
どどめ色の果実(クワ)が並ぶ梢の下には、一筋の踏み跡が続いていた。
明らかに人のしわざ、だろう。その割に採り残した果実は多かった。

キマダラコウモリガが登場する季節になった。
そう言えば、窓から見える位置に6本のオニユリを移植したのだが、そのうち3本がコウモリガ幼虫が茎に潜り込んで、倒れてしまった。地下には根茎が残っているからまた芽を出すだろうけど、ちょっと残念だ。コウモリガ若齢幼虫が潜り込むにはちょうどいい太さだったか。



庭のクチナシに産み付けられた、オオスカシバの卵。
昨日、卵殻を通して頭部輪郭、単眼や大顎、そして体毛まで見えていた。さらにじっと見つめていると、時々大顎をパクパク動かしている。これは孵化が近いなと、さっそくスタジオに持ち込んで撮影の準備をした。
特段、仕事の予定に入っていたわけでもないが、卵の中の幼虫の仕草を見ていると本能的に撮影モードに入ってしまう。
買い物に出掛けたり、他の作業をしたりして、孵化を待つという時間は時々気持ちを向けるだけ。たまにファインダーを覗くだけで済んだ。そろそろかなと、カメラの後ろにデンと座ったところで、ちょうど卵殻に穴が開き始めた。