

夜露を羽ばたき飛ばしする、ヒメアカネ♀。
写真は2回目で、1回目の写りより水滴の散り方が賑やかだった。
1回目より水滴の量が減り、翅が軽くなったぶん振動速度が速くなったからだろうか。
以前にも書いたが羽ばたき飛ばしは、少し間を開けて2〜3回は行うが、それですべての水滴を弾けるわけではない。
まだ濡れたままでも平気で飛び立っていく。


窓の雨戸袋でヤマトアシナガバチの交尾が成立するところに出会した。急いで玄関に置いてあったカメラを引っさげなんとか間に合った。交尾時間は短く、2カット撮影したところで離れてしまった。下写真はオスの顔。
〜機材のお話し〜
望遠ズームレンズ、LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mmF4-6.3 U は、マイクロフォーサーズ規格なので、カメラはOMシステムのOM-1のままでも問題はなかった。
しかし、レンズと同時発売になったLUMIX G9 M2の性能が気になったこと、3台使っているOM-1の予備カメラも必要になってきたので、この際、パナソニックのマイクロフォーサーズカメラを導入してみた。OM-1の性能や使い勝手を外側から眺め直してみる機会にもなる。G9 M2とOM-1の操作性についてはそれぞれ一長一短があり、優劣は付け難い。
まだ数日間しか触っていないけど、操作系はOM-1とはかなり違う。
カメラとレンズの 操作に慣れるまで、G9 M2にはもっぱら望遠ズーム100-400mmF4-6.3 U を付けっぱなしで使っているが、このレンズは最短距離に近いエリアに限ってはAFが迷うケースが多い。AFゾーンやほかの設定も色々と変えてみるけれど、どうも近い被写体の場合には、いったんMFでフォーカスを大雑把に引き寄せないと奥にいってしまう。被写体の種類、大きさなどの条件を様々に変えて検証する必要があるだろうけど、ここ数日間使ってみて、「アレ?こんなに迷う?」という印象が強い。このレンズのフォーカスリミットは「FULL」と「5m〜♾️」の二択となっており、最短距離域でのリミッターが効かないのは、そもそも「遠い被写体を撮る」というコンセプトで作られたレンズなのだろう。したがって、AFモードでもMF操作ができるようメニューで「AF+M」を「ON」にしておく必要がある。
一方、OMシステムの望遠ズームレンズでは最短距離側のリミットスイッチがあり、近接距離撮影への配慮が為されていることの有り難みを改めて感じた。
レンズとカメラのハイブリッド手ブレ補正はかなり効いており、レンズも小型軽量とあって長時間構えていても安定感がある。
細かいところだが、三脚座は45度右側にしか回転しないので、レンズ上側に逆さ状態にできないこと、三脚座底部がアルカスイス仕様になっていない、などちょいと不便を感じる点もあるが、目を瞑ることができる範疇だ。
もう少し使い込んでから、OM−1でもLEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mmF4-6.3 U を使いこなしてみようと思う。また、その逆にLUMIX G9 M2とOMシステムのレンズとの組み合わせでも仕事がこなせるように備えておきたい。