2022年04月01日

Spring ephemeral

三股町

芽吹き盛んなクヌギ
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

今朝は気温が低いせいか、最初、高く広く輪を描くように飛翔していたミヤマセセリオスが、地面に降りてくれた。

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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

ムラサキケマンに来ていた、ツマキチョウのオス。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

先日見つけたヒメエグリバ幼虫は、アオツヅラフジの蔓を齧っていた。
株によってはすでに葉っぱが出ているけれど、もう一頭の幼虫も蔓を齧っていた。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

こちらは、ツタ
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
posted by やまかます at 19:30| チョウ

2022年03月31日

キランソウの絨毯

三股町

去年から観察していた、イチイガシのサツマヒメカマキリ幼虫が、今日になってついに姿を消していた。

最後に見たのは昨日の午前中だった。3ヶ月以上もの長い間、越冬場所に居座っていたのは驚きだった。決して安定した場所にも思えず、風が強い日にはかなり揺れただろうし、雨で濡れることもあった。
もし今度、幼虫に出会えたとしても、同じ個体かどうかは判りようがない。少なくともイチイガシには8頭もの幼虫がいたからだ。無事に成虫まで漕ぎ着けるよう願う願わないに関係なく、彼らは彼らなりに生きていくだろう。

耕して植え付けを控えている畑では、ヒバリが多い。土に紛れる隠蔽擬態によほど自信があるのか、いきなり足元から飛び出して、何度もびっくりさせられる。ナワバリ争いも賑やか。こちらが先に見つけようとしてもなかなか難しい。

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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

午前9時過ぎ、ツマキチョウにしては大柄なオスが飛んでいて、最初はモンシロチョウ?と勘違いしそうになったが、飛び方はやはりツマキチョウだった。庭では2頭のオスが同じコースを行き来していたが、メスを探しているようで花には一度も立ち寄らない。
畦道のカラスノエンドウでは、モンキチョウが吸蜜していた。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

クサイチゴ

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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

シロバナタンポポは、すぐ近所の畦道に群れて咲いていた。三股町内ではあまり多くはなく、私が気づいた場所はここと、あと一箇所のみ。他にもどこかに穴場があるのだろう。松山の実家のすぐそばの土手にはたくさん生えていたので、何だか懐かしい気がする。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

アラゲキカワタケ
クヌギの伐採株に生えていた。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO 深度合成

タテハモドキ
この春、初めてお目見え。日光浴の後、キランソウでしきりと吸蜜していた。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

うちの林ではミヤマセセリが、私を嘲笑うかのように、目の前を跳ねるようにグルグル大きな輪を描くように跳んでいた。地面に降りたのはたったの一度だけ。活発に舞い続けるオスだった。例年、ミヤマセセリが現れるけれど数は少なく複数個体を同時に見ることはこれまでに無い。

今日は、3回目のワクチン接種を役場の集団接種会場で受けた。
会場の隣にある公園では子供たちが多数、遊んでいたが、大きなクスノキの若葉が賑やかで艶やかだった。
風にサクラの花びらも盛大に舞っていた。1、2回目よりも接種者は少なく、並んだ列もスムーズに流れて予想以上に早く終わった。今回は初めてモデルナだったが、ファイザー同様、私は何とも無い。
4回目となると、その先いつまで?となって考えてしまう。

posted by やまかます at 19:52| チョウ

2022年03月30日

ツバメシジミの求愛ダンス

三股町

晴れ間はなく一日中、曇り空。
気温は上がったので、朝から庭ではツバメシジミが数頭、舞っていた。

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 E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO プロキャプチャーモード

日光浴していたメスを見ていたら、オスが飛来してフレームイン。
顔と顔をつきわせての求愛が始まった(写真順は左上→右上→左下→右下)。
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 E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO プロキャプチャーモード

オドリコソウの開花がようやく始まった。
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       OM-1 ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

ナルコユリの成長は速い。
今年も順調に育っているようだ。
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       OM-1 ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

ニガキの芽吹きも賑やかになってきた。
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       OM-1 ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

ギシギシの葉布団で微睡んでいるアマガエルと、ヤブキリの初齢幼虫。

朝見つけてから昼過ぎまで、両者はずっとこのままだった。アマガエルが獲物を狙っているようにも見えるが、ヤブキリにとっては幸い、アマガエルは食欲よりか眠気が優っていたようだ。
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 E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO 深度合成

アマガエルの顔が写るようにカメラを構えると、葉っぱの庇下にいるのでどちらか一方しかピントが合わない。
そこで、カメラ内深度合成を使って撮影。撮影枚数は4枚、フォーカスステップは5、とした。
風もなく両者ともじっとしていたので3回撮影して合成に失敗したのは一度だけ。




posted by やまかます at 19:50| チョウ

2022年03月21日

モンキチョウ

三股町

昨日の写真から。

イヌビワで囀る、ウグイス
彼のナワバリは我が家もその中に入っているわけで、ほぼ毎日、姿を見かける。
そのため少しづつ動きを読むことができるようになった。とは言え、手前に何も障害物がないスッキリ
ポジションからカメラを構えるチャンスは少ない。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

うちの周辺のレンゲはまだ咲き始めたばかり。まばらにポツポツ咲いている花から花へと渡り飛んでいた、モンキチョウ
吸蜜している最初の姿を見て、これは次があるな、と判断できた。腹を空かしていることがわかれば慌てることはない。
光の向きを計算に入れてチョウを脅かさないよう静かに速やかに移動してカメラポジションに滑り込む。
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 OM-1 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

posted by やまかます at 20:15| チョウ

2022年03月16日

菜の花と紋白蝶

三股町

朝一番、仕事部屋のすぐ外でウグイスの姿をしばし眺める。
忙しく移動しながら、囀りを挟みながら小さな虫やクモなどをしきりと啄んでいる。

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

宇宙人にもいるような、マムシグサの今朝の姿。
(SF映画『メッセージ』(2017)に登場する知的生命体とか、、、、、、)

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        OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO



昼食後、コーヒーを啜っていたらカワセミの囀りが聞こえたので外に出てみた。

しかし、すでにカワセミの姿はなく、
物置小屋の裏手にいつの間にか大きく育った菜の花に、モンシロチョウのメスが飛来して、葉裏や蕾などに産卵をしていた。
産卵が始まっているということは、孵化幼虫もどこかでは育っていることだろう。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
posted by やまかます at 20:11| チョウ

2022年03月14日

越冬幼虫、登る

都城市 早水公園

しばらくぶりに訪れてみれば、ヤナギの芽吹きや開花ですっかり賑やかになっていた。

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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

