2020年11月03日

イシガケチョウの蛹化と羽化

都城市 山之口町 富吉

午前6時半、イシガケチョウ前蛹が蛹になっていた。

蛹化したのは午前6時前後だろう。昨夕、前蛹になったのを見届けたばかりだが、イシガケチョウの前蛹期間は半日程度と短い。

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午前8時20分。
イシガケチョウの羽化は、多くは早朝に行われる。

もう一つ、ずっと観察してきた蛹のことが気に掛かっていた。
蛹は雨で濡れていたが、翅の模様が浮き上がっており、腹部節間も伸び切っている。
雨水が乾かない限りは羽化しないだろうと思え、一旦引き上げ機材を整えてから出直した。

雨で濡れたこと、気温が低いこと、それで羽化が遅れたことは絶好のチャンスだ。
屋外で羽化シーンを撮影できる機会は少ない。この好機を逃す手は無い。

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待つこと2時間半。何事にも忍耐が必要だ。
ただ、この待機中にはずっとウグイスの囀りが賑やかだった。ウグイスはこのところ午前中にはよく囀っており、まるで春を思わせるような長閑な時間に浸れる。

午前10時53分。
羽化が始まった。

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羽化が始まる少し前ころから風が吹き始めた。羽化完了したイシガケチョウは風に煽られて、葉裏にしがみつくのがやっとだったろう。正午過ぎに再び見に行ってみると、成虫の姿はもう無かった。

今朝の羽化シーンでは、GODOXストロボを2台、無線通信シンクロで使っている。
1台はカメラボディに、1台は画面右奥に小型三脚で固定。
カメラの撮影モードはマニュアル、ストロボの発光モードはTTLオート、とした。
2台のストロボの配光バランスは通常の設定通りでうまくいった。特に補正は掛けていない。

これまで主力として使ってきたCanonのEOSカメラ。
EOSシステムのストロボの使い具合と、今のOLYMPUSシステムではかなり違いがある。
けれど、使い込むことで次第に癖を読み、要領を掴めてきたようにも思う。

E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350 ×2
posted by やまかます at 18:07| チョウ

2020年10月28日

団扇でもって、退散願います

三股町 田上

午前7時55分。
椎茸のほだ木を見に行って戻ってみると、玄関前にハンミョウがいた。
どうも様子がおかしい。すぐ近くまで寄っても逃げないからだ。
どうやら、何らかのアクシデントで重傷を負ったようだ。触れると脚をもがいて反応するが、すぐにでんぐり返ってしまった。
そっと摘み上げ、ツワブキの葉っぱに移動させておいた。

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午前11時35分。
気温は高めで、セイタカアワダチソウやコセンダングサにやって来る昆虫の数も、連日、多い。

ツマグロキチョウは多くはないが、ときたま庭で見ることもある。

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ヤクシマルリシジミ♀が吸蜜しているところに、ニホンミツバチがやって来た。

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「なによ!」とばかり、翅の団扇で追いやる、ヤクルリ。
ニホンミツバチもしばらく纏わりついていたが、この団扇攻撃に嫌気がさしたか、きっぱり諦めて他の花へと去って行った。

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ヤクルリのオスも盛んに飛んでいたけど、花よりもメスがお目当てのようで、ほとんど止まることなく動きが忙しい。
結局、撮影できたのは、メスだけだった。

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E-M1 MarkU、E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
プロキャプチャーモード使用
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
posted by やまかます at 20:39| チョウ

2020年10月13日

アケビのレストラン

フェイスパックでスッキリ。

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E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350
脱皮中のカナヘビ
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E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

アケビのご馳走は、次々と平らげられており、果皮だけになったものも増えてきた。
昨年はこんなことにはならず、全く手がつけられることなく萎れてしまう果実も多かった。
勿体ないなあ〜、と呟いたものだ。この違いの理由はなんだろう?

今朝はわずかな食べ残しに、クロコノマチョウが来ていた。
しばらくして、コガタスズメバチも飛来した。いづれも果汁が目当てだ。
常連客なんだろう。そんな気がした。

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E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20

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E-M1 MarkU  M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350 


posted by やまかます at 17:53| チョウ

2020年10月07日

アゲハの求愛飛翔

三股町 田上

午後1時半過ぎ、撮影の準備作業に出掛けようとして窓の外を見れば、
花壇のコスモスに、アゲハ♀が来ていた。


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E-M1 Mark V  EF70-300mm F4-5.6L IS USM

西風に煽られては、花に縋りつくように懸命に吸蜜を繰り返していた。
撮影するにしてもファインダーに捉えるのに苦労した。

そのうちに、♂が飛来してから、求愛が始まった。その長いこと、長いこと。
翅が破れている方が、メス。

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E-M1 Mark V  EF70-300mm F4-5.6L IS USM

オスはメスの進路を遮るようにして、背中をメスに見せ付けるように舞い続けるが、この長い長い求愛飛翔が成就することはまず無い。


posted by やまかます at 20:15| チョウ

2020年10月02日

九州昆虫観察ツアー、最終日

九州昆虫観察ツアーは、先月28日に延岡市を起点とし、
南阿蘇、宮崎市、日南市、都城市、三股町の各フィールドを巡った。

天候にも恵まれ、ほぼほぼ目的の昆虫にも出会えた。
植物と違って、昆虫は動く、逃げる、隠れる、とあって、予定通りとはいかないのが宿命だ。
それを理解できているかどうか、そこは肝心。

三股町

オオカマキリモドキを探してのカキの木では、クロヒカゲが数頭。ちょっと意外な顔ぶれだ。


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E-M1 MarkV  M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
さらに意外だったのは、ムラサキツバメ
果汁も吸うとは! クロウリハムシも来ているが、こちらは常連客。

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E-M1 MarkV  M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
すぐ近くにはハラビロカマキリ。油断していると、レストランが墓場に様変わりとなる。

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E-M1 MarkV  M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
今日の午後からは、うちの林で、ニホンホホビロコメツキモドキの探索。
少し手間取ったが、幼虫や新成虫を見つけることができた。
気温は28度。まあしかし、汗をかいてもすぐに乾く、過ごし易い季節になった。

I子さん、kさん、4泊5日の観察旅行、お疲れ様でした!




posted by やまかます at 19:43| チョウ

2020年09月26日

アゲハ

三股町 田上

ヒガンバナの花はそろそろ、終盤。

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E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

今日も多数のアゲハ類が訪花していた。
多い順では一番には写真のアゲハ、ついでモンキアゲハ、ナガサキアゲハ、カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、クロアゲハ、キアゲハ、オナガアゲハ、となる。

昨日は、「ZOOM」を使ったリモート講演を始めて経験した。
聴講者は300数十名。

聴講者の反応が全く見えない、聴こえない、というのは話していてとてもやりにくかったし、話した後での達成感も薄い。
人前で直に話すことのありがたみを、あらためて強く感じた次第。
posted by やまかます at 21:52| チョウ

2020年09月11日

ボロボロ蝶

午前8時過ぎ、ミヤマカラスアゲハのメスがゆっくり舞っていた。

居間の窓から見ていると、やがてクヌギの梢に落ち着いた。

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翅は擦れて傷んでいるが、特に後ろ翅の損傷は大きい。
ミヤマカラスアゲハが止まっているクヌギの葉も傷だらけ。台風の影響も大きかった。

庭の落ち枝のほとんどがクヌギの小枝で、昨日ようやく片付けたが、林内の観察路に積もっている小枝はまだ全く手をつけていない。作業する上では、葉が乾燥するまで待った方が良いだろう。

こちらは↓カラスアゲハのメス。

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ランタナの花には、他にクロアゲハ、オナガアゲハも来ていたが、どれも翅はボロボロだった。日齢もあるのだろうけど、やはり台風の強風に煽られた影響もあるのではないだろうか。
台風接近に伴い風が強まった段階でもまだ飛翔しているアゲハ類はけっこういた。


E-M1 MarkV  M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
posted by やまかます at 20:59| チョウ

