で実際に見つけたときは、経験がある程度ないと迷うかもしれない、、、かな?
卵の表面には黒い模様がどちらにもあるが、これは産卵時に卵を包むように分泌される液体が乾いたものだ。
液体は最初、無色透明だが空気に触れているうちに黒く変色し、粘着性が次第に強まり、卵を枝や繭にガッチリと固着させる。
この産卵液とも言える糊状物質は、卵表面を覆う濃さの違いからか、見た目の黒っぽさの違いになって見える。
やけに黒い卵があったり、逆に白っぽい卵もあるわけはそういうことだと思う。
ウスタビガ卵殻表面の黒い固形物を一部、水で濡らしながら柄付き針の先で丁寧にこさげ落としてみた。
まずは、落とす前。
EOS-M5 MP-E65mmF2.8 1-5×マクロフォト 深度合成
こさげ落とした後。
針先で傷がついてしまった。
(※ 「こさげ落とす」「こさげる」という言葉使いは、愛媛の方言の一つで「こすり落とす」という意味です。
体に染み付いていた方言が無意識のうちに出てしまいました。自分で久しぶりに使ったかと思います。)
EOS-M5 MP-E65mmF2.8 1-5×マクロフォト 深度合成
卵の表面には無数の微細な窪みが並んでおり、その窪みに入り込んだ糊状物質まで除去するには、別の手段が必要になる。
天蚕(ヤママユ)飼育では、採卵したあと、卵の表面についた糊状物質を、高度さらし粉(次亜塩素酸カルシウム)を使ってほぼ完全に除去洗浄している。病原菌などから卵を守るためで、洗浄した後の卵はほぼ純白になる。
午後5時前になって、ようやく日の光を拝むことができた。
明日は晴れるようだ。
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
posted by やまかます at 20:19| ガ
2022年01月23日
まだ少し先のことだけど、、、、アカスジアオリンガ春型♀
三股町
昨日拾った繭を眺めていて、そう言えば一昨年の春に成虫を撮影したことを思い出した。
2020年3月17日に自宅林で撮影した、
アカスジアオリンガの春型メス。
OM-D E-M1 MarkV LEICA DG MACRO-ELMARIT 45/F2.8
止まっている木は、ヤブムラサキ。
メスの前翅のへりはほんのり朱色を帯びている。
OM-D E-M1 MarkV LEICA DG MACRO-ELMARIT 45/F2.8
OM-D E-M1 MarkV LEICA DG MACRO-ELMARIT 45/F2.8
春型のオスは、2010年2月27日のこちらの記事に載せてあった。
雌雄は別種かと思えるほど翅の色模様が違っている。
さらに、夏には衣替えした夏型世代が登場するし、近似種のアオスジアオリンガもいてなおさらややこしい。
※ブログへの質問などありましたら、連絡はこちらまで。
yamakamasu8810アットマークkhaki.plala.or.jp (アットマークは@に)
昨日拾った繭を眺めていて、そう言えば一昨年の春に成虫を撮影したことを思い出した。
2020年3月17日に自宅林で撮影した、
アカスジアオリンガの春型メス。
OM-D E-M1 MarkV LEICA DG MACRO-ELMARIT 45/F2.8
止まっている木は、ヤブムラサキ。
メスの前翅のへりはほんのり朱色を帯びている。
OM-D E-M1 MarkV LEICA DG MACRO-ELMARIT 45/F2.8
OM-D E-M1 MarkV LEICA DG MACRO-ELMARIT 45/F2.8
春型のオスは、2010年2月27日のこちらの記事に載せてあった。
雌雄は別種かと思えるほど翅の色模様が違っている。
さらに、夏には衣替えした夏型世代が登場するし、近似種のアオスジアオリンガもいてなおさらややこしい。
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posted by やまかます at 21:09| ガ
2021年12月24日
繭の中は快適空間〜ギンシャチホコ
三股町
先日、コナラの幹で見つけたギンシャチホコ繭の内壁はこうなっている。
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX D300(深度合成)
油紙のような艶々で、これなら蛹の体をやんわり抱いてくれるだろう。
糸と糸の間に何かしら防水加工がされているようだ。
蛹は前回にも載せたように繭の天井(幹への接着面とは逆)側に腹部をむけている。
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX D300(深度合成)
去年の12月に見つけた繭は、ヤブニッケイの幹に張り付いていた。
すぐ隣にクリがあるので幼虫はクリで育ったのだと思う。
蛹には小さいけれど、尖った槍のようなツノがある。羽化時、繭壁の脱出口を開ける道具になるのではないだろうか。
今日は朝から雨模様となり、一日中、デスクワーク。
所用で昼前、街中に出ると小学生や中学生の子供たちが下校している姿があり、そうかもう冬休みかと気づいた。
※ブログへの質問などありましたら、連絡はこちらまで。
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先日、コナラの幹で見つけたギンシャチホコ繭の内壁はこうなっている。
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX D300(深度合成)
油紙のような艶々で、これなら蛹の体をやんわり抱いてくれるだろう。
糸と糸の間に何かしら防水加工がされているようだ。
蛹は前回にも載せたように繭の天井(幹への接着面とは逆)側に腹部をむけている。
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX D300(深度合成)
去年の12月に見つけた繭は、ヤブニッケイの幹に張り付いていた。
すぐ隣にクリがあるので幼虫はクリで育ったのだと思う。
蛹には小さいけれど、尖った槍のようなツノがある。羽化時、繭壁の脱出口を開ける道具になるのではないだろうか。
今日は朝から雨模様となり、一日中、デスクワーク。
所用で昼前、街中に出ると小学生や中学生の子供たちが下校している姿があり、そうかもう冬休みかと気づいた。
※ブログへの質問などありましたら、連絡はこちらまで。
yamakamasu8810アットマークkhaki.plala.or.jp (アットマークは@に)
posted by やまかます at 20:07| ガ
2021年12月19日
ギンシャチホコ、繭の運命
三股町
雲の流れが速く、どんより曇っていたかと思えば一瞬にして青空が広がったり、の繰り返しだったが、
気温はかなり低め。日が高くなっても畑の霜柱がしばらくは残っていた。
画面右端クヌギの樹上ではカワラヒワの群れが羽を休めている。
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
草もみじの、ワレモコウ
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
クマイチゴ(落葉低木)
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
庭のクヌギの根元近くに、ギンシャチホコの繭があった。
繭はおそらく、今夏、7月に紡がれたものではないだろうか。
このクヌギでは7齢まで成長過程を継続観察していたのだが、かなり成熟した段階で姿を見失っていた。
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
繭上部には羽化の際に突き破った脱出口が空いていたので、無事に成虫となって旅立ったようだ。
繭糸には樹皮が細かく掻き取られて練り込まれたようになっているので、樹皮にそっくりで隠蔽効果は抜群。
しかも繭壁は多重構造で堅牢にできており、海辺の岩牡蠣のように樹肌にガッチリ張り付いている。
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
先日、コナラの幹で見つけた繭2個を開けてみると、
一つには蛹が(画面右)、一つには寄生バチの繭が入っていた。
同じコナラの幹に上下に並んでいたもので、外見からしても同時期に営繭したものだろう。
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX DE300
ギンシャチホコは年2化で蛹越冬。
クヌギで見つけた繭は第2化、そしてコナラで見つかった2個は第1化だろう。
雲の流れが速く、どんより曇っていたかと思えば一瞬にして青空が広がったり、の繰り返しだったが、
気温はかなり低め。日が高くなっても畑の霜柱がしばらくは残っていた。
画面右端クヌギの樹上ではカワラヒワの群れが羽を休めている。
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
草もみじの、ワレモコウ
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
クマイチゴ(落葉低木)
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
庭のクヌギの根元近くに、ギンシャチホコの繭があった。
繭はおそらく、今夏、7月に紡がれたものではないだろうか。
このクヌギでは7齢まで成長過程を継続観察していたのだが、かなり成熟した段階で姿を見失っていた。
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
繭上部には羽化の際に突き破った脱出口が空いていたので、無事に成虫となって旅立ったようだ。
繭糸には樹皮が細かく掻き取られて練り込まれたようになっているので、樹皮にそっくりで隠蔽効果は抜群。
しかも繭壁は多重構造で堅牢にできており、海辺の岩牡蠣のように樹肌にガッチリ張り付いている。
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
先日、コナラの幹で見つけた繭2個を開けてみると、
一つには蛹が(画面右)、一つには寄生バチの繭が入っていた。
