
畦道を歩いていると足下から飛び出してきた、ショウリョウバッタモドキ。
よほど自信があるのか、草に静止するとそのままフリージング。
薄ら赤みを帯びた褐色タイプはこれまであまり見た記憶がない。真っ赤なストライプが入った緑色タイプはあるけど。

今日もジョウビタキが寝室の窓に来ていた。
曇っていて天候条件は良くないが廊下にカメラをセットしておき、仕事部屋と台所を往復するその寸暇にファインダーを覗いてみた。
寝室の入り口には床まである暖簾を垂らしているので、ジョウビタキからはレンズの前球しか見えていない。簡易ブラインドというわけだ。

今朝は窓ガラスに映る自分の姿に食ってかかる時間が長かった。
「え!?まだやっているの」コーヒー片手に思わず足を止めてしまう。
ピカピカに磨いておいた窓ガラスが鏡面になって、ジョウビタキを興奮させていた。



針金のようなか細い脚の爪で蹴りを入れる瞬間は、真剣そのもの。
何度も何度も繰り返す姿は気の毒なようだが、もうしばらく空中ダンスを見学させてもらいたい。