2020年09月07日

台風10号の爪痕

昨日の午後6時頃から風雨ともに激しくなり、台風10号の接近を実感。

午後8時前には停電。光回線も切断。
停電は覚悟していたので、断水に備えて飲料水と雑用水を準備しておいた。
こうなると夜でもあるし、できることは懐中電灯の灯で読書するくらい。
日中は2〜3ミリの微小昆虫ばかりを室内撮影して、根気のいる作業でもあり、肩が凝って疲れが溜まっていた。

事前の報道でもあったように、特に吹き続いた風は未曾有の強さ。
ゴーゴー唸るような音で、夜中には何度も目が醒めた。家がどうかなるのでは、と不安になった。

けれど一夜明けた今日、停電と光回線切断ともに昼過ぎには、復旧した。
こんなにも早く復旧できるとは思ってなかったので、とにかく助かった。
光回線の修理担当の方とは顔馴染みになった。今年に入って今回で3度目の修理依頼だ。

家屋の被害はほとんど無かったが、林に降りてみると、夥しい落枝葉が観察路を覆い尽くし、

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倒木も何本かあった。
中でも大きなアカメガシワが観察路を跨ぐように倒れていた。
完全に立ち枯れており、根っこからズッコリ抜けたようだ。

台風10号-4545.jpg

この倒木をどう片付けるか?いづれにせよ、作業は冬になってからだ。

EOS-5D MarkV  EF24mm F2.8 IS USM

日中、日射しもあったが、ときおり思い出したように強い風が吹き続けた。
そんな中、待ってました!とばかりアゲハや、ナガサキアゲハ、クロアゲハなどが吸蜜に勤しんでいた。

クロアゲハ-9078708.jpg

写真のクロアゲハ♂は翅がボロボロで、後ろ翅も半分以上を失っているが、全く平気のようで花から花へと素早く飛び回っていた。

シオカラトンボのメスは、スジグロシロチョウを捕らえて食べていた。

シオカラトンボ-9078695.jpg


結局、今日の新聞は配達が来なかった。


E-M1 MarkV  M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO FL-900R

posted by やまかます at 20:37| チョウ

2020年07月28日

やっと梅雨明け

午前10時26分。

先日、見つけたアカギカメムシ4齢幼虫の群れは、すでに脱皮して5齢となっていた。
青空の下、アカメガシワの果実で吸汁していた。

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E-M1 MarkU  M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20 FL-900R

昼過ぎから西風が吹き始め、黒い雲が拡がってきた。
ほんの束の間、小雨がパラついたがすぐに日差しが戻ってきた。
朝から夕方までずっとデスクワークを続けていたので、体をほぐすため家の前を少し歩いた。
抜け殻の数や、鳴き声からして、今年はアブラゼミが多い。うちの周辺では例年、発生数は少ないのだが、ヒグラシも多いように感じる。

このところ毎朝、ヒグラシの鳴き声で目が覚める。

午後8時半。
懐中電灯下げて、敷地内での観察。

イヌビワにいたのは、大きなシュレーゲルアオガエル

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タラタラと樹液が流れて落ちているアカメガシワの幹に、ウスバカミキリがいた。

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夕方、庭をゆっくり迷い飛びしていたアゲハ♂が、ねぐらに落ち着いていた。

アゲハ-7284971.jpg
夜の写真全て:E-M1 MarkV  M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro GODOX TT350+XPro O

posted by やまかます at 21:27| チョウ

2020年07月18日

虫こぶとチョウ

先月の大雨と強風で、うちの林では落枝が多かった。

中でも立ち枯れたセンダン大木の太い枝が、私の立てた看板を直撃していたのには、びっくり。
木ネジでしっかり打ち付けてあった看板が吹っ飛んで、枝の下敷きになっていた。

落ちた枝は太くて長さは2メートルほど。簡単には持ち上がらないほど重い。もちろん人の頭にでも落ちたら即死だろう。

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E-M1 MarkU  M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6

文字が擦れていたので、そろそろ墨入れをやろうかと思っていた矢先。幸い看板そのものは無傷だった。

谷津田の農道でカラスアゲハ♂が盛んに吸水しており、盛んに排出もしていた。
ここは、うちの林の湧き水が路面にまで流れ出ており、そのまま田んぼ沿いの用水路に流れ落ちる。
路面の水たまりでは黒いアゲハ類が吸水に訪れ、低い上空をオニヤンマが駆け抜ける。


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E-M1 MarkV  M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20

カメラを路面に置き、光軸をできるだけチョウの目線の高さに近づけて撮影した。
レンズには三脚座が付いているので、こういう時、安定して固定できるのがいい。
頻繁に排出するけれど、シャッターのタイミングを合わせるのは難しい。
ので、高速連写を使えば簡単。簡単なぶん、写真を撮る楽しみが減った気がする。

今日は何と言っても、ムラサキシジミが虫コブで食事しているところを確認できたのが嬉しかった。

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E-M1 MarkV  M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20 GODOX TT350


エゴノキにできた虫こぶ、エゴノネコアシでずっと静止しており、触角をゆっくり動かし続けていたので、
これはきっと甘露を吸うに違いない!と見守り続けた。
しかし、一向に口吻を伸ばす様子もなく、一旦は観察を打ち切った。
昼食を挟んで、1時間後に覗いてみれば、まだムラサキシジミは同じ虫こぶに止まっていて、
今度は口吻を伸ばして甘露を吸っていた。

つまり、どうやら、ムラサキシジミは甘露が出てくるのを、辛抱強く待っていたと思われる。

エゴノネコアシでは開口部から甘露を外に捨てるのだが、その一部が虫こぶの外壁に付着する。
それがムラサキシジミにとっては、貴重なエサになるのだ。

虫こぶとチョウの関係を確認できたのは、これが初めて。
ムラサキシジミの食事シーンは、葉っぱに落ちた甘露を吸うところや、吸水を見るくらいだった。

ウバユリの蕾が目立ち始めた。

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E-M1 MarkV  M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20

昨日も林内の観察路一部の草刈り作業をしておいた。

うちの林については思うことがあるのだが、大事なことだけど、長くなるので改めて書こうかと思う。

posted by やまかます at 20:28| チョウ

2020年07月04日

ヤブガラシに黒い影

一昨日のこと。
帰宅後、駐車場で車を転回するのはいつもの習慣だけど、いざバックにギアを入れて、バックミラーを見上げれば、

「うん!? ヤブガラシの蔓に黒い影があるな。ハハア〜ん、アレかな?」」

所定の位置に車を止めて(ヌルデの下)から、コンクリート壁に垂れているヤブガラシを見に行ってみた。

予想通り、そこには、ツマグロヒョウモンの前蛹がぶら下がっていた。

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ツマグロヒョウモン幼虫の生い立ちは、およそ想像がつく。
コンクリートの隙間に生えている、スミレ辺りが生まれ故郷だろう。

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夕方、雨が小康状態になった折に覗いてみれば、すでに蛹化を終えていた。
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車の中からチョウの蛹を見つけたのは、過去にも一回ある。

だいぶ前にも書いたことがあるが、交差点で信号待ちしているとき、車窓からふと見下ろした先のヤナギに、
コムラサキの蛹がぶら下がっていたのだ。

場所は、愛媛県、松山市の永木交差点。
その当時は川が道路の中央に流れていたが、かなり以前に地下に消え、川沿いに植えてあったヤナギもとっくに伐採されて一本も残っていない。ヤナギというヤナギは、まるで目の敵にされたように、あらゆる場所で全伐されてしまった感がある。

追記)永木交差点のストリートビューを見てみると、私がかつてコムラサキ蛹を見つけた地点より東側の道路(信号渡って先に進むと)、そこから先は川が昔通りに残っており、ヤナギの植え込みもあった。
私は永木交差点でいつも右折していたので、その先にあるヤナギと川のことに気付かなかった。
もっとも、今でもコムラサキがそこで繁殖しているかどうかはわからない。ちなみにヤナギの並んだ川沿い、南側には昔、銭湯があって一度だけ行ったことがある。たしか、「金亀湯」。

