2026年04月05日

エノキの芽吹き

都城市 山ノ口町

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ベニスズメ   EOS-R8 RF100mm F2.8 L MACRO IS USM

ライトトラップに来ていた、ベニスズメ。
羽化したばかりの新鮮な姿。

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ゴマダラチョウ終齢幼虫  EOS-R5 MarkII RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM

越冬幼虫はすでに脱皮して終齢となっていた。

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ホシアシブトハバチ♀  OM-3 ED 12-45mm F4.0 PRO Flash Q20U  

エノキの小木で4頭のホシアシブトハバチのメスが産卵に勤しんでいた。 
写真では茎に刺し込まれた産卵管が透けて見えている。    
posted by やまかます at 19:35|

2026年03月22日

早春の蛾とイモリ___OM 90mmマクロ用三脚座

三股町

仕事部屋の外壁に設置してあるライトトラップに、リンゴドクガとアカハラゴマダラヒトリ、ナチアオシャチホコ、の3種が飛来していた。
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リンゴドクガ   OM-1 ED 60mm F2.8 Macro Flash Q20U

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アカハラゴマダラヒトリ    OM-1 ED 60mm F2.8 Macro Flash Q20U

夜間、灯りに集まる昆虫を待ち構えている、ヤモリ。こちらも活発に動き始めたようだ。

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ヤモリ   OM-1 ED 60mm F2.8 Macro Flash Q20U


〜〜 機材のお話し 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

OMシステムの常用マクロレンズは M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro で、
M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO を高倍率撮影専用として使い分けている。

90ミリマクロレンズはレンズ長が長いため(テレコンも付けるし)、三脚に据えるときには三脚座が欲しくなる。
三脚座で雲台に固定すれば、光軸はそのままで即座に縦位置にもできて便利だ。
このレンズには三脚座を取り付けるスペースがあるけれど、残念ながら専用三脚座は販売されていない。レンズ購入当初はいづれ発売されるのかと思っていたが、どうも事情あって実現しないようだ。
海外にはサードパーティ製の三脚座があるようだが、ふと思い付いて手持ち機材でなんとかなるような気がした。

故障してAFが効かなくなった、キャノンのEF200mm F2.8 L が、カメラ庫で眠っていた。このレンズには着脱可能な三脚座が付いている。さっそくこれを90ミリマクロレンズに巻きつけてみると、ピッタシ合う。
合うのだけど、ロックネジを締め込むことができない。
よく見るとネジの挿入穴(四角形)の片側をほんの1〜2ミリくらい広げるとロックできることがわかった。

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ロックネジの挿入穴

インパクトドライバーにリーマーヤスリ(金属製)を取り付け、下写真の黄色い部分を削ってみた。
三脚座の固定には卓上バイスを使った。ボール盤で削った方が正確だけど、広げた三脚座を卓上バイスに固定するとボール盤の台に納まらない。削る量は少しだし、ネジが通ればいいので多少いびつに削っても問題はない(改造作業は自己責任でお願いします)。

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わずか数分間の作業で、EF200mmレンズ用の三脚座が、90ミリマクロレンズにきっちりと固定できた。
もちろん、ロックネジを緩めると光軸はそのままレンズを縦位置に回転できる。

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ちなみに、M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO用の三脚座が流用できるという情報もあるようだ。
posted by やまかます at 17:39|

2026年03月01日

早春蛾

三股町

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       OM-1 MarkU ED 50-200mm F2.8 IS PRO

今朝、庭にイボタガがいた。どこにも傷一つない新鮮な姿。

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       OM-1 MarkU ED 50-200mm F2.8 IS PRO

庭ではレンゲも咲き始めた。
暖房器具を片付けるのはまだ早いが、このところはほとんど稼働させていない。朝も夜も、暖房なしでも過ごせるようになった。

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       OM-1 MarkU ED 50-200mm F2.8 IS PRO

サツマシジミもアブラナにやって来た。
posted by やまかます at 18:07|

2026年02月27日

アケビコノハ

三股町

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     EOS-R8 RF100mm F2.8 L MACRO IS USM 430EXVーRT (撮影:2月26日)

アケビコノハの顔を正面から撮影したのは今回が初めてではないけど、なぜか初めて眺めるような新鮮な感じがした。

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     EOS-R8 RF100mm F2.8 L MACRO IS USM 430EXVーRT (撮影:2月26日)

翅を畳んで落ち葉の上に佇めば、すっかり周りの景色に溶け込んでしまう。どうしてもうしろ翅を見たいので、胸のあたりを小枝でツンツン刺激したら、やにわに羽ばたき始めた。
このあとエンジン全開、落ち葉を蹴散らして舞い上がり、グングン高度を上げてイチイガシの高い梢の闇へと姿を消した。
アケビコノハもそろそろ動き始めたようだ。

10年前の4月、アケビコノハ母蛾から採卵して卵の写真を撮っている。
posted by やまかます at 18:02|

2025年12月10日

発掘調査はあるか!?無いか!?

三股町

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沖水川    EOS-R5 MarkII RF24-105mm F4-7.1 IS STM

普段、通っているフィールドは車で10数分以内という場所がほとんどで、20分以上掛かるフィールドまで出掛けることは特にここ数年は少なくなった。
写真の画面奥に長田峡谷が続き、沖水川沿いには自然林が僅かに残っている。

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ナカキシャチホコ幼虫  EOS-R8  RF16mm F2.8 STM GODOX iT30
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エダシャクsp.幼虫   EOS-R5 MarkII EF-S35mm F2.8 マクロ IS STM iT30   

庭のクヌギでは、ナカキシャチホコ幼虫がまだ葉っぱを食べていて、すぐ近くにはエダシャクの一種の幼虫も新たに見つかった。エダシャク幼虫は脱皮が近いようだ。

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    EOS-R5 MarkII EF-S35mm F2.8 マクロ IS STM iT30

コナラの葉裏には、リンゴドクガ幼虫。
このコナラの葉っぱは紅葉が進み、青い葉っぱも傷みが目立つ。

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発掘事前調査    EOS-R8  RF16mm F2.8 STM

我が家の西隣にある耕作放棄池で掘削作業があった。
まずはシルバー人材の方々数人が草刈り作業をした後、ショベルカーで3箇所に深い穴を穿っていた。
穴は人の背丈以上も深さがあり、面積は畳み2畳くらいだろうか。穴の底まで安全に降りるため、片側を階段上に削っていた。
うちの近辺では県による大規模な農地改革事業が数年前から進んでいて、その工事をするに当たっては、場所によってはあらかじめ遺跡発掘調査が必要かどうかを事前チェックしている。その事前チェックが今日のことすぐお隣の土地で行われたのであった。その調査の結果、遺跡は過去の農地整備で消失していることが判り、遺跡発掘調査はしないことになったようだ。夕方になって3箇所の穴は綺麗に埋め戻された。

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      EOS-R8  RF16mm F2.8 STM

明日以降、天気が崩れる兆候らしい。飛行機雲がやたら長く残り、筋雲が次々と流れていた。  
posted by やまかます at 19:56|

2025年12月02日

みのむし

三股町

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      OM-3 ED 60mm F2.8 Macro

庭に植えてあるブルーベリーはちょうど私の背丈ほど。
数えてみるとオオミノガの蓑が10個ぶら下がっていた。写真はそのうちの4個。
蓑の中が空っぽのものと幼虫入りとが混じっているようだが、まだ全部は調べていない。
4年前、ミノムシの写真絵本『うまれたよ!ミノムシ』を撮影した時には、オオミノガが極めて少なくて苦労した。
探して探して、ようやくのことミノムシ集団を見つけた時は、歓喜の声を上げたほどだった。行くあてもなく彷徨う避難民に遭遇できたような気がした。
しかしここ2、3年、うちの近辺では多少復活してきているのかもしれない。

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      OM-1 MarkU ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO MC-20