同じコナラの幹に上下に並んでいたもので、外見からしても同時期に営繭したものだろう。
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX DE300
ギンシャチホコは年2化で蛹越冬。
クヌギで見つけた繭は第2化、そしてコナラで見つかった2個は第1化だろう。
posted by やまかます at 17:19| ガ
2021年12月14日
「の」の字型イモムシ
三股町
近所の公民館の植栽にはサネカズラ(ビナンカズラ)の蔓が茂っていて、赤い果実が見頃となった。
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
高所に垂れた果実を見上げていたら知り合いの方が通り掛かって、
「あれ?こんな高いところにあったんだね。気付かなかったわ。綺麗ね」
「花も綺麗ですよね」と応えた私だが、
花の時期は例年見落としているので、来年こそはしっかり見ておきたい。
先日、シジュウカラがクヌギの梢でヤマトカギバ幼虫を啄んでいた。
折り重ねた葉の隙間から器用に引っ張り出していた。虫にしてみればいくら身を隠しても安全とは言えないわけだ。
蛹越冬のはずだが、まだ幼虫がいることをシジュウカラから教わったので、
気にかけていたら仕事部屋のすぐ脇にあるイチイガシの葉上にチョコンといた。
近くの葉には食痕があった。
まずは自然光のみで撮影。
ちょうど朝陽が低く射していて、日向と日陰のコントラストがキツい。
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
上写真でもかまわないけど、ストロボ光を少し加えて、画面左の影を明るめにおこしてみた。
ツインマクロフラッシュの左側発光部だけを弱めに照射。葉表面の白いテカりを抑えることができた。
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8+自作ディフューザー
〜ストロボ機材について〜
ツインマクロストロボがない場合は、カメラからストロボを離して任意の位置から照射する。
最近は無線コントロールで遠隔発光できるストロボシステムが色々選べるので便利になった。
私はGODOXのストロボTT350と、コントローラー(フラッシュトリガー)のXPro Oを主に使っているが、ケーブルもなく取り回しがいいのだけど、コントローラの電源管理(単三2本)も必要なのが欠点と言えば欠点。
キャノンの新しいミラーレスカメラシステムでは、このコントローラの電源もカメラボディから供給される方式になってしかもかなり小型化している。そういう時代になったかと感心するのだが、キャノンの新しいミラーレスカメラは結構なお値段。
電源がストロボ本体1箇所で済むツインマクロフラッシュは手軽さはあるけれど、ケーブルが邪魔と言えば邪魔、、、、、まあ、それぞれの機材には一長一短がある。現場の状況などにより使い分けている。
近所の公民館の植栽にはサネカズラ(ビナンカズラ)の蔓が茂っていて、赤い果実が見頃となった。
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
高所に垂れた果実を見上げていたら知り合いの方が通り掛かって、
「あれ?こんな高いところにあったんだね。気付かなかったわ。綺麗ね」
「花も綺麗ですよね」と応えた私だが、
花の時期は例年見落としているので、来年こそはしっかり見ておきたい。
先日、シジュウカラがクヌギの梢でヤマトカギバ幼虫を啄んでいた。
折り重ねた葉の隙間から器用に引っ張り出していた。虫にしてみればいくら身を隠しても安全とは言えないわけだ。
蛹越冬のはずだが、まだ幼虫がいることをシジュウカラから教わったので、
気にかけていたら仕事部屋のすぐ脇にあるイチイガシの葉上にチョコンといた。
近くの葉には食痕があった。
まずは自然光のみで撮影。
ちょうど朝陽が低く射していて、日向と日陰のコントラストがキツい。
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
上写真でもかまわないけど、ストロボ光を少し加えて、画面左の影を明るめにおこしてみた。
ツインマクロフラッシュの左側発光部だけを弱めに照射。葉表面の白いテカりを抑えることができた。
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8+自作ディフューザー
〜ストロボ機材について〜
ツインマクロストロボがない場合は、カメラからストロボを離して任意の位置から照射する。
最近は無線コントロールで遠隔発光できるストロボシステムが色々選べるので便利になった。
私はGODOXのストロボTT350と、コントローラー(フラッシュトリガー)のXPro Oを主に使っているが、ケーブルもなく取り回しがいいのだけど、コントローラの電源管理(単三2本)も必要なのが欠点と言えば欠点。
キャノンの新しいミラーレスカメラシステムでは、このコントローラの電源もカメラボディから供給される方式になってしかもかなり小型化している。そういう時代になったかと感心するのだが、キャノンの新しいミラーレスカメラは結構なお値段。
電源がストロボ本体1箇所で済むツインマクロフラッシュは手軽さはあるけれど、ケーブルが邪魔と言えば邪魔、、、、、まあ、それぞれの機材には一長一短がある。現場の状況などにより使い分けている。
posted by やまかます at 19:48| ガ
2021年12月09日
秋のキリガだけど、、、
三股町
一昨日の夜、仕事部屋の外灯に飛来した、ウスキトガリキリガ。
例年、11月中ば〜末頃に見かけるキリガだが、まだ活動しているようだ。
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8
夜の樹液に来るようだが、まだ見たことがない。
口吻を時折、忙しく振り回していた。夜の活動しているところを是非見てみたい。
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8 深度合成
午後4時
洗濯物を取り込んでいると、林からコゲラのドラミングの音が聞こえてきた。すぐ近くのアカメガシワで朽ちた太い枝を突いている姿もすぐにわかった。急いでレコーダーを準備して、そっと近くに忍び寄り録音してみた。
時々、ヒヨドリの囀りも加わり、しばらくして下の池からカワセミの囀りも入ってきた。
結構、長いことドラミングは続いた。
写真はコナラで採餌中。
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
オオスズメバチが来ているコナラの樹液は今日もどっぷりと出ているが、
よく見るとどうやらシロスジカミキリの産卵痕のようにも見える。
写真は午前10時半に撮影。
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
ウスキトガリキリガなどが来ていないか、夜の樹液も観ているが来ているのはフクラスズメのみ。
フクラスズメは毎夜、4頭前後はいる。
そして今夜は、オオスズメバチが6頭も残っていた。残っているというより、巣に帰れなくなったのではないだろうか。
皆じっと佇んでいる。
フクラスズメが夜間普通に活動しているところを見ると、昼間に何らかの弾みでモズに出くわすこともあり得るのだろう。
一昨日の夜、仕事部屋の外灯に飛来した、ウスキトガリキリガ。
例年、11月中ば〜末頃に見かけるキリガだが、まだ活動しているようだ。
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8
夜の樹液に来るようだが、まだ見たことがない。
口吻を時折、忙しく振り回していた。夜の活動しているところを是非見てみたい。
OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8 深度合成
午後4時
洗濯物を取り込んでいると、林からコゲラのドラミングの音が聞こえてきた。すぐ近くのアカメガシワで朽ちた太い枝を突いている姿もすぐにわかった。急いでレコーダーを準備して、そっと近くに忍び寄り録音してみた。
時々、ヒヨドリの囀りも加わり、しばらくして下の池からカワセミの囀りも入ってきた。
結構、長いことドラミングは続いた。
写真はコナラで採餌中。
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
オオスズメバチが来ているコナラの樹液は今日もどっぷりと出ているが、
よく見るとどうやらシロスジカミキリの産卵痕のようにも見える。
写真は午前10時半に撮影。
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
ウスキトガリキリガなどが来ていないか、夜の樹液も観ているが来ているのはフクラスズメのみ。
フクラスズメは毎夜、4頭前後はいる。
そして今夜は、オオスズメバチが6頭も残っていた。残っているというより、巣に帰れなくなったのではないだろうか。
皆じっと佇んでいる。
フクラスズメが夜間普通に活動しているところを見ると、昼間に何らかの弾みでモズに出くわすこともあり得るのだろう。
posted by やまかます at 20:31| ガ
2021年11月26日
アカイラガ幼虫
三股町
まだ緑葉が残るクヌギを見上げていたら、アカイラガの幼虫がいた。
食べ痕の様子から、主脈を残して葉っぱ一枚をほぼ綺麗に食べきったようだ。
先日、見つけた幼虫は土と一緒に容器に入れておいたら、土中で繭を紡いでいた。
黒土と同じ色をしているので、繭を見つけ出すのには意外と時間が掛かった。
長径1センチのほぼ楕円形。
車で走行中、開いていた助手席窓からキタテハが飛び込んできた。
飛び込んだ瞬間、バシッと音がした。
ちょうどカーブ手前で減速していたけど、時速40キロ以上は出ていた。
しばらくこのまま同乗して、昼食で立ち寄ったうどん屋の駐車場で外に解放した。
以前、キアゲハが飛び込んできたこともあった。
明日開催予定の観察会下見で都城市の志和地の森を歩いてみた。
上空を多数のミヤマガラスが旋回していた。
なんかあるな、と眺めていると、オオタカが一直線に飛び去って行った。
エノキにはゴマダラチョウの幼虫がいた。さて、明日、子どもたちが見つけてくれるかな?
