2026年07月08日

アシダカグモの獲物はさすがに大きい

三股町

玄関の庇に大きな円網が掛かっている。
直径は70センチを超える。
日が暮れるとその円網の真ん中に、オニグモが陣取る。オニグモは夜間に獲物を待ち受け、朝を迎えるとそそくさと庇の隙間の隠れ家に引き上げる。引き上げる前に網糸を食べて(回収して)、日々網を張り替えるものもいるが、玄関の庇のは先週からずっと張りっぱなしである。ちょっと横着している。

オニグモの隠れ家を見てやろうと玄関の外に出てみれば、別の大きなクモが目に入った。アシダカグモのメスだ。
しかも、キリギリスの頭を咥えていた。

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アシダカグモのメス

キリギリスの体は大方消化されて、頭部と脚の一部しか原型を留めていない。

こんなふうに、家の外壁や梁などでアシダカグモが獲物を抱えている場面は今日に限らない。これまでにも何度かあった。
ある時はトノサマバッタのメスで、またある時はカヤキリだった。今日のキリギリスと言い、どの獲物も大物揃い。
けれどこの大物達はいづれも明るい草地環境に暮らす昆虫であり、アシダカグモが好む生息環境とはまるで縁が無い。

トノサマバッタをガッツリ咥えたアシダカグモを初めて見つけた時は、意外な光景に驚いたものだが、これは我が家の立地条件により生じ得ることなのである。
このブログで以前にも書いているように、縁側をキリギリス幼虫が歩いていたり、どこから入ったか、廊下を成虫が歩いていたりする。トノサマバッタが窓ガラスにぶつかることもある。つまり、我が家はトノサマバッタやキリギリス、カヤキリが生息する草地環境に取り囲まれ、そのど真ん中に建っているのである。羽ばたいて飛ぶうち家壁に着地する、跳ねて安全な場所に逃げ込んだら縁側の下だったとか、キリギリスやトノサマバッタやカヤキリたちは、アシダカグモが日々彷徨く空間に出入りしているわけである。
ああ、そういえば、ケラも玄関前で捕らわれていたこともあったけれど、あれは玄関の灯りに誘われてケラが飛来したためであろう。アシダカグモは主に屋内で暮らしているが、あらゆる隙間を介して屋内外を自由に行き来している。家壁から離れて外の草地を駆け回ることはおそらくほぼ無いだろうけれど、家壁を徘徊するだけでより多くの獲物を得ることができる。

   〜〜〜〜 使用機材 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

   EOS-R5 MarkII RF100mm F2.8 L MACRO IS USM GODOX iT32
posted by やまかます at 21:25| クモ