生活の利便性を追求して、暮らしは一見、豊で快適になったのかもしれないが、それ以上に失った大事なものが多い。

EOS-5D MarkV  EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
posted by やまかます at 20:49| チョウ

2020年06月24日

ねぐらのチョウ

午前5時半、「アゲハねぐら通り」に向かう途中、頭上の一点を低く舞う、ツバメが気になった。

「なぜに、そこだけを旋回する?」

ふと目線を下げた2メートルほど先の、アナグマと目が合って、お互いフリーズ状態になった。

アナグマ-6241640.jpg
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6

次の瞬間、アナグマは一目散に「アゲハねぐら通り」の方へと駆け出した。
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アナグマ-6241643.jpg
アナグマ-6241644.jpg
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6

なるほど、ツバメ親鳥はアナグマに警戒していたわけだ。
時々、巣立ちビナが路上に降りてボオ〜っとしていることもあるしで、親鳥は気が気でないのだろう。
先日、車にはねられて死んだヒナもいた。ヒナにとっては危険だらけだ。

今朝の「アゲハねぐら通り」、アゲハ類は端境期のせいかいなくて、朝を迎えていたのは、
コミスジイシガケチョウ。昨夕、ねぐらに入ったのを確認した個体だ。

コミスジ-6241673.jpg
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6

こちらは、バレバレ。
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E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6

ねぐらの葉のサイズを全く気にしていない、と思える。

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E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6

午前7時半。
再び訪れてみれば、オニヤンマが目の前でススキ枯れ茎に静止した。
まだウォーミングアップが足りないかな。

オニヤンマ-6240067.jpg
E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 FL-LM3
オニヤンマ-6241796.jpg
E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6



posted by やまかます at 20:27| チョウ

2020年06月15日

小雨の中

昨夜はかなり降っていたが、今朝には小降りになった。
少々の雨くらいなら、チョウは何食わぬ顔をして飛んでいる。

けれど、庭のコナラでずっと雨宿りしている、
ツマグロヒョウモンのメスがいた。

ツマグロヒョウモン♀-6150036.jpg
E-M1 MarkU EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM

最初に気付いた時は翅を閉じていたが、昼前になると開いたり閉じたりしていた。

で、小一時間して居間の窓から見てみれば、なんと交尾していた。
どこからともなく、オスが飛来したのだろう。

ツマグロヒョウモン交尾-6150066.jpg
E-M1 MarkU EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM

メスは今朝にも羽化したばかりだったのかもしれない。
小雨の中、オスはメスを探して活動していたのだろう。
上がオス、下がメス。

まさに、「雨ニモマケズ」。

さらに2時間後、オスの姿はなく、メスが翅を拡げてくつろいでいた?

ツマグロヒョウモン♀-6150099.jpg
E-M1 MarkU EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM

その隣のクヌギ樹液には、ヒメジャノメが来ていた。
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E-M1 MarkU EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM FL-600R

昨日まではオオスズメバチが頻繁に来てい、他の虫は追い出されていたが、
今日はどうしたわけか、ヒメジャノメが独占していた。
一度だけ、オオスズメバチが来て席を譲ったけれど、すぐにオオスズメバチは去って行った。
時々、ヒメジャノメは翅を拡げていた。数頭のハエ類が取り巻いていたせいだろう。
posted by やまかます at 21:22| チョウ

2020年06月14日

庭のシジミチョウ

アジサイの花上に、ヨツスジハナカミキリのペア。
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EOS-5D MarkV  シグマ50mmマクロ

家庭菜園に植えたばかりの、枝豆の苗では、ウラナミシジミが産卵していた。
ウラナミシジミ-6140650.jpg
E-M1 MarkU  EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM
「ちゃんと育つのかな?気になるね」という独り言を、畑仕事に打ち込んでいた嫁さんは、多分聞き流していた、と思う。

ナツフジは小さな蕾が膨らみ始めたばかりだが、ウラギンシジミが先日から盛んに産卵している。

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E-M1 MarkU  ZUIKO AUTO-MACRO 38mm FL-300R

ふ化殻も見つかるので、よくよく近づいて探してみれば、蕾に穴を穿って食事中の2齢幼虫がいた。
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E-M1 MarkU  ZUIKO AUTO-MACRO 38mm FL-300R

林の中に置きっぱななしの撮影用ブラインドを撤収しておいた。
今日も昨日と同じく、風が強い。雨も降ったけど一時的、概ね曇りだった。
駐車場の電線には例年通り、ツバメの巣立ちビナが並んで、親鳥に餌をねだっていた。
ヒナは全部で5羽。
今日一日、ほとんど室内作業で費やした。



posted by やまかます at 21:54| チョウ

2020年06月11日

ところ変われば

昨日、蛹化したサツマシジミ

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松山に住んでいた学生の頃、サツマシジミは憧れのチョウの一つだった。
愛媛県立博物館(当時は堀之内にあったが今はない)に陳列してあった展翅標本を見下ろしては、溜息が出たものだ。

高校生の頃はよく博物館に通っていたが、同じ建物の階下は県立図書館だった。図書館の自習室へ行くついでというより、博物館の方が心ときめく場所だったのは言うまでもない。
近場にサツマシジミの確実な産地はなく、南予地方などに遠征する必要があったがそれは実現しなかった。
ところが、あれは確か浪人して予備校に通っていた頃だったろうか、
堀之内のすぐ背後にある松山城の森で採集した人がいる、という情報を知り合いから得て探したことがあった。
予備校も松山城のすぐ麓にあった。

「自分が通った中学校のある、お城の森に、あんな馴染みのある場所に、本当にいるの!?」

散々、探し回ったけれど空振に終わり、ますます恋い焦がれる遠い存在に感じたものだ。

今ではそれが、自宅の庭を成虫が飛び交うし、卵〜蛹まで幼虫期の観察も簡単にできるような土地に住んでいる。
サツマシジミは、モンシロチョウ並に普通種なのだ。
けれど、あの憧れて、焦がれていた当時の気持ちを、いつまでも忘れたくはないものだ。

さて、、、、
来週、15日に発売となる、『虫のしわざ図鑑』(少年写真新聞社)
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4年前に出した『虫のしわざ観察ガイド』(文一総合出版)に載せたものとは別の新しい「しわざ」を意識して盛り込んでいる。
一部重複している「しわざ」もあるが、今回は児童書でもあり、できるだけ身近な自然環境に絞ってみた。
ページ数の制約から載せ切れなかった「しわざ」もまだまだ結構ある。

「しわざ」というテーマにガッツリ取り組むなら、数百ページの大著にもなるだろうけど、そんな本は重くて持ち運べないし、足の上にでも間違って落とせば骨折してしまいそうだ。



posted by やまかます at 20:40| チョウ

2020年06月10日

サンゴジュの花

飼育していたサツマシジミ幼虫は終齢となり、一頭は落ち葉に潜り込み前蛹になった。
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幼虫は開花している花より、蕾の方を好むようだ。

延岡に行っている間に水差しから降りて、受け皿の底を徘徊していた幼虫。
落ち葉を数枚敷いておいたら、さっそく足場を決めた。
ギリギリセーフ。
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二頭とも蛹になったら、公民館のサンゴジュの根元に戻そう。

先日、8日に延岡植物園で見つけた、ハガタフタオ
広げた翅の長さは25ミリ程度。小さいけれど、魅力たっぷり。
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ハガタフタオはツバメガ科、食樹はヒメユズリハらしい。
図鑑には普通種とあるけど、幼虫はまだ見たことがない。

ハガタフタオの大きな凧を作ってみたい気もする。
凧にしたい蛾は他にもいっぱいいるけど、上げるなら夜空でないとね。
posted by やまかます at 19:36| チョウ

2020年06月05日

朝の蝶

朝を迎えたスジグロシロチョウ

朝のチョウ-3328.jpg

糸を張ったクモは誰だろう?

