昨日、クヌギの枝で休んでいたウスタビガのオスは、夜になっても動かず、そのまま朝を迎えた。
飛び立って行ったのは、今朝の午前6時〜6時半の間だった。つまり、一昨日の夜に交尾を解いてのち、34時間もじっと休止していたことになる。ウスタビガは餌を摂らない。大空を駆け巡るパワーは幼虫時代の蓄エネルギーで賄う。長い休止は効率良く活動する秘策なのか。それともそろそろパワー不足の予兆なのだろうか。

庭のツワブキは花盛り。

マムシグサの果実を食べていたのは、ヒメクダマキモドキ。
今月半ば頃からシロハラの姿を見るようになり、そのタイミングでマムシグサの果実が次々と啄まれてもいるようだ。すっかり食べ尽くされて裸になった株もある。

林内の朽木を起こすと、次々とカブトムシ幼虫が出てくる。今年は発生数が多いようだ。
子供達がうちの林に来れば、歓喜の声が上がること間違いない。


先日、庭に立っていると、濃厚な樹液の香りが漂ってきた。風上に目をやると隣の林のコナラにスズメバチのシルエットが出入りしていた。今日になって現場へと赴いてみれば、オオスズメバチが来ていた。ずいぶんとアルコール醗酵臭が強いが、この酒場に入り浸っているのは今のところオオスズメバチくらいだ。夜になると蛾類で賑わっているかもしれない。