今朝のモズは、風呂場の窓から撮影した。
ちょうど風呂椅子に座れていい塩梅だった。窓の高さとモズの目線がピッタリ。

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      OM-1 MarkU ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO MC-20

飛び立つ寸前のポーズは、見事な流線型。
posted by やまかます at 19:54|

2025年12月01日

ヤマカマス、例年より遅い登場

三股町

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     EOS-R5 MarkII RF100mm F2.8 L MACRO IS USM

ヒメヤママユが自宅庭の灯りに飛来したのは2019年(11月20日)の初飛来から今回で2回目。
1回目もオスだった。採卵を試みたかったが叶わず。

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    OM-3 ED 60mm F2.8 Macro

ウスタビガのメスは2頭飛来していた。

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    EOS-R5 MarkII RF14-35mm F4 L IS USM

早朝、メスに惹かれてオスも飛来した。
もう少しのところで交尾が叶わず、すっかり諦めたかのように地面に落ち着いた。
このあと陽射しを浴びる頃には飛び立って行った。

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    OM-3 ED 60mm F2.8 Macro GODOX iT30

ウスタビガ♂の後翅にある眼状紋様。

ウスタビガのメス2頭のところへ再びオスが飛来するかときおり見ていたが、オスは一度も現れなかった。
メスの尾端をよく見ると、フェロモン嚢をずっと出していなかった。メスもその気無しか?

メス2頭は午後6時過ぎには夜空へと姿を消し、ヒメヤママユは午後7時過ぎ現時点もまだ休止している。

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    OM-3 ED 60mm F2.8 Macro

イヌザンショウの黄葉

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    OM-3 ED 60mm F2.8 Macro GODOX iT30

夕方の散歩で見つけた、ベニバナボロギクの頭花と冠毛
posted by やまかます at 19:18|

2025年11月12日

クヌギカレハ

三股町

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     OM-5 Mark2 LEICA DG SUMMILUX 9mm / F1.7 ASPH. iT30

朝、玄関前に佇んでいたクヌギカレハ。
屋根型に翅を畳んでいる姿は、まさに枯れ葉そっくりだった。
昨夜、門灯に飛来したのだろう。体に触れてみるとピョンピョン跳ねて大暴れしたのち草に止まって落ち着いた。
落ち着いたのも束の間、小刻みに翅を震わせてから一気に飛び立って行った。
クヌギカレハの開翅した姿はなかなか見る機会がないのでちょっと得した気分だ。

ところで、写真のクヌギカレハの翅の紋様は、沖縄本島以南に分布している琉球亜種に似ている。
宮崎県内だと屋久島以北亜種になるかと思うのだが、果たしてどうなんだろう?

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    EOS-R5 MarkII RF200-800mm F6.3-9 IS USM Extender RF2×

アカメガシワの止まり場では落ち着いている時間が長い。
ようやく、モズのペリット吐き出しのシーンを撮影できた。
おもむろに嘴を大きく開けると、顔を振って絞り出すように流線型のペリットを吐き出した。
砲弾のごとく真っ直ぐに吐き出すことは稀で、ずいぶんと昔に撮影したことが一度だけある。

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posted by やまかます at 19:32|

2025年11月05日

命がけの綱渡り

三股町

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     OM-1 ED 60mm F2.8 Macro GODOX iM30+iT30

クヌギの葉っぱにたくさんの食痕があって、ナカキシャチホコ幼虫が見つかったのは昨日のこと。
今日には体を逸らした姿勢で脱皮前休眠に入っていた。ということは、この幼虫のステージはまだ終齢ではない。

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     OM-1 ED 30mm F3.5 Macro GODOX iT30

林に降りていくとジョロウグモの張り糸にナカキシャチホコ幼虫が掛かっていた。こちらは明らかに終齢幼虫だ。
ジョロウグモの糸はケヤキとクヌギの梢間に長く伸びている。どうやら幼虫は、食樹から離れて彷徨っているうち、蜘蛛の糸で綱渡りをする羽目になったようだ。
飛べないイモムシが自ら歩いて糸罠に掛かる、という場面は以前にもクロコノマチョウ幼虫で見たことがある

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      OM-1 ED 30mm F3.5 Macro GODOX iM30+iT30

昨日載せた、イシガケチョウ2齢幼虫の卵殻を別のアングルから撮り直してみた。
卵殻は葉先端に近い主脈上にある。幼虫がここに持って来たのか?それともここに母蝶が産み付けたのか?
やはり幼虫が持って来た、という推測には無理があるように思え、ここに産んだと見る方が自然かもしれない。

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      OM-1 ED 30mm F3.5 Macro GODOX iM30+iT30

別の葉っぱにあった卵殻がこちら。
葉っぱ先端から離れた葉表に産みつけられることが多い。
posted by やまかます at 17:46|

2025年10月30日

朝の散歩の一コマ

三股町

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     OM-5 Mark2 LEICA DG SUMMILUX 9mm / F1.7 ASPH. GODOX TT350

アカメガシワの幹を降っていたのは、アカイラガの幼虫。
すでに肉質突起を落としているので、繭作りの場所へと向かっているのだろう。歩む速度はいかにも遅く地面まで辿り着くのにまだまだ時間が掛かりそうだ。

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     OM-1 MarkU ED 50-200mm F2.8 IS PRO MC-20

網糸の修繕を丹念に行っていた、ジョロウグモ。

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     OM-1 MarkU ED 50-200mm F2.8 IS PRO MC-20

朝一番、ゆっくり歩いていると、これ以上は近寄れないというギリギリの場所で囀っていたホオジロのオス。
昨日の朝もほぼ同じ場所で出会っているので同じオスのようだ。
じっとしていれば問題ないがちょっとした素振りは禁物。カメラを構えた姿勢のままで岩になりきる。
しばらくすると他の小鳥の気配が近くに。草が掠れる音を気にして急にソワソワと伸び上がって辺りを見回していた。こうなると飛び立つのはもう間近と分かる。撮影モードをプリキャプチャに切り替えてみた。

posted by やまかます at 18:23|

2025年10月23日

リンゴドクガ幼虫

三股町

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     OM-1 MarkU  ED 50-200mm F2.8 IS PRO MC-14

色々な樹木で見かけるリンゴドクガ幼虫。
今日はアカメガシワ、イロハカエデ、そして写真のカキノキで見つかった。
カキノキの枝からぶら下がった幼虫は、病死だろうか? それとも何者かに吸血されたか。

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     OM-1 MarkU  ED 50-200mm F2.8 IS PRO MC-14

アケビの果実が熟して食べ頃となっている。
オオスズメバチが吸汁していたのは、果肉の表面がカビだらけだった。

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     OM-5 Mark2 ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350+X-3

イヌビワの葉裏で下垂していた、イシガケチョウの前蛹。
明日には蛹になっているだろう。
posted by やまかます at 18:00|

2025年10月15日

サツマニシキ

三股町

今日も引き続き、夏日。
午後1時半頃、うちの林でアブラゼミが鳴き始めた。そのあと、ツクツクボウシが続いたけれど、この時期にまだアブラゼミのオスが生き残っていたとは驚きだ。

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      EOS-R5 MarkII RF200-800mm F6.3-9 IS USM 

午前9時19分、庭の上空を見慣れないガが飛んでいた。山吹色の帯模様が見えないので、キオビエダシャクではないはず。すると、サツマニシキか!?と、目で追いかけているうちに急降下してきた。水平飛行に移ってから、コスモスの花弁に縋りつくや吸蜜を始めた。なんと三脚にカメラを据えてあった目の前だ。

昨日、出会ったサツマニシキはボロボロだっただけに、今朝になって新鮮な姿のサツマニシキが登場してくれたことは偶然だろうけど、「虫を惹く」力が少しはあるのかも知れない。

