
毎朝起きてまず行うのが、ライトトラップの点検。一晩に来る個体数はそれほどでもなく寂しいものがあるが、期待していないときに限って、ハッとするような虫が来ていることもある。まあ年に数件だろうか。
ライトトラップは仕事部屋の外壁に設置してあり、勝手口を開けてすぐの場所。今朝はリンゴドクガ数頭、ナカキシャチホコなどが来ていたが、黒っぽいチョウも家壁に止まっていた。よく見るとクロヒカゲだった。
「クロヒカゲが灯りに来ることもあるのか?」と一瞬思ったが、そうではなかった。
家壁についた蛹から羽化していたのだ。勝手口からでは、蛹殻がチョウの陰に隠れて見えなかった。
ライトトラップ台の下にはササが少しだけ生えていて、ここでは以前にもクロヒカゲの幼虫が育っていたことを思い出した。

隣のクリ園に降りてみると、薄暗い林のなかを漂うにツマキチョウのオスが飛んでいた。しかも、しばしば草地に降りては休憩が長い。花には一度も立ち寄らず少し移動してはすぐに着地。なんだかとてもお疲れのように見えたが、羽化したばかりの若いオスだったのかもしれない。

野鳥たちは繁殖期に入っていて、巣場所を探したり営巣作業にと慌ただしい。
ハシブトガラスの夫婦は朝からずっと、巣材の枝を折りとっては巣場所へと持ち帰っていた。シジュウカラやヤマガラのつがいは、立ち枯れたアカメガシワに来ては巣場所を物色していた。
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