シダレヤナギの細い枝では、若芽のそばにコムラサキ幼虫の姿があった。
頭以外はすっかり若葉色になっている。
冬の間に見つけていた越冬幼虫は1頭だけだったが、同じ木で眠起していた幼虫は4頭いた。おそらくもっと見落としがあることだろう。風に揺れて揺れて、ピンボケ写真を量産してしまった。

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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

生垣の間にあったエノキ若木でも、ゴマダラチョウ幼虫がすでに登っていた。
このエノキでは昨年の暮れ遅くまで枝上に留まっていた幼虫を見ていたが、その幼虫かどうかはわからない。
背景はアスファルト路面。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

三股町

カラスノエンドウはグングン伸び上がって、ソラマメヒゲナガアブラムシのコロニーが盛大に繁殖し始めた。
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花外蜜腺にはアミメアリが来ていた。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

菜の花には、クマバチ♀の姿も。
これからしばらくは栄養をつけて、やがて巣場所探しも始めることだろう。毎年、庭の枯れ枝で営巣を始めるのだけど、少し掘っただけでなかなか巣場所が決まらない。一度だけナナミノキの枯れ枝で営巣したことがある。
高い枝ではなく低い場所で営巣して欲しいが、そううまくはいかないものだ。枯れ枝を設置して巣場所誘致作戦もやったことがあるけど、一度失敗してからはずっとやっていない。何事も諦めずに継続することが大事なんだけど、、、。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

草藪の中を縫うようにして移動しながら、囀る、ウグイス

キョロキョロとこまめに探索しながら、小さな虫やクモなども啄んでその動きはとても忙しい。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

posted by やまかます at 20:40| チョウ

2022年02月27日

黄色い蝶

三股町

部屋の中より陽射しのある外の方が遥かに暖かい。それで室内作業をやる気が起きない。
昼過ぎまでずっと外を歩いてみた。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

案の定、活動する虫の姿も多く、梅に来ていたメジロが私のすぐ目の前で虫をフライングキャッチした。飲み込む寸前、ナナホシテントウだとわかった。このあと、不規則に舞うフチグロトゲエダシャク♂も追いかけていたが、流石に手こずっていた。キャッチできたどうか、視界から消えてしまい確認できず。

キチョウ(キタキチョウ)は、アブラナやホトケノザなどで盛んに吸蜜していた。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro


庭にいたツマグロキチョウは、オオイヌノフグリやナズナ、ホトケノザなどに来てしきりと口吻を伸ばしていた。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

しかし、どうも様子がおかしい。一箇所の花での滞在時間が長過ぎるのだ。そんなに蜜があろうはずもなかろう?と不思議に感じてよく見れば、口吻の先が網かごのように絡んでいる。これではおそらく吸蜜できていないか、あるいはわずかしか吸えていないかのどちらかだろう。

気温が上がったので移動したか?と案じながら林を降りていくと、イチイガシのサツマヒメカマキリ幼虫はわずかに位置替えしながらもまだいた。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

ベニシジミ幼虫もまだスイバに残っていた。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8


posted by やまかます at 18:06| チョウ

2022年02月16日

ここにいるよ!コムラサキ越冬幼虫

都城市 早水公園

先日見つけた、ちょい肥えのコムラサキ越冬幼虫

あらためて撮影してみた。(幼虫は画面中央左下)
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO FL-LM3

越冬幼虫としては見つけやすい位置、姿だと思う。
この幼虫がいつ動き出すだろうか、その日が待ち遠しくなってきた。
冷たい北風が強烈に吹き荒れて、体感気温はグンと下がった。これではモンキチョウも飛べないだろう。

三股町

イチイガシ樹皮の裏側にこっそり産み付けてあった、コカマキリの卵しょう。

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今日から受付が始まった確定申告書の提出を済ませておいた。
今年からは携帯で読み取りができるというe-taxを使おうとしたが、説明書きが良くないのか全くやり方が理解できず諦めて、例年通り提出だけは出向くことになった。
ここ数年、3月に入ってギリギリに提出していたが、ついででも早めに済ませておくに限る。



posted by やまかます at 20:11| チョウ

2022年02月11日

春を待つ幼虫

都城市 早水公園

シダレヤナギに近づいてみれば、樹肌の皺の間に黒っぽいコムラサキ幼虫が収まっていた。
高さは私の顎あたりで、ちょうど日差しを受けて見易かった。

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 OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350 (深度合成)

次の写真の中に幼虫がいます。
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三股町

朝から快晴。陽射しもたっぷりあって気温も高め。日中は上着が要らないほどだった。

先日、ベニシジミ幼虫を見つけたスイバのすぐ隣でも、しわざが盛大についた株があることに気づいた。
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葉っぱをめくらなくても、地面に顔を寄せてみれば食事中の幼虫がすぐに見つかった。
今日の幼虫も紅型だ。
ベニシジミ幼虫-3113544.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8 (深度合成)

同じ株に4齢が2頭、3齢が1頭と計3頭いた。
こちらも、紅色の筋が薄いけれど、紅型。
ベニシジミ幼虫-3113659.jpg
 OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8 (深度合成)

林に降りて、クヌギカメムシの卵塊を見ておいた。そろそろ孵化が始まる頃だが、まだも少し先のようだ。

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 OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8 (深度合成)

同じクヌギの樹肌に溶け込むように潜んでいたのは、ヨツボシホソバ幼虫かな?

イチモンジチョウ越冬巣他-3103439.jpg
 OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro マクロフラッシュ STF-8 (深度合成)

※ブログへの質問などありましたら、連絡はこちらまで。
yamakamasu8810アットマークkhaki.plala.or.jp  (アットマークは@に)
posted by やまかます at 20:17| チョウ

2022年01月16日

ヒサカキの越冬昆虫

三股町

午前7時40分
今朝の霧島山
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14

一見何もいないようにしか見えない、閑散とした林内。
メジロとイカルの囀りが樹上から聞こえてくるだけ。
サツマヒメカマキリ幼虫のこともあり、今日は一本のヒサカキを探ってみた。

まずは、ゴマフリドクガ幼虫。脱皮殻が横に見える。一年中見かける毛虫だが、冬は特に目立つ。
同じヒサカキに3頭いた。
ゴマフリドクガ-3161660.jpg
 OM-D E-M1MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

梢に絡まった枯葉の中に、単独でムラサキシジミが潜んでいた。
ムラサキシジミ-3161669.jpg
 OM-D E-M1MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

こちらは、カスミカメムシ類の一種。体色が越冬カラーだろうか。
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 OM-D E-M1MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

ヨツモンカメノコハムシ
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 OM-D E-M1MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

ハマキガ類の一種。
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 OM-D E-M1MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

このほかにも、蛾類の幼虫が3種いたが、ヒサカキの梢は小鳥達の食糧庫のようだ。
メジロ、エナガ、シジュウカラ、ウグイス、などが頻繁に潜り込んでは丹念に探っている。

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posted by やまかます at 19:25| チョウ

2022年01月11日

葉っぱハウスのイモムシはだれ?