同じく、モンシロチョウ

朝のチョウ-3337.jpg
EOS-5D MarkV  EF70-300mm F4-5.6L IS USM

道路向かいの梅林では、ウメエダシャクが多数、舞っていた。
おそらくメスを探すオス達だろう。

チャエダシャク-3593.jpg
EOS-5D MarkV  EF100mm F2.8Lマクロ IS USM

駐車場に停めた私の車の上に梢を広げているヌルデ
実生からグングン成長して随分と大きくなった。いい按配に日陰となるので助かる。

ふと見上げてみれば、キマダラカメムシの2齢幼虫群がいた。
「アレ、いつの間に産卵したの?」
ほとんど毎日、車の乗り降りをしていて見落としていた。

キマダラカメムシ-3441.jpg
EOS-5D MarkV  EF100mm F2.8Lマクロ IS USM

2時間ほどしてもう一度見上げてみると、、、、
キマダラカメムシ-3645.jpg
EOS-5D MarkV  シグマ50mmマクロ

なんと、ワカバグモが1匹の幼虫を吸血中。
もうすっかりシワクチャになっている。

他の兄弟達は散り散りに逃げたようで、どこにも姿が見当たらなかった。


posted by やまかます at 21:31| チョウ

2020年06月04日

夜の蝶

庭の家庭菜園に、小松菜が一株ある。

収穫もせずそのままにしておいたので、花茎が盛大に伸びた。
花はまさにアブラナとそっくりで、モンシロチョウとスジグロシロチョウが盛んに訪れている。
母蝶の産卵も頻繁で、数少ない葉っぱで青虫がたくさん育っている。

うちの敷地内での、モンシロチョウとスジグロシロチョウの割合は、時に半々に見えることもあるが、
概ねスジグロシロチョウの方が数では勝る。林縁という環境条件のせいだろう。

午後8時過ぎ。
写真データの送信をする作業をしながら、庭を歩いてみれば、あちこちの草むらでモンシロチョウとスジグロシロチョウが、ねぐらについていた。

スジグロシロチョウ
眠るチョウ-3296.jpg
EOS-5D MarkV シグマ50mmマクロ

モンシロチョウ
眠るチョウ-3304.jpg
EOS-5D MarkV シグマ50mmマクロ

昨日と今日、雨のおかげで室内作業を進めることができた。
3、4、5月、そして6月は、生きものの営みにアンテナを立て続けで気が安まる日は無い。
どうしても外が気になって、じっくり机に向かうことができないでいた。
けれどもう二ヶ月も停滞していた作業に渾身込めて、やっと一区切りできた。

posted by やまかます at 21:53| チョウ

2020年06月01日

シジミチョウの卵

目の前の母チョウが産卵したいのかどうかは、飛び方からすぐ判る。
庭のシロツメクサの花に吸い付くようにして飛んでいたのは、ツバメシジミのメス。

しばらくすると花に止まり、頭を下向きにして腹部をグイッと曲げ、腹端を花の間に差し込んだ。
母チョウが去ってから花をかき分け卵を確認。室内で深度合成撮影をした。

ツバメシジミ卵合成23-1.jpg
EOS-M5 MP-E65mm F2.8 1-5×マクロフォト

撮影倍率は35mm判換算で約8倍。

先日、サツマシジミサンゴジュに産卵した卵は一昨日、飼育ケースを覗いてみればすでに孵化していた。
サツマシジミ-1062.jpg

孵化して二日ほどは経ているようだ。体はパンパンに肥えている。
サツマシジミ-1049.jpg

もう一頭も孵化していたが、写真の幼虫より半分程度の大きさだった。

プラケース内ではカビが出はじめていたので、サンンゴジュの花蕾を更新して水差しにし幼虫を移しておいた。
たっぷり蕾はあるし囲いをしなくても逃亡する心配はない(成熟し蛹化が近づくとその限りではない)。
花蕾を採取するときは、クモなど天敵が潜んでいないか念入りにチェックしておいた。

昼過ぎ、ムクドリの群れが庭にやって来て賑やかになった。
草刈りを施した庭の地面や花壇、畑など土がむき出しの場所は、餌を探すのに都合がいい。
皆んな、地面に降りて餌探しに夢中になっていた。
親鳥と同じくらい大きく育った巣立ちヒナを連れた数家族で、ヒナたちは親鳥のあとを追っては餌をせがんでいた。クロオオアリ、ケラ 、そしてトノサマバッタなどを捕らえていた。

樹上では、ヒヨドリの巣立ちヒナが一昨日あたりから、これもねだり鳴きして騒々しいほど。

夕方、桜島の噴火による降灰があった。久しぶりに量が多く、知らぬ間に車が真っ白になっていた。
外に出ると硫黄臭がかなりしていた。
霧島山・新燃岳の方も噴火の兆候ありとの報道がだいぶ前からあるが、ともかくもマスクの準備だけは用意万端。

posted by やまかます at 21:34| チョウ

2020年05月27日

サツマシジミとエビイロカメムシ

地区公民館のサンゴジュを見上げていると、サツマシジミのメスがやって来た。

あれ?だいぶ前にも同じ光景があったような。
サツマシジミ産卵前-5260116.jpg
E-M1 MarkV  M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6

葉陰になって撮影はうまく出来なかったが、明らかに産卵をしたので、すかさずその蕾を確保。
卵はとっても小さく、直径約0.7mm。肉眼ではあるかないかが判る程度。

室内で深度合成撮影してみた。
サツマシジミ卵合成3.jpg
EOS-M5 MP-E65mm F2.8 1-5×マクロフォト

持ち帰った蕾には卵が2個付いていたので、飼育することにした。
それにしても、サンゴジュの蕾はまだ開花していない。蕾の期間がえらく長いのが気に掛かる。

仕事部屋のすぐ外にあるススキに、エビイロカメムシがいた。
だいぶ前から探していたのだけど、ようやく出会えた。
エビイロカメムシ-2938.jpg
EOS-5D MarkV シグマ50mmマクロ 

卵を見たいので、これから気が抜けない。
エビイロカメムシ-2948.jpg
EOS-5D MarkV シグマ50mmマクロ マクロフラッシュ STF-8


posted by やまかます at 20:22| チョウ

2020年05月21日

網戸レストラン

ナルコユリの花が終わったタイミングで、
ハバチ類の幼虫が登場。
ハバチsp-2115.jpg


ハバチ幼虫は葉っぱだけを食べるので、花には見向きもしない。
けれどこの時期の葉っぱが栄養的にも一番なんだろうか?
ハバチsp-2122.jpg

で、どうやら葉裏の黒い体色の幼虫は脱皮直後のようで、食事中のグレーの幼虫たちに比べて頭が一回り大きい。
少し離れた葉上に抜け殻もあったので間違いないだろう。

親バチが産卵する姿を見落としたのは悔やまれる。

庭にいた、ヨツモンカメノコハムシ
ヨツモンカメノコハムシ-2136.jpg


アサガオやヒルガオ、サツマイモなどの葉っぱを穴ぼこだらけにする、しわざの主だ。
近年、沖縄から九州、そして本州へと分布を拡大している。

昨日ものせたメスグロヒョウモン♂が、今日は玄関の網戸に来ていた。
しきりと口吻を伸ばして何かを吸っている様子。
網戸-5210680.jpg

神経質な性格だけど、近寄っても全く動じない。
なんでそこまで夢中になるの?と聞きたい。
網戸-5210691.jpg


網戸レストランに来るお客は、このほかに、クロヒカゲ、ルリタテハ、サトキマダラヒカゲ、ウラギンシジミ、コチャバネセセリ、など。

どういうメニューが揃っているのかな? 網戸レストランは、謎のレストラン。

話変わって、、、
『うんちレストラン』『じゅえきレストラン』『きのこレストラン』に続いて、さらに「レストラン」本を
準備中で、少し先になるけど、その撮影は進行中です。




posted by やまかます at 20:45| チョウ

2020年05月20日

メスグロヒョウモン

昨日に引き続き、鹿児島県曽於市のフィールドへ。
と言っても片道45分。
目的の撮影を終え、帰宅したのは正午過ぎ。

地面に落ちていた、ボロボロノキの枝。
ボロボロノキ-5200014.jpg
 E-M1 MarkV  LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm / F2.8 ASPH.