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
まだ緑葉が残るクヌギを見上げていたら、アカイラガの幼虫がいた。
食べ痕の様子から、主脈を残して葉っぱ一枚をほぼ綺麗に食べきったようだ。
先日、見つけた幼虫は土と一緒に容器に入れておいたら、土中で繭を紡いでいた。
黒土と同じ色をしているので、繭を見つけ出すのには意外と時間が掛かった。
長径1センチのほぼ楕円形。
車で走行中、開いていた助手席窓からキタテハが飛び込んできた。
飛び込んだ瞬間、バシッと音がした。
ちょうどカーブ手前で減速していたけど、時速40キロ以上は出ていた。
しばらくこのまま同乗して、昼食で立ち寄ったうどん屋の駐車場で外に解放した。
以前、キアゲハが飛び込んできたこともあった。
明日開催予定の観察会下見で都城市の志和地の森を歩いてみた。
上空を多数のミヤマガラスが旋回していた。
なんかあるな、と眺めていると、オオタカが一直線に飛び去って行った。
エノキにはゴマダラチョウの幼虫がいた。さて、明日、子どもたちが見つけてくれるかな?
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
posted by やまかます at 19:37| ガ
2021年11月07日
鳥の糞もどき
三股町
今日はよく晴れて、桜島の眺望も拝めた。
梶山小学校裏から。
ノササゲの豆果が弾けていた。
カラスウリ
小学校理科の教科書で初めて知った頃、カラスウリの赤い果実に憧れたものだ。あの独特な香りも良い。
成虫越冬の、ホソミイトトンボ♀
マユアタテアカネ♀
背景はヌルデの紅葉。
都城市 山之口町
ハゼノキの葉をヘリから食べていた(蚕食とも言う)、クロモンカギバの幼虫。
少しでも異常な振動を感じると、体を丸めて糞に化ける。
若齢幼虫は葉の先端から食べ始め、
しかも葉を齧って萎れさせるという偽装工作まで施しているようだ。
産卵位置も先端部なんだろうか?
今年のウラナミシジミは、例年に比べて多いように感じる。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
今日はよく晴れて、桜島の眺望も拝めた。
梶山小学校裏から。
ノササゲの豆果が弾けていた。
カラスウリ
小学校理科の教科書で初めて知った頃、カラスウリの赤い果実に憧れたものだ。あの独特な香りも良い。
成虫越冬の、ホソミイトトンボ♀
マユアタテアカネ♀
背景はヌルデの紅葉。
都城市 山之口町
ハゼノキの葉をヘリから食べていた(蚕食とも言う)、クロモンカギバの幼虫。
少しでも異常な振動を感じると、体を丸めて糞に化ける。
若齢幼虫は葉の先端から食べ始め、
しかも葉を齧って萎れさせるという偽装工作まで施しているようだ。
産卵位置も先端部なんだろうか?
今年のウラナミシジミは、例年に比べて多いように感じる。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
posted by やまかます at 18:11| ガ
2021年11月03日
講演会とギャラリートーク
午前中、『新富町図書館〜ブックフェスタ2021』で講演を行い、午後から木城町の『木城えほんの郷』にて、ギャラリートークを行った。
新富町図書館での演目は「昆虫のお母さんとこども」として1時間、『木城えほんの郷』では開催中の写真展のギャラリートークを50分ほどで写真の内容説明に加え、撮影の裏舞台、写真への思い入れなどを語った。
ギャラリートークの後コーヒーをいただき、嫁さんと本屋さんを出たところで、多数のアリジゴクに目が釘付けとなった。
雨を凌げるほんの僅かな砂地に点々と並んだ、すり鉢状の蟻地獄(写真画面の右側にもこれと同じくらいの数が並んでいた)。
何度も出入りしている本屋さんの玄関口近くにあって、これまで気付かなかったのが情けない気がした。
さらに駐車場へと緩いスロープを下っていくと、目の前の棒杭を色鮮やかなイラガ幼虫が登っていた。イラガ幼虫は久しぶりの対面。
体の色合いからして、営繭が近いのだろう。
そう言えば、昔(17年ほど前)、群馬大学構内のケヤキ並木に無数の繭がついていて、驚いたことを思い出した。
数えてはないがかなりの数だった。松山の実家の庭の柿の木でも大量に発生したことがあり、その時は枝ごと宮崎に持ち帰ったこともあった。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ
posted by やまかます at 19:36| ガ
2021年09月27日
天蚕
三股町
ライトトラップに来ていたのは、ヤママユのメスのみだった。
他の虫が来ていないのに、なぜ? と不思議な気がしたけど嬉しいお客さんだ。
例年だと7月後半〜10月の間にダラダラと発生しているようだが、10月中ばころの発生数は多いように感じる。
腹部の大きさからして、すでに産卵を何度か済ませているように思える。
ヤママユがこうしてうちの外灯に飛来することは稀で、このチャンスは活かしたい。
そこで、採卵を試みることにした。
さっそくヤママユを「蝶籠」に入れて、クヌギの梢に下げておいた。
昨日の黒くなってひしゃげたクロコノマチョウの卵。
卵の表面は、肉眼ではツルンツルンに見えるが、うんと拡大してみると、細かい立体紋様があることがわかる。
10年前の2011年6月に拡大接写した写真が出てきた。
正常な卵では孵化間近になると、ガラス細工のような卵の中に幼虫の頭部や体の一部が透けて見えるようになる。
2009年6月に撮影した写真。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
OLYMPUS PEN E-P1
オートベローズ+ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8
ライトトラップに来ていたのは、ヤママユのメスのみだった。
他の虫が来ていないのに、なぜ? と不思議な気がしたけど嬉しいお客さんだ。
例年だと7月後半〜10月の間にダラダラと発生しているようだが、10月中ばころの発生数は多いように感じる。
腹部の大きさからして、すでに産卵を何度か済ませているように思える。
ヤママユがこうしてうちの外灯に飛来することは稀で、このチャンスは活かしたい。
そこで、採卵を試みることにした。
さっそくヤママユを「蝶籠」に入れて、クヌギの梢に下げておいた。
昨日の黒くなってひしゃげたクロコノマチョウの卵。
卵の表面は、肉眼ではツルンツルンに見えるが、うんと拡大してみると、細かい立体紋様があることがわかる。
10年前の2011年6月に拡大接写した写真が出てきた。
正常な卵では孵化間近になると、ガラス細工のような卵の中に幼虫の頭部や体の一部が透けて見えるようになる。
2009年6月に撮影した写真。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
OLYMPUS PEN E-P1
オートベローズ+ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8
posted by やまかます at 21:44| ガ
2021年09月14日
ぶら下がり蛾
三股町
そろそろ出る頃かなと梢を見上げてみれば、いました!
日中はこうしてじっとぶら下がって過ごす、コウモリガ。
彼らの活動時間帯は、夕暮れ時の短いひととき。
枯れ枝になりきっている姿は目につきにくい。
脚は長い毛が密生しているので、まるでオランウータンの腕のようにも見える。
複眼と触角はしっかり見つめないとわかりづらい。
ほぼ終日降り続けた雨は、小雨程度でもあり、少しくらいの雨ならチョウ達は平気で活動している。
ヒガンバナには多数のアゲハ類が来ていた。
ミヤマカラスアゲハのメスは、かなり長いこと吸蜜していた。
昼食を終えて、居間の窓から林の梢を双眼鏡で眺めていたら、いきなり視界にアオスジアゲハが入った。
「おや、日光浴か?こんな姿は過去に一回しか見ていない」
カメラを取りに玄関まで走って戻ってきても、まだじっとしていた。
もっと目線で撮影したいと思い、外へ出て脚立を取りに行こうとしたら、こちらの姿に反応して飛び立ってしまった。
けれど、すぐにも目の高さまで降りてきて、私の脇をすり抜けるようにして、菜園のシソの花壇に移動。
こちらもまたしばらく、吸蜜し続けていた。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
そろそろ出る頃かなと梢を見上げてみれば、いました!