三股町

庭のイネ科の葉に、折り畳んで糸で綴じたセセリチョウ科の幼虫巣があった(写真画面の赤い矢印先)。
巣上部には食痕が見える。

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

そっと開いてみると、中に越冬幼虫がいた。
頭を下にしている。頭部、顔の模様は特徴的だが、今のところ種名の特定ができていない。
セセリチョウ類-3111618.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

昨年の暮れから観察を続けているイチイガシ。
8頭のサツマヒメカマキリ幼虫を確認できたが、今日、これまで見ていなかった枯葉の塊内に新たに見つけた。
クモの糸で枯葉や色々と屑が集まったような塊は、一旦解体すると元に戻せないと思いこれまで中を覗いてなかった。
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これまで白っぽい個体がほとんどだったが、今日の幼虫は黒っぽく特徴がある。
サツマヒメ-3111627.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

窓辺で原稿を書いていると、窓の外にシロハラの姿が目に入ることが多くなった。
今日はセンダンの果実を何度も飲み込もうとして、ついに喉を通らず諦めて吐き出していた。
人間なら喉に詰まって大変なことになるだろう。鳥の食道はよほど柔軟性が高いようだ。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

すぐ目の前の窓ガラスをクロウリハムシが歩いていた。
筆休めにカメラを手に取ってみる。
クロウリハムシ-1100074.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
posted by やまかます at 20:09| チョウ

2022年01月01日

クロアゲハの越冬蛹

あけまして おめでとうございます 
本年もよろしくお願いします


三股町

午前7時25分

朝焼けに染まる霧島山

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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

昨日伐採したコナラの枝を整理していたら、きれいな緑色の蛹が見つかった。
クロアゲハの蛹だ。
コナラのすぐ根元にユズの幼木があり、11月にそこで育っている幼虫を見ていたけど終齢になってから姿を見失っていた。蛹化場所を探していたのだが、少し高い枝で葉陰に紛れてまったく気付かなかった。

山仕事と自然観察はなかなか両立できないものではあるから、元旦の今日になって見つかるというのも、なんだか縁起が良いような気がしないでも無い。

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クロアゲハ蛹-3011360.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO マクロフラッシュ STF-8

クロアゲハ幼虫が蛹化する頃のコナラはまだ緑葉だったせいか、そして枝の表面も比較的ツルンとしているせいか、緑色型になっている。そう言えば以前、カラタチについていた緑色型の越冬蛹を見つけたこともあった。

春になって写真の蛹が無事に羽化できるか見届けるため、枝ごと庭木に括りつけておいた。


posted by やまかます at 23:19| チョウ

2021年12月20日

ナガサキアゲハ、長い前蛹期

三股町

午前7時36分 月と霧島山

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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

午前10時半
庭の上空をオオスズメバチが悠然と飛んでいた。その行き先にはサザンカが咲いている。

コナラ樹液に午前中はいなかったが、午後3時25分には1頭のオオスズメバチが来ていた。
よく見ると体には黄色い花粉がついている。おそらくサンザンカかチャの花を訪れていたのだろう。
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

先月、庭のユズで動けなくなっていたナガサキアゲハ終齢幼虫。室内に保護したあとゆっくり成長して先週の半ばにようやく前蛹となった。室内とは言え夜間から早朝は気温が低いため、蛹化が遅れているようだ。
ナガサキアゲハ前蛹-2207929.jpg
 OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

午後4時34分
年末には枝打ち作業を予定している、台場クヌギ
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 OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
posted by やまかます at 19:17| チョウ

2021年12月16日

けもの道と越冬蝶

三股町

自宅林の観察路の真ん中に、タヌキのため糞があった。

近辺の林や路上では時折見かけていたが、うちの敷地内では初めてのこと。
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 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO GODOX TT350 

ため糞から左右に、観察路を横断してうっすらと、しかしはっきりとけもの道が続いている。
4年前の2017年、そのけもの道で撮影したタヌキ
撮影日時は、12月21日、午後9時49分
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 EOS Kiss X6i EF15mm  430EXU :2灯 B3000S(赤外線センサー使用)
タヌキは昼間に姿を見ることはほとんどなく、夜間に活動している。

ため糞からけもの道を辿って池のほうへ降りて行くと、シロダモの葉裏にウラギンシジミの姿が、ちょうど目線の高さにあった。性別はわからない。
ウラギンシジミ-162107.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

そのすぐ近く、観察路の反対側にあるシロダモの葉上には、ムラサキツバメが2頭いた。
ここは2年前から越冬場所となっていることがわかり、昨年も多い時では11頭が集まっていた
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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS FL-900R

今朝もコナラ樹液にはオオスズメバチが4頭来ていた。気温は低いのに樹液を啜っている動きまで見える。
午後になって雨が降り出した頃に様子を見てみると、どの個体もじっとしたまま動かない。枝先で触れてみるとポロリと地面に落ちた。脚をもがき、盛んに毒針を出し入れはしているが、飛翔する元気は無い。
流石にそろそろ活動の限界ではないだろうか?

posted by やまかます at 19:52| チョウ

2021年12月15日

タチバナに蛹あり 〜 Citrus tachibana & Papilio memnon 〜

三股町

昼過ぎ、庭を歩いていると足下からコバネイナゴが跳ねた。数歩進むとまた2頭目が。

そう言えば、今朝、午前7時45分頃、モズのメスがイナゴを食べていた。
捕まえるところは見ていないし真っ黒に変色していたので、ハヤニエだったかも知れない。
冷え込んだ朝ではイナゴも草陰に潜んでいたことだろう。

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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

果実は酸っぱくて食べれないミカン科のタチバナだが、鳥たちは結構、これを啄んでいる。
アゲハの越冬蛹でもないかと探していたら、ナガサキアゲハの蛹が幹についていた。

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 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

高校生の頃、このナガサキアゲハ越冬蛹に憧れて随分と探したものだが(愛媛県松山市)、一度も見つけることができなかった。
ナガサキアゲハ蛹-3080035.jpg
 OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO GODOX TT350×2

カワセミに出会えたのは久しぶりのこと。
落ち着いている様子だったので、ペレットの吐き出しを期待して狙ってみたが、その気配は何度かあるものの結局やらずじまい。狙っている間はカメラを構えたまま不動の姿勢のままだからこれはかなりキツい。一脚を持ってこなかったのを後悔した。
しばらく動く気配もなかったので、2倍テレコンを付けて撮影した。
カワセミ-3140819.jpg
 OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS MC-20

