
以前「アゲハねぐら街道」と名付けた林縁沿いの農道は、うちから歩いて2分足らず。
数年前、スギ林が広範囲に伐採されてからは、「ねぐら」につくアゲハ類がほとんど見られなくなった。
伐採された以外の農道はほぼ一日中日陰になっているので、オニヤンマが道沿いに行き来している。時にグングン急上昇して青空に吸い込まれていく。

占有飛翔するオニヤンマを眺めているうちに、連結したカップルのシルエットが見えた。着地点を探して迷い飛びしている。どうせ高い梢に行ってしまうだろう、と諦め半分目で追いかけていたら、路上に張り出したスギの梢、高さ3〜4mほどのところに落ち着いて交尾態勢となった(午前9時45分)。
過去にはうちの林で交尾カップルを2回撮影したことがあるけど、いづれもかなり高い位置で足場が悪く撮影ポジションがごく限られていた。今朝のカップルはすぐ頭上であり、見上げる位置ではあるけど撮影場所をあれこれ選ぶことができた。

交尾成立の瞬間から立ち会えたので、交尾終了まで見届けることにした。交尾時間がどれくらいなのか一度くらいは観察しておこうと思った次第。
交尾が解けてメスが離れる瞬間の撮影は逃したけれど、交尾が解けた時刻は午前10時50分だった。交尾時間はほぼ1時間ということになる。交尾が解ける20分くらい前から、オスが前後の翅を擦り合わせて「カリカリ」というはっきり聞こえるほどの音を出し続けた。メスが去った後もオスはしばらく残っていたが、やがて徐に飛び立って行った。
ちなみに過去に交尾カップルを撮影したのは、2013年8月23日、だった。