それはともかく、急いでレンズを向ける。
ドライブモードは「プリ連続撮影(全押しより0.5秒前から遡って撮影)」で、たまたまシャッター速度は、1/6400秒にしてあった。サツマニシキは花の奥側にいるので頭部と触角しか見えない。
吸蜜時間はあっという間ですぐに飛び立ったけれど、そのタイミングでシャッターを切った。吸蜜する姿は写真にならないけれど飛翔する姿が撮れたはずだ。

EOS-R5 MarkIIの連続撮影速度は最高で30コマ/秒なので、飛翔する姿が写っていたのはわずか5コマだった。上写真は飛び立って3コマ目である。コマ数が少ないので、ベストポーズの選択肢が狭い。
レンズの焦点距離は800mmで、サツマニシキまでの距離は約4.5m、この条件ではサツマニシキの姿は小さくしか写らないので、写真はかなりトリミングしてある。
800mm域での開放F値はf9と暗いため、オートISOは8,000まで上がっていた。ちなみに800mm時の最短撮影距離は3.3m(倍率0.2倍)。
posted by やまかます at 17:31|

2025年10月05日

天蚕、受難

三股町

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    EOS-R6 MarkU EF-S35mm F2.8 マクロ IS STM GODOX iT30

自宅ライトラップにヤママユが来ていた。

うちの地域ではこの紅茶色の色型が多い気がする。たくさん採集して調べた訳ではないので感触に過ぎない。
以前は町内の公園の水銀燈によく飛来していて、この時期には必ず観に行っていたが、数年前から点灯しなくなった。

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    OM-5 Mark2 LEICA DG SUMMILUX 9mm / F1.7 ASPH.

オオカマキリモドキの再確認のため訪れた町内の上米公園で、ヤママユの繭を拾った。
互いに少し離れていたが、2個あった。

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    OM-5 Mark2 LEICA DG SUMMILUX 9mm / F1.7 ASPH.

いづれにも穴が開いていて、中身は空っぽになっていた。天敵に捕食されたのは間違いない。
今年は8月にもほぼ同所で穴が空いた繭を拾っているので、今日で3個目となった。
狭い範囲で3個の繭を拾ったのは意外だったが、空いた穴の直径は、8〜9ミリでこれもほぼ共通している。
穴の大きさが同じと言うことは、捕食者が同一か同一種であった可能性も考えられる。
蛹の味を体験した捕食者は、繭の潜んでいそうな場所を学習したのかもしれない。

そう言えば、三日前には自宅の林内でも同じような穴が開いた繭を拾っている。クヌギの梢から消失した繭もあったし、今季はヤママユ繭の受難をよく目にする。これは裏返すとヤママユの発生数の多さを物語っているのだろうか。

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    OM-5 Mark2 LEICA DG SUMMILUX 9mm / F1.7 ASPH. Flash Q20U

公園から早馬神社に立ち寄ってみると、ソテツの周りにたくさんのクロマダラソテツシジミが舞っていた。
そのほとんどはオスで、一組の交尾カップルがいた。写真画面の右側がメス。

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     OM-5 Mark2 LEICA DG SUMMILUX 9mm / F1.7 ASPH. Flash Q20U

ソテツの若葉には幼虫と卵殻がこれも多数見つかった。

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     OM-5 Mark2 M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro Flash Q20U

こちらは蛹化のために降ってきた熟齢幼虫だろう。
posted by やまかます at 18:01|

2025年09月26日

窓付き蛹室〜ミスジビロードスズメ

三股町

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     OM-5 Mark2 M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro GODOX iT30

先日、ガクアジサイで見つけたミスジビロードスズメ幼虫が前蛹となった。
多くのスズメガ幼虫は土中で蛹室を拵えるので、そろそろ蛹室用の土でも準備しようかと思っている矢先だった。
ミスジビロードスズメの幼虫はしかし、葉を2枚糸で綴り合わせた中に籠っていた。しかも天井にあたる葉っぱには孔が穿ってある。その形状はアオバセセリの幼虫巣を思わせる。

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     OM-5 Mark2 M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro GODOX iT30

天井を切り開いて中の前蛹を見てみた。幼虫の体色はすっかり変わって薄桃色になっている。

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     OM-5 Mark2 M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro GODOX iT30

蛹化まで何日くらい掛かるだろうか。
posted by やまかます at 18:56|

2025年09月11日

ぶら下がる、蛇目模様

三股町

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    OM-5 Mark2 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

庭に植えてあるアサガオの葉っぱがいつの間にか疎になっていて、今朝になってクロメンガタスズメ幼虫のしわざと判った。でっかいのが2頭いてアサガオはもうじき丸坊主になるところだった。今朝まで気づかなかったのは、ナカジロシタバの幼虫が数頭見えていたのでそのしわざかと思い込んでいた。

木城町

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    OM-5 Mark2 M.ZUIKO DIGITAL ED 20mm F1.4 PRO

『木城えほんの郷』の写真展会場に行ってみた。写真展開催は明後日から。
すでに額装の展示作業は完了していて、額装とは別に準備したA4アクリル額の配置についてスタッフの方と相談した。

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    OM-1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

遠目には果実が落ちてしまったように見えていたが、望遠レンズで確認すると果実はまだたくさん付いていた。
葉が互生なのでクマノミズキだろう。赤い花序枝が赤珊瑚のようにも見える。
ツノカメムシ類でも来ていないか舐めるように探してみたが、昆虫の姿はまったく見つからず。

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     OM-5 Mark2 M.ZUIKO DIGITAL ED 20mm F1.4 PRO GODOX iT30

写真展会場に続く坂道を進んでいると、前を歩いていたスタッフの方々が立ち止まって何やら興奮している様子。
駆けつけてみると、オオゴマダラエダシャク幼虫が糸の先にぶら下がっていた。

「上の葉っぱにムカデがいますよ!」

なるほど、ムカデは活発に動いていて、その脅威から逃れようと緊急避難した、そういう筋書きかもしれない。
見上げてみると柿の木が道路に覆い被さるように枝葉を広げていた。

A4アクリル額の配置もほぼ見通しが立ったので、昼食を終えてから、稲田に降りてみた。
無農薬の稲田で虫探しを1時間ほど行った。野鳥の耳寄りな情報も聴けたので、来年の初夏は『えほんの郷』に通うことになるかもしれない。
    
posted by やまかます at 20:29|

2025年09月10日

ネコノチチと神樹蚕

三股町

ここのところヤママユの繭を毎日観ている。
この繭からメスが羽化してそこへオスが飛来して交尾が成立する、そんなシナリオを勝手に描いている。
繭のそばでヤママユの交尾カップルを見たのは過去に3回しか無い。

昨夜も午後7時過ぎ、クヌギの葉っぱに抱かれた繭を見ておいた。
羽化が始まる1時間前から繭の上部が濡れてくる。その兆候が無いのを確認してから、庭を一周して夜の観察歩きとした。(今日の写真は全て、9月9日に撮影したもの)

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     OM-5 Mark2 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro Flash Q20U+GODOX iM30

仕事部屋のすぐ外では、ショウリョウバッタモドキのメスがいた。周辺の草地には多いが、うちの庭で見るのは初めてだ。それとも昼間は見落としていたのか?