日中はこうしてじっとぶら下がって過ごす、コウモリガ。
彼らの活動時間帯は、夕暮れ時の短いひととき。
枯れ枝になりきっている姿は目につきにくい。
脚は長い毛が密生しているので、まるでオランウータンの腕のようにも見える。
複眼と触角はしっかり見つめないとわかりづらい。
ほぼ終日降り続けた雨は、小雨程度でもあり、少しくらいの雨ならチョウ達は平気で活動している。
ヒガンバナには多数のアゲハ類が来ていた。
ミヤマカラスアゲハのメスは、かなり長いこと吸蜜していた。
昼食を終えて、居間の窓から林の梢を双眼鏡で眺めていたら、いきなり視界にアオスジアゲハが入った。
「おや、日光浴か?こんな姿は過去に一回しか見ていない」
カメラを取りに玄関まで走って戻ってきても、まだじっとしていた。
もっと目線で撮影したいと思い、外へ出て脚立を取りに行こうとしたら、こちらの姿に反応して飛び立ってしまった。
けれど、すぐにも目の高さまで降りてきて、私の脇をすり抜けるようにして、菜園のシソの花壇に移動。
こちらもまたしばらく、吸蜜し続けていた。
〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 20:40| ガ
2021年09月04日
柿の葉にて
三股町
午後2時06分
カキの葉陰にぶら下がった姿を発見。ほぼ目線の高さだったので気づけたのだろう。
脱皮を終えた、オオゴマダラエダシャクの幼虫。
同じカキの葉裏に、ミナミマエグロハネナガウンカ。
葉っぱを手で引き寄せようとしたら、跳ねて逃げてしまった。
庭で継続観察中のコミスジ幼虫。
葉柄を齧って萎れさせた葉はすっかり食べ尽くされていた。スケッチの中央、薄緑色で塗った部分。
ナツフジの下はコンクリートで、切り落としたのであれば、見つかるはずだがいくら探しても無かった。
ので、おそらく食べ尽くしたものと思う。萎れていても食べることは以前にもあった。
午後5時過ぎの段階では、赤い丸のところに落ち着いていた。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
午後2時06分
カキの葉陰にぶら下がった姿を発見。ほぼ目線の高さだったので気づけたのだろう。
脱皮を終えた、オオゴマダラエダシャクの幼虫。
同じカキの葉裏に、ミナミマエグロハネナガウンカ。
葉っぱを手で引き寄せようとしたら、跳ねて逃げてしまった。
庭で継続観察中のコミスジ幼虫。
葉柄を齧って萎れさせた葉はすっかり食べ尽くされていた。スケッチの中央、薄緑色で塗った部分。
ナツフジの下はコンクリートで、切り落としたのであれば、見つかるはずだがいくら探しても無かった。
ので、おそらく食べ尽くしたものと思う。萎れていても食べることは以前にもあった。
午後5時過ぎの段階では、赤い丸のところに落ち着いていた。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 18:07| ガ
2021年08月15日
種名を覚える
三股町
桑の葉上で翅を小刻みに震わせていた、クワコ。
羽化して間もないことは、この後に泥のような便を排泄したのでわかった。
「桑子」は桑の葉を食べて育つので、覚えやすい種名だろう。しかも、カイコの祖先(原種)と言われ「野蚕」の代表格だ。「野蚕」はこれを「くわこ」とも読む(『広辞苑』より)。
自宅林や庭には実生から育った桑の木が数本あって、いづれもかなり大きくなった。そのうち2本は結実もしている。
まだヒメツノカメムシなどは来ていないが、いづれは抱卵する姿も見られるようになるだろう。
ハラグロオオテントウの繁殖なども時間の問題かと思う。
こちらは夜の灯りに飛来していた、リンゴツノエダシャク。
幼虫は大きめのシャクトリムシで、だいぶ前から時々見かけていたがずっと種名がわからずにいた。幼虫と成虫の姿が結びついて初めて、頭のなかに種名がしっかりと刻み込まれる
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
桑の葉上で翅を小刻みに震わせていた、クワコ。
羽化して間もないことは、この後に泥のような便を排泄したのでわかった。
「桑子」は桑の葉を食べて育つので、覚えやすい種名だろう。しかも、カイコの祖先(原種)と言われ「野蚕」の代表格だ。「野蚕」はこれを「くわこ」とも読む(『広辞苑』より)。
自宅林や庭には実生から育った桑の木が数本あって、いづれもかなり大きくなった。そのうち2本は結実もしている。
まだヒメツノカメムシなどは来ていないが、いづれは抱卵する姿も見られるようになるだろう。
ハラグロオオテントウの繁殖なども時間の問題かと思う。
こちらは夜の灯りに飛来していた、リンゴツノエダシャク。
幼虫は大きめのシャクトリムシで、だいぶ前から時々見かけていたがずっと種名がわからずにいた。幼虫と成虫の姿が結びついて初めて、頭のなかに種名がしっかりと刻み込まれる
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 19:26| ガ
2021年08月01日
オオツバメエダシャク
三股町
シャクガ科の中でも特大種だろう、オオツバメエダシャク。
ライトトラップに稀に飛来することがあるが、今年は例年より多い。多いとは言ってもこれで3例目かと思う。
写真の個体はオス。まずは自然光で撮影。
次にストロボを日中シンクロで使用。自然光にストロボ光を軽く加えている。
ストロボ光のおかげで、前翅や胸部の陰になっている部分が明るくなっている。
ストロボ光を補助光として使うかどうかは、写真の使用目的などによって判断すればいいが、もしも迷った時は、まず最初にやるべきは自然光のみでの撮影。
被写体の種類によってはストロボ光に敏感に反応し逃げてしまうこともあるし。
さて、庭のユズで育っているアゲハ幼虫。
5齢に脱皮した頃合いに覗いてみれば、
「あれ!?なんだコレは?」
黒点が表面にたくさん並んでおり、黒帯も太い。黒帯が濃いタイプはよくみられるが、この胡麻模様は初めて見るのでびっくり。
こちらが通常の模様をしたアゲハ5齢幼虫。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
シャクガ科の中でも特大種だろう、オオツバメエダシャク。
ライトトラップに稀に飛来することがあるが、今年は例年より多い。多いとは言ってもこれで3例目かと思う。
写真の個体はオス。まずは自然光で撮影。
次にストロボを日中シンクロで使用。自然光にストロボ光を軽く加えている。
ストロボ光のおかげで、前翅や胸部の陰になっている部分が明るくなっている。
ストロボ光を補助光として使うかどうかは、写真の使用目的などによって判断すればいいが、もしも迷った時は、まず最初にやるべきは自然光のみでの撮影。
被写体の種類によってはストロボ光に敏感に反応し逃げてしまうこともあるし。
さて、庭のユズで育っているアゲハ幼虫。
5齢に脱皮した頃合いに覗いてみれば、
「あれ!?なんだコレは?」
黒点が表面にたくさん並んでおり、黒帯も太い。黒帯が濃いタイプはよくみられるが、この胡麻模様は初めて見るのでびっくり。
こちらが通常の模様をしたアゲハ5齢幼虫。
〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 16:52| ガ
2021年07月13日
スカシバのカップル
三股町
朝一番、ライト飛来の居残り組に、オオツバメエダシャクのオスがいた。
年に多くて二、三回ほどしか出会えないし、名前通りシャクガ科の中でも特大なので思わず駆け寄ってしまう。
居残り組には、ノコギリクワガタのオスも。
午前中、快晴。ジリジリ照りつける陽射しの下、家庭菜園の地面近くをゆっくり舞うカップルを発見。
最初はてっきりムシヒキアブ類かと思ったが、近寄ってみれば、
オオモモブトスカシバの交尾カップルだった。
作物の上に着地するも落ち着きがなく、すぐに飛び立ってはまた足場を探して降下する、ということを繰り返した。なので、こちらはカメラを構えたまま慎重に追いかけ続けた。着地しても数秒間で2、3カット撮影するとすぐに舞い上がってしまい、最後には上空高くへと消えて行った。飛ぶ時は体の大きいメスが主導し、オスはぶら下がっているだけのようだった。写真画面の右側が、メス。
ヘクソカズラに虫こぶを作るヒメアトスカシバであれば、交尾カップルを見る機会は多いが、それ以外のスカシバ科ではほとんど観察したことがない。ちなみに、オオモモブトスカシバはカラスウリやキカラスウリに虫こぶを作り、幼虫は虫こぶの中で育つ。うちの周辺ではキカラスウリに大きな虫こぶが多い。
