7月13日、旭岳に再び上がってみた。予報では午前中は晴れとあったが、ロープウェイ乗り場から降り立った空は、雲に覆われていた。風も冷たく肌寒い。気温は11°c。
土曜日とあって先日より登山客が多く、ロープウェイは鮨詰めだった。外の風景を眺める余裕もない。

赤紫色の花が一際目立っていた、ハクサンチドリ。

姿見の池に向かって歩き出してすぐ、前方のハイマツにギンザンマシコのシルエットが見えた。
河野さんが「おっきいなあ!」と興奮気味にカメラを構える。確かに想像していたより大きな体の鳥だ。比較的警戒心が薄いのか、他の鳥ならとっくに飛び去ってしまう距離でも落ち着いて囀っていた。「もっと、光を!!」

こちらもハイマツで囀っていた、ノゴマのオス。姿はよく見かけるけれど距離は遠い。

2時間ほど天候が回復することを願って待機。時折雲の切れ間からほんの一瞬、陽射しが出るものの、ほとんどどんより曇り空で気温は上がらず。薄手のパーカーの上に雨合羽を羽織ってなお寒い。これではチョウたちも姿を現さない。正午過ぎ、断念して下山することに決めた。
ロープウェイ乗り場への帰途、目の前にエゾシマリスが跳ねるようにして現れてくれた。
今回短い滞在中に出会った獣は、エゾナキウサギ、キタキツネ、エゾジカ(子鹿)。残念ながらヒグマは姿もその痕跡すらも見ることができなかった。どこに行っても森は深くきっとどこかで出会いそうに思えるのがヒグマだ。用心には越したことがない。