
人の背丈ほどのエノキが風で煽られていた。そのお陰で葉裏に隠れていた白い抜け殻が遠目にもはっきり見えた。
しかも、抜け殻は2個あった。

2個抜け殻があるなら、まだ羽化前の蛹が見つかってもいいはず。
葉っぱを捲るのも面倒で、手触りで探ってみると3枚目の葉裏に手応えがあった。白い粉をまぶしたようなゴマダラチョウの蛹が一つ。
今年はやたらとゴマダラチョウが多い、とは前にも書いたが、庭や近所でほとんど毎日のように滑空する成虫の姿を見る。

オガタマノキの葉裏で見つかる、ミカドアゲハの蛹。
今年はこちらも発生数が多いようで、幼虫や蛹が次々と見つかった。

こちらは飼育下で成長した蛹たち。
ミカドアゲハは5〜6月に第一化が羽化して、その次の世代は蛹のまま休眠に入る。ごく僅かに8〜9月に羽化するものもいるが遭遇頻度は低い。
写真の蛹たちはおそらくこのまま羽化することなく、秋冬と長い休眠を続けて来春になって羽化するのだろう。