2018年11月07日

かくれる

セイタカアワダチソウの花上に、セスジツユムシ♀の褐色型。
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パッと見た目にはわかりづらいけど、こういうのはパッと見つけてしまうか、見過ごすかのどちらか。
目に飛び込んで来るかどうかは、観察者のアンテナしだいだろう。

三股町では数少ない神社の一つを訪れてみた。
神社がなぜ少ないのか?それも気になるけど。
薄暗い境内に御神木のオガタマノキが一本だけある。

今秋はどうかな、と探ってみれば、梢では見つからなかったミカドアゲハの越冬蛹
オガタマノキの根際に生えているマンリョウの葉裏に一個だけ、見つかった。

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どこに蛹があるか、わかります?
posted by やまかます at 18:46| Comment(0) | チョウ

2018年11月02日

キタキチョウのお食事メニューとは?

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庭のプランターで育ち、先日羽化した、キタキチョウ

じつは蛹が色付くまで、てっきりモンキチョウと思い込んでいた。

なぜなら、幼虫はプランターに生えていたシロツメクサをモリモリ食べて育っていたからだ。
同じ場所に幼虫は3頭いた。
他の2頭のうち1頭は熟令後行方不明となり、もう1頭は途中で病死(おそらく)していた。
シロツメクサを食べていることで、モンキチョウと決めつけてしまった。
して、キタキチョウの食草リストにはシロツメクサが見当たらない。
マメ科の草本も食べたっけ??


昨日、福津市、『竹尾緑地』での観察会は秋晴れの下、無事に開催できた。
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台風の影響で一ヶ月延期となったけど、ヒナカマキリも多数見つかり、ウラギンシジミの乱舞や
ルリタテハの日光浴、バッタ類と、活動する虫の姿も観察できた。
『竹尾緑地』は幹線道路や住宅街に取り囲まれてはいるが、水系も含めて生物層の豊かな森で、
どのような生きもの達に出会えるか期待が高まる。
今後もまた季節を違えて訪れることができればと思う。


森の縁ではすでにツワブキが開花していた。南九州に比べてずいぶんと早い。
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2018年09月29日

用心深い羽化

ネムノキのひこばえで見つけた、キタキチョウの蛹
尾端の台座糸が浮いていて、ちょいと危なっかしい。しかもひこばえは場所柄、雑木として抜き取られてしまうのは確実。
蛹はすっかり色付いてもいたので持ち帰って羽化を撮影することにした。


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翌日、つまり今朝になって羽化した。

キタキチョウの羽化はこれまでにも数回、撮影を試みているがことごとく失敗している。
失敗の原因は、いよいよ羽化間近というタイミングで痺れを切らしてカメラから離れてしまうからだ。
いつでも撮れるから、という気の緩みもある。

今朝は危険を承知の上でわざとカメラから遠ざかってみた。
蛹の中のチョウに油断させる、という作戦だ。
台所で洗い物をしながら、そろそろ来るなという頃合いで、
急いでスタジオに戻った。ファインダーを覗こうとする目の前で、羽化が始まっていた(午前6時8分)。
あと数秒遅れていれば、羽化の瞬間を逃していた。


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〜お知らせ〜

 明日、30日午前中に予定していた、三股町での講演+観察会は、台風24号の通過が予想されるため、延期となりました。
10月21日(日曜日)午前10時〜、に改めて開催する予定です。
 詳細は三股町役場 企画商工課にお問い合わせ下さい。



posted by やまかます at 20:00| Comment(0) | チョウ

2018年09月14日

スミナガシの幼虫

ハラビロカマキリは、容赦なくナガサキアゲハの胸部をかじっていた。

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カマキリは、鎌脚の力だけで獲物の動きを封じて、すぐさま食事に取り掛かる。ナガサキアゲハはまだ生きており、時々、翅をバタつかせていた。
これでは食べられる方はたまったものではない。


ヤマビワにデンと構えていた。

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久しぶりに見る、スミナガシの終齢幼虫だ。


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息を吹きかけるだけで、頭を持ち上げ左右にフリフリ。

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2018年09月08日

ちゃばね仮面

玄関先のチガヤの葉にいた、「ちゃばね仮面」。

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こちらが「ちゃばね仮面」の正体。
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チャバネセセリ

同じ草原には、シロオビトリノフンダマシ ちぃっちゃ!
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EOS-M5 MP-E65mm F2.8 1-5×マクロフォト+マクロツインライトMT-26EX-RT
EOS-5D Mark3 EF100mm F2.8Lマクロ IS USM+スピードライト270EX II
posted by やまかます at 22:34| Comment(0) | チョウ

2018年09月01日

3秒ルール?

先週のこと、昼食を終えてからボーッと外を眺めていたら、
庭をギンイチモンジセセリが飛んでいた。

ギンイチモンジセセリはイネ科の草間を縫うようにして一定の高さを優雅に舞う。
その特徴ある飛び方で、遠くからでもすぐに本種とわかる。
翅の表と裏のコントラストも印象的。

これまで、ギンイチモンジセセリの夏型は一夏に一個体見ればいいほうで、
そうそうお目にかかることができない。
ところが今日は、夕方の犬の散歩で、300メートル離れた畦道の草むらで、
一度に3頭が舞う光景に出会えた。

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ギンイチモンジセセリの飛び方はゆったりしているものの、チガヤの葉上に止まったかと
思えばすぐに飛び立つ。静止している時間は3秒あればいいほうで、とにかく落ち着きがない。
ツルボとキツネノマゴの花に止まる瞬間もあったが、吸蜜することなくほとんどはチガヤのジャングルを縫うように舞っては、間に3秒間の休止を入れる。