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     OM-5 Mark2 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro Flash Q20U+GODOX iM30

コガタコガネグモが網に掛かったサトキマダラヒカゲを吸血していた。
今夏、サトキマダラヒカゲもやたらと多い。樹液には7〜8頭が群れ飛んでいたり、林内を歩けば足元からワラワラと転がるように逃げていく。


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     OM-5 Mark2 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro Flash Q20U+GODOX iM30

懐中電灯の灯りに白く浮かび上がったのは、でっぷりと肥えたシンジュサンの幼虫。
幼虫が食べていたのはネコノチチで、ネコノチチで見つかったのは初めてだ。小木だが終齢幼虫が2頭いた。
うちの敷地内に生えているシンジュサンの食樹で実際に幼虫が育っていたのは、クロガネモチ、カラスザンショウ、クサギ、ニガキ、の4種。昨夜の発見で、ネコノチチが新たに加わった。


posted by やまかます at 10:19|

2025年09月02日

ネコノチチのイモムシ

三股町

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

今朝、ヒヨドリがネコノチチの果実を啄んでいるのを窓からしばらく眺めていた。
試しにネコノチチの果実をもいでみると、ほとんどが硬い種子で果肉はほんのわずかだ。餌としてはたくさん平らげないと物足りないのでは、などと呟きながら梢を見上げたら、頭の尖ったイモムシがいた。

ネコノチチ(クロウメモドキ科)は食樹リストに入っていないが、モモスズメの中齢幼虫ではないだろうか。
そっくり返って真っ直ぐな姿勢をとるところが、なんか良い。

昨年の5月にも同じネコノチチで幼虫を見つけていた

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

同じネコノチチに、カボチャミバエがいた。
ミスジミバエとよく似ているが、カボチャミバエの前胸後側縁には剛毛がある。

カボチャミバエとミスジミバエの識別については、様々な情報が錯綜しており、正確なことが分からないので、ここではミバエの一種と改める。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

庭を横切りネコノチチに向かう前に、ヒョイと目に入ったのはトリノフンダマシのメス。
顔を近づけてみれば、メスのすぐ近くにオス(写真画面上)もいた。
posted by やまかます at 19:17|

2025年08月30日

天蚕の繭

三股町

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    EOS-R5 MarkII RF14-35mm F4 L IS USM 270EXU

仕事部屋のすぐ外にあるクヌギ並木。その一番南端にあるクヌギでは樹液が数箇所出ていて、カナブンやオオスズメバチなどが来ている。
昨日、樹液の様子を覗きに行った際、ふと頭上を見上げてみれば、ヤママユの繭があった。

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    EOS-R5 MarkII RF14-35mm F4 L IS USM 270EXU

地域にもよるだろうがうちの周辺ではヤママユの羽化ピークは、大きな山が7〜8月と10月の2回ある。
昨日見つかった繭は10月に入って羽化するような気がしているが、さてどうだろうか?

羽化前の繭を野外で見つけるのは偶然のことがほとんどで、探して簡単に見つかるものではない。
写真の如く、繭は数枚の葉に包まれているからだ。カシワのような大きな葉っぱだと、繭は片面を谷間に埋め込んでいるだけなので、そういう場合は見つけ易い。前にも書いたけれど、福島県裏磐梯の森で、ウラジロミドリシジミ成虫を探していた時、森の天井を見上げていると、カシワの葉に抱かれた繭を見つけたことがある。
ちなみに拙著『ヤママユガ観察事典』(偕成社)の21ページに、カシワの葉で営繭した写真が載っている。

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    OM-5 Mark2 LEICA DG SUMMILUX 9mm / F1.7 ASPH. GODOX iM30

今年はツノトンボの卵塊がよく見つかる。
今朝もまた、庭の窓から見える場所で2つの卵塊が見つかった。上写真はサンショの枯れ枝に産んであったもので、すでに幼虫が孵化していた。サンショは鉢植えで、枯れたようになっては復活して、を繰り返しているがあまり元気がない。

うちの周辺では耕作放棄地が増えて、なおかつ畔や農道沿いの草刈り作業がほとんど行われていない。そのため、どこもかしこも、草丈が高くなって場所によっては人の背丈を遥かに超えている。つまり、ツノトンボが好む草丈の低い明るい草地環境が激減している。以前ならうちのすぐ隣にも明るい草地があって、そこではよくツノトンボが産卵していたが、今では観る影もない。
そういう周辺の環境の変化に伴い、こまめに草刈りしている我が家の庭が、ツノトンボにとってはパラダイスになっているのかもしれない。

〜〜〜〜機材の話し〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ところで、OM-5 MarkU では小型ストロボFL-M3が使えないことを今日になって知った。

普段、FL-M3は緊急用として携えるだけでほとんど使っていないから問題ないけれど、これは意外だった。
改めてOM-5 MarkU の仕様を見ると「対応外部フラッシュ」の項目にFL-M3は入っていない。ところがOM-5では項目にあって、FL-M3を使用できるようだ。
私は最近、GODOX iM30という手のひらに乗る小型ストロボ(単4二本)も使い始めた。マニュアル発光で14段階の調光ができ、夜間だとスレーブも使える(スレーブ機能は日中では工夫しないとほとんど使えない)。FL-M3の代用になる。



posted by やまかます at 18:36|

2025年08月21日

ワタノメイガの安全ロープ

三股町

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OM-5 Mark2 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO MC-14 マクロフラッシュ STF-8

ずっと観察しているツノトンボの卵塊。
幼虫の紋様が透けて見えるようになったが、孵化はまだ始まらない。

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OM-5 Mark2 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO MC-14 マクロフラッシュ STF-8

上写真の卵塊から2mほど離れた並びの、アキノエノコログサに新たな卵塊が見つかった。
昨日の朝にはなかったので、昨日の午後になって(夜間か)産卵したようだ。

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OM-5 Mark2 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO MC-14 マクロフラッシュ STF-8   

家庭菜園のオクラには、ワタノメイガ幼虫の葉巻巣が多数付いている。
ちょうどオオフタオビドロバチが来ていて、それも3頭が乱舞していた。オオフタオビドロバチは幼虫巣を次々と覗き込むようにして巡回していたが、ハチが止まった振動を感じるのか、幼虫は巣内から素早く飛び降りては難を逃れていた。
飛び降りる際には必ず糸を吐いており、ハチが飛び去ってしばらくすると糸を手繰り寄せて自分の巣へと戻っていた。

不思議なのは、巣から飛び出た幼虫が、オオフタオビドロバチの眼に入らないのか?まったく無関心で飛び去ってしまう。ハチの行動様式には「幼虫は葉巻巣の中にいる」というプログラムしかないのか、型にハマった行動に縛られているかのようだ。
posted by やまかます at 20:10|

2025年08月15日

キノコ喰いの、シャクトリムシ

三股町

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

昨日、ベニヒガサというキノコを食べていた幼虫を、今日また見に行ってみた。

坂道を息を切らしながら急足でベニヒガサ目指して一直線。祈るような気持ちで歩み寄ると、同じ場所で頭を下にした幼虫がいて、ホッとした。オ〜!いた、いた。

しかしキノコは崖に生えているため、幼虫の背中側からしか撮影できない(上写真)。
ひとまずは飼育してみることにして、ケースを下にあてがいながら慎重にキノコごと摘みとった。が、しかし、回収できたと手応えはあったものの、ケース内に幼虫の姿が無い!どうやらキノコに触れた瞬間、幼虫自ら跳ねてしまったようだ。しつこく地面や崖の途中を探し回ったが、ついに幼虫の姿を発見できなかった。
昨日の写真を見る限り、やはりルーパー型のイモムシで、シャクガ科であることは間違いない。幼虫の写真だけで種名を調べることができるだろうか?なんとも、残念な結果になってしまった。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

ならば、他にベニヒガサが無いだろうかと崖を見ていくと、すぐ近くに昨日は見落としていたベニヒガサがあった。
しかも、老眼の私でも一眼でそこにイモムシがくっ付いているのが分かった。若齢のようだが、先の失態を挽回できた、と一瞬喜んだのも束の間、、、よく見ると、明らかにセミルーパー型のイモムシだ。シャクガ科では無い。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

ムラサキアツバの若齢幼虫に似ているが、どうも紋様が違うようでもある。これはこれでまた正体不明の幼虫が登場した。
盛大にキノコを食している幼虫が3頭いたので、1頭だけ回収して飼育することにした。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO GODOX TT350

立ち枯れ朽木に生えて、盛んに胞子を放出していたサルノコシカケ科のキノコは、ホウロクタケのようだ。
一番低い位置に生えているキノコだけは何とか観察できた。何種類かのキノコムシが来ていたが、撮影を始めると一斉に早足で散ってしまった。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

何とかポートレートを撮影できたのは、ミヤマオビオオキノコムシ(上写真)ともう一種の不明種(下写真2枚)だけだった。

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       OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
posted by やまかます at 17:08|

2025年07月08日

花の罠か?

