
オオスズメバチがコガネムシ類(サクラコガネ?)を抱え込んで、肉団子を作っていた。
ガジガジ、硬い外骨格が破砕される音が聞こえる。

手前に被さる枝葉をかき分けの撮影、やはり無理があった。振動がスズメバチに伝わってしまい、獲物を抱えたまま飛び立ってしまった。肉団子が完成するまで見届けたかったのだが、残念。

ササの葉っぱ先っこ辺りが、タケトゲハムシの産卵場所と決まっている。
1箇所、メス親によって産卵用の穴が用意されているのがわかる(上写真)。この穴には4個目の卵が産み込まれる予定だったが、メスは中断して去ってしまった。
個体差もあるようだが、産卵の準備作業中のメスは神経質で、こちらが葉っぱに触れてちょっとでも振動が伝わると、あっさり作業を中断してポロリと地面に落下してしまう。

それでも、今日は雨が止んだ午後5時過ぎ、産卵準備をしているメス親を見つけ、辛抱強くカメラを向けていたら、卵を産みこみ終えるまでの一部始終を撮影できた。
ササの葉に穴が完成すると頭を逆向きにしてお尻を穴の上に据える。上写真は穴に卵を産み入れる瞬間。

卵がしっかり穴に納まると、お尻を高く持ち上げる。それに伴い卵を覆う粘液が、ムニューとお尻に引っ張られて伸びる。
これまで、卵の表面を粘液が覆うことは想像の範囲だったけど、今日になって初めて現場を確認できた。粘液は当初、ほぼ透明に近い無色だが、時間が経つと褐色に色づくこともわかった。

伸びた粘液が切れると向き直り、産卵箇所を確認する。その時間はわずかだが、どこか安心したような表情に見えてしまう。
卵を覆う粘液は、卵の乾燥を防いだり、あるいは卵が穴から外へ飛び出るのを防いだりするのかも知れない。または、アリなど外敵が忌避する成分が含まれていて、卵を守るバリアの役割を担っているのかも知れない。
今日の産卵シーン一連は写真としては出来が悪いので、明日以降、撮り直すことにした。風で葉っぱが揺れるので、どうしてもササの葉を固定する必要がある。そのやり方が雑だとメス親が途中で作業を放棄することがある。今日は4例中、3例で放棄してしまった。固定方法を工夫して準備してみよう。