先日から咲き始めたニラの花。
訪れているアリのお腹は蜜を吸って満タンのようだ。

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EOS-6D、EOS-M5、EF100mm F2.8Lマクロ IS USM、MP-E65mm F2.8 1-5×マクロフォト
+マクロツインライトMT-26EX-RT
posted by やまかます at 22:06| Comment(0) | チョウ

2018年08月12日

吸い戻し

昨日は宮崎県総合博物館で講演。
演目は「虫のしわざ」。

講演前に神宮の森を歩いて、セミヤドリガの幼虫と繭を見つけておいた。

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昨年、ツチアケビを撮影したすぐ近くでは、ハマクサギタマゴタケが並んでいた。
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セミヤドリガの繭も「虫のしわざ」。講演の最後に皆さんに実物を見てもらった。


講演前にいた控え室の窓から、見慣れない高木が目に入った。実をたくさん付けている。
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ツバキ科のイジュだ。
イジュは、奄美諸島と沖縄の固有種だそうだ。


昨日も今日も、雨が降ったり、日射しがあったりと不安定な空模様。
まるで梅雨に戻ったような蒸し暑さだった。
夕方、日射しを浴びながら、チャバネセセリが鳥の糞で、しきりと吸い戻しをやっていた。

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お尻から水滴を出す瞬間にタイミングが合わず、40カットほど撮って、ようやく一カットだけに写っていた。
吸い戻し_Z5A7858.jpg

EOS-6D、EOS-5DMark3、EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM 、
EF100mm F2.8Lマクロ IS USM+スピードライト270EX II
posted by やまかます at 20:18| Comment(0) | チョウ

2018年07月15日

ナツフジ

昨夜は仕事部屋の外灯に多種類多数の虫が飛来していた。
カブトムシの雌雄も、今夏初めてのお目見え。

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長さでダントツは、ナナフシ
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ナナフシ類はどちらかと言えば夜行性で、夜だと食事している姿も簡単に観察できる。

庭のナツフジも花の賑わい。
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花穂をサラッと眺めてみるだけで、ウラギンシジミの白い卵が見つかる。
すでにふ化済みのものもあって、一頭だけ幼虫も見つかった。

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花弁を押し分け蜜や花粉を集めているのは、ハキリバチの一種
耳元にブンブン、翅音が絶えない。

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葉をめくってみれば、オオエグリシャチホコの卵も。一個はすでにふ化済みのようだ。
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撮影機材:EOS-6D +シグマ50ミリマクロ+ストロボ
posted by やまかます at 18:44| Comment(0) | チョウ

2018年07月14日

モンキアゲハ

庭の百日草には、キアゲハ、アゲハ、カラスアゲハ、クロアゲハ、ナガサキアゲハ、とアゲハ類が次々と訪れている。
今朝は一番大柄のモンキアゲハ♀も来ていた。


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ナガコガネグモの幼体もだいぶ大きく育っている。コガネグモと交替するのはもう少し先になるが。
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posted by やまかます at 22:57| Comment(0) | チョウ

2018年07月11日

さなぎ

雨漏りの修繕作業でスタジオの屋根に上がった。
33℃を越す猛暑の下、スレート屋根の上はまるでフライパンの中にいるようなものだ。
ここに物干し台があったなら、とつくづく感じた。
昨日、紹介したヒメユズリハの木はもうとっくに屋根を越している。奥はヤシャブシ。

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下から仰いで見ているときは「これは切らなきゃな」と言ってはみたものの、
元気な頂部を上から眺めていると、「ああ良いねえ!」なんて喜んでいる自分がいることに気付く。


屋根から西の方角、画面右よりに霧島山がある。今日は雲に隠れている。
すぐ手前にある畑は耕作放棄されて2年目。地主の農家の方が亡くなったのである。

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とは言え、じつに勿体無い。貸してもらえるなら果実やら花畑など拵えるのだが、農地というのは厄介で、法律上、そうもいかないのが悔しい。うちの周辺はこういった耕作放棄地だらけである。

先月20日に玄関前のササで見つけたサトキマダラヒカゲ幼虫が昨夜、午後10時過ぎに蛹化した。
朝からずっと悶絶するような運動を続ける。

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午後10時前、いよいよ脱皮の前兆が見えてきた。
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脱皮開始の瞬間、どうしても外出せねばならず、ここから自動インターバル撮影に切り替えた。
設定は6秒間隔。
胸部背面の皮が破れるとここからは、グングン脱皮が進む。

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幼虫の皮を脱ぎ終えて、蛹のお尻を抜いた瞬間。この時点が一番危うい。
抜いたお尻をグリングリンひねって、台座糸の束に引っ掛ける。

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わずか10数分の外出の間に脱皮は完了していて、白い蛹がぶら下がっていた。

色付いた蛹。じつに綺麗だ。
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このあと、しばらくしてササの葉に触れたわずかな衝撃で、蛹はポロリと落っこちてしまった。

サトキマダラヒカゲの蛹は他のチョウとは違って、糸から外れ易く地面にころがっている。
過去に2回、草薮に覆われた地面で蛹を見つけたことがあるが、いづれも偶然のこと。
探そうとしても簡単に見つかるものではないと思うし、探す気力も湧かない。
posted by やまかます at 19:57| Comment(0) | チョウ