三股町

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       EOS-R6 MarkU RF14-35mm F4 L IS USM GODOX TT350

今朝のこと、セスジスズメが空中でもがいでいた。

長い口吻の先端が、ヒルザキツミソウの花奥に挟まって抜けないのだ。花が萎れていることから、抜けなくなって囚われの身となったのは昨日の夕方頃からだろうか。

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       EOS-R6 MarkU RF14-35mm F4 L IS USM GODOX TT350

こちらは同じく囚われの身状態となった、ホシホウジャク。体に触れると狂ったように羽ばたいて暴れるので、
セスジスズメも本種も、そっと口吻を外してやるとすぐさま飛び去っていった。

花壇でヒルザキツキミソウが咲くようになったのは、3年前の2022年6月からで、そのときから毎年のように、スズメガ類やあるいはアゲハチョウ類といった、口吻を花の奥まで差し込む昆虫たちが犠牲になっている。

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       EOS-R6 MarkU RF14-35mm F4 L IS USM GODOX TT350

家庭菜園の「ミニトマトにでっかいイモムシがいる、なんとかしてよ!」と言われて外に出てみれば、思った通りクロメンガタスズメの幼虫だった。
これからもっとデカくなるから、「もう少し様子をみてよう」ということで放置しておくことにした。

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       EOS-R6 MarkU RF14-35mm F4 L IS USM GODOX TT350

家の窓から見える場所に移植したオニユリ6株のうち、無事に蕾をつけたのはわずか1株のみだった。
他の5株は全てコウモリガ幼虫の穿孔で根本から折れ枯れてしまった。
写真のオニユリが開花すれば、チョウたちが訪れる様子を窓から眺めることができる。
posted by やまかます at 17:21|

2025年06月30日

ギンツバメとコカモメヅル

三股町

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ギンツバメ      OM-1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO (撮影:6月28日)

一昨日、オニヤンマの交尾を撮影した場所には、ギンツバメもいた。
羽化してまだ日が浅いのか、新鮮な個体だった。毎年、この場所ではギンツバメが見つかるので気にはなっていた。

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コカモメヅル      EOS-R5 MarkII EF-S60mm F2.8 マクロ USM GODOX TT350 

さて、本日、うちのすぐ前の道路沿いを眺めていると、シラネセンキュウがびっしり繁茂していて、キアゲハの若齢幼虫が多数ついていた。この法面は元々はササ類が優先していたが、去年の暮れか年始過ぎてからだったか草刈り作業が入って、すっかり植生が入れ替わった。シラネセンキュウが増えたのは意外だったけど、そこにキアゲハが産卵していたとは今日まで見落としていた。若齢が多いから卵も見つかるはず、と探しているうちにコカモメヅルの蔓が控えめに絡んでいるのが目に入った。ヒトデ型の花も咲いていた。

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      EOS-R5 MarkII RF100mm F2.8 L MACRO IS USM GODOX TT350 

コカモメヅルの葉っぱに食痕がいくつもあった。「ウン!?これはいるかも」

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      EOS-R5 MarkII RF100mm F2.8 L MACRO IS USM GODOX TT350

「しわざ」に誘われて葉っぱを捲ると、いました! ギンツバメの幼虫。
ずっと見たいと思っていた幼虫にようやく会うことができた。

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ギンツバメ幼虫      EOS-R5 MarkII EF-S60mm F2.8 マクロ USM GODOX TT350 

食痕の「しわざ」は多く、捲るたびに幼虫が次々と見つかった。いづれも中齢以降のように見える。小さい若齢は見つからなかったが、若齢時に拵える特徴のある食痕は多数あった。卵も探してみたが見つからず。

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チャバネセセリ       OM-1 ZUIKO DIGITAL 25mm F2.8 MC-14 魚露目8号

庭の花壇では百日草の花盛りとなり、訪れる虫の姿も見られるようになった。この光景はまさに夏。
 
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       EOS-R5 MarkII RF14-35mm F4 L IS USM GODOX TT350

ピカピカのキアゲハはメス。ずいぶんと長い時間、吸蜜を続けていた。
一旦は飛び去っても、名残惜しいかのように再び戻って来る。
posted by やまかます at 20:18|

2025年06月14日

アシブサトガリホソガの食性とは

三股町

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アシブサトガリホソガ      EOS-R5 MarkII MP-E65mm F2.8 1-5× 270EXU (撮影:6月1日)

少し前に撮影した写真だけど、仕事部屋のすぐ横でサクラ葉上にいたアシブサトガリホソガ。

まるで牙のような、ラビアル・パルプス(下唇ひげ)が目を惹く。後ろ脚の毛束がこんもり。
ずいぶん前にもこのカザリバガ科の一種を撮影したことがあるが、その時は種名調べを怠っていた。今回、特に食性について気になったので図鑑で調べてみると、「食性については不明」となっていた。

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アシブサトガリホソガ      EOS-R5 MarkII RF100mm F2.8 L MACRO IS USM 270EXU (撮影:6月1日)

さらに調べてみると、昆虫写真家・鈴木知之さんの連載記事『鈴木友之の幼生期探訪E・アシブサトガリホソガ』(月刊むし;2021年8月号)に、アシブサトガリホソガ幼虫の食性について書かれていることがわかった。
掲載記事によると、幼虫は朽木喰いであること、
朽木はオオバアサガラの細枝であったが、植物種との関係より、むしろ朽木の条件が選ばれるのではないか、という観察内容が記されていた。
なるほど、朽木となると樹種は広い範囲に及ぶ可能性がある。条件に見合った朽木探しを根気よく続けていれば、アシブサトガリホソガの幼虫に出会えるだろうか。ちなみに鈴木友之さんは幼虫の入った朽木を冬に見つけたと記されている。

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オオバアサガラ      OM-1 LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 II ASPH. / POWER O.I.S.

オオバアサガラと言えば、先日、飯能市のフィールドを巡った際にちょうど花の時期だった。
渓流沿いに大樹が一本あり、その樹形に誘われて雨の中を近寄れるところまで歩いてみた。幸いにも釣り堀小屋の庇の下から撮影できた。

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      OM-1 LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 II ASPH. / POWER O.I.S.
posted by やまかます at 20:23|

2025年05月31日

待たないで、待つ、という技

三股町

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      EOS-R5 MarkII RF100mm F2.8 L MACRO IS USM GODOX TT350

どどめ色の果実(クワ)が並ぶ梢の下には、一筋の踏み跡が続いていた。
明らかに人のしわざ、だろう。その割に採り残した果実は多かった。

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      EOS-R5 MarkII RF100mm F2.8 L MACRO IS USM GODOX TT350

キマダラコウモリガが登場する季節になった。
そう言えば、窓から見える位置に6本のオニユリを移植したのだが、そのうち3本がコウモリガ幼虫が茎に潜り込んで、倒れてしまった。地下には根茎が残っているからまた芽を出すだろうけど、ちょっと残念だ。コウモリガ若齢幼虫が潜り込むにはちょうどいい太さだったか。

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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO MC-20 Godox DE300  (撮影:5月30日)

庭のクチナシに産み付けられた、オオスカシバの卵。
昨日、卵殻を通して頭部輪郭、単眼や大顎、そして体毛まで見えていた。さらにじっと見つめていると、時々大顎をパクパク動かしている。これは孵化が近いなと、さっそくスタジオに持ち込んで撮影の準備をした。