ボロボロノキは和名の如く、枝が折れやすい。昨日は風が強かったせいだろう。
葉の感触や枝ぶりは覚え易い。
この木をずいぶんと探し歩いたけど、やっと出会えてからは、落葉しても見つけることができるようになった。
森の中でボロボロノキを探すのなら、むしろ冬場の方が楽かもしれない。

ベニツチカメムシは、このボロボロノキに寄り添って生きている。

庭のノアザミに、メスグロヒョウモンのオスが来ていた。
数日前にも来ていたから、同じ個体かもしれない。
メスグロヒョウモン♂-5200384.jpg
 E-M1 MarkV  EF70-300mm F4-5.6L IS USM

うちの敷地にやって来るヒョウモン類は、このメスグロヒョウモンとツマグロヒョウモンの2種のみ。

花壇のキンレンカの花が賑やかになった。
キンレンカ-5200389.jpg
E-M1 MarkV  EF70-300mm F4-5.6L IS USM

スジグロシロチョウは毎日のように、産卵に来ている。
姿は見ていないが、モンシロチョウもとっくに産卵しているのだろう。

自宅林の草刈り作業を1時間ほど行った。細かく場所を決めて、少しづつ進める。

午後7時、夕焼けに浮かぶ霧島山

霧島山-5211.jpg
 EOS-6D EF70-300mm F4-5.6L IS USM










posted by やまかます at 20:14| チョウ

2020年05月14日

チョウと植物

庭のヤマノイモ若葉に、ダイミョウセセリがペタリと貼りついた。

「あ!産卵だな。久しぶり〜」

ダイミョウセセリ産卵-5130198.jpg

ダイミョウセセリの母蝶は、産みつけた卵をお尻の毛束で覆うので、産卵時間は他のチョウよりか長い。
けれど翅を広げたままなので、真後ろに回り込まない限りその様子を見ることができない。

ダイミョウセセリ産卵-5130203.jpg

毛束で覆われた卵。  なんだかカビが生えたみたい。それが狙い?
ダイミョウセセリ卵-5130003.jpg

他のヤマノイモ若葉を見てみると、卵殻と小さな幼虫巣がいくつも見つかった。

庭の花壇には、嫁さんが毎年、花を植えて楽しんでいる。
「できれば虫が来る花を植えてよね」と、花期が長い品種などリクエストしてはいるが、私は水やりをするくらいで、口は出せど、横で眺めているだけ。花壇は嫁さんのナワバリ。

まだ花は二つしか咲いてないが、花も葉っぱも日本の野草とはかけ離れた姿をしている。
キンレンカ-1782.jpg


「あんまり見かけない花だね。なにこれ?」

キンレンカ(ナスタチウム)という名前を初めて知った。ノウゼンハレン科、という科名も聞き慣れない。

今日の昼、このキンレンカの蓮のような葉に、スジグロシロチョウが盛んに産卵をしていた。
白い卵が2個写っているけど、主に葉裏に産んでいた。
キンレンカ-1780.jpg


ネットで調べてみると、モンシロチョウの食草になっているという記事がかなりあった。
イギリスではオオモンシロチョウが食べている、ともあった。
アブラナ科とは系統上、どういった関係があるグループなのだろう。

最初はけったいな植物だなあ、という違和感があったけど、スジグロシロチョウが産卵する光景を目の当たりにしてから、一転してなんだか親近感が湧いてきた。

さあて、このあとモンシロチョウもやって来るのかな!?

午後8時半。
下の谷津田に降りて、ゲンジボタルをしばし観賞。
気温は低めで個体数は少なめ。
エゴノキの花はすっかり散った。

「機材のお話し」 ーーーーーーーーーーーーーーー

三脚雲台へのカメラ脱着をスムーズに行うため、雲台は全てアルカスイス仕様にしている。

OLYMPUSのE-M1 MarkV を使い始めてほぼ二ヶ月半。
ようやく使い慣れてきたこのカメラに、アルカスイス対応プレートを取り付けてみた。
RRS社製のストレートプレートが良さそうだったが、価格が高い(14,850円)のでパス。
で、LeofotoのL型プレートが手頃な値段(8,800円)だったので、これにしてみた。
MarkU対応ではあるが、MarkVにもぴったし合い、手持ちのアルカスイス雲台にしっかり適合。
L型プレートではあるが、ネジ一本で縦位置のプレートは外せる。私は縦位置は必要ないので外している。
プレート-1791.jpg

もちろんプレートを付けたままでも、バッテリー室の蓋の開閉はスムーズにできる。
縦位置プレートを付けた姿。
プレート-1792.jpg

縦位置プレートを付けると可動モニターの展開に制限が生じる。
もっとも私は可動モニターを活用することはあまり無く、一眼レフ用の旧アングルファインダーを改造して使っている。老眼ゆえ仕方が無いのです。








posted by やまかます at 21:12| チョウ

2020年05月03日

ギンイチモンジセセリ、一斉にふ化

昨夜から降り続いた雨もあって、咲き始めたエゴノキの花が地面に落ちていた。
エゴノキ-1093.jpg


先月、21日に採卵したギンイチモンジセセリの卵が孵化した。
ギンイチモンジセセリP5030103.jpg

ギンイチモンジセセリP5030067.jpg

ふ化した幼虫は、卵殻を食べていた。

ふ化幼虫は、面相筆を使って、庭のススキやチガヤの葉に移しておいた。

posted by やまかます at 22:20| チョウ

2020年04月28日

同居人

今朝も物干し竿のねぐらでは、アマガエルクマバチ(オス)が顔を並べていた。
クマバチとアマガエル-1.jpg


クマバチは、ライトで照らすとそれが気になるらしい。急にモゾモゾして入り口まで出てきて、結局、プイッと飛び去って行った。
午前8時半。
アマガエルは相変わらず眠りこけている。

で、クマバチは日暮れまでには戻って来、アマガエルは暗くなってからお出掛け。
そして朝ガエル、いや朝帰り。
だから、両者が一緒に過ごす時間は、朝の早い時間帯だけ。
夜勤のアマガエルと、昼勤のクマバチの相部屋というわけです。

●その後、クマバチは午後5時前には戻っており、アマガエルは午後8時以降に活動することがわかったので、
宵の口の3時間ほども両者が一緒になる。このとき、クマバチはカエルより奥にいてお尻を入り口に向けている。


今年もまたツバメの巣立ち雛が4羽、うちの敷地にやって来た。
ツバメ巣立ち雛-4280003.jpg

しきりと上空を舞い続けてから、決まって駐車場の上に掛かっている電線で一休みする。
ここで待っていると、やがては親鳥が給餌に来るのだが、今朝は来なかった。

以前、玄関先にツバメ夫婦が偵察に来たことがあり、期待して巣場所の板を設えたりしたが、過去13年間、一度も営巣していない。是非、営巣して欲しいのだが、何が気に入らないのだろう?