〜ストロボの使い方〜

今日のナガサキアゲハ越冬蛹の2枚目の写真は、8ミリ広角端で撮影。
カメラのアクセサリーシューに取り付けたGODOX TT350をメイン発光とし、左手に持った同型ストロボを画面左からスレーブ発光させている。スレーブ発光は左奥に並ぶ幹に照射。カメラに取り付けた1灯だけでは、左奥の幹までは光が回らないからだ。ストロボと被写体の距離が近いので、ストロボの発光部には2台とも自作のディフューザーを被せてある。
蛹に当てているストロボ光はもっと弱めにしたいのだが、そうすると蛹が幹肌に溶け込んで、何が写っているのか分かりにくい。光量を弱めにした写真もあるがここは迷うところ。

ちなみに、GODOX TT350には光センサーでのスレーブ発光モードもあるけれど(マルチ発光モードやら機能てんこ盛り)、日中屋外ではどんな日陰であっても全く機能しない。夜間か狭い室内でしか使えない。
このストロボの多灯発光は無線モードで使うのが安心で確実。
posted by やまかます at 20:54| チョウ

2021年12月07日

腹ペコ、越冬蝶

三股町

オオスズメバチ達で連日賑わうコナラ樹液には、アカタテハも来ていた。
樹液を吸う時間も長い。
かなり新鮮な姿は、羽化してまだ日が浅いのだろう。

アカタテハ-2076720.jpg
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS FL-900R

都城市 城山公園

正午前後、ムラサキツバメやムラサキシジミが日光浴している姿が多かった。

ムラサキツバメのメス。活動している個体のほとんどがメスで、オスは1頭見たのみ。

ホシホウジャク-2076490.jpg
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

ムラサキシジミのメス。

ムラサキシジミ-2076463.jpg
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS 
こちらは、オスかな。
ムラサキシジミ-2076460.jpg
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS 

ムラサキシジミもムラサキツバメも、サザンカの花に潜り込んで吸蜜する姿が目についた。
あまりの陽気にはしゃぎ過ぎて、お腹が減ったのか?
ムラサキツバメ-3075739.jpg
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro GODOX TT350

サザンカの花には、ニホンミツバチや、
ムラサキツバメ-3075793.jpg
OM-D E-M1 MarkV M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO GODOX TT350

ホシホウジャクも、訪れていた。
ホシホウジャク-2076507.jpg
ホウジャク-2076577.jpg
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS 
 
サザンカの植え込みのすぐ横の地面には、イシガケチョウもやって来た。
地面で吸水しているようだ。こちらも長いこと、繰り返し移動しては吸水していた。

イシガケチョウ-2076682.jpg
OM-D E-M1 MarkU M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS 

三股町役場の広場ではソテツに絡むようにクロマダラソテツシジミのメスが2頭、飛んでいたが、
いづれも翅が擦れてかなり傷んでいた。
posted by やまかます at 19:44| チョウ

2021年11月24日

木城町 小丸川

児湯郡 木城町

高鍋ICを降りてから木城町役場を左手に見て、小丸川沿いを上流へと20数分ほど走ると「木城えほんの郷」。
今日は先月から開催していた写真展の撤収で赴いた。
気持ちの良い秋晴れの下、少し時間の余裕があったので、前から気になっていた小丸川の対岸へ降る道に入ってみた。
ウラギンシジミ-240333.jpg

「一歩橋」という大きな橋の欄干は腰の高さまでしかなく、しかし、橋の掛かっている位置は半端ない高所。
一歩誤れば数十メートル下に落下し、まず間違いなく即死だろう。
それで「一歩橋」なのか?
道路沿いには常緑樹のヤマビワがやたらと多く、アオバセセリとスミナガシ両種の幼虫が残したしわざ(食痕)も目立つ。
蛹でもぶら下がってないかと覗き込んでいたら、ムラサキツバメの越冬集団がいた。
数は少ないけど。
ウラギンシジミ-240329.jpg

ボロボロノキを探し歩いていたら、今度はヤマビワの葉上で、ウラギンシジミ♀が日光浴をしていた。これが結構長い時間続いていた。
ウラギンシジミ-240354.jpg

写真パネルを積み込んで「木城えほんの郷」を立ち、次は新富町の図書館へ。
こちらでも写真展示の撤収。国道10号線から西都ICに入り帰途についた。

自宅庭では、ツワブキがほぼ満開となった。
風に煽られクヌギの落ち葉が次々と舞い落ちていた。
ウラギンシジミ-240368.jpg


〜使用機材〜
OM-D E-M1X
EF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STM
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14
posted by やまかます at 19:12| チョウ

2021年11月19日

越年蝶

三股町

午前中は宮崎市内の小学校で講演を行ったので、近所のフィールドを歩いたのは午後1時過ぎからだった。
帰宅途中「あとひきネギラーメン」を食べた。ほんとうに久々のこと。

陽射しがかなりきつく、思わず薄手のパーカーさえも脱ぎたくなるほど。
多くのチョウが舞っており、足元からは次々と大きなトノサマバッタが跳ね飛んで行く。

知り合いの方が畑に出ていて、「いっぱい、ほら!チョウが飛んでいるよ」と声をかけてくれた。
その方と二人並んで谷津田の風景を眺め話していると、目の前でモンキチョウの雌雄が絡むように飛び始めた。
そのうち別のオスも加わり、3頭がちらちらと忙しく舞い続ける。
白い方がメスで、2頭の黄色いオスは一生懸命、求愛していますと実況中継さながら。
実況していたので撮影ならず。
「蝶々も、たいへんやね〜」と、知り合いのおばさまもしきりと感心していた。

モンキチョウ-190201.jpg


メスのモンキチョウが、地面スレスレに舞っていたので近寄ってみれば、次々と産卵していた。
これはカラスノエンドウだろうか?
モンキチョウ産卵-190070.jpg

肉眼ではやっとわかる程度の小さな卵が、点々と付いていた。
モンキチョウ卵-3194016.jpg

モンキチョウ卵-3194015.jpg

卵はもうすぐ孵化しそうなのもあるが、これでは餌不足に落ち入りそうだ。きっとあちこち、食草を探し歩くことになるのだろう。モンキチョウの幼虫は少しづつ成長しながら、冬を越す。

ヒメアカタテハの元気な姿も多かった。
ヒメアカタテハ-190265.jpg


〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14

OM-D E-M1 MarkV
ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8 +接写リング
マクロフラッシュ STF-8
posted by やまかます at 18:18| チョウ