特段、仕事の予定に入っていたわけでもないが、卵の中の幼虫の仕草を見ていると本能的に撮影モードに入ってしまう。
買い物に出掛けたり、他の作業をしたりして、孵化を待つという時間は時々気持ちを向けるだけ。たまにファインダーを覗くだけで済んだ。そろそろかなと、カメラの後ろにデンと座ったところで、ちょうど卵殻に穴が開き始めた。
posted by やまかます at 19:38|

2025年05月26日

萎れさせて隠れ蓑、作戦

三股町

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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO GODOX TT350

クマイチゴの果実(上写真)や、クワ、そしてアケビの小ぶりな青い果実など、山の幸が賑やかになってきた。
テンの落とした糞には、果実の小さな種がいっぱい混じっている。

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     EOS-R5 MarkII RF100mm F2.8 L MACRO IS USM GODOX TT350 

昨日、ヤブキリの終齢幼虫を載せたばかりだが、今日はメスの成虫がいた。
一昨日、コロギス幼虫も羽化して成虫になったのを見た。ウスタビガ幼虫や繭の手強い天敵の顔ぶれが揃い始めたので、網掛けはしっかり点検しておいた。ウスタビガ幼虫の一頭はすでに営繭を始めたが、繭も食い破られてしまうので、網掛けはまだ外せない。

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クヌギ     EOS-R5 MarkII MP-E65mmF2.8 1-5×マクロフォト Flash Q20U
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クヌギ     EOS-R5 MarkII MP-E65mmF2.8 1-5×マクロフォト Flash Q20U
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コナラ     EOS-R5 MarkII MP-E65mmF2.8 1-5×マクロフォト Flash Q20U

クヌギやコナラの若葉で、先端が萎れているものが目につく。
萎れたり網目状になった部分をよ〜く見ると、小さな尺取り虫が潜んでいる。尺取り虫の正体は、キマエアオシャクの若齢幼虫だ。いろんなステージのが見つかる。
老眼であっても、萎れの「しわざ」が特徴的なので見つけやすい。コナラでは一頭だけ、幼虫のほとんどはクヌギについていた。
posted by やまかます at 21:11|

2025年05月25日

アシブトチズモンアオシャク

三股町

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     EOS-R5 MarkII SIGMA 15mm F2.8 EX DG FISHEYE

アシブトチズモンアオシャクが庭で見つかったのは今日で、3例目。
ライトトラップに来ていたのだが、私が近づくと飛び立ってしまった。見逃さないように目で追いかけていると、アジサイの葉裏にピタッと貼り付くように止まった。

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     EOS-R5 MarkII RF100mm F2.8 L MACRO IS USM 430EX III-RT

アシブトチズモンアオシャクの最初の登場は、2010年4月21日、その次が、2022年6月2日。
2回目は今回とほぼ同じ時期と言えるが、初回は4月末と出現がかなり早い。

本種の幼虫の食草は、テイカカズラでうちの林にもたくさん自生している。私はこれまで幼虫探しを試みたことがないが、先日、昆虫写真家の筒井学さんのブログに幼虫の記事が掲載されていた。
私は老眼が進んで近くの小さな昆虫を見つけるのが難しくなってきた。視力の低下とともに探す意欲が萎えて、根気が続かない。根気が続かないからすぐに諦めてしまう。野鳥なら遠くにいて近寄れないので、野鳥を見つけて眺める方が目には優しい。

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      EOS-R5 MarkII RF100mm F2.8 L MACRO IS USM 270EXU

ヤブキリの終齢幼虫をチラホラ、見かけるようになった。

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      EOS-R5 MarkII RF100mm F2.8 L MACRO IS USM 270EXU

カラムシ葉上では、ラミーカミキリが出始めている。

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      EOS-R5 MarkII RF100mm F2.8 L MACRO IS USM 270EXU

玄関前の地面に舞い降りた、ウラギンシジミのオス。今夏、羽化した新成虫だ。
posted by やまかます at 18:08|

2025年05月23日

真昼の蛾

三股町

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

クマイチゴの果実が増えてきた。

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    EOS-R6 MarkU RF100-400mm F5.6-8 IS USM

庭のクチナシにオオスカシバが産卵に来ていた。その合間にノアザミでお食事も。

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     EOS-R6 MarkU RF100-400mm F5.6-8 IS USM Extender RF2× 430EX III-RT

高い枝先に咲いているキササゲの花を撮影していたら、イシガケチョウが吸蜜にやってきた。
100-400mmレンズに2倍テレコンを使ってみた。取説に書いてある通り、AF(合焦速度)は遅くなる。何よりF値が暗いので、シャッター速度を上げるとISO感度もグンと上がる。デメリットもあるが、機材を絞り込んだ時などはこれはこれで使い途がありそうだ。

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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

玄関前のアジサイにいた交尾カップルは、オオチャバネセセリ。下がメスで、上がオス。
posted by やまかます at 17:20|

2025年05月17日

ススキの小さなイモムシ と 遠征レポート・その1

三股町

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     OM-3 M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO FL-LM3

庭の隅っこで、ハナウドが開花した。
他にも3株あってまだ蕾。一番大きく成長しているのは背丈が2メートルを超える。写真は一番低い株。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350(撮影:5月16日)

ススキの葉裏に、ヤホシホソマダラの幼虫がいた。終齢だろうか。
この幼虫は昨日見つけたのだが、今日になって姿が消えていた。ススキの周辺もしつこく探してみたが見当たらなかった。

〜 沖縄県 西表島_石垣島 遠征旅行・その1  〜

先週、7日〜9日前半まで西表島と、9日夕方〜12日昼まで石垣島に行って来た。西表島には30年ぶり、石垣島も20年ぶりの渡島であるから、道路や街並みの様子などは昔とずいぶん変わった印象が強い。
渡島期間中、ほとんど曇りか雨で、特に石垣島では激しい豪雨と落雷があって、予定していた観察・撮影を断念した場所もあった。そのまま入梅になるか、と思えば、私たちが島を去った後、晴天日が続いて、沖縄地方より南九州の方が先に梅雨入りとなった。なんとも運が悪いが、こればっかりは仕方が無い。予定通りとはいかなかったが、天候条件の割には嬉しい成果もあった。雨続きでしょげてしまうこともなく、帰りの飛行機には笑顔で搭乗できたのであった。

5月11日、石垣島にて朝、ホテルの窓から外を眺めると雨。

全行程を通して青空を拝めたのは9日の西表島でほんの寸暇のみ。初日の7日は昼なのに薄暗く西表島では少し肌寒いくらいで、薄手のパーカーを羽織ったりした。民宿の掛け布団は大きなタオルケット一枚だけで、初日の夜は寒くてなかなか寝付けなかった。それでも宿の近くでサガリバナの花を見学・撮影できて良かった。今年は開花の始まりが例年より早いらしい。
ヤモリがサガリバナの花蜜を舐めるシーンも観察できた。2頭が別々の花に来ていたので、彼らは日常的に花蜜を舐めているのだろうと思えた。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO GODOX TT350 (撮影:5月8日)
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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO GODOX TT350 (撮影:5月8日)

さて、11日に話を戻して、雨のため少し遅めに出発して予定していたフィールドに向かった。一箇所目を観てから(お目当てのツマグロゼミは見当たらず、羽化殻が一つだけ)、次のポイント、県道から逸れた旧道を探し当てて入ってみた。
その旧道は緩い下りになっていて、そのまま進むと海岸に出ることができる。20年前にはその旧道を辿らなくても、県道から分岐道を進めば、海岸のすぐ手前まで車で入れたのだが、車を停めることができた場所には住宅がびっしり建ち並び、風景はすっかり変わっていた。
旧道は森のトンネルの中で薄暗く、けっこう距離もあったので途中で引き返した。その帰り際、路肩に転がっていた朽木をどかすと、その下に瑠璃色に鈍く輝く体長10ミリほどの虫がいた。一目でルリゴキブリ、とわかった。