今日はハシボソガラスがしきりとスズメの巣を覗き込んでいた。

庭に多い、ヒメウラナミジャノメ
ヒメウラナミジャノメ-4280122.jpg

メスに求愛しているオスもいた。

posted by やまかます at 21:16| チョウ

2020年04月22日

ギンイチモンジセセリの母蝶と卵

朝から冷たい西風が吹き荒れた。
空は真っ青で日射しも強かった割に、気温は低め。
クヌギ強風-0846.jpg
EOS-5D MarkV  EF17-40mm F4L USM

六日前の夕方、畦道の草はらに佇んでいた、ギンイチモンジセセリ
ギンイチモンジセセリ-4160019.jpg
OM-D E-M5 MarkU  M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6

自宅林から谷津田に降りたすぐの場所。

私が近づいたせいか、低く飛翔しては着地、を繰り返していたが、やがてピタリと静止して落ち着いたように見えた。
その状態がしばらく数分間、続く。
P4160036-1.jpg
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

「おや?これはどう見ても、メスに違いない!」

で、フィルムケースにそっと取り込んでみたら、ケース内に入ってもじっとおとなしい。
どうやら、すっかり入眠していたのではないだろうか。午後5時半。

庭のチガヤに網を被せて、そこに捕獲したメスを入れておいたら、三日目に産卵した。
産卵後の腹部はすっかり細く痩せていた。メスは外に出すと元気に飛び立って行った。

初めて見る、ギンイチモンジセセリの卵。

卵の高さは、約0.6mm。 直径1.1mm。
側面から。
ギンイチモンジセセリ卵側面-01.jpg

上面から。
ギンイチモンジセセリ卵上面01.jpg
EOS-M5  MP-E65mm F2.8 1-5×マクロフォト 深度合成

白くて特徴あるので、探せば見つかりそうにも思えるが、草をかき分け探す根性が今の自分にはない。
だから採卵、という手段を選んだのだけれど。

エゴノキの蕾が膨らむにつれて、つい先日までは手が届かなかった梢が目の前まで垂れてきた。
蕾は小さいけれど、数がある。それが一斉に成長すれば、枝を垂下させるほどの力になる。
エゴノキP4220009.jpg
OM-D EM-1 MarkV  EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM
posted by やまかます at 20:46| チョウ

2020年04月07日

生きものカレンダー

近所の田上地区公民館のサクラの花に来ているのは、今年もニュウナイスズメのカップル。

公民館を取り巻く人家では大勢のスズメたちで賑わっているが、そしておそらくスズメもここのサクラに来ているはずだが、
タイミングが悪いのか、スズメが蜜を吸っている姿にどうしても遭遇できないでいる。警戒心もかなりだけど。
それと、ニュウナイスズメとスズメは、お互いに距離をとっているのだろうか?
ニュウナイスズメ、公民館のサクラ以外では、平素、主にどこで暮らしているのだろう?

クロガネモチの樹上にあるハシボソガラスの巣を見上げつつ、疑問だらけのまま谷津田に出てみると、すぐ目の前の畦道をギンイチモンジセセリが舞っていた。
しかも2頭が交叉して。
ギンイチモンジセセリP4070107.jpg
OM-D E-M1 MarkV  EF70-300mm F4-5.6L IS USM プロキャプチャーモード

午前10時半頃で、少し飛翔してはすぐ着地して翅を広げていた。その間隔が短いので、着地したところをフレームに捉えさえすれば、飛び立つ瞬間を撮影できた。ただし静止している時間はほんのわずか。
正午過ぎてからは、飛翔している時間が長くなり、静止している姿さえ撮影は難しくなった。
ギンイチモンジセセリP4070019.jpg
OM-D E-M1 MarkV  EF70-300mm F4-5.6L IS USM 

フチグロトゲエダシャクの発生期が終わり、一週間ほどの間を置いて、ギンイチモンジセセリにバトンタッチ。
兩種の生息環境はほぼ重なっている。
今朝、数頭が舞っていた畦道は、下写真画面の農道左側、休耕田。画面奥は霧島山。
ギンイチモンジセセリ生息環境-081530.jpg
PEN E-PL2 M.ZUIKO DIGITAL 12-50mm 1:3.5-6.3 EZ


ギンイチモンジセセりを待っていると、キアゲハがやって来て、カラスノエンドウで吸蜜を始めた。
キアゲハP4070438.jpg

キアゲハP4070452.jpg
OM-D E-M1 MarkV  EF100mm f/2.8L Macro IS USM プロキャプチャーモード

キアゲハも休耕田のセリで発生しているので、春早くから目にする機会は多い。

今日も今日とて、山仕事を午後4時過ぎ頃から1時間ばかりやっておいた。草刈りのあと片付けはまだまだ残っている。
二日前の5日にササ藪を刈っていて見つけた、ウグイスの巣だが、、、、、、、。
気になって巣の中を覗いてみると、卵が3個に増えていた。
巣を放棄するのでは、と気に掛かっていたが、どうやら大丈夫かもしれない。
巣にはできるだけ近づかないよう気をつけていることもあって、親鳥の姿はまだ見ていない。

で、午後6時過ぎ、居間のカーテンを閉めようとして窓辺に立ったところ、ウグイスの巣場所付近から、東方向へ
尾が長めの鳥が飛び去っていく姿が一瞬見えた。そのシルエットは、ホトトギスでは!?と思えた。
ホトトギスは、ウグイスに托卵することで知られている。
もちろん一瞬だったので確かではないが、托卵のための下見だったのだろうか?

このところ、ツツドリの囀りはよく聴くけれど、ホトトギスの囀りはまだ。
※ツツドリもウグイスに托卵するようだから、兩種のいづれかだろう。

キアゲハやギンイチモンジセセリを撮影していた休耕田の縁の藪では、モズの親鳥が巣立ちビナに給餌していた。
巣立ちビナは賑やかにねだり鳴きするので、すぐに居場所がわかる。確認できたヒナは2羽。
親鳥は餌探しに飛び回り、近くに突っ立っている私に警戒鳴きしい、休む暇もないようだ。
posted by やまかます at 21:12| チョウ

2020年04月06日

コムラサキ幼虫

都城市、早水公園。
シダレヤナギコムラサキ幼虫は順調に成長していた。

コムラサキ終齢P4060066.jpg
OM-D E-M1 MarkV  M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

こちらは少し小振りで、亜終齢だろうか。
コムラサキ幼虫P4060046.jpg
OM-D E-M1 MarkV  M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

コムラサキ幼虫_Z071518.jpg
PEN E-PL2 M.ZUIKO DIGITAL 12-50mm 1:3.5-6.3 EZ

コナラの雄花。
コナラP4060073.jpg
OM-D E-M1 MarkV  EF70-300mm F4-5.6L IS USM


自宅林のゴマダラチョウ幼虫の一頭が、死んでいた。
どうやらクモに吸血されたようだ。

ゴマダラP4060096.jpg
OM-D E-M1 MarkV  M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

昨日に引き続き、今日も午後の2時間ほど、山仕事を行った。
土埃が舞うので、マスク装着は必須。
その分、息がシンドイので疲れやすい。休憩は小まめにとる。

チョロのお墓の周りには、オドリコソウ、ヒメウツギ、スイセンなどを植えた。
もう少ししたら、ヒガンバナも移植する予定。

posted by やまかます at 20:17| チョウ

2020年04月05日

シルエット

2匹並んでいたゴマダラチョウ幼虫の一頭。
ゴマダラチョウP4050135.jpg


もう一頭は行方不明になった。かなり探したのだけど。

庭にときおりやって来る、ツマキチョウ
今日はメスが2頭。
ツマキチョウ♀P4050202.jpg

カラスノエンドウでしきりと吸蜜。
かと思えば、アブラナにご執心。吸蜜するでもなく、産卵するでもなく。(プロキャプチャーモード)
ツマキチョウ♀P4050246.jpg

昨日ほどではないが、よく晴れて日中は暖かかった。
まさに春がすみの一日。
春霞むP4050059.jpg

OM-D E-M1 MarkV  M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro、EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM

午前中、草刈り作業を1時間ほどやっておいた。
西側の法面で、急斜面のため数年間も、草刈りを怠っていた場所。

ほぼ終わりに近づいた頃、ササ藪の中に鳥の巣が見つかった。
マズいことになった。
ウグイスの巣-4576.jpg
EOS-6D EF24mm 1:2.8 is usm 

