自宅から美郷町「おせりの滝」までの所要時間は2時間半。
例年、「おせりの滝」で行っている昆虫観察会は今年で12年目となった。
前日(19日)の下見は午後1時からで、猛烈な暑さのためかなりバテた。

「おせりの滝」手前の遊歩道は大雨の影響で倒木があって今は通行止めとなっている。写真の滝は少し下流にあって滝壺まで近づくことはできない。不可能ではないだろうけどそれ相応の覚悟と準備が必要だろう。遠くから眺めているといかにも涼やかだが、距離があり過ぎて冷涼感は目にできるだけ。頭上から足元からねっとりと熱さがまとわりつく。

エダナナフシのオスがいた。自宅周辺では見たことがないが県北ではよく見つかる。

キボシアシナガバチの巣は比較的オープンな場所にあった。ワーカーも数頭いてこれからさらに数が増え、巣も大きくなっていくだろう。ヒメスズメバチが来ない限りでは。
今日の観察会参加者は主に小学低学年の子供たちと親御さんも数名。教育委員会主催のミステリーツアーに組み込まれた形で行われ、参加した子供たちは皆活発だった。とりわけ女の子の方が元気で虫も平気で摘んだり、撫でたりしていた。下見で捕らえておいたヤマトタマムシを見てもらうと一斉に前のめりになっていたが、誰一人として種名を言えなかったのはちょっと意外だった。ましてや、実物のタマムシを見るのは初めてのようだ。
「この虫、レア?」なんて聞いてくる子もいた。エノキの高いところをビュンビュン飛んでいるよと言っても、まずはエノキを知ることも肝心だが、植物に関心を向けさせることが現場ではうまくいかない。
虫と植物の関わりに目をむけるには一つには飼育する経験も必要だろう。一回きりの観察会ではなく四季を通しての観察会が理想的と言える。