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ルリゴキブリ♂       EOS-R5 MarkII RF100mm F2.8 L MACRO IS USM Godox DE300

瑠璃色に輝くのはオスだけで、黒色の地味なメスとは対照的。


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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350   

背面からは隠れて見えないが、腹部両側縁に橙色紋がある。
  
posted by やまかます at 21:14|

2025年05月11日

赤い頭

三股町

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OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

ウスタビガ幼虫が育っているエノキは樹高2mほどの小木だが、他にホシアシブトハバチ幼虫や写真のミツボシキリガ幼虫などもいる。
ミツボシキリガ幼虫は、普段は葉っぱを二つ折りにした巣内に潜んでいて、食事の時だけ枝を伝って出掛けていく。午前7時過ぎ、庭の真ん中にあるエノキを覗いてみれば、ちょうど食事中だった。

頭部の赤色が印象的で、学生の頃には鉛筆画を熱心に描いたことが懐かしい。

当初、アカバキリガ、としていましたが、誤りで訂正しました。
ご指摘をいただいた方にお礼申し上げます。
posted by やまかます at 07:22|

2025年05月02日

寄生蜂とイモムシ

三股町

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     OM-1 LEICA DG SUMMILUX 9mm / F1.7 ASPH. GODOX TT350

先週から開花が始まり、エゴノキの白いシャンデリアが賑やかになった。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

クリオオアブラムシの胎生メスがあちこちで、単独か数頭単位で産仔を始め出した。
今日見つけたメスは、アリの種類と場所の条件が揃って、甘露の受け渡しがはっきりと見えた。
これが例えば、クロオオアリだと、俯瞰の構図では甘露にアリの頭部が被ってしまう。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

ナンテンハギを眺めていると、フチグロトゲエダシャクの幼虫が葉っぱを食べていた。
うちの近辺で見つかる幼虫は、カラスノエンドウについていることがほとんどだが、ナンテンハギでは初めて。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

幼虫のすぐ近くに、ホウネンタワラチビアメバチの繭があった。
おそらく、フチグロトゲエダシャク幼虫が寄生を受けた可能性が高い。そう思う根拠は、また明日。
posted by やまかます at 21:07|

2025年04月26日

ヒメシャチホコ

三股町

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     EOS-R5 MarkII RF100mm F2.8 L MACRO IS USM GODOX TT350

ヒメシャチホコのオスは、かなり新鮮個体だった。

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     EOS-R6 MarkU RF100-400mm F5.6-8 IS USM

レンゲにて、コチャバネセセリとスジボソコシブトハナバチ、が鉢合わせ。

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     EOS-R5 MarkII RF100mm F2.8 L MACRO IS USM GODOX TT350

マミジロハエトリがハナグモを捕らえていた。
posted by やまかます at 18:19|

2025年04月16日

謎の宇宙船「ジャガーノート」

三股町

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      EOS-R5 MarkII RF100mm F2.8 L MACRO IS USM 430EX III-RT

座布団を並べたようなヘビイチゴの花びら。

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     EOS-R5 MarkII RF100mm F2.8 L MACRO IS USM 430EX III-RT

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     OM-3 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO Flash Q20U (トリミング)

ヒメユズリハの葉上で警戒体勢をとる、アカウラカギバ幼虫。すでに成虫の羽化が始まっている中、まだ終齢手前のステージの幼虫も見つかる。葉っぱの先端部は大きくえぐれた食痕となっている。

さて、、、葉上で直立した幼虫の姿を見ていると、SF映画『エイリアン・プロメテウス』に登場した、馬蹄型宇宙船「ジャガーノート」を思い出す。
惑星LV-223を離陸した直後に、プロメテウス号の決死の体当たり攻撃を受けて墜落。直径360mもの巨大な船体が地面に直立したのちゆっくり倒れ込むのであった。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO Flash Q20U

アンズに付いたタマカタカイガラムシには、甘露お目当てのアリたちが訪れていた。
甘露が出てくる瞬間、その甘露を受け取るアリ、という絵柄を狙ってみた。抜けの良い条件で撮影できるチャンスは極めて少なく、意外と手こずる。
posted by やまかます at 21:01|

2025年04月12日

小さな花

三股町

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     EOS-R5 MarkII RF100mm F2.8 L MACRO IS USM

キオビエダシャクは、先月末にも庭のサクラに飛来していた。
成虫で越年したのだろうか?写真の個体は羽化不全なのか右前翅が少し捩れているが、さほど擦れてもなく比較的新鮮に見えた。

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       EOS-R5 MarkII RF100mm F2.8 L MACRO IS USM  

先日、脱皮前だったゴマダラチョウ4齢幼虫は、5齢となってでっぷり肥えていた。

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スイバの雄花      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro Flash Q20U

昨日、ウスタビガ幼虫の脱皮を待っている間、スイバの根元に潜り込んでは産卵している(ように見えた)ベニシジミがいた。スイバはどれも小さな株で、幼虫にとっては餌不足になるのでは、と気になった。
今日になって母蝶がしきりと潜り込んでいたスイバを見てみたが、卵は一個も見つからなかった。産卵衝動が高まっている様子が見てとれたけれど、実際には毎回キャンセルを繰り返していたようだ。
posted by やまかます at 18:06|

2025年04月11日

炎天下の脱皮

三股町

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

エノキでウスタビガ1齢幼虫の脱皮が始まったのは、午後1時15分ころ。

脱皮直前にアリが偵察にやって来た。野外撮影ならではの出来事だ。

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

午後1時23分、皮を脱ぎ終えた。
このあとしばらく休んでから、捻転運動を行い、、、

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     OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

抜け殻を食べ終えたところで、脱皮が無事完了と言えるだろう。
すっかり抜け殻を食べ終えたのが、午後2時44分。

脱皮の撮影では、撮影者はこの段階までカメラから離れることができない。

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     OM-1 MarkU LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 II ASPH. / POWER O.I.S.

庭で見かけたコミスジは、玄関前を低く舞い続けたあと菜の花で吸蜜していた。

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     OM-3 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO

ウスタビガ幼虫の脱皮撮影中に飛来した、ホシアシブトハバチのメス。今日も産卵を繰り返していた。
一昨日、産卵していたメスと同個体なのかどうかは分からない。
posted by やまかます at 19:43|

2025年04月09日

昨日、今日の蛾たち

三股町

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      EOS-R5 MarkII RF100mm F2.8 L MACRO IS USM Flash Q20U

イチイガシの幹にて、シャクガ科のヤクシマフトスジエダシャク。新鮮なメスのようだ(撮影:4月8日)。

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    EOS-R5 MarkII SIGMA 50mm F2.8 EX DG MACRO Flash Q20U

ツトガ科のマエベニノメイガ。小さな蛾だけど、桜貝のような色合いが目を惹く。

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    EOS-R5 MarkII SIGMA 50mm F2.8 EX DG MACRO Flash Q20U

フジで卵や幼虫がよく見つかる、オオエグリシャチホコ。エグリという和名の如く背面の波打つような姿が特徴的。

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     EOS-R5 MarkII SIGMA 50mm F2.8 EX DG MACRO Flash Q20U

ヤガ科のヨシノクルマコヤガ。まるで霜降り肉のような模様に見える。ガードレールに止まっていた。

※ 付):2019年、7月2日の過去記事内で、本種を「アトキスジクルマヤガ」と誤同定していた。今日になって間違いに気付いたので訂正しました。
なお、本種も含むベニコヤガ亜科4種の幼虫は、シイ・カシ類の枯葉を食べて成長するようだ。枯葉に切れ込みを入れてから、特徴のあるシェルター(蛹室)を造るようで興味深い。その「しわざ」は一目見ればわかるようなので、時期を選んで探してみたい。