巣内にはチョコボールのような赤茶色の卵が一個だけあった。
巣材がササの葉でできているという特徴からも、ウグイスの巣とわかる。

自宅林の観察路を歩いていると、ときたまウグイスの警戒鳴きがけたたましかったけれど、そういうことだったのか。
巣の周りに伐採枝の衝立で目隠しをしておいたけど、親鳥はこの巣を放棄するかもしれない



posted by やまかます at 18:24| チョウ

2020年03月31日

サツマシジミ、ツマキチョウ、ゴマダラチョウ

エノキ小木で、2頭が並んだり、ときに離れたりしていた、
ゴマダラチョウ越冬幼虫だが。

今日になって一頭が、若葉に移動していた。

ゴマダラチョウ幼虫-3310007.jpg

2頭ともプンプクリンに肥えた。脱皮の日はもう間近だろう。

近所の農道では、サツマシジミ♂が、路面に落ちた鳥のフンで吸汁していた。
サツマシジミ-3310126.jpg

一旦吸汁を始めると、すぐ傍まで近寄っても平気。
望遠ズームレンズを短焦点マクロレンズに交換し、路面に腹這いになって撮影。

地面近くをジグザグに舞うか、あるいはときおり高く飛翔しては、梢で日光浴。
鳥のフンは意外とあちこちに落ちているが、逐一、接近しては物色していた。
サツマシジミ-3310078.jpg

薄曇りで気温は低め。そうした天候条件のせいなのか、V字型に翅を拡げる仕草が数回見られた。
サツマシジミの開翅行動の観察には恵まれてなかっただけに(高い場所であったりして)、これは嬉しかった。
もう一頭オスがやって来て、卍どもえ飛翔が、一回だけ一瞬あった。

プロキャプチャーモードで、飛び立ちの連続写真を撮るには撮ったのだが、
ISO感度の設定を上げるのをうっかり忘れていて、ブレブレのNG写真となり失敗。

午後3時50分。
居間で玄米茶を啜っていたら、窓越しにツマキチョウの舞う姿と目が合った。
急いで庭に出てみれば、風に逆らいつつも、コナラの梢にこだわる様子。

で、コナラの芽吹いたばかりの若葉に落ち着いた。
ツマキチョウ-3310157.jpg

今夜のねぐら、だね。


(撮影機材:OM-D E-M1 MarkV LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm / F2.8 ASPH. / MEGA O.I.S.
      EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM )

posted by やまかます at 21:22| チョウ

2020年03月23日

ゴマダラ喧嘩する

先週から観察している、エノキのゴマダラチョウ幼虫、兄妹。

今日はツノをフリフリ、喧嘩していた。
けれど結局、また仲良く並んでいた。
ゴマダラ-3230019.jpg

サクラの開花は遅れている。

庭のアセビには、キタテハ、イシガケチョウ、テングチョウ、ハラナガツチバチ、ビロードツリアブの他、
コアオハナムグリも2頭、花に頭を突っ込んでいた。
コアオ-3230036.jpg


めっきり花数が減ったアブラナでは、トラフシジミ
トラフ-3230041.jpg

メスのようだな。

気温も上がり、気持ち良く晴れたが、デスクワークの一日。
合間にちょっと気晴らしに、庭での観察。

仕事部屋に戻って、原稿書いていると(キーボード打っていると)、
天井をブンブンと、虫が飛び回り始めた。

「ウン?だれだ!」

やがて窓ガラスに止まってうらめしそうに外を見ている。
「あ、クサギカメムシ。いつからいたのかな?」

指に乗っけて、外に解放してやった。
その時、期待通りに、いい香りが指先からフワリ、漂ってきた。

カメムシ香水に、これほど癒されるとは!

デスクワークに一層、気合を入れて励んだのは言うまでもない。


posted by やまかます at 21:36| チョウ

2020年03月19日

ゴマダラ兄妹、ふたたび

昨日、二頭並びになったゴマダラチョウ幼虫だが、、、

ゴマダラチョウ越冬幼虫-9210.jpg

今朝になって、一頭しかいなかった。
それも後から割り込んできた幼虫が残っていた。

17日、最初に登っていた幼虫はどこ?と、上の梢ばかり探してみたが見当たらなかった。
ふと根元近くに目線を下げてみれば、最初の枝又から50センチ下に留まっていた。
ゴマダラチョウ幼虫-9214.jpg


夕暮れの中、庭のアブラナ。
アブラナ夕焼け-9230.jpg

まだ花も賑やかだが、青い果実の方が目立ってきた。
こうしてシルエットで見てみると、最盛期の頃とは比べものにならないほど花が寂しく感じる。
「もう待ちきれない!」とばかり、連日、カワラヒワが飛来し果実を割り砕いては種子を食べている。

(撮影機材:EOS-5D MarkV シグマ50mm Macro 、EF70-300mm F4-5.6L IS USM)

 さて、写真のゴマダラチョウ幼虫、「背中の突起が4対、おしりの突起が閉じている」という所見から、
「もしやアカボシゴマダラでは?」という、ご指摘をいただいた。
もしそうだとすると、宮崎県初の記録になるけど!と色めいた。
そこで早速、今朝になって見に行ってみたのだが、改めて見た私の感触では、やはり「ゴマダラ、だね」と、なった。

ゴマダラチョウとアカボシゴマダラの越冬幼虫の区別点は色々な書物やサイトに載っているが、
どれも「アカボシゴマダラは、背中の突起が4対、おしりの突起が閉じている、ゴマダラチョウ は、突起が3対、お尻の突起が開いている」という型通りの解説が書かれてある。

しかし、ゴマダラチョウ幼虫の形態には個体差があり、必ずしも上記の区別点できっちりと見分けることができないケースもある。
ゴマダラチョウ幼虫でも突起が4対あるものもあり、お尻の突起が時には閉じることもある。なので、総合的に判断する必要があるだろう。
posted by やまかます at 20:50| チョウ

2020年03月18日

ゴマダラ兄妹、スズメのお宿

昨日、エノキで見つけたゴマダラチョウのお上りさんを覗いてみれば、、、、、、、、(自宅林)

ゴマダラチョウ幼虫-3180149.jpg


アレレ!? 二頭になっている。
どうやら昨夜辺り、写真画面では上にいる幼虫が、あとから登ってきたようだ。
で、「ちょっと、おどきよ!」とばかり、割り込んだようにも見える。
二頭並びは昔に一度だけ見たことがあるが、そう多くはないと思う。

仕事部屋の隣、半屋外飼育室にスズメが毎日、出入りしており、
棚に置いてある水槽で営巣し始めたことには気付いていた。
枯れ草がいっぱい落ちているので、一体どこに巣を構えたのよ、と今日初めて調べてみた。

スズメのお宿-4126.jpg

巣は、水槽の中に伏せて置いてあったバットの中の隙間にあった。

スズメのお宿-4118.jpg

バットを取り上げてみると、、、、、
スズメのお宿-4120.jpg

バットの型通り、きっちりと枯れ草が詰め込まれている。
中央の窪みが産座になるのだろう。出入口は画面右側にある。
こんな狭い空間で、よくもこんな作業をこなせたものだと、感心する。

しばらくして親鳥が戻ってきた。少し様子が違ったので、随分と警戒している。
スズメのお宿-0993.jpg

今日までは無かったエスロンパイプの高級住宅をすぐ横に置いたから、これにも驚いているのだろう。

水槽の置いてある棚では、以前、ハキリバチが水道用ホースに営巣したことがある。
ハキリバチなら特に問題はないが、スズメが営巣して育雛を始めると飼育室での仕事に支障が出る。
けれどこのまま、営巣を観察してみることにした。

まあ、今日の模様替えで完成間近の巣場所を放棄するかもしれないけど。

posted by やまかます at 21:17| チョウ

2020年03月10日

アオスジアゲハ越冬蛹の今日

昨年12月13日に、都城市、島津藩歴史資料館で見つけたアオスジアゲハの越冬蛹

今日の様子を見ておいた。
アオスジアゲハ蛹-4039.jpg

特に問題はないようだ。

場所はこんなとこ。
アオスジアゲハ蛹-4043.jpg

クスノキはちょうど落葉が盛んで、風に舞う落ち葉がビシバシ、顔に当たって痛かった。
アオスジアゲハ蛹-4042.jpg


以前から気になっていた草の名前がようやくわかった。
独特な形の葉は蕎麦にそっくりだが、それもそのはず、タデ科ソバ属。
シャクチリソバ、という和名が付いている。
シャクチリソバ-4053.jpg