2021年11月18日

枯れ葉ダマシ

三股町

玄関前のツバキに、翅を広げたタテハモドキがいた。
陽射しもなく気温が低いせいか、いくら近づいても微動だにしない。
タテハモドキ-182029.jpg


ナツフジの葉を萎れさせ、越冬態勢に入ったかコミスジ幼虫。
以前、落ち着いていた葉は小さ過ぎたか?すでに脱落している。
このまま越冬するとも思えず、また引っ越しをしそうな予感がする。
タテハモドキ-182035.jpg


すぐ近くでねぐらに篭っているタテハモドキの2頭は、ここに落ち着いてすでに10日目。
タテハモドキ-182050.jpg

ここのすぐ右手には、先月からすでに一ヶ月近く、ねぐらに留まったまま。
晴れて気温が上がろうとも、一切活動していない。

〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
posted by やまかます at 19:16| チョウ

2021年11月11日

越冬場所を求めて

三股町

昨日、カラムシの葉裏でビバークしていたキタキチョウは、今朝になって10時過ぎに姿を消した。
ちょうど晴れ間が出ていた時だったが、昨日に引き続き今日も天候不順で、晴れ間は一時だけ。
翅に異常があるように見受けたが、飛翔には差し支えなかったようだ。
気温も低めで、あったかいコーヒーを何杯も飲んでしまう。

ナツフジの蔓が複雑に絡んでいるネズミモチの梢を眺めてみた。
もちろんコミスジ幼虫を探すのが目的で、すぐにも幼虫の姿を発見。
この幼虫は越冬場所を吟味していたのか、やたら上へ下へと歩き回っていた。

いやまさか!?とは思うが蛹化場所を探し歩いていた可能性もあるだろうか。
コミスジ幼虫-111313.jpg

その傍ではずっと何日も動かない幼虫もいて、個性の違いを感じる。

ネズミモチの梢に引っ掛かっていた落ち葉を手に取ると、小さなキノコがたくさん生えていた。
キノコ落ち葉-3113401.jpg

キノコ落ち葉-3113408.jpg


手塚治虫 著:『陽だまりの樹』(全6巻)を久しぶりに読み直している。
舞台は幕末激動の時代。シーボルトが日本から追放されてしばらく経た頃だろうか。

〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14

OM-D E-M1 MarkV
ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8
マクロフラッシュ STF-8
posted by やまかます at 20:31| チョウ

2021年11月08日

越冬準備

三股町

ようやく庭のツワブキの花が咲き始めた。
断続的に雨が降り、肌に触れる空気が少し生暖かく感じる一日だった。
ツワブキ-3083205.jpg


もう1週間以上、ナツフジの葉上でじっとしたままの、コミスジ幼虫。
コミスジ幼虫-2085281.jpg
コミスジ幼虫-2085282.jpg

越冬の際は萎れさせた枯れ葉布団にくるまるはずだが、、、、、。

スイカズラも気になって覗いてみれば、イチモンジチョウ幼虫のしわざがすぐ見つかった。
幼虫のシルエットも見える。
イチモンジチョウ幼虫-2085345.jpg

イチモンジチョウ幼虫-2085340.jpg

イチモンジチョウ幼虫は、萎れさせ切り詰めた台形型の葉を糸で閉じた中に入って越冬する。
小さな枯れ葉鞄は蔓から落ちないように糸でガッチリ固定される。
小さな鞄の中で幼虫の体は極限までスリムになり、まさにマジシャンの技のよう。


今朝も元気に囀っていた、ホオジロ
望遠ズームの400mmに2倍テレコンを付けての撮影練習は日頃から怠りなく。なくても大丈夫ではあったが、三脚を使用。
ホオジロ-081220.jpg


TASCAMの、リニアPCM レコーダー「DR-05X」が届いた。
手のひらサイズで、厚みはスマホ3台分(26mm)。
自分への誕生日祝いを、今年はレコーダーにしてみた(去年は腕時計)。
レコーダーは仕事には直接関係ないアイテムだ。
ちょっと気になる音の風景を記録して、後でじっくり聴いてみたい。そんな軽い動機。
さっそく庭に出て、ジョウビタキやタイワンクツワムシの鳴き声を拾ってみた。
取説をろくに読まなかったけれど、録音はうまくできた。
英語表示を日本語に切り替えるのに少し手間取ったが、取説を読めば操作そのものは難しいことはない。

〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-14

OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
マクロフラッシュ STF-8

OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS MC-20
posted by やまかます at 19:43| チョウ

2021年11月02日

コミスジ幼虫と成虫

三股町

サルトリイバラの果実が色付き始めた。

サルトリイバラ-3022366.jpg


庭木を覗き込んでいたら、オオカマキリ♂の死骸がぶら下がっていた。
ヤマノイモの蔓に絡んでいる。
お腹の大きなメスの姿が目立つ一方、オスは減ってきた。
コミスジ-3022408.jpg


ナツフジには、コミスジの幼虫がすぐに見つかる。
コミスジ-3022403.jpg

コミスジ-3022404.jpg


成虫も少ないながら活動している。が、さていつまで見られることだろう。
コミスジ-3022370.jpg


〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
posted by やまかます at 17:56| チョウ

2021年11月01日

夏型キチョウ

三股町

正午過ぎ、我が家では年に一、二回あるかないかの御来客。
なので昨日から掃除は抜かりなく隅々まで。
出迎えに出た玄関先のジョロウグモ網糸に、キタキチョウが掛かっていた。
お客さんを横目に失礼して、撮影だけは手早く済ませた。

キタキチョウ-3012324.jpg

小さなオスがすかさず下降してきて、交尾を試みようとしたが、メスの足蹴り一発を食らい、すぐさま退却していた。
餌食となったキタキチョウは夏型の紋様だが、今の時期ほとんどが秋型である。

家の前の道沿いでは、イノコヅチの花に、ルリウラナミシジミが来ていた。
先日も仕事部屋を出たすぐの庭にいたし、町内の上米公園には数頭が乱舞していた。
九州各地で繁殖しているようで、宮崎県内での採集、目撃の記録も今年は多いようだ。
ルリウラナミシジミ-3012321.jpg


〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
posted by やまかます at 18:16| チョウ

2021年10月22日

クロセセリの潜り技

三股町

午前6時35分

ジョロウグモが網糸を張り直していた。
背景に霞んで見えているのは、霧島山。
ジョロウグモ-220074.jpg

霧島山-220076.jpg


午前8時22分

隣の空き地にいた、ヒメアカネのメス。朝陽のスポット光を浴びていた。
ヒメアカネ♀-220147.jpg

3カット目のシャッターを切った瞬間、翅の滴を弾き飛ばした。
ヒメアカネ♀-220148.jpg

去年、朝一番の滴飛ばしを狙った時は、三脚にカメラを据えてプロキャプチャーモードを使った。
待機中、ずっと気が抜けなくてかなりシンドイ撮影だった。
それが、今朝は狙ってもないのに、まったく偶然にタイミングが合ってしまった。

