
下の池ではクロスジギンヤンマのオスが周回コースをグルグルと飛び続け、林縁部では、サラサヤンマのオスが用水路に沿って行ったり来たり。初夏のような陽射しの下、シオヤトンボ、ヤマサナエ、アサヒナカワトンボ、と賑わいの主役はトンボたちだ。

サラサヤンマ♂を目で追いかけているうち、いつの間にか腰の辺りを低くゆっくり舞う同種のメスがいた。
そっとカメラを構えた次の瞬間、エゴノキの梢へと舞い上がって静止した。

しばらくすると地上へと降りて来て、剥き出しになっている土に産卵を始めた。そこはイノシシがほじくり返したところで、ほんのわずかな面積しかない。

何回か産卵したあと、飛び立ったところにオスが飛来してんメスは連れ去られた。瞬く間に交尾が成立。

ナンテンハギ群落では、日を追うごとにホウネンタワラチビアメバチの繭が増えている。
宿主は皆、フチグロトゲエダシャク幼虫であり、まさに命のバトンタッチが行なわれている、とでも言えようか。