
朝食中、出窓の外に目をやると、大きなエノキの梢をゴマダラチョウが3、4頭、舞っている。
エノキの枝葉を舐めるように忙しげに舞うのは伴侶を探すオスだろう。関東地方では、このゴマダラチョウが普通に舞う光景が見られなくなったと聞いたのは12年前のことだったが、今はどうなっているのだろう?
写真はガラス越しに撮影したので鮮明さに欠けるため若干補正している。

窓辺に寄って来たり、庭をなん度も往復したりしていたオニヤンマが、エノキ大木に吸い込まれるように姿を消した。
「高い枝に止まっている」と嫁さんが指さす先をたどって、地上高6メートルくらいの枝にぶら下がっている姿を見つけることができた。逆光気味でしかも薄暗い陰になっているので、肉眼ではシルエットがかろうじてわかる程度。ファインダー越しに、大顎のリズミカルな動きから食事中のメスと分かった。写真は明る目に補正している。
そういえば昨年の6月には、目線の高さで食事中と思われるメスを撮影していた。
我が家では、毎朝、食事をとりながら窓辺自然観察を楽しめる。夏場は日差しがダイレクトに入るので東側の窓はカーテンを閉じているけれど、南側の一番広い窓から林と庭をテーブルについたまま眺めることができる。冬場だと家の中で一番暖かい暖房要らずの空間となるので、野鳥観察をゆったりと楽しめる。


近所のボタンクサギの花には、ナガサキアゲハ、カラスアゲハ、そして、写真のモンキアゲハが吸蜜に訪れていた。中でもモンキアゲハの数が一番多い。

庭のナツフジの蕾が膨らみ始めていた。ウラギンシジミのメスが2、3頭、毎日のようにチラチラと舞っている。
高い位置にあった蕾を引き下ろして顔に近づけてみれば、白い卵や孵化済みの卵殻がすぐに見つかった。
さっそく撮影してみると、孵化して間もない1齢幼虫が2頭、まだ固く閉じた蕾に頭を突っ込んでいた。お尻の一対の突起が現れるのは2齢になってからだ。

霧島連山の新燃岳の噴火活動は盛んなようで、風になびいて鹿児島県方面へと噴煙が続いていた。