午前9時40分

セイヨウアサガオが隣の空き地に繁茂していて、うちの林や庭にも蔓をじわじわ伸ばしている。
樹木から地面までを覆い尽くす勢いなので、不気味にも感じる。

そのアサガオの花に、クロセセリが訪れていた。
クロセセリの口吻は長いけれど、ラッパのように長い花筒の奥までは届かないようだ。花の蜜を求めてハチのように潜り込んでいた。
クロセセリ-220210.jpg

頭を突っ込んだシルエットが見える。
クロセセリ-220204.jpg

蜜を吸い終えると、次の花へと忙しげに飛び移る。
クロセセリ-220221.jpg


〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

posted by やまかます at 17:46| チョウ

2021年10月21日

雨の中のねぐら

三股町

午後5時06分

庭のチカラシバ花穂で、雨滴に打たれるタテハモドキがいた。
雨は小降りだが滴を受けるたび体が揺れていた。
ねぐら-3211155.jpg

明朝までこのまま過ごすのだろう。
それにしても、こんなではじつに危なっかしい。
ねぐら-3211168.jpg


今月、23日から開催される写真展の準備で、『木城えほんの郷』に出向いた。
開催期間は、23日〜11月21日まで。
えほんの郷-3211148.jpg

会場は「森のえほん館」の一階と二階にあり、展示数は、20点(1F)+14点(2F)で、計34点。

二階に上がる途中の踊り場床に、センチコガネの死骸が転がっていた。
スタッフの方のお話ではこのところ、よく飛来するそうだ。

「森のきこり館」の本屋さんで、藤丸篤夫さんの『ハチという虫』(たくさんのふしぎ6月号:福音館書店)を買って帰った。内容はハチの進化の話で始まり、寄生バチの世界へと誘っていく。貴重なシーンの写真が多く、藤丸さんのハチ愛を感じる一冊。

〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
posted by やまかます at 20:29| チョウ

2021年10月20日

集団ねぐら、ふたたび〜タテハモドキ

三股町

午後4時52分

林縁の草むらで、4頭のタテハモドキが一箇所のねぐらについていた。
タテハモドキ-200014.jpg

角度を変えて見ると、、、、
タテハモドキ-200023.jpg

同種間で集まる傾向があるのか、それともねぐら場所の条件が絞られる故の、偶然だろうか。

そう言えば、、、、、、、、、

13年前の2008年10月28日、午後4時47分、
キタテハタテハモドキ(画面右)の相部屋ねぐらを撮影していた。
相部屋-2288569.jpg
E-3 ズイコーデジタル ED 50mm F2.0 Macro

異種間の相部屋もあるのだから、たまたまとも解釈できる。

〜使用機材〜
OM-D E-M1X
EF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STM
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
posted by やまかます at 20:33| チョウ

2021年10月13日

セイタカアワダチソウと虫たち

三股町

セイタカアワダチソウの花盛りとなったが、そのほとんどは耕作放棄地で年々、面積が増えている。
カマキリの撮影のため、道路沿いのセイタカアワダチソウ群落で粘ってみた。

花を訪れる昆虫が多い中、特に目立っていたのがキタテハでやたらと数が多い。
キタテハ-2133836.jpg

キタテハ-3130598.jpg


キタテハに負けじと、タテハモドキも少なくない数が花から花へと飛び交っていた。
タテハモドキ-3130599.jpg

イシガケチョウは、2頭のみと、少ない。
イシガケチョウ-130630.jpg

上空をサツマニシキが飛び去って行った。グングン高度を上げていったが、独特なシルエットは遠目にもよくわかった。
残念ながら花には見向きもせず、視界から消えて行った。

俊敏に草むらを跳ねては、チガヤの葉にピタリと張り付いていた、ショウリョウバッタモドキ
ショウリョウバッタモドキ♂-3130658.jpg

小柄なサイズからして、オスだろう。人の気配を察知するとクルリと葉裏に隠れてしまう。
前翅はだいぶ傷んでいる。


〜撮影機材〜
OM-D E-M1 MarkU
EF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STM
GODOX TT350

OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
posted by やまかます at 19:27| チョウ

2021年10月09日

キチョウのねぐら

三股町

奄美大島から6日ぶりに帰宅してみれば、辺りはすっかり秋の風景。
田上の風景_-2093678.jpg

キオビエダシャクの姿も今シーズンは多い。
ここ数年間は少なかった。少なくともうちの周辺では。
キオビエダシャク_-3090561.jpg


出掛けるまで観察していたキチョウ(キタキチョウ)の蛹は(庭のネコハギに付いていた)
留守中に羽化したようだ。結局、雌雄いづれだったかは分からずじまい。
キチョウ蛹殻_-3090558.jpg

ネコハギの近くを低く舞うキチョウがいたので、しばらく目で追いかけていると、ヌルデの実生の葉裏に潜り込んだ。
そこには先客がいたが、ちょっと翅をばたつかせただけで大人しくなった。

今夜のねぐらは、相部屋です。
キチョウねぐら_-2093814.jpg

こちらは、「ナツフジ館」でお一人様。
キチョウねぐら_-2093812.jpg

ねぐらに入るまでの動きを見ていると、同種がそこにいることも決め手に関わっているのだろうか?という疑問が湧く。
それとも、ねぐら場所の条件はそれなりに限られていて、狭い範囲ではなおさら安心安全なねぐらは、極めて少ないのかもしれない。となると、相部屋もやむ無しとなるのか?
モンシロチョウでは数頭から10頭以上の集団ねぐらができることも珍しくない。
個体間での誘引が働いているように感じるが、キチョウではどうだろう?


〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
posted by やまかます at 18:20| チョウ

2021年10月07日

ベニモンアゲハ

鹿児島県 奄美大島

今回、二度目に出会った、ベニモンアゲハ
とても新鮮な姿だった。
ベニモンアゲハ_W2073645.jpg


紅色のカメムシは、ハイビスカスにいた。
アカホシカメムシ、だ。
アカホシカメムシ_Z3070379.jpg

ちょっとした公園だけど、明るい草むらには、ショウリョウバッタの幼虫がいてビックリ。
ショウリョウ幼虫_W2073673.jpg

オスの成虫もいた。羽化して日が浅い若い個体。
ショウリョウ♂_W2073677.jpg

今夜は奄美大島滞在、最後の夜。
『居酒屋 一村』で、打ち上げ。

〜使用機材〜
OM-D E-M5 MarkV
OM-D E-M5 MarkU
M.ZUIKO ED 40-150mm F2.8 PRO
EF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STM
M.ZUIKO ED 60mm Macro F2.8
GODOX TT350
posted by やまかます at 22:49| チョウ

2021年10月05日

ナガサキアゲハ

鹿児島県 奄美大島

湯湾岳方面の林道を走っていると、路上で吸水したり花に来ていたりと、
ツマベニチョウの数が多い場所に出た。
ツマベニ_W2053344.jpg


ナガサキアゲハ♀もやって来た。
ナガサキアゲハ_W2052765.jpg

ナガサキアゲハ_W2052692.jpg


「マテリヤの滝」ではリュウキュウハグロトンボが多かった。
冷たい滝壺に水着姿で入る若いカップルが2組いた。
その横でひたすらトンボにカメラを向ける、私と河野さん。

瀬戸内町で軽い夕食をとってから、湯湾岳の林道を巡ってみた。
お目当てのアマミノクロウサギ、アマミイワサキガエル、アカマタ、ハブ、などを観察できた。
アマミノクロウサギの糞
クロウサギ糞_Z3050243.jpg

宅配便の荷物は昨日の午前中には無事に届いていた。
届いたのはいいが、肝心の2倍テレコンを忘れてしまった。

〜使用機材〜
OM-D E-M5 MarkV
OM-D E-M5 MarkU
M.ZUIKO ED 40-150mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
posted by やまかます at 23:34| チョウ

2021年10月04日

ツマムラサキマダラ

鹿児島県 奄美大島

午前中は龍郷町自然観察の森をゆったりと散策。
リュウキュウアサギマダラが多い中、ツマムラサキマダラのメスがいた。
ツマムラサキマダラ_W2041014.jpg

ツマベニチョウのメスとオスがそれぞれ、食樹のギョボクに飛来していた。オスはメスを、メスは産卵場所をさがしていたようだ。

午前中は快晴、蒸し暑いけれど風は清々しい。
昼食は「ひさ倉」の鶏飯。

午後から北部の蒲生崎公園に移動。
同行の伊藤さんが見つけたアオウバタマムシ(ウバタマムシの亜種)を撮影中、
サツマウバタマムシア_Z3040092.jpg
風が強まりにわかに雲が広がって、雨が激しく降り始めた。
スコール_Z3040140.jpg

20分ほど足止めをくらったが、幸いにも展望台の施設で雨宿りができた。
この岬の遊歩道には、オオジョロウグモが多かった。
写真は痩せていて全身、真っ黒な個体だった。
オオジョロウグモ_Z3040081.jpg


今回の昆虫観察巡りに同行のお二人は、
イラストレーター・絵本作家の伊藤知紗さん(左)、と 都立自然公園のレンジャー、河野宏和さん(右)。
お二人_Z3040158.jpg

夜は昨日に引き続き、「おがみ山公園」に登った。
昨夜は姿が少なかったのが嘘のように、サソリモドキが次々と見つかり、狩りや交接などの行動まで観察できた。
頑丈な捕脚に押さえ込まれてもがくサツマゴキブリ
狩り_Z3040224.jpg


posted by やまかます at 23:33| チョウ

2021年09月25日

ブラシ角

三股町

先日、空を飛んでいたイモムシ、ことクロコノマチョウ幼虫。
今は、ジュズダマの我が家で平穏な日々を過ごしている。
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ネザサの葉に、かじった「しわざ」があり、
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めくってみれば、ここにもクロコノマチョウ幼虫がいた。
脱皮を終えた直後らしい。
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隣の葉っぱには兄弟の卵も。もうすぐ孵化するかな?
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そして、こちらは、スズメノヒエの小穂。
アレ!?
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〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350

OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
マクロフラッシュ STF-8
posted by やまかます at 19:32| チョウ

2021年09月24日

蛹からラブコール &  優しいカマキリ

三股町

午前8時10分

下の谷津田を歩いていると、足下からキチョウ(キタキチョウ)が3頭、次々と飛び出してきた。
畦道の草藪を覗き込んで見れば、マメ科のメドハギが密生している。

「これはきっと、キチョウの蛹があるに違いない!」

しゃがみ込んで草をそっとかき分けてみれば、なるほど黄色い蛹がぶら下がっていた。
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すっかり色付いているので、羽化する日も近いのだろう。おそらく明日にも羽化しそうだ。
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蛹の中で成虫の体はほぼ出来上がっており、すでに性フェロモンを出しているのだろう。
そこへオス達が惹きつけられているわけだ。

草間を跳ねるように舞うオス。
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一定の場所を舞うので、マニュアルフォーカスにして撮影してみた。ほとんどピンボケ写真ばかりになったが、かろうじて数カットの証拠写真が撮れた。

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キチョウの蛹のあった場所から少し進んだ先で、
久しぶりに出会った、チョウセンカマキリ
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はじめはオオカマキリのオスかと勘違いしたけれど、なんか弱々しいイメージ。
胸のオレンジ色模様が見えて、チョウセンカマキリのメスとわかった。
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〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
posted by やまかます at 18:27| チョウ

2021年09月23日

小さな葡萄

三股町

午前6時半

アオツヅラフジの果実が目の前に下がっていた。
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これは食べれないが、すぐ近くにはブドウの仲間のエビヅルが生えている。
エビヅルの蔓が絡んだアカメガシワには、ペットボトルのトラップがぶら下がっており、スズメバチが来ていた。
毎年、どこの誰か知らないがここで餌付けしている。

賑やかな花束は、ノササゲの花。
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ヒサカキにクロコノマチョウがいた。
道路を挟んで反対側には人の背丈より高いジュズダマの群落があり、そこで羽化したのかもしれない。
まだ新鮮な姿。明るい色合いにうっすら青みを帯びているが、これは光の当たる具合によって濃淡が変わる。
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うちの窓でずっと休んでいたこちらは、色模様がかなり黒っぽい。
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秋型の大きなクロコノマチョウを見る機会が増えた。

ランタナに来ていたアオスジアゲハはもうだいぶ翅が傷んでいた。
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クサギの実。
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〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

OM-D E-M1 MarkU
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
posted by やまかます at 19:58| チョウ

2021年09月20日

空を飛ぶイモムシ

三股町

午前8時46分

クロコノマチョウの幼虫が空中を歩いていた。
というか、前にも後ろにも進めずもがいていた、と言うべきか。
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クロコノマチョウ幼虫がついていたのはジュズダマで、そこにジョロウグモの網糸が繋がっていた。
葉っぱを食べ進むうちにクモの糸に迷い込んだようだ。
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網糸の主、ジョロウグモを見ると左脚全てを失うという大怪我を負っていた。一体何があったのだろう。
同じジュズダマに幼虫の兄弟がいた。
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ヒガンバナもそろそろピーク後半に入った。
今年は例年になく、クロアゲハの姿が多い。写真はメス。
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〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
EF-s 10-18mm F4.5-5.6 IS STM
GODOX TT350
posted by やまかます at 17:40| チョウ

2021年09月15日

お味はいかが?