コナラのギンシャチホコ幼虫(7齢)は、今日も元気。
葉の硬い主脈まで綺麗に食べ尽くす。食欲はますます旺盛になったようだ。
午後になって天候が急変し、激しい雷雨となった。
朝一番、ライト飛来の居残り組に、オオツバメエダシャクのオスがいた。
年に多くて二、三回ほどしか出会えないし、名前通りシャクガ科の中でも特大なので思わず駆け寄ってしまう。
居残り組には、ノコギリクワガタのオスも。
午前中、快晴。ジリジリ照りつける陽射しの下、家庭菜園の地面近くをゆっくり舞うカップルを発見。
最初はてっきりムシヒキアブ類かと思ったが、近寄ってみれば、
オオモモブトスカシバの交尾カップルだった。
作物の上に着地するも落ち着きがなく、すぐに飛び立ってはまた足場を探して降下する、ということを繰り返した。なので、こちらはカメラを構えたまま慎重に追いかけ続けた。着地しても数秒間で2、3カット撮影するとすぐに舞い上がってしまい、最後には上空高くへと消えて行った。飛ぶ時は体の大きいメスが主導し、オスはぶら下がっているだけのようだった。写真画面の右側が、メス。
ヘクソカズラに虫こぶを作るヒメアトスカシバであれば、交尾カップルを見る機会は多いが、それ以外のスカシバ科ではほとんど観察したことがない。ちなみに、オオモモブトスカシバはカラスウリやキカラスウリに虫こぶを作り、幼虫は虫こぶの中で育つ。うちの周辺ではキカラスウリに大きな虫こぶが多い。
コナラのギンシャチホコ幼虫(7齢)は、今日も元気。
葉の硬い主脈まで綺麗に食べ尽くす。食欲はますます旺盛になったようだ。
午後になって天候が急変し、激しい雷雨となった。
posted by やまかます at 17:22| ガ
2021年07月11日
6回脱皮した、ギンシャチホコ幼虫
三股町
6齢まで成長したギンシャチホコ幼虫は、8、9、10日の三日間、いくら探しても見つからなかった。
ところが、今日になってやっと見つかった。
5日には脱皮前の眠に入っているのを見ているので、6日から家を空けていた間に脱皮したのは間違いない。
つまり、6回目の脱皮で、7齢になったことになる。ここまで無事に成長していたんだ、と感激。
ムッチリと肥えて貫禄のある大きさ、姿になった。
7齢で終齢なのだろうか?今後も見守る必要がある。
クヌギにいた、スカシカギバ幼虫も大きくなっていた。
〜 新しいパソコン、iMac~24インチ シルバー iMac 4.5K Retinaディスプレイモデル 〜
発注してから待つこと5週間!!ようやく新型iMacが届いた。
画面右がその新型iMac。旧型に比べ大きさに差が無いように見えるが、旧iMacは17インチで、新型は24インチ。
筐体のカラーは7色から選べるが、敢えてシルバーを選んだ。
キーボードもだいぶ、スリムになった。
デバイス端子が従来のUSBとは違って、USB-Cやサンダーボルトなので、「LENTION」のUSB Type-C ハブ CB-C37を接続してみたが、これが意外にも全く機能せず。いきなりこれかい!と落胆。
USBマウスを認識するだけで使い物にならず、これは大失敗。
なので、急遽、都城市の電気店でアップル純正のSDカードリーダーと、エレコムのUSB-C変換コードを購入した。
「LENTION」のUSB Type-C ハブ CB-C37は、結構多くの方がノートブックで使っているようだが、全く作動しないというコメントもある。ケーブルが長くてパソコンの前面に置けるので良いのだけど、、、、使えないのでは困る。
旧型iMacは購入して7年目。つい先日、付属の無線マウスが壊れてUSB接続マウスに交換したばかり。まあそのほうがマウスの電波混信の心配もないだろう。
6齢まで成長したギンシャチホコ幼虫は、8、9、10日の三日間、いくら探しても見つからなかった。
ところが、今日になってやっと見つかった。
5日には脱皮前の眠に入っているのを見ているので、6日から家を空けていた間に脱皮したのは間違いない。
つまり、6回目の脱皮で、7齢になったことになる。ここまで無事に成長していたんだ、と感激。
ムッチリと肥えて貫禄のある大きさ、姿になった。
7齢で終齢なのだろうか?今後も見守る必要がある。
クヌギにいた、スカシカギバ幼虫も大きくなっていた。
〜 新しいパソコン、iMac~24インチ シルバー iMac 4.5K Retinaディスプレイモデル 〜
発注してから待つこと5週間!!ようやく新型iMacが届いた。
画面右がその新型iMac。旧型に比べ大きさに差が無いように見えるが、旧iMacは17インチで、新型は24インチ。
筐体のカラーは7色から選べるが、敢えてシルバーを選んだ。
キーボードもだいぶ、スリムになった。
デバイス端子が従来のUSBとは違って、USB-Cやサンダーボルトなので、「LENTION」のUSB Type-C ハブ CB-C37を接続してみたが、これが意外にも全く機能せず。いきなりこれかい!と落胆。
USBマウスを認識するだけで使い物にならず、これは大失敗。
なので、急遽、都城市の電気店でアップル純正のSDカードリーダーと、エレコムのUSB-C変換コードを購入した。
「LENTION」のUSB Type-C ハブ CB-C37は、結構多くの方がノートブックで使っているようだが、全く作動しないというコメントもある。ケーブルが長くてパソコンの前面に置けるので良いのだけど、、、、使えないのでは困る。
旧型iMacは購入して7年目。つい先日、付属の無線マウスが壊れてUSB接続マウスに交換したばかり。まあそのほうがマウスの電波混信の心配もないだろう。
posted by やまかます at 21:09| ガ
2021年07月08日
2021年07月05日
シルクロードの行進
三股町
まるで梅雨明けのような猛暑日となった。外の気温は31℃越え。
近所の畑脇にあった、オニユリ。
オニユリを撮影していると、畑で作業をしていた知り合いの農家の方が、トラクターを止めてやって来た。
「綺麗だね。綺麗だからそこだけ、毎年刈り残しとるのよ。どう?今は忙しいのかい?」
若齢期にはクヌギの葉脈標本を作る、ヒメクロイラガ幼虫。
本種は行列を作って移動すると言われているが、もしかして今日はどうだろう?とクヌギを見上げてみれば、まさにその御一行に遭遇できた。ゾロゾロ、足音まで聞こえてきそうな隊列が長く続いていた。
先頭を歩く幼虫に多数の幼虫たちが従っていく様は、かなり異様にも思える。果たしてどこへ向かおうとしているのだろうか?やがて行列は幹に達すると、上へ上へと移動し始めた。
炎天下も何のその、ガンガン山仕事をしながら、その合間に観察していたが、行列の行方は高所へと消えてしまった。
何のための大移動だったのだろう?
まるで梅雨明けのような猛暑日となった。外の気温は31℃越え。
近所の畑脇にあった、オニユリ。
オニユリを撮影していると、畑で作業をしていた知り合いの農家の方が、トラクターを止めてやって来た。
「綺麗だね。綺麗だからそこだけ、毎年刈り残しとるのよ。どう?今は忙しいのかい?」
若齢期にはクヌギの葉脈標本を作る、ヒメクロイラガ幼虫。
本種は行列を作って移動すると言われているが、もしかして今日はどうだろう?とクヌギを見上げてみれば、まさにその御一行に遭遇できた。ゾロゾロ、足音まで聞こえてきそうな隊列が長く続いていた。
先頭を歩く幼虫に多数の幼虫たちが従っていく様は、かなり異様にも思える。果たしてどこへ向かおうとしているのだろうか?やがて行列は幹に達すると、上へ上へと移動し始めた。
炎天下も何のその、ガンガン山仕事をしながら、その合間に観察していたが、行列の行方は高所へと消えてしまった。
何のための大移動だったのだろう?
posted by やまかます at 20:26| ガ
2021年07月01日
ギンシャチホコの明日とは?
三股町
コナラで6齢となったギンシャチホコ幼虫。食べては休む、これの繰り返しが彼らの日課である。
ところが、この幼虫の胸部に何やら怪しい物体が取り憑いていた。
拡大して切り抜いてみた。
おそらく、この黒い物体は寄生バチ類の卵ではないだろうか?
取り除いてやりたい気持ちもあるが、ここは静観するしかない。せめてこの卵を産むその瞬間を見ておきたかった、とは思う。
午後4時過ぎ、さて草刈り作業をしようと玄関を出たら、足下にミナミマエグロハネナガウンカがいた。
「なんで、ここに?」
コナラで6齢となったギンシャチホコ幼虫。食べては休む、これの繰り返しが彼らの日課である。
ところが、この幼虫の胸部に何やら怪しい物体が取り憑いていた。
拡大して切り抜いてみた。
おそらく、この黒い物体は寄生バチ類の卵ではないだろうか?
