
35年ぶりに訪れた佐田岬灯台。灯台からは対岸の九州、大分県が見える。

灯台の手前にある展望台は、背丈が伸びた樹木に囲まれて灯台の頭がかろうじて見えるだけになっていた。
ここから開けた展望が無くなってしまったことに、35年間という年月の重みを感じた。30歳だった私が見ていた光景とはすっかり変わっていたが、渡り鳥たちの群れを見上げて、シャッターを切っていた当時の興奮がしばらくして蘇ってきた。
数十羽のヒヨドリの群れは規模も小さく、渡りのピークはこれからのようだったが、何度も躊躇してはやがて海上へと飛び出して行った。小規模な群れがまさに決死の渡航を敢行したのを2組見ることができた。

灯台より少し手前の明るい草原で、次々と虫を捕らえていた、ノビタキ。
夏毛から冬毛へと換羽しているようだ。