
雨上がりの自宅フィールドをいつものように歩く。
昨夜は雷雨が激しく、そして今朝になってもまだ風が強く吹いていた。定点カメラに近寄ったところで、ベニシジミの交尾カップルが目に入った。すぐ傍には花茎が立ち上がったスイバがある。
画面左がメスで、右のオスは翅がだいぶ擦れている。羽化してまもないメスを、オスはめざとく見つけたのだろう。メスの蛹殻を探してみたが、見つかったのはアルファルファタコゾウムシの繭だった。

クヌギの芽生えは木によって個体差がかなりあって、すでに花や若葉で梢が黄色く染まって見えるものから、ようやくほころびかけたばかりのものまで様々だ。
庭の中央にあるクヌギの芽吹きはまだだが、ここに産み付けられてあったクリオオアブラムシの越冬卵は知らぬ間に孵化し終えていた。孵化幼虫の数はあの夥しい卵の数よりはるかに少ない。冬の間に潰れたり、カビが生えたり、鳥に捕食されたりしたためだ。
活動を始めているクロオオアリが、アブラムシ達に寄り添っていた。アリのアブラムシに接する仕草には、労りや優しさすら感じ取れる。

こちらのクヌギも冬芽はまだ閉じていてわずかに膨らんだ程度。
枝を舐めるように目で辿ると、すぐにシャクトリムシが見つかった。ハミスジエダシャクだろうか。越冬時に比べて明らかに大きくなっている。幼虫は芽吹く前の硬い冬芽でも齧って飢えを凌ぐ。そして若葉繁るまで着実に成長していく。