取り除いてやりたい気持ちもあるが、ここは静観するしかない。せめてこの卵を産むその瞬間を見ておきたかった、とは思う。
午後4時過ぎ、さて草刈り作業をしようと玄関を出たら、足下にミナミマエグロハネナガウンカがいた。
「なんで、ここに?」
posted by やまかます at 17:58| ガ
2021年06月30日
ギンシャチホコ幼虫、6齢となる
三股町
休眠に入ってほぼ30時間。ギンシャチホコ5齢幼虫が脱皮した。
古い(5齢)頭殻を振り落とすと、何回も体を捻って体操をする。
脱皮後、しばらく休んでから(数十分間)、体の向きを反転して抜け殻を食べる。
連日連夜、アナグマ兄弟が庭で餌探しをしており、毎朝、真新しい掘り痕があちこちにできている。
昨夜は仕事部屋のすぐ外で騒々しいので、扉を開けて懐中電灯で照らしてみたけど、まったく動じることなくガサガサゴソゴソと賑やかだった。
午後7時を過ぎてから、ヒメハルゼミの鳴き声が賑やかに聞こえてくる。
休眠に入ってほぼ30時間。ギンシャチホコ5齢幼虫が脱皮した。
古い(5齢)頭殻を振り落とすと、何回も体を捻って体操をする。
脱皮後、しばらく休んでから(数十分間)、体の向きを反転して抜け殻を食べる。
連日連夜、アナグマ兄弟が庭で餌探しをしており、毎朝、真新しい掘り痕があちこちにできている。
昨夜は仕事部屋のすぐ外で騒々しいので、扉を開けて懐中電灯で照らしてみたけど、まったく動じることなくガサガサゴソゴソと賑やかだった。
午後7時を過ぎてから、ヒメハルゼミの鳴き声が賑やかに聞こえてくる。
posted by やまかます at 19:41| ガ
2021年06月29日
2021年06月16日
ノブドウで成長した、スズメガ幼虫の正体とは
三股町
5月25日、ノブドウの葉裏で孵化したスズメガ類の幼虫。
3齢まで飼育してから庭のノブドウに放して経過を観察してきた。順調に育って4齢になったところまで確認できていたが、その後になって姿を見失ってしまった。
てっきり、これは天敵に捕食されたかもしれないと諦めていた。
ところが今日になって、未練がましくノブドウに近寄ってみれば、葉っぱに食痕が増えており丸ごと葉っぱが消失していたりする。
オヤ?これはもしかして、と半信半疑でノブドウの蔓を持ち上げてみれば、ずっしり重量感たっぷりのデッカい幼虫が現れた(写真画面の矢印先)。
ああ!なんでこれまで見落としてしまったのだろう、しつこく探していたはずなんだけど。
ま、それはともかく、、、、、
すっかり成熟した幼虫は、明らかにブドウスズメ。体長は9センチ程度。
頭をすぼめて、独特な威嚇姿勢をとっている。
ところで「ブドウスズメ」という和名は、その昔には「クロクモスズメ」と呼ばれていた(『日本産スズメガ科幼虫図譜』松浦寛子(2004))。
成虫の黒雲と呼ぶにふさわしい翅の紋様からそう命名されていたようだ。ところが、なぜか和名が変更されてしまった。
ノブドウなどブドウ科を食べるスズメガ類は数種類いるので、「ブドウスズメ」はあんましふさわしい名前ではない、という松浦さんの意見に、私も賛同したい。一旦決まっていた和名をなぜ、変える必要があったのだろうか?
昆虫の和名はしばしば、変更されることが多い。その事情、理由はいろいろあるだろう。
前にも書いたが、例えば「アリスアブ」が「アリノスアブ」になった。個人的には大いに違和感がある。
あるいは「ウスバシロチョウ」がアゲハチョウ科なんだからと「ウスバアゲハ」に変更された(提唱された?)。「ウスバアゲハ」の和名はしかし反感も多かったせいか定着はしがたく、児童書などではわざわざ両方の和名を併記するというややこしい遺恨を残してしまった。和名は学術的な命名ではないので、あまし重視されない反動からこのような改編も頻発するのだろうか?
もっとも「和名なんかどうでも良いんだよ。世界に通用する学名がちゃんとあるんだからね。
いじりたい人がいてもそれはそれで良いんじゃないの」と、私の大先輩は平然とおっしゃっていた。そ、かな。
5月25日、ノブドウの葉裏で孵化したスズメガ類の幼虫。
3齢まで飼育してから庭のノブドウに放して経過を観察してきた。順調に育って4齢になったところまで確認できていたが、その後になって姿を見失ってしまった。
てっきり、これは天敵に捕食されたかもしれないと諦めていた。
ところが今日になって、未練がましくノブドウに近寄ってみれば、葉っぱに食痕が増えており丸ごと葉っぱが消失していたりする。
オヤ?これはもしかして、と半信半疑でノブドウの蔓を持ち上げてみれば、ずっしり重量感たっぷりのデッカい幼虫が現れた(写真画面の矢印先)。
ああ!なんでこれまで見落としてしまったのだろう、しつこく探していたはずなんだけど。
ま、それはともかく、、、、、
すっかり成熟した幼虫は、明らかにブドウスズメ。体長は9センチ程度。
頭をすぼめて、独特な威嚇姿勢をとっている。
ところで「ブドウスズメ」という和名は、その昔には「クロクモスズメ」と呼ばれていた(『日本産スズメガ科幼虫図譜』松浦寛子(2004))。
成虫の黒雲と呼ぶにふさわしい翅の紋様からそう命名されていたようだ。ところが、なぜか和名が変更されてしまった。
ノブドウなどブドウ科を食べるスズメガ類は数種類いるので、「ブドウスズメ」はあんましふさわしい名前ではない、という松浦さんの意見に、私も賛同したい。一旦決まっていた和名をなぜ、変える必要があったのだろうか?
昆虫の和名はしばしば、変更されることが多い。その事情、理由はいろいろあるだろう。
前にも書いたが、例えば「アリスアブ」が「アリノスアブ」になった。個人的には大いに違和感がある。
あるいは「ウスバシロチョウ」がアゲハチョウ科なんだからと「ウスバアゲハ」に変更された(提唱された?)。「ウスバアゲハ」の和名はしかし反感も多かったせいか定着はしがたく、児童書などではわざわざ両方の和名を併記するというややこしい遺恨を残してしまった。和名は学術的な命名ではないので、あまし重視されない反動からこのような改編も頻発するのだろうか?
もっとも「和名なんかどうでも良いんだよ。世界に通用する学名がちゃんとあるんだからね。
いじりたい人がいてもそれはそれで良いんじゃないの」と、私の大先輩は平然とおっしゃっていた。そ、かな。
posted by やまかます at 19:56| ガ
2021年06月07日
雨上がりの朝
三股町
午前6時、自宅フィールドを歩く。
昨日のクロハナムグリはそのまま花上で一夜を過ごしたようだ。昨夜は仕切りと雨が降っていたので、びしょ濡れになっていた。雨は平気なんだろうか。
隣ではベニシジミもねぐらについていた。
6時半、庭に立った位置から目の届く杉林で、アカショウビンが囀り始めた。
木陰に紛れてどうやっても姿は拝めないのが残念。
家の周りの観察路を一巡して仕事部屋に戻る手前で、大きなアオダイショウに遭遇。
思わず足を止めて様子を窺う。撮影する前に逃げられるかな?と思いきや、2頭のクロシデムシの姿がチラホラ。
それでこのアオダイショウはすでに死んでいることがわかった。
クロシデムシはアオダイショウの体に齧り付いていた。アオダイショウには特に目立った外傷もなく、突いてみると死後硬直が始まっていた。おそらくは、昨夜遅くに何らかの理由で死んだのだろう。
一体それは何だったのだろう?
昼過ぎ、以前クヌギで見つけたネジロキノカワガ幼虫が食事中だった。
午前6時、自宅フィールドを歩く。
昨日のクロハナムグリはそのまま花上で一夜を過ごしたようだ。昨夜は仕切りと雨が降っていたので、びしょ濡れになっていた。雨は平気なんだろうか。
隣ではベニシジミもねぐらについていた。
6時半、庭に立った位置から目の届く杉林で、アカショウビンが囀り始めた。
木陰に紛れてどうやっても姿は拝めないのが残念。
家の周りの観察路を一巡して仕事部屋に戻る手前で、大きなアオダイショウに遭遇。
思わず足を止めて様子を窺う。撮影する前に逃げられるかな?と思いきや、2頭のクロシデムシの姿がチラホラ。
それでこのアオダイショウはすでに死んでいることがわかった。
クロシデムシはアオダイショウの体に齧り付いていた。アオダイショウには特に目立った外傷もなく、突いてみると死後硬直が始まっていた。おそらくは、昨夜遅くに何らかの理由で死んだのだろう。
一体それは何だったのだろう?