三股町

午後から曇りとなる予報だったが、午後4時頃まで陽射しがあり気温も高め。
ヒガンバナには午前7時頃から、アゲハ類が次々と訪れていた。
一番多いのはモンキアゲハ。時折、キュウリの花もおつまみ程度に。
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昨日のメスに続いて、今朝はオスが来ていた、ミヤマカラスアゲハ
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色鮮やかなミヤマカラスアゲハに比べて地味なクロアゲハだが、私はそのクロアゲハが一番のお気に入り。
写真はメス。
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窓ガラスにしきりと口吻をあてがっていたのは、ウラギンシジミ
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雌雄のいづれだろう?そう思ったのが伝わったのか、ぴゅっと舞い上がると庭の草はらで日光浴を始めてくれた。写真はオス。
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窓ガラスをはじめ、簾、窓枠、網戸の網、などで、口吻をあてがう行動は、クロヒカゲ、サトキマダラヒカゲ、ツマグロヒョウモン、メスグロヒョウモン、アカタテハ、ルリタテハ、などでもよく見られる。
どんな栄養分が付着しているのだろうか?


〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS FL-900R
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
posted by やまかます at 18:02| チョウ

2021年09月03日

コミスジ幼虫のやったこと

三股町

庭のナツフジでは、コミスジの幼虫が育ってい、今日はまた母蝶が産卵していた。
卵は必ず葉表の先端部に産み落とされる。

先日から観察している、
おそらく4齢と思われる幼虫は、葉柄を齧って萎れさせた葉に来て、そのシワシワになった枯れかけの葉を食べていた。
このあと、もう一枚も食べ尽くしていた。
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これは一体どういうことだろうか?賞味期限ギリギリ?
わざと萎れさせた葉は隠れ家として使うはずで、実際、このあとここで数時間、休んでいた。
けれど、ねぐらと言える休息場所は別にあって、そちらの台座で休むことが大半で、食事をするときは別の葉へと外食に出掛ける。

この幼虫の行動エリアのスケッチ。
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すっかり葉を食べ尽くした葉軸を台座にしている。体が枯葉そのもの。

すぐ近くのススキでは、エビイロカメムシのシルエットが。
つまり、葉表にいるわけだ。
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葉の先端を引き下げてみれば。
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なるほど、食事中だった。
しばらくして、別の葉表に移動していた。この時期、これから繁殖するのだろうか?
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〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350
posted by やまかます at 20:59| チョウ

2021年08月30日

硝子細工

三股町

昨日、近所で産卵するコミスジを見たので、それならうちの庭のナツフジにも卵があるんじゃない!?

ということで、さっそく炎天下の庭に出てみれば、、、、、
ありました!
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お!こちらは孵化が間近に迫っているのかな?
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2齢かな、幼虫もいた。
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そして、こちらは、ウラギンシジミ卵の孵化殻。
花はとっくに終わっているけど、若葉だけでも成長できるのだろうか。
ベニシジミの卵と同じく、卵の底は透明膜になっている。
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気になっていたアカギカメムシの幼虫たち。
今日のことようやく、アカメガシワの果実に群れている姿を確認できた。
ほんの一部で、目の届かない梢では多数の幼虫が成長しているのだろう。
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こちらは今にも産卵しそうなお腹の大きな、メス親。2回目?それとも新参者?
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〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkU
ZUIKO AUTO-MACRO 38mm f2.8
マクロフラッシュ STF-8
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
GODOX TT350

OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
フラッシュFL-900R
posted by やまかます at 20:35| チョウ

2021年08月29日

産卵

都城市 山之口町富吉

近所の「アゲハねぐら通り」では先日大掛かりな草刈り作業が行われていた。
どうやら通りの中間地点にある杉林の伐採のための準備らしい。大型重機が通れるよう、本来の道幅が復元され(道幅が倍になった)、隠れていた側溝も久しぶりに姿を露にしていた。伐採予定であろう杉林内も下刈りが施されていた。
それにしても不法投棄の粗大ゴミの多いこと。この場所は人目にもつきにくいことから、以前から不法投棄が絶えなかった。
杉伐採が進むと「ねぐら通り」の環境はさらに激変することだろう。
ちょうどその杉林の林縁から湧き水が滲み出ていて、アスファルトの路面は通年濡れている。
今日はミヤマカラスアゲハ(多分)のオスが一頭、吸水に来ていたがすぐに飛び去った。ハンミョウは暑くても乾いた路面の方がいいらしい。近くまで寄るも決して水溜りに入ろうとはしなかった。

「ねぐら通り」の奥の方の林縁で、しきりと葉表面に口吻をあてがっていた、キマダラセセリ
肉眼では何も見えないけれど、何かが付着していたのだろうか。
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そのすぐ横では、次々と葉っぱに着地してはすぐに飛び立つ、を繰り返すコミスジがいた。
林縁にはナツフジの蔓も絡んでいる。「産卵するだろうな」と目で追いかけていると、やはり!
ナツフジの葉先に止まって産卵した。
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次々と産卵するかと思いきや、すでに他で産卵済みなのかすぐに、プイッと飛び去って道路の反対側で日光浴を始めた。
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午後4時半から、自宅林の観察路の草刈り作業を1時間半、行った。
池の周囲やまだやり残した箇所は明日以降に行う予定。

〜使用機材〜
OM-D E-M1 MarkV
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
posted by やまかます at 19:43| チョウ

2021年08月21日

copulation

三股町

午前8時52分 庭の草地
雲間から薄日がさして、するとヤマトシジミのメスが翅を広げていた。
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同じく、オスも。
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午前8時53分
メスが飛び立って近くのスイバの葉上に止まった。
すると目敏く、オスもその後に続いた。翅をチラつかせて求愛する。
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オスは腹端を曲げてメスに接近。メスはオスを受け入れるようだ。
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交尾(copulation)が成立。
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右がメス、左がオス。(逆向きから撮影)
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先日、見つけた抱卵中のアカギカメムシ
卵が少し色付いてきた。
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〜使用機材〜
OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO MC-20
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
posted by やまかます at 18:04| チョウ