若葉は食用になるようだが、本種は北インド〜中国原産らしい。
昭和のはじめ小石川植物園で栽培されていたものが晩出して野生化したということらしい。
自宅林の片隅二箇所に毎年繁茂しているので、ずっと気になっていた。

こちらは、アカネ
特徴ある姿に目が惹かれる。
アカネ-4056.jpg



ツクシ狩りも例年のお楽しみ。
ツクシ-4077.jpg

午後から北西風が次第に強まり、一日中、荒れた天候だった。
フィールド歩きは、ちょい歩きで閉め。
posted by やまかます at 20:43| チョウ

2020年03月08日

春型、ミヤマカラスアゲハ

4月上旬並みの暖かさだろうか。

上米公園にて新聞取材に同行。ビロードツリアブの数が一気に増えた。
遠目にカラスアゲハ(おそらく)も確認。
アオモンツノカメムシのふ化が早かった幼虫群では2齢への脱皮も始まっていた。

午前中の取材を終え、自宅でストーブなど暖房器具の片付けをしていたら、玄関先のツバキにミヤマカラスアゲハのメスが飛来した。
ミヤマカラスアゲハ♀-3946.jpg

う〜ん、早い!

しばらく吸蜜した後、元気に飛び去って行った。
明日も来るかな?


posted by やまかます at 20:44| チョウ

2020年03月02日

コムラサキ、眠起幼虫

濃い霧の朝。こんな日の天気は概ね晴れる。
霧-8621.jpg

アブラナは、果実(長角果)が目立つようになった。花盛りもそろそろ終盤間近かな。

先日、コムラサキの越冬幼虫が動き始めた場面に運よく出くわしたが、その後の様子を見ておいた。

ヤナギ(シダレヤナギ)の芽はまだ膨らみ始めたばかりだが、細い枝を手に取って探してみれば、すぐに幼虫は見つかった。
コムラサキ眠起幼虫-8658.jpg


すでに体色は緑色に変わっているものが多かったが、
まだ越冬カラーの幼虫もいた。
コムラサキ眠起幼虫-8631.jpg


蛹の抜け殻も、お尻だけがまだ残っていた。

コムラサキ蛹殻お尻-8649.jpg


こちらは芽吹いた若葉を食べていた、セグロシャチホコの若齢幼虫。元気に歩いていた。
セグロシャチホコ-8654.jpg


若葉や花芽が賑やかになったニワトコには、しきりとメジロがやって来る。メジロのお目当ては、いっぱい付いているソレだね。
メジロとニワトコ-3615.jpg


昼食を終えて外をぼんやり眺めていたら、アブラナの花上でじっと動かないスジグロシロチョウがいた。
うん?クモに捕まったのかな?

食器洗いを中断して外に出てみれば、交尾カップルだった。
スジグロシロチョウ交尾-8685.jpg

どうもメスの方に元気がない(写真画面右)。
そっと触れてみると、オスがメスをぶら下げたまま低く飛んで移動した。
しかし、この10数分後には交尾がとけて、メスは勢いよく飛び立って行った。

(撮影機材:EOS 5D Mark III+シグマ50mm Macro 、EF100mm F2.8Lマクロ IS USM、EF17-40mm F4L USM、EOS 6D+EF70-300mm F4-5.6L IS USM、 スピードライト430EX III-RT )
posted by やまかます at 19:38| チョウ

2020年02月23日

菜の花にテングチョウ

鳴き声はよく聴いていたが、姿をしっかり目にできたのは今朝が初めて。
アオゲラ-3006.jpg


朝の散歩から戻ったところで、ちょうど目の前のクヌギにアオゲラのメスがいた。
できれば、うちの林で営巣して欲しいとは思う。

ヒバリとウグイスの囀りも聴けた。ヒバリはもうだいぶ前からだが。

クヌギカメムシ2齢幼虫はすっかりゼリーを吸い尽くして、団子状態になっている。
クヌギカメムシ2齢-8360.jpg


庭のアブラナにはモンシロチョウ、キタテハ、そしてテングチョウが来ていた。
テングチョウ-3025.jpg
posted by やまかます at 21:21| チョウ

2020年02月13日

春の兆し

昼食を終えて窓の外を眺めていたら、白い小さな蛾が忙しく舞っていた。
昨日と違って日射しもあり、4月並みの暖かさ。モンシロチョウも舞っていた。

小さな蛾は、フチグロトゲエダシャクのオスで、地面を舐めるように同じ場所を行ったり来たりしていた。
それならメスが何処かにいるのでは?と思い、庭に出てみた。
いるとしたらこの辺だろうと、チガヤの草むらを見ていたら、
オオカマキリの卵しょうがあった。
オオカマキリ-2603.jpg


オスは時々、庭にやってくるけれど、結局メスの姿は見当たらなかった。
オスの姿を目で追っていると、地面で黄色いチョウが花から花へと転がるように舞っていた。

ツマグロキチョウだ。

ツマグロキチョウ-2130093.jpg


庭木ではオオトビサシガメも出歩いていた。
オオトビサシガメ-2130061.jpg







posted by やまかます at 19:44| チョウ

2020年02月07日

今日も動かず〜ウラギンシジミ

庭のツバキで越冬中のウラギンシジミ
ウラギン-2070003.jpg

暖かい日でも浮かれて飛び出すこともせず、雨の今日も静かに佇んでいる。

その点、ムラサキツバメとは性格がかなり違うようだ。

ボケの花芽の膨らみも目につくようになった。
ウラギン-2070007.jpg


今朝の宮崎日日新聞に私が取材協力した記事が載ったようで、知人の方々から連絡をいただいた。
記事連載はこれで三回目。
posted by やまかます at 20:02| チョウ

2020年02月06日

ヤナギに潜む越冬幼虫

所用で都城市に出たついでに、早水公園に立ち寄ってみた。

いるとしたらこの辺かな?

ヤナギの幹に顔を近づけてみれば、さっそく見つかった。
コムラサキ越冬幼虫-3360.jpg

同じヤナギで次々と3頭。コムラサキの越冬幼虫だ。
コムラサキ越冬幼虫-3363.jpg

そして、隣のヤナギでも1頭。
こちらはチョイ大きめ。
コムラサキ越冬幼虫-3369.jpg

4頭とも体色は違っていた。
写真で載せていない一頭は濃い黒色だった。
探す時間はほぼゼロ時間、というのも驚きだが、そういうこともたまにはあるものだ。

池のコガモを眺めていたら、コサギが舞い降りてきた。
「ここは、アタイの猟場よ!」と言いたげな。
コサギ-8743.jpg

けれど獲物は見つからなかったようで、すぐに飛び去って行った。

モズのオスを目で追いかけてそのうち、
シロハラが落ち葉をガサガサする音に足を止めた。
シロハラ-3410.jpg

何か獲物がいるのだろう、執拗に同じ場所の落ち葉を掻き分けている。
ようやく捕らえた獲物が、ああ〜なるほどなあ!と。

シロハラを横目で見ながら、別のある発見があった。うん!これは?
制限時間を1時間と決めて歩いた公園だけど、こんな平凡で人工的な環境でも、見る目さえあれば
全く違う風景になるのだなあ、と改めて思った。

スポーツ施設の拡張工事ですっかり狭くなってしまった「万葉植物園」だけど。


〜「閑話休題」〜

ナショナル電動鉛筆削り、「ペンナーK-5型」は、確か私が小学1年生の時に買ってもらったものだと記憶している。
「ペンナーK-5型」は1960年代に発売されたもので、当時(1964年)開通した新幹線の車体カラーを模したのか、同じツートンカラー。
鉛筆削り器-2057.jpg


一昨年、松山の実家から持ち帰ったのだけど、50年以上経ても割と綺麗なので驚いた。
posted by やまかます at 19:31| チョウ