昼過ぎ、以前クヌギで見つけたネジロキノカワガ幼虫が食事中だった。
posted by やまかます at 20:27| ガ
2021年06月05日
ノブドウで育つ、スズメガ幼虫
三股町
先月24日にノブドウの葉っぱで見つけた、スズメガ類の卵は、26日の朝に孵化。そして、今月2日には2回目の脱皮をして3齢となった。
(6月2日撮影)
(6月2日撮影)
この段階で庭のノブドウに戻した。天敵の脅威はあるものの、このサイズになれば見失うことなく成長過程を追跡できるだろうと安直な考えだった。
今朝になって幼虫を探してみれば、すでに4齢まで育っていた。
先月24日にノブドウの葉っぱで見つけた、スズメガ類の卵は、26日の朝に孵化。そして、今月2日には2回目の脱皮をして3齢となった。
(6月2日撮影)
(6月2日撮影)
この段階で庭のノブドウに戻した。天敵の脅威はあるものの、このサイズになれば見失うことなく成長過程を追跡できるだろうと安直な考えだった。
今朝になって幼虫を探してみれば、すでに4齢まで育っていた。
posted by やまかます at 09:08| ガ
2021年06月03日
小さなシャチホコ幼虫
三股町
今朝もアカショウビンの囀りがしきりと聴こえてきた。そして囀りは、昼前後、夕方と雨音に負けじと響いていた。
朝一番でチェックしているライトトラップには、キイロサシガメが来ていた。昨年の9月に続いてこれで2例目。
夜行性のようで日中は極めておとなしく、触角すらピクリとも動かない。なので、深度合成の撮影ができた。日が暮れると同時に盛んに動き始めた。
よく似た姿のミイデラゴミムシも庭で見つかることがある。写真は4月に撮影。
前にも書いたけど、キイロサシガメとミイデラゴミムシの酷似した姿には何か訳があるような気がする。
思わずキイロサシガメの名前を、ミイデラサシガメと言い間違えそうにもなる。
さて、先月26日にコナラの葉裏で見つけたギンシャチホコの卵が今朝になって孵化した。
孵化した後の殻は、輪っか模様の紫色が失せていた。
孵化幼虫の姿は、小さいながらも立派なシャチホコ型だ。
今日は新刊本の見本ページ作製用の写真画像を整理してまとめる作業に取り掛かっていた。
ところが、オオミノガの孵化がすでに始まっていることに気付き、急遽、孵化幼虫の撮影をすることになった。
外は雨。屋内撮影するしか手が無いが、孵化幼虫は小さいので何とか背景の処理も上手くできた。バルーン移動の撮影は晴れた日に出直しだが、孵化幼虫が最初の蓑造りをするシーンの撮影は完了できた。
孵化幼虫が出てきた蓑は、当初、オスかと思っていたが、なかなか羽化成虫が出てこないことから、ごく最近になってメスと気づいた。オオミノガの蓑は、外見で雌雄を判別するのが難しいものも結構ある。
それにしても、いつの間にオスが飛来して交尾したのだろう?交尾の観察には随分、気を張って見てきたつもりだが、、、、。
今朝もアカショウビンの囀りがしきりと聴こえてきた。そして囀りは、昼前後、夕方と雨音に負けじと響いていた。
朝一番でチェックしているライトトラップには、キイロサシガメが来ていた。昨年の9月に続いてこれで2例目。
夜行性のようで日中は極めておとなしく、触角すらピクリとも動かない。なので、深度合成の撮影ができた。日が暮れると同時に盛んに動き始めた。
よく似た姿のミイデラゴミムシも庭で見つかることがある。写真は4月に撮影。
前にも書いたけど、キイロサシガメとミイデラゴミムシの酷似した姿には何か訳があるような気がする。
思わずキイロサシガメの名前を、ミイデラサシガメと言い間違えそうにもなる。
さて、先月26日にコナラの葉裏で見つけたギンシャチホコの卵が今朝になって孵化した。
孵化した後の殻は、輪っか模様の紫色が失せていた。
孵化幼虫の姿は、小さいながらも立派なシャチホコ型だ。
今日は新刊本の見本ページ作製用の写真画像を整理してまとめる作業に取り掛かっていた。
ところが、オオミノガの孵化がすでに始まっていることに気付き、急遽、孵化幼虫の撮影をすることになった。
外は雨。屋内撮影するしか手が無いが、孵化幼虫は小さいので何とか背景の処理も上手くできた。バルーン移動の撮影は晴れた日に出直しだが、孵化幼虫が最初の蓑造りをするシーンの撮影は完了できた。
孵化幼虫が出てきた蓑は、当初、オスかと思っていたが、なかなか羽化成虫が出てこないことから、ごく最近になってメスと気づいた。オオミノガの蓑は、外見で雌雄を判別するのが難しいものも結構ある。
それにしても、いつの間にオスが飛来して交尾したのだろう?交尾の観察には随分、気を張って見てきたつもりだが、、、、。
posted by やまかます at 20:20| ガ
2021年05月29日
毛先がキュー(球)
三股町
仕事部屋のすぐ北側のクヌギ並木。道路にはみ出た枝を剪定しておいた。
クヌギの葉めくりで最初に見つかったのは、ネジロキノカワガの幼虫。脱皮直後のようで抜け殻も一緒にある。
ネジロキノカワガ幼虫から目線を上げると、そこにはキマダラカメメムシの1齢幼虫群がいた。しっかり色付いている。
黒いエッグバスター(卵殻破砕器)は、仮面舞踏会で被る仮面のようでもある。
クヌギ並木から西の草地に出ると、ナキイナゴの鳴き声で賑わっていた。他の雄が鳴くと、それに対抗するかのように鳴き始める。人影にはとても敏感で、すぐ葉陰に隠れてしまう。「だるまさんがころんだ」の心境でそっと立ち回る。
うしろ脚を翅に擦る動作は、シャッター速度を1/30くらいまで落とすとようやくブレて写る。もっと動感を出したいところだが、あまり遅くすると体全体がブレてしまう。
クヌギに戻ってさらに見上げていると、久しぶりにゴマダラオトシブミに会えた。うちの林では黒化型が多いけれど、標準型?だった。
キアゲハの姿もこのところ多く見かける。
午後5時半〜、西側法面の草刈り作業を30分ほどで片付けておいた。カヤネズミの繁殖を妨げないように配慮しながら行った。
仕事部屋のすぐ北側のクヌギ並木。道路にはみ出た枝を剪定しておいた。
クヌギの葉めくりで最初に見つかったのは、ネジロキノカワガの幼虫。脱皮直後のようで抜け殻も一緒にある。
ネジロキノカワガ幼虫から目線を上げると、そこにはキマダラカメメムシの1齢幼虫群がいた。しっかり色付いている。
黒いエッグバスター(卵殻破砕器)は、仮面舞踏会で被る仮面のようでもある。
クヌギ並木から西の草地に出ると、ナキイナゴの鳴き声で賑わっていた。他の雄が鳴くと、それに対抗するかのように鳴き始める。人影にはとても敏感で、すぐ葉陰に隠れてしまう。「だるまさんがころんだ」の心境でそっと立ち回る。
うしろ脚を翅に擦る動作は、シャッター速度を1/30くらいまで落とすとようやくブレて写る。もっと動感を出したいところだが、あまり遅くすると体全体がブレてしまう。
クヌギに戻ってさらに見上げていると、久しぶりにゴマダラオトシブミに会えた。うちの林では黒化型が多いけれど、標準型?だった。
キアゲハの姿もこのところ多く見かける。
午後5時半〜、西側法面の草刈り作業を30分ほどで片付けておいた。カヤネズミの繁殖を妨げないように配慮しながら行った。
posted by やまかます at 20:30| ガ
2021年05月26日
2021年05月24日
マスカット色の卵
三股町
小雨ながら夕方まで降り続けた。梅雨とは言え気温は16度前後と低く、終日肌寒い。コーヒーはホットで飲みたい、そんな1日だった。
午後3時。雨が止んだ外に出てみれば、大人の手のひらサイズはあるノブドウの葉に、2ミリ程度の卵が見つかった。
葉表のど真ん中にあったのでよく目立つ。
写真はほぼ5倍の拡大率で撮影。卵の形状からして、スズメガ類だろう。
ノブドウを食すとすれば卵の大きさからしても、クルマスズメかブドウスズメのどちらかだろうか?
