
真夏の海辺を背景に佇むキリギリス、という絵柄をこれまで想像したこともなかった。
海岸林の海側はすぐ防波堤となっている。防波堤を歩くと足下からキリギリスがピョンピョン跳ね飛び、林の藪に逃げ込んでいく。個体密度の高さはこれまでに経験したことがないほど。薄暗い海岸林とその陸側には田んぼが続く環境で、草地はごくわずか。一体どこで繁殖しているの?と首を傾げたくなる。
むしろヤブキリの方が好むような環境でヤブキリも確かにいるのだけど、キリギリスの数よりはるかに少ないのも不思議に感じた。




今回の目的は、アオバトの海水飲みの撮影だった。
狙い通り海岸林には30羽を超える群れが集まっていたけれど、海上をときおり旋回することがあっても、海面の岩場に降りることは一度も無かった。ハヤブサが飛来して獲物を捕らえたこともあって、警戒していたようだ。

波打ち際で海水を吸っていたのはアオスジアゲハだった、という落ち。
また8月以降に出直すことになった。