
ホシハラビロヘリカメムシに近付いては触角でそっと触れている飴色の寄生バチがいた。
そのうち、カメムシのお尻の方に回り込み、腹部を前方に折り曲げた姿勢で産卵をした。
まさにそれは「打つ」という表現が相応しく、その一撃でカメムシも素早く体を浮かして反応した。一瞬のことでもちろん産卵したのかどうかはわからない。

寄生バチはクズのツルから飛び立って移動したり、葉上で翅をクリーニングしたり、と忙しく動き続けるが、
カメムシのいる場所から遠く離れることはなく、一旦、離れたと見えてもすぐに戻ってきていた。
しばらくすると、それまで見落としていた若齢幼虫のところへ移動し、これまた成虫の時と同じように、幼虫のお尻目掛けて産卵行動をとった。産卵管の先端がお尻に当たった瞬間、幼虫は逃げるように自分の体長分ほど跳ねて移動した。
成虫も幼虫も、寄生バチの産卵にはとても敏感に反応した。

成虫と幼虫にそれぞれ一回きりの産卵を行った寄生バチは、その後、飛び去ってしまい姿を見失った。
少し調べてみると、この寄生バチはキイロカメムシハラボソコマユバチによく似ているが、さてどうだろう。
宿主がホシハラビロヘリカメムシだけなのか、それとも他のカメムシにも寄生するのか、知りたいことは色々ある。
〜〜〜〜〜〜〜〜 使用機材 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
EOS-R8 MP-E65mmF2.8 1-5× GODOX MF-12