飼育して正体を確かめる楽しみができた。まあ、とにかく待つとしよう。
庭の草地では、ようやくショウリョウバッタの1齢幼虫の姿を確認できた。
ショウリョウバッタの孵化時期は、例えばオオカマキリと比べるとほぼ3週間から1ヶ月は遅れる。
孵化した直後の姿は皆、褐色をしているが、孵化後、二、三日を経ると、褐色型と緑色型に別れる。
もっとも、1齢期の体色がそのまま成虫まで引き継がれるのかどうか?については確認ができていない。
小雨ながら夕方まで降り続けた。梅雨とは言え気温は16度前後と低く、終日肌寒い。コーヒーはホットで飲みたい、そんな1日だった。
午後3時。雨が止んだ外に出てみれば、大人の手のひらサイズはあるノブドウの葉に、2ミリ程度の卵が見つかった。
葉表のど真ん中にあったのでよく目立つ。
写真はほぼ5倍の拡大率で撮影。卵の形状からして、スズメガ類だろう。
ノブドウを食すとすれば卵の大きさからしても、クルマスズメかブドウスズメのどちらかだろうか?
飼育して正体を確かめる楽しみができた。まあ、とにかく待つとしよう。
庭の草地では、ようやくショウリョウバッタの1齢幼虫の姿を確認できた。
ショウリョウバッタの孵化時期は、例えばオオカマキリと比べるとほぼ3週間から1ヶ月は遅れる。
孵化した直後の姿は皆、褐色をしているが、孵化後、二、三日を経ると、褐色型と緑色型に別れる。
もっとも、1齢期の体色がそのまま成虫まで引き継がれるのかどうか?については確認ができていない。
posted by やまかます at 20:35| ガ
2021年05月22日
クワエダシャクと庭の賑わい
三股町
越冬幼虫は毎冬見ているシャクトリムシだが、成虫には意外と出会えていなかった、クワエダシャク。
特徴ある姿をしており、これなら見間違えることはないだろう。
朝から時折、雨がぱらつき気温は低め。そのせいか、庭の人工池では午後になってからヤブヤンマが羽化していた。
うちの敷地では初めてお目見えのシロスジカミキリ。
ちょいとおチビちゃんだ。
2月に日南市の海岸林で見つけたネブトクワガタの幼虫。少し持ち帰って飼育していたが、今朝になって繭玉を確認できた。
繭というよりこれは蛹部屋なのだが、形は繭そのもの。いづれ蛹になった姿も見てみたい。
朝からずっと曇っていたが、夕方、6時頃になってようやく陽射しが差し込んできた。これは久しぶりに絶好のチャンスとなった。待機すること1時間。なんとか撮影できたのは、オオミノガ♂の飛び立ち。明日も晴れるようだ。
越冬幼虫は毎冬見ているシャクトリムシだが、成虫には意外と出会えていなかった、クワエダシャク。
特徴ある姿をしており、これなら見間違えることはないだろう。
朝から時折、雨がぱらつき気温は低め。そのせいか、庭の人工池では午後になってからヤブヤンマが羽化していた。
うちの敷地では初めてお目見えのシロスジカミキリ。
ちょいとおチビちゃんだ。
2月に日南市の海岸林で見つけたネブトクワガタの幼虫。少し持ち帰って飼育していたが、今朝になって繭玉を確認できた。
繭というよりこれは蛹部屋なのだが、形は繭そのもの。いづれ蛹になった姿も見てみたい。
朝からずっと曇っていたが、夕方、6時頃になってようやく陽射しが差し込んできた。これは久しぶりに絶好のチャンスとなった。待機すること1時間。なんとか撮影できたのは、オオミノガ♂の飛び立ち。明日も晴れるようだ。
posted by やまかます at 21:44| ガ
2021年05月16日
2021年05月12日
ベニオビヒゲナガ
三股町
朝からジトジト降り続けた雨は、正午過ぎには止んだ。けれどスッキリとしない曇り空。もう梅雨らしい。
昼過ぎ庭に出てみれば、アジサイの葉に、派手な姿のベニオビヒゲナガ、がいた。触角の形状から、メスとわかる。小さい体だけど、この鮮やかな姿はいやでも目に止まる。
ヤブムラサキに穴ぼこだらけのしわざを残すのは、イチモンジカメノコハムシだが、こちら、ヒゴトゲハムシのしわざ(食痕)は控えめで目立ない。今シーズンも去年とほぼ同じ梢で成虫が見つかった。昨年は4月初め、一昨年は産卵痕を見ている。
クワの葉裏で休んでいたクサカゲロウの一種。種名は調査中。
朝からジトジト降り続けた雨は、正午過ぎには止んだ。けれどスッキリとしない曇り空。もう梅雨らしい。
昼過ぎ庭に出てみれば、アジサイの葉に、派手な姿のベニオビヒゲナガ、がいた。触角の形状から、メスとわかる。小さい体だけど、この鮮やかな姿はいやでも目に止まる。
ヤブムラサキに穴ぼこだらけのしわざを残すのは、イチモンジカメノコハムシだが、こちら、ヒゴトゲハムシのしわざ(食痕)は控えめで目立ない。今シーズンも去年とほぼ同じ梢で成虫が見つかった。昨年は4月初め、一昨年は産卵痕を見ている。
クワの葉裏で休んでいたクサカゲロウの一種。種名は調査中。
posted by やまかます at 20:54| ガ
2021年05月10日
オオミズアオ
三股町
日中の気温は30℃を超える暑さ。とは言え、日陰は涼しくカラッとしているので過ごし易い。
夕方、午後5時から自宅林観察路の草刈り作業を1時間ほど行った。
昨夜、灯りに飛来していたオオミズアオのメス。腹部はまん丸に肥えている。せっかくだから、採卵を試みてみよう。
カワラヒワの親子がエノキに来ていた。
巣立ちヒナはもう立派な体格だが、顔つきはまだ幼い。しきりと餌をねだっていた。
一昨日から庭の隅に設置している巣箱に、シジュウカラの番が来るようになった。
オスは巣箱の上の方で、盛んに囀っている。
これから営巣するだろうか。まだ巣材を運んでいる様子を確認できていない。
〜佐賀、良かとこばい!その2〜
佐賀県といえば、有明海。干潮時の干潟はとてつもなく広い。
先日、初めて「東よか干潟」を訪れてみた。
「干潟よか公園」の駐車場に車を止めてすぐ、干潟は目の前にある。コンクリート堤防を乗り越えて干潟に降りると、細長く帯状に赤いシチメンソウの群生が目に入る。
干潟の泥には穴がたくさん開いており、シオマネキ、トビハゼなどが無数に蠢いていた。やたらと多いトビハゼだが、ムツゴロウは全く見つからなかった。ガタスキーを使ってもっと沖合に出ないといないのだろうか。
干潟は何キロも先まで続いており、海の対岸には島原の雲仙岳が霞んで見えた。またいつか、佐賀の地酒と海の幸を堪能してみたい。
日中の気温は30℃を超える暑さ。とは言え、日陰は涼しくカラッとしているので過ごし易い。
夕方、午後5時から自宅林観察路の草刈り作業を1時間ほど行った。
昨夜、灯りに飛来していたオオミズアオのメス。腹部はまん丸に肥えている。せっかくだから、採卵を試みてみよう。
カワラヒワの親子がエノキに来ていた。
巣立ちヒナはもう立派な体格だが、顔つきはまだ幼い。しきりと餌をねだっていた。
一昨日から庭の隅に設置している巣箱に、シジュウカラの番が来るようになった。
オスは巣箱の上の方で、盛んに囀っている。
これから営巣するだろうか。まだ巣材を運んでいる様子を確認できていない。
〜佐賀、良かとこばい!その2〜
佐賀県といえば、有明海。干潮時の干潟はとてつもなく広い。
先日、初めて「東よか干潟」を訪れてみた。
「干潟よか公園」の駐車場に車を止めてすぐ、干潟は目の前にある。コンクリート堤防を乗り越えて干潟に降りると、細長く帯状に赤いシチメンソウの群生が目に入る。
干潟の泥には穴がたくさん開いており、シオマネキ、トビハゼなどが無数に蠢いていた。やたらと多いトビハゼだが、ムツゴロウは全く見つからなかった。ガタスキーを使ってもっと沖合に出ないといないのだろうか。
干潟は何キロも先まで続いており、海の対岸には島原の雲仙岳が霞んで見えた。またいつか、佐賀の地酒と海の幸を堪能してみたい。
posted by やまかます at 21:06| ガ