
居間で昼食をとっていると、窓の外をカブトムシのオスが飛んでいた。長いことあっちにいき、こっちに行きと彷徨うに舞っていたのは、樹液のありかを探していたのだろう。今月初めの初見も、昼間、庭の上空を一直線に飛ぶ姿だった。

酷暑の下、ニシキリギリスの鳴き声が庭から聞こえてくる。暑さが余計に増すような気もするし、のどかで眠気を催す音色とも感じる。
ギーーー、チョンと奏でるオスの姿はすぐには見つからないが、こういう時は鳴き声に近づいたら、とにかくじっと佇んで待ってみる。焦って探す仕草は禁物。草陰にいるオスの目にこちらの姿が見えているかもしれない。人の動きには極めて敏感で一瞬にして姿をくらましてしまう。
石になったつもりでじっと鳴き声に耳を傾けていると、そのうちメスの姿が見つかり、やがてゆっくり這い出してくるオスにも対面できる。雨上がりでパッと日差しが出たような天候条件だとさらに見つけやすい。