(参考文献:『枯葉を食するベニコヤガ亜科4種のシェルター形成〜ヨシノクルマコヤガ、ヤマトコヤガ、モンシロクルマコヤガの幼虫が形成する蛹化シェルターの分析〜』蝶と蛾;2016年67巻3-4号p89-98 )

posted by やまかます at 21:34|

2025年04月03日

クワの芽吹きを待つイモムシ

三股町

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      EOS-R5 MarkII RF100mm F2.8 L MACRO IS USM 430EX III-RT

コクサギの花盛り。多数の虫たちが訪れている。
コクサギはうちの林にふた株植っているが、これまでのところオナガアゲハもカラスアゲハも産卵にやって来ない。待っているのだけど。

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      EOS-R5 MarkII RF100mm F2.8 L MACRO IS USM 430EX III-RT

クワの枝で成長しているクワエダシャクの幼虫。芽吹きはまだだが、膨らみかけた葉芽を食べている。
若葉が大きくなるのを待ちきれないようだ。



〜 機材のお話し・自作の折りたたみ式ディフューザー 〜

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      E-P7 M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ

これまで長年使ってきたストロボ用ディフューザーは、水切りカゴを流用したもので上写真の左。

ストロボに取り付けるためのマジックテープをカゴのスリットに通すことができ、工作要らずでお手軽。発光面の直径は約10センチとなり、市販の布ディフューザー(Mサイズ)がちょうど被さる。軽くて頑丈な骨組みだ。
ところがこの水切りカゴ流用型の欠点は、カメラザックのパッキング時には嵩張ることだった。ディフューザー布を外して径の小さいレンズを収めることもできたけれど、いちいち布を脱着するのも意外と面倒だったりする。

そこで、折り畳める骨組みがないものか探してみると、水彩絵の具の筆洗いバケツにサイズもピッタシのものが見つかった。さっそく取り寄せて、マジックテープを取り付けるだけの工作で完成したのが上写真の右。

バケツは蛇腹型で目いっぱいに伸びたところ。バケツのサイズは、直径:10.5cm、伸ばした高さも10.5cm。
マジックテープを通すスリットは半田ゴテを使った(バケツの底に開ける)。この工作だけは必要だ。バケツの素材は薄いポリプロピレンなので熱で容易に溶ける。カッターなどで切り抜くより楽だし冷えて固まると切断面が丈夫になるので一石二鳥。

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     E-P7 M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8

筆洗いバケツ流用のディフューザーを折り畳むと厚みは約3.5センチとなる(写真右)。伸ばすと厚みは10.5センチあるので、ストロボ発光面から布ディフューザーまでの距離がほどほどにとれて、ディフューズ効果は十分ある。

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     E-P7 M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8

ポリプロピレン製の折りたたみ筆洗いバケツは、地元の文具店や百均にも置いていなかった。どこかで見たような気もするけれど探し歩くより早いネット通販で入手した。
この筆洗いバケツにはサイズの大きい(径14.5cm/高さ14.5cm)のもあって、大小のディフューザーを拵えてみた。
ちなみにバケツ大・小各2コ、計4コ入りで、750円だった。
posted by やまかます at 20:55|

2025年03月30日

隠蔽擬態

三股町

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     EOS-R6 MarkU RF100-400mm F5.6-8 IS USM

今朝はズボンを冬用に履き替えた。寒いはずだ、朝一番、霧島山にはわずかとはいえ冠雪があった。雪は正午前にはすっかり溶けたけれど、風は冷たく日中の気温はせいぜい15℃前後と低いまま。花壇の花に来るチョウの姿もまったく無い。

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     OM-1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

活動する虫の姿がほとんど無いなか、ビロードツリアブが庭のスイセンに来ていた。花はもう終わりかけているが、花から花へと移動しては吸蜜していた。ほかの花に来ないかとしばらく追跡してみたが、日光浴したり毛繕いするなど、地面で休んでいる時間のほうが長かった。それでいて、こちらの動きにはとても敏感で、2メートルほど離れていても、立ち上がったり態勢をちょっと変えただけでもプイッと飛び立ってしまう。地面スレスレを飛ばれるとその姿はまさに忍者だ。3回目に飛び立ったときには完全に見失ってしまった。

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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO iM30

クヌギの伐採枝を片付けていると、枯葉の間から飛び出してきた、アカエグリバ。
枯葉の隙間に潜んでいたため気づかなかったが、慌てたように羽ばたく姿は白くてよく目立った。
チガヤの枯れ草に止まると、そのまま固まったように動かなくなった。
posted by やまかます at 19:58|

2025年03月28日

早朝の孵化

三股町

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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro iM30

クヌギの大きな朽木に生えた、アラゲキカワタケ。
様々な成長の段階が見られる。

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      EOS-R5 MarkII RF100mm F2.8 L MACRO IS USM 430EX III-RT

朝食前(午前7時)にウスタビガの孵化に気付いた。今日は気温は低いけれど、一昨日の夏日のような気温上昇が影響したのだろう。上写真は、エノキの新芽に落ち着いた孵化幼虫。

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      OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro iM30

写真画面にはちょうど孵化途中の幼虫が2頭と、すでに歩き出した幼虫が写っている。

そろそろかな、と気を付けていたらやはり。運よく孵化のタイミングに立ち会うことができた。
ウスタビガの孵化時刻については、所沢市の雑木林で偶然、観察できたこともあり、目撃時刻はちょうど正午だった。
だいぶ昔の観察ではあるけど、その時の孵化はエノキの小枝上で目線より少し低い程度の目につきやすい部位だったのが幸いだった。気象条件によって孵化時刻は前後するようだが、早くて午前5時頃、遅くても正午前後までの間に孵化が集中している。
posted by やまかます at 21:41|

2025年03月25日

脱皮

三股町

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テイカカズラの紅葉が一際目立っていた。
     
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      EOS-R6 MarkU RF100-400mm F5.6-8 IS USM

葛が絡んでいる木はアカメガシワで、ここにはある年の秋、アカギカメムシの成虫集団がいたことがあった。アカメガシワの方は樹勢が衰えつつあり、台風の影響で大きな枝が折れたりしている。

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      EOS-R5 MarkII RF100mm F2.8 L MACRO IS USM 430EX III-RT

クワエダシャクの幼虫が脱皮を終えて休んでいた。脱皮が行われたのは今日の朝ではないだろうか、脱皮殻がまだ残っている。同じ木にいる他の幼虫3頭は先に脱皮したようで一回り大きい。

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      EOS-R6 MarkU RF100-400mm F5.6-8 IS USM

ようやく姿を現した、ツマキチョウのオス。今朝羽化したのかもしれない、とても新鮮な姿。

posted by やまかます at 20:48|

2025年03月12日

久々のイボタガ

三股町

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キジムシロ     EOS-R5 MarkII RF100mm F2.8 L MACRO IS USM

朝から生温かく、日中の気温は20℃前後まで上がった。
とは言っても概ね曇りがちで、陽射しが拝めたのはほんの一時だけ。

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     EOS-R5 MarkII ZUIKO AUTO-MACRO 20mm f2 430EX III-RT ST-E10

イボタガの前翅にある眼状模様をクローズアップしてみた。
レンズは、OLYMPUS銀塩フィルム時代の接写専用レンズ、マクロ20mm。絞りはF11とした。

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     EOS-R5 MarkII ZUIKO AUTO-MACRO 20mm f2 430EX III-RT+ST-E10

イボタガの雌雄の判別に、触角の形状は役立たないようだ。
腹部の形状、紋様から、写真のイボタガはオスと思われる。

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       EOS-R5 MarkII RF100mm F2.8 L MACRO IS USM 430EX III-RT+ST-E10

庭のライトトラップにイボタガが飛来したのは2020年以来だから久しぶりの登場だ。
posted by やまかます at 19:53|