
庭のミズナラ冬芽に縋りついているのは、キマエアオシャクの幼虫。
通常、体に振動を感じると背筋をピンと伸ばして枝になり切るのだが、写真の幼虫はじっと考え事でもしているかのようだ。

こちらは、クヌギの細枝にいたキマエアオシャク幼虫。風に揺れる枝を指で摘んだら、枝を掴んでいた胸脚を離して、ピンっと枝になった。
春が近づくと温かい日には、硬い冬芽を齧っていることもある。


同じクヌギのクリオオアブラムシ卵塊では、すでに孵化のピークを終えていた。
孵化した幼虫は卵塊から離れた場所のところどころで、小さな集団になっていた。
脚より太い口吻を突き立てているのは、吸汁しているのだろう。

卵塊にウンと近づいて見ないと、孵化済みになっていることに気付けない。まだ芽吹きはもう少し先になるだろう。
今日は、阿蘇山で撮影を行った。早朝出発して撮影を終えるとトンボ帰りだったので、さすがに疲れて撮影データのバックアップも明日に持ち越しとした。疲れた頭で作業を行うと何らかのトラブルを起こすこともあるので用心するに越した事はない。